(6 月の経済指標を中心に) 全国,中国ともに景気は概ね横ばいとなっている。 先行きは,円高の進展に伴う生産や輸出などへの影響が懸念される。 (全国) 個人消費 一部に弱さがみられるものの,底堅く推移している 住宅投資 新設住宅着工戸数は前年を下回った 設備投資 機械受注は前年を下回った 公共投資 前年を下回った 輸 輸出金額は前年を下回った 出 生産動向 一進一退となっている 雇用情勢 求人倍率が高水準で推移するなど,着実な改善を続けている (中国) 個人消費 一部に弱さがみられるものの,底堅く推移している 住宅投資 新設住宅着工戸数は前年を下回った 公共投資 前年を下回った 輸 輸出金額は前年を下回った 出 生産動向 弱含んでいる 雇用情勢 求人倍率が高水準で推移するなど,着実な改善を続けている 11 ■エネルギア地域経済レポート No.506 2016.9 経済情勢(6 月の経済指標を中心に) 1.景気動向指数(6 月) (全国)CI 一致指数は 2 カ月ぶりに上昇している。 (中国)CI 一致指数は 2 カ月ぶりに上昇している。 (全国) ・CI 一致指数は 110.5(前月差+1.3 ポイント) 。 2 カ月ぶりに上昇。 ・CI 先行指数は 98.4 と前月と同水準。 (2010年=100) 140 先行指数 (2010年=100) 140 一致指数 120 110.5 100 (中国) ・CI 一致指数は 117.9(前月差+0.3 ポイント) 。 2 カ月ぶりに上昇。 。 ・CI 先行指数は 112.1(同+0.2 ポイント) 2 カ月ぶりに上昇。 98.4 80 先行指数 一致指数 117.9 112.1 120 100 80 60 06 07 08 09 10 11 12 13 指 標 名 14 15 60 年 06 07 08 寄与度 09 10 11 12 指 標 名 13 14 15 年 寄与度 CI一致指数(前月差) 1.3 CI一致指数(前月差) 0.3 鉱工業生産財出荷指数 0.33 鉱工業生産指数 0.52 耐久消費財出荷指数 0.32 電力利用率 0.46 鉱工業生産指数 0.31 電力需要量 0.34 投資財出荷指数(除輸送機械) 0.20 生産財出荷指数 0.03 中小企業出荷指数(製造業) 0.14 所定外労働時間(製造業) 商業販売額(小売業) 0.08 通関輸入額 ▲ 0.16 営業利益(全産業) 0.08 最終需要財出荷指数 ▲ 0.25 所定外労働時間指数(調査産業計) 0.01 全産業業況判断DI ▲ 0.31 有効求人倍率 ▲ 0.35 有効求人倍率(除学卒) ▲ 0.04 商業販売額(卸売業) ▲ 0.08 指 標 名 CI先行指数(前月差) 寄与度 指 標 名 0.01 寄与度 0.0 CI先行指数(前月差) 0.2 鉱工業生産財在庫率指数(逆) 0.62 生産財生産指数 0.97 消費者態度指数 0.50 銀行貸出残高(前年比) 0.53 中小企業売上げ見通しDI 0.07 消費者態度指数 0.46 0.12 マネーストック(M2) ▲ 0.01 実質百貨店販売額(前年比) 最終需要財在庫率指数(逆) ▲ 0.09 中小企業業況判断DI次期見通し 新設住宅着工床面積 ▲ 0.20 新設住宅着工戸数 ▲ 0.16 日経商品指数(42種総合) ▲ 0.25 建築物着工床面積 ▲ 0.37 東証株価指数 ▲ 0.27 鉱工業製品在庫率指数(逆) ▲ 0.43 ▲ 0.41 新規求人倍率 ▲ 1.02 新規求人数(除学卒) 0.11 実質機械受注(製造業) 投資環境指数(製造業) 注:1.景気動向指数(CI)は景気変動の大きさやテンポ(量感)を測定することを目的としている。 2.景気動向指数とは,生産,雇用など重要かつ景気に敏感な指標の動きを統合することによって,景気の現状把握および将来予測に資するため に作成されたもので,景気に対し先行して動く先行指数,ほぼ一致して動く一致指数,遅れて動く遅行指数の 3 本の指数がある。 3.全国と中国地域の景気動向指数は,採用している経済指標が異なるため,水準や前月差などを一概に比較することは適切ではない。 4.中国地域の景気動向指数は,2014 年 1 月値公表時から新景気動向指数を適用(エネルギア地域経済レポート No.477(2014.4)の解説参照) 資料:全国は内閣府「景気動向指数(速報) 」 ,中国は当研究所で作成 エネルギア地域経済レポート No.506 2016.9■ 12 2.個人消費(6 月) 個人消費は全国,中国ともに一部に弱さがみられるものの,底堅く推移している。 ● 百貨店・スーパー販売額 [対前年伸び率] (全国) ・百貨店・スーパー販売額は 4 カ月連続で減少(前年 同月比▲0.7%) 。 ・スーパー(同+0.9%)は衣料品が減少したものの, 飲食料品が増加。 ・百貨店(同▲3.9%)は衣料品などが減少。 (%) 12 (中国) ・百貨店・スーパー販売額は 7 カ月連続で増加(前 年同月比+0.1%) 。 ・スーパー(同+1.0%)は飲食料品が増加。 ・百貨店(同▲2.3%)は飲食料品が増加したものの 衣料品や身の回り品などが減少。 (%) 12 百貨店 9 9 合計 6 6 3 3 0 0 -0.7 -3 -6 百貨店 スーパー スーパー Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ期 13 14 15 16 1 2 16 3 4 合計 0.1 -3 -6 5 6月 Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ期 13 14 15 16 1 2 16 3 4 5 6月 注:1.百貨店,スーパーは,販売額の合計の対前年伸び率に対する業態別寄与度 2.全店舗ベース 3.最新月は速報値 資料:経済産業省「商業動態統計月報」 ,中国経済産業局「中国地域百貨店・スーパー販売動向」 ● コンビニ販売額 [対前年伸び率] ● ホームセンター・家電大型専門店販売額 [対前年伸び率] (全国)40 カ月連続で前年比プラス(前年同月比 +3.8%) 。 (中国)40 カ月連続で前年比プラス(同+3.5%) 。 (%) 10 8 (中国) ・ホームセンター販売額は 2 カ月連続で前年比 マイナス(前年同月比▲0.8%) 。 ・家電大型専門店販売額は, エアコンなどが好調 だったことから 5 カ月ぶりに前年比プラス (同 +4.3%) 。 全国 (%) 40 中国地域 30 ホームセンター 家電大型専門店 20 6 10 4 3.8 3.5 2 4.3 0 -0.8 -10 -20 0 Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ期 13 14 15 16 1 2 16 3 4 5 6 月 -30 Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ期 1 2 16 13 14 15 16 3 4 5 6 月 注:1.全店舗ベース 2.最新月は速報値 3.ホームセンター・家電大型専門店販売額は,2014 年 1 月より調査対象等が変更されたため, それ以前の数値とは不連続が生じている。 資料:経済産業省「商業動態統計月報」 ,中国経済産業局「中国地域百貨店・スーパー販売動向」 「中国地域専門量販店販売動向」 13 ■エネルギア地域経済レポート No.506 2016.9 経済情勢(6 月の経済指標を中心に) ● 新車登録・届出台数(乗用車)[対前年伸び率] ● 消費者態度指数(7 月) (全国)普通乗用車が増加したものの,軽乗用車,小 型乗用車が減少したことから,2 カ月連続で 前年比マイナス(前年同月比▲5.7%) 。 (中国)全国と同様に普通乗用車が増加したものの, 軽乗用車,小型乗用車が減少したことから, 2 カ月連続で前年比マイナス(同▲7.0%) 。 (全国)消費者態度指数は 41.3 と前月から 0.5 ポ イント低下。 「暮らし向き」は上昇したもの の「収入の増え方」 「雇用環境」 「耐久消費 財の買い時判断」が下降した。 (中国)消費者態度指数は 41.6(前月差▲1.0 ポイ ント) 。 (%) 48 全国 30 全国 中国 中国・四国 20 45 10 41.6 41.3 42 0 -5.7 -7.0 -10 39 -20 36 -30 Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ期 1 2 16 13 14 15 16 3 4 Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ期 2 3 16 13 14 15 16 5 6 月 資料:中国運輸局「新車登録・届出状況」 , (一社)全国軽自動車協会連合会 「軽自動車新車販売統計」 4 5 6 7 月 注:1.消費者態度指数は二人以上の世帯の数値 2.全国は季節調整値,中国・四国は原数値 3.四半期は月次の平均値 資料:内閣府「消費動向調査結果」 3.住宅投資(6 月) 新設住宅着工戸数は全国,中国ともに前年が高水準だった反動で前年を下回った。 ● 新設住宅着工戸数 [対前年伸び率] (全国) 貸家,持家が増加したものの,分譲住宅が減少し たことから,6 カ月ぶりに前年比マイナス(前年同 月比▲2.5%) 。 (%) 25 20 15 10 5 0 -5 -10 -15 -20 -25 持家 貸家 給与住宅 分譲住宅 (%) 戸数計 -2.5 Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ期 13 14 15 16 1 2 16 (中国) 分譲住宅,持家,貸家が減少したことから,10 カ月 ぶりに前年比マイナス(前年同月比▲4.9%) 。 3 4 5 6月 25 20 15 10 5 0 -5 -10 -15 -20 -25 持家 貸家 給与住宅 分譲住宅 戸数計 -4.9 Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ期 13 14 15 16 1 2 16 3 4 5 6月 注:持家,貸家,給与住宅,分譲住宅は,新設住宅着工戸数の対前年伸び率に対する利用関係別寄与度 資料:国土交通省「建築着工統計調査報告」 エネルギア地域経済レポート No.506 2016.9■ 14 4.設備投資・公共投資(6 月) 機械受注は非製造業が増加したものの,製造業が減少したことから前年を下回った。 公共投資は全国,中国ともに前年を下回った。 ● 機械受注額 [対前年伸び率] ● 公共工事請負額 [対前年伸び率] (全国) ・ 3 カ月連続で前年を下回った(前年同月比 ▲0.9%) 。 ・ 製造業(同▲3.8%)は電気機械などが減少。 ・ 非製造業(同+1.8%)は運輸業・郵便業などが増 加。 全産業 (%) 30 製造業 (全国)都道府県は増加したものの,独立行政法人等や 国の発注が減少したことなどから,4 カ月ぶ りに前年比マイナス(前年同月比▲1.8%) 。 (中国)国は増加したものの,県や市町村などからの発 注が減少したことから,3 カ月連続で前年比 マイナス(同▲8.6%) 。 非製造業 (%) 40 全国 中国 30 15 1.8 0 -0.9 -3.8 -15 20 10 0 -1.8 -10 -30 Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ期 13 14 15 16 1 16 2 3 4 5 6 月 -20 -8.6 Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ期 1 2 16 13 14 15 16 3 4 5 6月 注: 機械受注額は民需の合計であり,全産業,非製造業とも船舶・電力を除く数値 資料:内閣府「機械受注統計調査報告」 ,北海道建設業信用保証㈱,東日本建設業保証㈱,西日本建設業保証㈱「公共工事動向」 ● 法人企業景気予測調査(2016 年 4-6 月調査) (全国) ・4-6 月期の設備投資額は,4 四半期ぶりに前年 比プラスとなる見込み(前年同期比+10.2%) 。 ・製造業は前年を上回る(同+20.6%)見込み。 ・非製造業は前年を上回る(同+3.8%)見込み。 (%)対前年伸び率 全産業 製造業 非製造業 60 ● 企業短期経済観測調査(2016 年 6 月調査) (全国)16 年度の設備投資は 5 年連続で前年度を上 回る計画(前年度比+0.4%) 。製造業はプラ ス,非製造業はマイナスとなる見通し。 (中国)16 年度の設備投資は 4 年連続で前年度を上 回る計画(同+8.5%) 。製造業はプラス,非 製造業はマイナスとなる見通し。 30 見込み 40 20.6 10.2 3.8 20 0 -20 計画 20 全国 -40 Ⅲ Ⅳ Ⅰ 14 Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ 15 Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ 16 Ⅱ期 10 -10 12 13 14 注:法人企業景気予測調査,企業短期経済観測調査(以下,短観)は四半期ごとに公表されている。 資料:内閣府・財務省「法人企業景気予測調査」 日本銀行広島支店「企業短期経済観測調査結果の概要」 15 ■エネルギア地域経済レポート No.506 2016.9 計画 中国 0 Ⅱ 13 全産業 製造業 非製造業 (%)対前年伸び率 15 15.6 6.0 8.5 0.4 -2.5 -0.3 16 12 13 14 15 16 年度 経済情勢(6 月の経済指標を中心に) 5.輸出・輸入(6 月) 輸出金額は,全国,中国ともに円高の影響を受けて,自動車などが減少したことから,前年を下回った。 輸入金額は,全国,中国ともに原粗油などが減少したことから,前年を下回った。 ● 輸出・輸入金額 [対前年伸び率] (全国) ・ 輸出金額は 9 カ月連続で前年比マイナス(前年 同月比▲7.4%) 。自動車や鉄鋼などが減少した。 ・ 輸入金額は原粗油や液化天然ガスなどが減少し たことから,18 カ月連続で前年比マイナス(同 ▲18.8%) 。 (中国) ・ 輸出金額は 10 カ月連続で前年比マイナス(前年 同月比▲16.6%) 。自動車や有機化合物などが減 少した。 ・ 輸入金額は石油製品や原粗油などが減少したこ とから,14 カ月連続で前年比マイナス(同 ▲28.2%) 。 (%) 60 (%) 60 輸出金額 輸出金額 40 40 輸入金額 輸入金額 20 20 0 0 -7.4 -20 -40 Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ期 1 2 16 13 14 15 16 3 4 -16.6 -20 -18.8 -40 5 6 月 -28.2 1 2 16 Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ期 13 14 15 16 3 4 5 6 月 注:1.輸出金額,輸入金額は円ベース 2.輸出確報;輸入速報(9 桁) 資料:財務省「貿易統計」 ,神戸税関「中国圏・各県貿易統計」 ● 輸出・輸入数量 [対前年伸び率] ● 原油価格・円レート (全国) ・輸出数量は前年比プラス(前年同月比+3.1%) 。 ・輸入数量は前年比プラス(同+0.4%) 。 (%) 20 ・原油価格は45.3ドル/バレルと4 カ月連続で上昇。 ・円レートは 105.5 円/ドルとなり一段と円高が進 んだ。 (ドル/バレル) 140 原油価格 輸出数量 輸入数量 (円/ドル) 140 円レート(右目盛) 10 3.1 0.4 0 100 110 105.5 60 45.3 -10 -20 Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ期 1 2 16 13 14 15 16 3 4 5 6 月 20 Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ期 1 2 16 13 14 15 16 3 4 5 6月 80 50 注:1.輸出数量,輸入数量とも 2010 年=100 とした指数 2.輸出確報;輸入速報(9 桁)3. 原油価格は全日本通関 CIF 価格(出所:財務 省)4.円レートは東京外国為替市場の銀行間中心レートの期中平均値 資料:財務省「貿易統計」 エネルギア地域経済レポート No.506 2016.9■ 16 6.生産動向(6 月) (全国)生産は一進一退となっている。 (中国)生産は弱含んでいる。 ● 生産指数(総合) (全国) ・生産指数(季節調整済)は,化学や輸送用機械 などが上昇したことから 96.9(前月比+2.3%) と 2 カ月ぶりに前月比プラス。 ・生産指数(原指数)は前年同月比▲1.5%と 3 カ 月連続で前年を下回った。 予測 (2010年=100) 110 対前年伸び率(右目盛) 30 (2010年=100) 110 100 20 (%) 15 96.9 10 90 全国 0 100 94.4 7 8 月 -10 中国 5 0 80 -5 -3.8 70 20 (%) 15 10 90 -5 -1.5 ⅡⅢ Ⅳ ⅠⅡ Ⅲ ⅣⅠⅡ Ⅲ ⅣⅠⅡ 期 1 2 3 4 5 6 16 13 14 15 16 25 生産指数 5 80 30 対前年伸び率(右目盛) 25 生産指数 70 (中国) ・生産指数(季節調整済)は,はん用・生産用・業 務用機械や化学などが上昇したことから 94.4(前 月比+2.6%)と 2 カ月ぶりに前月比プラス。 ・生産指数(原指数)は前年同月比▲3.8%と 2 カ 月連続で前年を下回った。 Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ期 13 14 15 16 1 2 16 3 4 5 6月 -10 ● 生産指数(素材) 105 (2010年=100) 105 全国 (2010年=100) 中国 100 100 96.2 95 91.9 90 95 90.6 90 86.8 85 80 85 鉄鋼 化学 Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ期 1 2 3 4 5 6 月 16 13 14 15 16 80 鉄鋼 化学 Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ期 1 2 3 4 5 6 月 16 13 14 15 16 ● 生産指数(機械) 160 (2010年=100) 全国 はん用・生産用・業務用機械 電気機械 (2010年=100) 160 中国 自動車 はん用・生産用・業務用機械 電気機械 自動車 130 130 120.8 110.3 100 96.9 100 96.9 81.4 85.4 70 Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ期 1 2 3 4 5 6 月 16 13 14 15 16 70 Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ期 1 2 16 13 14 15 16 3 4 5 6 月 注:1.生産指数は季節調整済指数 2.生産指数の対前年伸び率は原指数による 3.予測値は製造業の値を基に算出 4.中国の最新月は速報値 5. 「電気機械」は 1995 年基準の業種分類を適用(2010 年基準における電気機械工業,情報通信機械工業,電子部品・デバイス工業の合計) 6. 「自動車」は全国では「特掲:乗用車・バス・トラック」 ,中国では「自動車工業(乗用車・トラック・主要部品) 」 資料:経済産業省「鉱工業(生産・出荷・在庫)指数確報」 ,中国経済産業局「中国地域鉱工業生産動向」 17 ■エネルギア地域経済レポート No.506 2016.9 経済情勢(6 月の経済指標を中心に) 7.雇用情勢(6 月) 雇用情勢は全国,中国ともに,求人倍率が高水準で推移するなど良好である。 ● 完全失業率,有効求人倍率,新規求人倍率 (全国) ・完全失業率は 3.1%と前月から 0.1 ポイント 改善。 ・有効求人倍率は 1.37 倍と前月から 0.01 ポイ ント上昇。 ・新規求人倍率は 2.01 倍と前月から 0.08 ポイ ント下落。 (中国) ・4-6 月期の完全失業率(原数値)は 2.9%と前年同 期比で 0.2 ポイント改善。 ・有効求人倍率は 1.56 倍と前月と同水準。 ・新規求人倍率は 2.33 倍と前月から 0.07 ポイント 下落。 完全失業率 完全失業率 (%) 6.5 (倍) 2.50 有効求人倍率(右目盛) 新規求人倍率(右目盛) 6.0 有効求人倍率(右目盛) 6.5 新規求人倍率(右目盛) 2.01 5.0 4.5 1.37 2.00 2.33 5.5 2.00 1.56 4.5 1.50 4.0 3.5 1.00 3.0 1 2 16 3 4 5 6 月 1.00 2.9 3.0 3.1 Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ期 13 14 15 16 3.5 0.50 2.5 Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ期 1 2 16 13 14 15 16 主要産業における新規求人数の推移(全国) (%)対前年伸び率 20 2.50 5.0 1.50 4.0 30 (倍) 6.0 5.5 2.5 (%) 鳥取 広島 1.80 医療,福祉 島根 山口 7.3 4.9 1.3 0 0.50 1.69 広島 1.61 岡山 1.49 島根 1.38山口 1.36鳥取 1.40 10 5 6月 岡山 1.60 卸売・小売業 4 有効求人倍率の推移(中国 5 県) (倍) 製造業 3 1.20 1.00 0.80 -10 Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ期 1 2 3 4 5 6 月 16 13 14 15 16 0.60 Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ期 1 2 3 4 5 6 月 16 13 14 15 16 注:完全失業率の月次,有効求人倍率,新規求人倍率は季節調整値,完全失業率の四半期は原数値 資料:総務省「労働力調査報告」 ,厚生労働省「職業安定業務統計」 ● 現金給与総額,所定外労働時間 (%)対前年伸び率 対前年伸び率(%) 2 (全国) ・現金給与総額は 3 カ月ぶりに前年比プラス (前年同月比+1.3%) 。 ・所定外労働時間は 17 カ月連続で前年比マイ ナス(同▲1.9%) 。製造業は 7 カ月連続で前 年比マイナス(同▲1.3%) 。 10 1.3 1 0 0 -1.9 -1 -2 5 現金給与総額 所定外労働時間(右目盛) Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ期 1 2 3 4 5 6 月 16 13 14 15 16 -5 -10 注:1.事業所規模 5 人以上の指数(2010 年=100)の対前年伸び率 2.最新月は速報値 資料:厚生労働省「毎月勤労統計調査」 エネルギア地域経済レポート No.506 2016.9■ 18
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