PDF - DANベンチャーキャピタル

DAN Venture Capital, Inc.
DANベンチャーキャピタル株式会社
会社案内
2016年09月1日
©2016 DAN Venture Capital, Inc.
1
DAN Venture Capital, Inc.
DANベンチャーキャピタル株式会社 会社概要
 本社所在地:東京都千代田区内幸町1-1-1 帝国ホテルタワー15階
【プレス報道】
2015年6月3日 日経産業新聞 9面
 設立日:2015年5月15日
 事業内容
 有価証券投資事業
 ベンチャーキャピタルファンド、プライベートエクイティファンドの運営
 クラウドファンディング・プラットフォームの運営及び運営指導
 資本金:5,000万円
 グループ会社 株式会社 出縄&カンパニー
 代表者:出縄 良人(公認会計士)
(略歴)
1983年に慶應義塾大学経済学部を卒業後、太田昭和監査法人(現:新日本有限責任監査法人に入社)。公認
会計士として主に株式上場コンサルティング業務に従事。1993年に㈱ディー・ブレイン設立し、中小企業向けコ
ンサルティング事業を開始後、1997年には株式公開専業証券会社 ディー・ブレイン証券株式会社(現:日本ク
ラウド証券)を創業。日本証券業協会の非上場企業向け市場グリーンシートの株式公開主幹事で9割を超える
シェア。2010年までに141社に対して112億円のエクイティファイナンスを支援。上場引受主幹事業務にも進出し
14社を上場。札幌証券取引所アンビシャス及び福岡証券取引所Q-Boardの主幹事シェアは6割。2010年に
ディー・ブレイン証券の代表取締役を退任。㈱出縄&カンパニーを設立。グローバル経営人倶楽部、ファイナン
ス支援実務研究会を組織化。中小ベンチャー企業及び金融機関をネットワークするとともに。エクイティファイナ
ンス及びクラウドファンディングに専門性を発揮した、コンサルティング業務を行っている。2015年にDANベン
チャーキャピタルを設立。CVCファンドと株式投資型クラウドファンディングを中心とする新たなエクイティファイナ
ンスのインフラ作りに挑戦を開始。
©2016 DAN Venture Capital, Inc.
2
DAN Venture Capital, Inc.
DANベンチャーキャピタルの事業の特徴
Crowd
Funding
Corporate Venture
Capital Fund
クラウドファンディングを活用して投資
先を発掘し成長をサポートするベン
チャーキャピタル
特定の事業法人の新規事業・関連
事業投資を担うCVC(コーポレート
ベンチャーキャピタル)ファンド
Independent Venture
Capitalists
高いモチベーションで専門
業務を担う独立ベンチャー
キャピタリストを配置。
3
©2016 DAN Venture Capital, Inc.
DAN Venture Capital, Inc.
CVC(コーポレートベンチャーキャピタル)とは
 CVCは事業会社が成長戦略の一環として、本業とシナジー
のある企業や新たな事業分野の中小・ベンチャー企業に対し
て行う企業投資。
 投資実行後は、出資者の事業会社の経営資源を活用してビ
ジネスを通じて投資先の成長を促進し、投資価値の向上とと
もに、事業としてのリターンを獲得する。
 通常のベンチャーキャピタルと同様に、投資先の成長の成果
を、株式上場等によるEXITでファイナンシャルリターンを獲得
することもできるほか、一定のシェアを継続保有して、グルー
プ事業としてビジネスリターンを連結決算に反映させることを
目的とするケースが多い。
4
©2016 DAN Venture Capital, Inc.
DAN Venture Capital, Inc.
一般のVCファンドとCVCの相違点
出資目的
運営主体
出資者の数
投資先の
育成方針
EXIT戦略
一般のVCファンド
CVC
専らファイナンシャル・リターン。投資先の
成長に伴う価値の上昇を株式上場又は第
三者転売等によるEXITで実現。ファンドを
組成して投資の実現益をファンド出資者
に分配する。
主にビジネス・リターンが目的。出資者との
事業シナジーによって投資先のビジネスの
成長を図り、成長に伴う事業の成果を獲得
する。
特定の事業会社がベンチャーキャピタル子
専業のベンチャーキャピタルが無限責任
会社を設立して、ファンドを組成するケース
組合員(GP)としてファンドを組成し、有限
が多い。事業会社が直接出資するケースも
責任組合員(LP)たる出資者を募集。
ある。
一般には複数の出資者がファンドに出資。 事業会社1社が出資するケースが多い。
ベンチャーキャピタリストの専門性と当該事
ベンチャーキャピタリストの専門性とVCの
業会社の持つネットワークを生かす他、当
持つネットワークを生かして、財務の他、
該事業会社の顧客構造、開発力、製造技
マーケティングや人材等の支援を行って、
術、生産設備、人材等を活用して、より具体
投資先の成長をサポートする。
性を持って成長をサポートする。
一般のVCファンドと同様のEXITの他、現
物分配により継続保有。グループ事業戦略
株式上場または第三者転売等によって投 上、相互にメリットある場合は、投資先との
資を資金化し、LPに分配する。
合意により株式交換等で子会社化するケー
スもある。一方、事業シナジーが薄れれば
転売して資金を回収。
©2016 DAN Venture Capital, Inc.
5
DAN Venture Capital, Inc.
M&A戦略としてのCVC活用
従来のM&A先発掘の課題
 M&A戦略で売り案件を探している上場会社は多いが、優良な売り案件は数限られて
いる。優良な企業ほど、経営者は自らのシェアに対する意識が高く、売り案件にはな
らない。
 M&A後にDDでは把握できない問題が明らかになったり、企業風土が合わずに優秀
な人材が流出する等の損失が発生しても、取り返しはつかない。
CVCの活用によるM&A
 CVCはベンチャーキャピタルとしてマイノリティのシェアの出資を前提とすることから、
資金ニーズのある優良な投資先案件が集まりやすい。
 当初からM&Aを狙うのではなく、まずは将来に期待できる企業に資本参加からス
タート。相互の理解と信頼が深まったところで、M&Aをプロポーズ。両社にとって真
にメリットのあるM&Aが可能。
 投資後に問題点が明らかになった場合や、事業シナジーが薄いと判断される場合に
は、M&A実行後よりも転売は容易である。
©2016 DAN Venture Capital, Inc.
6
DAN Venture Capital, Inc.
投資を受ける側から見たCVCのメリット・ディメリット
メリット
ディメリット
 事業会社の顧客構造や開発力・
技術力・生産能力等の活用を含
めて、事業シナジーを十分に生
かすことができれば事業の成長
機会が得られやすい。
 長期安定株主として継続保有し
ていただける可能性が高い。
 自ら株式を上場をする選択の他、
事業会社が上場会社であれば、
当該企業との株式交換等により、
上場企業グループとしての社会
的信用を得る道が開かれる。
 上場を前提としなくても投資を受
けられる可能性がある。
 出資者の事業会社に対して継
続的な報告等、コミュニケー
ションが負担と感じられる場合
がある。
 事業シナジーが薄れた場合に
は株式が売却される可能性が
ある。
7
©2016 DAN Venture Capital, Inc.
DAN Venture Capital, Inc.
日本のベンチャーキャピタル業界
金融系
銀行系
独立系
証券系
8
事業法人系
(CVC)
DAN Venture Capital, Inc.
日本の主なCVC
CVCファーム
摘要
リクルートインキュベーションパートナーズ
㈱リクルートの子会社。自らがGP、親会社をLPとする
ファンドにより投資。
サイバーエージェント・ベンチャーズ
サイバーエージェントの子会社。自らがGP、親会社、協
力事業会社、機関投資家及び中小企業基盤整備機構
がLPとなるファンドにより投資。
DeNA
DeNA本体による直接投資。
YJキャピタル
グリー㈱の子会社。自らがGPとなり、親会社・協力事業
会社・機関投資家及び中小企業基盤整備機構がLPと
なるファンドにより投資。
㈱ミクシーの子会社。自らの直接投資。親会社との共
同投資。
NTTドコモの子会社。自らがGP、親会社をLPとするファ
ンドにより投資。
ヤフー㈱の子会社。自らがGP、親会社をLPとするファン
ドにより投資。
フジ・スタートアップ・ベンチャーズ
フジメディアホールディングス(フジテレビ)の子会社。自
らがGP、親会社をLPとするファンドにより投資。
オプトベンチャーズ
㈱オプトホールディングスの子会社。自らがGP、親会社
と機関投資家及び中小企業基盤整備機構がLPとなる
ファンドにより投資。
9
GREE Ventures
アイ・マーキュリーキャピタル
NTTドコモ・ベンチャーズ
©2016 DAN Venture Capital, Inc.
DAN Venture Capital, Inc.
CVCは一部の大企業だけのもの??
CVCをより多くの事業会社(上場会社3,500社)
に広げるには?
ベンチャー投資業務(VC業務)の
プロフェッショナル人材の確保!
ベンチャーキャピタリスト
10
©2016 DAN Venture Capital, Inc.
DAN Venture Capital, Inc.
ベンチャーキャピタリストの専門業務
VCの業務を担う専門家がベンチャーキャピタリスト。専門業務は以下の通り。投資先の成長を支えて
企業価値の上昇を図り、ファンド出資者の利益に貢献することが務め。
Finding
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・投資先企業の発掘
Due Diligence
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Hands On
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・モニタリングと成長サポート
Exit
Fund
Management
投資先調査と価値評価
・・・・・・・・・・・投資回収
・・・・・・・・・・・・・・・ファンド募集、投資財産管理、報告業務、分配
11
©2016 DAN Venture Capital, Inc.
DAN Venture Capital, Inc.
DANベンチャーキャピタルでは
CVC投資を三つの方法でサポート
CVCのファンド管理をアウトソーシング
特定の事業会社1社がLPとなる専用CVCファンド又は特定の事業会社を中核L
PとするCVCファンドを組成。DANベンチャーキャピタルがGPを務める。DANVC
の登録キャピタリスト(現在33名)が、専門業務を担い、事業会社の意向に沿った
投資先の発掘・評価・投資交渉業務及び投資後のモニタリング・サポートを担う。
CVCファンドを共同で運営
特定の事業会社をLP、子会社VCをGPとするCVCファンドの組成にあたりDANVC
が共同GPを務める。DANVCでは子会社VCのGP業務をサポートするほか、GP業
務を分担する。投資先の発掘・評価等の財務関連業務をDANVCが担い、投資先の
モニタリング・成長サポートを子会社VCが担う。
CVCアドバイザリー及びVC人材教育
特定の事業会社が単独でCVC投資を行うことを前提に、DANVCが、CVCアドバ
イザリーサービス契約を締結。DANVCが投資先発掘や評価、投資交渉等の業務
を提供。また、ベンチャーキャピタリストの専門研修をe-learningをベースに体系化。
講座受講あるいはカスタマイズによる社内研修により、社内のVC専門人材育成を
支援する。
©2016 DAN Venture Capital, Inc.
12
DAN Venture Capital, Inc.
登録ベンチャーキャピタリスト制度
 DANベンチャーキャピタルのキャピタリストは、全員がインディペンデントな専門家。ベンチャー
キャピタリスト養成講座修了者又は同等の専門知識とスキルが評価されることが登録の前提。
 登録キャピタリストはDANVCとファンド報酬をシェア。投資先案件ごとの担当制で、高い責任感
とモチベーションで、投資先企業の発掘と企業価値の向上に務める。
 CVCアウのトソーシング業務においては、投資先に対する継続的なモニタリングを行って、LPに
対して適時報告を行う。
©2016 DAN Venture Capital, Inc.
他18名 計33名
13
DAN Venture Capital, Inc.
ベンチャーキャピタリスト養成講座のカリキュラム
投資先企業の企業価値向上を実現するには、投資先の経営力を補う能力(知識・技術・経験)が求
められる。ベンチャーキャピタリスト養成講座では、基礎講座で専門知識を学び、応用講座で専門
技術を訓練、実践講座では実際のベンチャー企業ヒアリングにより投資レポート作成を経験する。
【基礎講座】
ベンチャーキャピタル概論
会社法の実務
投資事業組合根拠法
金融商品取引法の実務
マーケティング戦略
知的財産権戦略
財務戦略と資金管理実務
財務諸表論
予算管理実務
事業計画作成実務
企業評価実務
資本政策実務
会計制度実務
内部統制実務
税務戦略実務
企業組織と人事制度
労働法と労務管理
株式上場制度と上場指導実務
ディスクロージャー制度
M&A・事業提携戦略
投資事業組合管理実務
投資EXIT戦略実務
【応用講座】
デュー・ディリジェンス演習
投資交渉及び契約演習
投資先経営サポート演習
事業計画・資本政策策定演習
投資モニタリング演習
M&A・事業提携仲介演習
【実践講座】
実際の投資候補先における経営者ヒアリングと投資レポート作成
©2016 DAN Venture Capital, Inc.
14
DAN Venture Capital, Inc.
DANVCのCVCファンド(専用ファンド型)
 有限責任組合員は原則として特定の事業法人1社。ファンドからの投資は、有限責任組合員の意向により実施。
 DANVCが、一般組合員のために企業発掘、投資後のモニタリング、成長サポート等を担う。ファンドオーナー
への報告と調整はキャピタリストマネージャーが行う。
 契約出資上限額の範囲内で、投資実行時に投資実行分のみを資金拠出をするキャピタルコール契約が原則。
 有限責任組合員にはファンドの任意解散権を有する。投資実行前に解散すると資金拠出の義務はない。(投資
分は現物分配。)
 金商法の規定で、有限責任組合員が1名の場合でも通常のVCファンドと同様、「適格機関投資家等特例業務」
の届出により、適格機関投資家1名以上の参加が要請されている。DANVCは同法の規定に基づく届出業者。
銀行又は証券会社
(適格機関投資家組合員)
事業法人=ファンドオーナー
(有限責任組合員)
CVCF
キャピタリスト
マネージャー
運営管理
DAN ベンチャーキャピタル
(無限責任組合員 )
適格機関投資家等特例
業務の届出・報告
投資
グループ事業戦略
登録ベンチャー
キャピタリスト
資金の流れ
Financial Service Agency (FSA)
VB
VB
VB
Investee
Investee
Investee
©2016 DAN Venture Capital, Inc.
仕事の流れ
15
DAN Venture Capital, Inc.
DANVCのCVCファンド(共同GP型)
 上場会社等がVC子会社を設立。DANベンチャーキャピタルとVC子会社が共同GPとしてCVCファンドを組成し、
親会社がLPとして出資する。
 DANVCは投資先審査、企業価値評価、資本政策の提案、組合財務管理及び財務局への報告等の専門業務を
担う一方、VC子会社は、投資先の選定、投資条件および投資金額を決定。親会社の有する経営資源を活用した
Hands-Onを担う。
 DANVCとVC子会社の組織する投資委員会に親会社はオブザーバーを派遣。投資意向を伝える。
 契約出資上限額の範囲内で、投資実行時に投資実行分のみを資金拠出をするキャピタルコール契約が基本。
投資委員会
DANベンチャーキャピタル
(共同GP)
適格機関投資
家等特例業務
の届出・報告
組合財務
管理
連結グループ
VC子会社(共同GP)
親会社(LP)
出資
出資
投資先審査
投資価値評価
CVCF
投資
投資
金融機関または証券会社
(適格機関投資家組合員)
投資
資金の流れ
金融庁
仕事の流れ
(LPおよびVC子会社)
ベンチャーキャピタリスト
VB
VC子会社が
Hands-on人材を投入
VB
投資先
投資先
©2016 DAN Venture Capital, Inc.
VB
仕事の流れ
(DANVC)
投資先
16
DAN Venture Capital, Inc.
DANVCのCVCファンド(中核LP型)
 中核LPが1社出資し、他の一般LPから出資を募る。中核LPはファンド総額の50%を上限に出資。
 DANVCがGPとして、投資先審査、企業価値評価、資本政策の提案、組合財務管理及び財務局への報告等の
専門業務を担う。
 ファンドからVBへの投資決定にあたっては、中核LPとGPのDANVCにより構成される投資委員会で、中核LPの
意向により、投資先の選定、条件及び投資金額等を決定。中核LPは自社の経営資源を活用し、必要に応じて投
資先にHands-on人材を投入。
 契約出資上限額の範囲内で、投資実行時に投資実行分のみを資金拠出をするキャピタルコール契約が基本。
投資委員会
DANベンチャーキャピタル
(無限責任組合員)
適格機関投資
家等特例業務
の届出・報告
取引先・提携先等
(一般LP)
中核LP
出資
出資
組合財務
管理
投資先審査
投資価値評価
CVCF
投資
投資
金融機関または証券会社
(適格機関投資家組合員)
投資
資金の流れ
金融庁
仕事の流れ
(中核LP)
ベンチャーキャピタリスト
VB
中核LPが
Hands-on人材を投入
VB
投資先
投資先
©2016 DAN Venture Capital, Inc.
VB
仕事の流れ
(DANVC)
投資先
17
DAN Venture Capital, Inc.
DANVCのCVCファンド(社内ベンチャー型)
 DANVCがGPとなり、中核LPが1社出資し他の一般LPの出資を募る。中核LPの出資はファンド総額の50%未満。




契約出資上限の範囲内で、投資実行時等にGPの要請に基づき出資実行をするキャピタルコール方式。
中核LPは社内の研究開発テーマの事業化を目的とした新会社(社内ベンチャー)を設立。新会社に研究開発を
移管するとともに、ファンドに新会社株式を譲渡。ファンドは新会社に追加出資。有望な社外のベンチャー企業が
発掘された場合には、併せて投資を検討する。GPと中核LPにより構成する投資委員会で投資決定。
DANVCは、企業価値評価、資本政策の提案、組合財務管理及び財務局への報告等の専門業務を担う。
新会社は中核LPの経営資源を活用し、試作品製作等を中核LPに委託。
EXIT戦略は中核LPへ譲渡、株式交換、上場から投資先の状況に応じて選択。
適格機関投資
家等特例業務
の届出・報告
投資委員会
金融庁
DANベンチャーキャピタル
(GP)
出資
組合財務
管理
取引先・提携先等
(一般LP)
投資
CVCF
出資
金融機関または証券会社
(適格機関投資LP)
中核LP
資金の流れ
投資
仕事の流れ
(中核LP)
新設分割
仕事の流れ
(DANVC)
R&D
R&D
新会社
新会社
VB
投資先
投資先
©2016 DAN Venture Capital, Inc.
VB
投資先
18
DAN Venture Capital, Inc.
アドバイザリー契約によるCVC支援
 自社内でのCVC推進を希望する事業会社等を対象に、業務委託契約によりCVCアドバイザリー業務をDAN
VCが担う。
 CVCアドバイザリー業務としては、投資先あるいは提携先VBの発掘・評価・資本政策提案・投資交渉等の提
供及び投資後のモニタリング報告等の具体的なCVC支援業務、CVCファンドのスキーム構築及び組成指導、
EXIT戦略の指導、ファンド決算・報告分配業務のほか、これらの準備段階としてCVC及びオープンイノベー
ションに関する法制度や最新実例等を含む包括的な情報提供及び個別相談に応じる。
 ニーズに応じて、CVC及びオープンイノベーションに関する社内セミナーを行うほか、ベンチャーキャピタリスト
養成講座のカリキュラムによる社内キャピタリスト養成研修を提供する。
事業法人等
アドバイザリー業務
CVCF
DANベンチャーキャピタル
(CVCアドバイザー)
社内
キャピタ
リスト






社内キャピタリスト
VB
資金の流れ
仕事の流れ
投資先
VB
投資先
VB
投資先
©2016 DAN Venture Capital, Inc.
投資先発掘・評価・資本政策提案・投資交渉
投資後のモニタリング報告
CVCファンドのスキーム構築及び組成指導
ファンドEXIT戦略の指導
ファンド決算・報告分配業務
CVCとオープンイノベーションの法制度・最
新事例等の包括的情報提供
 CVCの取り組みに関する個別相談
 社内キャピタリストの育成研修
 社内セミナーの実施
19
DAN Venture Capital, Inc.
DANvcのCVCファンドのポジショニングマップ
資金力はあるものの人的リソースの不足等からベンチャー企業投資に踏み切れない一般の上場
企業約3,000社の事業投資ニーズに応えるのがDANvcのCVCF。
ファイナンシャル・リターン
(出資の目的)
(出資者の規模)
大企業・機関投資家
個人富裕層
一般の上場企業(約3,000社)
ビジネス・リターン
©2016 DAN Venture Capital, Inc.
20
DAN Venture Capital, Inc.
投資先及び投資候補先 (2016.09.01 現在)
業種
Startup
Early Stage
Later Stage
IT
教育(EdTech)
バイオ・メディカル
モノづくり
ロジスティックス
サービス
21
DAN Venture Capital, Inc.
DANベンチャーキャピタル代表者の過去の実績
商号
VC投資※1
上場
GS募集※2
EXIT
自社※3主幹事
パラカ
他社主幹事
✔
✔
東証マザーズ
エイジア
✔
✔
✔
東証マザーズ
ラ・アトレ
✔
✔
✔
JASDAQ
ビジネス・ワン
✔
✔
イーディーコントライブ
✔
✔
アルファ・トレンド
✔
✔
マルマエ
✔
✔
キノシタオート
✔
✔
福証Q-Board
✔
✔
東証マザーズ
札証アンビシャス
✔
東証マザーズ
M&A(オートセブン)
インネクスト
✔
オストジャパン
✔
テキスト
✔
M&A(メガネトップ)
アレックシステム
✔
M&A(レカム)
Color Kinetics
✔
札証アンビシャス
✔
✔
✔
札証アンビシャス
US NASDAQ
タイセイ
✔
福証Q-Board ※4
セレブリックス
✔
大証ヘラクレス
22
DAN Venture Capital, Inc.
上場
商号
VC投資※1
GS募集※2
自社※3主幹事
他社主幹事
EXIT
エムビーエス
✔
福証Q-Board※4
ハウスフリーダム
✔
福証Q-Board
ジェット証券
✔
✔
M&A(オリックス)
エコミック
✔
札証アンビシャス
ナノテックス
✔
札証アンビシャス
TRUCK-ONE
✔
福証Q-Board
イージーユーズ
✔
札証アンビシャス
碧
✔
トラストパーク
グランディーズ
インサイト
✔
✔
✔
福証Q-Board ※4
✔
✔
東京プロマーケット
福証Q-Board
札証アンビシャス
※1 ディー・ブレイン・キャピタルによる実績 ※2 ディー・ブレイン証券主幹事によるグリーンシート主幹事実績。
※3ディー・ブレイン証券主幹事による上場引受主幹事実勢。
※4 その後、東証マザーズに重複上場
23
DAN Venture Capital, Inc.
クラウドファンディング世界と日本の現状(ご参考)
 米国Kickstarterを筆頭とする購入型クラウドファンディングのプラットフォームが最も
ポピュラー。クリエイティブなプロジェクトの開発資金を、完成した製品や作品を
Rewardとして提供することを条件に、インターネットで小口で集めている。
 Kickstarterでは年間2万件超のプロジェクトが総額5億ドルを超える資金を調達。
Kickstarterと2位のINDIEGOGOでは100万ドル以上のプロジェクトは440件。うち42件
がVCからも投資を受けている。
 購入型クラウドファンディングは、金融商品取引ではないことから規制がなく、簡単
に参入できる。日本でも多くのプラットフォームが生まれている。代表的なプラット
フォームは、ReadyFor、MAKUAKE、MotionGallery など。ただし調達金額は年間20
億円弱で、米国の30分の1。1プロジェクト当たりの平均調達金額は100万円程度。
 一方、米国では2013年9月のJOBS法の一部施行、2016年5月の完全施行で投資
型クラウドファンディングを解禁、英国でも2014年4月のクラウドファンディング法制
の施行により、株式を募集するタイプのクラウドファンディングが急速に伸びてきて
いる。
 日本では、2015年5月に改正金融商品取引法が施行され、株式投資型クラウドファ
ンディング・プラットフォームを運営するために第一種少額電子募集取扱業者の登
録制度が新設されたが、まだ登録業者はない。
©2016 DAN Venture Capital, Inc.
24
DAN Venture Capital, Inc.
クラウドファンディングの類型と主なプラットフォーム
タイプ
米国
英国
日本
寄付(Donation)型
非
投
資
型
購入(Reward) 型
貸付(Lending)型
投
資
型
ファンド型
(Revenue Share)
株式(Equity)型
(予定) 25
DAN Venture Capital, Inc.
クラウドファンディング5類型の法規制
みなし有価証券(制限なし)
第二種金融商品取引業者
(2015/5~)
みなし有価証券
(総額1億円未満、一人当たり50万円以下)
第二種少額電子募集取扱業者
金融商品取引法
第二種金融商品
取引業協会
貸金業法
寄付型
購入型
ファンド型
貸付型
業規制
行為規制
株式型
電子募集
規制
規制なし
日本証券業協会規則
株券(1社あたり総額1億円未満、一人当たり50万円以下)
第一種金融商品取引業者(証券会社)
第一種少額電子募集取扱業者(特定業務会員)
©2016 DAN Venture Capital, Inc.
26
DAN Venture Capital, Inc.
株式投資型クラウドファンディングの米英の事例
AngelsList(米国)
AngelsDen(英国)
CircleUp(米国)
27
DAN Venture Capital, Inc.
準備中の株式投資型クラウドファンディング AngelDAN
2016/10/27登録
【サービス】
仕事への「情熱」にフォーカスした独自の研修メソッドを開発。
2007年からの研修実績は450社、5万人にのぼります。情熱
人材を育成し、紹介する事業を立ち上げるとともに、「情熱ア
DAN Venture Capital, Inc.
エンジェルダン
株式会社 ウェブスクウェア
2016/10/18登録
【情報通信】
全国の動物病院をネットワークした獣
医及び看護師の最大規模の求人情
報サイト”e-Animal Hospitalの運営を
行っているほか、独自の高速プログ
ラミング技術を生かした様々な分野
のベースとなるWEBプラットフォーム
を開発し、サービス提供を行っていま
す。
目標20,000,000円
残り 60 日
目標25,000,000円
残り 60 日
2016/10/27登録
2016/10/27登録
【サービス】
仕事への「情熱」にフォーカスした独
自の研修メソッドを開発。2007年から
の研修実績は450社、5万人にのぼ
ります。情熱人材を育成し、紹介する
事業を立ち上げるとともに、「情熱ア
【情報通信】
日本企業の海外子会社向けのERP
システム開発及びサポートの高い評
価と実績を生かし、独自のクラウド型
のグローバルERPソフトを開発。グ
ローバルFinTechカンパニーとして成
29
DAN Venture Capital, Inc.
AngelDAN
による資金調達
 1億円未満のエクイティの少額公募。(有価証券通知書を財務局に提出)
 一人あたりの投資金額は最大50万円(法定要件)で、最低額は5万円とする予定。
 DANベンチャーキャピタルが社会性、成長性、リスク等を審査(無料)。
 審査にあたっては「審査依頼書」を提出。事業計画書や決算書等の必要書類を添付。
 WEBサイト上のIR動画を含むコンテンツ作成をマーケティング・プロフェッショナル・
チーム(MPT)がサポート(有償)
 募集取扱手数料は、発行価額に対して8%。手数料を加えた価額を募集価額とする。
 財務プロフェッショナルチーム(FPT)が株価算定及び資本政策を策定(有償)。
 募集期間は2週間~2ヶ月間。
 普通株式のほか、種類株式を選択可。
 拡大縁故募集(Family and Friends Finance)が基軸。審査においては募集力も評価。
募集力の弱い企業の場合は先にファンを集めるために一定期間、WEBロードショー
を実施。
 財務諸表については直前期1期を公表。公認会計士又は監査法人の監査報告書又
はレビュー報告書、若しくは、全国信用保証協会連合会による「中小企業の会計に関
する基本要領の適用に関するチェックリスト」に沿って確認をした旨の確認書を添付。
 毎期、株主総会招集通知及び重要事項について、株主向けサイトで開示する。
©2016 DAN Venture Capital, Inc.
30
DAN Venture Capital, Inc.
AngelDAN
登録企業への投資
 投資をするには、AngelDANに口座を開設(無料)。
 運営会社のDANベンチャーキャピタルは、第一種少額電子募集業はとして反社
チェックが義務づけられている。
 投資金額の目標額に対して応募額が1/3未満の場合には、募集は中止。
 応募額が目標額を超える場合には、目標額に達したところで募集を打ち切り(先着順、
キャンセル待ち制度あり。)
 8日間のクーリングオフ期間。
 AngelDANへの申込期間の最終日から8日後に会社法上の申込期日を設定。
 投資家の申込みは、WEB上で受付。申込金をDANベンチャーキャピタルに振込むこ
とで申込みが有効となる。
 申込金はDANベンチャーキャピタルが信託銀行に分別金信託として分別管理。
 投資後は有価証券の預りは行わない(法律で行うことができない)。
 DANベンチャーキャピタルが証券事務代行契約を締結して名簿管理をするが、毎期、
発行会社の継続審査によって代行契約を継続するか否か判断。
 AngelDANで取得した株式等についての、売買の仲介はAngelDANではできない。
 取得請求権付株式を利用したConvertible Equityの仕組みを検討中。
©2016 DAN Venture Capital, Inc.
31
DAN Venture Capital, Inc.
第一種少額電子募集取扱業者の登録及び準備スケジュール
準備項目
2015/11
第一種少額電子募集業者
登録申請(関東財務局)
2
2016/1
12
仮申請
仮申請書作成
社内規程の準備
規程案作成
規程完成
発行会社規約・投資約款
規約案作成
規約完成
採用活動
人的組織体制構築
概要設計
業務管理システム構築
概要設計
5
7
6
8
10
11
本審査
登録
9
本申請
本申請 本審査
仮審査
質問回答
登録申請書・業務方法書。
加入申請書及び添付書類等
WEBシステム構築
4
仮審査
仮申請
特定業務会員としての
加入申請(日証協)
3
加入
本申請書
社内研修
詳細設計
詳細設計
発行会社の発掘とサポート
運用
テスト運用
テスト運用
運用
発掘・審査・指導
発足
サポートパートナー体制
©2016 DAN Venture Capital, Inc.
運用
32
DAN Venture Capital, Inc.
DANvcの投資事業の計画と対象企業のステージ
 CVCファンドの投資対象はファンドオーナーとなる上場企業等の投資意向に沿って、スタートアップからレイター
ステージの企業を幅広く対象とする。ファンドオーナーの事業投資を目的として、グループ戦略としてシナジーを
目的とする。EXITは上場時の一部売出や市場売却の他、株式の追加取得や株式交換等による子会社化も投
資先の意向によってオプションとする。
 株式投資型クラウドファンディングの対象は主としてスタートアップ期。身近なファンを株主とすることで早期の
資本調達を図る。事業の進捗状況に応じて、CVCF投資と組み合わせた資金調達もサポートする。
 長期的には、事業承継ファンドとクラウド型ファンドも準備。事業承継ファンドは売上高3億円以上で実質経常
利益2千万円以上、過去5年間の売上高の変動幅が-10%~+30%の範囲の安定収益型の非上場会社を投資
対象とする。クラウド型VCファンドは、一般個人投資家から小口資金を集めるファンドである
ことの性格上、より安全な運用に心がけるべく、CVCFと事業承継ファンドの
上場企業
投資先から投資候補先を選別する。
事業承継ファンドの
投資対象ゾーン
非上場企業
CVCFの投資対象ゾーン
クラウド型ファンド
の投資対象
株式投資型クラウド
ファンディングの対象
企業ゾーン
Start Up
Early
Middle
Later
Growth Stage
©2016 DAN Venture Capital, Inc.
Maturity Stage
33
DAN Venture Capital, Inc.
DANベンチャーキャピタルの挑戦
 グリーンシートで141社の中小企業の株式募集を行ったディー・ブレイン証券。資金
調達の総額は112億。1社平均は78百万円。うち16社が上場(上場企業との経営統
合による5社を含む。)の実績。
 DANベンチャーキャピタルは、代表者のディー・ブレイン証券における実績を生かし
て、「株式投資型クラウドファンディング業務」を専業とする新たな金融商品取引業
者(第一種少額電子募集取扱業者)の第1号登録を狙う。
 目標はノウハウ・技術を有する成長志向の非上場会社20万社を対象とする20兆円
のエクイティ・マーケット創設。これは国内800兆円の銀行預金の2.5%に相当。
 株式投資型クラウドファンディングは「個人エンジェル」が資金を供給。CVCファンド
は上場会社を中心とする、いわば「法人エンジェル」。モデルは米国のAngelListと英
国のAngels Den。
 専門性と経済性を追求するモデルとして独立キャピタリスト制度を採用。ベンチャー
キャピタリスト養成講座によって非上場会社へのエクイティ投資の専門家を多数育
成。育ったキャピタリストがリードエンジェルとなり、日本の未来を担う成長中小企業
へのエクイティファイナンスを広げる。その新たな資金循環インフラを築くのがDAN
ベンチャーキャピタルのミッション。
©2016 DAN Venture Capital, Inc.
34
http://www.denawa.com/danvc/
DANベンチャーキャピタル株式会社
〒100-0011
東京都千代田区内幸町1-1-1 帝国ホテルタワー15階
TEL 03-3507-5728 FAX 03-3507-5601
E-mail: [email protected]