第 25 回 東京都監察医務院公開講座のお知らせ 東京都監察医務院は、東京都 23 区内において死因の明らかでない急性死や事故などで亡くなられ た方々の検案、解剖を行い、その死因を明らかにしています。また、この業務を通じて、正確な死 因統計、臨床医学や予防医学、司法領域に寄与するとともに、医療関係者の教育や社会の安寧秩序 の維持に貢献しています。 日々の業務から得られたデータ等の一端を都民の皆様にお伝えし、疾病予防や事故防止にお役立 ていただくため、下記のとおり公開講座を開催いたします。たくさんの方のご参加をお待ちしてお ります。 ○ 日 時 平成28年11月17日(木曜日) 開場 12時00分 開演 13時00分 ○ 場 所 (公・財)としま未来文化財団 南大塚地域文化創造館・南大塚ホール (豊島区南大塚2-36-1) 最寄り駅 JR大塚駅(南口)徒歩5分 東京メトロ丸の内線「新大塚駅」徒歩7分 ○ 定 員 250名(先着順)入場無料・申込不要 ○ 内 容 1 講 演 13 時 00 分~15 時 30 分 突然起こる大動脈解離、大動脈瘤 監察医務院 監察医 朝倉 久美子 監察医務院では東京 23 区内の突然死例を多く扱っています。死因の多くは心臓や脳血管、 大動脈などの循環器疾患ですが、平成 25 年から人口動態統計での 10 大死因に大動脈瘤及 び解離が含まれるようになるなど、高齢化が進むにつれ、大動脈疾患が増加することが予 想されます。 今回は、血管の壁が突然裂けることで生じる大動脈解離、無症状のまま大きくなり、突 然破裂する大動脈瘤を中心として、疫学調査や実際の症例をもとに病気の原因や特徴につ いてお話します。 進化する画像診断技術と、未来の医療 監察医務院 非常勤監察医 長谷川 巖 X線CT装置やMRI装置は病気の診断での活用は勿論のこと、死亡時画像診断として 死因の究明に活用する施設が日本国内においても増えている状況です。監察医務院では、 平成26年7月の新庁舎での業務開始に合わせ、X線CT装置による死亡時画像診断を開 始しました。今回は、監察医務院での導入事例を紹介いたします。 また、ドイツを始めとした世界の法医学分野における死亡時画像診断の最新情報や将来 展望についてもお話します。 ※ 講演順ではありません。 2 パネル展示 (監察医務院の年表・統計・症例紹介等) 12 時 00 分~16 時 00 分 ○ 問合せ先 〒112-0012 文京区大塚 4-21-18 東京都監察医務院 事務室 庶務担当 TEL 03-3944-1481 FAX 03-3944-7585 ホームページ http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kansatsu/index.html
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