法テラス東京法律事務所だより 2016 年 9 月号 ■四ツ谷のげんばからげんばから■ から■ 「父の借金父の借金返せません借金返せません」返せません」ご本人は、生活支援員の方にこうつぶやいているそうです。・ご本人は、障がい者支援施設で生活をしています。収入は、障害年金のみです。・先月突然、ご本人のもとに、消費者金融からの督促状が来ました。・生活支援員の方が督促状をよく読んだところ、ご本人の父親が亡くなり、相続人であるご本人へ督促状を送った旨が記載されていました。・生活支援員の方は、ご本人が借金を返さなければいけないのかと疑問に思い、ホットラインへ問合せをしました。確かに、相続人は、プラスの財産もマイナスの財産も相続するため、借金の返済義務を負うことがあります。しかし、マイナスの財産しかなければ、相続放棄相続放棄の手続で返済義務を免相続放棄限定承認という手続が取れたりすれたり、あるいは、プラスの財産の範囲で借金を返済する限定承認限定承認る場合もあります。いずれの手続も弁護士がお手伝いできるものですので、ご本人のため法律相談の窓口をご法律相談の窓口をご案内いたしました。後日、ご本人は、弁護士へ依頼して遺産を調査してもらい、相続放棄の案内手続を取ったそうです。一般的な法制度や法律相談の窓口のご案内もいたしますので、まずは、お気軽にお問合せください。 ※ このお話は実例を参考にしたフィクションです。 ■ホットラインご利用のご案内ご利用のご案内■ ホットラインご利用のご案内■ ．．．．．．．．．．．．．．．．．当事務所では、常勤弁護士が福祉・医療関係のお仕事をされている．．．方々に１電話情報提供サービスを行っています。ご本人を支援する業務のなかでお悩みのこと２がございましたら、ぜひご利用ください（個人名等をお話しいただく必要はございませんので、まずはお気軽にお問合せください。）。ご利用時間帯平日 10:00～17:00 お問合せ先電話番号０５０－３３８３－０２０２よくあるお問合わせ成年後見制度、相続・遺言、債務整理、生活困窮、離婚、賃貸借トラブル、消費者被害、法テラス利用方法など３１２３支援を受けておられるご本人からの直接のお電話には対応できません。ご本人からの直接のご相談につきましては、法テラス地方事務所にてご予約を承ります。お近くの法テラス地方事務所をお探しの場合は http://www.houterasu.or.jp/chihoujimusho/index.html をご参照ください。最終的にはご本人(被支援者様)のお悩みについて解決の道筋をつけることが目的です。支援者様や支援者様が所属する機関・団体の法務につきましては対応できませんので、予めご了承ください。ここに掲げたもの以外のお悩みでも、ご遠慮なくお問合せください。