『週刊東洋経済』8月 27 日号 輸出を支える新興国景気の底 入れ時期、円高による影響が 懸念される 年度設備投資計 する恐れがあり、社 会にとっ 向 を振り 返った。1985年 て、圏央道周辺の流通センター きと強調。埼玉県 経 済につい した金融・財政政策をとるべ のプラザ合意、円高不況に始 を中心に事業所数が増え、首 年の日本経済の動 まる金融緩和継続がバブルを 都圏の1都3県で比較しても 至る時期を﹁戦後日本経済の 転 換 点﹂と 指 摘。その 後の 年 平均約1%の低成長について ﹁ずっと景気が悪いわけではな く、成 長 率 が 下 が っ た 結 果﹂ と説明した。現在は、リーマン ショックからの回復過程にあ り、 年にアベノミクスで好 転した経済指標も、 年の消 ﹁まだ発展の余地が大きいと感 じます﹂と話した。 客 管 理・営 業 支 援 プ ラ ッ ト 店長が経営の視点を持てるよ ル タ イ ムで 把 握 す る こ と で、 当時の久米是志社長と創業者 語った。エアバックの研究は、 挙げた小林氏は﹁挑戦して失 大 切 な も の と し て﹁想 い﹂を 年 末 年 始 休 みの間 に 設 定 し、 ルスフォースを選択。導入は、 きそうな点を重視して、セー ら、やり たいことが何でもで う本田宗一郎氏の言葉で講演 リ ミング 会 社 の 事 例 を 紹 介。 ﹁知識と経験を蓄積させた 歳 を締めくくった。 対したことを振り返り、 ﹁ 人 中9人が反対することの中に しかダイヤはない﹂と話した。 過ぎには、論理が通じるオペ 献している。 銀行との信頼関係構築にも貢 受注見込みや会計情報は取引 確 保 も で き る よ う に なった。 にコスト管理を徹 底し、利 益 発注時に予算内で収めるよう 売 り 上 げ 目 標 を 管 理 し た り、 積もり数に焦点を当てながら 稟 議のシステムを活用し、見 され、適切な営業活動を実現。 全員のスケジュールが可視化 ほ ど 迅 速 だ っ た。導 入 後 は、 新年の営業初日に稼働できた 敗することを恐れるより、挑 的に活用することで業界標準 戦しないことを恐れろ﹂とい ドットコムの植松隆氏は﹁今、 を達成した愛知県のペットト の2倍超になるリピート を得られず、大半の役員が反 稼ぐ力を引き出すビジネスモデル・イノベーション の本田宗一郎氏からしか支持 求められているのは顧客を中 訴 え た。同 社 製 品 は、顧 客 情 ﹁われわれと一緒に攻めのセー に近いイノベーションはでき レーションはできても、アート % 心に考 えたセールスです﹂と 報と、見積書や提案資料など を図りましょう﹂と呼びかけ ルスを考 え、企業 価値の向上 ない﹂という 持論を展開した ルなどの活動情報を一元的に た。 小林 氏は、多 様なバックグラ ウンドを持つ若手のグループ が、顧 客 価 値のコンセプト 創 を増やしていく﹁ワイガヤ﹂の りの議論を繰り返して暗黙知 画の山田英 樹 氏は、セールス 京都市の建築会社、流体計 フォーム業者として発展した として 創 業 後、住 宅 建 築、リ 1998年に町の水道業者 高齢者の増加、富士山の世 実践を強く推奨。 界遺産登録といった社会の動 同社は、木造ビル建 築やゲス 同業他者向けに販売するIT フォースのシステムを使って事 事業にも進出。山田氏は﹁セー きに目を配り、顧 客にとって い合わせに対処しきれないば ルスフォースは、質の異なる事 トハウスの運営などのインバ かり か、儲 かっているかど う ウンド 事 業、社 内システムを 要性を強調した。 かもわからない状 況﹂だった 業を飛躍させた経験を語った。 一方、 歳過ぎの上司の役 以 前 は﹁忙 し く 働いて も、問 流体計画 代表取締役 デアをつねに考えることの重 山田 英樹 氏 の新しい価値を実現するアイ 生き残る力= 企業力を鍛えるクラウド 活用 成功事例からビジネス戦略を 導入しており、豊富な活用の 業まで約1万社が同社製品を 内でも、大手企業から中小企 も容易なのも魅力だ。日本国 企 業、国 は 必 ず 滅 び ま す﹂と 氏は﹁新しいことをやらない 学大学院客員教授の小林三郎 従事した経験を持つ、中央大 バックシステムの研究開発に ホ ン ダ で 国 産 車 初 の エ ア こ と を し ないよ う に 訴 え た。 内容を判断してつぶすような 投 げ 返 す こ と に あ る と し て、 を向け、解決すべき問題点を 割は、若手の提案の本質に目 討を始めた。 やろう と、システム導 入の検 進めて、案件管理をきちんと ことから、社内で情報共有を のコミュニケーションを増し、 す。業 務 効 率 向 上は、顧 客 と 業にも対応できるシステムで す﹂と語った。 顧客満足にもつながっていま 学ぶことも期待できる。植松 数あるソフトウエアの中か 最後に、イノベーションに最も 中央大学大学院 戦略経営研究科 フェロー 小林 三郎 氏 の商談情報、日報やスケジュー 集約し、顧客軸で見られるよ うにすることで、情報を活用 しやすくする。活動や案件の シンプルな報告を入力すれば、 商 談の 進 捗 状 況 を 把 握 で き、 営業担当の円滑な対応、上司 の的確な指示を促す。 また、社内SNS機能を使っ て、上司とやり取りすること で、営 業のノウハウが蓄 積 さ れ、可 視 化 さ れ る。ク ラ ウ ド サービスなので、初 期 投 資が 革新を止めているものは何か 革新の実践的な 起こし方 イノベーションの神髄 イ ノ ベー ションの 重 要 性 を 【特別講演】 イノベーションと経営 氏は、業績や商談状況をリア 40 抑 え られ、モバイルアクセス 【経営者講演】中小企業の生き残り戦略 万社が利用する顧 中小企業の 生き残り戦略 中小企業の課題を解決し、 未来を切り開く戦略を検討する 「中小企業の生き残り戦略 稼ぐ力を引き出すビジネスモデル・イノベーション」 が7月、 さいたま市大宮区の武蔵 野銀行本店で開かれた。 経済動向、 テクノロジーの活用や事例、 イノベーション創発な どのテーマについて、 それぞれの専門家らが講演。 中堅中小企業の経営者らが熱心に 制作 東洋経済企画広告制作チーム 耳を傾けた。 う に なった 徳 島 県 の 自 動 車 武蔵野銀行 ぶぎん地域経済研究所 セールスフォース・ドットコム 東洋経済新報社 ディーラー、顧客情報を徹底 [共催] し ている セ ー ルスフォー ス・ について、土田氏は、海外需要・ 景気の先行きを占うポイント ばい状況が続いているとした。 費増税による反動減後は、横 14 フォームをクラウド上で提供 セールスフォース・ ドットコム コマーシャル営業本部 第3営業部 部長 植松 隆 氏 95 10 40 世界約 中小企業の 『攻め』 を 生み出すクラウド戦略 【課題解決講演】 テクノロジーと経営の融合 91 15 事例に見る成功 の秘訣とは 13 好調を維持していることから 生成し、 年のバブル崩壊に は、過去 日本銀行から2016年6 貴重な人材がドロップアウト も の の、景 気 が 落 ち 込 め ば、 はほぼ完全雇用の状態にある 経 済 政 策については﹁現 在 げた。 マインドの改 善、の3点 を挙 に転じた後も低迷が続く消費 画の実現性、実質所得が上昇 16 訴え、雇用の安定を強く意識 ぶぎん地域経済研究所 専務取締役 土田 浩 氏 て大きな損失になります﹂と 3つのポイントに 注目 30 務務取締役に就いた土田浩氏 日本の景気は正念場 月、ぶぎん地域経済研究所専 【基調講演】 経済動向・ファイナンスの視点
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