東京工業大学
科学技術創成研究院先導原子力研究所
「平成28年度第17回先導原研コロキウム」
「平成28年度第7回千葉研究室セミナー」
「第5回つばめラウンジセミナー」
二重ベータ崩壊を用いたニュートリノ
有効質量決定の試み
Attempt to determine neutrino effective mass using
nuclear double-β decay
講師 :
寺崎 順 博士
チェコ工科大学プラハ
実験応用物理学研究所学原子核科学研究センター
Dr. Jun Terasaki
Department of theory and modeling, Institute of Experimental
and Applied Physics, Czech Technical University in Prague
日時 : 平成28年10月13日（木） 13：30～15：00
場所 : 大岡山北2号館(先導原子力研究所) 6階会議室
（どなたでもご参加いただけます。）
ニュートリノのタイプが時間変化を起こすというニュートリノ振動の
検証以来、ニュートリノ質量の決定は現代物理学における最も重要
な課題のひとつであるといって過言ではない。この有効質量を決め
る極めて数少ない方法のひとつが、原子核の二重ベータ崩壊の利
用である。この方法の原理と、理論計算が遂行しなければならない
課題を解説する。講演者はその理論計算のため、準粒子乱雑位
相近似という原子核の構造計算にしばしば用いられる方法により、
崩壊の始状態と終状態ならびに中間状態の波動関数を求めてい
る。この近似の要点を述べ、その課題の現状と問題を解説する。
問合せ先：石塚 知香子 (千葉研究室
03-5734-2955）

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