HP StorageWorks Business Copy EVA/MA/EMA v2.1a Using BC

アプリケーション
ノート
hp StorageWorks
business copy eva/ma/ema
v2.1a
continuous access eva および data
replication manager での bc の使用
製品バージョン : v2.1a
初版 (2003 年 6 月 )
製品番号 : AA-RUW5A-TE
HP StorageWorks の「Business Copy (BC) for enterprise virtual array (EVA), modular array (MA), およ
び、enterprise modular array (EMA)」は、
「エンタープライズ ボリュームマネージャ(EVM)
」ソフ
トウェアの新名称です。この文書では、Continuous Access(CA)EVA および Data Replication
Manager (DRM)での BC の使用に関する考慮事項についてまとめます。
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Business Copy EVA/MA/EMA v2.1a Continuous Access EVA および Data Replication Manager での
BC の使用 アプリケーション ノート
初版 (2003 年 6 月 )
製品番号 : AA-RUW5A-TE
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Business Copy EVA/MA/EMA v2.1a Continuous Access EVA および Data Replication Manager
での BC の使用 アプリケーション ノート
この文書について
この文書について
この文書では、Continuous Access EVA (CA EVA) での BC v2.1a の使用および Data
Replication Manager (DRM) での BC v2.0 以降の使用に関する考慮事項について説
明します。
アプリケーション ノート情報
このアプリケーション ノートでは、以下の主な項目について説明します。
■
概要(4 ページ)
■
CVA EVA 環境での BC(5 ページ)
■
DRM 環境での BC(11 ページ)
対象読者
この文書は、BC を CA EVA または DRM で使用しようと考えている BC のお客
様を対象とします。
その他の文書
BC および CA EVA/DRM に関する文書一式を入手するには、以下のリンクにア
クセスしてください。
■
BC の場合:http://h18000.www1.hp.com/products/storage/software/
bizcopyeva/index.html
■
CA EVA/DRM の場合:http://h18006.www1.hp.com/storage/software.html
ホワイトペーパーや導入事例に関する文書などの追加文書は、HP の Web サイト
(http://www.hp.com/jp)で入手できます。
Business Copy EVA/MA/EMA v2.1a Continuous Access EVA および Data Replication Manager
での BC の使用 アプリケーション ノート
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概要
概要
BC ネットワークは、HP StorageWorks Continuous Access EVA(EVA ストレージ
システム用)および HP StorageWorks Data Replication Manager(MA/EMA スト
レージ システム用)を含む環境の一部を構成します。
BC v2.1a では、ソースと同じストレージ システムで仮想ディスクの特定時点の
コピーを使用してローカル 複製を実現します。BC では EVA ストレージ システ
ムのスナップショットおよびスナップクローン技術と、MA/EMA ストレージ シ
ステムのクローンおよびスナップショット技術を使用して BCV(Business
Continuance Volume)というコピーを作成します。
CA EVA と DRM は、ソースとは別のストレージ システム上に仮想ディスクのラ
イブ コピー(ミラー)を作成することによって、リモート 複製を実現します。
一般的に、ストレージ システムは別々の施設またはサイトに配置されます。ミ
ラーリングを実行するために、CA EVA では EVA バーチャル コントローラ ソフ
トウェア (VCS) のリモート 複製機能を使用し、DRM では HSG80 アレイ コント
ローラ ソフトウェア (ACS) のリモート 複製機能を使用します。これらの製品の
詳細情報については、それぞれの設計リファレンス ガイドを参照してください。
必要事項
この文書では、BC ネットワークおよび CA EVA 環境または DRM 環境での作業
を想定しています。CA EVA 構成と DRM 構成の両方がある場合、それぞれの構
成はそれぞれの管理領域内になければなりません。これらの構成をそれぞれ独
立した領域に分割するには、CA EVA および DRM のマニュアルを参照してくだ
さい。
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Business Copy EVA/MA/EMA v2.1a Continuous Access EVA および Data Replication Manager
での BC の使用 アプリケーション ノート
CVA EVA 環境での BC
CVA EVA 環境での BC
この項では、BC/CA EVA 環境での要件、サポート、およびコンポーネントの計
画と構成方法について説明します。
要件とサポート
表 1 には、CA EVA で BC v2.1a を使用する場合の要件とサポートを示します。
表 1: BC/CA EVA の要件とサポート
トピック
要件
BC バージョン
BC v2.1a
BC サーバ /SMA
BC サーバをインストールおよびアクティブ化できるのは CA EVA 構
成内の 1 つの SMA に限られます。
HSV ベース ストレージ
BC ジョブが使用できるのは、アクティブな BC サーバ /SMA のサイト
のストレージに限られます。BC ではその他の CA EVA サイト(BC
GUI の [ リソース ] ページ内)のストレージを検出し表示できますが、
重複した仮想ディスク ID の矛盾によるジョブ障害の可能性をなくす
ために、すべての代替サイトの HSV サブシステムを選択解除する必
要があります。
ホスト エージェント
BC ホスト エージェント ソフトウェアをインストールできるのは、ア
クティブな BC サーバ /SMA と同じ LAN 内にあり、HSV ストレージ
への物理接続と論理接続のあるホストに限られます。
BC ジョブ
BC ジョブはアクティブな BC サーバ /SMA サイトでのみで実行できま
す。
トピック
サポートする
ユーザー インタフェース
Command View EVA と CA-UI
フェールオーバ
障害の発生後に、BC v2.1a コ
ンポーネント(BC サーバとホ
スト エージェント ソフトウェ
ア)を手動で再インストールす
る必要があります。BC ジョブ
を編集して、代替サイトのスト
レージとホストを反映する必要
があります。
サポートしない
障害の発生前に、代替サイトでス
タンバイ構成として BC v2.1a(BC
サーバとホスト エージェント ソフ
トウェア)をインストールし、一
時的に非アクティブにすることは
できません。
Business Copy EVA/MA/EMA v2.1a Continuous Access EVA および Data Replication Manager
での BC の使用 アプリケーション ノート
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CVA EVA 環境での BC
BC コンポーネントの計画
この項では、CA EVA 環境で BC ソフトウェア コンポーネントをインストールし
アクティブにするための要素について説明します。
BC サーバ
/SMA
CA EVA 構成で BC を使用する際の主な計画要素は、構成を制御するアクティブ
な SMA と、スタンバイの SMA を見分けることです。BC サーバ ソフトウェア
は CA EVA 構成内のアクティブな SMA にのみインストールする必要がありま
す。スタンバイの SMA にはインストールできません。
1 図 1 では、BC サーバ ソフトウェアはアクティブな SMA(サイト A)にインス
トールされ、サイト B のスタンバイの SMA には BC サーバ ソフトウェアは
インストールされていません。
BC ホスト
エージェント
BC ホスト エージェント ソフトウェアをインストールできるのは、HSV スト
レージへの物理接続と論理接続があり、アクティブな BC サーバ /SMA と同じ
LAN 内にある CA EVA 構成内のホスト システムに限られます。
2 図 1 では、
BC ホスト エージェント ソフトウェアはサイト A のホストにのみイ
ンストールされます。
LAN A
LAN B
A
SMA
SMA
B
1 BC
2 BC
A
B
(ISL)
A
A
B
B
CXO8177A
図 1: BC/CA EVA 構成のサンプル
6
Business Copy EVA/MA/EMA v2.1a Continuous Access EVA および Data Replication Manager
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CVA EVA 環境での BC
BC サーバの構成
仮想ディスクの World Wide ID の重複を CA EVA によって BC に報告できるため、
ジョブの障害をなくすために、BC GUI を使用して代替サイトのストレージを選
択解除する必要があります。選択解除すると、BC ジョブ検証ロジックによって
自動的に、重複した ID による複製上の問題を引き起こすようなジョブの実行が
防止されます。代替サイトのストレージを選択解除すると、BC サーバのパ
フォーマンスが向上し、BC GUI の [ リソース ] ページの表示に関する問題を防
止できます。
以下の手順に従って、代替サイトのストレージを選択解除します。
1.
BC サーバ ソフトウェアをインストールする前に、プライマリ サイトと代替
サイトのストレージに見分けのつく固有のストレージ名が付いていることを
確認します。
既存のジョブの編集が必要な場合があります。
2.
BC サーバをインストールして実行した後に、BC GUI の [ 設定 ] ページ >[
サブシステム オプション ] の順にブラウズします。
3.
代替サイトのストレージを選択解除して、[ 保存 ] をクリックします。
SMA へのブラウズ
Command View EVA または CA-UI にブラウズできるのはアクティブな SMA に限
られます。代替サイトの SMA をブラウズする場合(アクティブな SMA から管
理をリダイレクトする場合)、BC は機能しません。このときに BC ジョブが実行
されている場合、BC ジョブも失敗します。
DR グループでの仮想ディスクの複製
BC を使用して DR (Data Replication) グループ内の仮想ディスクを複製する場合、
CA EVA に関する以下の推奨事項と規則に注意します。
■
CA EVA を使用して DR グループを作成する場合、仮想ディスクは 1 つのみ含
めることをおすすめします。
■
アクティブな仮想ディスクにはスナップショットを 7 つまで含められます。
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での BC の使用 アプリケーション ノート
7
CVA EVA 環境での BC
■
DR グループには仮想ディスクを 8 つまで含められます。DR グループの一部
と見なされていないスナップショットの場合にも、アクティブな仮想ディス
クのスナップショットはこの合計に加算されます(スナップショットはコ
ピー セットの一部にはなりません)。
たとえば、DR グループにアクティブな仮想ディスクを 3 つ含められ、アク
ティブな仮想ディスクにはスナップショットを合計で 5 つ含められます
(3+5=8)
。
■
アクティブな仮想ディスクと共有する場合、スナップクローンはスナップ
ショットと見なされて、(アクティブなディスクがある)DR グループの仮想
ディスクの合計に加算されます。共有されない場合、スナップクローンはス
ナップショットと見なされずに、DR グループの合計には含まれません。
■
アクティブな仮想ディスクで共有されない場合、スナップクローンはどの
DR グループの一部にもなりません。スナップクローンをメンバにするには、
DR グループに手動で割り当てる必要があります。
ホスト関連の BC ジョブ動作
表 2 に、BC ホスト関連のジョブ動作の一覧を示します。これらの動作は BC ホ
スト エージェント ソフトウェアがインストールされるプライマリ サイトまたは
代替サイトのホストでのみ使用できます。
表 2: BC ホスト関連のジョブ動作 —CA EVA
動作の種類
複製
8
動作
説明
normalize volume
ホスト名とボリューム名を指定することによって、ボリュー
ムを構成する仮想ディスクの状態を確認します。
snap volume
(snapclone)
ホスト名とボリューム名を指定することによって、ボリュー
ムを構成する仮想ディスクの特定時点の スナップクローン コ
ピーを作成します。この動作は EVA のみに適用されます。
snap volume (snapshot)
ホスト名とボリューム名を指定することによって、ボリュー
ムを構成する仮想ディスクの特定時点の スナップショット コ
ピーを作成します。
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での BC の使用 アプリケーション ノート
CVA EVA 環境での BC
表 2: BC ホスト関連のジョブ動作 —CA EVA(続き)
動作の種類
マウント
対話
動作
説明
mount unit
指定されたパラメータを使用して、指定されたホストにユ
ニット ベース BCV を表示し、ホスト OS ごとのマウントを要
求します。
mount volume_all
指定されたパラメータを使用して、指定されたホストにボ
リューム ベース BCV を表示し、すべての BCV コンポーネン
トのホスト OS ごとのマウントを要求します。BCV コンポー
ネントは論理ボリュームにのみできます。
mount volume_single
指定されたパラメータを使用して、指定されたホストにボ
リューム ベース BCV を表示し、1 つの BCV コンポーネント
のホスト OS ごとのマウントを要求します。BCV コンポーネ
ントは OS 定義パーティション、スライス、ディスク セク
ション、または論理ボリュームにできます。
launch
指定されたホスト上でコマンド、バッチ ファイル、またはス
クリプトを実行します。
launchundo
BC ジョブを復元中に、指定されたホスト上でコマンド、バッ
チ ファイル、またはスクリプトを実行します。
resume
指定されたホスト上でコマンド、バッチ ファイル、またはス
クリプトを実行します。resume は通常、BC 停止動作によっ
て停止されたデータベース I/O を再開するために使用されま
す。
suspend
指定されたホスト上でコマンド、バッチ ファイル、またはス
クリプトを実行します。suspend は通常、データベースの I/O
またはホスト コンピュータで実行されているその他のアプリ
ケーションを一時的に停止するために使用されます。
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での BC の使用 アプリケーション ノート
9
CVA EVA 環境での BC
よくある質問 (FAQ)
表 3 では、CA EVA での BC v2.1a の使用に関するトピックについて説明します。
表 3: よくある質問 (FAQ)—CA EVA
トピック
複製
仮想ディスクが
使用できない場
合
10
質問
回答
BC v2.1a を使用して DR グループ内
にソースの仮想ディスクの複製を作
成する場合、対応するあて先の仮想
ディスクが CA EVA によって自動的
に作成されますか ?
いいえ。VCS によって作成された場合、ス
ナップクローンは DR グループの一部にな
りません。対応するあて先の仮想ディスク
が CA EVA によって自動的に作成されるの
は、CA EVA を使用して、DR グループ内
でソースとして複製を指定した場合のみで
す。
BC v2.1a を使用して DR グループ内
にソースの仮想ディスクとあて先の
仮想ディスクを複製できますか ?
はい。BC v2.1a を使用してソースまたは
あて先の仮想ディスクを複製できるのは、
各仮想ディスクが BC v2.1a で表示されて
いて、VCS による複製を許可する規則に合
う場合です。それぞれの仮想ディスクに対
して別々の BC 複製動作を使用する必要が
あります。
BC サイトの仮想ディスクが使用でき
ない場合、データはどうなりますか ?
CA EVA は BC サイトの仮想ディスクが使
用可能になるまでの間、代替サイトのスト
レージ システムにデータを記録します。
そして、代替サイトに記録されたデータを
使用して BC サイトを自動的に再同期およ
び更新します。
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での BC の使用 アプリケーション ノート
DRM 環境での BC
DRM 環境での BC
この項では、BC/DRM 環境での要件、サポート、各コンポーネントを計画およ
び構成する方法について説明します。
要件とサポート
表 4 には、DRM で BC を使用する場合の要件とサポートを示します。
表 4: BC/CA EVA の要件とサポート
トピック
要件
BC バージョン
BC v2.0 以降
BC サーバ /SMA
DRM 管理ゾーンには SMA は含まれません。したがって、BC サーバ /SMA
に対して別に BC 専用のゾーンを作成する必要があります。
HSG ベース ストレージ
BC ジョブはアクティブな BC サーバ /SMA サイトでのみ使用できます。
ホスト エージェント
BC ホスト エージェント ソフトウェアをインストールできるのは、BC ゾー
ン内のイニシエータ サイトまたはターゲット サイトのホストに限られま
す。BC ゾーン内では、ホスト エージェント ソフトウェアをインストール
できるのは、BC サーバ /SMA と同じ LAN 内にあり、HSG ストレージへの
物理接続と論理接続のあるホストに限られます。
BC ジョブ
BC ジョブはアクティブな BC サーバ /SMA サイトでのみ実行できます。
データ転送モード
DRM 構成では同期転送モードを使用する必要があります。これによって、
BC が BCV を作成する前にターゲット サイトのディスクにデータが書き込
まれることが保証されます。同期転送モードの有効化に関する情報は、
DRM のマニュアルを参照してください。
トピック
サポートする
サポートしない
複製
ターゲット サイトの仮想ディスク
のクローンおよびスナップショッ
ト複製と、イニシエータ サイトの
仮想ディスクのクローン 複製。
イニシエータ サイトの仮想ディスク
のスナップショット複製。
フェールオーバ
障害の発生後に、BC v2.1a コン
ポーネント(BC サーバとホスト
エージェント ソフトウェア)を手
動で再インストールする必要があ
ります。BC ジョブを編集して、代
替サイトのストレージとホストを
反映する必要があります。
障害の発生前に、代替サイトでスタ
ンバイ構成として BC v2.1a(BC
サーバとホスト エージェント ソフ
トウェア)をインストールし、一時
的に非アクティブにすることはでき
ません。
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DRM 環境での BC
BC コンポーネントの計画
この項では、DRM 環境で BC ソフトウェア コンポーネントをインストールしア
クティブにするための要素について説明します。
BC サーバ
/SMA
DRM 管理ゾーンには SMA は含まれません。そのため、イニシエータ サイトま
たはターゲット サイトで BC を使用する際の主な計画要素は、DRM に影響を与
えずに SMA/BC サーバをそのサイトに導入する方法を決めることです。BC サー
バ /SMA は、DRM 管理ゾーンとは別の領域に配置する必要があります。
1 図 2 では、BC サーバ ソフトウェアは別の BC ゾーン内のイニシエータ サイト
の SMA にインストールされています。
BC ホスト
エージェント
BC ホスト エージェント ソフトウェアをインストールできるのは、BC ゾーン内
で HSG ストレージへの物理接続と論理接続があり、アクティブな BC サーバ
/SMA と同じ LAN 内にあるターゲット サイトまたはイニシエータ サイトのホス
ト システムに限られます。
2 図 2 では、
ホスト エージェント ソフトウェアが BC サーバ /SMA と同じ LAN の
BC ゾーン内のホストにインストールされています。
LAN B
LAN A
1
BC
SMA
A
B
2
BC
A
(ISL)
A
BC
DRM
A
B
DRM
BC
B
CXO8180A
図 2: BC/DRM 構成のサンプル
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Business Copy EVA/MA/EMA v2.1a Continuous Access EVA および Data Replication Manager
での BC の使用 アプリケーション ノート
DRM 環境での BC
DRM での BC ジョブ動作
表 5 に、BC ホスト関連のジョブ動作の一覧を示します。これらの動作は BC ホ
スト エージェント ソフトウェアがインストールされているイニシエータ サイト
またはターゲット サイトのホストでのみ使用されます。
表 5: BC ホスト関連のジョブ動作 —DRM
動作の種類
複製
マウント
動作
説明
clone volume
ホスト名とボリューム名を指定することによって、ボ
リュームを構成する HSG 仮想ディスクのミラーセットを作
成します。この動作は MA/EMA のみに適用されます。
normalize volume
ホスト名とボリューム名を指定することによって、ボ
リュームを構成する仮想ディスクの状態を確認します。
snap volume (snapshot)
ホスト名とボリューム名を指定することによって、ボ
リュームを構成する仮想ディスクの特定時点のスナップ
ショット コピーを作成します。
split volume
ローカル ミラーを分離することによって、特定時点のコ
ピーを作成します。この動作は MA/EMA のみに適用され
ます。
split_begin volume
ホスト名とボリューム名を指定することによって、ホスト
ボリュームを構成する HSG 仮想ディスクの特定時点のコ
ピーの作成を始めます。
split_finish volume
ホスト名とボリューム名を指定することによって、ホスト
ボリュームを構成する HSG 仮想ディスクの特定時点のコ
ピーの作成を終了します。
mount unit
指定されたパラメータを使用して、指定されたホストにユ
ニット ベース BCV を表示し、ホスト OS ごとのマウントを
要求します。
mount volume_all
指定されたパラメータを使用して、指定されたホストにボ
リューム ベース BCV を表示し、すべての BCV コンポーネ
ントのホスト OS ごとのマウントを要求します。BCV コン
ポーネントは論理ボリュームにのみできます。
mount volume_single
指定されたパラメータを使用して、指定されたホストにボ
リューム ベース BCV を表示し、1 つの BCV コンポーネン
トのホスト OS ごとのマウントを要求します。BCV コン
ポーネントは OS 定義パーティション、スライス、ディス
ク セクション、または論理ボリュームにできます。
Business Copy EVA/MA/EMA v2.1a Continuous Access EVA および Data Replication Manager
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DRM 環境での BC
表 5: BC ホスト関連のジョブ動作 —DRM(続き)
動作の種類
対話
動作
説明
launch
指定されたホスト上でコマンド、バッチ ファイル、または
スクリプトを実行します。
launchundo
BC ジョブを復元する場合に、指定されたホスト上でコマン
ド、バッチ ファイル、またはスクリプトを実行します。
resume
指定されたホスト上でコマンド、バッチ ファイル、または
スクリプトを実行します。resume は通常、BC 停止動作に
よって停止されたデータベース I/O を再開するために使用
されます。
suspend
指定されたホスト上でコマンド、バッチ ファイル、または
スクリプトを実行します。suspend は通常、データベースの
I/O またはホスト コンピュータで実行されているその他の
アプリケーションを一時的に停止するために使用されます。
よくある質問 (FAQ)
表 6 では、DRM での BC の使用に関するトピックについて説明します。
表 6: よくある質問 (FAQ)—DRM
トピック
複製
仮想ディス
クが使用で
きない場合
14
質問
回答
BC を使用して関連セット内にソースの
仮想ディスクの複製を作成する場合、対
応するあて先の仮想ディスクが DRM に
よって自動的に作成されますか ?
いいえ。ACS によって作成された場合、複製
は関連セットの一部になりません。対応する
あて先の仮想ディスクが DRM によって自動的
に作成されるのは、DRM を使用して関連セッ
ト内でソースとして複製を指定した場合のみ
です。
BC を使用して関連セット内にソースの
仮想ディスクとあて先の仮想ディスクを
複製できますか ?
はい。BC v2.1a を使用してソースまたはあて
先の仮想ディスクを複製できるのは、各仮想
ディスクが BC v2.1a で表示されていて、ACS
による複製を許可する規則に合う場合です。
それぞれの仮想ディスクに対して別々の BC 複
製動作を使用する必要があります。
BC サイトの仮想ディスクが使用できな
い場合、データはどうなりますか ?
DRM は BC サイトの仮想ディスクが使用可能
になるまでの間、代替サイトのストレージ シ
ステムにデータを記録します。そして、代替
サイトに記録されたデータを使用して BC サイ
トを自動的に再同期および更新します。
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