平成28年夏季号 髙田やすひさ県政報告 平成28年7月20日発行 県議会6月定例会では6月30日に一 般質問に登壇し、以下の質問をしました。 また、地元からバス2台80名余の方々 が傍聴に参加していただきました。 1、知事の現場主義について 2、跨道橋・跨線橋の耐震対策について 3、地球温暖化対策の推進について 4、エネルギーの地産地消の促進について 5、障害のある方への在宅支援について 6、県東部地域における工業用地の造成 < 1 > 県議会6月定例会は6月23日から 7月19日まで開催し、熊本地震の被 災地を支援する専門職員派遣や間伐材 を木材加工施設に安定提供する体制整 備として、6億2,700万円の一般 会計補正予算を可決しました。 髙田泰久は、6月30日の一般質問 に登壇し6項目の質問を行いました。 本会議質問と答弁の概要 知事の現場主義について 【問】知事は公聴会や移動知事室を開催し、 県下隅々まで見聞している。この現場主義が 知事の政治姿勢の原点となっているが、さら に多くの県民からの公聴や詳細な現地調査を 実施すべきと思うが知事の所見は。 【答】公聴会発言者や視察先の選定は、県下 4カ所の振興局と地域政策局が地元情報を得 て実施している。現地で寄せられる様々な要 望は、現地で即決可能であれば即実行を、持 ち帰りならば後日報告している。より幅の広 い情報を得て地域の声を県政に反映し、県民 幸福度最大化を目指す「富国有徳の理想郷ふ じのくにづくり」に邁進する。 【問】県東部は首都圏に近く交通アクセスが 向上したことから企業からの引き合いが多い。 企業ニーズに沿った工業用地提供への取組み と県東部の現況について伺う。 【答】小山湯舟原工業団地は引合いがあり商 談を開始。東京事務所と連携し、中京圏、山 梨、長野県も視野に入れる。県東部は可能性 調査の依頼件数が増加。長泉町南一色地区、 清水町久米田地区の用地造成に着手する。 跨道橋・跨線橋の耐震対策について までに二分の一に引き上げることを目標とし ているが、目標達成に向けた取組みを伺う。 【問】熊本地震では九州自動車道を跨ぐ「府 【答】電力、熱、蒸気といった二次エネルギー 領第一橋」が落橋した。同等構造の橋梁が県 の導入を原油換算で約二百万キロリットルを 内高速道路にあれば対策を急ぐ必要がある。 地産エネルギーで賄うこととする。そのため、 本県の跨道橋・跨線橋の現状と耐震対策への 新エネルギーで四十一%、ガスコージェネで 対応について伺う。 三十七%を確保する。 【答】県管理の鉄道または緊急輸送路を跨ぐ 橋梁(四十六橋)の耐震対策は、残り一橋で 障害のある方への在宅支援について 現在耐震工事を実施している。府領第一橋と 同等構造の橋梁は、耐震対策済みだが一橋あ 【問】国の障害者福祉制度は施設中心から在 るので国や中日本高速道路と検討を始めた。 宅支援に大きく舵を切ったが、高齢化や核家 市町管理の未対策橋梁(三十二橋)も早急に 族化で家族の力は弱くなっている。障害者が 対策するよう働きかける。 地域で必要なサービスを利用し、安心して生 活が送れる在宅支援をどのように強化するか。 【答】複数の事業所が連携協力して、ホーム 地球温暖化対策の推進について ヘルプやデイサービスなど、様々なサービス 【問】COP21の採択を受け、我が国の地 を切れ目なく提供できるようにする。緊急時 球温暖化対策計画が閣議決定された。本県は に備えたショートステイの体験利用を実施し 景気回復に伴う事業活動の活発化による温室 包括的な在宅支援を強化する。 効果ガス排出量の増加要因が強くなっている。 県の削減計画の中で産業部門の取組みをどの 県東部地域における工業用地の造 様に促進するのか。 成について 【答】事業所の排出量削減や経費削減と生産 性や社会的信頼の向上に効果的なエコアクショ ン21の認証取得を促進する。また、排出量 の多い事業所に義務付けている削減計画書と 報告書の記載事項を見直す。 エ ネ ル ギ ーの 地 産 地 消 の 促 進 に つ い て 【問】県は、現在四分の一の地産エネルギー によるエネルギーの自立化率を平成32年度 < 2 > 平成28年7月20日発行 髙田やすひさ県政報告 平成28年夏季号 株 式会社エ ステックは航 空機の エン ジン 部品を手 掛ける県内 航空機関 連産業の 中で も高 度の技術 力を誇る 企業で、こ のた び事 業拡大に 向け清水町 および静 岡県企業 局と 協定 し、清水 町久 米田地 区に1 ヘク タール 余の 工場用地 を造成し ます。川勝 県知 事は 同社 を訪問し 、鈴 木社長の 熱意と 高い 技術 本年度 事業として 三億三 千六百万円 を予算化 長泉町の福祉会館が近くにある 大岡元長窪線の役場入口交差点は、 高齢者等が安心して横断できる様 に改善が求められていました。 今年度七千三百五十万円の予算 を確保し事業を開始します。 徳倉橋は耐震化と側 道橋新設事業を開始。 本年度事業分として橋 脚補強や側道橋関連へ 七千三百 五十万 円、下 徳倉側の歩道整備の用 地費として二億六千二 百五十万円を予算化し まし た。 今年度初めての移動知事室が長泉町・清水町 で開催され、航空機のエンジン部品を手掛ける ㈱エステックの視察、長泉ママラッチや親子コ ミュニティ「なごみカフェ」などの子育て支援 団体のリーダーとの話し合いを実施しました。 また、清水町地域交流センターでの知事公聴で は、長泉町と清水町から選ばれた発言者の皆さ んが自らの活動を熱く語りました。 < 3 > 力による将来性に強い期待を示しました。 清水町久米田地区に進出を決めた㈱エステック 平成28年7月20日発行 髙田やすひさ県政報告 平成28年夏季号 事業着手する役場入口交差点(長泉商工会前) Web配信画像より 平山佐知子 8,658 5,700 691,687 岩井茂樹 8,169 6,111 747,410 鈴木千佳 1,586 1,244 172,382 大嶽創太郎 796 594 54,412 江頭俊満 209 157 23,021 有権者数 33,852 26,092 3,111,085 投票者数 19,925 14,236 1,734,620 投票率(%) 58.86 54.56 55.76 県 議会議員 「髙田 やすひ さ」は 8月 2日( 火)午 後7時 より清水町地域交流センターにて県政報告会を開催します。 お誘い合わせてご参加ください。 参院選の静岡選挙区では、 ひ ら や ま 佐 知 子 氏 (民 進 ) が 、岩 井 し げ き 氏(自 民 ) と と もに 当 選 しま し た。長 泉町ではトップ当選です。 県合計 清水町 長泉町 沼津駅高架化へ不退転の決意 川勝 知 事 は所 信 表 明で 、難 航 する J R 沼津 駅 周 辺の 鉄 道 高 架 化 事業 に つ いて 「自 ら 現 場に 赴 き時 間 を かけ て 地 元住 民 の 理 解 に努めた。もはや反対する理由はない」「早期事業完成に向けて 不退転の決意をもって取り組む」と強い意思表示をされた。 知事のブラジル出張を断念 川勝 知 事 はリ オ デ ジャネイ ロ 五輪 に て 自転 車 競 技の 調 査 や 本 県 のP Rを す るた め 8月 中 旬に 予 定し て い たブ ラ ジ ル出 張 を 「ルールに違反するような訪問はできない」と、断念することを 表 明。県条 例 で 定め て い るブ ラ ジル 出 張 宿泊 費 は 1万 7 4 0 0 円 、安 全等 の 条 件を 満 た す ホテ ル は 高 騰 によ り 、最低 8 万 円 が 相場となっている。県職員のみでの現地調査となる予定。 農業ロボット研究会立ち上げへ 県は本年度から着手した「先端農業推進プロジェクト」におい て 、イ チゴ や ミ カン な ど 本県 特 産物 の 生 産性 向 上 への 技 術 研 究 に 加え 、農 作 業 の省 力 化 を 実現 す る た め 農業 用 ロ ボ ット の 開 発 を 進め る 考 えを 示 し た。もの づ くり の 技 術を 持 つ 企業 と 連 携 し 「農業ロボット研究会」を立ち上げる。また、先端農業推進プロ ジ ェク トは 、沼 津 市 の東 海 大 開 発 工 学部 跡 地 の 一 部を 拠 点 整 備 して展開する。 < 4 > 平成28年7月20日発行 髙田やすひさ県政報告 平成28年夏季号
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