日本医療研究開発機構 医薬品等規制・評価研究事業 (研究期間:H28年度) サリドマイド等が胎児に及ぼす影響の評価に関する研究 研究開発提案者 慶應義塾大学 薬学部 専任講師 西村友宏 研究開発分担者 熊本大学大学院生命科学研究部 教授 若山友彦 研究開発協力者 千葉科学大学 危機管理学部 教授 堀本政夫 背景・目的:「患者の治療アクセスを阻害せずに胎児曝露を防止する」との観点から安全管理手順は作成され、 サリドマイド類を服用する患者は安全管理手順に従う。しかし、男性に投与後、精液中に移行したサリドマイド 類の胎児毒性は十分に明らかではなく、科学的根拠に基づいた真に必要な措置を検討する必要がある。 血液 血液精巣関門 精粗細胞 (2n) 70 日 精巣 セルトリ細胞 セルトリ細胞 前立 尿道球 腺液 腺液 85 % 10 % 1-3% 精囊液 精子成熟 精巣 上体 遺伝毒性 精子形成異常 直接曝露 精子 対精液 容積比 1-3 % 精液 (血漿中濃度と同程度のサリドマイドが含まれる) 精子 精漿 通過しない 母体循環 子宮腔 胎児、受精卵 サリドマイドによるヒト胎児奇形の絶対感受性期(最終月経後34-50日)
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