2016 年 8 月 16 日 国内事業部 2016 年度第二回公示(9 月公示予定)に向けての制度変更予定の事前案内 2016 年第 2 回公示(9 月公示予定)に向けて以下の導入を予定しています。詳細は公示 時、募集要項にて案内します。 (案件化調査/普及・実証事業) 1. 契約中企業による応募 従来、基礎調査実施中企業による案件化調査への応募、基礎調査/案件化調査実施中企 業による普及・実証事業への応募に際しては、既存契約の履行期限との関係から応募 制限を設定していました。 (例:〇年〇月〇日までに契約履行期限を迎えていない契約 を履行中の企業による提案は認めない等)。 第 2 回公示では、 この要件を撤廃予定です。 (普及・実証事業) 2. 普及・実証事業の上限 1 億 5000 万円枠の設定 開発途上国の経済成長と共に、各国が抱える経済・社会・環境などの開発課題は日々、 複雑化・高度化しています。これら課題に対応するため、一定以上の規模・高度な製 品等の活用を想定し、上限 1 億 5000 万円枠を設定します。2016 年度第 2 回公示では 2 件程度の募集を予定しています。 3. 企画書の共同提案(試行)について 「共同提案」とは、複数の中小企業が各々保有する製品や技術を相互補完的に活用 する事業について、企画書提出時に「共同提案」である旨を申告、JICA は同申告に基 づき、企画書の審査を行います。 共同提案は、例えば下水処理場における曝気装置と汚泥処理装置(ただしこの例に 限定はしない)など、特定の製品・技術の導入プロセス(この例の場合、下水の処理 プロセス)で、複数の製品・技術が必要な場合に提案が可能です。 複数の中小企業が、各々の強みを有する製品・技術を有機的に連携させ、共同で開 発課題に取り組むことで開発効果の拡大に加え、各企業の強み・弱みの補完が可能と なり、海外展開や促進の効果も期待されます。2016 年度は 2 社(各1億円上限)によ る共同提案を受け付ける予定です。 共同提案に際しては、以下の点に留意ください。 ・各々の製品・技術単独でも実証活動や普及活動が可能であり、開発課題貢献や海 外展開が期待されるが、連携を通じ相乗効果が期待されること。 (各々の提案が自 己完結をし、各提案企業が JICA との契約主体となる) ・2 つの相手国政府に対する統一的対応の視点も踏まえ、共通の外部人材配置を推奨 企画書作成において、製品・技術の活用プロセスにおいて、複数の技術の連携が如 何に開発効果や海外展開促進に相乗効果を有するかについて明確に記載のうえで提出 ください。契約交渉や相手国政府との協議等を通じ、この妥当性を確認します。 4. 審査基準の見直し 上記対応も踏まえ、審査基準の見直しを予定しています。具体的には、事業計画や要員 計画(人員配置について必要な専門性が網羅されているか、現地渡航は過不足ないか等) の妥当性、見積の妥当性を従来以上に考慮します。 以上
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