まちづくりの話し合いをめぐって― 実践につながる言語研究と取り組みの

人工知能学会研究会資料
SIG-SLUD-504-05
まちづくりの話し合いをめぐって― 実践につながる言語研究と取り組みの紹介
村田和代(龍谷大学政策学部)
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従来のまちづくりは、行政主導のトップダウンで進められてきたが、近年、市民参加やマルチセクター
型の協働(partnership)によるボトムアップ型へと変容してきた。これに伴い、課題探究や政策策定の
プロセスで、市民参加型のセクターを超えた話し合いが行われることが多くなってきた。本講演では、
市民参加型のまちづくりをめぐる話し合い談話の特徴を、社会言語学的な視点から考察する。加えて、
話し合い談話の研究成果を取り入れながら進めてきた社会的な実践例(人材育成プログラムの開発・実施、
話し合いのデザイン等)について紹介する。本講演で紹介する取り組みを通して、実践につながる言語研
究や談話研究の可能性についても議論したい。
1.
市民参加型のまちづくりの背景
2.
まちづくりの話し合いの特徴:他のタイプと比較して
3.
ファシリテーターの言語的ふるまいからみる役割
4.
社会言語学の視点をとりいれた実践例(1)
:ファシリテーター育成プログラム
5.
社会言語学の視点をとりいれた実践例(2)
:話し合い能力育成プログラム
6.
社会言語学の視点をとりいれた実践例(3)
:コミュニケーションデザイン
7.
話し合いの可能性
8.
今後にむけて
謝辞
本研究は、龍谷大学 地域公共人材・政策開発リサーチセンター(LORC)の研究成果の一部である。
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