平成28年度東京都交通安全実施計画の概要
〇 第10次東京都交通安全計画（計画期間：平成28年度～平成32年度）に基づき、都内の陸上交通の安全に関し平成28年度に取り組むべき具体的な施策について定める。
〇 世界主要大都市の中で最も少ないレベルの交通事故死者目標を掲げ、施策を推進
＜現況と平成32年中の数値目標＞ 死者数 161人(H27)⇒125人以下、死傷者数 40,092人（H27)⇒28,000人以下
ひゃくごじゅう
〇 共通標語「交通死亡事故連続減少～チャレンジロード 1 5 0 ～」
重点課題
分野別施策
高齢者の交通安全の確保
・ 高齢者は161人の死者の4割近くを占める。
・ 死者の６割が歩行中
⇒ 生活道路の安全対策や信号の高度化など、安全
な交通環境の整備
道路交通秩序の維持
○ 安全安心な生活道路の構築
○ 飲酒運転や二輪車事故多発路線に重点を置いた指導取締り
・ バリアフリーに対応した歩道の整備
○ 自転車の悪質・危険な違反者の指導取締り
・ ３０km/時の速度規制を実施する「ゾーン30」の整備
〇 通学路等における登下校時間等を勘案した指導取締り 等
・ 通学路の適切な設定など児童等の安全確保に関する取組
⇒ 加齢に伴う身体機能や認知機能低下へ対応
自転車の安全利用の推進
・ 事故に占める自転車関与率
道路交通環境の整備
約３割（全国：約2割）
・ 頭部損傷が主因の死者 約７割
⇒ 「東京都自転車安全利用推進計画」に基づく
取組の推進
○ 幹線道路における交通安全対策の推進
安全運転と車両の安全性確保
○ 交通安全施設等整備事業の推進
○ 高齢者講習の充実や臨時認知機能検査等の拡充
・ わかりやすい案内標識等の整備
○ 胸部プロテクターの着用促進など、二輪車事故対策
・ 東京2020大会開催に向けた信号施設等の整備
○ 貨物自動車事故防止対策の推進
・ ゆとりシグナル等、信号機の整備・高度化
○ 飲酒運転前歴者に対する再犯防止教育
・ ITSを活用した交通管制システムの高度化
○ 事業者団体（バス、トラック、タクシー）と連携した
○ 高速道路における安全施設の整備等
安全運行の推進
・ 歩行者立入りや逆走防止のための標識や路面標示の整備
○ 自転車利用環境の総合的整備
等
救助・救急体制の整備
二輪車の安全対策の推進
・ 二輪車乗車中死者の割合 24％（全国：17%）
交通安全意識の啓発
⇒ 速度超過などの指導取締り、ヘルメットの確実
○ 学校等における交通安全教育
な着用や胸部プロテクター着用促進に向けた啓発
被害者の支援
○ 高齢者に対する参加・体験型交通安全教育等の充実
災害に強い交通施設等の整備及び災害時の交通安全の確保
○ 自転車の安全教育の推進
飲酒運転の根絶
○ 二輪車のヘルメットや胸部プロテクターに関する啓発
○ 知事名による「交通死亡事故多発緊急事態宣言」の発令
・ 飲酒事故の致死率 3.45%（全事故平均：0.37%）
○ シートベルト及びチャイルドシートの正しい着用の推進
⇒ 重点を置いた指導取締りなど、飲酒事故の根絶
〇 飲酒運転等根絶に向けた規範意識の徹底
等
調査研究の推進
鉄道や踏切の交通安全
等