2016 年 8 月 19 日号 週刊株式アウトルック 来週の見通しと投資ポイント CONTENTS 1. 日本株式..................................................................................... 1 2. 注目テーマ① 日本企業の取り組みも加速する AI ........................... 2 3. 注目テーマ② 「稼ぐ力」を高めている銘柄に投資妙味 ..................... 3 4. 注目テーマ③ インバウンド関連銘柄 ~再考~ .............................. 4 5. ドル円相場 .................................................................................. 5 6. 米国株式..................................................................................... 5 7. 投資部門別売買動向 ................................................................... 6 8. 個人投資家の買付動向 ................................................................ 7 9. 週間個別銘柄騰落状況(東証 1 部) .............................................. 7 10. テクニカル分析 ............................................................................. 8 11. 来週・再来週の主なスケジュール ................................................... 9 投資情報部 2016 年 8 月 19 日(金) 週刊株式アウトルック 1.日本株式 横山 敦史 【日経平均の推移と来週の見通し】 20,000 (円) (兆円) <来週の予想レンジ:16,200~17,000円> 12 11 19,000 10 75日移動平均(左軸) 18,000 9 日経平均(左軸) 17,000円 17,000 8 7 16,000 16,200円 6 5 25日移動平均(左軸) 15,000 4 14,000 3 2 13,000 1 東証一部売買代金(右軸) 12,000 3/1 2016年 3/22 4/11 5/2 5/25 6/14 7/4 7/25 8/15 9/2 0 (月/日) 注:予想はSMBC日興証券 出所: QUICKよりSMBC日興証券作成 来週は日米金融当局からのメッセージに注目 来週の日経平均は16,200円~17,000円のレンジ推移を予想する。 重要な経済指標の発表が少ない中、23日には黒田日銀総裁の講演、26日にはジャクソンホールでのイエレ ンFRB(米連邦準備制度理事会)議長の講演が予定されている。日米金融政策を巡る市場コンセンサスに 変化が生じるようであれば、ドル円の動きを通して日本株にも影響を与えよう。 円高下でも底堅い日経平均 今週、為替は1ドル=100円を割り込む場面が見られ、円高に振れやすくなっている。そうした中でも日銀に よるETF買入れの効果などから日経平均は16,000円台を維持しており、底堅い推移が続いている。 しかし、そうは言ってもこの円高水準が継続すれば、3月期決算企業の中間決算発表時(11月下旬以降)に 外需関連企業を中心に業績予想の下方修正が相次ぐものとみられる。政府が目指す来春の賃上げへの期 待も高まりにくくなる可能性があり、脱デフレへの道が一層困難になることが想定されよう。 9月の日銀「総括的な検証」への期待が支えか 足元では、良好な経済指標が発表されても米国の利上げ期待が高まりにくく、米国金融政策の変化をきっ かけとした円安が起こりにくい状況となっている。一方、日銀に関しては、9月20~21日の会合で行われる「総 括的な検証」に対する思惑が広がっている。市場では現行の緩和策に対して限界論も聞かれるものの、一 段の追加緩和へ期待が高まれば、相場を大きく押し上げることとなろう。 1 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 2016 年 8 月 19 日(金) 週刊株式アウトルック 2.注目テーマ① 日本企業の取り組みも加速するAI 図表1. AIなどのICT技術が経済成長を底上げ (兆円) 600 ICT成長シ ナリオ AI、IoT、BD等のICTの進展を見据え、 企業におけるICT投資や生産性向 上にかかわる取り組みが活発化 580 560 AI(人工知能)(注)は、社団法人人工知能学会に よると、「知的な機械、特に、知的なコンピュータ プログラムを作る科学と技術」と説明されている。 そのAIを活用した関連産業の市場は、独シーメ ンス社によると、2014年の約63億ドルから2024年 には400億ドル超に拡大することが予想されてい る。 6月2日に閣議決定された『日本再興戦略2016』 では、AI、IoT (注) 、BD (注) 、ロボットなどICT (注) を 核とした「第4次産業革命」の実現が掲げられた。 また、8月2日に閣議決定された『未来への投資 を実現する経済対策』においても、AIに関する 研究拠点を整備し、社会実装を推進することを 通じて、「生産性向上へ向けた取組の加速」を目 指すことが謳われている。 『情報通信白書』ではICT投資により2020年度時 点で実質GDPを30兆円超押し上げると見込んで いる(図表1)。AIなどICTは日本経済を底上げ する大きな起爆剤と位置付けられる。 特に、AIは、IoTやBDと融合することにより、膨大 なデータを有機的にかつ高速に処理できる範囲 が広がる。これにより、従来、人の経験や知識に 依存していた作業を代替することができるように なる。検診の高度化、公共交通機関の自動運転、 救急搬送ルートの選定、交通混雑・渋滞の緩和 など、社会の広範な課題を解決していくだろう (図表2)。 AIを巡っては日本企業の取り組みも加速してい る(図表3)。日本企業は必ずしもAIの要素技術 を極める必要はない。AIを応用・活用することが ポイントであり、これこそが日本企業の得意とする ところだ。AIの活用・応用を通じ、生産性を向上 させ、新製品・新サービスを開発し、事業や経営 を革新させることによって日本企業の競争力が 高まり、ひいては日本経済の底上げにつながる ことが期待される。 予測 ICT成長シナリオ (実質) 540 ベースシナリオ (実質) 520 小林 久恒 500 ベー スシナリオ 経済が足元の潜在成長率並みで将 来にわたって推移(内閣府試算) 480 460 実質GDP押し上げ効果 約33.1兆円 (2020年度時点) 440 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 (年度) 出所: 総務省平成28年版「情報通信白書」よりSMBC日興証券作成 図表2. 社会的な課題を解決するAI 年 技術発展 向上する技術 2014 画像技術 認識精度の向上 2015 マルチモーダル な抽象化 感情理解 行動予測 環境認識 ・ビッグデータ ・防犯・監視 行動と プランニング 自律的な 行動計画 ・自動運転 ・物流(ラストワンマイル) ・ロボット 行動に基づく 抽象化 環境認識能力の 大幅向上 言語との 紐づけ 言語理解 さらなる 知識獲得 大規模知識理解 2020 社会への影響 ・広告 ・画像からの診断 ・社会への進出 ・家事・介護 ・感情労働の代替 ・翻訳 ・海外向けEC ・教育 ・秘書 ・ホワイトカラー支援 出所: 総務省平成28年版「情報通信白書」よりSMBC日興証券作成 図表3. AIを巡る最近の日本企業の主な取り組み 発表日 コード 企業名 6月6日 6645 オムロン 6月7日 6326 クボタ 6月13日 4578 大塚HD 6月29日 8586 日立キャピ 7月6日 6753 シャープ 7月19日 6702 富士通 2432 9064 7267 7月21日 9984 6183 7月28日 4739 7月20日 DeNA ヤマトHD ホンダ ソフトバンクG ベル24HD CTC 8月11日 7203 トヨタ 取り組み内容 独自の画像センシング技術にAI技術を組み合わせドラ イバーの運転集中度を把握する車載センサーを開発。 NTTと提携。水・環境インフラでNTTグループのAI技術 を応用し遠隔監視・作業効率化目指す。 傘下企業が日本IBMと合弁会社設立。IBMのAI 「WATSON」を活用し医療情報をデータベース化。 東京農業大学と産学連携協定締結。AIを活用した次 世代農業モデルの開発目指す。 ウォーターオーブン「ヘルシオ」発売。AIを活用しメ ニューを提案。 乗換案内サービスにAI技術を活用した列車遅延予測 機能を付加、行動選択を支援する実証実験を開始。 AI技術を利用した自動運転活用次世代物流サービス 「ロボネコヤマト」プロジェクト開始。 運転手の感情を推定し自ら感情をもって会話できるAI 技術「感情エンジン」の共同開発を開始。 消費者からの電話問い合わせを自動解釈し、自動回 答等するコールセンターソリューション取り組み開始。 米ミシガン大学とAI研究の加速に向け連携。自動運転 やロボティクスの研究を推進。 注:AI=Artificial Intelligence、IoT=Internet of Things、BD=Big Data、ICT= Information and Communication Technology 出所: 会社HPよりSMBC日興証券作成 2 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 2016 年 8 月 19 日(金) 週刊株式アウトルック 3.注目テーマ② 「稼ぐ力」を高めている銘柄に投資妙味 図表1. 3月決算企業の1Q決算実績(前年同期比) TOPIX採用3月決算企業の17/3期1Q(4-6月期) 決算は、前年同期比6.9%減収、19.4%経常減益 となった(図表1)。 円高進行の影響を大きく受け、外需銘柄中心に 6割の企業が経常減益を強いられたことが主因。 ただ、外需銘柄であっても、化学や卸売業など には増益を確保した銘柄も相対的に多くみられ、 業種・銘柄別に明暗が分かれる決算であった。 また、市場予想比でみると、経常利益実績は内 外需ともに悲観的に見ていた市場予想を概ね 10%程度上振れた。銘柄数ベースでは、約半数 の銘柄が市場予想を上回っており、業績悪化懸 念は後退しつつあると考えられよう。 とはいえ、企業業績に減速感が強まっている点 は否めない。17/3期通期の経常利益計画は、期 初時点の前期比3.2%減から今回4.5%減に減額 修正された。また、1Qの経常利益率は前年同期 の8.6%から7.7%まで低下している(図表2)。 2013年にスタートしたアベノミクスによる円高是正 を追い風に企業の収益性は上昇に転じ、前1Q の経常利益率はリーマンショック前を超える水準 まで改善したものの、年明け以降の急速な円高 進行でブレーキがかかった格好だ。 現下と同程度の為替水準であった14年度1Qと 比べた経常利益率は高水準を維持しているもの の、「稼ぐ力」の強化は今後も企業の重要課題で あろう。 今決算で日本企業全体として収益性の低下が 顕在化した中でも、付加価値の創造や「選択と 集中」といった企業戦略により、逆に収益性を高 めた企業(図表3)は今後評価が高まる可能性が あり、要注目であろう。 0% -2.2% -5% -6.9% -10% -10.5% -11.6% -15% -20% -19.4% -25% -29.5% -30% TOPIX 売上高 外需銘柄 経常利益 内需銘柄 注: TOPIX構成銘柄のうち、3月決算企業の1Q(4-6月期)決算を集計 出所:QUICKよりSMBC日興証券作成 図表2. 3月決算企業の1Q経常利益率の推移 10.0% 8.0% 6.0% 4.0% 2.0% 注: TOPIX採用銘柄のうち、3月決算企業の1Q(4-6月)決算を集計 出所:QUICKよりSMBC日興証券作成 図表3. 1Q決算で経常利益率が改善した銘柄 銘柄名 業種名 (円) 9437 NTTドコモ 9432 NTT 情報・ 通信 情報・ 通信 16年度経常利益 (百万円) 経常利益率 8/16株価 コード 過去3期 1Q平均 15年度 1Q 16年度 1Q 会社計画 914,000 市場予想 予想PER (倍) 2,708.5 21.6% 22.3% 26.6% 932,049 15.4 4,854.0 12.9% 13.6% 16.4% 1,410,000 1,459,088 12.6 905,775 14.2 9433 KDDI 情報・ 通信 3,190.0 19.9% 22.0% 23.6% 7267 ホンダ 輸送用 機器 2,929.0 7.2% 7.6% 8.3% 705,000 798,811 11.2 7201 日産自 輸送用 機器 980.7 6.3% 7.4% 7.5% 800,000 803,971 7.4 4502 武 田 医薬品 4,652.0 13.0% 10.9% 34.5% 132,500 149,055 36.5 9022 JR東海 陸運 17,325.0 32.5% 34.4% 36.1% 520,000 535,257 9.2 4503 アステラス薬 医薬品 1,634.0 15.9% 19.7% 27.6% 268,000 269,758 17.5 4063 信越化 化学 6,938.0 17.5% 17.5% 19.2% 230,000 231,017 18.4 8802 菱地所 不動産 1,959.5 12.6% 15.1% 18.7% 150,000 152,217 31.2 - 注:TOPIX採用3月決算企業を対象に、16年度1Q経常利益率が前年 同期および過去3期の1Q決算の平均経常利益率を上回る銘柄を 時価総額順に10銘柄抽出。SEC或いはIFRS採用銘柄については 税引き前利益を使用。予想は8/16時点のQUICKコンセンサス予想 出所:QUICKよりSMBC日興証券作成 3 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 髙山 裕介 2016 年 8 月 19 日(金) 週刊株式アウトルック 4.注目テーマ③ インバウンド関連銘柄 ~再考~ 図表1. 訪日外客数の推移(累計ベース) 17日に日本政府観光局が発表した7月の訪日客 数は前年同月比19.7%増となり、単月としての過 去最高を記録し、海外からの旅行客が引き続き 増加していることが確認された(図表1)。 一方で、直近で発表されたインバウンド関連企 業の決算は冴えない内容が多い。原因は各社 ほぼ共通しており、顧客1人当たりの単価が下落 しているためである。国別訪日客数で最多の中 国の場合、中国国内の景気減速や関税の引き 上げ、円高による割高感の台頭などが爆買い減 速の主な理由として考えられよう。 小売業のドンキホーテの場合、免税売上高(前 年同月比)は2014年10月から伸びが顕著になり、 2015年10月からは大きく減速に転じている(図表 2)。前年の伸びが高かったことによる反動で、イ ンバウンド関連各社売上高の伸びは2015年後 半以降に減速していたが、今年の秋からは悪影 響が一巡するため、底堅い成長となることが予想 される。 爆買いのスローダウンを織り込んだためか、企業 の業績下方修正や減益決算に対して株価は意 外に堅調な動きをしている。多くのインバウンド 関連銘柄は決算発表翌日には売られたものの、 以降は持ち直しており、足元の決算発表後に年 初来安値を更新している事例はあまり見受けら れない。本格的な株価上昇のタイミングは不透 明であるとしても、下値固めのフェーズに入って いるとみられる。 8月に発表された政府の経済対策では、クルー ズ船が発着できる港湾の整備や観光施設の改 修などが含まれている。政府は昨年、2020年の 訪日外国人の目標人数を2倍の4,000万人へ引 き上げた。「インバウンド」は息の長いテーマであ る。長期投資を考えた場合、関連銘柄への再投 資を検討する時期が近づきつつあるかもしれな い。 (万人) 2,000 1,750 1,500 2014年 2015年 母良田 剛 2016年 1,250 1,000 750 500 250 0 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 出所: 日本政府観光局(JNTO)よりSMBC日興証券作成 図表2. ドンキホーテの免税売上高(前年同月比) 9 (%) 8 7 6 5 4 3 2 1 0 出所: 会社資料よりSMBC日興証券作成 図表3. 主な関連銘柄の直近株価と年初来安値の比較 コード 銘柄略称 NEEDS業種名 小分類・主業種 3099 ミツコシイセタン 百貨店 3391 ツルハHD ドラッグストア 8/18 年初来 終値 安値 (円) *A (円) *B 年初来 安値日 B→A 上昇率 (%) 989.0 885.0 6月28日 11.8% 10,750.0 8,410.0 2月12日 27.8% 4911 資生堂 化粧品・スキンケア 2,586.5 2,083.0 2月12日 24.2% 4922 コーセー 化粧品・スキンケア 9,190.0 7,700.0 2月12日 19.4% 6952 カシオ 時計 1,415.0 1,231.0 8月3日 14.9% 3,800.0 3,260.0 2月12日 16.6% 530.0 474.0 6月28日 11.8% 7532 ドンキホーテH ディスカウントストア 7762 シチズンHD 時計 7965 象 印 調理家電 1,556.0 1,266.0 2月12日 22.9% 9024 西武HD ホテル・旅館 1,674.0 1,577.0 7月8日 6.2% 9616 共立メンテ ビルメンテナンス 7,080.0 6,210.0 7月8日 14.0% 9706 空港ビル 空港施設・サービス 4,125.0 3,360.0 2月12日 22.8% 出所:QUICKよりSMBC日興証券作成 4 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 2016 年 8 月 19 日(金) 週刊株式アウトルック 5.ドル円相場 龍 翔太 【ドル円相場の推移と来週の見通し】 (円/ドル) この1週間は夏季休暇シーズンで薄商いの 中、冴えない米経済指標結果や内外株の 値動きに振り回され、ドル円は一時99.54 円まで下落した。 来週の注目イベントは26日のイエレンFRB (連邦準備制度理事会)議長によるジャク ソンホール会議での講演となろう。他に目 立った材料に乏しく、週末に向けて徐々に 様子見姿勢が強まると予想される。 ドルの下値に関しては、100円前後の水準 では介入警戒感が下支えするとみられ、英 国民投票後の安値99.02円を割り込む可 能性は低いと予想。 足元ではNY連銀総裁などが年内利上げ に前向きな姿勢を示している。週末のイエ レンFRB議長の講演で同様の見解が示さ れれば、ドル高円安を促す大きなきっかけ となる可能性があり、要注目だ。 <来週の予想レンジ:99.00~102.00円> 116 114 112 110 108 106 104 102.00円 102 100 99.00円 98 3/1 3/17 2016年 4/4 4/20 5/6 5/24 6/9 6/27 7/13 7/29 8/16 (月/日) 出所: BloombergよりSMBC日興証券作成 6.米国株式 河田 剛 【S&P500 年度別予想EPSの推移】 米国株は原油価格の上昇などを好感し、 ダウ工業株指数、S&P500指数、NASDAQ 総合指数ともに8月15日に史上最高値を 更新した。 S&P500採用企業の4-6月期決算発表は8 月17日の472社発表時点で、1株当たり利 益(EPS)は前年同期比で▲2.7%と、最終 的にも5四半期連続で減益となるものとみ られる。アナリストの業績下方修正は一巡 したものの、S&P500の予想EPSは依然減 少傾向が続いており(図表)、業績相場へ の移行には時間を要すると考えられる。 目先の市場の焦点は企業収益から金融政 策にシフトするものとみられる。17日に公表 された7 月のFOMC( 連 邦 公 開 市 場 委 員 会)議事録では、利上げ時期を慎重に見 極める姿勢が示されたが、今後の経済指 標次第では利上げ観測が強まり、株価の ボラティリティが高まる可能性があろう。 160 2018年度 150 140 2017年度 130 120 110 2016/2 2016年度 2016/3 2016/4 2016/5 2016/6 2016/7 2016/8(年/月) 注: 予想はIBES集計 出所: DatastreamよりSMBC日興証券作成 5 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 2016 年 8 月 19 日(金) 週刊株式アウトルック 7.投資部門別売買動向 石田 卓也 8月第2週の投資部門別売買動向(現物・先物) 海外投資家は288億円と3週ぶりに買い越し。 個人は▲2,813億円と2週ぶりに売り越し。 事業法人は231億円と6週連続の買い越し。自社株買いが続いている。 信託銀行は1,280億円と4週連続の買い越し。 【日経平均株価と主な投資部門別売買動向(現物・先物合計)の推移】 事業法人(左軸) 15,000 (億円) (円) 18,000 信託銀行(左軸) 日経平均株価(右軸) 海外投資家(左軸) 10,000 個人(左軸) 17,000 5,000 16,000 0 ▲ 5,000 15,000 ▲ 10,000 14,000 ▲ 15,000 2/13 2016年 3/19 4/23 5/28 7/2 8/6 (月/日) 注: 売買動向は2016年2月第2週から2016年8月第2週まで、株価は2016年8月18日までのデータ。現物は二市場一・二部等。先物は日経225、 225mini、TOPIX先物、ミニTOPIX、JPX日経400の合計 出所: QUICKよりSMBC日興証券作成 6 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 2016 年 8 月 19 日(金) 週刊株式アウトルック 8.個人投資家の買付動向 菊池 祐一 【買付代金上位10銘柄(8/12~8/18、銘柄コード順)】 コード 銘柄名 市場 業種 8/10終値 (円) 8/18終値 (円) 騰落率 (%) 1357 日経ダブ 東証 ETF 2,798.0 2,863.0 2.3 1570 日経レバ 東証 ETF 11,060.0 10,770.0 -2.6 1801 大成建 東証1部 建設業 819.0 783.0 -4.4 4565 そーせい マザーズ 医薬品 16,670.0 16,910.0 1.4 7203 トヨタ 東証1部 輸送用機器 5,944.0 5,900.0 -0.7 7717 Vテクノロジー 東証1部 精密機器 12,540.0 11,830.0 -5.7 7974 任天堂 東証1部 その他製品 22,780.0 22,895.0 0.5 8306 三菱UFJ 東証1部 銀行業 536.1 526.7 -1.8 9983 ファーストリテイ 東証1部 小売業 37,000.0 36,560.0 -1.2 9984 ソフトバンクG 東証1部 情報・通信業 6,364.0 6,455.0 1.4 ブル型、ベア型の日経平均連動ETFが、と もにランクイン。 大成建(1801)は株価下落による割安感か ら買われた模様。 そーせい(4565)、Vテクノロジー(7717)、 任天堂(7974)は、個人投資家の物色が根 強い。 日銀のETF買い期待で、TOPIXへの寄与 度が高いトヨタ(7203)、三菱UFJ(8306)、 日経平均への寄与度が高い、ファーストリ テイ(9983)、ソフトバンクG(9984)等の物 色が続いている。 注: 弊社のリテール部門での国内上場銘柄の買付手口を集計。ただし、取引所外 取引およびブロックトレードのみデータから除外して集計 出所:QUICKよりSMBC日興証券作成 9.週間個別銘柄騰落状況(東証1部) 髙山 裕介 【値上がり率上位10銘柄(8/12~8/18)】 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 コード 銘柄名 4845 3658 2201 6630 1954 3134 2384 5105 6315 7915 フュージョン イーブック 森永菓 ヤーマン 日工営 Hamee SBSHD 洋ゴム TOWA 日写印 業種 情報・通信 情報・通信 食料品 電気機器 サービス 小売 陸運 ゴム製品 機械 その他製品 8/10 終値 (円) 565.0 845.0 638.0 1,830.0 304.0 1,737.0 677.0 1,164.0 1,060.0 2,356.0 8/18 終値 値上がり率 (% ) (円) 765.0 35.4 1,101.0 30.3 793.0 24.3 2,232.0 22.0 354.0 16.4 2,018.0 16.2 785.0 16.0 1,347.0 15.7 1,223.0 15.4 2,688.0 14.1 【値下がり率上位10銘柄(8/12~8/18)】 コード 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 7618 3686 2120 6728 7294 6082 3659 6298 5998 1979 銘柄名 PCDEPOT DLE ネクスト アルバック ヨロズ ライドオンEX ネクソン ワイエイシイ アドバネクス 大気社 業種 小売 情報・通信 サービス 電気機器 輸送用機器 サービス 情報・通信 機械 金属製品 建設 8/10 終値 (円) 1,498.0 786.0 1,020.0 3,115.0 1,567.0 1,217.0 1,583.0 1,229.0 1,274.0 2,768.0 8/18 終値 値下がり率 (% ) (円) 1,119.0 -25.3 599.0 -23.8 791.0 -22.5 2,451.0 -21.3 1,237.0 -21.1 976.0 -19.8 1,294.0 -18.3 1,017.0 -17.2 1,060.0 -16.8 2,318.0 -16.3 注: 対象は東証1部銘柄 出所: QUICKよりSMBC日興証券作成 7 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 日経平均は8/12~8/18の間、1.5%下落。 フュージョン(4845): ソフトブレーン(4779)を連結子会社化した ことに伴う今期の大幅増益見通しを好感。 イーブック(3658): ヤフー(4689)が同社のTOB価格を引き上 げたことを好感。 森永菓(2201): 17/3期営業利益が市場予想を上回る水準 まで上方修正されたことを好感。 PCDEPOT(7618): インターネット上で高額なサポート契約と解 除料金が指摘されたことを嫌気。 ネクソン(3659): 成長鈍化懸念を理由に弊社が投資評価を 引き下げたことを嫌気。 2016 年 8 月 19 日(金) 週刊株式アウトルック 10.テクニカル分析 石田 卓也 【WTI原油先物】 【価格帯別売買代金(東証1部)】 WTI原油先物指数の52週移動平均線は下降トレ ンドから横ばいになりつつある。また、26週移動平 均が52週移動平均線を上抜け、底打ち感がみら れる。 (ドル/バレル) 東証1部の価格帯別売買代金をみると、日経平均 17,000円手前での売買が多い。 そのため、17,000円近辺では売り圧力もあり、上値 抵抗となりやすい。 (円) (兆円) 0 20 40 60 80 100 120 140 19,000 100 日経平均株価(左・下軸) 52週移動平均線 18,000 80 26週移動平均線 17,000 60 16,000 40 価格帯別累積東証一 部売買代金(左・上軸) 15,000 ※売買代金は日経平均終値500円ごとに合計 20 13/12 14/4 14,000 14/7 14/11 15/2 15/6 15/9 16/1 16/4 16/8 16/1 (年/月) 出所:QUICKよりSMBC日興証券作成 16/2 16/3 16/4 16/5 16/6 16/7 16/8 (年/月) 注:売買代金は2016年年初より累積。 出所:QUICKよりSMBC日興証券作成 【日本株市場関連データ(8/18)時点)】 指数 日経平均株価 25日移動平均 75日移動平均 200日移動平均 8/18 前週末比 前週末比 (%) (円) 終値(円) 16,486.01 -433.91 -2.56 16,562.40 移動平均 16,327.66 乖離率 17,180.78 売買高(東証1部、万株、①) 187,609 25日移動平均 201,807 指数 TOPIX -0.46 JPX日経400 11,614.45 -297.62 -2.50 0.96 東証2部指数 4,287.71 6.46 0.15 -4.04 東証マザーズ指数 909.58 -30.45 -3.24 日経JASDAQ平均 2,441.87 -23.60 -0.96 東証REIT指数 1,838.33 -10.46 -0.57 売買代金(東証1部、億円、②) 21,485 東証1部予想配当利回り(%) 25日移動平均 23,982 東証1部予想PER(倍) 売買単価(円、②/①) 8/18 前週末比 前週末比 (%) 終値(円,pt) (円,pt) 1,290.79 -32.43 -2.45 2.23 14.51 1.14 東証1部PBR(倍) 1145.24 3.50 東証REIT指数予想分配金利回り(%) 東証REIT指数は相対的に底堅い値動き。分配金利 【テクニカル指標】 回りの高さもあるが、長期金利に上昇一服の動きが 騰落レシオ(東証1部、25日) みられたことや、下値では日銀買入れへの安心感も サイコロジカル(TOPIX) あろう。 ストキャスティクス(TOPIX) RSI(TOPIX) [単位:%] 判定 88.97 ― 41.67 ― 55.85 ― 45.67 ― 注:予想は東証1部配当利回り及び東証1部予想PERは日経予想、東証REIT指数予想分配金利回りはQUICK予想。配当・分配金利回りは加重平均。 テクニカル指標は一般的に、騰落レシオ:120%以上が買われ過ぎ、70%以下が売られ過ぎ、サイコロジカル:75%以上が買われ過ぎ、25%以下が売 られ過ぎ、ストキャスティクス:75%以上が買われ過ぎ、25%以下が売られ過ぎ、RSI:75%以上が買われ過ぎ、25%以下が売られ過ぎと判断される 出所: QUICKよりSMBC日興証券作成 8 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 2016 年 8 月 19 日(金) 週刊株式アウトルック 11.来週・再来週の主なスケジュール 柴山 真里枝 来週、国内では特に目立った指標の発表はないが、日中韓外相会談、第6回アフリカ開発会議など、政府レ ベルの会合が相次いで実施される。8月に内閣を改造した安倍政権の対外的手腕が問われよう。 海外では、米国で各国中銀関係者などが集まるジャクソンホール会議が開催される。年内利上げに関する関 係者の発言に注目が集まる。また、中古住宅販売件数が発表予定。米国経済を牽引する住宅市場の堅調な 成長を確認したい。 【来週の主なスケジュール】 発表日 8月 22日 (月 ) 国・ 地域 日本 メキシコ 日本 米国 8月 23日 (火 ) ユーロ圏 米国 独 - 8月 ブラジル - 米国 独 NZ マレーシア 南ア 8月 25日 (木 ) 日本 8月 26日 (金 ) 米国 8月 27日 (土 ) 8月 28日 (日 ) - - 7月 8月 8月 - - - 6月 7月 4-6月期 7月 7月 7月 7月 7月 トルコ 8月 24日 (水 ) 市場予想 7月 7月 4-6月期 ユーロ圏 英国 日本 - 英国 7月 8月 - - 4-6月期 8月 - 7月 4-6月期 - - 8月 全国スーパー売上高(前年比) 全国コンビニエンスストア売上高(前年比) 実質GDP(前期比) 黒田日銀総裁が挨拶(FinTechフォーラム) 日中韓外相会談(~24日、東京) 新築住宅販売件数( 前月比) 製造業PMI(速報) サービス業PMI(速報) 政策金利 (1週間物レポ金利) (翌日物貸出金利) (翌日物借入金利) FHFA住宅価格指数(前月比) 中古住宅販売件数( 前月比) 実質GDP(前期比、確報、前回値は速報値) 貿易収支 消費者物価指数(前年比) 消費者物価指数(前年比) 耐久財受注( 前月比) 耐久財受注( 除輸送用機器、前月比) ジ ャクソンホール会議( ~ 27日) IFO景況指数 上院でルセフ大統領に対する弾劾案の最終審理が開始 ( 採決は早ければ 8月 30日にも行われる見通し) 全国消費者物価指数( 生鮮食品除く、 前年比) 都区部消費者物価指数(生鮮食品除く、前年比) GPIFが2016年度第1四半期運用実績を公表 日ロ次官級協議(モスクワ、平和条約交渉) 実質 GDP( 前期比年率、 改定値、 前回値は速報値) ミ シ ガン大学消費者信頼感指数( 確報、 前回値は速報値) イエ レン FRB( 連邦準備制度理事会) 議長が講演予定( ジャクソンホール会議) マネーサプライM3(前年比) 実質GDP(前期比、改定値、前回値は速報値) 日韓財務対話(ソウル) 第6回アフリカ開発会議(~28日、ケニア、安倍首相出席予定) 全国住宅価格(前年比、発表日未定、~9月3日) - - - - - ▲2.2% 前月・ 前期・ 前年 ▲0.5% 0.8% ▲0.3% - - - - 3.5% 0.3% - - 3.5% 52.0 52.9 7.50% 8.75% 7.25% 0.2% 1.1% 0.4% 1.27億NZドル 1.6% 6.3% ▲3.9% ▲0.4% - - - 108.3 - - ▲0.5% ▲0.4% ▲0.4% ▲0.4% - - 1.1% 90.8 - - 1.2% 90.4 - - - - - - - 5.0% 0.6% - - - - - 0.3% ▲0.4% - - 5.2% 注:発表日は現地時間。市場予想と実績は2016年8月18日12時時点のBloombergの値を表示。スケジュールは予告なしに変更されることがあります 出所: Bloombergおよび各種報道などよりSMBC日興証券作成 9 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 2016 年 8 月 19 日(金) 週刊株式アウトルック 再来週は、月末・月初に差し掛かることから、国内外で重要指標が相次いで発表される予定。 国内では、鉱工業生産指数や設備投資に注目が集まる。海外では、米国の雇用関連の統計が焦点となる。予 想を大きく上回る増加を見せた前月に続き、今回も雇用環境の改善が見られ、米国経済の回復が確認されれば、 FOMC での年内利上げに向けて、大きなプラス材料となろう。 また、週末からはG20首脳会議が開催され、日中・米中首脳会談も実施予定。南シナ海問題を巡り緊張感の 高まる中、関係改善に向けた進展があるか、注目される。 【再来週の主なスケジュール】 発表日 8月 29日 (月 ) 国・ 地域 米国 7月 7月 7月 日本 8月 30日 (火 ) 米国 ユーロ圏 日本 米国 8月 31日 (水 ) ユーロ圏 インド ブラジル 日本 米国 英国 9月 1日 (木 ) 中国 豪州 インドネシア タイ 日本 9月 2日 (金 ) 9月 3日 (土 ) 9月 4日 (日 ) 米国 ブラジル 中国 香港 - 7月 7月 7月 7月 6月 8月 8月 7月 - - 7月 8月 8月 7月 8月 4-6月期 4-6月期 - 4-6月期 8月 8月 8月 8月 8月 8月 4-6月期 7月 8月 8月 - - 7月 7月 8月 8月 8月 7月 - - - 個人支出(前月比) 個人所得(前月比) PCEコア ・ デフレータ ( 食品・ エ ネルギ ーを除く 個人消費デフレータ、 前年比) 家計調査-実質消費支出(前年比) 有効求人倍率 失業率 小売業販売額(前年比) S&P/ケース シ ラー住宅価格指数( 前年比) コンファレンス ボード消費者信頼感指数 経済信頼感指数 鉱工業生産指数( 前月比、 速報) ZMPフォーラム(~9月2日、東京、自動運転について) 2017年度予算概算要求締切 中古住宅販売成約指数(前月比) ADP 雇用統計( 前月比) シカゴ購買部協会景況指数 失業率 消費者物価指数( 速報、 前年比) 実質GDP(前年比) 実質 GDP ( 前期比) 政策金利 設備投資( 法人企業統計、 ソフトウエ ア 除く 、 前年比) 新車販売台数(除く軽自動車、前年比) 自動車販売台数(年換算) ISM製造業景況指数 製造業PMI 非製造業PMI 製造業 PMI 民間設備投資(前期比) 小売売上高(前月比) 消費者物価指数(前年比) 消費者物価指数(前年比) 日ロ首脳会談(~3日、ロシア・ウラジオストク、東方経済フォーラムにて開催) 民進党代表選告示 製造業受注(前月比) 貿易収支 失業率 民間部門雇用者数( 前月比) 非農業部門雇用者数( 前月比) 鉱工業生産(前月比) 抗日戦争勝利記念日 議会選挙 G20首脳会議( ~ 5日、 中国・ 杭州) 、 日中首脳会談、 米中首脳会談 市場予想 前月・ 前期・ 前年 0.3% - 0.4% 0.2% - 1.6% - - - - - 97.0 ▲2.2% 1.37倍 3.1% ▲1.3% 5.24% 97.3 104.6 2.3% - - - - - - 54.5 - - - - - - - - 52.5 - - - - - - - - - - ▲440億ドル 4.9% 17.5万 人 18.8万 人 - - - - - - 0.2% 17.9万 人 55.8 10.1% 0.1% 7.9% ▲0.3% 14.25% 4.3% ▲0.2% 1,777万台 52.6 48.2 53.9 49.9 ▲5.2% 0.1% 3.21% 0.10% - - ▲1.5% ▲445億ドル 4.9% 21.7万 人 25.5万 人 1.1% - - - 注:発表日は現地時間。市場予想と実績は2016年8月18日12時時点のBloombergの値を表示。スケジュールは予告なしに変更されることがあります 出所: Bloombergおよび各種報道などよりSMBC日興証券作成 10 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 2016 年 8 月 19 日(金) 週刊株式アウトルック 本資料について 【免責事項】 本資料は証券その他の投資対象の売買の勧誘ではなく、SMBC日興証券株式会社(以下「弊社」といいます)が投資情報の提供を目 的に作成したものです。本資料は、弊社が信頼できると判断した情報源から入手した情報に基づいて作成していますが、これらの情報 が完全、正確であるとの保証はいたしかねます。情報が不完全または要約されている場合もあります。本資料に記載する価格、数値等 は、過去の実績値、概算値あるいは将来の予測値であり、実際とは異なる場合があります。かかる価格、数値等は予告なしに変更する ことがありますので、予めご了承くださいますようお願いいたします。本資料は将来の結果をお約束するものでもありませんし、本資料に ある情報をいかなる目的で使用される場合におきましても、お客様の判断と責任において使用されるものであり、本資料にある情報の 使用による結果について、弊社及び弊社の関連会社が責任を負うものではありません。本資料は、本資料を受領される特定のお客様 の財務状況、ニーズ又は投資目的を考慮して作成されているものではありません。本資料はお客様に対して税金・法律・投資上のアド バイスを提供する目的で作成されたものではありません。投資に関する最終決定は、契約締結前交付書面、上場有価証券等書面、目 論見書、お客様向け資料等をよくお読みになり、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。 本資料は、弊社又は弊社の関連会社から配布しています。本資料に含まれる情報は、提供されましたお客様限りでご使用ください。本 資料は弊社の著作物です。本資料のいかなる部分についても電子的または機械的な方法を問わず、いかなる目的であれ、無断で複製 または転送等を行わないようにお願いいたします。本資料に関するお問い合わせは、弊社の営業担当者までお願いいたします。 本資料に記載された会社名、商品名またはサービス名等は、弊社または各社の商標または登録商標です。 【金融商品取引法第 37 条(広告等の規制)にかかる留意事項】 手数料等について 弊社がご案内する商品等へのご投資には、各商品等に所定の手数料等をご負担いただく場合があります。例えば、店舗における国内 の金融商品取引所に上場する株式等(売買単位未満株式を除く。)の場合は約定代金に対して最大 1.242%(ただし、最低手数料 5,400 円)の委託手数料をお支払いいただきます。投資信託の場合は銘柄ごとに設定された各種手数料等(直接的費用として、最大 4.32%の 申込手数料、最大 4.5%の換金手数料又は信託財産留保額、間接的費用として、最大年率 5.61%の信託報酬(又は運用管理費用)及 びその他の費用等)をお支払いいただきます。債券、株式等を募集、売出し等又は相対取引により購入する場合は、購入対価のみをお 支払いいただきます(債券の場合、購入対価に別途、経過利息をお支払いいただく場合があります。)。また、外貨建ての商品の場合、 円貨と外貨を交換、又は異なる外貨間での交換をする際には外国為替市場の動向に応じて弊社が決定した為替レートによるものとしま す。上記手数料等のうち、消費税が課せられるものについては、消費税分を含む料率又は金額を記載しております。 リスク等について 各商品等には株式相場、金利水準、為替相場、不動産相場、商品相場等の価格の変動等及び有価証券の発行者等の信用状況(財 務・経営状況を含む。)の悪化等それらに関する外部評価の変化等を直接の原因として損失が生ずるおそれ(元本欠損リスク)、又は元 本を超過する損失を生ずるおそれ(元本超過損リスク)があります。 なお、信用取引又はデリバティブ取引等(以下「デリバティブ取引等」といいます。)を行う場合は、デリバティブ取引等の額が当該デリバ ティブ取引等についてお客様の差入れた委託保証金又は証拠金の額(以下「委託保証金等の額」といいます。)を上回る場合があると共 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