ア イ ・ユ ー ・ケ イ ソ リ ュー シ ョ ン

2016年(平成28年)7月25日 月曜日
セキュリティ市場調査(2015年実績と2020年予想)
国内セキュリティソフトウェア市場 売上額予測
ソフトウェア製品とアプライアンス製品を合わせたセキュリティ製品の市場は、2015年~2020年の年間平均成長率
(CAGR:Compound Annual Growth Rate)が4.7%で、市場規模は2015年の2,699億円から2020年には
3,403億円に拡大するとIDCでは予測しています。また、コンサルティングやシステム構築、運用管理、教育/トレーニング
サービスを含むセキュリティサービスの市場は、2015年~2020年のCAGRが5.2%で、市場規模は2015年の6,811億円
から2020年には8,757億円に拡大すると予測しています。
アイ・ユー・ケイ【みにそっく】で見える化したらマルウェア対策
単独製品では運用対策にならないのではないでしょうか。
IDCでは、セキュリティ市場を「セキュリティソフトウェア市場」「セキュリティアプライアンス市場」の「セキュリティ製品市場」と、「セ
キュリティサービス市場」のセグメントに分類して調査/分析を行っています。このうち、2016年の国内セキュリティソフトウェア
市場は、クラウドやモビリティ、ビッグデータ/アナリティクス、ソーシャル技術を活用した第3のプラットフォームへの移行と標的型
サイバー攻撃の対策需要によって、セキュリティソフトウェア市場全般でニーズが高まり、前年比成長率は4.3%と予測します。
2017年以降は、2019年に開催されるラグビーワールドカップや2020年に開催される東京オリンピック/パラリンピックでの重
要な社会インフラへのサイバー攻撃の対策需要と、マイナンバー法や改正個人情報保護法の法規制による個人情報への
保護対策強化によって、同市場に対する需要が拡大するとみています。このことから同市場の2015年~2020年における
CAGRは4.8%で、市場規模は2015年の2,246億円から2020年には2,838億円に拡大すると予測しています。
2016年の国内セキュリティアプライアンス市場は、標的型サイバー攻撃の対策需要が引き続き高く、多層防御を備えた
UTM(Unified Threat Management)が拡大しますが、ファイアウォール/VPN(Virtual Private Network)は
UTMへの移行が進み軟調であることから、前年比成長率は2.4%と予測します。2017年以降は、セキュリティソフトウェア
市場と同様、2019年に開催されるラグビーワールドカップや2020年に開催される東京オリンピック/パラリンピックでの重要
社会インフラへのサイバー攻撃の対策需要と、マイナンバー法や改正個人情報保護法の法規制による個人情報への保護
対策強化によって、同市場に対する需要が拡大するとみています。同市場の2015年~2020年におけるCAGRは4.5%で、
市場規模は2015年の454億円から2020年には566億円に拡大すると予測しています。
2016年の国内セキュリティサービス市場は、標的型サイバー攻撃の対策需要よって拡大するUTMやIDS/IPS
(Intrusion Detection System/Intrusion Protection System)、サンドボックスエミュレーション技術を活用した
非シグネチャ型外部脅威対策製品向けの導入/構築や監視などのセキュリティサービスのニーズが高く、前年比成長率は
4.3%と予測します。2017年以降は、オンプレミス環境とクラウド環境の両方を組み合わせたハイブリッド環境の進展によっ
て境界防御によるセキュリティ対策が難しくなってくることから、第3のプラットフォームのテクノロジーで構築されたクラウド型セ
キュリティゲートウェイを中核としたセキュリティシステムへのニーズが高まり、それに伴って導入/構築/運用サービスの需要が
拡大するとIDCではみています。同市場の2015年~2020年におけるCAGRは5.2%で、市場規模は2015年の6,811
億円から2020年には8,757億円に拡大すると予測しています。
ソーシャル技術、モビリティ、ビッグデータ/アナリティクス、クラウドという第3のプラットフォームテクノロジーによって実現されるデ
ジタル変革(DX:デジタルトランスフォーメーション)によって、ITシステムはオンプレミス環境とクラウド環境の両方を組み合
わせたハイブリッド環境へと変化することで、社内イントラネットとインターネットの境界がなくなり、境界防御が難しくなります。ま
た、社内/社外に関わらずさまざまなエンドポイントデバイスから情報資産を活用する機会が多くなり、社外からの情報資産
の利用は、社内イントラネットと同様のセキュリティポリシーでアクセスさせる必要があります。「セキュリティソリューションのサプラ
イヤーは、オンプレミスのセキュリティシステムとクラウド型セキュリティゲートウェイソリューションを組み合わせたハイブリッドソリュー
ションを訴求すべきである。これによって、社内イントラネットとインターネットとの境界がなくても、セキュリティゲートウェイを経由
することで防御が可能となる」とIDC Japan ソフトウェア&セキュリティ リサーチマネージャーの登坂 恒夫は述べています。
IUK
ソリューション
・ 2015年のセキュリティ製品市場規模は前年比5.5%増の2,699億円。
2015年~2020年の年間平均成長率は4.7%、2020年には3,403億円と予測
・ 2015年のセキュリティサービス市場規模は6,811億円、前年比成長率5.5%。
2015年~2020年の年間平均成長率は5.2%、2020年には8,757億円と予測
・ オンプレミスのセキュリティシステムとクラウド型セキュリティゲートウェイソリューションを組
み合わせたハイブリッドソリューションの訴求が重要
BrightCloud® IP レピュテーション for Palo Alto Networks
未知の悪質なIP脅威から企業ネットワークを守る
Vol.05
編集長 飯塚 浩一
FFR Yarai導入済ならびにご検討の皆様へお勧め!SMLマルウエアトレースのご紹介
SMLと連携するセキュリティ製品が検知したマルウェア情報をトリガーに、SMLのログを分析することにより、そのマル
ウェアの侵入経路や拡散状況をグラフィカルに表現するソフトウェアです。
CloudLockは、重要ファイルの暗号化、そして
クラウドサービス上でのユーザーの振る舞いをほ
ぼリアルタイムに監視・分析するツール。
コンプライアンス上のリスクが高い挙動が見つか
るとデータのオーナーや管理者への通知を行い、
不適切な共有や操作に対する制約をかけるこ
とができます。
仮想化健康診断プログラム
【vSphere optimization assessment】
「仮想化健康診断」は、見込み顧客の発掘から、アセスメ
ント・レポート作成までに必要な手順を取りまとめたプログラ
ムです。「仮想化健康診断」を活用することで、潜在的な
顧客の課題を可視化し、それを解決するための提案を顧
客データを元に行います。お客様に置けるメリットは、
ソフトウェアの更新時、環境/運用を見直す
ハードウェアの更新時、正しいサイジングの確認
キャパシティ プランニング
現在の環境を可視化することによる、運用コストの
改善/削減を試みる
⑤ パフォーマンス向上のための改善を試みる
①
②
③
④