生活支援コーディネーター 配置事業者募集要項

生活支援コーディネーター
配置事業者募集要項
平成28年7月
大阪市
事務局
住所
電話
FAX
E-Mail
: 大阪市福祉局高齢者施策部高齢福祉課
: 〒530-8201
大阪市北区中之島1-3-20 (大阪市役所2階)
: 06-6208-8026
: 06-6202-6964
: [email protected]
第1章
事業の概要
1 事業の目的
高齢化の進展に伴い、ひとり暮らし高齢者や高齢者夫婦のみの世帯が増加し生活支援の必要性が増
加する中で、多様な生活支援サービスが利用できるような地域づくりが重要となり、平成 26 年の介護保
険法の改正により、地域資源の把握・ネットワーク化やボランティア等の生活支援の担い手の養成・発掘
等の地域資源・サービスの開発などを行う「生活支援コーディネーター」の配置が、介護保険法の地域支
援事業に「生活支援体制整備事業」として位置づけられたところである。
本市においては、平成 27 年度より、3区において生活支援コーディネーターをモデル的に配置し取組
みを進めており、平成 28 年度は引き続き3区において実施するとともに、5区に追加配置し、多様な主体
による生活支援・介護予防サービスの充実を図るものである。
2
生活支援コーディネーター業務内容
(1)地域資源の把握・ネットワーク化
区の中でも地域ごとに生活環境や資源、人口の構成等が異なることから、地域ごとの資源とニーズを
把握するとともに、そのニーズを解決する地域資源の開発につなげる取組みとして、町会等の住民組織、
ボランティア団体、民間企業、NPO法人等で構成される協議体を組織し、定期的な情報・意見交換会を
開催する。
(2)地域資源・サービスの開発
ボランティア団体等の活動団体へ働きかけることにより、協議体での情報交換により把握したニーズに
応じたサービスが提供できる団体を確保する。
また、地域資源の不足している地域においては、町会の掲示板に広報チラシを掲示するなどにより、
ニーズに応えられる新たな担い手の発掘に取り組む。
(3)活動の場の発掘・開発
既存福祉施設の交流スペースや商店街の空き店舗、古民家、地域集会所、老人憩の家等に赴き、各
地域でのニーズに応じたサービスが提供できる活動の場を確保するとともに、利用調整を行う。
(4)サービス実施情報の提供・周知
上述の調整により生活支援サービスの実施情報(日時・場所・内容・実施団体・連絡先等)をリストにま
とめ、自治会のチラシへの掲載や各地域で開催される講座・教室等での周知、サロン等の実施主体への
働きかけ等を通じ、利用者への周知に取り組む。
(5)本市への報告
上記の活動の結果を踏まえ、下記項目について、本市へ報告する。
①上記(1)~(4)の活動の結果報告
地域での支援ニーズを把握し作成した地域資源マップや既存の活動団体を訪問したり各地域の
講座等を活用して周知したりした結果を報告書にまとめ、本市へ定期的に報告する。
②既存サービスの検証
既存のサービスのネットワーク化だけではまかなえない高齢者の生活支援ニーズを満たすための
方策、高齢者の社会参加を推進する方策について、本市へ報告する。
③第1層協議体の構成・運営方法の検証
第1層の協議体について、既存の会議の活用が可能か、もしくは協議体を新設するべきか、等、
その設置に際しての構成・運営方法を検証し、本市へ報告する。
④第2層の生活支援コーディネーターの配置にかかる検証
既述のとおり、区レベル(第1層)で地域資源の開発や関係者間のネットワーク化を役割とする生
活支援コーディネーターが、地域レベルでの支援ニーズを把握して吸い上げ、サービス実施主体の
発掘を行い、次に、日常生活圏域(第2層)の生活支援コーディネーターが地域の支援ニーズとサ
ービス提供主体の活動をマッチングすることにより、高齢者に必要なサービスが提供される。しかし
ながら、区によって規模や地域性が異なるため、第2層の生活支援コーディネーターの必要性や配
置単位について、地域性を勘案しながら検証し、本市へ報告する。
3
事業実施区
此花区、東成区、生野区、東住吉区、平野区
4
募集事業者
各区1法人
5
契約期間
平成28年9月1日(契約締結日)~平成29年3月31日まで
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本事業実施上の留意事項
(1)本市からの依頼に応じ、会議や研修等に参加させること。
(2)生活支援コーディネーターの活動状況等について、本市あてに事業実施状況の報告(本市の求めに
応じ随時)を行うこと。また、必要に応じて事業実施状況に関する調査に協力すること。
(3)公正・中立性の確保
業務の遂行にあたっては公正・中立性を確保しなければならない。
(4)情報公開への対応
受託者は、「大阪市情報公開条例」の趣旨をふまえ、事業の運営に関する情報を公開するため、必要
な措置を講じなければならない。
(5)苦情処理体制の整備
苦情処理にあたっては対応マニュアルの整備、責任者の明示など適切に体制を整備すること。
(6)再委託の禁止
業務の全部を第三者に委託し請け負わせることはできない。
7
情報の保護について
本業務において個人情報を取り扱う場合は、市民の個人情報保護の重要性に鑑み、大阪市個人情報
保護条例の趣旨を踏まえ、各条項の規定を遵守し、また、受託者の従事者にも各条項の規定を遵守させ、
次に掲げる個人情報保護の措置を講じること。
(1)関係者すべてにおいてデータ保護及び機密保護等に関して適切な措置を講じるとともに、本委託業務
に係る個人情報について、第三者への提供を禁止すること。
(2)個人情報の管理方法および管理場所等の報告をすること。
(3)本委託業務に関して取得し、又は作成した個人情報が記録されている文書、図面又は電磁的記録の
複写及び複製を禁止すること。
(4)本委託業務を受託し、又は受託していた業務に従事している者又は従事していた者は、その業務に関
して知り得た個人情報の内容をみだりに他人に知らせ、又は不当な目的の利用について禁止するこ
と。
(5)必要に応じて、本市職員による立ち入り検査を受けること。
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その他
契約締結後、当該契約の履行期間中に受託者が大阪市契約関係暴力団排除措置要綱に基づく入札
等除外措置を受けたときは、契約の解除を行う。
第2章 応募について
1
応募資格
募集する各区において、地域における助け合いや生活支援等サービスの提供実績を有し、または、中
間支援を行う団体等であって、地域でコーディネート機能を適切に担うことができる団体等。
(特定の資格要件は定めないが、市民活動への理解があり、多様な理念を持つ地域のサービス提供主
体と連絡調整できる立場の者であって、団体の活動の枠組みを超えた視点、地域の公益的活動の視点、
公平中立な視点を有することが適当。)
また、次の(1)~(5)の全てを満たす法人であること。
(1)地方自治法施行令(昭和 22 年政令第 16 号)第 167 条の 11 第1項において準用する同令第 167 条の
4の規定に該当しない者であること。
(2)平成 27・28 年度本市入札参加資格者名簿に登録している者については、参加申請時において、大阪
市競争入札参加停止措置要綱に基づく停止措置を受けていないこと。
(3)平成 27・28 年度本市入札参加資格者名簿に登録されていない者については、平成 28 年7月 29 日現
在において、引き続いて1年以上営業等を行っており、かつ納税義務者にあっては、消費税及び地方
消費税、市町村民税及び固定資産税を完納していること。
(4)大阪市契約関係暴力団排除措置要綱に基づく入札等除外措置を受けていないこと及び同要綱別表
に掲げるいずれの措置要件にも該当しないこと。
(5)役員等(その法人の役員又はその支店若しくは営業所(常時契約を締結する事務所をいう。)を代表す
るものをいう。)で、暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律(平成3年法律 77 号)第2条第2
号に規定する団体(以下「暴力団」という。)の構成員(暴対法第2条第6号に規定するもの)に該当する
者がいないこと。
2
失格事由
次のいずれかに該当した場合は、審査・選定の対象から除外する。
(1)審査・選定に関する不当な要求等を申し入れた場合
(2)選定委員に対して、直接、間接を問わず、故意に接触を求めた場合
(3)提出書類に虚偽の記載があった場合
(4)受付期間内に提出書類等が提出されない場合
(5)本募集要項に違反又は著しく逸脱した場合
(6)その他選定結果に影響を及ぼすおそれのある不正行為を行った場合
3
受付日
平成 28 年8月 22 日(月)~8月 23 日(火)
午前9時 00 分~午後5時(午後0時 15 分~午後1時までを除く)
4
応募方法
(1) 応募書類
「生活支援コーディネーター配置事業者応募書類」のとおり
※ただし、追加書類の提出を求める場合がある。
(2) 提出方法
「3 受付日」の時間中に次の場所に必ず持参により提出すること(郵送等は受け付けない)
【受付場所】
大阪市北区中之島1丁目3番 20 号 大阪市役所2階
大阪市福祉局高齢者施策部高齢福祉課
担当:大津・石田
(3)提出必要部数
10部(正本1部、副本9部)
なお、副本9部については、匿名性を確保するため、応募事業者の名称及び代表者氏名について、
マスキング(匿名化)処理を行うこと。
5
募集説明会
下記のとおり、募集説明会を開催する。なお、説明会に参加しない団体等も応募は可能である。
(1) 日
時
平成28年8月18日(木)
午前10時00分~(午前9時30分から受付開始)
(2) 場
所
大阪市役所 地下1階 第3会議室
〒530-8201
大阪市北区中之島1丁目3番20号
(3) 参加人数
1法人2名までとする。
(4) 参加申込
「生活支援コーディネーター配置事業者募集説明会参加申込書(別紙1)」に必要事項を記入の
上、平成28年8月12日(金)午後5時までに大阪市福祉局高齢福祉課あて持参またはFAX、電子メ
ールにて送付すること。
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質問事項
質問事項がある場合は、「生活支援コーディネーター配置事業者募集に関する質問票(別紙2)」に記
入の上、平成28年8月12日(金)午後5時までに大阪市福祉局高齢福祉課あて持参またはFAX、電子メ
ールにて送付すること。受け付けた質問に対する回答は、8月16日(火)に大阪市ホームページの「生活
支援コーディネーター配置事業者を募集します」に掲載する。説明会当日の質問については、時間の関
係上、原則受付けませんので、期日までに「生活支援コーディネーター配置事業者募集に関する質問
票(別紙2)」に記入し提出すること。
第3章
1
委託料・契約等について
委託料
【平成 28 年9月1日(契約締結日)から平成 29 年3月 31 日における委託料】※
・各区とも
金4,194,607円(消費税非課税)(※)
※なお、委託料には、事業実施にかかる人件費及び物件費を含む。
2
委託料の支払い
委託料の支払い方法については、受託者が確定後、本市と受託者が協議し契約書に定める。また、
契約の支払いについては、受託者の請求に基づき支払うこととする。
3
費用分担
受託者が業務を遂行するにあたり必要となる経費は、契約金額に含まれるものとし、市は契約金額以
外の費用を負担しない。
4
契約の方法
大阪市契約規則の規定に基づき、委託契約を締結する。契約内容は本市と協議のうえ、仕様書及び
企画提案書に基づき決定する。
なお、契約の締結に際し、万一、応募書類の記載内容に虚偽の内容があった場合は、契約締結をし
ないことがあるほか、大阪市競争入札参加停止措置要綱に基づく停止措置を講じることがある。また、本
市が被った損害について、賠償請求を行うことがある。
5
契約保証事項
本契約の締結にあたっては、「大阪市契約規則」第37条の規定に基づき、契約保証金(契約金額の
100分の5)の支払いが必要となる。ただし、大阪市契約規則第37条の第1項第1号又は第3号に該当す
るときは、契約保証金を免除する。また、保証人は不要とする。
第4章 選定について
1
選定方法
本企画提案の審査については、「大阪市生活支援コーディネーター配置事業受託事業者選定会議」
で行い、その意見を受けて選定する。
審査の結果、合計点数が最も高い事業者を委託候補として選定する。
ただし、合計点数が満点の5割に満たない場合、または 1 項目でも0点があった場合は、適切な法人と
は認められず、委託候補として選定しない。
2
選定基準
(1) 基本的な考え方
選定については、資格要件審査と、提案審査を行う。
資格要件審査については、提出された応募書類等により、(2)資格要件審査項目に掲げる各要件を
満たしているかどうかを審査する。1項目でも要件を満たさない場合は提案審査の対象としない。
また、評価点が最も高い法人が複数あった場合は、(3)提案審査評価項目の「評価項目」中、「2 企
画提案書」の得点が高い方とする。左記において最も高い法人が複数あった場合は、(3)提案審査評価
項目の「評価項目」中、「4 活動の実績」の得点が高い方とする。
提案審査については、資格要件審査により要件を満たしていると認められた法人を対象に、(3)提案
審査評価項目に掲げる評価項目について、応募書類の内容を評価材料として評価する。また、下記のと
おり、面接審査を予定しており、詳細日時・場所については、応募法人に別途通知する。
(1) 日
時
平成28年8月24日(水)~29日(月)のいずれかの日
(2) 場
所
大阪市役所内会議室
〒530-8201
大阪市北区中之島1丁目3番20号
(2)資格要件審査項目
審査項目
1
地方自治法施行令(昭和22年政令第16号)第167条の11第1項において準用する同令第167条
の4の規定に該当しない者であること。
2
平成27・28年度本市入札参加資格者名簿に登録している者については、参加申請時におい
て、大阪市競争入札参加停止措置要綱に基づく停止措置を受けていないこと。
3
平成27・28年度本市入札参加資格者名簿に登録されていない者については、平成28年7月29
日現在において、引き続いて1年以上営業等を行っており、かつ納税義務者にあっては、消費税
及び地方消費税、市町村民税及び固定資産税を完納していること。
4
大阪市契約関係暴力団排除措置要綱に基づく入札等除外措置を受けていないこと及び同要
綱別表に掲げるいずれの措置要件にも該当しないこと。
5
役員等(その法人の役員又はその支店若しくは営業所(常時契約を締結する事務所をいう。)
を代表するものをいう。)で、暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律(平成3年
法律77号)第2条第2号に規定する団体(以下「暴力団」という。)の構成員(暴対法第2条第
6号に規定するもの)に該当する者がいないこと。
6
次の要件に該当しないこと。
(1)審査・選定に関する不当な要求等を申し入れた場合
(2)選定委員に対して、直接、間接を問わず、故意に接触を求めた場合
(3)提出書類に虚偽の記載があった場合
(4)受付期間内に提出書類等が提出されない場合
(5)本募集要項に違反又は著しく逸脱した場合
(6)その他選定結果に影響を及ぼすおそれのある不正行為を行った場合
(3)提案審査評価項目
評価項目
1
評価の視点
受託にあたっての基本方針
<業務目的および業務内容の理解度>
(趣旨と目的の理解度)
・業務の趣旨・目的を理解しているか
配点
30 点
<本業務実施にかかる具体的内容>
2
企画提案書
3
運営基盤
・業務の目的を達するための取り組みの具
体性
・業務を円滑に進めるにあたり十分な実施
体制であるか
<運営基盤>
・確実に遂行できる運営基盤であるか
30 点
10 点
<活動実績>
4
活動の実績
・中間支援活動の実績があるか
30 点
・地域福祉活動の実績があるか
計
100 点
第5章 選定後について
1
選定結果の通知及び公表
選定結果は、全応募法人に通知するとともに、選定結果の概要を大阪市ホームページへの掲載等に
より公表する。
2
受託予定法人との協議・契約
本市は、選定後、受託予定法人と細目を協議し、委託契約を締結する。
なお、選定後の受託の辞退は原則として認めない。また、受託の辞退により本市に損害が生じた場合
は、その費用を請求する場合がある。
第6章 その他
1
費用負担
応募に関して必要となる費用は、応募法人の負担とする。
2
応募書類の取り扱い
応募書類は返却しない。また、受付後の応募書類の再提出、差し替え等は認めない。
応募書類は、「大阪市情報公開条例(平成13年大阪市条例第3号)」に基づき、非公開情報を除いて、
情報公開の対象となる。
第7章 スケジュール(予定)
平成 28 年7月 29 日(金)
公募開始
平成 28 年8月 12 日(金)
質問受付締切、説明会参加申込締切
平成 28 年 8 月 16 日(火)
質問回答期日
平成 28 年8月 18 日(木)
生活支援コーディネーター配置事業者募集説明会開催
平成 28 年8月 23 日(火)
応募書類受付締切
平成 28 年8月下旬
選定結果通知
平成 28 年9月 1日(木)
契約締結・事業開始
平成 29 年3月 31 日(金)
事業完了
第8章
住所
事務局(提出及び問い合わせ先)
:〒530-8201 大阪市北区中之島1丁目3番20号 大阪市役所2階
大阪市福祉局高齢者施策部高齢福祉課
電話
:06-6208-8026
FAX
:06-6202-6964
E-Mail
:[email protected]
担当
:大津、石田