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2016.08.15
www.monex.co.jp
フィナンシャル・インテリジェンス部 益嶋 裕
今週の注目ポイント
米国株 MARKET PICK UP
先週の米国株式市場-3 指数が揃って上昇し史上最高値を更新-
前週終値
ダウ平均
騰落幅
S&P500
騰落幅
ナスダック総合指数
騰落幅
8月8日
18,529.29
-14.24
2,180.89
-1.98
5,213.14
-7.98
18,543.53
2,182.87
5,221.12
8月9日
8月10日
18,533.05
+3.76
2,181.74
+0.85
5,225.48
+12.34
18,495.66
-37.39
2,175.49
-6.25
5,204.58
-20.90
8月11日
18,613.52
+117.86
2,185.79
+10.30
5,228.40
+23.82
8月12日
18,576.47
-37.05
2,184.05
-1.74
5,232.90
+4.50
週間騰落幅
週間騰落率
+32.94
+0.18%
+1.18
+0.05%
+11.77
+0.23%
NYダウ平均とナスダック総合指数の推移
<先週の概況>
先週の米国株式市場は、主要 3 指数が揃っ
て小幅に上昇し、各指数が史上最高値を更新
しました。
各指数は小幅な値動きが続きましたが、
11 日に大手百貨店の好決算や原油価格の上
昇を手がかりに大きく上昇し、3 指数同時に
史上最高値を更新しています。
(ドル)
(ポイント)
19,000
5,400
18,500
5,200
18,000
5,000
17,500
4,800
17,000
4,600
16,500
4,400
16,000
15,500
4,200
NYダウ平均(左軸)
ナスダック総合指数(右軸)
15,000
2015/01
4,000
2015/07
2016/01
2016/07
(出所)Bloombergのデータをもとにマネックス証券作成
米国株式市場バリュエーション
指数
予想PER(倍)
PBR(倍)
17.6
18.6
22.5
ダウ平均
S&P500
ナスダック総合指数
予想配当利回り
3.2
2.9
3.6
2.6%
2.1%
1.2%
(出所)Bloombergのデータをもとにマネックス証券作成(2016年8月12日時点)
NYダウ平均とナスダック総合指数の推移
(ドル)
ドル円と米国長期金利の推移
(ポイント)
19,000
5,400
18,500
5,200
18,000
ドル円(左軸)
米国10年債利回り(右軸)
125
120
2.1
4,800
17,000
4,600
16,500
16,000
NYダウ平均(左軸)
2.5
2.3
5,000
17,500
15,500
(%)
(円)
130
115
4,400
110
4,200
105
1.9
1.7
1.5
ナスダック総合指数(右軸)
15,000
2015/01
4,000
2015/07
2016/01
2016/07
(出所)Bloombergのデータをもとにマネックス証券作成
100
2015/01
1.3
2015/05
2015/09
2016/01
(出所)Bloombergのデータをもとにマネックス証券作成
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2016/05
米国株 MARKET PICK UP
業種別リターン
S&P500 業種別週間リターン
S&P500 業種別年初来リターン
電気通信サービス
電気通信サービス
0.2
情報技術
0.1
8.4
公益事業
9.4
生活必需品
3.7
金融
0
5
10
15
20
25
-0.6
ヘルスケア
-0.6
素材
-0.9
-0.1
-5
-0.1
金融
4.8
ヘルスケア
0.2
8.7
資本財・サービス
情報技術
0.5
資本財・サービス
10.7
一般消費財・サービス
0.7
一般消費財・サービス
13.3
素材
1.2
生活必需品
17.0
エネルギー
-10
エネルギー
19.9
公益事業
-6
30
-4
-2
0
2
4
6
(%)
(%)
(出所)Bloombergのデータをもとにマネックス証券作成
(出所)Bloombergのデータをもとにマネックス証券作成
ダウ平均採用銘柄
週間騰落率ランキング
値上がり率ランキング(8/8-8/12)
値下がり率ランキング(8/8-8/12)
ティッカー
銘柄名
週間騰落率(%)
ティッカー
銘柄名
週間騰落率(%)
CVX
シェブロン
1.6
DD
イー・アイ・デュポン・ドゥ・ヌムール
-2.3
PG
プロクター・アンド・ギャンブル
1.5
JPM
JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー
-1.5
KO
コカ・コーラ
1.3
PFE
ファイザー
-1.3
NKE
ナイキ
1.1
INTC
インテル
-1.2
DIS
ウォルト・ディズニー
1.1
IBM
IBM
-0.9
UTX
ユナイテッド・テクノロジーズ
1.0
JNJ
ジョンソン・エンド・ジョンソン
-0.8
BA
ボーイング
1.0
MRK
メルク
-0.8
MMM
3M
1.0
CSCO
シスコシステムズ -0.5
GS
ゴールドマン・サックス・グループ
0.7
HD
ホーム・デポ
-0.2
AAPL
アップル
0.7
AXP
アメリカン・エキスプレス
-0.2
(出所)Bloombergのデータをもとにマネックス証券作成
(出所)Bloombergのデータをもとにマネックス証券作成
<上昇>
ダウ平均採用の 30 銘柄中 15 銘柄が上昇しました。原油価格の上昇を受けシェブロン(CVX)
がダウ平均構成銘柄中トップの上昇率となりました。また、プロクター・アンド・ギャンブル(PG)、
コカコーラ(KO)、ナイキ(NKE)、ウォルト・ディズニー(DIS)など消費財関連銘柄の一角
が堅調でした。
<下落>
デュポン(DD)が 2%超下落しました。ダウ・ケミカル(DOW)との合併を巡って欧州委員
会が調査を始めたと発表したことで経営統合の先行きを懸念した売りが出ました。
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米国株 MARKET PICK UP
先週発表された主な経済指標
小売売上高(前月比)
7月
±0% 市場予想
小売売上高(自動車・ガソリン除く)
+0.4% 前月
+0.8%
7 月 -0.1% 市場予想
+0.3%
前月 +0.8%
12 日に発表された小売売上高は、市場予想を
小売売上高(自動車・ガソリン除く)
大きく下回るやや低調な内容でした。7 月の売
130
上高は市場予想の 0.4%増に対し前月比横ばい
125
にとどまりしたが、6 月分は 0.6%増→0.8%増
120
に上方修正されました。
115
また、変動の大きい自動車とガソリンを除い
4%
前月比・右軸
3%
2008年1月を100として指数化・左軸
2%
110
1%
105
た売上高は、前月比マイナス 0.1%と 1 月以来
半年振りに前月比マイナスとなりました。
0%
100
-1%
95
低調な結果を受け早期利上げ観測が後退し、
90
2008
-2%
2009
2010
2011
2012
2013
2014
2015
2016
(出所)トムソン・ロイターデータよりマネックス証券作成
金利低下・ドル安が進行しました。
今後発表される主な経済指標
7月
消費者物価指数(CPI・前年同月比)
市場予想
消費者物価指数(CPI コア指数・前年同月比)
16 日に 7 月分の消費者物価指数が発表さ
れます。市場予想ではヘッドラインが前年同
月比 1.0%の上昇、食品・エネルギーを除い
+0.9% 前月
+1.0%
市場予想 +2.3% 前月
+2.3%
CPI推移(コア・前年比)
(%)
2.5
2
たコア指数が前年同月比 2.3%の上昇と予想
1.5
されています。
利上げ判断にも大きな影響を与えるとみら
1
れるだけに、結果が注目されます。
0.5
0
2010
2011
2012
2013
2014
(出所)トムソン・ロイターデータよりマネックス証券作成
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2015
2016
米国株 MARKET PICK UP
マーケットビュー-FOMC 議事要旨と CPI に注目-
先週のマーケットビューでは、予想 PER の高さを根拠に利益確定売りが出やすい局面と記しまし
た。結果的に米国市場の主要 3 指数は利益確定売りをこなしながら小幅に上昇して史上最高値を更新
しました。
今週は機関投資家が夏季休暇に入りやすい期間とあって、方向感が出にくく小動きになりやすいと
みられます。こうしたなか、注目されるのは経済指標欄でご紹介した CPI の発表と 17 日に発表され
る連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨です。どちらも今後の利上げを巡る判断材料として注目
されます。
フィナンシャル・インテリジェンス部
益嶋 裕
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は、お客様ご自身の判断と責任でなさるようお願いいたします。本書の内容に関する一切の権利は当社にありま
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会等にはお応え致しかねますので、あらかじめご容赦ください。
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