床副子を装着した同日の床副子調整の 「ロ イ以外の場合」の算定について 事例❷ 歯 科 加 圧 根 充 1, 530 D 1, 575 床副子を装着した同日の床副子調整の「ロ イ以外の場合」の算定については、平成28年6月14日付け厚生労働省 保険局医療課事務連絡「疑義解釈資料の送付について(その4)」において、次のように示されています。 【平成28年6月14日付け厚生労働省保険局医療課事務連絡「疑義解釈資料の送付について(その4)」】 別添2 (問6) 床副子の調整について、睡眠時無呼吸症候群の治 療法としての咬合床は「装着時又は装着日から起算し て1月以内に限る」取扱いとなり、咬合挙上副子又は 術後即時顎補綴装置は 「月1回を限度として算定する」 となったが、咬合挙上副子又は術後即時顎補綴装置 の装着日と同月に算定できるのか。 (答) 咬合挙上副子又は術後即時顎補綴装置の調整につい ては、装着した月と同月に算定して差し支えない。ただ し、装着日と同日の算定はできない。 (参考) 【告示 平成28年3月4日付け厚生労働省告示第52号】 別表第二 1 床副子調整 歯科診療報酬点数表 イ 睡眠時無呼吸症候群の治療法としての咬合床の場合 第2章 特掲診療料 ロ イ以外の場合 第8部 処置 2 床副子修理 第1節 処置料 注2 1 のロについては、咬合挙上副子又は術後即時顎補綴 I017-2 床副子調整・修理(1口腔につき) 装置の調整を行った場合に算定する。 【通知 平成28年3月4日付け厚生労働省通知保医発0304第3号】 別添2 歯科診療報酬点数表に関する事項 第2章 特掲診療料 第8部 処置 第1節 処置料 I017 床副子 (2)「2 困難なもの」とは、次のものをいう。 イ 斜面板 ロ 咬合挙上副子 (顎関節症に対するスプリントを含む。) ハ~ト (略) 本事例については、床副子を装着した同日に床副子調整「ロ イ以外の場合」が算定されています。 床副子調整の算定については、「疑義解釈資料の送付について(その4) 」 (平成28年6月14日付け厚生労働省保険局 医療課事務連絡)に 「咬合挙上副子の調整については、装着日と同日の算定はできない。 」 と見解が示されていること から、床副子を装着した同日に床副子調整の「ロ イ以外の場合」の算定はできませんので、ご留意ください。 月刊基金 August 2016 26
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