URL: www.walden.co.jp 文責: 室谷吉行 E-mail: [email protected] 電話番号:03 (3553) 3769 ダンロップスポーツ(7825) 連結通期 (百万円) FY12/2014 FY12/2015 FY12/2016会予 FY12/2015 FY12/2016会予 連結半期 (百万円) 1Q-2Q FY12/2015 3Q-4Q FY12/2015 1Q-2Q FY12/2016 3Q-4Q FY12/2016会予 1Q-2Q FY12/2016 3Q-4Q FY12/2016会予 売上高 前年比 前年比 前年比 前年比 営業利益 経常利益 70,898 2,090 3,059 78,117 1,483 1,801 76,000 3,500 2,200 10.2% (29.0%) (41.1%) (2.7%) 135.9% 22.1% 売上高 営業利益 経常利益 37,921 40,196 36,612 39,388 (3.5%) (2.0%) 394 1,089 2,417 1,083 512.5% (0.6%) 821 980 1,352 848 64.7% (13.5%) 純利益 1,081 (3,601) 1,200 純利益 (358) (3,243) 591 609 - EPS DPS BPS (円) (円) (円) 37.3 30.0 1,308.6 (124.2) 10.0 1,125.6 41.4 20.0 EPS DPS BPS (円) (円) (円) - 出所:会社データ、弊社計算 1.0 エグゼクティブサマリー(2016 年 8 月 23 日) 北米における市場シェアの底打ち ゴルフクラブ及びゴルフボールの製造・販売を収益源とするダンロップスポーツは、北米における市場シェアの 底打ち及び持続的な回復を通して中長期的に増益を続けていくことを計画している。 2016 年 12 月期においては、 為替が円高に振れていることやゴルフクラブの新製品の投入効果などが発生していることに加えて、のれんの償 却負担が減少していることから、営業利益が大幅に増加する。第 2 四半期累計期間においては、費用の発生が大 きく後ろ倒しになったものの、下半期に向けては、北米における市場シェアの底打ちに向けての積極的な費用の 拠出が開始される。その結果、2017 年 12 月期以降に向けて北米でのゴルフクラブ及びゴルフボールにおいて着 実な増収が持続的に発生する見通しである。日本国内における同社は、ゴルフクラブ及びゴルフボールに関して、 市場シェアナンバーワンを維持してきているのだが、北米においては、持続的な市場シェアの低下を余儀なくさ れてきた。その結果、2015 年 12 月期の期末において、北米での事業展開を担う 100%連結子会社に係るのれん の一括償却が行われている。また、これが完了した直後である 2016 年 12 月期第 2 四半期累計期間における同 社においては、北米での事業が再構築に向けての端境期にあったものの、下半期に向けては、事業の再構築に向 けての取組みが本格化する。ゴルフクラブ及びゴルフボールに関して、日本国内の 2 倍以上にも及ぶ市場規模を 有するとされる北米における市場シェアの底打ち及び将来における持続的な回復は、同社に大きな利益の成長を もたらす見通しである。2015 年 3 月に代表取締役社長に就任した木滑和生氏の下で策定された同社の中期経営 計画(2016 年 12 月期∼2020 年 12 月期)においては、当該期間における年平均で増収率 5.1%、増益率 32.3% が見込まれている。 1 2016 年 12 月期第 2 四半期累計期間は、売上高 36,612 百万円(前年同期比 3.5%減)、営業利益 2,417 百万円 (512.5%増) 、営業利益率 6.6%(5.6%ポイント上昇)での着地となった。事業セグメント別では、ゴルフクラ ブ及びゴルフボールの製造・販売を中核とする「スポーツ用品」で、売上高 31,061 百万円(4.5%減)、セグメ ント利益 2,336 百万円(533.1%増) 、セグメント利益率 7.5%(6.4%ポイント上昇)である。売上高構成比 84.8%、 セグメント利益構成比 97.1%であることに鑑みれば、同事業セグメントの業績動向が同社としての業績動向を決 定すると考えられよう。ゴルフクラブで売上高 16,300 百万円(5%減)、ゴルフボールで売上高 7,300 百万円(7% 減)である。ゴルフクラブに関しては、売上高の過半を占める日本国内において、前年同期に対して 4%前後の 増収となった模様だが、海外では 10%を超える減収を余儀なくされた模様である。日本国内においては、2015 年 12 月に発売された「ゼクシオ(XXIO) ナイン(9 代目ゼクシオ)」 (2 年毎に新製品が発売される主力のゴル フクラブ)の数量が好調に推移した結果、セールスミックスが大幅に向上した模様である。一方、海外では、事 業の再構築に向けての端境期にあった北米で数量減を余儀なくされたことに加えて、為替が円高に振れたことが 減収率を大きくした。また、ゴルフボールに関しては、新製品効果が一巡したことなどから日本国内で減収とな ったのに加えて、海外では為替が円高に振れたことから減収となった。一方、営業損益の大幅な向上に寄与した のは、上述のセールスミックスの向上に加えて費用の拠出が減少していることである。先述ののれんの一括償却 によって費用が 280 百万円減少していることに加えて、広告宣伝費などの費用の発生が後ろ倒しになったとのこ とである。 2016 年 12 月期に対する会社予想(2016 年 8 月 2 日に修正済み)では、売上高 76,000 百万円(前年比 2.7%減)、 営業利益 3,500 百万円(135.9%増) 、営業利益率 4.6%(2.7%ポイント上昇)が見込まれている。当初の会社予 想との比較では、売上高で 2,500 百万円(3.2%)の下方修正が行われているものの、営業利益で 1,500 百万円 (75.0%)の上方修正が行われている。また、為替の前提レートに関しては、1 米ドル=120.0 円から 1 米ドル =108.0 円へと修正が行われている一方、年間配当金予定 20.0 円(配当性向 48.3%)は据え置かれている。営業 利益の大幅な上方修正に関しては、 (為替)による影響が、減益要因 200 百万円から増益要因 600 百万円へと修 正されていることに加えて、(経費)による影響が、減益要因 400 百万円から増益要因 400 百万円へと修正され ていることが大きな影響を及ぼしている。ゴルフクラブの主要部材であるクラブヘッドを中国から米ドル建てで 輸入している同社においては、米ドルに対する円高が増益要因を発生させる。また、当該輸入額が米ドル建て売 上高の絶対額を上回っていることから、ネットベースでも増益要因が発生する。一方、費用の拠出に関しては、 結果的に、通期を通しても前年を下回る水準に留まる模様である。 IR窓口:広報部 部長 平川 義和(078 265 3139 [email protected]) 2 2.0 会社概要 ゴルフ・テニス用品を製造・販売 商号 ダンロップスポーツ株式会社 Web サイト IR情報 株価情報 設立年月日 2003 年 7 月 1 日 上場年月日 2006 年 10 月 13 日:東京証券取引所 1 部(証券コード:7825) 資本金 9,207 百万円(2016 年 6 月末) 発行済株式数 29,000,000 株、自己株内数 183 株(2016 年 6 月末) 特色 2003 年 7 月、住友ゴム工業株式会社のスポーツ事業部門が分社独立して誕生 ゴルフクラブ及びゴルフボールの製造・販売が収益源 北米に大きな市場シェア拡大余地 事業内容 Ⅰ.「スポーツ用品」 Ⅱ.「サービス・ゴルフ場運営」 Ⅲ.「ウェルネス」 代表者 代表取締役社長 木滑和生 主要株主 住友ゴム工業 60.38%、東郷産業 2.78%、日本トラスティ・サービス(信託口)1.72% (2016 年 6 月末) 本社 神戸市中央区 従業員数 連結 1,991 名、単体 365 名(2016 年 6 月末) 出所:会社データ 3 3.0 業績推移 2016 年 12 月期第 2 四半期累計期間 2016 年 12 月期第 2 四半期累計期間は、売上高 36,612 百万円(前年同期比 3.5%減)、営業利益 2,417 百万円 (512.5%増) 、経常利益 1,352 百万円(64.7%増) 、純利益 591 百万円(前年同期:純損失 358 万円)での着地 となった。また、営業利益率 6.6%(5.6%ポイント上昇)である。当初の会社予想との比較では、売上高で 3.7% (1,388 百万円)下振れたものの、損益面では上振れた着地となった。営業利益で 202.1%(1,617 百万円)、経 常利益で 93.1%(652 百万円) 、純利益で 195.5%(391 百万円) 、それぞれ、上振れである。 売上高の下振れの多くは、為替が想定よりも円高で推移したことによって説明される。前提為替レートが 1 米ド ル=120.0 円であったのに対して、実績が 1 米ドル=111.7 円(前年同期:120.3 円、7%円高)であった。更に は、1 韓国ウォン=0.095 円(0.110 円、14%円高) 、1 ユーロ=124.5 円(134.1 円、7%円高)と、米ドル以外 に対しても円高が進行したことが減収要因を発生させている。 一方、売上高の下振れ以上に費用が下振れたため、営業利益が上振れた。ゴルフクラブの主要部材であるクラブ ヘッドを中国から米ドル建てで輸入している同社においては、想定を上回る米ドルに対する円高が想定外の増益 要因を発生させたとのことである。具体的には、輸入仕入費用が下振れたとされている。また、当該輸入額が米 ドル建て売上高の絶対額を上回っていることから、ネットベースでも増益要因が発生している。更には、第 2 四 半期累計期間において拠出する予定であった広告宣伝費などの費用の発生が後ろ倒しになったことが大きな影 響を及ぼしたとされている。また、経常利益における上振れ幅が営業利益の上振れ幅との比較で小さく留まって いることに関しては、想定を超える円高を受けて、営業外損益における為替差損が膨らんだことによるところが 4 大きい模様である。 売上高、営業損益 営業損益(右軸) (百万円) 売上高(左軸) ゴルフクラブ(左軸) ゴルフボール(左軸) 25,000 2,000 20,000 15,000 1,000 1,277 1,719 484 331 334 1,319 1,148 314 546 165 1,065 (1) 10,000 871 (477) 1,548 804 1,613 0 (459) (1,000) 5,000 出所:会社データ、弊社計算 4Q FY12/2016 3Q FY12/2016 2Q FY12/2016 1Q FY12/2016 4Q FY12/2015 3Q FY12/2015 2Q FY12/2015 1Q FY12/2015 4Q FY12/2014 3Q FY12/2014 2Q FY12/2014 1Q FY12/2014 4Q FY12/2013 3Q FY12/2013 2Q FY12/2013 1Q FY12/2013 4Q FY12/2012 3Q FY12/2012 2Q FY12/2012 (2,000) 1Q FY12/2012 0 事業セグメント別では、ゴルフクラブ及びゴルフボールの製造・販売を中核とする「スポーツ用品」で、売上高 31,061 百万円(4.5%減) 、セグメント利益 2,336 百万円(533.1%増)、セグメント利益率 7.5%(6.4%ポイント 上昇)である。売上高構成比 84.8%、セグメント利益構成比 97.1%であることに鑑みれば、同事業セグメント の業績動向が同社としての業績動向を決定すると考えられよう。 「スポーツ用品」においては、ゴルフクラブで売上高 16,300 百万円(5%減)、ゴルフボールで売上高 7,300 百 万円(7%減)である。また、前者で売上高構成比 52%、後者で売上高構成比 23%、両者を併せて売上高構成比 75%である。更には、両者共に相対的に売上総利益率が高いとされていることに鑑みれば、売上総利益における 占有率は売上高構成比以上に大きいと考えられよう。 即ち、同社としての営業損益の動向は、ゴルフクラブ及びゴルフボールの売上高などの動向に大きく依存して推 移することになるが、過去 3 年間における四半期ベースの業績動向においては、実際にもこの傾向が認められる。 特に、売上高が大きいと同時に新製品の発売のタイミングなどによって四半期ベースの売上高が大きく振れる傾 向にあるゴルフクラブによる影響が大きい。 また、第 2 四半期累計期間においては、両者共に売上高が前年同期に対して減少しているものの、セールスミッ クスの向上や費用の減少などが、同社としての営業損益に対してより大きな影響を及ぼした模様である。 ゴルフクラブに関しては、売上高の過半を占める日本国内において、前年同期に対して 4%前後の増収となった 模様だが、海外では 10%を超える減収を余儀なくされた模様である。日本国内においては、2015 年 12 月に発 売された「ゼクシオ (XXIO)ナイン(9 代目ゼクシオ)」(2 年毎に新製品が発売される主力のゴルフクラブ) の数量が好調に推移した結果、セールスミックスが大幅に向上した模様である。一方、海外では、事業の再構築 に向けての端境期にあった北米で数量減を余儀なくされたことに加えて、為替が円高に振れたことが減収率を大 きくした。 ゴルフボールに関しては、新製品効果が一巡したことなどから日本国内で減収となったのに加えて、海外では為 替が円高に振れたことから減収となった。ただし、第 1 四半期から第 2 四半期に向けては、売上高が増加してお り、下半期以降に向けては従来通りの安定的な推移となる可能性が指摘できよう。 一方、営業損益の大幅な向上に寄与したのは、上述のセールスミックスの向上に加えて費用の拠出が減少してい ることである。同社が開示している営業利益の増減分析においては、同社としての営業利益が前年同期に対して 2,023 百万円増加している内容として、 (経費)で増益要因 1,100 百万円が発生しているのに加えて、 (量・構成) において増益要因 700 百万円が発生しているとされている。更には、前年同期において減益要因 700 百万円が発 生した(為替)で増益要因 100 百万円が発生しているとされている。 5 営業利益の増減分析(半期) +2,500 +2,000 +1,500 +1,000 +500 +0 (500) (1,000) (1,500) (百万円) +2,023 営業利益純増減 (466) (6) (141) (量・構成) (材料価格) (原価改善) (為替) (経費) 1H FY12/15 2H FY12/15 1H FY12/16 2H FY12/16 出所:会社データ、弊社計算 (経費)において大幅な増益要因が発生していることは、北米での事業展開を担う 100%連結子会社に係るのれ んの一括償却が行われていることに起因する費用の削減が発生していることに加えて、それ以外にも費用が大幅 に減少していることによって説明される。2015 年 12 月期の期末において、同社は、米国のカリフォルニア州に 所在するゴルフクラブメーカーである Roger Cleveland Golf Company, Inc.(クリーブランド社)に係るのれん の残存部分(3,947 百万円)を一括償却しており、これに際して、年間ベースで 560 百万円(半期:280 百万円) に及ぶ費用の拠出が減少している。また、これと同時に、この分だけ増益要因が発生している。第 2 四半期累計 期間においては、更に 800 百万円以上に及んで費用の拠出が前年同期に対して減少していることになるが、ここ では、第 2 四半期累計期間において拠出される予定であった宣伝広告費などの発生が後ろ倒しされていることが 大きな影響を及ぼしている模様である。 (量・構成)に関しては、数量増が増益に寄与した一方、セールスミックスの向上がより大きく寄与した。事業 を再構築する過程にある北米においては、数量減が発生したものの、日本国内及び欧州でより大きな数量増が発 生した。また、日本国内における数量増に大きく寄与したのが、2015 年 12 月に発売された「ゼクシオ(XXIO) ナイン(9 代目ゼクシオ) 」 (2 年毎に新製品が発売される主力のゴルフクラブ)である。既存の「ゼクシオ(XXIO) エイト」との比較で、ドライバーの小売単価が 10%高く設定されているものの、より大きな付加価値があるた め、販売数量が堅調に推移した。結果、同社においては、セールスミックスの向上が発生した。 (為替)に関しては、米ドルに対する円高(120.3 円→111.7 円)が発生しているが、同社においては、米ドル 建て売上高の絶対額と米ドル建て輸入仕入の絶対額を比較した場合、後者が大きいため、ネットベースでは、米 ドルに対する円高によって増益要因が発生する。ただし、第 2 四半期累計期間には、韓国ウォン及びユーロに対 しても大幅に円高が進行し、売上高を目減りさせたため、(為替)における増益要因が縮小されている。 また、第 2 四半期累計期間においては、営業外損益で為替差損 1,058 百万円(前年同期:為替差益 327 百万円) が発生している。ゴルフクラブの主要部材であるクラブヘッドを米ドル建てで輸入していることから、同社にお いては、従来から為替予約が実施されているが、2016 年 12 月期は、昨年来の円安・ドル高傾向の進展を考慮し、 年間平均 1 米ドル=120 円の予約が進められていた。しかし、実際には円高・ドル安傾向に反転し、足元では、 1 米ドル=100 円以上の円高も発生するに至っており、決済損が発生する状況が続いている。下半期に向けての 予約為替レートも、第 2 四半期累計期間と同様に事前に確定されているとのことである。 6 損益計算書(四半期累計、四半期) 損益計算書 ( 百万円) 売上高 売上原価 売上総利益 販売費及び一般管理費 営業利益 営業外損益 経常利益 特別損益 税金等調整前純利益 法人税等合計 非支配株主に帰属する純利益 純利益 売上高伸び率 営業利益伸び率 経常利益伸び率 純利益伸び率 売上総利益率 販管費売上高比率 営業利益率 経常利益率 純利益率 法人税等合計 / 税前等調整前純利益 損益計算書 ( 百万円) 売上高 売上原価 売上総利益 販売費及び一般管理費 営業利益 営業外損益 経常利益 特別損益 税金等調整前純利益 法人税等合計 非支配株主に帰属する純利益 純利益 売上高伸び率 営業利益伸び率 経常利益伸び率 純利益伸び率 売上総利益率 販管費売上高比率 営業利益率 経常利益率 純利益率 法人税等合計 / 税前等調整前純利益 出所:会社データ、弊社計算 連結実績 1Q 12/2015 連結実績 2 Q累計 12/2015 連結実績 3 Q累計 12/2015 連結実績 4 Q累計 12/2015 連結実績 1Q 12/2016 連結実績 2 Q累計 12/2016 連結実績 3 Q累計 12/2016 連結実績 4 Q累計 12/2016 前年比 純増減 17,091 9,593 7,498 7,975 (477) 152 (325) (21) (346) 236 211 (795) 37,921 21,408 16,512 16,118 394 427 821 (21) 800 707 451 (358) 56,400 32,710 23,689 23,755 (65) 235 170 (22) 148 444 443 (739) 78,117 45,228 32,889 31,405 1,483 318 1,801 (4,055) (2,254) 1,034 313 (3,601) 17,161 9,315 7,845 7,041 804 (373) 431 (3) 428 136 170 121 36,612 20,029 16,583 14,166 2,417 (1,065) 1,352 (1) 1,351 436 323 591 - - (1,309) (1,379) +71 (1,952) +2,023 (1,492) +531 +20 +551 (271) (128) +949 +8.8% - +15.4% (54.1%) (29.9%) - +13.2% (88.9%) - +10.2% (29.0%) (41.1%) - +0.4% - (3.5%) +512.5% +64.7% - - - - 43.9% 46.7% (2.8%) (1.9%) (4.7%) - 43.5% 42.5% 1.0% 2.2% (0.9%) 88.4% 42.0% 42.1% (0.1%) 0.3% (1.3%) 300.0% 42.1% 40.2% 1.9% 2.3% (4.6%) - 45.7% 41.0% 4.7% 2.5% 0.7% 31.8% 45.3% 38.7% 6.6% 3.7% 1.6% 32.3% - - +1.8% (3.8%) +5.6% +1.5% +2.6% (56.1%) 連結実績 1Q 12/2015 17,091 9,593 7,498 7,975 (477) 152 (325) (21) (346) 236 211 (795) +8.8% - 連結実績 2Q 12/2015 20,830 11,815 9,014 8,143 871 275 1,146 0 1,146 471 240 437 +21.5% +59.5% +43.4% +61.9% 連結実績 3Q 12/2015 18,479 11,302 7,177 7,637 (459) (192) (651) (1) (652) (263) (8) (381) +9.0% - 連結実績 4Q 12/2015 21,717 12,518 9,200 7,650 1,548 83 1,631 (4,033) (2,402) 590 (130) (2,862) +3.0% +45.4% +7.2% - 連結実績 1Q 12/2016 17,161 9,315 7,845 7,041 804 (373) 431 (3) 428 136 170 121 +0.4% - 連結実績 2Q 12/2016 19,451 10,714 8,738 7,125 1,613 (692) 921 2 923 300 153 470 (6.6%) +85.2% (19.6%) +7.6% 連結実績 3Q 12/2016 - 連結実績 4Q 12/2016 - 前年比 純増減 (1,379) (1,101) (276) (1,018) +742 (967) (225) +2 (223) (171) (87) +33 - 43.9% 46.7% (2.8%) (1.9%) (4.7%) - 43.3% 39.1% 4.2% 5.5% 2.1% 41.1% 38.8% 41.3% (2.5%) (3.5%) (2.1%) - 42.4% 35.2% 7.1% 7.5% (13.2%) - 45.7% 41.0% 4.7% 2.5% 0.7% 31.8% 44.9% 36.6% 8.3% 4.7% 2.4% 32.5% - - +1.6% (2.5%) +4.1% (0.8%) +0.3% (8.6%) 7 報告セグメント(四半期累計、四半期) 報告セグメント ( 百万円) 「スポーツ用品」 「サービス・ゴルフ場運営」 「ウェルネス」 売上高 「スポーツ用品」 「サービス・ゴルフ場運営」 「ウェルネス」 売上高( 前年比) 「スポーツ用品」 「サービス・ゴルフ場運営」 「ウェルネス」 売上高( 構成比) 「スポーツ用品」 「サービス・ゴルフ場運営」 「ウェルネス」 セグメント利益 調整額 営業利益 「スポーツ用品」 「サービス・ゴルフ場運営」 「ウェルネス」 セグメント利益( 前年比) 「スポーツ用品」 「サービス・ゴルフ場運営」 「ウェルネス」 セグメント利益( 構成比) 「スポーツ用品」 「サービス・ゴルフ場運営」 「ウェルネス」 営業利益率 報告セグメント ( 百万円) 「スポーツ用品」 「サービス・ゴルフ場運営」 「ウェルネス」 売上高 「スポーツ用品」 「サービス・ゴルフ場運営」 「ウェルネス」 売上高( 前年比) 「スポーツ用品」 「サービス・ゴルフ場運営」 「ウェルネス」 売上高( 構成比) 「スポーツ用品」 「サービス・ゴルフ場運営」 「ウェルネス」 セグメント利益 調整額 営業利益 「スポーツ用品」 「サービス・ゴルフ場運営」 「ウェルネス」 セグメント利益( 前年比) 「スポーツ用品」 「サービス・ゴルフ場運営」 「ウェルネス」 セグメント利益( 構成比) 「スポーツ用品」 「サービス・ゴルフ場運営」 「ウェルネス」 営業利益率 出所:会社データ、弊社計算 連結実績 1Q 12/2015 14,795 324 1,971 17,091 連結実績 2 Q累計 12/2015 32,533 1,433 3,955 37,921 連結実績 3 Q累計 12/2015 47,788 2,651 5,960 56,400 連結実績 4 Q累計 12/2015 65,881 4,237 7,998 78,117 連結実績 1Q 12/2016 14,740 383 2,037 17,161 連結実績 2 Q累計 12/2016 31,061 1,445 4,105 36,612 連結実績 3 Q累計 12/2016 - 連結実績 4 Q累計 12/2016 - 前年比 純増減 (1,472) +12 +150 (1,309) (2.1%) +27.6% +491.9% +8.8% +5.5% +8.2% +479.1% +15.4% +4.0% (6.4%) +478.6% +13.2% +3.5% (6.0%) +194.0% +10.2% (0.4%) +18.2% +3.3% +0.4% (4.5%) +0.8% +3.8% (3.5%) - - - 86.6% 1.9% 11.5% 100.0% 85.8% 3.8% 10.4% 100.0% 84.7% 4.7% 10.6% 100.0% 84.3% 5.4% 10.2% 100.0% 85.9% 2.2% 11.9% 100.0% 84.8% 3.9% 11.2% 100.0% - - - (374) (128) 19 369 (67) 80 (244) 23 136 1,044 231 178 855 (120) 62 2,336 (51) 121 - - +1,967 +16 +41 (483) 6 (477) 381 12 394 (85) 19 (65) 1,455 28 1,483 798 5 804 2,405 11 2,417 - - +2,024 (1) +2,023 - (61.5%) (55.4%) (28.1%) - (42.6%) (4.9%) (29.7%) +226.3% - +533.1% +51.3% +531.2% - - - - 96.9% (17.6%) 21.0% 100.0% - 71.8% 15.9% 12.2% 100.0% 107.1% (15.0%) 7.8% 100.0% 97.1% (2.1%) 5.0% 100.0% - - - (2.5%) (39.5%) 1.0% (2.8%) 1.1% (4.7%) 2.0% 1.0% (0.5%) 0.9% 2.3% (0.1%) 1.6% 5.5% 2.2% 1.9% 5.8% (31.3%) 3.0% 4.7% 7.5% (3.5%) 2.9% 6.6% - - +6.4% +1.1% +0.9% +5.6% 連結実績 1Q 12/2015 14,795 324 1,971 17,091 連結実績 2Q 12/2015 17,738 1,109 1,984 20,830 連結実績 3Q 12/2015 15,255 1,218 2,005 18,479 連結実績 4Q 12/2015 18,093 1,586 2,038 21,717 連結実績 1Q 12/2016 14,740 383 2,037 17,161 連結実績 2Q 12/2016 16,321 1,062 2,068 19,451 連結実績 3Q 12/2016 - 連結実績 4Q 12/2016 - 前年比 純増減 (1,417) (47) +84 (1,379) (2.1%) +27.6% +491.9% +8.8% +12.8% +3.6% +466.9% +21.5% +1.0% (19.2%) +477.8% +9.0% +2.1% (5.4%) +20.6% +3.0% (0.4%) +18.2% +3.3% +0.4% (8.0%) (4.2%) +4.2% (6.6%) - - - 86.6% 1.9% 11.5% 100.0% 85.2% 5.3% 9.5% 100.0% 82.6% 6.6% 10.9% 100.0% 83.3% 7.3% 9.4% 100.0% 85.9% 2.2% 11.9% 100.0% 83.9% 5.5% 10.6% 100.0% - - - (374) (128) 19 (483) 6 (477) 743 61 61 864 6 871 (613) 90 56 (466) 7 (459) 1,288 208 42 1,540 9 1,548 855 (120) 62 798 5 804 1,481 69 59 1,607 6 1,613 - - +738 +8 (2) +743 0 +742 - +48.6% +52.5% +59.4% (32.8%) +700.0% - +52.6% (1.4%) +950.0% +45.6% +226.3% - +99.3% +13.1% (3.3%) +86.0% - - - - 86.0% 7.1% 7.1% 100.0% - 83.6% 13.5% 2.7% 100.0% 107.1% (15.0%) 7.8% 100.0% 92.2% 4.3% 3.7% 100.0% - - - (2.5%) (39.5%) 1.0% (2.8%) 4.2% 5.5% 3.1% 4.2% (4.0%) 7.4% 2.8% (2.5%) 7.1% 13.1% 2.1% 7.1% 5.8% (31.3%) 3.0% 4.7% 9.1% 6.5% 2.9% 8.3% - - +4.9% +1.0% (0.2%) +4.1% 8 「スポーツ用品」売上高内訳(四半期累計、四半期) 「 スポーツ用品」 売上高内訳 ( 百万円) ゴルフクラブ ゴルフボール その他 ゴルフ用品 テニス用品 ライセンス収入 「 スポーツ用品」 ゴルフクラブ ゴルフボール その他 ゴルフ用品 テニス用品 ライセンス収入 「 スポーツ用品」 ( 前年比) ゴルフクラブ ゴルフボール その他 ゴルフ用品 テニス用品 ライセンス収入 「 スポーツ用品」 ( 構成比) 「 スポーツ用品」 売上高内訳 ( 百万円) ゴルフクラブ ゴルフボール その他 ゴルフ用品 テニス用品 ライセンス収入 「 スポーツ用品」 ゴルフクラブ ゴルフボール その他 ゴルフ用品 テニス用品 ライセンス収入 「 スポーツ用品」 ( 前年比) ゴルフクラブ ゴルフボール その他 ゴルフ用品 テニス用品 ライセンス収入 「 スポーツ用品」 ( 構成比) 出所:会社データ、弊社計算 連結実績 1Q 12/2015 8,000 3,800 1,500 13,300 1,400 100 14,800 連結実績 2 Q累計 12/2015 17,100 7,900 4,000 29,000 3,300 200 32,500 連結実績 3 Q累計 12/2015 24,900 11,500 6,000 42,400 5,000 300 47,800 連結実績 4 Q累計 12/2015 36,300 14,900 7,700 58,900 6,500 400 65,900 連結実績 1Q 12/2016 8,200 3,100 1,800 13,100 1,600 100 14,700 連結実績 2 Q累計 12/2016 16,300 7,300 3,800 27,500 3,400 200 31,100 連結実績 3 Q累計 12/2016 - 連結実績 4 Q累計 12/2016 - 前年比 純増減 (800) (600) (200) (1,600) +100 0 (1,500) (6%) +19% (20%) (2%) +2% (6%) (2%) +4% +14% (2%) +6% +6% (4%) +5% +1% +9% +3% +3% +10% +6% +4% +5% +3% (2%) +4% +3% (2%) +3% +3% (18%) +15% (2%) +14% (17%) (0%) (5%) (7%) (4%) (5%) +2% +17% (5%) - - - 54% 26% 10% 90% 9% 1% 100% 53% 24% 12% 89% 10% 1% 100% 52% 24% 13% 89% 10% 1% 100% 55% 23% 12% 89% 10% 1% 100% 56% 21% 12% 89% 11% 1% 100% 52% 23% 12% 88% 11% 1% 100% - - - 連結実績 1Q 12/2015 8,000 3,800 1,500 13,300 1,400 100 14,800 連結実績 2Q 12/2015 9,100 4,100 2,500 15,700 1,900 100 17,700 連結実績 3Q 12/2015 7,800 3,600 2,000 13,400 1,700 100 15,300 連結実績 4Q 12/2015 11,400 3,400 1,700 16,500 1,500 100 18,100 連結実績 1Q 12/2016 8,200 3,100 1,800 13,100 1,600 100 14,700 連結実績 2Q 12/2016 8,100 4,200 2,000 14,400 1,800 100 16,400 連結実績 3Q 12/2016 - 連結実績 4Q 12/2016 - 前年比 純増減 (1,000) +100 (500) (1,300) (100) 0 (1,300) (6%) +19% (20%) (2%) +2% (6%) (2%) +14% +8% +14% +13% +12% +0% +13% (5%) +3% +18% (1%) +13% +0% +1% +16% (15%) (19%) +4% (12%) +0% +2% +3% (18%) +15% (2%) +14% (17%) (0%) (11%) +2% (20%) (8%) (5%) +0% (7%) - - - 54% 26% 10% 90% 9% 1% 100% 51% 23% 14% 89% 11% 1% 100% 51% 24% 13% 88% 11% 1% 100% 63% 19% 9% 91% 8% 1% 100% 56% 21% 12% 89% 11% 1% 100% 49% 26% 12% 88% 11% 1% 100% - - - 9 地域別売上高(四半期累計、四半期) 地域別売上高 ( 百万円) 日本 北米 欧州 アジア 豪州・南ア他 海外合計 売上高 日本 北米 欧州 アジア 豪州・南ア他 海外合計 売上高( 前年比) 日本 北米 欧州 アジア 豪州・南ア他 海外合計 売上高( 構成比) 地域別売上高 ( 百万円) 日本 北米 欧州 アジア 豪州・南ア他 海外合計 売上高 日本 北米 欧州 アジア 豪州・南ア他 海外合計 売上高( 前年比) 日本 北米 欧州 アジア 豪州・南ア他 海外合計 売上高( 構成比) 出所:会社データ、弊社計算 連結実績 1Q 12/2015 10,000 2,000 1,400 3,000 600 7,000 17,100 連結実績 2 Q累計 12/2015 23,500 4,100 2,900 6,300 1,100 14,400 37,900 連結実績 3 Q累計 12/2015 35,900 5,900 4,300 8,600 1,600 20,500 56,400 連結実績 4 Q累計 12/2015 52,600 7,500 5,200 10,400 2,500 25,600 78,100 連結実績 1Q 12/2016 10,900 1,600 1,400 2,900 400 6,200 17,200 連結実績 2 Q累計 12/2016 23,600 3,600 2,900 5,600 800 13,000 36,600 連結実績 3 Q累計 12/2016 - 連結実績 4 Q累計 12/2016 - 前年比 純増減 +100 (500) 0 (700) (300) (1,400) (1,300) +10% +0% +17% +3% +20% +6% +9% +21% +2% +7% +13% +10% +8% +15% +17% +2% +16% +9% +0% +7% +13% +16% (10%) +8% +6% (4%) +0% +10% +9% (20%) +0% (3%) (33%) (11%) +1% +0% (12%) +0% (11%) (27%) (10%) (3%) - - - 58% 12% 8% 18% 4% 41% 100% 62% 11% 8% 17% 3% 38% 100% 64% 10% 8% 15% 3% 36% 100% 67% 10% 7% 13% 3% 33% 100% 63% 9% 8% 17% 2% 36% 100% 64% 10% 8% 15% 2% 36% 100% - - - 連結実績 1Q 12/2015 10,000 2,000 1,400 3,000 600 7,000 17,100 連結実績 2Q 12/2015 13,500 2,100 1,500 3,300 500 7,400 20,800 連結実績 3Q 12/2015 12,400 1,800 1,400 2,300 500 6,100 18,500 連結実績 4Q 12/2015 16,700 1,600 900 1,800 900 5,100 21,700 連結実績 1Q 12/2016 10,900 1,600 1,400 2,900 400 6,200 17,200 連結実績 2Q 12/2016 12,700 2,000 1,500 2,700 400 6,800 19,400 連結実績 3Q 12/2016 - 連結実績 4Q 12/2016 - 前年比 純増減 (800) (100) 0 (600) (100) (600) (1,400) +10% +0% +17% +3% +20% +6% +9% +30% +5% +0% +22% +0% +10% +21% +11% +0% +40% +0% (17%) +5% +9% +14% (36%) (18%) (5%) (10%) (22%) +3% +9% (20%) +0% (3%) (33%) (11%) +1% (6%) (5%) +0% (18%) (20%) (8%) (7%) - - - 58% 12% 8% 18% 4% 41% 100% 65% 10% 7% 16% 2% 36% 100% 67% 10% 8% 12% 3% 33% 100% 77% 7% 4% 8% 4% 24% 100% 63% 9% 8% 17% 2% 36% 100% 65% 10% 8% 14% 2% 35% 100% - - - 10 貸借対照表(四半期) 貸借対照表 (百万円) 現金及び預金 受取手形及び売掛金 たな卸資産 その他 流動資産 有形固定資産 無形固定資産 投資その他の資産合計 固定資産 資産合計 支払手形及び買掛金 短期借入金 その他 流動負債 長期借入金 その他 固定負債 負債合計 株主資本 その他合計 純資産 負債純資産合計 自己資本 有利子負債 ネットデット 自己資本比率 ネットデットエクイティ比率 ROE (12ヶ月) ROA (12ヶ月) 在庫回転日数 在庫回転率 当座比率 流動比率 出所:会社データ、弊社計算 連結実績 1Q 12/2015 2,252 14,427 16,377 5,479 連結実績 2Q 12/2015 2,557 15,019 16,235 4,766 連結実績 3Q 12/2015 2,248 14,938 15,871 4,944 連結実績 4Q 12/2015 1,669 16,882 14,993 4,147 連結実績 1Q 12/2016 1,931 14,551 16,029 4,881 連結実績 2Q 12/2016 2,073 12,998 14,766 4,179 連結実績 3Q 12/2016 - 連結実績 4Q 12/2016 - 前年比 純増減 (484) (2,021) (1,469) (587) 38,535 10,909 9,892 6,060 26,863 65,398 5,186 10,229 7,361 22,776 1,575 3,735 38,577 10,926 9,462 5,965 26,354 64,932 5,440 9,328 6,765 21,533 1,555 3,752 38,001 10,807 9,117 5,869 25,794 63,796 4,750 9,811 7,802 22,363 1,035 3,762 37,691 10,893 4,805 5,856 21,555 59,247 5,174 8,155 7,392 20,721 1,030 3,729 37,392 10,712 4,608 5,789 21,110 58,503 4,361 8,646 7,567 20,574 1,025 3,753 34,016 10,571 4,495 5,785 20,852 54,868 4,253 6,313 6,813 17,379 1,020 3,762 - - (4,561) (355) (4,967) (180) (5,502) (10,064) (1,187) (3,015) +48 (4,154) (535) +10 5,310 28,086 34,047 3,265 37,312 65,398 5,307 26,841 34,484 3,607 38,091 64,932 4,797 27,160 33,809 2,826 36,635 63,796 4,759 25,481 30,946 2,820 33,766 59,247 4,778 25,352 31,068 2,082 33,150 58,503 4,782 22,161 31,538 1,169 32,707 54,868 - - (525) (4,680) (2,946) (2,438) (5,384) (10,064) 36,174 11,804 9,552 36,741 10,883 8,326 35,407 10,846 8,598 32,642 9,185 7,516 32,026 9,671 7,740 31,568 7,333 5,260 - - (5,173) (3,550) (3,066) 55.3% 26.4% 1.1% 3.9% 156 2.3 56.6% 22.7% 1.5% 4.6% 125 2.9 55.5% 24.3% 0.5% 2.8% 128 2.8 55.1% 23.0% (10.2%) 2.9% 109 3.3 54.7% 24.2% (7.9%) 4.1% 157 2.3 57.5% 16.7% (7.8%) 3.9% 126 2.9 - - +1.0% (6.0%) (9.3%) (0.7%) - 73% 169% 82% 179% 77% 170% 90% 182% 80% 182% 87% 196% - - - キャッシュフロー計算書(四半期累計) キャッ シュ フロー計算書 (百万円) 営業活動によるキャッシュフロー 投資活動によるキャッシュフロー 営業活動C F+投資活動C F 財務活動によるキャッシュフロー 出所:会社データ、弊社計算 連結実績 1Q 12/2015 - 連結実績 2 Q累計 12/2015 (775) (970) 連結実績 3 Q累計 12/2015 - 連結実績 4 Q累計 12/2015 1,480 (1,974) 連結実績 1Q 12/2016 - 連結実績 2 Q累計 12/2016 3,319 857 連結実績 3 Q累計 12/2016 - 連結実績 4 Q累計 12/2016 - 前年比 純増減 +4,094 +1,827 - (1,745) 1,710 - (494) (255) - 4,176 (1,865) - - +5,921 (3,575) 11 2016 年 12 月期会社予想 2016 年 12 月期に対する会社予想(2016 年 8 月 2 日に修正済み)では、売上高 76,000 百万円(前年比 2.7%減)、 営業利益 3,500 百万円(135.9%増)、経常利益 2,200 百万円(22.1%増) 、純利益 1,200 百万円(前年:純損失 3,601 百万円)が見込まれている。また、営業利益率 4.6%(2.7%ポイント上昇)である。 売上高、営業利益率 売上高(百万円) 25,000 7.1% 4.2% 4.7% (2.5%) 21,086 17,091 20,830 18,479 21,717 17,161 19,451 19,694 19,694 4Q FY12/2014 1Q FY12/2015 2Q FY12/2015 3Q FY12/2015 4Q FY12/2015 1Q FY12/2016 2Q FY12/2016 3Q FY12/2016 4Q FY12/2016 2.7% 16,958 (2.8%) 2.7% 3Q FY12/2014 0 5.1% 17,151 5,000 1.0% 2Q FY12/2014 10,000 3.2% 20.0% 15,703 15,000 2.0% 8.3% 1Q FY12/2014 20,000 営業利益率(%) 10.0% 0.0% (10.0%) (20.0%) 出所:会社データ、弊社計算(2016 年 12 月期第 3 四半期及び第 4 四半期:下半期会社予想を均等に按分) 当初の会社予想との比較では、売上高で 2,500 百万円(3.2%)の下方修正が行われているものの、営業利益で 1,500 百万円(75.0%) 、経常利益で 200 百万円(10.0%) 、純利益で 100 百万円(9.1%)に及ぶ上方修正が行わ れている。また、為替の前提レートに関しては、1 米ドル=120.0 円から 1 米ドル=108.0 円へと修正が行われ ている一方、年間配当金予定 20.0 円(配当性向 48.3%)は据え置かれている。 営業利益の大幅な上方修正に関しては、 (為替)による影響が、減益要因 200 百万円から増益要因 600 百万円へ と修正されていることに加えて、(経費)による影響が、減益要因 400 百万円から増益要因 400 百万円へと修正 されていることが大きな影響を及ぼしている。(経費)に関しては、通期ベースでも当初の会社予想の前提を下 回る水準に留まる方向性にある模様である。 営業利益の増減分析(通期) +2,500 +2,000 +1,500 +1,000 +500 +0 (500) (1,000) (1,500) +2,017 (百万円) 営業利益純増減 +956 (1,011) (710) (607) (量・構成) (材料価格) (原価改善) (為替) (経費) FY12/2012 出所:会社データ、弊社計算 FY12/2013 FY12/2014 FY12/2015 FY12/2016 12 一方、前年比としては、営業利益が 2,017 百万円増加することになるが、これに最も大きく寄与するのは(量・ 構成)において増益要因 800 百万円が発生することである。更には、 (為替)で増益要因 600 百万円、 (経費)で 増益要因 400 百万円が発生する。 2015 年 12 月に発売された「ゼクシオ(XXIO) ナイン(9 代目ゼクシオ) 」(2 年毎に新製品が発売される主力 のゴルフクラブ)によるセールスミックスの向上は、下半期に向けて一巡していくものの、下半期に向けても (量・構成)において、増益要因 100 百万円が発生することが織り込まれている(第 2 四半期累計期間:増益要 因 700 百万円) 。 また、下半期に向けては、米ドルに対する円高が加速することから、(為替)における増益要因が拡大していく ことが織り込まれている(第 2 四半期累計期間で増益要因 100 百万円、下半期に向けて増益要因 500 百万円)。 一方、 (経費)に関しては、第 2 四半期累計期間において増益要因 1,100 百万円が発生したのに対して、下半期 に向けては、減益要因 700 百万円が発生することが織り込まれている。先述の通り、第 2 四半期累計期間に発生 する予定であった広告宣伝費などの発生が、下半期に向けて後ろ倒しされることが大きな影響を及ぼす模様であ る。結果、通期で増益要因 400 百万円が発生することに鑑みれば、費用の拠出がこの分だけ前年に対して減少す ることになる。ただし、先述ののれんの一括償却に伴う費用の拠出の減少が 560 百万円であることにも鑑みれば、 これ以外の費用の拠出に関しては、160 百万円増加すると考えられよう。 13 2016 年 12 月期に対する会社予想 連結通期 (百万円) FY12/2016会予 FY12/2016会予 FY12/2016会予 発表日 2016年2月12日 2016年5月10日 2016年8月2日 FY12/2016会予 2016年8月5日 FY12/2016会予 FY12/2016会予 2016年2月12日 2016年8月5日 連結半期 (百万円) 1Q-2Q FY12/2016会予 1Q-2Q FY12/2016会予 1Q-2Q FY12/2016会予 発表日 2016年2月12日 2016年5月10日 2016年8月2日 1Q-2Q FY12/2016実績 2016年8月5日 1Q-2Q FY12/2016会予 1Q-2Q FY12/2016実績 2016年2月12日 2016年8月5日 連結半期 (百万円) 3Q-4Q FY12/2016会予 3Q-4Q FY12/2016会予 3Q-4Q FY12/2016会予 2016年2月12日 2016年5月10日 2016年8月2日 3Q-4Q FY12/2016会予 2016年8月5日 3Q-4Q FY12/2016会予 3Q-4Q FY12/2016会予 2016年2月12日 2016年8月5日 出所:会社データ、弊社計算 発表日 イベント 売上高 営業利益 経常利益 純利益 4Q決算発表 1Q決算発表 業績予想修正 増減額 増減率 2Q決算発表 増減額 増減率 4Q決算発表 2Q決算発表 増減額 増減率 イベント 78,500 2,000 2,000 78,500 2,000 2,000 76,000 3,500 2,200 (2,500) 1,500 200 (3.2%) 75.0% 10.0% 76,000 3,500 2,200 0 0 0 0.0% 0.0% 0.0% 78,500 2,000 2,000 76,000 3,500 2,200 (2,500) 1,500 200 (3.2%) 75.0% 10.0% 売上高 営業利益 経常利益 1,100 1,100 1,200 100 9.1% 1,200 0 0.0% 1,100 1,200 100 9.1% 純利益 4Q決算発表 1Q決算発表 業績予想修正 増減額 増減率 2Q決算発表 増減額 増減率 4Q決算発表 2Q決算発表 増減額 増減率 イベント 38,000 800 700 38,000 800 700 36,600 2,400 1,300 (1,400) 1,600 600 (3.7%) 200.0% 85.7% 36,612 2,417 1,352 12 17 52 0.0% 0.7% 4.0% 38,000 800 700 36,612 2,417 1,352 (1,388) 1,617 652 (3.7%) 202.1% 93.1% 売上高 営業利益 経常利益 200 200 550 350 175.0% 591 41 7.5% 200 591 391 195.5% 純利益 4Q決算発表 1Q決算発表 業績予想修正 増減額 増減率 2Q決算発表 増減額 増減率 4Q決算発表 2Q決算発表 増減額 増減率 40,500 40,500 39,400 (1,100) (2.7%) 39,388 (12) (0.0%) 40,500 39,388 (1,112) (2.7%) 1,200 1,200 1,100 (100) (8.3%) 1,083 (17) (1.5%) 1,200 1,083 (117) (9.8%) 1,300 1,300 900 (400) (30.8%) 848 (52) (5.8%) 1,300 848 (452) (34.8%) 900 900 650 (250) (27.8%) 609 (41) (6.3%) 900 609 (291) (32.3%) 14 中長期業績見通し 2015 年 12 月期の実績の発表(2016 年 2 月 12 日)と同時に公表された同社の中期経営計画(2016 年 12 月期∼ 2020 年 12 月期)においては、最終年度である 2020 年 12 月期に対して、売上高 100,000 百万円、営業利益 6,000 百万円、ROE5%以上を達成することが業績目標として掲げられている。2016 年 12 月期から 2020 年 12 月期 に向けて、年平均で、増収率 5.1%、増益率 32.3%が見込まれていることになる。ここでの増益率に鑑みた場合、 比較的に早い段階でROE5%が達成され、最終年度である 2020 年 12 月期においては、文字通りROE5%以 上が達成されると考えられる。また、為替レートの前提は、1 米ドル=120.0 円である。 中長期業績見通し 売上高(百万円) 61,702 66,571 70,898 78,117 76,000 FY12/2012 FY12/2013 FY12/2014 FY12/2015 FY12/2016 100,000 58,695 0 5.0% 1.9% FY12/2011 50,000 4.6% 10.0% 0.0% (5.0%) FY12/2020 2.9% FY12/2019 4.2% 6.0% FY12/2018 4.9% 6.2% FY12/2017 100,000 営業利益率(%) 出所:会社データ、弊社計算 日本国内においては、フィットネス事業などを展開する「ウェルネス」の中長期的な事業規模拡大に対して大き な期待が寄せられている。ただし、基本的には、北米をはじめとする海外でのゴルフクラブ及びゴルフボールの 拡販が中期経営計画の骨子である。実際にも、損益面に関しては、ゴルフクラブ及びゴルフボールの数量増及び セールスミックスの向上による増益が大きく寄与することが中期経営計画に織り込まれている模様である。同社 は、同社の利益の中核を占めるゴルフクラブ及びゴルフボールに関して、そのブランドである「XXIO」、 「SRIXON」、「Cleveland」を、海外各地域でのニーズに則して投入していき、グローバルベースでの成長を遂 げていきたいとしている。 現在の同社において大きな収益源であるとされる日本国内のゴルフクラブ及びゴルフボールに関しては、市場が 成熟化の過程にあること、そして、既に同社がリーディングカンパニーであることに鑑みて、基本的に中長期的 な成長ポテンシャルが限定的であると考えられている。これに対して、日本国内との比較で 2 倍以上の規模を有 するとされる北米における同社の市場シェアは、過去数年間において低下を続けてきた。特に、ゴルフクラブに 関して顕著な低下が認められる。2010 年に 7.2%であった市場シェアが、2015 年には、2.8%にまで低下してい る(出所:Golf Datatech、金額ベース) 。一方、ゴルフボールに関しては、同期間において 3.8%から 3.3%であ る。 15 世界各地のゴルフ用品(ゴルフクラブ及びゴルフボール)の市場規模(2015 年) 出所:会社データ(数値は同社の推定値) 2007 年 12 月、同社は、米国のカリフォルニア州に所在するゴルフクラブメーカーである Roger Cleveland Golf Company, Inc.(クリーブランド社)の買収を行ったと同時に、そのブランドである「Cleveland」を用いて、北 米での積極的な拡販活動を開始している。当初の段階においては、日本国内と同様に、ウッド、アイアン、ウエ ッジ、パターなどから構成されるフルラインアップの商品構成での拡販活動が行われていた。ただし、現状にい たる経緯においては、高い競争力を保つことができたウエッジに特化する方向性での販売が行われるに至ってい る。これが、同社の北米におけるゴルフクラブの市場シェア低下の主因である。2015 年 12 月期の期中に至って は、売上高の急減が発生し、期末においてクリーブランド社の買収に際して発生したのれんの残存部分の一括償 却が行われている。 一方、同社は、2015 年 3 月に代表取締役社長に就任した木滑和生氏の下、北米での拡販を促すことを目的とし て、販売リソースの拡充を含む北米での積極的な投資を行っていくことを明らかにしている。上述ののれんの一 括償却に先立っては、持続的に発生する損失の低減を目的として、販売リソースを含む費用を削減せざるを得な いところがあったのだが、一括償却後の現状においては、拡販戦略の策定などを含む事業の再構築が可能となっ たとのことである。2016 年 12 月期に向けて、ここからの本格的な効果を望むのは時期尚早であるが、2017 年 12 月期以降に向けては、短期的な損益に対する効果が徐々に拡大を続けていく見通しである。 16 ゴルフクラブの市場シェア(日本、北米) 30.0% 20.0% 17.6% 10.0% 7.2% 20.2% 15.5% 5.7% 4.8% 18.4% 3.8% 20.0% 19.9% 3.3% 2.8% 日本 北米 CY2017 CY2018 CY2019 CY2020 CY2017 CY2018 CY2019 CY2020 31.2% CY2016 CY2015 30.1% CY2016 CY2014 CY2013 CY2012 CY2011 CY2010 0.0% ゴルフボールの市場シェア(日本、北米) 40.0% 30.0% 27.3% 29.5% 20.0% 29.8% 3.8% 4.4% 4.3% 4.2% 3.5% 3.3% CY2012 CY2013 CY2014 CY2015 北米 CY2011 日本 CY2010 10.0% 28.8% 0.0% 出所:日本(矢野経済研究所 小売店実売動向調査「YPS ゴルフデータ」金額ベース) 、北米(Golf Datatech、金額ベース) 17 4.0 ビジネスモデル ゴルフ・テニス用品を製造・販売 同社の事業は、 「スポーツ用品」、 「サービス・ゴルフ場経営」、 「ウェルネス」 、以上の 3 事業セグメントから構成 されている。ただし、現在の同社の損益動向を説明するのは、基本的に「スポーツ用品」である。2015 年 12 月 期における「スポーツ用品」は、売上高 65,881 百万円(前年比 3.5%増) 、セグメント利益 1,044 百万円(42.6% 減)であった一方、売上高構成比 84.3%、セグメント利益構成比 71.8%と、同社の損益に対して圧倒的な影響 を及ぼしたことが示唆されている。また、「サービス・ゴルフ場経営」のセグメント利益は下半期に集中して計 上される傾向にある。このため、2016 年 12 月期第 2 四半期累計期間においては、「スポーツ用品」によるセグ メント利益の占有率は通期ベース以上に大きくなっている。 売上高 (百万円) 「スポーツ用品」 「サービス・ゴルフ場運営」 「ウェルネス」 80,000 60,000 40,000 20,000 0 FY12/2013 FY12/2014 FY12/2015 FY12/2016 セグメント利益 (百万円) 「スポーツ用品」 「サービス・ゴルフ場運営」 「ウェルネス」 3,000 2,000 1,000 0 FY12/2013 FY12/2014 FY12/2015 FY12/2016 出所:会社データ、弊社計算 同社の損益を決定する度合いが大きい「スポーツ用品」の中核を形成しているのが、ゴルフ用品(ゴルフクラブ、 ゴルフボール、その他)である。2015 年 12 月期の実績における同事業セグメントでは、ゴルフ用品で売上高構 成比 89%(ゴルフクラブ 55%、ゴルフボール 23%、その他 12%)である。 18 また、ここでの主力製品であるゴルフクラブ及びゴルフボールに関しては、両者における売上高の過半を占める 日本国内において、同社は、市場シェアナンバーワンを誇るリーディングカンパニーである。日本国内における 2015 年の実績では、ゴルフクラブに関して市場シェア 19.9%、ゴルフボールに関して市場シェア 31.2%である (出所:矢野経済研究所 小売店実売動向調査「YPS ゴルフデータ」 、金額ベース) 。 そして、直近の 2016 年(1-6 月)においても、同社は、ゴルフクラブ及びゴルフボールに関して市場シェアナ ンバーワンの地位を維持している。それぞれ、市場シェア 20.4%、市場シェア 26.5%である。 「ゼクシオ(XXIO) ナイン(9 代目ゼクシオ) 」の拡販を受けてゴルフボールでは更なる市場シェアの上昇が発生している一方、ゴル フボールでは、新製品効果の一巡などから短期的に市場シェアが低下している。 「スポーツ用品」売上高 (百万円) 40,000 33,200 34,500 36,300 34,800 ゴルフ用品(ゴルフボール) 30,000 20,000 10,000 ゴルフ用品(ゴルフクラブ) ゴルフ用品(その他) 14,400 14,500 14,900 14,500 7,400 7,900 7,700 7,200 テニス用品 ライセンス収入 0 FY12/2013 FY12/2014 FY12/2015 FY12/2016 出所:会社データ、弊社計算 ゴルフ用品(その他)には、国内で展開されているゴルフシューズ事業やゴルフアパレル事業の売上高が含まれ ている。更には、内外で販売されているキャディーバッグなどの多様な製品の売上高も含まれている。例えば、 ゴルフシューズに関しては、当該分野において高い技術開発力を持つとされる株式会社アシックスと業務提携を 行い、2014 年 1 月 25 日より日本国内での独占販売を開始したアシックスブランドでの事業展開が進められてい る。 ゴルフウェア、レインウェア、キャップ、ソックスなどから構成されるゴルフアパレル事業に関しては、2015 年 12 月期まで「XXIO」、 「SRIXON」 、 「Cleveland」、以上の 3 つのブランドでの自社による企画・開発・生産・ 販売が行われてきたのだが、2016 年 12 月期の期初より、ブランドを「SRIXON」のみに特化すると同時に製品 カテゴリーとしてはメンズのみに特化したうえで、株式会社デサントに上述の業務を委託しており、同社として は、これに起因するロイヤルティー収入を獲得することになったとのことである。 一方、同社は、硬式テニスラケット及び硬式テニスボールから構成されるテニス用品に関しても、ゴルフクラブ 及びゴルフボールと同様に、日本国内におけるリーディングカンパニーである。ただし、「スポーツ用品」にお ける売上高構成比 10%と、同社のテニス用品に対するエクスポージャーは限定的に留まっている。また、ゴル フボールと同様に、自社設備で大量生産されている硬式テニスボールに関しては、一定水準以上の売上総利益率 が確保されている模様だが、仕入販売が展開されている硬式テニスラケットに関しては、売上総利益率が低く留 まっている模様である。 19 日本国内でのゴルフクラブ市場シェア(2015 年) DUNLOP 19.9% 25.2% A社 B社 C社 14.3% 3.6% 3.7% D社 E社 F社 4.1% 11.7% 7.4% 10.1% G社 その他合計 日本国内でのゴルフボール市場シェア(2015 年) 1.1% 1.4% DUNLOP 12.2% 31.2% 8.2% A社 B社 C社 D社 21.8% 24.1% E社 その他合計 出所:矢野経済研究所 小売店実売動向調査「YPS ゴルフデータ」 (金額ベース) 同社は、2014 年 10 月 1 日を株式譲渡実行日として、総合フィットネスクラブなどを関東圏並びに宮城県で総計 22 拠点に及んで運営する株式会社キッツウェルネス(資本金 300 百万円)の全発行株式を株式会社キッツより 取得し子会社化している。同社としては、既存のゴルフ、テニスなどに加えてフィットネスクラブへの関与を開 始することになったのだが、これによって「既存事業の基盤強化を図り、幅広い顧客、幅広いニーズに対応する 企業への発展を遂げていく」とのことである。 株式会社キッツウェルネスは、2014 年 3 月期に対して売上高 5,513 百万円(前年比 1.5%減)、営業利益 326 百 万円(6.9%増)を計上している。一方、同社による全発行済み株式の取得に当たっては、2014 年 3 月期末の純 資産 3,556 百万円に対して 4,200 百万円が拠出されたことに加えて、アドバイザリー費用などが拠出されている とのことである。また、以上に起因して発生するのれんに関しては、15 年で均等償却していくとされている。 更には、2014 年 11 月 7 日、同社は、フィットネスクラブを運営する株式会社サッポロスポーツプラザ(資本金 10 百万円)の株式を取得し、これを子会社化している。ここでは、上述の事例と併せて、同社がフィットネス 事業に対するエクスポージャーを積極的に引き上げつつあることが示唆されている。また、同社は、以上のフィ ットネス事業に既存のゴルフ・テニススクール事業を加えて、2014 年 12 月期において、事業セグメント「ウェ ルネス」を新たに創設している。 20 上述のフィットネスクラブの運営に係る事例で認められる通り、同社は、ゴルフ及びテニスを主軸としたスポー ツ業界における水平的な拡大に向けて企業買収を実施する戦略を実施している。直近の動向においては、既存の フィットネスクラブの拠点における人員を活用するかたちで、既存の拠点の近くに 24 時間対応のマシンジムに 特化した拠点(コンパクトジム)を開設し、フィットネスクラブの運営に対するエクスポージャーを、徐々にで はあるが、更に拡大させ続けている。 コンパクトジムに関しては、2015 年 12 月期末に向けて 3 店舗を開設したのに引き続いて、2016 年 12 月期の下 半期において新たに 6 店舗を開設する予定である。また、中長期的には、フィットネスクラブに関して、更なる 企業買収を実行することが視野に入っている一方、設備の更新時期を迎えた他社が運営する個別の店舗を譲受け、 設備の更新を自社で行うことを通して、着実かつ持続的に傘下の拠点を増やしていくことが計画されるに至って いる。 主力製品(イメージ画像) 「SRIXON」 「ゼクシオ(XXIO)ナイン」 21 硬式テニスボール 出所:会社データ 硬式テニスラケット 5.0 財務諸表 損益計算書 損益計算書 ( 百万円) 売上高 売上原価 売上総利益 販売費及び一般管理費 営業利益 営業外損益 経常利益 特別損益 税金等調整前純利益 法人税等合計 非支配株主に帰属する純利益 純利益 売上高伸び率 営業利益伸び率 経常利益伸び率 純利益伸び率 売上総利益率 販管費売上高比率 営業利益率 経常利益率 純利益率 法人税等合計 / 税前等調整前純利益 出所:会社データ、弊社計算 連結実績 通期 12/2011 連結実績 通期 12/2012 連結実績 通期 12/2013 連結実績 通期 12/2014 連結実績 通期 12/2015 連結予想 通期 12/2016 前年比 純増減 58,695 28,873 29,821 26,965 2,855 (349) 2,506 (344) 2,162 219 52 1,890 61,702 30,940 30,762 26,951 3,811 412 4,223 (961) 3,262 1,423 227 1,611 66,571 34,655 31,916 29,115 2,800 318 3,118 (418) 2,700 1,024 221 1,453 70,898 38,738 32,159 30,069 2,090 969 3,059 (146) 2,913 1,482 349 1,081 78,117 45,228 32,889 31,405 1,483 318 1,801 (4,055) (2,254) 1,034 313 (3,601) 76,000 3,500 (1,300) 2,200 1,200 (2,117) +2,017 (1,618) +399 +4,801 (7.7%) (43.2%) (46.6%) (33.5%) +5.1% +33.5% +68.5% (14.7%) +7.9% (26.5%) (26.2%) (9.8%) +6.5% (25.4%) (1.9%) (25.6%) +10.2% (29.0%) (41.1%) - (2.7%) +135.9% +22.1% - - 50.8% 45.9% 4.9% 4.3% 3.2% 10.1% 49.9% 43.7% 6.2% 6.8% 2.6% 43.6% 47.9% 43.7% 4.2% 4.7% 2.2% 37.9% 45.4% 42.4% 2.9% 4.3% 1.5% 50.9% 42.1% 40.2% 1.9% 2.3% (4.6%) - 4.6% 2.9% 1.6% - +2.7% +0.6% +6.2% - 22 「スポーツ用品」売上高内訳 「 ス ポーツ用品」 売上高内訳 ( 百万円) ゴルフクラブ ゴルフボール その他 ゴルフ用品 テニス用品 ライセンス収入 「 ス ポーツ用品」 ゴルフクラブ ゴルフボール その他 ゴルフ用品 テニス用品 ライセンス収入 「 ス ポーツ用品」 ( 前年比) ゴルフクラブ ゴルフボール その他 ゴルフ用品 テニス用品 ライセンス収入 「 ス ポーツ用品」 ( 構成比) 出所:会社データ、弊社計算 連結実績 通期 12/2011 27,300 11,900 7,900 47,000 6,100 400 53,500 連結実績 通期 12/2012 29,900 12,300 7,800 50,000 6,500 400 56,900 連結実績 通期 12/2013 33,200 14,400 7,400 55,000 6,300 400 61,600 連結実績 通期 12/2014 34,500 14,500 7,900 56,900 6,300 400 63,700 連結実績 通期 12/2015 36,300 14,900 7,700 58,900 6,500 400 65,900 連結予想 通期 12/2016 34,800 14,500 7,200 56,400 6,400 500 63,300 前年比 純増減 (1,500) (500) (600) (2,600) (100) +100 (2,600) (8%) (8%) (9%) (9%) (6%) +0% (8%) +10% +3% (1%) +6% +7% +0% +6% +11% +18% (6%) +10% (3%) +6% +8% +4% +1% +7% +4% +1% +11% +3% +5% +3% (2%) +4% +3% (2%) +3% (4%) (3%) (8%) (4%) (1%) +18% (4%) - 51% 22% 15% 88% 11% 1% 100% 53% 22% 14% 88% 11% 1% 100% 54% 23% 12% 89% 10% 1% 100% 54% 23% 12% 89% 10% 1% 100% 55% 23% 12% 89% 10% 1% 100% 55% 23% 11% 89% 10% 1% 100% - 報告セグメント 報告セグメント ( 百万円) 「スポーツ用品」 「サービス・ゴルフ場運営」 「ウェルネス」 売上高 「スポーツ用品」 「サービス・ゴルフ場運営」 「ウェルネス」 売上高( 前年比) 「スポーツ用品」 「サービス・ゴルフ場運営」 「ウェルネス」 売上高( 構成比) 「スポーツ用品」 「サービス・ゴルフ場運営」 「ウェルネス」 セグメント利益 調整額 営業利益 「スポーツ用品」 「サービス・ゴルフ場運営」 「ウェルネス」 セグメント利益( 前年比) 「スポーツ用品」 「サービス・ゴルフ場運営」 「ウェルネス」 セグメント利益( 構成比) 「スポーツ用品」 「サービス・ゴルフ場運営」 「ウェルネス」 営業利益率 出所:会社データ、弊社計算 連結実績 通期 12/2011 58,695 連結実績 通期 12/2012 61,702 連結実績 通期 12/2013 61,619 4,149 802 66,571 連結実績 通期 12/2014 63,669 4,508 2,720 70,898 連結実績 通期 12/2015 65,881 4,237 7,998 78,117 連結予想 通期 12/2016 63,300 4,300 8,400 76,000 前年比 純増減 (2,581) +63 +402 (2,117) (7.7%) +5.1% +7.9% +3.3% +8.6% +238.8% +6.5% +3.5% (6.0%) +194.0% +10.2% (3.9%) +1.5% +5.0% (2.7%) - 100.0% 100.0% 92.6% 6.2% 1.2% 100.0% 89.8% 6.4% 3.8% 100.0% 84.3% 5.4% 10.2% 100.0% 83.3% 5.7% 11.1% 100.0% - 2,834 21 2,855 3,795 16 3,811 2,608 162 11 2,782 18 2,800 1,818 243 10 2,071 18 2,090 1,044 231 178 1,455 28 1,483 3,500 +2,017 (43.3%) +33.9% (26.7%) (30.3%) +50.0% (9.1%) (25.6%) (42.6%) (4.9%) (29.7%) - - 100.0% 100.0% 93.7% 5.8% 0.4% 100.0% 87.8% 11.7% 0.5% 100.0% 71.8% 15.9% 12.2% 100.0% - - 4.9% 6.2% 4.2% 3.9% 1.4% 4.2% 2.9% 5.4% 0.4% 2.9% 1.6% 5.5% 2.2% 1.9% 4.6% +2.7% 連結実績 通期 12/2014 3,987 (8,347) (4,360) 4,976 連結実績 通期 12/2015 1,480 (1,974) (494) (255) 連結予想 通期 12/2016 - 前年比 純増減 - キャッシュフロー計算書 キャッ シ ュ フロー計算書 (百万円) 営業活動によるキャッシュフロー 投資活動によるキャッシュフロー 営業活動C F+投資活動C F 財務活動によるキャッシュフロー 出所:会社データ、弊社計算 連結実績 通期 12/2011 1,123 (1,752) (629) (745) 連結実績 通期 12/2012 7,929 (1,401) 6,528 (2,894) 連結実績 通期 12/2013 649 (1,912) (1,263) (2,516) 23 1 株当たりデータ 1 株当たりデータ ( 株式分割調整前) ( 円) 期末発行済株式数 (千株) 純利益 / EPS (千株) 期末自己株式数 (千株) 1株当たり純利益 (潜在株式調整後) 1株当たり純資産 1株当たり配当金 配当性向 1 株当たりデータ ( 株式分割調整後) ( 円) 株式分割ファクター 1株当たり純利益 1株当たり純資産 1株当たり配当金 出所:会社データ、弊社計算 連結実績 連結実績 連結実績 連結実績 連結実績 連結予想 通期 12/2011 29,000 28,697 300 65.9 1,184.4 40.0 60.7% 通期 12/2012 29,000 28,589 0 56.4 1,221.2 40.0 71.0% 通期 12/2013 29,000 28,990 0 50.1 1,277.1 40.0 79.8% 通期 12/2014 29,000 28,989 0 37.3 1,308.6 30.0 80.4% 通期 12/2015 29,000 28,991 0 (124.2) 1,125.6 10.0 - 通期 12/2016 41.4 20.0 48.3% 連結実績 連結実績 連結実績 連結実績 連結実績 連結予想 通期 12/2011 1 65.9 1,184.4 40.0 通期 12/2012 1 56.4 1,221.2 40.0 通期 12/2013 1 50.1 1,277.1 40.0 通期 12/2014 1 37.3 1,308.6 30.0 通期 12/2015 1 (124.2) 1,125.6 10.0 通期 12/2016 1 41.4 20.0 前年比 純増減 - 連結実績 通期 12/2013 1,752 16,100 11,794 3,904 33,550 7,581 8,197 4,835 20,615 54,166 5,155 1,489 6,716 13,360 2,820 2,820 16,181 35,769 2,215 37,984 54,166 37,036 1,489 (263) 68.4% (0.7%) 4.0% 5.8% 124 2.9 134% 251% 連結実績 通期 12/2014 2,534 16,285 14,526 4,276 37,621 10,867 10,337 6,415 27,621 65,242 6,422 6,955 7,733 21,110 1,595 3,440 5,035 26,146 35,690 3,406 39,096 65,242 37,950 8,550 6,016 58.2% 16.9% 2.8% 5.1% 137 2.7 89% 178% 連結実績 通期 12/2015 1,669 16,882 14,993 4,147 37,691 10,893 4,805 5,856 21,555 59,247 5,174 8,155 7,392 20,721 1,030 3,729 4,759 25,481 30,946 2,820 33,766 59,247 32,642 9,185 7,516 55.1% 24.3% (10.2%) 2.9% 121 3.0 90% 182% 連結会予 通期 12/2016 - 前年比 純増減 - 前年比 純増減 - 貸借対照表 貸借対照表 (百万円) 現金及び預金 受取手形及び売掛金 たな卸資産 その他 流動資産 有形固定資産 無形固定資産 投資その他の資産合計 固定資産 資産合計 支払手形及び買掛金 短期借入金 その他 流動負債 長期借入金 その他 固定負債 負債合計 株主資本 その他合計 純資産 負債純資産合計 自己資本 有利子負債 ネットデット 自己資本比率 ネットデットエクイティ比率 ROE (12ヶ月) ROA (12ヶ月) 在庫回転日数 在庫回転率 当座比率 流動比率 出所:会社データ、弊社計算 連結実績 通期 12/2011 2,408 13,930 8,814 2,941 28,093 8,195 9,621 6,568 24,386 52,479 4,603 3,183 6,228 14,014 3,250 3,250 17,264 34,704 511 35,215 52,479 33,991 3,183 775 64.8% 2.2% 5.6% 4.7% 111 3.3 117% 200% 連結実績 通期 12/2012 5,213 12,702 10,455 2,644 31,014 7,798 8,830 6,065 22,695 53,709 5,869 2,334 6,159 14,362 3,150 3,150 17,512 35,475 721 36,196 53,709 35,413 2,334 (2,879) 65.9% (8.1%) 4.6% 8.0% 123 3.0 125% 216% 24 6.0 その他の情報 日本のゴルフ・テニス市場を開拓 同社の前身である英国ダンロップの日本支店が神戸に設置されたのは、1909 年 10 月である。その後、1917 年 に日本法人化され、ダンロップ護謨(極東)株式会社に改称されている。また、1930 年には、日本で初めてゴ ルフボール、テニスボールの生産を開始している。更には、1960 年 4 月、住友グループによる資本参加が行わ れている。 ゴルフクラブの生産開始は、1964 年である一方、現在の主力ゴルフクラブである「ゼクシオ(XXIO)」の発売 は、2000 年 2 月である。そして、2003 年 7 月、生産から販売まで一体となった運営を行うことにより、「事業 規模や特性に応じた自立経営」と「より市場に近いところで事業判断を行うスピーディーな経営」の徹底を図る べく、住友ゴム工業株式会社のスポーツ部門から「SRIスポーツ株式会社」として独立している。 1930 年、日本初となるゴルフボール、テニスボールの生産を開始して以来、日本のゴルフ、テニス市場の開拓 及び発展に大きく貢献してきた同社は、2006 年 10 月、東証 1 部に株式を上場したのに引き続いて、2007 年 12 月、米国のゴルフクラブメーカーであるクリーブランド社を買収し、海外市場の開拓に本格的に取り組み始めて いる。また、2012 年 5 月、現在の社名である「ダンロップスポーツ株式会社」に社名変更するに至っている。 「卓越した技術力で、お客様のスポーツライフをもっと豊かに」を企業理念として掲げる同社は、これを基礎と した経営ビジョンとして、「ブランド価値の向上に努め、世界中のお客様の信頼と期待に応えます」、「お客様の 楽しさと喜びを追求し、グローバルに信頼される優れた商品・サービスを創出します」、 「チームワークを重視し ながら、個人の能力も存分に発揮できる企業集団であり続けます」、以上の 3 項目を掲げている。同社は、以上 の企業理念及び経営ビジョンをもって、北米をはじめとする海外での市場開拓を再開しつつある一方、フィット ネス事業などへの関与を深め、中長期的に増収・増益を続けることを計画している。 25 沿革 年月 事項 1909 年 10 月 英国ダンロップが神戸に日本支店を設置 1917 年 日本法人化し、ダンロップ護謨(極東)株式会社に改称 1930 年 日本で初めてゴルフボール、テニスボールを生産 1960 年 4 月 住友グループ資本参加 1961 年 テニスボール「ダンロップフォート」を生産開始 1964 年 ゴルフクラブの生産開始 1974 年 12 月 ダンロップフェニックストーナメントの開催を開始 1994 年 4 月 ゴルフ科学センター完成(兵庫県丹波市) 1995 年 1 月 阪神・淡路大震災で本社・工場が被災 2000 年 2 月 XXIO クラブを発売 2003 年 7 月 住友ゴム株式会社のスポーツ事業が分社、SRIスポーツ株式会社設立 2006 年 10 月 東京証券取引所市場第 1 部に上場 2007 年 9 月 タイに合弁会社を設立し、テニスボールの生産を開始 2007 年 12 月 米国のゴルフクラブメーカーである「クリーブランド社」を買収 2008 年 世界的に販売ルートを再編し効率化を進める 2012 年 5 月 社名を「ダンロップスポーツ株式会社」に変更 26 Disclaimer ここでの情報は、ウォールデンリサーチジャパンが当該事業会社の発信する「IR情報」を中立的かつ専門的な 立場から要約して、レポート形式にまとめたものである。 「IR情報」とは、すなわち当該事業会社に係る①弊社 との個別取材の内容、②機関投資家向け説明会の内容、③適時開示情報、④ホームページの内容等である。 商号: 株式会社ウォールデンリサーチジャパン 本店所在地: 〒104-0032 東京都中央区八丁堀 4-12-4-1110 クイーンズパレス東京中央 URL: www.walden.co.jp E-mail: [email protected] 電話番号:03 (3553) 3769 Copyright 2016 Walden Research Japan Incorporated
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