佐倉市立地適正化計画の策定 について

資料2
佐倉市立地適正化計画の策定
について
1
1.立地適正化計画とは
~立地適正化計画の概要~
○ 立地適正化計画(根拠法:都市再生特別措置法)
【目的】
・持続可能なまちが達成できる都市構造の実現
【実現の視点(コンパクト+ネットワーク)】
・コンパクトなまちづくりとこれと連携した公共交
通ネットワークの形成
【実現手段】
・居住機能や医療・福祉・商業等の生活サービス
機能の立地誘導と公共交通等の充実
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1.立地適正化計画とは
~コンパクト+ネットワークの意義~
出典:国土交通省PPT
3
1.立地適正化計画とは
~コンパクト+ネットワークが目指す姿~
出典:国土交通省PPT
4
1.立地適正化計画とは
~コンパクト+ネットワークが目指す姿~
「コンパクト」をめぐる誤解
一極集中
強制的な集約
全ての人口集約
• 市町村内の、最も主
要な拠点1か所に、全
てを集約させる
• 居住者や住宅を強制
的に短期間で移転さ
せる
• 全ての居住者(住宅)
を一定のエリアに集
約させることを目指す
多極型
誘導による集約
全ての人口の集約を図
るものではない
• 中心的な拠点だけでは
なく、旧町村の役場周
辺などの生活拠点も含
めた、多極ネットワーク
型のコンパクト化を目
指す
• インセンティブを講じな
がら、時間をかけなが
ら居住の集約化を推進
• 例えば、農業に従事さ
れる方が農村部に居
住することは当然
出典:国土交通省PPT
5
2.佐倉市の問題と課題
~佐倉市の現状と将来の見通し~
人口推移
の変化
凡例
平成22~47年総人口増減(人)
行政界
-20以上
市街化区域
-10~-20
地区界
-10~0
0~10
10~20
20~30
30以上
H28.8.6現在
人口0人
0 0.5 1
2
3
4
5
km
6
2.佐倉市の問題と課題
~佐倉市の現状と将来の見通し~
人口密度の変化
平成22年
70人/ha※
61人/ha※
平成47年
※市街化区域(工業地域・工業専用地域を除く)の人口密度
凡例
凡例
平成22年総人口(人)
平成47年総人口(人)
行政界
行政界
40未満
市街化区域
40未満
市街化区域
40~80
地区界
40~80
地区界
80以上
80以上
0 0.5 1
2
3
4
5
0 0.5 1
km
2
3
4
5
km
H28.8.6現在
7
2.佐倉市の問題と課題
~佐倉市において懸念される今後の問題と課題~
◇人口推移の変化、人口密度の低下により懸念される問題と課題
問
題
課
題
・現存する生活サービス機能や公共交通等の持続性を高める
ため、市街地部の人口密度の維持
・虫食い状に進む人口減少、
人口密度の低下
・空き家・空き地等の低未利用地の有効活用
⇒空き家等の発生
⇒まちの賑わいの低下
・まちの賑わいの維持・創出
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2.佐倉市の問題と課題
~佐倉市の現状と将来の見通し~
人口構成
の変化
凡例
平成47年高齢化率(%)
行政界
20未満
市街化区域
20~25
地区界
25~30
30~35
H28.8.6現在
35以上
人口0人
0 0.5 1
2
3
4
5
km
9
2.佐倉市の問題と課題
~佐倉市において懸念される今後の問題と課題~
◇人口構成変化(年少・生産年齢人口の減少と高齢者の増加)により懸念される問
題と課題
問
題
課
題
・人口減少の抑制、子育て世代等の定住人口の確保等を図
るため、住みたい、住み続けたいと思えるまちづくり
・年少・生産年齢人口の減少、
高齢者の増加
⇒地域活力の低下
⇒医療・介護等の社会保障
費の増加見込み
・地域に暮らす高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らし続
けられる取組
・地域活力の維持や健康寿命の延伸に向けて、高齢者等の
外出機会の提供に資する取組
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2.佐倉市の問題と課題
~佐倉市の現状と将来の見通し~
生活サービス
施設の立地状況
H28.8.6現在
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2.佐倉市の問題と課題
~佐倉市の現状と将来の見通し~
路線バスの
運行状況
中学校駅
女子大駅
井野駅
公園駅
大佐倉駅
臼井駅
地区センター駅
京成佐倉駅
ユーカリが丘駅
志津駅
勝田台駅
佐倉駅
南酒々井駅
物井駅
榎戸駅
凡例
鉄道駅から概ね800m圏
5つの駅
上記以外の駅周辺
広域幹線
市内幹線
山万ユーカリが丘線・路線バス
循環バス
H28.8.6現在
南部地域デマンド交通利用可能エリア
行政界
市街化区域
0 0.5 1
2
3
4
5
km
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2.佐倉市の問題と課題
~佐倉市の現状と将来の見通し~
◇生活利便性の維持・確保に向けて懸念される問題と課題
問
題
課
題
・生活サービス機能や公共交通等の日常生活を支える
・人口減少などによる生活利便性 機能の維持・強化
低下の懸念
・財政支出
⇒社会保障経費等の増大
・既存ストックの有効活用
⇒公共施設の老朽化の進行
・財源確保
⇒地価の下落
・地価及び人口密度の維持による税収確保
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3.立地適正化計画が目指す
まちづくりの方向性
~佐倉市都市マスタープラン~
まちづくりの方針
歩いて暮らせる
まちづくりの推進
~現状の都市構造の維持・強化~
佐倉の資産を活かし
たまちづくりの推進
~産業・観光の振興~
将来都市像
安全・安心な
まちづくりの推進
~災害への備えと
ライフラインの維持管理~
都市と農村が共生するまち 佐倉
市民は誰でも“都市の便利さ”と“農村の豊かな
自然”を併せて享受できる~持続可能なまち~
を創造する。
佐倉らしさを守り育て
るまちづくりの推進
~歴史・自然・文化の保全と活用~
地域の個性を活かし
たまちづくりの推進
~居住環境の維持・向上~
出典:佐倉市都市
マスタープラン
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3.立地適正化計画が目指す
まちづくりの方向性
~佐倉市都市マスタープラン~
将来都市構造
出典:佐倉市都市マスタープラン
将来都市構造図(一部修正)
●市街地拡大から既存市
街地・既存集落の魅力づ
くりへ転換する
都市構造に対する基本方針
●鉄道駅を中心に広がる市街地
の規模を維持し、鉄道・道路交
通によるネットワーク網を構築
●市街化調整区域の農村集落に
ついても、その集落規模を維持
しながら、市街地との交通ネット
ワークを強化
●印旛沼や里山に代表される自
然環境を保全
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3.立地適正化計画が目指す
まちづくりの方向性
~佐倉市都市マスタープラン地域別構想~
【志津地域 将来像】
【佐倉・根郷地域 将来像】
• 3世代が暮らせる活力
に満ちたまち
• 歴史・文化・産業の核と
して佐倉市の玄関口と
なるまち
都市と農村が共
生するまち 佐倉
【臼井・千代田地域 将来像】
【和田・弥富地域 将来像】
• 貴重な水辺環境と整備
された街並みが共存す
るまち
• 豊かな自然環境を活か
し、人々の交流が広が
るまち
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3.立地適正化計画が目指す
まちづくりの方向性
佐倉市の問題と課題
佐倉市が目指す将来像、都市構造
それぞれの地域が連携した
佐倉市にふさわしいコンパクトなまちづくりの実現
立地適正化計画で検討していく分野
公共交通網形成計画で検討していく分野
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4.立地適正化計画の内容
(1)区域
○ 佐倉市全域
(2)立地の適正化に関する基本的な方針
○ 目標年次
平成42年(2030年)
○ 将来像
『都市と農村が共生するまち 佐倉』
市民は誰でも“都市の便利さ”と“農村の豊かな自然”を
併せて享受できる~持続可能なまち~を創造する。
○ 基本的な方向性
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4.立地適正化計画の内容
(3)誘導区域と誘導施設
■「居住誘導区域」⇒住民の居住を緩やかに誘導する区域。
■「都市機能誘導区域」⇒生活サービス施設を誘導する区域。
■「誘導施設」⇒都市機能誘導区域に誘導する生活サービス施設。
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4.立地適正化計画の内容
~基本的な方向性~
~拠点~
• ① 歩いて暮らせるまちづくりに向けて
~居住~
• ②安心して、健康で快適に住み続けられるまちの形成に向けて
~交通ネットワーク~
• ③公共交通を中心とした移動利便性の確保に向けて
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4.立地適正化計画の内容
~基本的な方向性~
①歩いて暮らせるまちづくりに向けて
〇 暮らしの利便性を高めるため、生活圏や地域特性を考慮した拠点の形成
〇 地域の個性を活かした魅力づくりや都市機能の充実により、地域の拠点性
を高めるとともに、居住地と拠点及び拠点間の交通ネットワークを充実・確保
拠点
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4.立地適正化計画の内容
~基本的な方向性~
②安心して、健康で快適に住み続けられるまちの形成に向けて
〇 生活に身近なサービスなどを維持し、こどもから高齢者までが元気に住み
続けられるまちの形成
〇 都市機能を鉄道駅周辺で維持・確保を図りつつ、多様な居住スタイルの提
供により、子育て世代を中心とする新たな定住人口の誘引
〇 既存ストックを有する市街地部において人口密度を維持
〇 市街化調整区域では、優良な農地・自然環境の保全とともに、既存集落と
市街地とのネットワークの維持・強化
居住
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4.立地適正化計画の内容
~基本的な方向性~
③公共交通を中心とした移動利便性の確保に向けて
〇 様々な移動手段を利用しやすい都市構造を維持するとともに、持続性ある
公共交通網の形成
〇 公共交通の利用が可能な沿線地域に都市機能や居住の誘導を図り、人口
密度を維持することで、公共交通のサービス水準を維持し、移動利便性を確
保
交通ネットワーク
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4.立地適正化計画の内容
~居住誘導区域の基本的な考え方~
〇 人口減少の中にあっても一定のエリアにおいて人口密度を維持することにより、生活
サービスやコミュニティが持続的に確保されるよう、居住を誘導しようとする区域
駅前周辺に公共交
通により比較的アク
セスしやすい区域
既存ストックを有す
る市街地部や優れ
た住環境を有する
住宅団地
都市機能が集積す
る駅前周辺及びその
周辺の区域
『居住を誘導する区域(居住誘導区域)』
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■居住誘導区域の設定イメージ
志津地区
佐倉地区
臼井地区
大佐倉駅
臼井駅
京成佐倉駅
ユーカリが丘駅
志津駅
勝田台駅
佐倉駅
南酒々井駅
千代田地区
和田地区
物井駅
榎戸駅
根郷地区
弥富地区
0
0.5
1
2
3
4
5
km
25
4.立地適正化計画の内容
~都市機能誘導区域の基本的な考え方~
〇 医療・福祉・商業等の都市機能を都市の中心拠点や生活拠点に誘導し集約することに
より、これら各種サービスの効率的な提供を図る区域
中学校駅
女子大駅
井野駅
公園駅
必要な施
設の立地を
誘導
大佐倉駅
臼井駅
地区センター駅
京成佐倉駅
ユーカリが丘駅
志津駅
勝田台駅
佐倉駅
南酒々井駅
凡例
物井駅
駅800m圏内
榎戸駅
第一種低層住居専用地域
第一種中高層住居専用地域
第二種中高層住居専用地域
第一種住居地域
第二種住居地域
近隣商業地域
商業地域
準工業地域
誘導施設(想定)
都市の居住者の共同の福祉
や利便のため必要な施設と
いう観点から、
・医療施設
・社会福祉施設などの高齢化
の中で必要性の高まる施設
・子育て支援施設
・教育施設
・文化施設
・集会施設
・商業施設
・行政施設
等の施設が想定されます。
工業地域
工業専用地域
行政界
市街化区域
0 0.5 1
2
3
4
5
km
26
■都市機能誘導区域の設定イメージ
志津地区
佐倉地区
臼井地区
大佐倉駅
臼井駅
京成佐倉駅
ユーカリが丘駅
志津駅
勝田台駅
佐倉駅
南酒々井駅
千代田地区
和田地区
物井駅
榎戸駅
根郷地区
弥富地区
0
0.5
1
2
3
4
5
km
27