3PARストレージの接続性を有効化

3PAR ストレージの接続性を有
効化
目次
Call Home が機能するためのネットワークの前提条件 ................................................................................................................................................... 2
HPE 3PAR アレイ上でのインバウンド/アウトバウンド接続の構成に関するファイアウォール/
ポート要件........................................................................................................................................................................................................................................................................... 2
ファイアウォール/ポート要件:................................................................................................................................................................................................................ 2
追加の注記: サービスプロセッサーから InServ への通信 ..................................................................................................................................... 2
Call Home がセットアップされて動作しているかどうかの検証方法.......................................................................................................... 3
3PAR システム/アレイから Call Home を検証 ......................................................................................................................................................................... 3
Call Home が Secure Network Mode で構成されていない場合................................................................................................................................. 5
構成が正しくセットアップされるように HPE 3PAR に通知 (特に新規インストールの場合)............................ 7
リファレンスガイド
リファレンスガイド
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Call Home のメリット
サービスプロセッサーは、システムヘルス情報、構成データ、パフォーマンスデータ、システムイベントなどの診断
情報を、リモート診断分析やプロアクティブな障害検出を目的として 3PAR Central に定期的に転送します。
データが高い頻度で転送されて、履歴ベースで一元的に保持されることで、応答の遅れを招きがちなオンサイトでの
データ収集や分析に依存することなく、迅速かつ一貫した分析と問題解決が可能になります。
InServ により生成されたすべてのクリティカルアラートは 3PAR Central に即座に転送されて、分析および (必要な場合は)
迅速な応答に使用されます。
Call Home が機能するためのネットワークの前提条件
HPE 3PARアレイ上でのインバウンド/アウトバウンド接続の構成に関するファイアウォール/ポート
要件
アウトバウンド接続は、リモート診断を目的とするアラート、InServ、SP ログファイル、構成ファイルなどの診断デー
タの転送に必要です。インバウンド接続は、認可された HPE 3PAR サポート担当者が SP および InServ にリモートアク
セスするために必要です。
以下に示すのは、診断データ転送 (アウトバウンド) およびリモートアクセス (インバウンド) のために、SP と HPE-3PAR
Connection ポータル間の通信に使用されるモードです。
Secure Network Mode (SP OS 4.1.0 GA-97 (MU2) 以上の SP の場合)。
ファイアウォール/ポート要件:
ネットワーク要件
SECURE NETWORK MODE
3PAR サポートポータルの IP アドレス
ご使用の DNS サーバーで、remote3par.houston.hp.com から
15.201.225.95 への名前解決を許可する必要があります。
アウトバウンド接続
サービスプロセッサーIP と次の IP アドレスとの間で、ポート
443 (https) を開く必要があります (アウトバウンド)。
remote3par.houston.hp.com—15.201.225.95
インバウンド接続
サービスプロセッサーIP と次の IP アドレスとの間で、ポート
443 (https) を開く必要があります (アウトバウンド)。
remote3par.houston.hp.com—15.201.225.95
g4t2481g.houston.hp.com—15.201.200.205
g4t2482g.houston.hp.com—15.201.200.206
g9t1615g.houston.hp.com—15.240.0.73
g9t1616g.houston.hp.com—15.240.0.74
追加の注記: サービスプロセッサーからInServへの通信
HPE-3PAR サポートポータルへのリモート接続には関係ありませんが、InServ とサービスプロセッサーが異なる IP ネッ
トワーク上に配置され、両者の間に IP ファイアウォールが存在する場合は、InServ とサービスプロセッサー間の通信
のために以下のポートを開く必要があります。
ポート 22 (SSH) – このポートは、プログラム駆動型のサービススクリプトの配置と実行、および診断データのアーカイ
ブ収集 (InSplore と呼ばれます) のために使用されます。
ポート 2540 (CLI) – このポートは、システムヘルス情報、構成データ、およびパフォーマンスデータの収集に使用され
ます。
ポート 5781 (Event Monitor) – このポートは、InServ 上のシステムイベントのモニターに使用されます。
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Call Home がセットアップされて動作しているかどうかの検証方法
3PARシステム/アレイからCall Homeを検証
オプション 1:
Web ブラウザーにサービスプロセッサーの IP アドレスを入力することにより、SPOCC を開きます。
左側のメニューで[Support (サポート)]をクリックし  [SP Control (SP 制御)]メニューから  [File Transfer Monitor (ファイ
ル転送モニター)]を選択します。
図 1: SPOCC-Support ページのスクリーンショット
図 2: SP File Transfer Monitor のスクリーンショット
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オプション 2:
CLI セッション (SSH) を確立しているサービスプロセッサーにログインします。
[Spmaint (SP メンテナンス)]メニューで、オプション 1  (SP Control Status (SP 制御ステータス)) を選択し  次にオプシ
ョン 6  (File Transfer Monitor (ファイル転送モニター)) を選択します。
図 3: SP Control メニューのスクリーンショット
図 4: SP File Transfer Monitor のスクリーンショット
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HPE のコレクターサーバーへのファイル転送が行われている場合は、SSAgent アップロードキューに、キュー内が空
になりつつあることが示されます。
Call HomeがSecure Network Modeで構成されていない場合
次のスクリーンショットは、Secure Network Mode で構成されていない SP 上のファイル転送モニターを示したものです。
図 5: Secure Network Mode で構成されていない SP File Transfer Monitor のスクリーンショット
注記
サービスプロセッサー上で Call Home が構成されていない場合、SSAgent キューは表示されません。
Call Home の構成方法 – 構成されていない場合
デバイスを Secure Network Mode に構成するには、以下の手順を実行します。
SP Mode から Secure Network Mode モードへの移行
1. Spvar として SP にログインします (パスワードを要求されます)。
2. SPMAINT メインメニューで「2」(Network Configuration (ネットワーク構成)) と入力し、ENTER キーを押します。
3. 「2」(Connection Portal control (接続ポータル制御)) と入力し、ENTER キーを押します。
4. 「A」(Activate Secure Network Mode (Secure Network Mode をアクティブ化)) と入力してモードをアクティブ化し、画
面上の指示に従います。
詳細なインストール手順は、以下のとおりです。
SP Mode から Secure Network Mode への移行:
1. Spvar として SP にログインします (パスワードを要求されます)。
2. SPMAINT メインメニューで「2」(Network Configuration (ネットワーク構成)) と入力し、ENTER キーを押します。
3. 「2」(Connection Portal control (接続ポータル制御)) と入力し、ENTER キーを押します。
4. 「A」(Activate Secure Network Mode (Secure Network Mode をアクティブ化)) と入力してモードをアクティブ化し、
ENTER キーを押します。
5. 後続のメッセージ要件を確認して「Y」と入力し、ENTER キーを押します。
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6. ドメインサーバーに割り当てられた静的 IPv4 アドレスまたは「none」と入力し、ENTER キーを押します。
7. システム構成要件に従って画面上の指示に適切に応答することにより、3PAR Secure Service Policy Manager と 3PAR
Secure Service Collector 間の通信を許可します。「yes」を選択した場合は、3PAR Secure Service Policy Manager の IP アド
レスおよびその他の詳細情報を入力してください。
8. 「yes」と入力して、サービスプロセッサーへのリモートアクセスを許可します。
9. データが正しいことを確認し、「yes」と入力して続行します。
10. SSAgent と通信できるように、「1」と入力して 3PAR Secure Service Collector Server のタイプを割り当てます。
11. プロキシサーバーに 3PAR Secure Service Collector Server への接続を要求しない場合は、「no」と入力します。「yes」
を選択した場合は、後続の質問に従ってプロキシサーバーの詳細情報を入力してください。
12. データが正しいことを確認し、「yes」と入力して続行します。SP により 3PAR Secure Service Collector Server との通信
が初期化されて、通信アクセスのための構成設定が完了します。
図 6: ステップ 12 の後の画面出力例
システム通信の構成が完了すると、「Press ENTER to exit (ENTER キーを押して終了してください)」メッセージが表示さ
れます。
図 7: Secure Network Mode 変換の完了
注記
Call Home のセットアップに関して何らかの技術的支援が必要な場合は、HPE サポートに連絡して、SP 接続のためのチ
ケットをログに記録してください。
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構成が正しくセットアップされるようにHPE 3PARに通知 (特に新規インストールの場合)
関連する HPE システムにデバイスが正しく追加されるように、HPE サポートに以下の詳細をお知らせください。
お知らせいただきたい情報は、以下のとおりです。
1. お客様名
2. お客様住所:
番地、市区町村、
都道府県
郵便番号
国
3. HPE システムシリアル番号 - 例: USExxxxxxx、SGHxxxxxxx、CZxxxxxxx
4. SP (サービスプロセッサー) ID – 注記: SP ID は HPE InServ の筐体上で確認できます。また販売注文書にも記載されてい
ます。
5. HPE 販売注文書または購入注文書の番号 - 例: 26Z023227001、24Z036117001、24Z047248001
6. お客様の HPE パスポート ID/ユーザー名 - HPE パスポート ID を使用すると、HPE サポートセンターにログインして、
ご使用の 3PAR デバイスを Insight Online 上で確認できます。HPE パスポートを取得するには、ここをクリックしてく
ださい。
詳細については、
hpe.com/servicesをご覧ください。
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4AA5-1582JPN, 2015 年 12 月, Rev. 1