2015年度 年報

岡田義広 [email protected]
コンテンツ創成科学部門
附属図書館付設教材開発センター長(専任)
情報基盤研究開発センター(兼任)
サイバーセキュリティセンター(兼任)
大学院システム情報科学府・情報学専攻(担当教員)
■自己紹介
■代表的な研究業績とその内容
最終学歴:1993 年 3 月北海道大学大学院工学研究科
著者は、3 次元 CG 応用ソフトウェアに関する研究開
電気工学専攻博士後期課程修了。学位:博士(工学)
発を 1993 年から行っており、1995 年に北海道大学
北海道大学。職歴:1993 年 4 月北海道大学工学部電
の田中譲教授とともにインテリジェントボックス
気工学科助手、1997 年 4 月同大学大学院工学研究科
(IntelligentBox)とよぶ 3 次元 CG 応用ソフトウェア
電子情報工学専攻助手(改組)、1999 年 1 月九州大学
開発支援システムを提案した。インテリジェントボ
大型計算機センター助教授、2000 年 4 月より同大大
ックスは MagicCube+という名称ですでに 2001 年に
学院システム情報科学研究院情報理学部門発見科学
製品化されている。2002 年 11 月~2006 年 3 月には、
講座助教授、2009 年 4 月より同研究院情報学部門知
インテリジェントボックスを発展させた動的プログ
能科学講座准教授(改組)、2013 年 1 月から九州大
ラミング環境の研究を科学技術振興機構・戦略的創
学附属図書館付設教材開発センター教授、システム
造研究推進事業・さきがけ研究「協調と制御」領域
情報科学府情報学専攻担当教員、2015 年 4 月より同
において「実世界指向の具象化プログラミング」と
センター長。また、2014 年 7 月から情報基盤研究開
いうテーマで実施した。高度に没入感のあるインタ
発センター兼任、2014 年 12 月からサイバーセキュ
ラクションを目指した仮想世界-実世界間プログラ
リティセンター兼任、現在に至る。その間、2002 年
ミング環境の研究である。現在は、インテリジェン
11 月~2006 年 3 月科学技術振興機構さきがけ研究
トボックスを基盤として用いた種々の応用研究を行
「協調と制御」領域研究員(兼任)、2011 年 8 月より
っている。
財団法人九州先端科学技術研究所(ISIT)特別研究員
(兼任)
、2013 年 12 月より佐賀県「先進的 ICT 利活
■従事しているプロジェクト等
用教育推進事業」外部アドバイザー、2014 年 5 月よ
◆総務省「国際連携によるサイバー攻撃予知・即応
り大学 ICT 推進協議会 IT ベンチマーキング部会主査、
プロジェクト『PRACTICE』
」(ISIT)[1]
2015 年 11 月より国立歴史民族博物館共同研究「総
図 1 に示す 3 次元 CG を用いた時系列および多次元デ
合資料学の構築のための方法論分析」研究員、2015
ー タ の 動 的 可 視 化 解 析 ツ ー ル で あ る Parallel
年 10 月より国立情報学研究所・学術情報ネットワー
Coordinates 版 Time-tunnel の 機 能 を 拡 張 し た
ク運営・連携本部 クラウド作業部会員。情報処理学
2Dto2Dvisualization とよぶ機能を使ってネットワ
会・電子情報通信学会各会員。
ークトラフィックデータの可視化解析を行ってい
受賞等:平成 25 年度日本学術振興会科学研究費審査
る。
委員表彰、平成 22 年度九州大学研究活動表彰、
◆文部科学省「社会システム・サービス最適化のた
NBiS2009 国際会議ベストペーパー賞など。
めのサイバーフィジカル IT 統合基盤の研究」(NII・
北大・阪大・九大)[2]
図 1:2Dto2Dvisualization の画面
図 3:対話型ウェブ副教材の画面
研究開発を実施している。2012 年度に医学部学生・
図 2:Cubic Gantt Chart の画面
Parallel Coordinates 版 Time-tunnel やインテリジ
ェントボックスを用いて、多種多様な実世界のセン
シングデータを可視化解析することにより安全・安
心で高効率な社会活動を誘導する仕組みについて研
究開発を実施している。
システム情報科学府学生と協働で開発した Web 版骨
学教材を開発した。2013 年度には細菌学、2014 年度
には解剖学を学習するためのシリアスゲーム[6,7]
の開発を行った。また、図 3 に示すような人文科学
研究院の教員・学生とともに日本史学・宮中儀礼を
学習する副教材の開発[8]などを実施している。
◆国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)の委託
研究「デジタル教科書を中心とした教育ビッグデー
タの利活用に関する研究プロジェクト」
(九州大学・
京セラ丸善システムインテグレーション)[3]
学習履歴データの可視化ツールについて研究開発を
行っている。図 2 は、Cubic Gantt Chart とよぶ Gantt
Chart の 3 次元版可視化ツールの画面である。
◆平成 26 年度畜産・酪農生産力強化緊急対策事業・
肉用牛繁殖性向上緊急対策(繁殖性向上に資する情
報の測定・分析技術の実証)(スマート畜産を考える
協議会)[4]
ICT を活用した肉用牛の体形・体重の簡易測定・分
析技術について研究開発を実施している。
■URL 等
[1] http://itslab.inf.kyushu-u.ac.jp/cyber/jp/
project.html
[2] http://www.mext.go.jp/b_menu/boshu/detail/
attach/1329306.htm
[3] https://sites.google.com/site/9booklooper/
[4] http://jlta.lin.gr.jp/news/kiji/H27_3_9_ne
ws.html
[5] http://www.icer.kyushu-u.ac.jp
[6] http://www.icer.kyushu-u.ac.jp/pandp_app_s
aikin
[7] http://www.icer.kyushu-u.ac.jp/pandp_app_a
natomy
■最近の話題
著者は、2011 年 4 月から附属図書館付設教材開発セ
ンター[5]の協力教員となり、2013 年 1 月から専任
教授を務めている。コンテンツデザイン部門に所属
し、3 次元 CG 等の ICT を活用した双方向型電子教材
開発のための講習会や電子教材開発支援システムの
[8] http://www.icer.kyushu-u.ac.jp/girei
■発表論文[全リスト]
http://goemon.i.kyushu-u.ac.jp/OkadaLab/mo
dules/okadalab/publication.php
■研究室ホームページ
http://goemon.i.kyushu-u.ac.jp/OkadaLab/