平成27年11月選考(PDF:56KB)

太宰府市短歌ポスト第八十八期入選歌
(
白井 道義)
(
平成二十七年十一月二十六日)
秋晴れに少し早目の七五三母の手を取り父の手を取る
(
矢野 早苗)
碑や回廊跡をここに見て思ひはせたり平安の世に
栗(﨑 明美
福(永 恵美
徳(永 逸夫
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)
水城野に彩どり添ゆる秋桜風と語らひさ揺らぎ止まず
西(田 省三
)
山(田 成実
雨やみて霧立ちのぼる宝満の山肌に秋の色ふかみおり
橋三つ渡る間に詰められた距離に気付かぬふりをしている
亡き親と菖蒲めでたり宰府茶屋初孫抱きて雨音をきく
折(田 雪乃
)
駅そばの観光案内テキパキとあちらの言葉も笑顔で交す
門(谷 とも )
安(藤 千菜美
大楠の苔生す幹の年月を共に歩むはあなたであれば
)
桜咲き共に歩いた参道を秋風誘い今一人来る
こぬか雨草々濡らし礎石濡らす幾世の栄華鎮めゐるがに
吉(村 高彦
)
小・
中学生の部
い し
紅葉の茜に染まる太宰府を共に歩いて我高揚す
古(賀 美羽
梅がさく道路ぞいでの食べ歩き少しちがう風景楽しむ