フロン排出抑制法における今回の発表の位置付け(PDF

(別紙1)
フロン排出抑制法における今回の発表の位置付け
平成 27 年より施行されたフロン排出抑制法に基づき、第一種特定製品及び第二種特定
製品(※1)について、機器の廃棄時等にフロン類の回収、再生(第一種特定製品からのみ)、
破壊が義務付けられています。
(※1)平成 17 年 1 月 1 日以降に引取業者に引き渡された使用済自動車に搭載されていた
第二種特定製品については、使用済自動車の再資源化等に関する法律に基づいてフ
ロン類の回収が行われていますが、回収したフロン類の破壊はフロン排出抑制法に基
づき、フロン類破壊業者によって行われています。
本法においては、第一種フロン類再生業者及びフロン類破壊業者は、毎年度、年度終了
後 45 日以内に、前年度に再生・破壊したフロン類の量等を主務大臣に報告しなければなら
ないとされており(法第 60 条第 3 項、法第 71 条第 3 項)、また、主務大臣(経済産業大臣及
び環境大臣)は、この報告等に関する情報を整理して、特定製品に係るフロン類の充填、回
収、再生及び破壊の状況等の情報を公表するものとされています(法第 94 条)。
今般、上記規定に基づき、第一種フロン類再生業者及びフロン類破壊業者から平成 27 年
度分のフロン類の再生・破壊量等の報告がありましたので、その集計結果を公表(※2)する
ものです。
(※2)フロン類の再生量等の報告については、フロン排出抑制法に基づき、今回が初めて
の集計結果の公表となります。このため、今回は平成 27 年度分の再生量を実績として
公表します。
また、フロン類の破壊量等の報告については、昨年までの旧法(フロン回収・破壊法)
に基づく報告要領(報告時期、報告対象者など)を踏襲した制度運用をしているため、
昨年までの報告実績との継続性が保たれています(フロン排出抑制法に基づく報告で
は、冷媒種毎の破壊量を求めていますので、今回、全体の破壊量の内訳として、当該
破壊量に関する情報も、併せて公表します。)。
なお、今回の報告の対象は、主務大臣の許可を受けて、平成 27 年度に再生を行った 21
の第一種フロン類再生業者と破壊を行った 63 のフロン類破壊業者です。