特集 ネット広告の実態と法的問題点

8
ウェブ版
NO.49(2016)
特集
目次
ネット広告の実態と法的問題点 特集1さまざまなネット広告-そのしくみと特徴、その先にあるもの
特集2ネット広告の相談と問題点
特集3ネット広告をめぐる消費者トラブルと法的問題点
消費者問題アラカルト 仮想通貨のしくみ
消費者問題あの時代 年(平成 年)
高齢者向け住まいを考えるー契約を中心にー 契約書の見方()-有料老人ホーム入居契約書③
分譲マンションに住まう マンションの購入とマンションに関する法律
New
続 適格消費者団体活動レポート 消費者教育テキストの発行と是正事例
海外ニュース <アメリカ>ジカ熱対策の虫よけ剤
<香港>夏休み中のアルバイトで学生が詐欺被害に
<ドイツ>商品テストの信頼性を維持するために
<オーストリア>商品テストで身に着く「たしかな目」
消費者運動 昔・今・これから 消費者団体を取り巻く法制度
消費者教育実践事例集 子どものネット利用を地域の大人が支える
-「ネットに少し詳しい大人」の養成-
金融商品の基礎講座 保険・共済
苦情相談 「学校」であると主張して入学金の返金に応じない通信制高校のサポート校 暮らしの法律 4$ 内縁の妻は遺族年金を受給できる?
暮らしの判例 こんにゃく入りゼリーによる死亡事故に関する製造物責任 誌上法学講座 著作権法を知ろう―著作権法入門・基礎力養成講座 著作者と著作権者()
ネット広告
1 ―そのしくみと特徴、
その先にあるもの
特集
NTT
を
後、 00 年
より現 。専 は 信 ネットワーク。大 では
「 信 ネットワーク
」
「
、モバイルマーケティング 」
などを 当。
はじめに
ネット広告とは
ウェブサイトやメールなどを利用して商品・
ネット広告は 1990 年代半ばに初めて登場し、
サービス等の宣伝を行うインターネット広告
(以下、ネット広告)が伸展しています
(
その後のブログ、SNS、スマートフォンの普及
)
。
などにより、この 10 年間で多様化および高度化
テレビや新聞・雑誌・ラジオといったマスメディ
が急速に進みつつあります。マスメディア広告
ア広告にはない手法が可能であることなどから
と比べ以下のような特徴があります。
進化・成長を続けています。ネット広告のしく
イト
み、特徴はどのようになっているのでしょうか。
広告の掲載に対しサイト閲覧者によるクリッ
クなど反応が返ってきます。
ター
(億円)
ット
ウェブサイトの内容、閲覧者の属性や興味・
30,000
関心、閲覧者の現在のエリアなどの条件にマッ
25,000
広告費
20,000
プロモーションメディア
チした広告を掲載し商品の売り込み先
(ターゲッ
テレビ
ト)
に近づけることができます。
15,000
インターネット
10,000
文字、画像・アニメ、動画などの表現、広告
の配信方法、広告主とサイト運営者との取引の
新聞
5,000
ラジオ
雑誌
形態など、多彩な選択肢が存在します。
0
2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015(年)
広告の配信数、広告のクリック数、会員登録・
ネット
資料請求等のアクション数など、掲載の状況や
(参考)
「2015
年日本の広告費」
(表 3)
、電通ニュースリリース、
2016年2月23日、http://www.dentsu.co.jp/news/
release/pdf-cms/2016022-0223.pdf
その効果を数値で把握することができます。
2016.8
1
特集 1
ネット広告 ―そのしくみと特徴、その先にあるもの
費者の好みなどに近づけた広告の掲載が有効と
ネット広告の種類と特徴
考えられます。このような考え方の広告が連動
JIAA
(一般社団法人日本インタラクティブ広告
型広告で、ターゲティング広告*とも呼ばれます。
協会)
によるとネット広告は5種に整理されてい
データ群から条件に合うものを分類・抽出する
ます
(
ことを
「リスティング」
と呼ぶことから
「リスティ
)
。本稿では代表的なネット広告の特徴
を説明します。
ング広告」に分類されます。広告料は PPC
(Pay
Per Click)
方式というクリック分に応じて算出す
ー
るのが基本です。連動型広告として、以下のよ
ネット広告の元祖であり、日本では 1996 年に
うな種類が知られています。
Yahoo! Japan が取り扱いを始めました。ウェ
ブサイト上の長方形
(旗を意味するバナー)
の枠
に表示される画像形式の広告です。枠はピクセ
Yahoo! JapanやGoogleなどの検索エンジン上
ル
(画素)
単位でラージ、レギュラー、スモールな
でキーワード検索をした際、結果のページに表
ど標準的なサイズが決められています。ディス
示される、キーワードにマッチしたテキスト形
プレイ広告の一種で、新聞や雑誌上の広告を
式の広告です
(
ウェブサイト上に掲載したと考えることができ
説明文が19文字以内などの厳しい制限がありま
ますが、広告をクリックすると広告主サイトへ
す。一般に複数の広告がリストとして表示され
ジャンプします(
)
。広告枠にカーソルを置
ますが、表示される順番は、入札単価
(オーク
く と 動 画 が 流 れ た り す る 情 報 量 の 多 い 広告
ション形式)や広告の質の高さによって決まり
( リッチメディア広告 ) やテキストのみを表示す
ます。検索連動型広告は、Yahoo! Japan の「ス
る広告 ( テキスト広告 ) もあり、それぞれ区別さ
ポ ン サ ード サ ー チ 」と Google の
「AdWords」が
れています。
シェアの大部分を占めています。
)
。見出しが 15 文字以内、
し こう
消費者の嗜好が多様化している今日では、消
ディ
(
)
プレイ
ティン
メー
ー
ネイティ
(
)
ー ー
ー ー
ビデオ
ッ
テ
ネット
(参考)
『インターネット広告の基本実務
2016 年度版』 (62-63 ページ)、JIAA、2016 年5月 26 日発行
* 配 信先や閲覧者を何らかの条件で絞り込んで掲載される広告で、
キーワードターゲティング広告、コンテンツターゲティング広告、
行動ターゲティング広告などと呼ばれる。
2016.8
2
ー ー
ト
ト
特集 1
ネット広告 ―そのしくみと特徴、その先にあるもの
に示します。
ンテン
ウェブサイト(検索エンジン以外)
のコンテン
一方、ダイレクトメール型広告は、個人情報
ツの文脈(トピック)
やキーワードを解析し、そ
や興味・関心を登録した顧客データベースを利
れに関連した内容を配信するようにしたもので
用し、広告商品に合ったユーザーへ
(メール送
す。Google の
「AdSense」
の登場により爆発的に
信の受諾を得たうえで)配信します。紙媒体よ
普及しました。AdSenseでは、
サイト運営者は、
りも経済的で広告効果が高い反面、個人情報の
自社のウェブページに、Google から提供される
管理も求められます。
JavaScript のコード
(広告タグ)
を埋め込みます。
そのウェブページがユーザーに閲覧された時、
ほかにも、デザインや内容、形式がサイトの
タグの実行によってウェブページの情報が収集
内容と類似しそれと一体化した形の
「ネイティ
され、ウェブページの内容に関連した広告が
ブ広告」
、映像と音声からなる動画形式の
「ビデ
(Google AdWords 経由で)
掲載されます
(
)
。
サイト運営者には広告のクリック数に応じた報
イト
ー ー
酬が支払われます。
ネットユーザーの行動履歴
(Cookie データを
タ
利用)
から興味・関心を推定し、ネットユーザー
)。行動ターゲティング広告とも呼ばれます。
広告枠
イト
ンテン
ッ
ンテン
(人)にマッチした広告を掲載するものです(
代表的なサービスに、
「Yahoo! ディスプレイア
イト
ッ
ドネットワーク(YDN)」のインタレストマッチ
やサイトリターゲティング
(すなわち、一度、
ンテン
広告主サイトを訪れたユーザーに再訪を促すた
めに他の閲覧サイトに自社広告を表示するも
データ
ネット ー ー
の)
、同様に
「Google ディスプレイネットワーク
ッ
(GDN)」のインタレストカテゴリマッチ、リ
マーケティングなどが知られています。
メー
メール本文の一部に挿入される
「メールマガ
ジン型」とメール本文そのものを広告とする
「ダ
イレクトメール型」の2種に大別されます。文
字のみの「テキスト形式」
と画像などを盛り込め
メー
ジン
る「HTML 形式」
の2つの表現形式があります。
メールマガジン型広告は、テキスト形式の場
合、数行程度で商品・サービスの情報や URL を
ッ
記述する必要があります。また、HTML 形式の
(
)
(
場合は、ウェブページのように自由に構成でき
ますがウィルス混入の可能性も無視できません。
メールマガジン型広告の配信フローの一例を
メー
2016.8
3
ジン
ロー
)
特集 1
ネット広告 ―そのしくみと特徴、その先にあるもの
オ広告」など新しい手法の広告が登場し伸展し
⑴ますます主要なメディアとなり得るブログ 、
つつあります。また、ブログや SNS といった
SNS、スマートフォンをターゲットとして多
ソーシャルメディアやスマートフォンの普及に
彩な広告手法が展開されると考えられます。
伴い、それらのサイトやアプリケーション内に
⑵活動量計から得られるデータに基づくターゲ
掲載される広告も目立ち始めています。
ティング、蓄積情報に基づくAI(人工知能)
を
活用し、広告枠と高度なマッチングを実現す
進化する広告配信や
取引の形態
るなど、IoT、ウェアラブル機器、AI を活用
した広告配信手法が伸展していくと予想され
バナー広告などは、当初、ウェブサイトのコ
ます。
ンテンツと同じウェブサーバーから配信されて
⑶高度な広告配信手法とともに広告コンテンツ
いました。その後、ウェブサーバーから分離し
(クリエイティブ)
も重要です。動画広告など
専用の「アドサーバー」
から配信されるようにな
注目を引くコンテンツが可能なことから、クリ
りました。これにより、同じ枠でも異なる広告を
エイティブ面の今後の進化も期待されます。
ローテーションにしたり、サイト閲覧者の属性
等に応じて掲載できるようになりました
(
)
。
側でなく広告主側
(第三者側)
に設置し、コンテ
(
)
広告
その後、アドサーバーを個々のサイト運営者
ンツ、SNS、ブログなどの複数サイトの広告媒
体をネットワーク化して運用する
「アドネット
ワーク」
(
ローテーション
ー ー
ッ
)
が登場しました。媒体を横断した
広告配信のコントロールが可能になるなど効果
的な配信が期待できます。
ー
ー
ア
ー
ー
また、サイト上の広告枠の売買の取引につい
ては、ウェブサイト上の広告掲載枠を表示回数
ア ネット ー
広告
分あるいはクリック回数分だけ買い取って固定
(
)
的に広告を出稿する
「予約型」
(枠売り型)から、
(
広告
ウェブサイトが閲覧されるタイミングで入札方
式により当該サイトに掲載する広告を決める
「運
)
用型」へシフトしつつあります。最近では、枠
の売買の自動化を支援するプラットフォーム
(
(SSP[Supply Side Platform]
、DSP[Demand
ア
Side Platform]
)
も導入され、リアルタイム入札
ネット
)
ー
(RTB[Real Time Bidding]
)
のしくみにより、サ
ア タイ
イトを訪れたユーザーの関心などにマッチした
広告が瞬時に掲載可能となっています
(
)
。
ネット広告の今後
イト
インターネットや IT の動向も考慮すると、
今後は次のような方向へ進むと予想されます。
2016.8
4
ネット広告の
特集
消費
構
と
活コンサルタント・消費 活アドバイザー。 005 年、日本広告
機
入 。主な
は、広告に関する 情の受
理、 発活動等。
種 に る
ネット の
に する
広告
015 年度に
(JAR )に
社団法人日本広告
せられた
件、そのうち「
ネット広告に関する
「 情」1 50 件
( 015 年度
の
受
受 )
の 種別件数では、
「 信」
が 位となって
機構
います
(
件数は
情」
は6 001件でした
(
回
)
。
「
)
。JAR の分類では、
などの
、
信サービスのほか、スマート
情」
における媒体別件数では、インターネット上
フォン用アプリ
(ゲーム等)
などの情報サービス
の広告・表示(以下、ネット広告)
は、
関連も
「
レビ
1件
(56
)
に次
1 50 件で、
体の 5 0 を占めており、
しました(
位のテ
は、
「スマートフォンで表示されるマンガアプリ
情
広告の性表現が
年度比 10 6 と
が、実際には、
速度
6,234
96 3
・
1,667
1,696
98 3
クジムの体
604
506
119 4
8,272
8,436
98 1
者からの
の
信
信
とうたっている
信量が一定量を
」
が大きく
情が多く
「
い
制がかかった」
といった
6,001
」 、
だ」や、Wi i などの
サービスの広告で
「
)。
(件)
「
信」に分類されます。特徴的だったの
えたら
信
情でした。
「 ・
したのは、
「 ディメイ
・後の表現が大 さだ」
という
せられたためです。
「
売の取引条件
(定期
売
」には、
入等)が分かりに
くく見 とした」
などの 情が せられました。
など
(件)
(件)
1
400
413
96 9
1
3,371
3,814
88 4
2
157
128
122 7
2
1,502
1,383
108 6
3
63
32
196 9
3
337
245
137 6
4
55
24
229 2
4
211
210
100 5
49
39
125 6
5
185
181
102 2
49
55
89 1
5
ラン ン
「
」
件
6 001 件(
年度
インターネット
6.3 )
1 502 件(
2016.8
5
年度
10 .6 )
ラン ン
特集
信
ネット広告
ネット広告の
と
種類は、
ほとんどが
「自社
は
サイト」
でしたが、
きっかけとなった広告・表示
(リスティング広
告等)自体も
になることがあります。
大
JAR では せられた 情の から、特に法
なインターネット上の情報の
から、
反などの
かけにその
いたのかを把握
ついて、
があると
機能を
われる広告・表示に
う
員会で
「見解」を発信しています。 015 年度は、
6 001 件の
したが、対
し、
することは、
情
えています。
化を
るうえでも重要だと考
から 0 件に対し
「見解」を発信しま
となった媒体としてもっとも多
ネット広告の
かったのはネット広告でした。ネット広告は
011 年度以
015 年度に見解を発信したネット広告の
位が続いており、 015 年度は
発信した「見解」 0 件
例
(
16 件に上っています。
「見解」を発信したネット広告
いたかをまとめたとこ (
します。
理器のウェブサイトに
「料理が
すべてアルカリ性になり、 がサラサラにな
)
、商品・
る」
と表示されていたが、 理器
では、16 件 の 件がダイエットサプリ
メントなどの
「
)
からいくつか
例の商品・
、広告・表示の種類、どのように表示にた
どり
表示にたどり
をきっ
なれるかのような表示は
品」でした。広告・表示の
で
に
ではないか。
1
2
(
)
3
4
5
6
7
(
)
8
9
(
10
(
11
(
(
)
(
)
)
)
)
12
(
13
(
(
)
14
15
(
16
(
)
)
(
インターネット
2016.8
6
)
)
)
ネット広告の
特集
「ピアス
(
「ピアス レーザー
(
け
)
」
で検索して
の
代、
代等が発
なっていたり、
能人の SNS 記
た、
「
け
かかった。
売サイトに行き、
間定期
主な
カ
とするIT
の
つとして
サイトを運営している
)
。
って、
者の商品から取り
でも容
に
サイ
トの運営が行えるしくみがたくさんあるのです。
ことによって、自分のバストサイズが上がっ
当該広告主は、商品と一
にアフィリエイト広
に
表示だらけの広告を自らの
サイ
商品に
めばバストサイズがアップし、
ウエストサイズは
ッケージ化された
扱う商品を選ぶだけで、
んだ
告が掲載されていた。リンク先の
者が、複数ある
容
システムを
た」というブログ記
しにくい 件です。
の
ことがあります
(
分かった。
「バストアップサプリメントを
さ
スマートフォン用のアプリや広告等の制 を
」
を検索して
入しなければならないことが後で
トでも、
な広告は、す に
かかりにくく、JAR でも
ムコメント)
しに買ったが
、検索しても見つからない、などです
(
れることも多いため、行 機関等の 視にも引っ
(商品 )
のおか で カ で 1
を見て、検索サイトから
「
メールマガジンに掲載したバ
)
。これらの
のコメント にあっ
った !!」
というコメント
(ス
ソコン
ナーをクリックした場合しかサイトにたどり
質代、 回目以
し 1 000
な内容の広告が表示されて、
からアクセスしたときには表示されないように
5回セット 10 000
)」という広告を見つけたが、実際
にはピアス
と
主体としての自
な表示があった。
ような
サイトに掲載し、
れることなく、受注から発送までを
行っていましたが、広告
にダウンするかのよう
品された
制の知
も表示の
もありませんでした。似た
情のサイトは多数存在すると考えられ
ます。
ネット広告
その他にも、
る
のコメント
JAR が見解を発信したネット広告の 16 件の
ント
例
(
大量に
自社
)
のうち、特に、
サイトでは、
品や化
品
機器等法、
品表示法、特定商取引法、
品のみ)など複数の法
る
に
品の
進法
(
イトにおける
を2
品の
を
者の
置き、
には
れにくい工
体的には、サイトの
様
スマートフォンからアクセスしたときだ
2016.8
7
に
みで
や会社
で検索し
を
活センターや消費
活セ
商品
本意な
は
に
情報などを
約をせ
ではないでしょうか。
がなされているケースがし
ばしば見られます。
が、
ことで
で、消費
タンをクリックする
べてみる、
特定多数の目
質商法の
引の手
入
ンター等の消費者
な表示内容の広告は、
の広告)を
う手法は進化を続けています。
はありますが、
一呼
します。
とは無関
稿するなど、ネット広告ならではの手
こうした
サ
能人の SNS
ムコメント
(ブログのコメ
に掲載される記
者の
するおそれのあ
品や化
にス
は他にもありますが、
な表示が多く見られました。
ここでは、
な表示の多い
のように
してみる、
にすむ場合もあるの
ネット広告 め る
ト
と
特集
現在、内
消費者 員会
員、日本 法
会連合会
消費者
対
員会 員等。近 として インターネット消費者取
引
済の実 (
法
会)ほか。
あって、客
はじめに
るといえます。
インターネット取引の
ターネット上の
ラブルが次々に発
例を
定の
とで、ネット広告をめ
る消費者トラブルにつ
こうした
いて
の
要を
が
し込
は広告
者)
である
は日
や
なお、
らかの関
の動向につ
的に
が異
用する
買プロセスの
とは異なります。
については広告主と第三者に
性があることが明らかであるアフィ
リエイト等による場合と、
者の関
が明らか
ではないステルスマーケティング* (以下、ス
ネット取引の
テマ)
の場合があります。
インターネット取引における特徴としては、
検索サイトを利用した検索が
して
SNS 上の広告という において
するこ
の 見も えながら 及していきます。
ト
れも第
は同じですが、
なります。また、
在を明らかにしたうえで、
に対する現在の法
っている
があ
はい
は第三者の表示
(記
し、次いで
広告に関する現行法の
から
果関
主自 (バナー広告)
の表示であるのに対し、
する消費者ト
しています。本稿では、ま
型的なトラブル
いての法的
みに
に伴い、近年、イン
当な広告に
者には
三者のウェブサイト上の表示に
インターネットの普及とそれに伴う消費者の
は、
的にみても
広告に する
の
品表示法
(以下、
表法)は、
「自
となること
が多い、 インターネット上ではさま まなター
ア
ゲティング広告が掲載されており、検索サイト
の供
の検索結果、ブログ、SNS などさま まな場
する商品
に、個々の消費者の興味関心に関連する
(と
サイト上の広告その他の表示も、同法の対
断された)広告が表示されるといった
なる
「表示」に
が
られます。
対
の5つの
例の特
を
単に
すると、
としており、いわば受け
反行
*
し込みまでの流れは一連のもので
2016.8
しており
(
置
的な法
である
や有利
等を
表法5条等)、
、 徴
、
と
かれな
行 を る とを
。
、
の
グ
や、 コ
イト
る
など
る。な 、
者
で 、 の
と
、広告
と
者
る
の を
る とを イ
ド イン
るなどの
行な れ
る。
約 結の意 形成をして し込みに っており、
広告から
については
費者
と
まれるとされています)を広く
当表示として
が まって 約 結に っています。
は、専らウェブサイト上の表示により
の取引」
に関する表示
(ウェブ
といえます。同法は、
は広告主のウェブサイト上の表示に え、
個別の
は
8
ネット広告 め る
特集
ト
と
プロ
10
(
)
(
10
)
円
インターネット
消費者団体の
トラ
請求
す。もっとも、「自
プロ
等の対
の供
ィリ
となりま
請求
する」
とされている
等の対
これらの法
イター、
コ
イト
となります。
による
制は、
制対
に
目
ことから、商品の提供等を行わない第三者によ
すると、 個々の法 の 制対 となる
る表示(ブログ、
限定している法 ( 表法、特商法等)
と、 特に
コミサイト等)
は対
ります。また、「供
ら、
者が
「供
等)は同法の対
外とな
する」
とされていることか
を受ける」取引
(
制対
の買取
さらに、
であり
(
のように第三者による表示であっ
ても、広告主が当該第三者に
想を
媒体につき、これらの法
)
、
かせたなど表示に関
広告主につき同法の
示して記
や
になると解
となる広告
の多くは
者自
外としていません
法では、バナー広告等やこれと一体性
のある
している場合は、
当表示の
のウェブサイトを特に対
が、
品
法等のように
「 人も」
とするも
の)
に分化されます。また、 制対
なお、第三者のサイト上であっても広告主に
よるバナー広告は同法の対
に制限を設けていない法 (
機器等法、
外となります。
者に
機関のウェブサイトを
関のウェブサイトを同法の
「広告
であるとしています
*
き、
機
制」
の対
外
。
されています*2。
イ
ア
表法以外では、
特定商取引法
(以下、
特商法)
(11条、1 条ほか)
、
法
(
いし
品
条の5)、
の対
や
取引
断の提供等をし、これにより消費者が
しており、
の対
法については、
法(
条な
大広告や
反行
は
*2 費者 「インターネット
表
の
費者
約の
」
に際して、
者が、
実告知や断定的
を
し込みをしたような場合は当該意
表示を取り消すことができます
(消 法 条)
。
置
ただし、取消しの対
る
行
は
者が
「
際して」
行うものであるとこ (以下、
消費者団体の
る広告表
(2012年5月 日
」
結の
「
し、
となります。このうち特商
表法同様に
法)
では、
約
とする取引につき、
表示広告等を
約法
(以下、消
機器等法
(66条)、
条)等、その他の特別法において、個々
の法
消費者
*
「
要件)
、
「
広告 イド イン」参 。な 、
の
の り
る
」
で る。
h tt p : / / www. m h l w. o . j p / s tf / s h n / o t h e r - s e .
html t d 335126
)
2016.8
に
9
ネット広告 め る
特集
広告は、客
形成に
「
的にみて、個別の
を
約
結の意
」には当たらないと解されています
そうすると
については
を受けており、同法の取消しの対
すが、
手方
(
も、第三者の行
の対
によって
取引では、動機を
となり得ま
ないことから、これに基づき
することは
当該第三者が「媒
の
であるとして
が
であるという
では、
性の
つとして、
実の
請求等を検
の
となります。同条にいう第三者とは、消費
者
の解
約
結の
ら取
までの必要な
に解されています* 。この解
の第三者の行
では、消
消
結に
かの
法行
によれば、
などの
した
に基づく
することになります。
明であるため、同条の対
断すら
当な広告表示によって
には、広告につき
述の
要件のよ
として横たわっていることが
あるのかもしれません。
特
と
の
です。
消
インターネット取引は
「
信
売」
(特商
法および特商法につき、
検
目の
も
消費者
員会に
つとして、内
述の
法2条2 )
に該当します。
「 信 売」
は広告表
専
示につき、
が行われました。その後、 016 年度の
述のとおり
大広告等を
定しかなく、取消
等の
する
はありません。
その他の特別法においても
関する取消
当な広告表示に
定を置く法
法の
ながら
述の
後の
るか」
自体が
えば、「
か広告であ
無効」
についていえば、
費者
費者
版 』
10 ページ
度
『
」
が
条
費者
のよ
会では、
特定の者に向けた広告
形成に
えるものがあり、取消しの
的に
の
用を
の
異 はみられなかったものの、取消しの対 とな
となるケー
る行
2版
の
*
*
の
と
で 、
ン
ットの 載 「
」
る とを
と
(
1 年10月30日
、
『 費者 ニュース』60 212 ページ)
ー ページの表
を
本 の
を
(
20 年 月
1 日
、
載)など
る。
に関する手当はなく、今
めるべき場合があること自体については特
*5 *
が成立しましたが、
にも、消費者の意
を
にはなりません。とはいえ、例
うに基本的には「動機の
会
はありま
同専
定は、
「
法
まで検
とされています* 。
等の
*
会が設置され、 015 年 1
において
せん。
無効等の
取
定は無いのが現状です。こう
うな考え方が
法5条にいう
イ
取
法
るケースがあるにもかかわら
ステマの場合はそもそも広告主・第三者間の
なるか
当な広告表示を
定に限られ、
約
「第三者」には該当しないことになります。
また、
の有無が
があります* 。
以上のとおり、広告表示に関する特別法は専
取り等を第三者が行っている場合」であると
関
約の無効を主
を受けた第三者」
(消
対
厳
手方に表示することは
したがって、実
じた場合は、
法5条)に当たる場合に限り本法の取消
では「
者)に表示されていることを要件とし
による
本的には同法の取消しの対 とはなりません*5。
に広告が取消
は、 例上、その動機が
ているとこ 、 対面取引であるインターネット
。
以下は広告を見ただけであり、基
また、
と
スにつき、動機の
えているとは考えられないから
*
ト
の動 を
で る
られる
、
ると
ば、2016 年 月2 日
「
る
の
」
で 「 インターネット
る
、通信
の
の
156 ページ
2016.8
、
ると
の定め方につき、
10
の
る
の
る。
特定の者に向
の
と
な
費者
る
を
る
る
る 費者
の広告を
の り を
、実
な
を行
と」
とされ
る。
ネット広告 め る
特集
けた
きかけは
ト
に多様であり、媒体ならび
に内容および表現手法もさま
まであることか
ら、コンセンサス
(意見の一
)を得るには ら
「引き続き、
活動に対する
するとともに、
については、
活
収集・分析して検 を行うべき」
としています
に
関
で消費者が
。
(
」 法 96 条2 )
同様、
が第三者の
当
行
で
行
につき
定することには限
消費者に取消
およびそれに基づく
は、
者の行 と消費者の
の間の客
的
果関
表法等の広告
が広す
を要件とすること、
当広告の
定を設けるべきであ
を
こと、
えて、一般消費者による商品等の選択に
に
まれか
る等の意見が出されました。
関
が明らかではない手法がある
買プロセスとして第三者の 価も考慮
要素となること、 専
を える程度)
をとること等からすれば、現在
定に求められる
者のコ
インターネット取引についていえば、 ステマ
断基
のような
制法と取消
める
ない、
「知ることができた」
といった要件では対
準も客 的 果関 (社会一般に 容される程度
の広告
を
ントロールの及ばないものも対
取消
および意 表示
制法における
表示をしていることを
るという考え方と、これに対して、
体的な類型を法
があること、
者
知っていた、または知ることができた場合には、
インターネット取引
についていえば、その広告手法はまさに日進
であり、対
を受け
者と第三者との間
等により消費者が意
要件については、
関
が明らかでない場合であっても、
法の
「第三者
ア
が
明な
る実例もあることから、
例を
*
者と第三者との間に
があるかが
について
例や消費
と
の
者
者の
会で示されたレベル
可能性ならば
当に対
が
広がることはないと考えられることからすれば、
意すべきレベルは実質的には同一であると
もいえ、そうであれば、取消 の対 行 の定め
第三者の
方としては、一般的に客
的
の 定も置くという考え方もあり得るでしょう。
る類型を、ある程度の抽
度をもって
ことも
容され得るし、
果関
を
め得
活動に
える
大広告等に関する取消
されましたが、
なかったため、
取消
イ
第三者の行
程度、
については、 「媒
関
なりました。
の
の存在の有無が
」
の
同専
の
について検
体としての意見の一
の
をみ
は見送られました。
会では、広告
反につき、法の厳
と
な
については、現在の消費者
の
状況等を まえ、
「必要に応じて、検 が行われ
しも
約
結の
までの
の場合でも対
を
となり得る
表法や消
法の
用
に
について異
条解説等において
行を行うものとし、
ることが期待される」
としています* 11。
取り等を第三者が行っていない程度の
はなく、その
」類似
の対
のように、必
必要な
法の
「第三者
する
も大きくないという考え方もあり得るでしょう。
解
として、
に記
インターネット取引は今後、ますます発展す
載すべきであるとの考え方が示されています*10。
ることは明らかであり、
*
う意味において、取
な 、
「
の 費者
る
か
でな れば
「
」
れな と
で な
とを 条
載 る」と
な
る
(2015 年 12 月 費者
費者
「 費者
告 」
(11 ページ))。
http://www.cao. o.jp/consumer/ n a ouh ou/2015/
doc/20151225 shou e hou o u1.pdf
についても整
本稿が今後の
*10 2015 年 月 費者
費者
「
り
と 」
( ページ)
http://www.cao. o.jp/consumer/h stor /03/ a usosh /
other/meet n 5/doc/20150 chuu an.pdf
*11 2015 年 12 月
場の
な発展とい
定だけでなく
が求められていると
の
考になれば
定
えます。
いです。
費者
「
告 」
(1 ページ) http://www.cao. o.jp/consumer/ n a ouh ou/2015/
doc/2015122 to usho hou o u2.pdf
2016.8
11
仮想通貨のしくみ
専
は情報制度
に
想
。
想
が社会・経済に及 す
を
。
・法 ・制度(
経済新報社)など。
「情報
信
ための
ロッ
日の定例
の進展等の
において、
する法
は、
「
想
」
として
ることとなりました。一連の法
うな経
で流
想
とは
想
が
た
文によって提
想
の特定
型のしくみであること
の専
と
やド
件
機的な
から、決済手
としての
が下
たんする
、
商品
としての
想
えていきます。
想
には、マネーロン
が必要とされます。
際的な
活動部会)
は、 015 年
が では、 016 年5 に
者に関する
めて定められた
「
者に対して
に
収
法上
定の
想
によって、
者」
が特定
される本人
等を
うよう
が行われました*2。
っ
仮想通貨の定義
にビットコインは始動します。最
初のうち、利用者は
想
が経営
こりました。これ以
て運用されています。
009 年
します。
に 際協 ガイダンスを 表しました* 。わ
が発表し
、あらかじめ設定されたプログラムに
存
資を求めるメッ
、日本では
である AT (
です。ビットコインには特定の発行会社は存在
せ
重な
を行う取引
ダリング対
されました。
最大の特徴は、
発行者の存在しない分
に
に注目が集まり、
資が急
が
決済手
します。
の人
での
へと、その性質を
考に見ていくと、
る
には
としての
であって、どのよ
の代表例であるビットコインは、 00 年
にサトシ・ナカモトと
想
ルとの
仮想通貨の歴史
)
を
資 として
します。この
制され
するようになったのか。
そして、
の年表
(
機でした。
ー
セージを発すると、およそ半分にまで価
は、 016 年5
どのようなリスクがあるのかを
想
)、
こった
その後、
5 日に可決し、成立しました。
本稿では、
しない
」を
会に提出することを決定しました。そして、流
性の支払手
で
01 年
化に対応する
行法等の一部を
マネーがわかる(日経文
化のきっかけとなったのは、 01 年に
はじめに
は、 016 年
に
想
ばかりでした。
(以下、法
*
2008 年 10
の性質を理解するためには、法定
)* や
u dance for a
urrenc es
マネー* などの決済
s - ased Approach to
rtual
*2 通信
の
の
る
の 行
の
を
る
(2016 年 月 日
、2016 年5月 25
日
)
http://www.fsa. o.jp/common/d et/1 0/01/r uu.pdf
2009 年 1
2012 年 6
2013 年 12
*
本
*
電
ネー
、 本 行 「キ ッ ュ ス
本 2015 年 月 参 。
http://www. o usen. o.jp/w o/pdf/w o-20150
2015 年 6
2016 年 5
2016.8
り
行の発行
の と。
12
通
る
を
と
られ
通
。
日本
ば日本で
発行
、日
る
」
12.pdf
ー
イレージ
ー
モンデッ
ビット
イン
ティ
ー
ネー
ー
ネー
ネー
通 などの
手
と比
、
を
る
で な 、
するのがよいでしょう。
マネーは、どちらも現
に代
ば 行の
想
性」と「
するならば、
々流
ない「決済手
資
性」*5を
想
する支払手
」
の一類型です
(
決済に関する法
資
第2条5
で
において「
」
とは次に掲
と定
用
は、 想
るものを
、
)で
、
の
外
『
通
。
。
によれ
て資
行が法
としてのソブリン・
)
であって、
想
ではありません。
す
想
は、限定されたエリア
ではなく、ある程度の広
な商
で利用されま
す。こうした性質のことを、 用性と呼びます。
日本で普及している
した
想
マネーと、新たに登場
は、い
す。すると、
では
れも
マネーと
用性を
想
けで えるゲーム
は、この
と見た目や
の
型は、ゲーム内だ
です。 想
ンターネットで
と
は、主にイ
われているため、ゲーム
の似ている場合もあります。こ
のとき、 用性の有無という視
ム
えていま
しています。
用性のない決済手
2
特定の者を 手方として
に掲 る
ものと
に
を行うことができる
的
価値であって、
情報 理
を用いて
することができるもの
*
第2条5
、もしくは
マネーや
され、さら
行
rency)
を発行する場合には、それは法 (または
および
された)
は、この法
と
を電
デジタル・カレンシー
(Sovereign Digital Cur
品を 入し、 しくは り受け、 は
の提供を受ける場合に、これらの代価の
済のために 特定の者に対して 用するこ
とができ、かつ、 特定の者を 手方として
入及び売 を行うことができる
的価値
(
機器その他の に
的方法により記
録されているものに限り、本
及び外
びに
資 を く。次 において
同じ。
)であって、
情報 理
を用いて
することができるもの
の で
で る と。
の
から かれます。したがって、い
れかの
では
資金決済に関する法律第2条5項
(
決済に関する法
しています。
*5 者
通 の
ば、法 または外
* 6)
。
2 (今回の法
想
とは
「
えている、法
、
と
ですが、2つの性質は大きく異なります。主
な特徴を
ット ードなどの
想
において、ゲー
を区別することができます。
マネーの利用者は、
マネーを
での支払いに利用することができますが、利用
れを
者から利用者へと
度』
ことはできません。
2016.8
13
マネーの
高を
する
これに対して、
想
は、
の
にで
も送ることができます。スマートフォンに
のウォレット
(お
インターネット
はフ
想
資
アプリ)
が入っていて、
続があれば、
もが送
ンダメンタルズが存在しません。
いわば、
者に
の
だけで価
商品であり、価
が形成される
の上
にも下
せつ な
的な
にも合理
的な説明がつきません。
も受取人にもなることができます。そもそも
想
のユーザーには、
分
と利用者という
さえも存在しません。
想
の送
想
インなどの
払いを
取った 想
のように個人間での送 に うこともできます。
取引
どこへでも送
ができて、専用
高度な
々流
すること
想
情報セキュリティー
します。
こうした
主体が存在しないこ
とです。ただ、これは
型にも似たリスクが
想定されます。
され、
を
で無数の
えて流
の表示された
型であっても、
な発行
が
などが導入されました。
しかし、
想
の
外で発行さ
には登録された発行
の基
には、
もありません。ドルや
る価
も、
の結果に
法
の
ではなく、
式の
と
式な
場で
する
の経済
の方式に比べて効 的に取引を
想
は新しい
のリスクが
されている可能性もあります。
チェーンへの期待に
想
であり、
としてのブロック
して、単なる
という
たいと
想
が
ポイ
で発行する例も見受
けられます。利用者に対して
されて、
知
しい知
が発信
に普及することを
い
います。
記
標とな
に成立した売買
ません。
レートは
となるブロックチェーン
近時では、 新的な
とは異なり、
や
や、
しながら、
はな
が存在します。
けのある法
想
記録する効果があると期待されています。しか
場が形成されており、
レートと同じように取引価
では、
を受ける
*
明であることもあります。
の多くには
われる
に対して、
分別管理の
ントを
想
などによって
が、
を扱う取引
想
が発行
かめる手
想
まとめ
しています。発行主体
れている場合には実在性を
く、
想
した
から、今回の法
型な
型のリスクは、
示する利用法も
リスクがあります。
どの類型があります。
分
の場合は、取引
あります。この場合には、
のユー
型、発行主体の存在する
想
けて売買のタイミングを
には、ビットコインのように発行主
体のない分
する場面では、
リスクはありません。
に
にはさま まな
ザーが知っておくべきリスクについて
想
を やドルに
商品としての
仮想通貨に想定されるリスク
リスクがあります。ここでは、
を入手する場面や、受け
として利用する場合には、特に大きな
えています。
マネーと比べて、 想
想
を利用することが多いでしょう。取引
を
を必要としないことから、
性を
者は
必要とされません。しかし実際には、ビットコ
受けるだけでなく、 入れ先への支払いや、 述
は、
などの
がレジの代わ
りにスマートフォンを置いて、
想
には、取引
だけで決定されるの
などのフ
*
通
*
ンダメンタル
ズ* を反映しています。とこ が、
想
の
通
ッ
動
の
ッ
に
2016.8
14
る
の
ーン)を
、
を
となる
。
を
る
な ータ ース
(
る
。
の
を「
ッ 」
と
の れ
ッ を な
、
ー
ワー
込 れ
り、
る と で な 。
問題
者
2011
消費
の
時代
年(
23年)
㈱
消費者問題
アレ
ッ
ンター
消費者行政
監修
世の中の動き
ジ
ン
ッ
ー
るなど、重
消費者問題
者 66 人を め
らした。
で 6の
され、関
011 年
、
オーナー制度を運営し
ていた
開始
場が
に
立てを行った。
者は約
約
費者
0
に
の
商
約 110
大・
件
(
を回
入を
も
める、いわ
個
る
「
分解
次
や意
を
能などの
関連の
、
」
に
を受け
によ
定器の性
が多数
せられた。
の消費
活センターの
商法 110 番」を開設。
の
く
に関連する
質
の消費者から
け、情報提供や注意
を行った。
の
人に約
情が数多く
」への
法を
し、
者の
制
2016.8
取引
や
員の
、
に
することや
者
または訪
による
◦
◦
15
ち出さ
取引
行
◦
◦
が
は
明文化した。
アレルギーを新たに発 す
◦
◦
化の方
資へ
に先立って
目的を告
な
せられた
決定により
「マンション
質な
やか
なケースとして呼
行
に関する
資用マンション
れた。これを受けて
まれる
し、
質な
活センターに
ことから、
」
こした人もいた。また、アレルギー体質で
◦
◦
理工
を支援するため
「
明になるなどのアナフィラキシー
はなかった人が
」とその
後からガソリン等の
活センターは
ー
のし
けんに
、重
の
の消費
によりアレルギーを発
ぶれなどの
した。
活センターは複
が「
売された
。その
、
が
の自主回収を発表。 005 年から約 6
650
が発
発
を行った。
、
日本大
約した消費
アレ
011 年5
団が結成
を提
11 日に
「
資
するとかたって別の
見され、
数回、注意
る
は
活センターにも多数の
者に対して、
関する
人、
団も結成された。
場と
者
をもた
消費者行政
手続
最大の消
者約
せられた。なかには
者に
な
000 人、
した。
者
の消費
商品の
再
)と比べても、その
で、
ー
の提示
を
させるよう
することを
専
は、
法、
法。
整 ・運営
の
者選定等
機管理(トラブル
員会等の
会、よこはま多
員を
)(
代・
める。
に、 集合
流型
・
ょうせい・ 009)等がある。
契約書の見方 ⑹
ー 有料老人ホーム入居契約書③ ー
回に続き、有料
人
ームおよび有料
ームに該当するサービス
(以下、
有料
ーム等)を対
人
約
いて
2
重説のチェックポイント
型
重説の
者向け
に、
ーム標準入
)」
「重要
約
き高
人
の
「
約 (以下、標準入
説明 (以下、重説)
」
を用
」のサービス提供にまつわる
約条
重度の要
を
心にみていきます。
約
・ストレッチャー対応になってい
るか、
の有無とその内容等については
をしておきましょう。
、第
条で
の提供
活サービス
の
を把握するためには、最初に
にまつわる方 の
活
・
や
その他
では、
提供するとし、その
サービスを
に
の
約
第
ーム等は
行
」
を提供しません。た
「
者の多くは
明
等の
のとおり、
「
も必要なため、
じると、その
になるおそれもあるため、
体的な方法が示されていない
くらで用意されているのか、
で、
して
おきましょう。
ど
版
「
」6 月 「
者
を考 る」
http://www. o usen. o.jp/w o/pdf/w o-201606 05.pdf
版
「
」月 「
者
を考 る」
http://www. o usen. o.jp/w o/pdf/w o-20160 05.pdf
み
者
化を
取り
活
ておきましょう。
っているときは、一定の条件の下
算や
知
専
のケア
算な
報酬が 算されます。その 算の有無や、
上
せ
実
の有無などの
16
サービス
(特定
)を提供し、その提供体制
(人員配置が手
重度化した場合に
2016.8
者に
き」 ームで
設入
等の
約時に
して
ービ
関連サービスとして、どのようなサービスがい
*
に、サービスの一部を
場合、 約時までに
なお、標準入
か、一覧で示さ
体制については、
チェックしておきましょう。
を解説していくことになります。
だし、入
在が
体的提供内容については、重説
条2
活支援サービスの提供方法
いるような場合、トラブルが
体的なサービスの内容は
体
が大 です。また、
等の
れています。
定しています。したがって、
種サービスの
活
者の運営
についても、自ら実 するか
しています。それを受
条
ると
ーム
目
(
レクリエーション
の支援サービス)を
重説に
ーム等のサービス提供の考え方やその体制
種サービスの
管理
け、第2
ービ
では、ま
等にて提供される
となった場合を想定し、エレベー
ターが
ホームで提供される
各種サービスの内容
等
は、サービス内容を
把握するためにチェックしておきたい 目です。
の見方を解説します* 。今回は、
「第
標準入
でも、以下の
い
サービス)の
目をチェックすることで、
ーム等のサービスの提供体
制が
実しているかある程度分かります。
なお、「
型」 ームでは、その
・
員の数も
れ
目に関す
る重説の記載は
できます。そこで、記載が
無いにもかかわら
、
「
年
や要
度に応じた
型」 ームで
取り
いるかなど利用料
を行っているとの説明があるときには、
取り
でも、入
等による
に対する方 や実 、さらには、 取りに 可
有無や料
の 定条件は
な
料
や
者に
との連
体制などを
体的に
し、説明を求める必要があります。
ーム等でどのような
のか、また、協
目、協
し、
機関の
のか、
の手配が、単に
まで
き
急
入
んので、
時や入
下記
の一覧表で
年
み取れませ
年以上経
が
も
してい
に かない ー
の
を
述
のサービス内容については、
の
員の
えている可能性があります。
者数の情報や、
利用者アンケート、
第三者
時に
価の結果なども
動先や
断基準、
は
関や他
先別の人数の で、
設等への
にサービスを提供する
さらに、
しは、実際
員の能
、
知
や
ケアが必要となったとき
有者の数、
年度
年間の
サービス内容等が
年数、
用・
しておくとよいでしょう。
ーム等で提供される
体的には、
員の人数や経
取り
ービ
や体制による
ではありません。
機
人数が多い場合、
の対応についても
し
を
体制などが整っていない可能性が高くなります。
しましょう。
ーム等のサービスの質の
考にしつつ、入
しましょう。
なお、 年度の
動を求める
費用の有無などの情報が示さ
れていますので、この
資
することが
る必要があります。なお、
場合があります。その際の
とに
度別、
らか
ーム等では、要
種
別、要
ムは、サービスの質や提供体制につき、
重に検
といっても
になります。
等を
るにもかかわら 、入
できます。
手続きおよび
のプランも示
つの目
示されています。開設から
ってもらえるのかといっ
者に
入
の
しておきましょう。
者数、年
期間別人数、
の
できます。さらに、ここでは ーム等の入
を呼ぶだけな
た対応等については、重説からは
在時の利用料
や、代表的な料
ーム等の現入
や
設定がなされて
の情報が分かります。なか
されているので、
それが
内容を知ることができます。ただ
急
の算定
支援が受けられる
・
チェックしましょう。
者
や
外の
な
できます。例えば、
管理サービスの提供方法は
で示されていますが、その
記
活
の
体的サービスの
の数などの情報が示されています。一般に、
内容
(
員の配置人数が基準
年数が
ついては、この一覧表に記載されています。自
しい
ー
分が重視するサービス
分ではないと
断
らなければ、
い
員が多く、
り
員の入れ
りで、経
ムは、サービス提供体制が
されています。ただし、
「
わりの
では
目はチェックし、分か
者に
てみましょう。
ームページで
内の
次回は、標準入
ーム情
の返
報*2を 表しており、 ームによっては重説を
開しています。
この情報を活用し、
近
の
時間
の
の
ームについては、
や
どの注意
元引受人の
約
のうち、入
に関する
一時
約条
な
についてみていく予定です。
ー
ムと比 してみるのも一法です。なお、
心をうたう
費用に
型」 ームは、
員の配置基準自体がありません。そこで、例え
ば、
支援の有無等)
やその際の
*2 者
(
ー
)
https://www.pref.sa tama.l .jp/a0603/ ore s an u o/1- ur o.html
2016.8
17
新連載
マンションの購入と
マンションに関する法律
法
ン区分
や
員等を
有法 第
の 種
。主な
員会 員等を歴 。現在、
として、 マンション法 内(
(
。日本
消費者
)、
社)など多数。
はじめに
015年
ンに
で約1500
しており、約 6
あります。特に
人がマンショ
ンション
のマンションが
たちがマンションを
部においてはマンションが
の別、
形態となりつつあります。
本誌では、
回にわたり、マンションに関する法
ションをめ
る
活上のトラブルや
管理に関する基本
ンション標準管理
」を
入と
は、
「マ
)
の意
その広告
(
と特別多数決
置
(
、管理費等の
置、管理会社に対する
ついて扱います。第
での発
「
」RC ・ 上
・
と、
「
対応
(
現在 100
・
上の
決
」
など)
に対する
などに
数
かれている
かれている
の一
については、
「
専有
(
」
「間取り LD
とあるうちの、
の
特定の
(例えば、
「 01
有 (区分
部分以外の部分
(
5LD 」
)
有
)
と、
用部分)
の
有
等によっ
した場合の法的
え等)について扱うとともに、
したマンションの
」
と
入し
回では、今後かなり高い
または
をも
て」と
面積
面積
に対する
が想定されている大
てマンションが
)
によると、マンションを
た消費者
(買主)が取得するのは、
「
した
会)
の普
さな活字で例えば
のような表示があります。
回では、管理
、集会
(
アクセス、
「に
に まう」
などのキャッ
部分になります。
体的には、第2回および第
員(理
や間取り、
チコピーが占めますが、
え)について述べます。
合の
ジ
わいに ちた文化
約」
や
「マンション標準管理
った場合の法的
目します。マンションの
のイメ
しながらマンションの日
化に
売) 者などに
、間取り、広さ、分
を述べ
の管理について、また、マンションが
場合や
、価
売広告を見ますと、その大部分は、マンション
、およびマンションに関
について述べます。次回以
約
(
在
入する際には、新 ・
とマン
ることにします。今回は、マンションの
する法
定等 員会 員、行
)、 コンメンタール マンショ
マンションの購入と管理
現在、
主要な
済 員会 員、
動 の法 知 (日経文
える、
、
2
後 0 年以上経
、
5
年
円
え等につい
て扱います。
(
ンション
2016.8
18
)
円
分
を取得します。
利形態
については、
「分
は区分
れているように、
有者の
分
の
後の
ができる。
(
」
有」と表示さ
分の
かの
べての
有
関
を取得します。
の 01
有
部分は、
「専有部分」
入者が単
)を有します。
その
で
入者である区分
ことができ、第三者に
用
用・収
の
ター、
の 体(基
構
部分など「専有部分」以外の部分です*。
有者は、
の
かの
述のように
有
分
を取得します。
管理
(例えば、定期的または
有者
急の外
員の費用
入して
の
新
者
分
分
マンションの場合、入
員で集会を開
的に
有者
有者との
及び
属
を構成し、この法
会を開き、
理
つを
)
の
る。
者
員に管理
は管理会社に
入者・入
者は当
を
有ですので、必
で述べ
に管理
合の構
合員)となります。そこで、
売・分
の
「管理
は、実際
者が用意した管理
入者が売買
」
には、
「管
合は結成される」ものではなく、
には、
用部分)
)
にもあ
合を結成し
合を結成していただく」という文
約の際に
約(
)
し、その管理
約に基づき管理者
(または理
)
を選
すると
いう意味に解されます。このように実際には管
理
びに
約や
「運営・管理
(
」
を
)
が用意されて、区分
時の売買
により、集
する管理会社
有者となる者は、分
約の際に、この2つに合意して
入することになります。ただ、用意された
約を定め、及び管理者を置くこと
の ン
ンの
通
)
で 、
、
スなど 、「
有者
するとしています。もっとも、
、その
設の管理を行うための団体
に管理が必要となり
ていただき、運営・管理
することになっ
の定めるとこ
者とな
ます。そこで、実際上多くは、広告
(
たように
員で、
してこれらについて決定す
時からす
の区分 有等に関する法 (以下、区分 有
有者は、
後に、入
運行などは入
員による管理を必要とします。
法)では、「区分
によりな
等に基
成員
(
は他の区分
有者の決
ですし、例えばエレベーターの
つを一体と
(
は、基本的
る人は他人同
するときにも、これら
た場合、 に述べたように、
その
を 行する管理者が必
ることは可能ですが、多くの場合、
ンション
の
われています)が必要ですし、
等の
有することになり、
マンションを 入しそこに
約
(一般的には
されます。
)
一体として売ることになります。
* (
約」と
には、集会における区分
により行われ
有者は、これら
マンションを売
その
に実
るように
「区分
区分
と
要とされませんが、実際には、管理を
要です。 約の設定や管理者の選
ます。
して
しも必
約の定めや集会の決
用部分の
)については、集会における多数決
づき、区分
は、法的には必
区分
用部分について
合員)
となります。集会の開
「管理
ル、 下、
く たい
合」
と呼ばれています)
の構成
するためには、そのための
部
有者の団体」
約の設
有者が自らの費
用部分」
と呼ばれ、 関
、エレベ
有法でいう
「区分
とは無
、
する
することもできます。
は、その区分
有者)
は、その意
定および管理者の選
有者は、
で行わなければなりません。
分は、
「
に、区分
員
(
有 (区分
部分を基本的に自由に
専有部分の
入者
(区分
(一般的に
「管理
などの
と呼ばれ、その
条)
と定めています。つまり、す
そのまま
る
「 ン
ン
」
コニー
(
ン )
、
、
」とされ
る (
、
)、 れらを
る
(
で
る
(「
」)を
用しなければならないというわけで
はなく、区分
理
約の
有者は、入
後に、集会で、管
、および管理会社を
は可能です。実際上、これらの
2016.8
19
を
すること
を行う管理
合も
なくありません。
「マンションの
述の
「管理者」
と
「管理会社」
との関 ですが、
管理者は、
集会の決
述のように、
では、
を
約で定めた
番制や立
出されて理
の
選により理
理
長は、理
を
行します。そして、この理
は、マンションを
会での理
般を対
とし、
合との間の
や理
長(管理者)
の
ンに関する法
会の決
、
長が
「管理者」
れらの
示・
約に基づいて、理
に
体的な
および
会
について、そ
区分
有法は、マンション法の
で、区分
置、
の
分が存する区分
有
です。
理
しています。
で2
大
の専有部
後に制定された法
した区分
以上の専有部分が
有
めています。 011 年
は、以下の
「
による
とする
の区分
有等に関する法
これら
る法 (
」マンション管理
でさらに
化の推進に関す
化法。 000
年制定)
「
区分
有
の再
等に関する特
別 置法」
(再 特別 置法。
1995年制定)
2016.8
20
者
者を
の
・
で、大
な
で
置を定
日本大
後の
化法は、区分
有法
の成立後において、
な
え
の実
るものです。 01 年に大きな
(区分
」
有法。196 年制定)
「マンションの管理の
が管理
の
え等
え決
者による
つがあります。
主
がありました。
マンション
ンション
またはマンションを対
に当た
について特別な
01 年に大きな
法
じて
再 特別 置法は、1995 年
です。
有
合の援
者
(管理会社)
の登録および管理
は、マンションとなり
分だけが
区分
が管理
ることができるものとし、また、マンション管
ます。しかし、実際のマンションの大半は、す
・
合であることを示したうえ
を設置すること等を
であるか、
などに
化を推進する目的のために、マンション
の用に供される専有部
べての専有部分が
え、団
化法は、マンション管理
管理の主体は管理
」
のうち、専
つでも
上は、
約、集会)
、
・
で、マンション管理
法
利、
ついて定めています。
ンション
の用に供されるような
をなす法
有者のマンションに対する
反者に対する
マンションに関する法律
有部分が
は、マンション
及します)
。
マンション管理
有
有
については、本連載において
その管理の方式
(管理者、
って代行するものです。
マンションとは、
「区分
む区分
のみを対 とします
(なお、これら以外のマンショ
とされています。これに対して、
「管理会社」
は、
管理
化法。 00
および
に基づいて、集会に
を提出し、また、集会および理
え等
が選
長が選出されます。
会の決
化に関する
年制定)
合
制により複数の理
会が設立され、その理
法 (
」マンション
や
行する者です。多くの管理
え等の
および
の法
え
を目的とす
がありました。
については、第
しく説明します。
回
ー
の
ーラ
2003年10
2011 年
検
2016 年
23
したものに新たな視
での
またそこからさらに
特定 営利活動法人
下、
消費者フォーラム
(以
消費者フォーラム)
は設立以
で消費者
に対する提
済のための
016 年2
や消費者
程は、
い
のりです。
日に
消費者団体の
な長
成して出
も成長していると
団法人消費者
定を受
では大分、
が
的かつ
されると
います。
Consumer s Why みんな消費者 は、
で
消費者団体として
では 1 番目、
わり、
を進めていくとい
にとっては
ともに、
・
発・支援を行っており、本年
けることができました。
は、
、
う
が
立つ
支援センターより、
な
として、
ました
( 01 年度)
。
、
を
現場
され
して無料配 していた
本に続き、 番目です。現在の会員数は、
ときは部数に制限がありましたが、現在 016
や 法
1 年度 は
、大
、消費 活
員、消費者
団体など、 会員116( 団体を む)
、
(2団体を
消費者フォーラムの ームペー
ジから無料でダウンロードできます*。容量が
会員
む)
で構成しています。
大きくダウンロードに時間がかかりますが、デ
ジタル
い
消費者フォーラムは、
め
す
から、消費者
から大
を発行しています。この
は、
年、
消費者フォーラムの
長が
大
で受け
つ
ミの
が基本となっています。
を
を発表してもらい、
を述べ合います。
を
います。
まな
年新たな情報を盛
り込んで
間だと
これまで、
テキスト Consumer s Why
ラムのメンバーも一
活用下さい。
消費者団体を
から、高
みんな消費者 を発行し、
に
様にしましたので、
でも見やす
に関する活動を行っ
ています。 00 年
向けの消費者
としてタブレット
ビール会社のテレビコマーシャルについて、
本
理
発
による
をビールと
を求めて
当した
するような広告表現の
入れを行いました。テレビコマー
シャルでタレントが
「あ、ビール 「
」 にはビー
消費者フォー
には
入れを行ってまいりました。
ビー
ルです」等をコメントして、発
になって、みんなで意見
当した
消費者フォーラムは、さま
があたかも
ビールの代用品であるかのような
する瞬
ため、
は、メンバーのコメント
のおそれを
ル会社からは、見解の
に聞いてくれます。自分が時間をかけて
*
2016.8
を
える
しました。ビー
だが、今後も
な
http://www.sa a-consumersforum.or.jp/ma n/5 0.html
21
ー
広告表現に
めるとの回
告表現は、
入れ
とを
送
を得ました。この広
したため
後に
く、なかなか
されているこ
が
いとこ
スについては、
しました。
ことで、
でした。
消費者団体の
者側から
用する
を
無料
約約
に、
める条
を
より積
者が
的に
者に
入れを行いたいと
があることを
の
し、約
員の会さが
(以下、
定の
の消費
活
雑誌に掲載している広告で
「お
員を
になる」
と
ながり
て
信料を請求されてしまったという
があったため、このような
えるべきとの
者が
に、
人に
い出し条
、10 条
の
について、消費者
反を
ていると
じます。
内の
面的な協
員および
16日には、
」
の
消費者団体として
質
年
を
って
を
に
の登録をせ
し
して、年
けを行っていた
からの自動送
求めないように
に高
きるだけ多数の
手続を利用者に
者
情報の
請求
消費者
を提
となる情報、資料を集め、
約法
の予定や
条1
ンフレットの
約
に伴う
の定めが、同種の消費者
解
に
消費者
約法
条
るものについては無効とされますが、
「
し、
定の
入れを行いました。
により無効である
」の立
消費者団体の 定を受けるに当たっては、
数
員会の
してもらいました。
については、主
当の
めの取り
では、
入れと
的
え
的
消費者団体であって
なこととは
を
り
えません。消費者側の立
えるためには、情報を収集し、
として、当該
くことが必要
可
の実態を明らかにしてい
です。
消費者フォーラムとしては、
定を受けるま
者から回
をいただいても、当方の
の消費者団体との連
者の回
がかみ合わないことも多
活動を進めてまいりたいと
2016.8
を
者側から行うことは、
を決めて活動をし
消費者団体として
べき
を行っていない消費
の
み
者に
約の
を、当該
も、容
に多
ています。
また、
に伴い
では、解
に定められた解約手数料が高
会消費者
す
においては、で
らわしさ、約
を
消
提出することが必要になります。例えば、消費
入れを行いました。
会に対して、
活
定された
ることができるのですが、
者に対
と
結を行いました。
フォーラムは、これから
者の
員の会
をいただいています。
提供と利用に関する
れを行いました。
となっ
消費者フォーラムの活
費者フォーラムとの間で
「消費
し、約 の 定の 入
発したり
の消費者にとっての大きな
また、 016 年
約法
員がまとまっ
それが
には、
の予定
内の
を行ったりなど活動しており、
動に対しても、
し入れさせる
や高
が定められている
条
入れを行いました。
だけでな
つの団体として消費者向けに
員向けの
的な広告の
活センターは
用しています)
。
く、NP 法人として
内
しています
(ただし、
消費
記載してある URL に入ると出会い サイトにつ
約
います。
員の会)
」が、
を受
016 年度から
雑誌
動
器に、
の場合、
「特定 営利活動法人消費 活
を
入れを行いました。
掲載は
を
さ
か し
法の
定による買い取り価
に
請求
が送
者のみに一方的解
、
える再
定めた条
定見積りを行う
定を受けた
定された約
れました。これからは、
の出
のケー
22
を
内外
りながら、これから
います。
ジカ熱対策の虫よけ剤
アメリカ
WH は 016 年2
、
の
態を宣
大に
を媒
する
に
れ、特に
の新
に
の
大
で
すると
や発
状が現
定 1 65 人
人、
、
日現在)。目下予
も無く、CDC
(
予
されないことが
の
・推
度が高いと発
よけ
や
)
、 0
い
りで呼び
や社会
関
する
や どもに る
ときは一度手に取って
する
目や に入れやす
いため どもの手には
しない
集(
成や
の
では広
別の
ので、 0
する、などを
は数
への
間
在
の
を
が
めている。
有ま
体
の
の
年で
の
け、
者
にも注意すべきとしている。
した
レッスン、
には結び
の返
者を
か
で解決したが、
のテレビ
声
60 時間の
は
部
の
約せ
わされ
慮すべき
2016.8
23
式な
はなく、
約では、
の際には
で
容
である。
に収入が得られると
する 「経
自分の能
と
や報酬、
間の
場をよく比
機会の
が無いかよく
すること、と
てて
」
などの
に 式な 約 の
などの条
下で
料 5 000
容 が う、という厳しい条件だったため、
などに
の
後半
わした
H CCに 情を し立て、
に
のほ
的に
料を徴収する、顧客とのトラブルの
H CC では、
品
のオンラインセミナーの
集していた。しかし、最
から
な顧客ネットワークがある
を受ければ、
容
者側に顧客
などから
、一方で化
ペット
ドルになるという れ込
ドルを支払った後に
がとれなくなった。
例では、大
収が 15 000
みで訪
番
要されたなどである。 タレントスカウト
者と連
は別
では
で い流し、
や、
を得るために、プロ
の
、その後の
うは、
一日の わりに
大
などに連れ込ま
せられている。
のケースは半
品
せっけん
じ
者による発音レッスンなどの費用を支払った
入を
について
の外表面に
に関連し、WH 等は
は多い。しかし、H CC
められ
声
フィールの
)に
も
また、リオ
用が
品は
れも PA
(
用できるとしている。 PA は
した
が多い)のオンライン広告に応
情が
とする
に
消費者 員会)
には、
「タレントスカウト」
を っ
れたり、
等)を主
あまり効果が無いという。い
している。例えば、有効
には
、シダー
夏休み中のアルバイトで学生が詐欺被害に
にお
者に
(シトロネラ、
しない
つもりでアルバイトを す
た
一方、ナチュラルといわれる
ワクチンも
などの
香 港
(
を推 している。
100 まであるものの、
るおそれがあるため
(
み
有の2
に対する効
や見当
を、そ
や
表し、
成分ディートの 有量は
分と
登録されたものが効果もあり、
要という。
品を
の他ピカリジン 0
管理センター)
では
なテスト結果を
果の高い
時間程度の効果があれば
など 1 人、
このようななか、コンシューマーレポーツでは
よけ
でで
レモングラス
する 合が高いためである
(アメリカ
内でも
等
した。ジカウィルス
されると、発
が
が
特効
急
アメリカにおけるジカ
を要求し、
や
み、
考
者側に返
制されない状況
にアドバイスしている。
商品テストの信頼性を維持するために
ドイツ
「商品テスト
団によって GUT
(
い)という
価
CM にも う場合)
だが、テスト結果の
を受けました」
。これは、ドイツのテレビ CM で
半を
に流れるフレーズである。連
として表示
立した同
団は、
の9
に
知され、その 分の が、買い
を
しており、高い
には、同
果を表示して、売上
とこ
が、
品
を
様を
好成
だった
容を
る宣伝が後を
は 01 年
団のロゴ
価を
いては、
テストの
示協会)に
立性を
、
型のテスト結果を引用するなど、内
たなかった。そこで、同
団
なうという
は反
しており、同
団と
する。現在、
立性に
約を
うち 10 分の を対 に、ロゴの
な 用がない
か再テストが行われている。その結果、新たに有
質が検出された
約を導入し、
品、
料を
した
ゴを表示できなくなるしくみである。
(オーストリア消費者情報協会)
I
の目
う。 006 年に始まった同コンテストの目的は、
い消費者が自ら商品テストを行うことで、
のほど、 015
016 年
応
資
は1
ける一
19
的
となることである。こ
があり、年長の部で
テストを行った
等
どを検
の
であること。一人で
ルトの
できる。テストの
品・サー
ビスをテストし、報告
の際に重
にまとめる。
性や
みやすさだという。入
は
意
、実用性、
性、
者は2つの年
とに
ユーロである。
する
ユーロが
され、
特別 (
立
行
者
を
成
の
等
し、
間
機関)
の
5
が
内向け
ゴミを入れて、
たい
した。そのほか、
ストを行ったグループ等が
員は、
に、
24
い
を
ーグ
テストを行ったギムナ
した。
型コンポストを
化の
程を
したグループもあった。この
を受
2016.8
だった。
の部では、バニラ
り返し、比
なかには、自分たちで
1 500ユーロ、
)の応
したのは、紙おむつの比
した。一方、年
ジウム
(
と1 00 ユーロ、2等には 900 ユーロ、 等には 650
0
大のベビー人形におむつを当て、フィット性な
者が発表された。
テーマに制限はなく、自分たちで選んだ
決定され、
反として、ロ
今回のコンテストには、1 0 (計
の入
も数人でも、クラス単位でも
視されるのは、
品
50 ユーロ)
もある。
画と
とする商品テストのコンテスト
に
約
工
商品テストで身に着く
「たしかな目」
オーストリア
な消費行動を
団
約数は年間約 600 件で、その
の利用料は2年間で 5 000 ユーロ
(テレビ・映画
だ
結す
はないと同
などが発見されると、これらは
を対
・表
者は
表示の条件等について厳しいルールを設けた。ロゴ
いえば、
もある。
は RAL(ドイツ品質
ることから、テストの
したにもかかわら
すことにつ
しないこと、テスト後に初めてロゴ
きテスト結
っている。
よりロゴのライセンス
者にロゴ利用料を
しかし、ライセンス
考にするといわれる。また、
者もテストの
品・
の
っていても
可とした。
このように、
立的な商品テスト機関として、
際にテスト結果を
受けた
が 196 年に設
ると、ライセンス期間が
表から2年
み出した
年向け
人
立
行
カ
は、
行
のテ
を受
した。
たちの意
を受けたとのことである。
や発想
消費者団体を
取り巻く法制度
消費者行
ウォッチ
っと
長、消費者行
実ネットちば
長、日
連消費者
対
員会
員ほか
消費者団体の法的位置づけ
わが
においては、個別の法制度の
で消費者団体についての
定
を置いているケースはままあるのですが、消費者団体一般を法的に位
置づけている法
はないようです。
例えば消費者基本法 条* は、消費者
者団体の
を実現するうえでの消費
を定めていますが、消費者団体そのものを法的に位
置づけたものとは
また、
活協同
えないでしょう。
合
(以下、
協)
は消費
活協同
合法によって法
的に位置づけられていますが、あくまで消費者団体の一形態であるに
ませんし、消費者
約法によって法的に位置づけられている
消費者団体も同様でしょう。
さらに、消費者団体によっては、一般社団法人や NP (特定
営利
活動)
法人などの形態をとるものもありますが、これらはあくまで消費
者団体が
意に選択して
存の法制度を利用しているに
、消費
者団体そのものを法的に位置づけているというわけではありません。
このように、わが
としたものであると
における消費者団体の法的位置づけは
えると
めて
います。
これについては、消費者団体の法的位置づけをもっとはっきりさせ
るべき、との意見もあるかもしれませんが、
と法
とはこの程度の
費者団体が
離
はむし
に消費者に
でよいのではないかと
り
い、消費者の
、消費者団体
っています。消
利の実現のために活動
するには、消費者団体の設立や活動における自
性・自主性が
重要です。消費者団体の定
や活動内容を法
費者団体の活動の
くおそれも出てくるでしょうし、まして
化を
や消費者団体一般が行
消費者運動が大きく後
協や
の
で
定し
めて
ると、消
下に置かれるようなことになれば、
することになると
っています。ですので
消費者団体等、活動目的を限定しつつ法的な位置づけが明
2016.8
25
*
「 費者
、 費
の
費者
る 発
の
の
の
の の 費者の 費
の
を る
の
か
る のと る。」
る
の表 、
、 費者
の 動
な
動
化された類型を
やしていくことについてはやぶさかではありません
が、これを一般化することは
けるべきでしょう。
消費者団体の活動が期待される法制度
先ほどの消費者基本法
への期待を
条は、消費者
一般における消費者団体
まな
定したものですが、この他にも、法は消費者団体にさま
を期待し、法制度の
例えば、消費者
に取り込んでいます。
推進法 条*2は、消費者団体に対し、消費者
推進のための活動や
場面における消費者
への協
を求めてい
ます。
また 016 年
は、
連
に 行された
の構成メンバーとしての
団体」について
団体が掲
定していますが、その
品表示法において
当な行
等を
の第
活協
*
活協
に消費者
の
が
済を
品表示法・特
められています。こ
えて、消費者団体が
画期的な制度
消費者団体に対しては、消費者
員・消費
活協
きるしくみとなっています
(
団体が
消費者団体が消費者に代わって
手続特例法*5では、特定
が可能となっています。
向に
あるわけです。
今後の展望
消費者
のスリム化・
分
し、法制度の
消費者団体
の
における
化が
での
流となっているわが
を
において、
間団体の代表ともいうべき消費者団体に対
が
していくのはむし
当
というべきか
もしれません。このこと自体は消費者・消費者団体にとっても好まし
いことでしょう。
もっとも、わが
の消費者団体の多くが
現状に置かれていることを考えると、
対する支援が
分であるというのは
*
「
の
の
を
の
費
*
「
る
と
る
で
の
の
、
る
者
。「
とり、
な 動
、
、
行 れ
る
、 費者の
る
の 動を行
の
から、
費
を
る。」
費者
の実
費者行
イド イン
*5
請求を行うこ
このように、消費者団体の活動に期待する法制度は年々
行
の
、基本
の
の
るとと
、
の の
な
る 費者
のと る。」
2.
る
」 費
)
。
者に対する
の集団的な回
法上
費者
費者
費者
当表示について情報提供で
品表示法 0 条2
また、 01 年に成立した消費者
とで、消費者
約法・
するというものであり、大
います。ちなみに
の消費
い手
請求
後的・個別的な消費者
だと
が期待される
「消費
消費者団体については消費者
定商取引法・
者の
法 11 条の 第
られています* 。
さらに、
れは、
消費者
*2
的にも人的にも厳しい
ばかりが
して、それに
ります。
2016.8
26
費者の
の
の
の
の
な
の
る
この
消費者
支援が明
関連
法* の
決
に記載されています。消費者
者団体の
を
には、消費者団体
*
設に当たり、
を
まえて盛り込まれたものと理解
方消費者行
による消費者団体支援があります。
提
の
行
」の
推進
の活用
でも注目されているのが、いわ
の
、
画を提 (応
)
し、
たちで支援するというもので、
ます。消費者団体の自主性を
は、この提
型の
の
れについては
し、すでに実
重しつつ
で同様の取り
がさらに
のか
体で実
されてい
支援を行うという意味で
みを広
れていると
います。こ
ていくとよいと
体においても、今後
続していってほしいと
型の
画を
にいくつかの自
のスタイルは
している自
るなどして
用された
います
を
。「
費者
22 「
費者
の
発を行
の
る
の
費者
「
」
費者
。
る
動の
という形態での支援です。これは、消費者団体等か
体に対し
した提
費者
費者
「
」
の
の
*
現在存在する支援制度としては、
ら自
費者
され
分応え
しています。
る
費者
めて消費
するとともに、消費者団体がその期待に
られるように支援すべしとの
*
を
や
と。」
る
費者
るとと
の
の
、
*
参
2 「
費者
を
、 費者
の
、
費者 の 発 を行
費者
、
る
を
るとと
、 動の
の
や
の
の
の り
を行 、
な
を
る と。」
っています。
自予算化を実現す
としても、こう
続的に可能となるようなスキームを整
していく必要があるのではないでしょうか。
他方で、
団体
消費者団体への支援については、消費者
制度の実効的な運用に資する支援の在り方に関する検
において検
が行われ、
報告
記推進
ついて
の
「消費者
*
がとりまとめられました。ここでは、
の活用のほか、現在
これを行
が
されています。ただ、
は今後の検
設が検
されている
しすべき
間基
的な関
間基
知・広報するなどして後
への行
とされており 先
のより積
ばしとなっている
て期待された
を
に
が記載
について
が
です。
以上のとおり、個別の法制度における消費者団体への期待は
る一方ですが、消費者団体も、
会」
す
な支援を受けることによってはじめ
分に果たせるようになるのだということをよく
理解したうえで、
さらなる支援
を検
していただきたいと
2016.8
27
います。
*
「 費者
度の実
な
る
の り
る
告 」
(2016 年 月 30 日 費者 )
http://www.caa. o.jp/plann n /
pdf/160630 0001.pdf
もの
地域の
を
る
が
-
「ネットに少し詳しい大人」
の養成-
この
地域サポーター養成講座のねらい
スマートフォン等の普及により、
を取り くネット
いじめ」や
込まれる
性が
き合い方に自信が
について、
き
や
員会では、
のネット利用の
を
体で
の
つの
の
どもたちをネット上の有
に利用できるよう、
を整えるために、
で
者を対
成」は、
度の
心な利用
つである
「
に
者が
の見える
サポーター
し
の
つだよ」と
どもたちが
法・有
構成し、
インターネット ー ティ
(
や、
発
サービスの構
2016.8
28
の
ったときに
なども
型サービスの利用で発
心に
を
っています。
回当たり2時間、連続
の
を目標としています
(
や
・
では、メールやブログ、
するトラブルを
は、
・
き込まれるトラブルには、
情報への
この
)
(以下、
の 」
となる人 です。
流サイトなど発信・
2014 年 )
(2015年 )
、リス (
。
し
も普 の
したり、
されますが、本
ンテン
る
成
しい大人とは、
に ったりする
「
る
し
します。
で、
「ネット利用の
ーター
をネットの
から
を実
る
の
)。
区程
双方向性を重視したカリキュラム
発を 01 年度から推進してきました。
ど
どもと向き合う
内に、
「ネットに
)
」
について
ネットに
*
サポーター
・社会とのつながりのなかで
稿では、この
「
とした
「イ
(
* 」
)
い大人」
を やすことを らいとしています。本
ンターネットセーフティ」のしくみづくりと普
及
どもネット
ことのできるしくみづくりのため、
情報やトラブル等から り、 どもたちがネッ
トを
会
(
みの
ネット利用の
と
)
。また、
きな特徴となっています。
その取り
どもたち
に応
PTA 連合会等との協 による推進が大
どもとの向
てない状況にあります。
そこで、
意
どもたちのインターネット利
用について考える
となっています。一方、
者はこうした
とらえ、社会
間が運営する
「
どもたち
まなトラブルに
者の興味や
じて複数の取り みがあります
(
は大きく わり、
「ネット
等、さま
には、
、
や構
回で
を理解すること
)
。ネットの特性、人
や
での取り
みの
ポイントとそれぞれ
インターネット
ービ
ネットデビ
を対
ー
としなくても、その
をもたらしたことが
ント
し、すべての
体に
者
及効果
められました* 2。
今後の方向性
1
これからも
での取り
みを
続させるた
と受
者
めには、
のさらなる
ネット
めの工
を
えるとともに、
「
ラ
して
・
を
ントなどに
導者
者がそれぞ
や
で実
したこ
を
しい」 導者的人
また、これまで
)
、受
れ
める
「より
016 年度は、 会場で
んだり
(
を結び、
い手」と
画し
の
成が
必要です。
ついてじっく
り
・
の
大のた
定
を受
」や
「
を実 しています。
した人を対
導者等
に、
「
会」を新たに予
定しています。
場
「インターネットセーフティ」
を実現するため
とを情報
に、今後も、
できるワーク
クづくり、
ショップの時
発の
続実
人
者や
に
の
成と活用・ネットワー
員等を対
とした
めたいと考えています。
間を設定した
り(
)
、
回の
や 明 について しく回 ・解説したりするな
ど、一方的にならないよう
方向性を重視し、
受 者のレベルに合わせた進め方にしています。
受講者以外の保護者も関心が高まる
は 01
1 会場で実
そして、
015 年度の
し、
を実
年間で
べ 90 人が受
した
どもがいるすべての
を実
結果、 015 年度の
実
の
に、
◦「怖い」と思っていたことが、知ることに
よって減ったと感じます。しくみを知る
ことで知人に少し教えることができると
思います。みんなで学び合って、正しい
使い方をさらに学んでいこうと思います。
の実
しました。その
と実
どものネット利用状況等について
後では
「
者間で
になることがある」が 1 ポイント、「ネット
利用等について
9 ポイント、
「
たときに
で
*2 ど
のインターネット
考 る
務
「
『
る インターネット ー ティの
』での
『
ーター
』 の り
から
者
発
の イント」(2016 年 月) ページ
http://www.ch ld-safenet.jp/wordpress/wp-content/
uploads/report0 .pdf
し合うことがある」が
どものネット利用について
できそうな人が
◦機器のフィルタリングをどのようにやった
ら子どもを守れるかと思っていたが、そ
れよりも、子どもと話し合うことが大事
だと気がつきました。
◦家庭、学校、地域等、各コミュニティーへ
持ち帰って伝え、周知が行きわたるよう、
きっかけづくりをしたいと思います。
しました。
区の
者を対
後にアンケート
区
◦講座での話を夫や家族にも話して、ネット
の使い方やこれからの使用で困ったとき
の相談など、家族間で話し合える環境を
作りたいと思います。
っ
にいる」が
2016.8
29
保険・共済
NP 法人日本 P 協会専 理 、C P
定者、
フ イナンス、ソーシャルフ イナンス、
る
経済
推進会
員。専 は、
、シェアリング・エコ ミー。
報センターによると、 011 年のがん
る
たちの
らしにはさま
い部位は、
まなリスクがあり
ます。どんなリスクが自分と
の
かを特定し、その発
の大きさの程
度や
の順、
活にある
ミリー・リスクマネジメントと
と
を
ために
「リスク
を
構
性 55
のリスクに
の経済的
を
や
による
済的
を「
が
・
の順と
対
存
しも求められます。
やけが、
こった場合
合も高いので、
最近は入
で
性の場合は
に対応することも必要です。
内容の見
・
は5 6 (
)となっています。がん
など、こうした
日数が
る
後の
や再
向に対応した
向にあり、在
するケースも多くなっています。入
5 000
といった
の
や在
は
日
りつつあり、
などが必要になってい
ます。こうした
済に入る必要はありませ
をカバーできる
内容かど
うかをチェックする必要があります。
済にその経
くリスクは、近年大
化しています。自分と
ライフプランと外的
化を
・
の
せて考慮し、
検をし、重要なリスクについて、重
・
済への
たりすることが大
入を検
したり見
済では、
例えばがん。以
は
度
と
していることが大きな
化と
えま
が
や集
し
による
、
による
による
われていましたが、今は2人に
立がん
人です。
立
センターがん対
情
その際、
や
・
の
と
あるリスクは
人がかかると
動
の発
する
人に
っても
在化によって、自
す。
です。
と
リスクの
や
開発法人
・
性6 9
る
でカバーできる
らしを取り
きくその様
的に
・
」
させます。
たちの
リスクの
、
性特有のがん
する
「リスク・フ イナンシ
んが、そうでない場合は、
・大
発時の
えて、それらが
・
・
にあわない
ほ てん
のであれば、
・大
また
済は、
ング」
の一種です。自分の
・
にすることは
」です。また自動
」になります。
立
のリスクは高まっており、
ために自動 に らない、ということは
「リスク
回
性が
数の多
・
断された人の 5 年
います。これ
つかの種類があり、例えば、
性が
り かん
なっています。また 00 年から 005 年にがん
度を把握して、あらかじめ えておくことをフ
には
ーソナル
、
の
など、
、そして多発
型の自動
んで、カバーする必要の
大しています。
かいことですが、よく理解してお
いたほうがよい重要なことがいくつかあります。
2016.8
30
例えば、
は
入でき
、その
の 0
50
5000
約
当
、
の
ラ出
の
で、限度
です。
行行程
リア、エ
外
えた分が、後で払い される制度です。 0
約
の人で、
、デング
するまでの間に
行
する方法があり、
(
者 済のための 制
ものがなく、
(
費
00 000
自
限度
0 100
のけがは
の自
高
00 000
) のような
で
らしを取り
くリスクに対しては
制度があります。
や
、
は
、
については
的
年
については、いわ
があります。また
や
については、
・
や
・
上の
本
資
る
が
で
る
の
される。
の
など、
には
と
た他の
内容をよく知っ
の
費制度があ
が高
限度
般的に
資
の
売を
会社でも個人年
売
が
や一時払い
次いでいます。
ての一時払い
は
売され
年
でも
31
に
が、
行や
売されています。しかしユーロ
ています。
2016.8
し、ま
資する外
」
蓄性
は、一時払
、
利は 1
ドル
てや
と
ドル
て
ての個人
利で、
スクを取らなければならないという
に
)
を
る
で
利がそれなりに高い外
を らすために
蓄
は、日
他方では、
の
ども
で運用さ
下しています。かん
い定期年
費とは、同一 ( 日から
(自
・
のもと、10 年以下のものは 利が
会社で
なった場合、一定の
体として
や
マイナスとなり、運用が
もあり
費の自
蓄性を
・
行の
も大 です。
まで)にかかった
済の
量的・質的
れているものが多いのです。しかし
年
済でカバーすることが、
ります。高
利
の
基
定* による
については、高
の
性を目的としたものが多々あり、
など
かすためにも費用
、
は
1 5 0
行のマイナス
・
たうえで、それらでカバーできない分について、
「
基
)
について
・
ます。これらの制度による
*
される
下させています。個人年
につ
があります。また
上
例えば
6 000
する必要
日本
いては
利を
は
費として払い
は、
まな社会
間の
を支払った場合
0
制度
たちの
や
)
費がかかって
の
る
や
6 000
(1 000 000
があります。
さま
の場合
は個人
で、自分自
的
5
手 と入 で と に100
ではカバーして
については、自動
」
を提示
の上限は
0 100
ではカバーしてくれ
ません。自
以上
自
日以内にかかった費用をカバーしてくれます。
くれますが、
定
利です。
標準報酬
を開始した場合、
合
用
に分
例えば
などの特定
を開始した日からその日を めて1 0
については、
になることが
かっている場合には
「限度
日から 0 日を経
の
費が高
は
にコレラ、ペスト、マラ
した際、 行期間
の
しなければ
は
1000
では、
に
に
リ
を
え
の
主な
活
には、定期
は
いです。他方、
個人年
などもありますが、
で、同様に
ように最近では、 蓄性は
大
済・
協の
しています。無
わ
で
料が一
には主
料を比
れ、商
アリングの
特約、先進
特約、特定
な体制整
入
けるかどうかも、検
った
内容の見
しが必要であり、また
経済情
や
などは比
などの
者が
知
的
・
会社や
れて、
らしていくことが合理的であ
約できます。他方で
らいまで、または、
の
を
っている場合もあります。
会社に
し
高
がなくなってしまう
意してください。
代
けるこ
ましくなっています。とこ が 60
期で
続や
や
代で
特約に
などに新たに
を
う
場合もあるでしょう。その場合は、法定
人当たり 500
の
枠の活用や
約の
売しているのは、
の
続人
続
方などに注意が必要
のライフプランに見合った
・ネッ
会社の
り合い代理
ショップ」
もあります。
立場に立った比
料が
です。
済を
売をする
を
定
などがあり、複数の
の代理
さい
が必要ですが、成長するにつ
請求できる
済団体だけでなく、ネット
ト
どもが
うちは大きな
とが
の
・
については、
ど
代理人請求制度があるので、
今日、
が必要となります。
あるいは
もなどが、本人の代わりに
て手続きしておくことにも
検
については、長 化が進むなか、 0
の支払いに関して、
えて
しと比
り、その分
等で請求できないケースも
えています。これに
会社の開発によって次々と新
例えば
すべき
化に
売されることもあり、これらに応じた
の見
いといったメリットがあります。
なお
すこと。
のライフプランの
商品が
合・団体な
売している団体定期
)
を
約に
済は、
特約、
や
から
をすること。
・
特約などの
つです。また
程の記録
(
が求めら
こうした情報提供や意向把握が行われるよう
約で、そこに
入
初期の
るまでの
約と特約があります。例えば
性
分な
しているかの
を
特約、
できる
合った商品を提
入でき、性別・年
特約やがん入
内容や
に説明した
売
が主
*2 えで、
分に把握したうえで意向に
済商品を
の定期
料が
商品の一覧を示したう
顧客のニーズを
の商品もあります。
特約をどれだけ
顧客には取り扱う
済・コープ 済・
済などの
づけられました。
や
下しつつあります。
済・
済、
どで
資
*2されて、次のよう
情報を提供すること。
済などがあり、それぞれで
済や
ことの
てで
蓄性を重視したも
と
済は、JA
・
け
のが
法が
なことが
・
があります。定期
料は最も
るとされ、
の
、
いわ
見
商品
や日本
る
「
ん
ショップは顧客の
情報を提供する
で
版
「
」
2016 年 月 「 費者
の
る
の
http://www. o usen. o.jp/w o/pdf/w o-20160
しをするためには、
会
「
があ
2016.8
済
」などの
順
があるフ
の
に
することも大
済協
が利用できま
売に
32
ADR センター、か
コールセンターや一般社団法人日本
す。また、
に
0 .pdf
な
協会
協会そん
ナー、そして
ト」
の
わらない
立的で
理
イナンシャルプラン
しい
です。
理
などの専
ンター
」 る
い
「
し
の
高 のサポー
当者から期限内に入
うに
年
の
が、
で高
資
してきた
信制高
た。説明の
きながら
に出向き
で、
とについて、
「
やサポート
信制高
で
で
信制高
は
多くの
しいが、サポート
が
年で
制 代等、合計約 0
て自
援
体から
と
、
は返
自
があるので、
説明があったため、自
活
ではないため
われた。支援してもらえ
だから入
しない」
と
し出た
として支払った
われた。
体から支援が得られると
いサポート
約したが、支援が得られないのであれば費
用を工面できないので解約したい。
( 0
代
性
活者)
得に応じ
が得られる」との
体からの
援で費用を工面できると
体の
があったが、
制度があり、
料の支援
約後、自
のようなものであり、
かかると われた。
を受けているため費用に
当者から
「
5
年
の費用として、入
りは 1 カ
支援の 請をしたとこ 、
「サポート
が、
「当方は
できている」との説明
があった。サポート
活
信制は
り込み、
なければ費用を支払えないので解約を
に数回レポー
ト等を提出すればよい。一般的に
との
支援はできない」と
をしなが
の単位を取得していく」
「サポート
を受けながら
での
は
には 1 年に 1 回 らい
うだけで、あとはサポート
ら
当 に
のこ
を
り込むこととなった。
サポート
で説明を聞い
信制高
信制高
後に
が
を支払うよ
しか用意できなかった
ため、いったん5
信制の高
を取りたいというので、
われたが、5
10
活
いサポート
の支
と
活センターでは
約
センターと連
することにした。
や
2016.8
33
し、
を受けた消費
活
者から提出された資料
センターで収集した資料をもとに、サポー
ト
が特定商取引法
(以下、特商法)
の特定
的
の「いわ
る
」
と
かと考えたが、サポート
していたため、
を
えるのではない
が
「
と
続
いなかった」
と回 した。そして、
」
であると主
えるか
かを検
用しているが、今回はたまたま
た5
は返
するとの回
用できて
者が支払っ
を得た。
す
ることとした。
者から提供された当該
ト
に
かか
る資料を
信高
したとこ
やサポー
本件は、
、以下のこと
サポート
はあくまで
するための
ト
のサポート
が特商法の特定
が分かった。
を
信制高
の
信制高
となった
の単位取得
すれば
信制高
の
の
ので、特定のサービスの
込先が
「
なっている一方で、サポート
込先はサポート
のために
法人」
に
の
の代表理
例である。
特定
続的
が
の
の
定しているも
には、
の
を行う
「いわ
まれている。特定
続的
れるため、
「いわ
計上も 者は 立している
( 信制高 の ー
は、消費者の解約条件を
ムページにサポート
あるが、消費者の側で該当するか
から、
のため
関
い合わせたとこ
を
ことを
信制高
との
ることは容
である
信制高
にサポート
、別の
条第
」
に該当するには
の
めら
」
に該当するか
か
する重要な
で
かを
断す
ではない。
では自
で
等を
って
び、
決められたレポートを提出するなどしながら単
した)
。
また、「
」
解約が
理 は 信制高 の理 長)
になっており、会
が掲載されていること
る
る
に該当する場
合には、クーリング・オフや
て
(当該代表
とは、
提とする特
定のサービスについて特商法で
の単位を
取得できるというものではない。
信制高
に該当するかが
続的にサービスを受けることを
を行うとこ で、サポー
を履
続的
が提供する
位を取得していくことになるが、その方法に
可または同条第2
法第
の
を
出により
じる人にとって、
信制高
の
の
のサポート
で
を受
設立されたものであることが必要であるため、
分を有しながら、
関
けられることのメリットは大きい。しかし、サ
行
機関にサポート
出があるか
かを
したとこ
出ともにないことが
これらの情報を
について
可ないし
、
」
ではなく、特定 続的
の
「
すると考えた。そのうえで、
サポート
れること、
れている
本件
続的
面は「
商法に定められた
しておら
費
約
制の高
は
「
入
を
た
すると、サポート は態度を 化させ、
「特定
は法定の
面
2016.8
行
日
が用意されてい
34
」
と主
して入
しない場合があるので、
注意が必要である。
、クーリング・オフができることを
に該当するため、
行といった
面
する必要がある。
を返
さ
をする場で
約に際しては特商法の法定
本件のように
「
内」
だけであり、特
面としての内容を
式、
わらない
に対し、
伝えた。
続的
と
たとしても、
者に
の
式や
」
に該当
に該当すると考えら
約に当たり
はあくまで
ある。入
明した。
まえ、
本件サポート
特商法の特定
ポート
可、
等の
約の際には
暮らしの法律
一般
・
協
(
件、知的
、法
法
などを手がける。
)
内縁の妻は遺族年金を
受給できる?
相談者の気持ち
年
の
法は、
の
活の
向上に
的性
から、
出をしていないが、
年
ると考えられています
(大
の
2日
情にある者も
条2
まれると
の受
の受
関
の
者が、
わ
る重
)にあった場合、内
を
について法
用していることなどに
て、
上の配
者が
「配
から、
者が
場合であっても、その
形
的内
年
法の目的や
上の配
者を有する
が実体を
関
するための
存の状況、
者間の音信および訪
関
の固定性等を
にある者との関
上の配
状態が
とも、
合的に
者との関
が
である
が
になっ
実
上の配
関
者との間で離
出だけがされないま
続している場合や、そうでなく
を解消するに
応する
的
が行われたうえで、 0 年間にわたって別 状
態を
って
続し、その間、メールや
等のやり取
りをしてないような場合であれば、内
の
が
年 を受 することができるでしょう。
解消される見込みのないとき、すなわち、
状態にある場合には、
、別
当
の合意はしたうえで、
化し、かつ、その状態が固定化して近い
実上の離
の経
後における経済的
本件においても、
とし
者」
に当たるものと
関
実上の離
上の離 状態にあると 価するには りません。
ま別
述した
年 10
ている期間が続いているというだけでは、
されています。
もっとも、
が
ないし
的内
ために、
の
主
らして、
関
を
後における
重
関 (い
を取得できるのでしょうか。
が
関
考慮すべきであると考えられています。単に、
上の
て別の者と内
この場合、わが
別
の状況、重
者がいながら、
重
関
関
の有無、
別
であっても、
成
かについては、別
期間、
と同様の
配
的内
者との
状態にあるか
があります。
では、本件のように、
は受
上の配
者
の
的内
決等)
。
定しています
(同法
)。したがって、内
年
年
、重
者」
に当たるというべきであ
するという
)
には、
実上
にある者が
「配
の
年
である
「配 者」
(同法 59 条
者」
に該当せ
定と
法の目的や
社会
者はもはや
「配
者
上の配
2016.8
35
暮らしの
判例
ンター
ー
(
(
24 年
)
25
)
べた。なお、A が
事案の概要
00 年
Gが
びに
か C、 がいたが、A が
9 日、祖
に A(本人)、D(A の
入り
を
である B・C の自
)
、 1の
ていた。
に 管後2時間ほど
・
とその
だ
で解 していた Y1
えた。A らは、本件こんに
のミニカップ容器を外
たを
わら
後 B は A らに、
リー(以下、本件こんに
から
く入り
く入り
つ
べるとこ
には B のほ
を注意し
て見ていた者はいなかった。A がなかなか
・
売のミニカップ容器入りのこんに
し、A は、上
べている間、
、ようすがおかしかったので、B がま
べ
わらないのかと
たとこ
く
下に
べ
、A は意
を
い、注意して A を見
って、
をがっくりと
らした状態であった。B や C がのどに
リー)
まった本件こんに
く入り
リーを取り出そう
リー
としたが取り出せ
、
急
で心
の状態
に運ばれたが A は意
を回
することな
つ取り出
で
がしてもらい、自分で
く、同年
2016.8
36
0 日、
による多
器
に
暮らしの判例
より
した。
場に多数流
1らは、A が
に
く入り
置して
らを
したのは、Y1らが本件こん
リーの設計上の
と
・
的な
および
法行
を
る
の第三者に対する
法 15 条の
に基づき、
が
く
では
に
さ・
性が
に
く入り
リー
とは
から
い込み
解しにくい、
う商品
から
えん
を基
べたり
く入り
商品の
づか
で 66
く入り
報
い込み
決
(以下、
は
上の
者
べを
は
く入り
発するものとは
く入り
められないと
決)
を
本件こんに
と
どもや高
く入り
リー
リーのミ
め
べや
い。以
リーに設計
断した。
リーの
者がのどを
をしたう
われる
文字)で外
面に明
に
告表示は、
まらせる
性がある
リー
ではなく、こんに
の表にも
した。
や高
者は
は表
の
く
されにくい、
に
さ・
性が
リーの
特性による
解しにく
性は、発がん
すといった、こ
質などの有
品自体の
する
く入り
質が
の
く入りであること
にも記載され、特に、
べないで下さいという明
ども
な表示
面に記載されていた。
また、
ミニカッ
性があるとは
い。一般消費者のこんに
く入り
らすと、本件
告表示で
えな
リーの
知
分とは
えないとした。
まれ
性ではなく、
告文が外
プの形状や大きさにも
度等に
の
表面に、
字で表示されており、
も外
本件こんに
く入り
告表示
定した。
決の一部に
して発
時
しにくい状態にあったとは
い。また、本件こんに
えで、以下のように 断し、 1らの請求を
方に
リーを
ことがピクトグラム
(情報や注意を示すために
決は、
ているような
づけ
知 ( 00 年
上のように、本件こんに
べの必要がないよう
理 由
く入り
の
く入り
)から、本件こんに
い込み
した。
んに
も基
くと表示されていること、
知度、本件こんに
用する理由、
当高かったことや、ミニ
定し、 1 らの請求を
では
リーの
ニカップの容器が、その形状から上向き
により本件こんに
知度が
い、
べたりする可能性が
報
1らは、第一
さが
についての配慮
い込んで
しかし、こんに
しに
分で商品特性に
注意によるものだとして、設計や
本
意
られることもある。
リーとい
にできていたことなどから、A の
して
べ方の
えな
い
カップの形状は
を
があるとまでは
情ともなるが、
本件に関しては、
当時の
の
性自体や
が商品特性を意
づける
の
ちにその
が
発したりすれば、設計上の
を
リーの
発されたり、
が
性に
は本件こんに
に形状
述のような商品特性を意
くいことへの対
に
出てくる について、Y1 が じる対 によって
すといったことはこん
えないとした。また、
べが
度も
した際に
したからといって
きで
く自体の特性であって、これのみでは設計
上の
によ
やミニカップの形状や大きさによっては、上向
)
は、本件こんに
されにくい、
件数は、
多く、発
リーを
い。ただし、
等を求めた。
(第一
発
く入り
品自体の
約6 00
の発
を
と同程度である。そのため、本件
こんに
9 条の取
品
のほうが断
よる
に基づき、また、
Y および Y に対しては会社法
の
こしていない。
売したためだとして、Y1
告として、Y1 に対しては
し、その大多数は、
べ
性である。
Y1 は、
リーと同様の商品が
に対し、商品の
性につい
て 応の対応をしており、Y1らに 体的注意
2016.8
37
暮らしの判例
反があったとは
えないとした。
の
「
」設計上の
「
」
があるとされる。
B は、本件こんに
く入り
リーの
を
で一部の
でA
ある。設計上の
分知っていたのに、自分から離れたとこ
に
べさせたまま
置しており、
る
べ方とは
いとした。
い
性を
予想され
決)
である。
こんに
件発
まらせた
による
までに1995年
から
く入り
とつの社会
決、本
と
めその
法
が
決も、こんに
く入り
品としての設計上の
つ、
さが
は、こんに
な
性
用方法
のことである。
く入り
リーの設計上の
告上の
が
となった。ま
」
の
断基準には、標準
基準
(
様から
効用基準
(
してい
に内在する
性とその有用性を比べて、
品
されにくいなどの特性
性が有用性
づけることはできないとし、
の発
の
性は
意
本件
発
めこんに
当時、
リーの
法 条
の
「
性を
知度が
品に
「
有すべき
性を分けて
ように
が
性とその
る。
B および A の
用方法は、
が、その時
当高かっ
り予想される
上向
用方法とは
ていたこと、
に対しては、
伝
品については、
り分けるなどして
えるべきであり、
者等が
これらの
品による
度を
としており、
件数のほうが断
に多いことや発
による
た理由の
リーの設計上の
となる
「
が
知されてい
とされないが、新しく
品との比
考
めなかっ
」
には、
「
(
上
2016.8
38
品
が多く発 しても、
により
ではないと
度も
とつとしている。
で
え 、予想でき
による発
も本件こん
を
決のとお
してよいのか。
の発
と同程度である
く入り
の
化された 品について
を意味するものではないな
決は、
件数や発
型
るから
の
どとしている。
さらに本
用方法で
ていたことなどは、
用なのか。
は設計上の
の
はないか。B が A に一人で べさせたこと、
ない
い込み
用方法
断しているが、以下の
べの必要がないようにでき
べや
)
、
にはされなかった。
決は、 品自体の
による
を
たこと、ミニカップ容器の形状等はむし
」とは
どの基準によるかは、明
とし、
に関する報
く入り
なものか)
があるが、本件では
本
べ方に対する
について配慮していたかを
が
べ
であるとした。
そのうえで、メーカーがこの
の消費者」が予期する以上に当該
いていることをいう。
」とされ
(同法2条2
く自体の特性なので、これのみで
この特性による
方の
リーの
について、同
く
の特性を基
に
とは
を上回るかどうか)
および消費者期待基準
(
「
決も本
き
された
こる
きない
告していない
るかどうか)
、
断が注目され
ていた。
の
で
が
がその標準となる設計や
件 きており、
じる場合の
示・
た、
「
は、本
ともなっていたものであり、
決を
示・
リー
程
となる。 示・ 告上の
本件では、こんに
決に対する
とは、
用方法によっては
等を
」
とは、商品設計そのものが
がある場合に、
に関する初めての
をのどに
合品が
告上の
く場合で、この設計により
品の
本件は、こんに く入り リーをめ る
決(以下、本
上の
品に
商品は 、
解 説
示・
例
22 年 11 17
2096 116
(
)
)
著作
座
誌
学
上法 講
― 著作権法入門・基礎力養成講座
著作者と著作権者
(1)
N S法
今回からは
知
知的
者と
設立 長。
合センター法
者について検
法・商標法等の知的
関連のビジネスコンサル・ 約・
員、一般社団法人日本商品化 協会 会員等。
・
し
を置く
ます。
は、
利である
者人
者限りの
著作者とは
法(以下、
法)は
「
者」
とは
「
れ(法2条
て「
者を定
を
2
)
、また
「
者の
、第 19 条第
に 定する 利
(以下
「
」
という。
) びに第 1 条から第
定する 利
(以下
「
(法 1 条
(
及び
表
び
者は
・
・同一性
を有する
的には
続の対
には
者へ
として
続人に
したり、
続
させることができる
で異なります。
者が
は
受人に
位は
者に
者と
の
を
しますが、
す
者と
るので、この場合
者とは同一人ではなくなります。
者とが別人である
とし
て映画の
があります。映画の
の場
者人
合、
( 後述 ) を
)
およ
、
者であることになりま
す。そのため、
や
条までに
について
表示
として当該
なので第三
」
という。
)
を 有する。
」
する
体的に
は
しての
者人
専属
利であるため
れば
)
と 定しています。つまり、
を
は一
そのため、
利」
とし
で異なります。
なりません。一方、
する者をいう。
」
とさ
者は、次条第
第 0 条第
しており、
等が専 。
等多数。
者は
者と
、
映画の
出、
者と
の
き、その
、
等を
者は「制
体的形成に
当してその
的に
した
者」
(法 16 条)
、つまり一般に「モダンオーサー」
同一人です。
と
われる
やプロデューサーが
者とな
ります。
者の有する
ともに
その
者人
者の有する
と
とは、
11 条)ならびに
約により映画
請求 (法
このようにして
請求 (法 11 条、
法 09・ 10 条)
といった効果が
等の
められ得る
の
しています。
しかし、
に基
は
者人
を置く
はその
といった
に
に
会社との
することになります。
された映画の
は、
者に対し当該映画の
することを約
者に
していると
属する。
(
」法 9 条
)
とされています。
利であるのに対して、
の経済的利用
けば、映画
者が
「映画
きは、当該映画
どおり、人
やプロデューサーは、
となる場合を
利として重要であり、
(法 11 条)については
では
しかし、映画
映画
に基
2016.8
39
等が
約をしないで映画
に
誌上法学講座
することは現実的にはあり得ません。
そのため、
の約
でも
に
することが約
れば、その映画の
会社や映画
の
され
は、映画
員会などの映画
に、
「A
の
の
が
者に
属
マークへの
者は同一人ではなく別人にな
「C PYRIGHT」
(
に
えば
的には
者人
ですが、では
と
を
が
しくは
とこ
の
「
、
、
者
として
に代えて用いられ
とか、
知のものが
「
または特定多数人
(
ならその
者ではない
告は単に当該
について
にしか
わっていない
告こそがその
を実際に
者であるなどといった
実)について
また、法 1 条のほか、
定に関して法 5 条
に
、
法2条5
者
を表示したり、
者
実 上、重
にも「実
る
の
そのため、ある者が法 1 条の推定を受け、他
を表
の者が法 5 条
の推定を受ける場合や、 者
いは映画ならそのエンドロールに
るかといった
員会
して表示するなどの無形的方法により表
または実
に代わる
して社会的に知られている
の方法」で、例えば
なら
知の
者としてその
解
上の
等と
を
「
であったり、
等が
ですが、法
があります。
職務著作物
CD・レコードならジャケットやレーベルなど、
一般的に
もあり得るとこ
がどうな
自体には解決基準は明定されておら
示(提示)することをいいます。これらの方法に
者の実
者と
法 1 条と同じです。
とも法 1 条の推定をうける場合に
より
者の推
の登録がされ
示するなどの有形的方法で表示
(提供)
し、ある
を映
明
推定する。
」
との定めがあります。推定の意味は
)
に対して、
ならその CD ジャケットに
した
法は
ている者は、当該登録に
特定人
ないとか、
かか
要です。
者と推定する。
(法
」
しくは提示」
とは、
うべき
告が
の
がサインするなどです。
への提供
告が
することがで
を うことになるので法 1 条は
品」
への
「表示」
とは、例えばキャ
ンバス上に画
を
を
告側が
性のない部分の制
1 条)と定めています。
の
明
明
の方法により表示されてい
る者」を「その
「
告側に
える
示に い手 として制 したに
」という。
) はその
」
という。
)
として
を
のアイデアを提供しただけであるとか、他人の
品に、 は
その他実
るもの
(以下
「
、
こと
(例えば、
明
しくは提示の際に、その
(以下
「実
なら
きます。つまり
の
への提供
者としての
「表示」
に当たると
者であることについて
者の
者であることの
するため、
「
の
者と同一人であることからすれば、
定により、本
と
者」となるのでしょうか。
、法は、
的には
いえるでしょう。この法 1 条による法 上の推
利を有することになるため、
この
の C とは
)
を意味するので、厳
法 1 条にいう
著作者は誰か?
定は重要
等の記載も、
者の表示ですが、
者が
いう
者
として推定を受けます。
ります。
者は
B」とかそ
によるものかが分かるよう
で
者と
」とか、
「
に表示されていれば、その者
(A・B)が
することになります。つまり、映画の
は
示される場
行的に表
者は
て検
2016.8
40
かに関連して、
します。
員等が
につい
上で
成する
誌上法学講座
と
は、一般に
とか法人
されます
(以下、
的に
「
など
められる
」と
者をいいます。
本要件について興味
いいます)。
は、
い
人
例があります。
のデザイナー
本のアニメーション
の要件は、法 15 条に 定されてお
り、
法人その他の
法人等の
に
する者が、
るプログラムを
の
用者の発意に基づき、
く
で、
の
の下に 表する
これらの
の要件を
果として
の
に
画・
会社 Y において、Y が
したのに対し、Y は
であるから
と主
の定めがない限り、
」
当該
が
と
)
。要するに、
は無
動により
など
を示して
められないこと、
約の成立を示す明
用
料・
得
も
の
日
に Y 間に
日時に が制
性を
な
断に
の
体的内容を定めて
ら
、
うことをいいます。
成を
用者が自発的に
てもそれが
らば
は間
日
用
決、
例時報 1
が最高
高
6
用者の発意により
で
示する場合に限
成した
の履行として
基づいて
は
「
定の
を
成されたものな
成された
断を
に
法人等の
用
下で
約など
合的に見て、
2016.8
は、法
行として法人等の発意に
成し、これが法人等の
者を法人等とする
の
定により法
者とされるためには、
に
を
41
の存
が
成
する者 であるこ
用関
にある
者がこれに当たることは明らかであるが、
関
を提供する実態が
し
する者が
とを要する。そして、法人等と
用者との間の
し、
法 15 条
の
した者が 法人等の
えます。
1 5 ページ)
。
定したものである。同
人等が
とい
9
表されるという実態があることにかんがみ
て、同
につい
を
成 1 年 11
の
の
回目2回目
につき
は
下における
的
約が成立したと
した
定しました
(
とこ
用者が
されて
回
の要件を
用者の
が
理がされていなかったことなどを理由に、
人等において、その
成が
的
管
しました。最高
の
約
等が
めることはできないなどとして、
分説します。
条
用
な客
の
は重要
な例外になります。以下、
ビザを取得していなかったこ
いなかったこと、タイムカード等による
属するという
)
に対して、
用
日には が
目の
者人
も当該個人に最初から
者である
的活
すれば、その
者はその個人になるので、
2
属
人たる個人が
を
(法2条
者人
で最初から当該法人等に
するのです。これは自
日し
ないこと、
するのと同時に、
約に基づく
回目と2回目の
件を説明したと
となれば、その
員等が
者であると主
と、Y が に対し Y の
も当該法人等に
属することになります
(法1 条
ある
ビザで
属するとともに(法 1 条、法
19 条、法 0 条)
、その
用
成し
ないし準
であり Y が
は、
者人
成は請
を
しました。
者はその法人等となります
(法 15
は当該法人等に
・上映した
約によるものであり、 が
たすと、その効
の
日してアニメーション等の
たのですが、 はその
法人等が自
をいいます。
)
。そのため
を
成5年
得するため
アニメーション映画のキャラクター
成す
の
「 成の時における 約、
その他に別
条
上
度
を
が日
われた場合には、同
用
の 法人
誌上法学講座
等の
に
等と
を
はんよう
する者 に当たるか かは、法人
用向けの
成した者との関
表されないものが多いという実態に
たときに、法人等の
を実質的にみ
下において
を
用コンピュータプログラムなどは
みて
外されています。
提供するという実態にあり、法人等がその者に
対して支払う
が
提供の対価であると
価できるかどうかを、
無、対価の
情を
態様、
及び支払方法等に関する
合的に考慮して、
るのが
11 日
約
の存
用
の有無など形式的
体的
ほか、
料・
等の
し
の
した
です。
例は
用関
員間での
の
下における
用
約だけでなく請
どの場合でも
合、
社員は形式的には
どの
約が
の場
結されますが、
元との間に
用
上の
は
先から受けるのであり、実質的
は
先との関
で
社員が
先で
められます。したがって、
した
は
となり、その
するのが
み出す社員を
約
元と
で条
2
の「
先との間で
予
上、
めて重要です。
プロ
ラ
プログラムの
で
を成果
化しておくなど
しておくことが実
第2
属
する場合、成果
属については
あらかじめ
れは別
先に
です。そのため、知的
として
利
先での
は
が
かれていますが、こ
定されているからです。第
ではプログラムの
では
約、
表す
が
まれ
その他に別
)
。
ターの能
められる
成された
に
者
表」は要件となっていませんが、これは
2016.8
たせば
「
法人等になります
(法 15 条
上、
用
約を
42
の定
者は当該
結する
をあえて
用者と
か
員に 利を 属させるような
「別
に
目して
引
あるクリエー
員として
用するな
情でもない限りあまり例は見られないで
しょう。
社員として
要件を
の定め」は、特別の顧客
があります。
また、
の
の
ら 外して
約な
提供の実態が
表する
員間で一定の
提供の実
約や
で
めがない限り」その
断は法人等と
態を重視しています。このような実態があれば
の
成時の
しかし実
この最高
表が予定されている
表は予定されていないが
以上の
由を理由とし、上記の
情を考慮しなかったとして
の
ます。
の種別、
得
表されている
表ではあるが
、
1
資
で現に
るなら法人等の
例時報 1
は の在
、
体的
示しました
(最高
決、
ページ)。そして、
法人等の
断すべきものと解す
当である。
」と
成 15 年
用
の有
編集・発行