浅口市子育てコンシェルジュ HP 資料(第 18 号)H28.8

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「子離れできにくい5つの親の姿」
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子育てに一生懸命になりすぎると、こんなことが
起こりやすいですよね。
① お母さんがなんでもしてしまう。→お母さん
の方が正確で早いですよね。この子は、私が
いないと何もできないという気持ちが、何も
できない子にしてしまい、お母さん自身も抜
け出せなくなってしまう。→少しずつ待って
みましょう。できることが増えていきます。
(もちろんお父さんも同様です)
② 周りの子ができているのに、自分の子ができないことが不安になる。→お母さんの気持
ちはとてもよく分かります。けれど、みんな子どもは違う、周りと違って当然だという
気持ちを持ちましょう。
③ 子ども同士のトラブルにすぐ口を出す。→状態によるとは思いますが、様子を見てみる
という姿勢が大切です。自力、自立を促しつつ、手を離していきたいですね。
④ 子どもが成長してきて自分の時間が持てるようになっても、いつも子どものことを気に
している。→これもとてもよくわかります。子どものことが気にならない親はいません。
もし、自分の時間がもてるなら、それに集中することも大切なのです。お母さんとして
のオンとオフの切り替えができるようにしたいですね。
⑤ 親の考えを押し付ける。→誰が考えてもそれしかないということは別ですが、いろんな
考え方ができることについては、子どもの
考えを出しやすくさせたり、その考えを尊
重したりすることが大切です。例えば、6
歳ぐらいであれば、自分の着る洋服など、
自分で決めさせるようなことができるよ
うにしたいものです。助言はしてもよいと
は思いますが、決めるのは、子どもという
ことをやってみるということもあってい
いと思います。
お母さんという言い方を多くしました。子どもといる時間の長さから、どちらかというと
そういう場合が多いと思いますが、お父さんも同様です。しかし、例えばお母さんがこの
ようになっている場合「もう少し待ってみようよ」と『楔(くさび)』を打つのは、お父さ
んの役目と言われています。もちろん、お父さんとお母さんが逆の立場になることもあり
ますね。
親だから、思うこと、親だからさせたくないこと、実はその気持ちが子離れをできにくく
しているのですね。
浅口市子育てコンシェルジュ HP 資料(第 18 号)H28.8
次回は「失敗は成長のもと」です。