諸 1 般 の 行 政 報 告 東京女子医科大学附属八千代医療センター第2病棟の竣工及び救命救急セ ンターの指定について ( 1 ) 平成24年3月に千葉県から146床の追加病床が認められ,平成 27年3月から開始した東京女子医科大学附属八千代医療センターの 増床工事が,本年6月30日に竣工した。 ( 2 ) 7月6日に竣工式,16日に完成祝賀会を行い,8月1日に千葉県 より6床の救命救急ICU,12床の救命救急病棟及びPICU4床 からなる救命救急センターの指定を受け,同日診療を開始している。 ( 3 ) 本市の医療は,八千代医療センターの開院によって,長年の医療課 題であった救急医療に関しても大きく改善したが,今後は,外傷など の重傷及び複数の診療科領域にわたる重篤な救急患者についても24 時間体制で受け入れることが出来る3次救急の医療機関となったこと, また屋上には,救急搬送のためのヘリポートが設置されたことにより, 救命率の大幅な向上や予後の改善など,本市の救急医療及び災害医療 のさらなる向上につながるものと認識している。 ( 4 ) その他,新病棟においては,発症直後から脳卒中急性期の患者の適 切な治療とリハビリテーションを組織的・計画的に行う脳卒中専用の 治 療 病 床 , 脳 卒 中 ケ ア ユ ニ ッ ト ( SCU ) の 設 置 や , 化 学 療 法 科 の 病 棟 を設置し,県指定がん診療連携協力病院として,がんの診断から緩和 医療までのトータルケアを行うほか,他施設での治療困難症例の積極 的な受入を行うとのこと。 ( 5 ) 既存病棟の改修にも着手し,小児病床の増床を行うなど,さらに市 民が安心できる質の高い医療の提供が可能となることから,本市とし ては,市の中核病院として,今後もより一層地域医療の発展に貢献い ただけるものと期待している。 2 八千代市福祉作業所整備事業について ( 1 ) 本年1月15日から3月11日にかけて,障害福祉サービス事業所 設置及び運営事業者の募集を行ったが,法人からの応募はなかった。 このことから,施設規模・職員配置・補助金交付の考え方などにつ いて,募集要項の一部見直しを行い,5月11日から7月1日までの 期間で,再度募集を行ったところ,1社の法人から申請があった。 ( 2 ) 7月21日に開催した八千代市障害福祉サービス事業所運営法人選 -1- 定委員会での事業者からのプレゼンテーションの中で,市原市や市川 市などでの指定管理者制度における事業実績や千葉県社会福祉事業団 の施設を引き継いだ実績等,継続的・安定的に行うことができる経営 基盤,また,利用者が作業等の日中活動を行いやすいよう配慮された 設計図等が評価されたことから,社会福祉法人佑啓会が設置運営事業 者として選定され,市として決定した。 ( 3 ) 同法人は平成27年4月から指定管理者として八千代市福祉作業所 を運営しているが,毎月,作業所保護者の方々,法人の代表,現場の 施設長,市の職員を含めて会議を開催しており,意見交換の場として 保護者の方々に大変喜ばれている。 ( 4 ) 今後は,平成30年4月の開所に向けて,選定事業者と事業を進め ていく。 3 ブロンズ像友好釧路市・八千代市少年少女スポーツ交歓大会について ( 1) 橋上のブロンズ像の設置が縁となって,昭和57年から釧路市との 間で実施しているブロンズ像友好釧路市・八千代市少年少女スポーツ 交歓大会が,8月5日から8月8日までの4日間,釧路市で開催され た。 ( 2) 平成24年の31回大会からは2年毎に釧路市と八千代市で交互に 開催しており,33回目となる今年は市長を始め,八千代市文化・ス ポーツ振興財団理事長を団長とする,小学5・6年生で編成された少 年野球 1 チーム,サッカー 1 チーム,ミニバスケットボール男女各 1 チームの選手,監督,役員,総勢81名で釧路市を訪問した。 ( 3) 試合は8月6日に行われ,各競技とも両市選手による熱戦が繰り広 げられた。市長は公務のため,試合観戦後,八千代に戻ったが,試合 後の歓迎夕食会では,寿子ども蝦夷太鼓同好会による力強い太 鼓の演 技が披露され,両市の選手同士による記念品交換等が行われ た。 夕食会終了後には,選手たちは「くしろ港まつり」の会場へ出かけ, 数々の行事を通して両市の選手たちは友情と交流を深め合うことがで きた。翌7日には,釧路アイスアリーナにてスケートを体験し,釧路 市こども遊学館ではプラネタリウム「スターエッグ」にて ドームいっ ぱいにきらめく美しい星々を見て宇宙飛行士の気分を味わった。最終 日の8日には,幣舞橋に立つブロンズ像の前で記念撮影をし,帰路に 着いた。 ( 4 ) 次回,第34回大会は,平成30年度に八千代市で開催予定。 -2- 4 八千代台まちづくりプロジェクトの設立について ( 1 ) 「八千代市まち・ひと・しごと創生総合戦略」における,地方創生 を実現させるための4つのプロジェクトのうち,「魅力創出プロジェ クト」に「京成沿線の活性化」を掲げている。 ( 2 ) その具体的な取組みの一つとして位置付けた「八千代台地域活性化 人づくりまちづくり事業」は,住民と事業者と行政が連携し,課題に 取り組むための事業であり,推進するための組織として,地域住民や 地域団体からの推薦者にまちづくりの専門家が加わった「八千代台ま ちづくりプロジェクト」が6月1日に設立された。 ( 3 ) プロジェクトには,地域の魅力・資源を活かしまちを育む「住民部 会 」, 商 売 繁 盛 ・ 人 づ く り 仕 事 づ く り を 目 指 す 「 商 業 部 会 」, ま ち の 分析・調査を行う「まち分析部会」の3つの部会が同時に設置され た。 ( 4 ) 「住民部会」は,これまでに4回開催され,7月18日は,八千代 台地区を4つのブロックに分けて,地区の魅力点と問題点などを再認 識する「まち歩き」が,8月11日には,地区の魅力点と問題点など を他のブロックの住民から見る「相互まち歩き」が行われ た。 「商業部会」は,これまでに3回開催され,商業者が集える夜間に, まちづくり会社の設立に向けた実施事業の検討などが行われ た。 ( 5 ) 今後,各部会が相互に連携し,八千代台地域を元気にする様々な取 組みについて,検討する予定である。 5 八千代ふるさと親子祭について ( 1 ) 第42回八千代ふるさと親子祭が,八千代市と実行委員会の共催に より,8月27日,県立八千代広域公園を中心に開催された。 ( 2 ) 今 年 の テ ー マ は 「 再 起 動 ~ 新 た な る 八 千 代 の 夏 2 0 1 6 ~ 」。 4 年 ぶりとなる打ち上げ花火を再開した今年の祭りを契機として,これか らも八千代ふるさと親子祭において,引き続き花火大会を実施し,八 千代を盛り上げていこうという思いが込められている。 ( 3) 今回より,市長が実行委員会の会長に就任することとなり,より一 層,市が主体的に安全対策等に取り組んで行く体制とした。 ( 4 ) 当日は,市が設置した八千代ふるさと親子祭対策本部において,会 場周辺の警備や消防救急対策など,市職員約291人体制で万全を期 した。 ( 5 ) 祭りは,午後4時から始まり,盆踊り,よさこい演舞のほか,「手 -3- づ く り う ち わ 」, 「 手 づ く り 風 鈴 」 の 体 験 な ど が 行 わ れ た 。 夕方からは,灯籠流しをはじめ,桟敷席前では,八千代市消防音楽 隊による「やっちのテーマ」の演奏,八千代青年会議所創立 45周年 記念の手筒花火と続き,祭りのメインイベントとなる4年ぶりの打ち 上げ花火,約3,000発が夜空を彩り,会場からは,大きな歓声が 上がるなど,盛況のうちに無事終了した。 ( 6 ) 実行委員会の発表では,祭り当日約15万人の来場者があった。 ( 7 ) 翌日の会場周辺の一斉清掃には,市民ボランティア等558人,市 職員329人,合計887人の参加があった。 ( 8 ) 今年も無事に祭りを終えることができ,関係者の皆様には心より感 謝を申し上げる。 -4-
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