資料4(PDF:437KB)

資料 4
有毒植物の誤食による
食中毒について
小林保健所
衛生環境課衛生担当
有毒植物の誤食
病因物質別の事件数発生状況
全国(H27年)
サルモネラ属菌 2.0%
アニサキス
自然毒 その他
6.0%
7.0%
10.6%
総事件数
1,202件
ノロウイルス
40.0%
ブドウ球菌
2.7%
カンピロバクター
26.5%
その他の細菌
4.3%
病因物質別の患者数発生状況
全国(H27年)
自然毒
1.1%
アニサキス
0.6%
サルモネラ属菌
8.4%
その他
4.5%
ブドウ球菌
2.7%
カンピロバクター
総患者数
22,718人
ノロウイルス
65.5%
9.2%
その他の細菌
6.2%
平成28年有毒植物による
食中毒件数(疑いを含む)
6月1日現在(全国)
植物
事件数
患者数
うち死者
スイセン
10
41
1
バケイソウ
4
6
0
イヌサフラン
2
3
1
コバケイソウ
1
2
0
トリカブト
1
1
1
チョウセンアサガオ
1
1
0
ハシリドコロ
1
2
0
シキミ
1
1
0
タマスダレ
1
6
0
合計
22
63
3
年次別死者数推移
(全国)
(人)
10
8
6
細菌
4
ウイルス
植物性毒
2
動物性毒
0
23
24
25
26
27
28
(年)
H28年(6月1日現在)
昨年同時期との件数比較
(6月1日現在)
(人)
70
63人
60
50
約2倍
40
32人
事件数
30
20
12件
10
患者数
22件
うち死者
0人
3人
0
H27
H28
(年)
スイセン及びスノーフレーク
スイセン
スノーフレーク
(スズランスイセン)
【中毒症状】
食後30分以内で、吐き気、
嘔吐、頭痛など。
(スイセンでは、悪心、下痢、
流涎、発汗、昏睡、低体温な
どもある。)
【間違えやすい植物】
・ニラなど
(スイセンは、ノビルやタマネ
ギにも間違われやすい)
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死亡事例
 発生年月日
 発生場所
 原因食品
概 要
患 者
 主な症状
平成28年5月29日
北海道、家庭
スイセン
自宅の庭に生えていたスイセンを
ニラと誤って採取し、調理して喫食
したところ、食中毒症状を呈した後
に死亡した。
1名
下痢、嘔吐
9
バケイソウ
【中毒症状】
食後30分∼1時間程度で、
吐き気、嘔吐、呼吸困難、
痙攣、血圧低下など。
重症の場合は意識不明と
なり、死亡する。
オオバギボウシ
【間違えやすい植物】
・オオバギボウシ
・ギョウジャニンニク
アジサイ
【中毒症状】
食後30∼40分で、嘔吐、めま
い、顔面紅潮など
【原因】
刺身のツマのように、時々料
理に添えられることがある
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クワズイモ
【中毒症状】
摂食後すぐに発症。
悪心、嘔吐、下痢、麻痺、皮
膚炎など
【間違えやすい植物】
・サトイモなど
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指導・啓発事項
 家庭菜園や畑では、野菜と観賞植物を一緒に栽培しな
いようにする
 食用の野草と確実に判断できない植物は採らない
 誤採取しないよう、一本一本確認する
 野草を食べて体調が悪くなったら、すぐに病院に行く
◎ 特に高齢者は注意!!