ジカウイルス感染症について 【発生地域】 アフリカ、東南アジア、カリブ海嶼国、中南米、太平洋島嶼国 で流行している。 【感染経路】 【主な症状】 【治療法】 ウイルスを保有したヤブカ類に吸血された際に感染する。輸 血や性行為によって感染する場合もある。母体から胎児への 感染を起こすことがあり(先天性ジカウイルス感染症)、小頭 症などの先天性障害を起こす可能性がある。 潜伏期間は 2~12 日(多くは 2~7 日)である。主に軽度の 発熱(約 6 割が 38.5℃以下)、斑丘疹、結膜炎、関節痛、筋 肉痛、疲労感、倦怠感、頭痛などを呈する。これらの症状は 軽く 2~7 日続いて治まる。感染しても症状がないか、軽い ため気が付かないことがある。 対症療法である。比較的症状が軽く、特別な治療を必要とし ない。 ①長袖、長ズボンを着用し、素足でのサンダル履き等は避け 【感染予防】 る。蚊取り線香や虫除け剤の使用等によって、屋外だけで なく屋内でも蚊に刺されないように注意する。室内の蚊の 駆除を心がける ②流行地から帰国した人は帰国後最低 8 週間はコンドーム を使用した性行動もしくは性行為の自粛を検討する。 ③流行地域から帰国後の妊娠を予定しているカップルや女 性は、最低 8 週間(帰国後 8 週間以内に男性に症状がみ られた場合は6か月間)は妊娠を控えることが強く推奨さ れる。 ④流行地から帰国後、最低 4 週間は献血をしない。 H28 年 8 月 18 日作成 滋賀県東近江保健所 健康推進係 TEL:0748-22-1309 国の通知が更新されたら内容も 随時変更になります。 デング熱について 【発生地域】 アジア、中東、アフリカ、中南米、オセアニア地域で流行して いる。とくに、東南アジアや中南米での患者の増加が顕著で ある。 【感染経路】 ウイルスを保有したネッタイシマカやヒトズジシマカに吸血さ れた際に感染する。 【主な症状】 潜伏期間は3~7日(最大2~14日)である。発熱や皮疹、 頭痛、嘔気、嘔吐等の症状が出現し、1 週間前後の経過で回 復するが、まれに重症化しデング出血熱(血小板減少や出血 傾向)を示すことがある。乳幼児、妊婦、高齢者、糖尿病、腎 不全患者は重症化しやすい。 【治療法】 対症療法である。比較的症状が軽く、特別な治療を必要とし ない。 【感染予防】 長袖、長ズボンを着用し、素足でのサンダル履き等は避け る。蚊取り線香や虫除け剤(デイートやイカリジンを含む)の 使用等によって、屋外だけでなく屋内でも蚊に刺されないよ うに注意する。室内の蚊の駆除を心がける H28 年 8 月 18 日作成 滋賀県東近江保健所 健康推進係 TEL:0748-22-1309 国の通知が更新されたら内容も 随時変更になります。
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