平成28年熊本県立大学人権委員会 平成28年度 ハラスメントに関するアンケート結果について(概要) 1 アンケート実施日 学 生:平成28年4月~6月 教職員:平成28年6月 2 アンケート対象者数 学 生:1,675名 →新入生を除く学部学生1,606名、大学院生69名 (男性629名、女性1,046名) 教職員: 158名 →教員85名、事務職員33名及び非常勤嘱託・臨時職員40名 (男性94女性64名) ※H28年度新任職員を除く 3 質問内容 別添アンケート様式のとおり 4 調査結果 (1)アンケートの回収状況 <学生> ・学部生(2,3年生)に対しては、4月のオリエンテーションの際にアンケート用紙を配布し、回収。 ・4年生は、保健センターで健診結果を渡す際にアンケート用紙を配付し、アンケート回答箱に投函を依 頼。 ・院生は、個別に配付し、アンケート回収箱への投函を依頼。 <教職員> ・教職員(非常勤嘱託職員、臨時職員を含む)に対しては、メールにより依頼。 ◆回収率:46%(H27:41%) (2)ハラスメントの内容 ・アンケートの結果、学生4名、教職員3名の計7名からの被害申告有。(H27:学生3名、教職員1名) ・学生の申告は、「アルコールハラスメント」、「アカデミックハラスメント」、「セクシャルハラスメント」という内 容のもので、親・友人・学内相談員に相談した学生もいたが、1名は誰にも相談をしていない。 ・教職員からの申告は、上司、同僚からの「パワーハラスメント」があったとの内容で、相談相手は上司・同 僚・家族・友人であった。 (3)相談員制度の認知度 ・相談員制度の認知については、回答した学生の54%(H27:45%)が知っていると回答したが、まだ まだ制度の周知が必要である。教職員は回答した者のうち100%(H27:94%)が相談員制度を知って いた。 相談員制度の 認知(学生) 知ってい る54% 相談員制度 の認知(教職 員) 知ってい る100% 46% 54% 知らない 45% 知らない 0% 100% (4)相談員への相談 ・ ハラスメント被害を受けたと申告した者が、ハラスメント相談員に相談した件数 1件 (5)その他の意見・質問 ・ 人権の意識は、大事と分かっていても、薄れることがあるので、各研修参加はとても大切だと感じてい る。 ・ 「2年に1度は必ず受講」等となれば、どういった言動がセクハラやアカハラに該当する、という理解が 進むかと思う。 ・ 教育の力で人を大切にする習慣が身についた人材を育成したいものである。 ・ 指導して(されて)心に傷を負ってしまうのは、どの程度なのか、人によって違うので、人権問題は難し い面がある。指導する(される)面で必ず第三者がいる事が大切である。 ・ 講義の合間などに各教室で、この相談員制度の宣伝を行うことで認知度も上がると思う。 ・ HPに相談フォームを設けてほしい。(既にある場合はすいません) ・ 男女差別(女尊男卑や男尊女卑)が未だに横行しているため、性別関係なく、お互い尊敬し合える世の 中になると良いなと思う。 ・ ハラスメントの防止に力を入れることは大切だと思う。弱い立場にある人たちを守るためには、ハラスメ ントを許さない社会のあり方や弱い立場の人々をサポートする環境が必要である。 ・ 防ぐことは必要であるが、個人の責任である部分が多いと思う。 ・ 小中高校でクラスの安泰を保つために特定の生徒が全体からけなされるという問題の解決に力を入れ てほしい(特にクラス担任)。 ・ 匿名の電話相談などはできるのか。 ・ 相互の状況を確認してから(ハラスメントについて)判断してほしい。 ・ 特にありませんが、この制度を知らない人も多いと思うのでもっと宣伝すればいいと思う。 何もかもハラスメントとして扱われつつあるという話も耳にしており、ハラスメントで不快な生活を強いら れるのはよくないけれども、これ(何もかもハラスメントとして扱われること)もまた、生きにくい世になる ・ と感じ、折り合いをうまくつけて相手のことをお互いに思いやれる日々をつくるためにはどうしたらいい のか、悩ましい。規制でなくて教育からなど、外から抑えるのでなく内からかえることができたらなと思 う。 ・ ハラスメントを根絶しないといけない。 ・ ハラスメントが少しでもあれば、楽しい学生生活が送れなくなるので、自分や周りでもあってはいけない と思う。 ・ 大学では、特にいじめは見たことはない。 ・ 私も人権問題は考えたいが、最近モラハラなども増え、ハラスメントかそうでないのか境目が難しくな り、よく分からない。 ・ 大学は自由に行動し考え、動ける場。どのような人でもあたり前のように交流のできる場であってほし い。 (6)アンケートに関して対応した事項 ・ 学生からの様々な相談は、保健センターへのメール(メールアドレス [email protected])での 相談も可能として、学生ハンドブック等に紹介しているところであるが、周知を徹底するため、学内プラ ズマディスプレイにも相談アドレスを掲載するよう対応した。 ・ 相談は、匿名でも可能としており、上述の内容と合わせて、学内プラズマディスプレイに掲載をした。
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