130年を物語る 書物たち展

河出書房新社の
130年を物語る
書物たち展
2016.9. 26(月)→1 1.26(土) 千代田図書館
河出書房新社は、2016年5月、創業130周年を迎えました。
創業当初は農業書、理工書、教育書を中心としていましたが、その
後、文学、教養書へと分野を広げ、現在は、日本文学、海外文学、人
貴重本・貴重資料の
ガラスケース展示
文、社会、自然、芸術、実用、児童書、雑誌「文藝」、「大人の塗り
絵」など、多岐にわたる出版活動を行なっています。
この展示では、その130年の歩みをビジュアル年表でたどりつつ、
歴史の証人とも言える貴重本・貴重資料(パンフレット等)をガラス
前半
9.26(月)→10.24(月)
後半
10.25(火)→11.26(土)
「文藝の河出」
ケースで展示します。また、50人超の豪華作家陣による
「私が薦
を推薦コメントとともに一挙公開。あわせて、河出書
める河出の本」
「趣味と教養の河出」
房新社と千代田図書館のスタッフからの推薦本も紹介します。
ぜひこの機会に、時代を超えて読み継がれてきた書物たちを「体感」
してください。
連携
企画
1
主催:河出書房新社/千代田区立千代田図書館
ラリーでプレゼント!
千代田図書館
先着でプレゼント贈呈!
詳しくは裏面をご覧ください。
2
千代田区立千代田図書館 9階
ミニ展示コーナー
住所
東京都千代田区九段南1-2-1
千代田区役所本庁舎内
神保町ブックフェスティバル
河出書房新社ブース
連携
企画
展示会場
電話
03-5211-4289、
4290
アクセス
東京メトロ東西線・半蔵門線、
都営新宿線
開館時間
月〜金 10:00〜22:00
土
10:00〜19:00
日・祝 10:00〜17:00
「九段下」
駅下車 4番または6番出口から徒歩5分
展示期間中の休館日 10月23日
(日)
書店フェア開催!
三省堂書店神保町本店
東京堂書店神田神保町店
岩波ブックセンター信山社
上記3店にて河出書房新社創業130周年フェア開催!
詳しくは各店舗にお問い合わせください。
かがやきプラザ
九段坂病院
カバー写真は必ずしも展示書目と一致しません。
ラリーで
!
1 プレゼント
連携
企画
千代田図書館へ行こう
(9.26-10.30)
千代田図書館で展示を見たあとは、
神保町ブックフェスティバル
“河出書房新社ブース”
へ遊びに行こう!
展示をみて
参加用紙をゲット
神保町ブックフェスティバルの
「河出書房新社」
ブースへ
(10.29-30)
参加賞や特製ノベルティ
グッズ
(先着20名様)が
もらえる!
この展示をご覧いただき、専用の
参加用紙をお持ちの上、2016年
10月29日
(土)、30日
(日)
の神保町
ブックフェスティバル中に河出書房
新社のブースにお越しいただくと、
参加賞のほか、両日それぞれ先着
20名様に、図書カードなど特製ノベ
ルティグッズをプレゼントします。
私が薦める
河出の本
小川洋子さん(作家)
訳者による
展示では50人を超える著
メントと
をコ
」
の本
「私が薦める河出
と千
新社
書房
河出
。
公開
ともに一挙
本
推薦
よる
代田図書館のスタッフに
も加えます。
介!
ここではその一部をご紹
中島京子さん(作家)
『愛人 ラマン』
『西瓜糖の日々』
R・ブローティガン 藤本和子訳
奥泉光さん(作家)
『枯木灘』
中上健次
『アライバル』
ショーン・タン
どこにも属さず、何ものとも合図を交わさ
ず、
ただ一人、物語の世界の片隅に立っ
ている小さな巨人のような小説。
物語の野性を解放しながら、
なお自然主
義の伝統にとどまり、
その可能性を最大
限に拡張しようとする、近代小説の王道
をいく作品である。
10年以上、
あちこちの出版社にショーン・
タンを持ちこんで断られ続けていたら、河
出書房新社からでちゃった! くやしいけ
ど、
すごくうれしい。
西加奈子さん(作家)
萩尾望都さん(漫画家)
日暮雅通さん(翻訳家)
『人のセックスを笑うな』
『帰ってきたヒトラー(上・下)』
ものすごく印象的な表紙とともに、作者
の名前と、河出書房という版元の名前を
いっしょに覚えた一冊。昨年、機会があっ
て再読し、
いろいろ発見があっておもしろ
かった。
この本が書店の棚に並んだときの驚き
と、一読したときの驚きと、
どちらも鮮明に
覚えています。キュートで真摯で何より面
白くって、私は昔も今もこの小説のどえら
いファンです。
この本は読んではいけない。面白いから
だ。だが本当は恐ろしいからだ。独裁者も
また人間だ。過去が見落としてきた何か
が、現代に浮かび上がってくる。
三浦俊彦さん(美学者)
村田沙耶香さん(作家)
R・ジョーンズ 梶山あゆみ訳
松浦理英子
動植物の触覚や棘や皺や鱗粉や吸盤を
電子顕微鏡で見ると……まるでメタリック
なエイリアン群像ですね。ハリウッド映画
でも見られないリアルすぎる写真、
モンス
ター好き必携。
この作品の中の言葉は私にとって大切
なものばかりです。
「肉体」
というものに対
しての感覚が変わりました。大切な部分
が言語化されました。
とても、
とても特別
な一冊です。
M・デュラス 清水徹訳
金原瑞人さん(翻訳家)
山崎ナオコーラ
『ナノ・スケール 生物の世界』 『ナチュラル・ウーマン』
T・ヴェルメシュ 森内薫訳
『サピエンス全史(上・下)』
Y・N・ハラリ 柴田裕之訳
人はなぜ集団で協力し合えるのか? 「世界を見る目が変わる」
とは、
まさに本
書のためにあるような言葉。なぜこのよう
な世界に暮らしているのか、深く考えさせ
られます。
(河出書房新社/編集部K)
『オン・ザ・ロード』
J・ケルアック 青山南訳
新しいジェネレーションや新たな価値観
が生まれ、台頭するたびに、
この作品がも
っと話題になってもいいはずだと思う。あ
の時代だけのものではない、不滅の書。
新訳もすばらしい。
『世界一ときめく質問、
宇宙一やさしい答え』
G・E・ハリス編 西田美緒子訳
これ聞かれたら困るわぁというような子ど
もの質問131に各専門家が真面目に、
時にはユーモアたっぷりに答えます。
「キ
ウイはどうして毛むくじゃらなの?」確かに。
なんで?!(千代田図書館員F)