仕 様 書 (案)

仕 様 書 (案)
1.事業名
平成28年度ビジット・ジャパン地方連携事業
「香港FIT誘客促進事業」
2.事業目的
新たな観光ビジョンの中で、「観光先進国」の実現に向け、2020年までに訪日外国人旅行者
数4,000万人という政府目標が掲げられた。国土交通省及び観光庁では、新たな目標の達成に
向けて、重点市場を対象に我が国の観光魅力を発信するとともに、日本への魅力的な旅行商品造成
等を支援する訪日旅行促進事業としてビジット・ジャパン事業を展開している。
本事業は、FITやリピーターの比率が高く、多様化する旅行形態の中、特にJNTOが展開す
る継続的な「Rail&Drive」旅行に高い関心を寄せる香港からのメディア招請を通して、
日本らしい歴史・文化、自然、ご当地グルメ、体験プログラム等の観光素材を揃える金沢~白川郷・
高山~松本のドライブルートの魅力を発信し、併せて旅行会社との共同広告を実施することで、F
IT向けRail&Driveの旅行商品造成と一層の誘客を図るものである。
3.対象地域
香 港
4.事業内容
◇招請事業
○招請人数:旅行雑誌社 1社2名(記者、カメラマン)
新聞社
1社1名(記者兼カメラマン) 計2社3名程度
・Rail&Drive旅行に興味を示すメディアを提案すること。
・下記共同広告を実施するにあたり、旅行会社とできる限り密接な繋がりのあるメディアを選定す
ること。
・事業終了後に現地で情報発信することを招請条件とする。
○招請時期:平成28年10月中旬頃 4泊5日
○行程の作成
・別紙行程案に基づき、金沢市・松本市における観光資源の魅力を盛り込むこと。
※提案を受けたルート案を基本としつつも、詳細については北陸信越運輸局及び連携先と調整
したうえで最終行程案を決めることとなるので留意すること。
○被招請者に対する招請案内等の翻訳・発送、事前の連絡調整、プロフィール作成を行うこと。
○航空券の手配
○国内移動手段の手配
・行程に沿った国内移動手段を手配すること。
・行程中、北陸新幹線による移動(東京~金沢)を含めること。
・行程中に鉄道を使用する場合は、乗車券及び指定席特急券(通訳案内士、添乗員分含む)を
手配すること。
・専用車両を使用する場合は、被招請者3名程度、通訳案内士1名、アテンド1名、自治体職員2
名程度が座ることができる座席数及び十分なラゲージスペースを備えたものとすること。
○被招請者に係る宿泊、食事、観光入場料、体験料等に係る予約・手配
・宿泊については原則1名1室とし、スーツケースの開封を考慮した部屋の大きさがあること。
・移動中に必要な飲料水を手配すること。
・滞在中の食事について金沢市・松本市の特色を出すことや食事内容が重ならないようにするこ
と等に注意すること。
○通訳案内士の手配
・招請期間中の広東語通訳案内士(日本観光、招請地域の観光知識に長ける者)を手配すること。
・説明者等の説明内容を的確に理解し、確実に受け答えできるレベルであること。
○添乗員の手配(通訳案内士が兼ねる場合は不要)
○招請・視察の全行程に係る記録
・招請、視察に係る記録を作成すること。
○アンケートの実施
・被招請者に対し、ターゲットの嗜好、消費傾向やニーズ等を把握し、今後の訪日客誘致事業の
参考となる設問項目を組み込んだアンケートの作成・翻訳・集計・分析作業を行うこと。
○事業終了後のフォローアップ
・招請後、被招請者に随時連絡を取り、記事掲載状況の把握を行うこと。また、観光庁が作成する
成果システムに、事業内容とともに目標値と成果(媒体接触者数など)を迅速に入力すること。
【招請事業にかかる見積書作成にあたっての注意事項】
○航空券について、燃油サーチャージ、空港施設使用料、空港税等の諸経費を含めること。
○国内移動手段
・有料道路通行料・駐車料について算定を行うこと。
○被招請者の宿泊、食事、観光入場、体験等に係る経費について
・夕食についてはワンドリンク代を含めること。
・被招請者へのお土産(地元特産等で高価なものでないもの)代を含めること。
○通訳案内士に係る経費について
・現地(集合・解散)前後の交通関連費を含めること。
○連携先随行者に係る経費について
・旅費(宿泊、食事、移動交通費)は本事業費に含めない。
・連携先随行者(1名)の入場・体験に係る費用を計上すること。
◇共同広告事業
○実施時期:11月~12月頃(春節期の需要獲得に合わせて掲載)
○掲出媒体:上記招請メディア
※メディア招請事業の記事掲載とは別の広告掲載とすること。
○事業終了後のフォローアップ
・事業終了後、広告掲載状況の把握を行うこと。また、観光庁が作成する成果システムに、
事業内容とともに目標値と成果などを随時迅速に入力すること。
※広告掲載にあたって次のロゴマークを入れること。
または
、及び
※昇龍道のロゴマークについては、http://wwwtb.mlit.go.jp/chubu/kikaku/syoryudo/pr-tool.html
を参照願います。
5.事業の進め方
この事業の実施については、VJ地方連携事業として石川県金沢市、長野県松本市、JR東、J
R西と連携して実施するものである。
請負事業者は、事業の実施にあたって、北陸信越運輸局観光部国際観光課及び金沢市、松本市と
密接な連携を保ちつつ作業を進めるものとし、事業の進め方等について、調整や疑義が生じた場合
には、その都度十分に協議をした上で実施していくものとする。
6.実施報告の提出
事業が完了したときは、事業実施報告書を3部作成し、8.の履行期限までに、北陸信越運輸局
観光部国際観光課へ提出するものとする。
(1)招請事業の概要
・招請者リストと各社の概要
・視察の行程及び視察状況(写真画像含む)
・アンケート集計・分析結果
(2)メディア記事掲載内容、その他
・記事露出された年月日(期間)
・記事等現物又は記事掲載の様子が分かる記録物
・記事文面等の内容(できる限り翻訳した原稿を含む)
・記事掲載による成果(媒体接触者数など)
(3)共同広告の概要
・事業内容
・広告露出された年月日(期間)
・広告物等の現物を記録したもの
・広告文面等の内容(出来る限り翻訳した原稿を含む)
・広告掲載による成果(媒体接触者数など)
・造成された旅行商品の内容と催行実績
(4)その他
・事業実施に伴う課題の分析(参加者のニーズ、感想を含めること)
・その他監督職員が指示したもの
7.事業費の分担
事業に要する経費については、北陸信越運輸局、金沢市、松本市で分担することとし、事業実施
に係る経費項目により算定する。
8.履行期限
平成29年2月28日(火)まで
9.本事業の期待する効果
・メディア招請事業について、招請したメディア1社につき、掲載本数1本
(媒体接触者数等については、被招請者決定後に目標値を算定する。
)
・共同広告事業について、旅行会社1社につき、造成ツアー本数1本及び送客数60人
(媒体接触者数等については、事業内容決定後に目標値を算定する。
)
10.その他
(1)本事業に関する事項について、機密を厳守し、無断で他に漏らしたり、利用してはならない。
(2)本事業で取り扱うこととなる個人情報の管理は適切に行うこと。
(3)招請者の安全を担保すること。
(4)請負事業者は、著作権、特許権、その他日本国又は外国の法令に基づき保護される第三者の
権利の対象となっているものを使用する場合、その使用に関する一切の責任を負わなければ
ならない。
(5)請負事業者は事業を履行するにあたり、第三者に損害を与えたときは、その損害の賠償を行
うものとする。
(6)北陸信越運輸局及び連携先と連絡調整を密に行うこと。
(7)作業内容及び本仕様書の内容等に疑義が生じた場合は、その都度監督職員と協議の上、その
指示に従って進めることするものとする。
11.監督職員
北陸信越運輸局観光部国際観光課 国際係長
高橋 岳大
※行程案
日
程
行
1日目
程
宿泊地
移動手段
香港発~東京着
北陸新幹線で金沢市へ
金沢
航空機
→新幹線
2日目
金沢市内視察
金沢
専用車両
3日目
金沢市~白川郷・高山~松本市
松本(上高地)
専用車両
4日目
松本市内視察
松本(市街地)
専用車両
5日目
松本市~
東京発~香港着
―
鉄道
→航空機
※以下の視察先を行程に必ず入れること。
金沢:兼六園・金沢城、金沢 21 世紀美術館、長町武家屋敷、ひがし茶屋街、近江町市場
レンタカー営業所視察
松本:国宝松本城、松本市美術館、上高地、中町通り・縄手通り、そば打ち体験