その制作者と享受者・批評家たち

その制作者と享受者・批評家たち
講師:青木
登
(紀行作家)
日本人が創造した美、そしてそれを生活のなかにどう生かしてきたか。縄文時代か現代ま
で、時代順にたどって行く。日本の美を創造し、享受してきたのは日本人の感性。その感性
は日本の美しい自然とその移りかわりによって育まれた。
日本の美は一人、または複数の制作者によって創造されたが、それは制作させた依頼者・
享受者に支えられていた。またその作品を批評した批評家たちによって、その価値が一般化
し、不偏化した。今回は批評家たちの目を借りて、日本の美に迫り、鑑賞してゆく。作品の
写真は小学館『日本美術全集』全 20 巻を中心に幅広く収集し、解説も専門家の原文を、なる
べくそのまま紹介するよう努めた。
1. 縄文時代……縄文土器、土偶(縄文のビーナス・縄文の女神)
2. 飛鳥時代……中宮寺・広隆寺の弥勒菩薩像、法隆寺釈迦三尊
像救世観音像、薬師寺東塔と薬師三尊像、深大
寺の白鳳仏
3. 奈良時代……興福寺の阿修羅像、鳥毛立女屏風、東大寺戒壇堂の四天王
4. 平安時代……源氏物語絵巻、平等院、浄瑠璃寺、中尊寺と毛越寺、厳島神社
5. 鎌倉時代……運慶(東大寺南大門の金剛力士像、無著・世親像など)水墨画・雪舟
6. 室町時代……天龍寺庭園・西芳寺庭園・鹿宛寺金閣・慈照寺銀閣、龍安寺庭園
評家のエッセイは文学の一つのジャンルであり、今回の講座はエッセイそのものを鑑賞
することも重視している。運慶では夏目漱石『夢十夜』、鹿宛寺金閣では三島由紀夫『金閣
寺』を取り上げる。
9/8
10/13・27
11/10・24
日 時
2016 年
場 所
10:00~12:00
第②・④木曜日
公益財団法人 社会教育協会 「ゆうりか」
講 師
青木
参加費
11,664 円(全6回分・消費税込)
申込み
電話か FAX で協会受付まで
登(紀行作家・NHK 多摩カレッジ講師)
TEL 042-586-6221
主 催
教材費 1,200 円別途
FAX 042-589-3626
公益財団法人 社会教育協会
〒191-0062
日野市多摩平 1-2-26
シンデレラビル3F
12/8