平均寿命、男女とも 過去最高を更新

■■ AIG富士生命 ■■
男性80.79年、女性87.05年
平均寿命、男女とも
過去最高を更新
No.315
ど半数が生存すると期待さ
厚生労働省の「平成27年簡易生命
れる年数を「寿命中位数」
表」によると、日本人の平均寿命(0
といい、平成27年において
歳の平均余命)は、男性が80.79年、
は、男性83.76年、女性89.79
女性が87.05年で、いずれも過去最
年で、平均寿命に比べ、男
高を更新しました。前年と比較して
性は2.97年、女性は2.74年
男性は0.29年、女性は0.22年上回っ
上回っています。
ています。
●簡易生命表とは
平均寿命が延びたのは、男女とも
平成27年簡易生命表は、
悪性新生物および心疾患(高血圧性
平成27年1年間の死亡状況
を除く)などの死亡率の変化が平均
が今後変化しないと仮定し
寿命を延ばす方向に働いています。
たときに、各年齢の人が1
0歳から90歳までの5歳刻みの主
年以内に死亡する確率や平
な年齢の平均余命をみると、男女と
均してあと何年生きられる
も全年齢で前年を上回っています。
かという期待値などを死亡
また、平均寿命の男女差は6.26年
率 や 平均 余命 など の指標
で、前年より0.07年減少しました。
(生命関数)によって表し
国により作成基礎期間や作成方
たもので、我が国の死亡状
法が異なるため、厳密な比較は困難
況を厳密に分析する上で不
ですが、厚生労働省が調査した中で
可欠なものです。
また、
「平
は、日本は男女とも世界トップクラ
均寿命」は、すべての年齢
スとなっています。
の死亡状況を集約したもの
●特定年齢の生存数
で、保健福祉水準を総合的
男女それぞれ10万人の出生に対
して65歳の生存数は、男性88,784
に示す指標として広く活用
されています。
簡易生命表は、人口推計
人、女性94,239人となっています。
これは65歳まで生存する割合が男性
による日本人人口や人口動
は88.8%、女性は94.2%であること
態統計月報年計(概数)を
を示しています。同様に、75歳まで
もとに毎年作成、完全生命
は男性74.6%、女性87.7%、90歳ま
表は、国勢調査による日本
では男性25.0%、女性49.1%となっ
人人口(確定数)や人口動
ています。
態統計(確定数)をもとに
生命表上で出生者のうち、ちょう
5年ごとに作成されます。
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各年齢の平均余命
厚生労働省「平成27年簡易生命表」より