市の支援で生 まれた 高崎ブランドを売り込むデザイン 頑張る農業者を後押し 市 を作っているんですね。 パーセント 市長 山木さんは、果樹や野菜を原 材料にして、さらに発展させた商品 んありますよ。 依田 ありがたいなあ。高崎は新し い野菜も増えたし、良い物がたくさ かってどんどん売り込みますよ。 います。地産多消を目指し、外に向 を市が補助するという制度をやって を売ったら売り上げの にも首都圏の店舗で、高崎の農産物 安定して供給できる生産量です。他 かけていますが感触は良い。問題は についても大手デパートなどに働き と考えているんですよ。他の農産物 市長 そうですか。私は高崎の桃を 都内の高級果物専門店で販売したい 後継者不足で⋮。 いと主人も考えたのですが。どこも ン﹂という品種の生産量を増やした 須田 地元の方にも協力してもら い、平成ゴールドの﹁ミルキームー 市長 この箱はおしゃれですね。生 産量は確保できていますか? やリーフレットなどを作りました。 売り込め!うんまい高崎の農産物 山木 梨や桃の果樹園とジェラート 塚越正敏さん 平成24年に6次産業化を目指 して発足した市農業者先端 技術情報化研究会の会長。 園芸農家。 ですよ。それでブランド商品開発な ではないかと私自身も考えていたん もっと首都圏などでも売り込めるの すくてデザイン性のあるものならば がありますが、このボトルが開けや あと梅ジュースというおいしい飲料 たい﹂という声を聞いたことでした。 売店に並べるのに魅力的な箱を作り 榛名の梨農家の方から﹁首都圏の小 す。 こ の 制 度 を 始 め た き っ か け は、 市長 高崎市には農業者の皆さんの 取り組みを支援する制度がありま 私も同感です。捨てるのはもったい 市長 高級な梅はより高級に、それ 以 外 は 健 康 飲 料 な ど に も 利 用 す る。 用できないかと取り組んでいます。 塚越 今は、農家で余って捨ててし まう梅酢を、健康食品などに有効活 梅スパゲッティ、健康飲料⋮。 市長 梅はいろんなところに使われ ていますよね。梅酒や梅シュウマイ、 手な子どもたちにも好評です。 て完成したのが梅餃子です。梅が苦 越さんの会は、農業者が集まってい にもつながっていきます。さて、塚 うなれば、自然と後継者問題の解消 びてビジネスとしても成立する。そ ランド力が上がれば、売り上げが伸 とが必要だと私は考えています。ブ で。ブランド化事業を活用して、箱 い し く な っ て、 お 客 様 に も 大 好 評 続けて減農薬で栽培したらすごくお 品種登録したんです。土壌の改良を 須田 もともと義父が平成 年に ﹁平成ゴールド﹂という黄色い桃を 変すばらしい桃だと伺いましたが。 市長 須田さんは、桃の新品種を改 良して作られているそうですね。大 ショップをやっています。今は 次 ろいろ工夫されていますね。 魅力を発信、うんまい高崎 1 割方使ったお土産を 9 すが反響は大きいです。あと新たに クやツイッターなどで宣伝していま 作りたいんです。私はフェイスブッ 知名度が上がれば、若い人も農業に センターを作ります。そこで売って チェンジ近くに高崎産農産物の販売 それから、高崎のスマートインター 上げが伸びました。 市長 それはうれしいですね。 に、まずは自分たちで知恵を出して 考えてやろうよと。 なく、挑戦する、ガッツのある人に 市長 そうですよ。そういうガッツ が無いといくら支援があっても発展 などを売ることにしたんですよ。 ています。 市長 海外でやっている高崎のもの づくりフェアを、今年はアジアで開 依田 日本の農産物などはものすご く評価が高いんですよね。 塚越 ありがたいです。補助金を活 用した花の新品種の開発ですが、原 しないですよね。受け身の助成では 市長 高崎産の﹁良い物﹂を売り込 んで来ようと考えています。頑張っ 子力研究所と連携して試験していま 四人 ありがとうございました。 ございました。 本日はお忙しいところ、ありがとう の 農 畜 産 物 を 広 め て い き ま し ょ う。 いってください。大胆な発想で高崎 市長 ぜひそういう挑戦を進めて 色がちょっと変わったんです。 して。去年初めてラベンダーの花の 対して支援していきたいと私は思っ て い る 人 を 応 援 し た い で す か ら ね。 催しますが、そこで高崎の農畜産物 大胆な発想で全国へ、世界へ。 依田 若い人に私もときどき言うん ですけれどね。行政だとかに頼らず デザインしたパッケージ用のラベル 高崎市農業委員会の会長。 頑張る農業者がスムーズに 連携できるよう尽力してい る。トマト農家。 関心を持ってもらえます。 物のドライチップを入れたお菓子を 山木 焼き菓子です。去年補助金で 乾燥機を導入したので、ハーブや果 市長 なるほど。どんな製品を? 作りたいと考えています。 ちの農産物を 産業化補助金を利用して、高崎そだ 6 24 を作った効果もあって、年間の売り 依田延雄さん 塚越 はい。平成 年に認定農業者 すが、さらにブランド力を上げるこ 味も良いという認識が高まっていま した。高崎の農産物は、品種も質も、 ないですからね。 た商品開発をと考え、約 年をかけ 2位の生産量を誇る高崎の梅を使っ 人で会を発足しました。日本で第 26 ど総合的な支援を昨年度から始めま 高崎産農産物にブランド力を 美味しい高崎の農産物をもっ と多くの人に食べてもらいたい と思っている。 自分の農園で、低農薬で栽 カナダ出身 培した果物や野菜、ハーブを 使って、ジェラートや菓子・ジャ ムなどを製造・販売。 TA KASAKI 高崎生まれの桃の新品種・平 成ゴールドを「ミルキームーン」 としてブランド化。夫婦で桃園 を営む。 富岡賢治 市長 山木久利さん 須田直子さん 2016.9.1(6) (7)高崎市役所 ☎027-321-1111 9 は農業の分野でチャレンジする市民を後押しするため、さまざまな 施策を行っています。平成 27 年度から「農業者新規創造活動事業 補助」制度を設け、新品種や新商品の開発、普及宣伝活動や 6 次産業化、 農商工連携に取り組む生産者を総合的に支援しています。 今 回 は、 制 度 を 活 用 し た 生 産 者 の 皆 さ ん を お 迎 え し、 そ の 取 り 組 み に つ いてお話しいただきながら高崎の農業について考えます。 5 スイーツのように甘い桃「ミルキームーン」をイメージして、 これまでにない洋菓子のような化粧箱のデザインに 農園で採れた果物やハーブを使った商品のラベルのデザ インを一新。昨年導入した乾燥機で新しい商品開発も
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