国家公務員共済組合連合会 2016 佐世保共済病院 広報誌 vol.16 第2号 Sasebo Kyosai Hospital Communication Paper 「夏の渓流で」アカショウビン 全身が赤く、山奥のせせらぎの近くで、 「キュロロロー」と尻下が りの声でさえずります。小さな鳥で姿はなかなか見えません。 INDEX ごあいさつ 看護部長 片山由喜子 … ❶ 熊本地震への医療支援について 就任のご挨拶 ……………………………… ❷ 退任にあたり 〝泌尿器科27年間を振り返って〟 ………❸❹ 新採用医師の紹介 ………………………… ❺ 地域医療連携室より ……………………… ❻ 市民公開講座 開催報告 編集後記 外来診療担当表 …………………………… ❼ 撮影:脳神経外科 山川 勇造 月16日 7 7 16 14:00∼17:00 平成28年度 平 成 佐世保共済病院市民公開講座のお知らせ (土) 28年 日時:平成28年 月 (開場 日(土) 14時∼ 13:30) 場所:佐世保共済病院8階大講堂 佐世保共済病院 北館8階 大講堂 テーマ 難治がん 参加 無料 挑戦 へのへの 挑戦 と治療の最前線 診断の 診断と治療 最前線 (概要)講演(90分)…3演題 話題提供(60分)… 3演題 ※詳しくは、病院ホームページまたはポスターをご覧ください 総務課(内線 1109)担当:山口 〒 857-8575 長崎県佐世保市島地町 10 番 17 号 TEL0956-22-5136 ㈹ 紹介受付専用 FAX(医療連携室)0120-12-2067 HP http://www.kkr.sasebo.nagasaki.jp 急患室直通 FAX☎ 0956-22-6052 ㈹ FAX0956-25-0662 ※休日・夜間のご連絡は、急患室直通の番号でご連絡下さい。 ご あ いさ つ 看護部長 片山 由喜子 去る 4 月 14 日に発生した熊本地震から早 3 ヶ月が経過しようとしておりま すが、被災された皆さまに対して心よりお見舞い申し上げます。一刻も早い 復興を願っています。 さて 5 月 19 日(木)に当院で開催されました「第 2 回 地域連携懇談会」に は 71 の医療機関から総勢 174 名の方に参加して頂き、感謝申し上げます。昨 年に続き 2 回目の開催となりましたが、昨年を上回る参加者数となり、その 内訳は、医師 74 名・看護師 45 名・ソーシャルワーカー含めた事務職 52 名・コメディカル(リ ハビリ、薬剤師、放射線技師等)13 名でした。「共済病院はこんなに愛されていたのか!」と なんとも言えない嬉しさがこみ上げてまいりました。大講堂には入りきれないほどの参加者で いっぱいになり、壁に飾られている歴代院長の写真に見守られながらの懇談会となりました。 この盛況ぶりをご覧になって歴代院長のお顔も少し微笑んでいたようにも感じました。このよ うに盛会裏に終わりましたのもひとえに日頃より支えていただいている連携機関の皆様のおか げであると深く感謝しております。 明治 44 年の開設以来、105 年の歴史の中で培われた「地域に根ざした病院」として、今以上 に顔の見える連携を築き上げていきたいと思っております。地域の皆さんの期待に応えるため にも「共済病院でよかったね!」と思っていただけるように職員一同、日々邁進していきたい と思います。今後とも 何卒よろしくお願い申し上げます。 熊本地震への医療支援について 看護部長 片山 由喜子 熊本地震では、連合会の系列病院である熊本中央病院も大きな被害を受け、当院か らも飲料水や生活用水等の支援物資のほか看護師による医療支援も行いました。4 月 20 日から 30 日まで順次熊本中央病院へ出向しました。震度 4 の余震が続く中、救急 や病棟業務等を支援してくれた勇気ある 10 名に大変感謝しております。支援に行った 者からは「疲れきった病院の職員達が一致団結して必死に対応されていたのがとても 印象的でした」と聞いています。身近で起こった今回の地震は当院の防災対策を見直 す機会となり、動けるマニュアルづくりと定期的な訓練の必要性を痛感いたしました。 1 2016 vol.16 第2号 〔就任のご挨拶〕 副院長 井原 司 出 身 地 佐賀県 出身大学/卒年 久留米大学 昭和59年卒 主な職歴 昭和59年 久留米大学 二外科入局 平成 4 年 筑豊労災病院 平成20年 佐世保共済病院 外科部長 平成25年 佐世保共済病院 診療部長 専門領域 外科一般、消化器外科、内視鏡外科、 癌化学療法 所属学会 日本外科学会専門医指導医 日本消化器学会専門医 消化器癌治療認定医 日本癌治療認定医機構 癌治療認定医 診療部長 岡 尚記 出 身 地 佐世保市 出身大学/卒年 長崎大学 昭和54年卒 主な職歴 このたび平成28年4月1日付で、副院長を拝命し ました。 私は、平成20年4月に当院に赴任して以来、約 8年間、消化器外科を専門に診療、手術をしてきま した。胃癌、大腸癌、胆道癌、膵癌などの手術 や化学療法、胆石症や早期癌に対する腹腔鏡下 手術、急性腹症に対しての緊急手術などを行って きました。手術では 『確実な郭清、手術侵襲や合 併症を少なく』を目標にしています。また、消化器 内科が不在となった時期がありましたので消化器セ ンターを立ち上げ、消化器内科診療もしていました。 これらの診療はこれからも継続していきたいと思っ ています。 今後は、各診療科や各部門の診療体制の充 実、地域医療連携、救急や災害医療、医療安全、 院内感染対策などの病院の運営や機能向上に努 力し、地域や患者様にさらに信頼され、愛される 病院を目指します。 診療部長 江口 二朗 出 身 地 佐世保市 出身大学/卒年 長崎大学 昭和60年卒 主な職歴 昭和62年 みさかえの園むつみの家 昭和60年 長崎大学泌尿器科入局 昭和63年 国立長崎中央病院 平成 7 年 日赤長崎原爆病院 (現国立病院機構長崎医療センター) 平成13年 長崎大学医学部附属病院 平成 4 年 佐世保共済病院 平成20年 佐世保共済病院 専門領域 小児アレルギー疾患 専門領域 尿路結石症、男性不妊症、尿路性器腫瘍 所属学会 日本小児科学会 日本アレルギー学会 所属学会 日本泌尿器科学会 日本泌尿器内視鏡学会 4 月 1 日付けで診療部長を拝命しました。この 4 月から実施された病院の収入に大きく関係する 診療報酬の改定により、当院は今までに経験した ことのない困難な状況に直面しています。このた め、これまで以上に皆様に選ばれる病院になり、 大いにご利用いただける病院になることが求めら れております。全科このような意識をもって働く覚 悟で、一丸となって頑張っております。微力なが ら、私も全職員と一緒に、懸命に働いていきます。 佐世保地区及びその周辺地区における医療水 準維持のためにも、当院は医師確保にも努め、 努力を続けてまいります。ご支援よろしくお願いし ます。 日本生殖医学会 日本アンドロロジー学会 佐世保共済病院泌尿器科にお世話になり満 8 年を経過して、この 4 月からは診療部長を拝命 しました。当院では地方の医師不足の煽りもうけ 医師確保がままならない現状ですが、ここ数年は 徐々に打開できてきており今後も増員の予定です。 コメディカルのスタッフは元気があり優秀で診療し やすい環境をつくりだしていて、患者さんに優し い医療が提供できていると自負しております。医 療情勢は厳しい昨今ですが、病診連携を密にし て県北・佐世保地区の急性期医療の一翼を担え るよう努めていく所存でございますので、宜しくお 願い申し上げます。 2 骨、閉鎖リンパ節郭清後、子宮摘出、膀胱膣 前壁を周囲よりスムーズに結紮切断し、残る は尿道のみであった。尿道前面の陰核背静脈 を結紮切断後、尿道右側壁を周囲より剥離し ようとし、ピアンを入れると今まで見たこと のないような出血が出現した。当初はなんと か止血できるだろうと思っていたが、止血で きないため、出血部を圧迫し、尿道を周囲よ り 完 全 に 剥 離 し、 膀 胱 尿 道 を 摘 出 し た。 そ ︶の技 であった。周囲からは私があまり表情なく平 ため、大出血を引き起こしたのではないかと 術 が ま だ ま だ 未 熟 だ と 反 省 さ せ ら れ た。 こ の 知 識、 特 に 解 剖 の 知 識 が 足 り ず、 ︵ 然としているように見えたらしいが、本心は 思った。またこの大出血を乗り越えられたの ニック気味であり、頭の中が真白になりそう 心臓が止まる思いであり、神様にお願いした は、周囲の協力の賜物であり、医療に必要な 番 目 に チ ー ム ワ ー ク が 必 要 で あ ろ う。 その後も様々なことがあり、手術中天を仰ぐ のは 崎大学より赴任したばかりの麻酔科深野先生 ようなことや、医者冥利につきる喜びがあっ 月に長 には只々頭が下がる思いであり、アドバイス た。今後は顧問として佐世保共済病院にお世 年 をいただいた武内先生に感謝している。また 話になるが、今までの経験を生かして皆さん 時 手 術 室 看 護 師 さ ん に 同 様 な 気 持 ち で あ っ た。 全身の管理、輸血を行った平成 い気持ちだった。手術中、愚痴ひとつ言わず 2 のお役に立ちたいと思います。 4 尿路変更は回腸導管は行わず、 tubeless 尿管 皮 膚 瘻 に 変 更 し、 総 出 血 量 17、0 0 0 ㎖ で 輸 血8、0 0 0 ㎖ で あ っ た。 手 術 は 午 後 さ 頃より開始し、家路に着いたのは翌日の午前 時頃だった。術後特に合併症出現せず さんの退院日の嬉しかったことを覚え んは手術に対して何ら不満を言わず退院した が、 回外来にて行ってい と進行癌であった ている。病理結果は pT3b 年経過したその後も膀胱癌の再発 が、術後 なく、尿路の精査を年 る。 元気であり、外来で会うのを楽しみにしてい るが異常はない。現在でも認知もなく至って 2 22 M 医療者に必要な三要素とは︵ ︶疾病に対 す る 深 い 理 解、︵ ︶ 技 術、︵ ︶ 患 者 さ ん 2 の後止血を試みるも止血できず、激しい出血 のため、輸血が間に合わず何度か手術の手を 5 1 を治療しようとする情熱と本で読んだが、当 3 止めざるをえなかった。手術場にいた外科の 武内先生のアドバイスで畳用の刺針に似た木 1 M ︶の 2016 vol.16 第2号 3 3 時 の 私 は 医 療 に 対 す る 慢 心 が あ り、︵ 現在の山田先生(左) 9 1 綿針のような直針でコ型に何回か縫合し、な んとか止血できた。手術後半は止血できずパ 平成 2 年当時の山田先生(右)森光先生(左) 退任にあた〝 り 泌尿器科 年間を振り返って〟 潤 山田 腎盂尿管鏡による尿路結石摘出術が中心と 泌尿器科 顧問 の治療を開始しました。このため尿路結石や 人体制とな 0 はじめに 月より 年 なっています。結果年間250例ほどあった 年 が 例ほどに減少し総手術数は減少 ESWL し ま し た が、 経 尿 道 的 尿 路 結 石 の 手 術 が 増 加 月よ 人体制、平成 尿路腫瘍等の症例が増加し、平成 り 100 平成 年 月に佐世保共済病院副院長を退 任いたしました。 りました。 200 私は平成元年 月より佐世保共済病院にお 世話になり、以後 年の間、大過なく勤めさ ところが平成 年 月医師不足の影響を受 け、 人体制へ縮小し、現在に至っています。 300 せていただきましたことは、ひとえに皆さん 400 のご厚情の賜と深く感謝いたしております。 3 4 この間診療内容も変化しました。外来体制 も予約制となり、新規患者は紹介のみとなり 500 平成 年 平成 年 平成 年 平成 年 平成 年 平成 年 平成 年 平成 年 平成 年 平成 年 平成 年 したため、忙しさは変わりません︵グラフ︶。 ま た 現 在 手 術 は 内 視 鏡 が 主 流 に な っ て お り、 腎腫瘍、腎盂腫瘍に対しても内視鏡的な摘出 を行っています。 年間の共済病院での仕事の上で様々な症 例に出会い、色々な経験をしました。その中 出の症例︼ ︻思い を感じます。 ロボットの手術がかなり普及し、時代の流れ ました。尿路結石は ESWL が中心でしたが、 また当院には手術ロボット︵ダビンチ︶は 年ホルミウムレーザーを導入し、軟性 あ り ま せ ん が、 全 国 的 に は 前 立 腺 癌 の 手 術 は 平成 600 ︻診療体制の変化︼ 私が赴任した当時の泌尿器科は南祐三先生 ︵ 現 長 寿 苑 院 長 ︶ の 人 体 制 で し た。 年 間 手 術数は200症例ほどであり、手術内容は尿 路結石に対する経皮的尿路結石摘出術、経尿 道的尿管結石や前立腺肥大症に対する経尿道 的前立腺摘出術、膀胱腫瘍に対する経尿道的 膀胱腫瘍摘出術などの手術が大部分を占めて 平成 年 平成 年 歳女性の 年前 回経尿道的膀胱腫瘍切除術 さ ん、 で私の思い出に残る症例をあげたいと思いま す。 患 者 さ ん は 年 月、膀胱全摘術・回腸導管 例の膀胱全摘を行っており手術に対し て不安はなかった。手術は両側外腸骨、内腸 ∼ 造設術を行うことにした。当時、私は年間 ため、平成 を行っていたが、腫瘍が再発し進行してきた より膀胱癌にて 2 平成 年 平成 年 平成 年 平成 年 平成 年 平成 年 平成 年 M おり大手術は少ない時代でした。そこで腎摘 出術や膀胱全摘術などの大きな症例を増やす 方法はないかとか考えました。そのためには 30 6 手術数全体を増加させることだと考え、当時、 2 61 2 平成 年 平成 年 平成 年 平成 年 平成 年 平成 年 6 保険が認可されたばかりで県北初の体外衝撃 波 結 石 破 砕︵ 以 後 6 4 6 21 4 平成元年 27 7 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 8 7 6 5 4 3 2 と 略 ︶ 装 置︵ テ ク ESWL ︶を院長に談判のうえ ノメド社 Sonolith3000 購入してもらい、平成 年 月より尿路結石 4 3 21 700 3 27 27年間の手術数 年間件数 2 2 3 800 27 4 28 4 新採用医師の紹介 脳神経外科 放射線科 尾藤 昭次 ①奈良県立医科大学・平成 5 年卒 ③脳腫瘍(悪性)(特に放射線 化学療法) ④兵庫県西宮市 ⑤1年間北九州の病院で働き 再び佐世保で皆さんと協力し て仕事したく戻って参りました。皆さんと共 に頑張って参りたいと思います。 外科 ①佐賀大学 平成19年卒 ②佐賀大学放射線科 ③放射線科一般 ④佐世保市 ⑤頑張りますのでよろしくお願 いします。 産婦人科 福田 勇人 よろしくお願いいたします。 ①出身大学・卒業年 ②在籍医局 ③専門領域 ④出身地 ⑤趣味、その他一言 整形外科 末永 壮賢 冨田 哲也 ①久留米大学 平成20年卒 ②久留米大学外科 ③血管外科 ④佐賀県嬉野市 ⑤以前、お世話になっていた時 より成長できていればと思い ます。よろしくお願いします。 ①宮崎大学 平成22年卒 ②九州大学産婦人科 ③産婦人科一般 ④鹿児島県鹿児島市 ⑤地域の医療に貢献できるよう に精進して参りますのでよろ しくお願いいたします。 ①九州大学 平成23年卒 ②九州大学整形外科 ③整形外科一般 ④熊本県 ⑤未熟者ですが精一杯頑張りま す。よろしくお願いします。 耳鼻科 整形外科 外科 小池 健輔 大迫 浩平 ①佐賀大学 平成23年卒 ②九州大学耳鼻咽喉科 ③耳鼻咽喉科一般 ④千葉県 ⑤地域医療に貢献できるように 頑張りますのでよろしくお願 いします。 ①九州大学 平成25年卒 ②九州大学整形外科 ③整形外科一般 ④鹿児島県鹿児島市 ⑤まだまだ未熟ですが精一杯頑 張ります! ①川崎医科大学 平成25年卒 ②久留米大学外科 ③外科一般 ④平戸市 ⑤佐世保の地は小学生以来です。 至らぬ点は多々あると思いますが 一生懸命頑張ろうと思います。 泌尿器科 腎臓内科 整形外科 湯野 努 ①長崎大学 平成25年卒 ②長崎大学泌尿器科 ③泌尿器科一般 ④福岡県筑紫野市 ⑤趣味はお酒とサッカーです。泌尿器科 医としてはまだまだ未熟ですが精一杯 頑張りますのでよろしくお願いします。 5 梶原 寿浩 2016 vol.16 第2号 池田 裕貴 ①佐賀大学 平成25年卒 ②佐賀大学腎臓内科 ③腎臓内科一般 ④佐賀県佐賀市 ⑤趣味はバスケです。 佐世保の医 療に貢献できるように頑張ります のでよろしくお願いいたします。 野口 尭志 山下 実砂 ①福岡大学 平成26年卒 ②九州大学整形外科 ③整形外科一般 ④大分県大分市 ⑤元気に精一杯頑張ります。 よろしくお願いたします。 医療 域 より 地 室 連携 32 Part. 池永外科医院 〒859-3726 佐世保市俵町1-9 TEL 0956-23-6821 院 長 池永 英恒 先生 私が、佐世保で父の後を継いで開業し 20 数 年経ちました。私が開業した頃は、中央病院が 京町にあり、佐世保市中心部に総合・共済・中 央病院が集中した状態でした。そのためか、共 済病院の印象は薄く、尿管結石の破砕をする病 院程度の意識でした。印象が変わり始めたのは、 医師会の理事となったことがきっかけでした。他科 の先生と交流するようになり、小児科が共済病院 で夜間診療の協力をしているとか、乳児救急は 共済病院に負うところが大きいなどを知り、恥ずか しながら重要な病院である事を認識させられまし た。また、外科は 久 留 米 大 学、整 形は九 州 大 学で 少し敷居が高くも 感じておりました。 その後、 病 棟 閉 池永 英恒 院長 鎖や医 師の不 足 などネガティブな 市民公開講座 開催報告 事案が続きましたが、外科・整形の機動性と言い ますか、急患には即応して頂きとても感謝しており ます。また、大腸 CT、その後の内視鏡ともども、 大変お世話になっております。 「便に血が混じった ら、大腸カメラをせんばとやろう。」 「大腸カメラはき ついけんイヤ!」と言われる方も、大腸 CT を説明 すると「それなら大腸がん検診してもよか。」とカ メラ嫌いな患者さんも消化器検査に誘導できます。 また、大腸カメラの必要があった患者さんも担当 の先生が丁寧だったと、紹介した患者さんにとて も評判が良いようです。この文章を書いている最 中も、骨折の患者さんをお願いしていますし、昨日 も近医から悩ましい患者の相談を受け外科にお願 いしました。次の患者さんは、大腸 CT の結果説 明です。こんな感じで、共済病院にはとてもお世 話になっています。また、新院長の井口先生は、 30 年ほど前に九州がんセンターでご一緒した時と 変わらず (若作りとも言う) 、アクティブな方なので、 今後の共済病院に期待しております。 小児アレルギーセンター長 合田 裕治 平成 28 年 4 月 23 日 (土) に大講堂において、講師に佐賀大学名 誉教授 濵﨑雄平先生、佐世保市教育委員会学校保健課総務課長 吉田 裕一郎先生をお招きし、「こどもの食物アレルギーへの対応」を テーマに市民公開講座を開催いたしました。濵﨑先生にはアレルギー 疾患の総論を、吉田先生には小中学校における食物アレルギー対応 についてご講演いただきました。 近年食物アレルギー患者さんは増えており、保育園・幼稚園・学 校といったご家庭以外の場での対応が注目されています。また、ご家庭では「必要最低限の除去」を基本とし、 原因食物であっても摂取可能な範囲での積極的な喫食が望まれます。 食物アレルギーでお悩みがございましたら、かかりつけの先生または当院へご相談ください。 編 集 後 記 きょうさいだよりは季刊誌のため、四季を感じて頂けるように編集しております。今年は猛暑になるだろうと懸念さ れていますが、涼しげな表紙写真で一息つきながら、市民公開講座等に足を運んで頂けると大変嬉しく思います。 編集委員 田代 祐子 6 佐世保共済病院 外来診療担当表 科 腎臓内科 循環器内科 呼吸器内科 糖尿病内科 消化器内科 役職 医師名 部 長 医 長 医 員 〃 部 長 医 員 非常勤医 〃 〃 〃 〃 非常勤医 〃 非常勤医 院 長 部 長 内視鏡センター長 部 長 福成 健一 金谷 晶子 内海 沙織 池田 裕貴 金谷 誠司 片伯部幸子 田渕くみ子 横山 晋二 溝口ミノリ 原口 剛 高橋 甚彌 柴原 大典 榎津 愛実 牟田 芳美 井口 東郎 河野 健次 宿輪 三郎 丸山 祐二 月 午前 ● 外 科 乳腺外来 小 児 科 脳神経外科 整形外科 泌尿器科 産婦人科 眼 科 耳鼻咽喉科 放射線科 麻 酔 科 病理診断科 歯科口腔外科 健診センター 井原 司 原田 洋 冨﨑 真一 丸山祐一郎 髙木 克明 福田 勇人 野口 尭志 川畑 方博 武田 雄二 火 午前 ● ● ● ● ● 午後 水 午前 ● ● ● ● ● ● 髙木 木 午後 午前 ● ▲ ● ● ● ● ▲ ● 冨﨑 ● ● ● ● 野口 ● 金 午前 ● ● ● ● ● 午後 ● ● ● ● 消化器センター 副院長 部 長 〃 〃 医 員 〃 〃 非常勤医 〃 午後 平成 28 年 7 月 1 日現在 ● ● ● ▲ ▲ ■ ● ● ● ● ● ● 原田 ● ● ● ▲ ● 原田 ● ● ● 井原 ● ● ● ● 丸山 午後 備考(専門分野・特徴など) 腎臓疾患・人工腎臓 腎臓疾患 腎臓疾患 腎臓疾患 循環器疾患 循環器疾患(▲は第 1 週のみ診察を行います) 循環器疾患 循環器疾患(▲は第 1 週のみ診察を行います) 循環器疾患 循環器疾患 循環器疾患 呼吸器疾患 呼吸器疾患 ▲は第 2・4 週のみ診察を行います 膵がん・胆道がん ■は紹介患者のみの受付になります 肝臓疾患 消化器内科疾患 消化器内科疾患・消化器がん (診療内容)上部・下部消化管、肝・胆・膵疾患の検査及び治療 消化器外科・肝胆膵臓外科・内視鏡下外科・一般外科 消化器外科・乳腺外科・一般外科 消化器外科・内視鏡下外科・一般外科 消化器外科・肝胆膵臓外科・一般外科 消化器外科・肝胆膵臓外科・一般外科 血管外科・一般外科 一般外科 肝胆膵臓外科・消化器外科・一般外科 呼吸器外科(▲は第 1 週のみ診察を行います) ※乳癌検診は、10 時までに受付を行って下さい(要予約) 診療部長 岡 尚記 小児アレルギー疾患、気管支喘息、小児一般 部 長 上玉利 彰 ● ● ● 小児血液、小児癌、小児一般 アレルギーセンター長 合田 裕治 ● ● ● ● ● 小児アレルギー疾患、食物アレルギー、小児一般、気管支喘息 アレルギーセンター顧問 濵﨑 雄平 ▲ ▲ 小児アレルギー疾患(▲は第 3 週のみ診察を行います) 乳 児 健 診 ● 火曜 午後 1 時から診察開始 午後 2 時までに受付を行って下さい 慢 性 外 来 ● 水曜 午後 2 時から診察開始 喘 息 外 来 ● 木曜 午後 2 時から診察開始 部 長 山川 勇造 ■ ■ ■ 脳神経外科一般 医 長 尾藤 昭次 ● ● ● ● ● ■は午後 1 時 30 分から診療開始 午後 4 時までに受付を行って下さい 顧 問 萩原 博嗣 ● ● 膝・股関節疾患、人工関節置換術、骨折、スポーツ障害、小児整形外科 部 長 水城 安尋 ● ● ● 上肢の外科(肩肘手)、足部外科(外反母趾等)、スポーツ障害 医 員 佐々木 大 ● ● ● 膝股関節疾患、スポーツ障害、骨軟部腫瘍 〃 内村 大輝 ● ● ● 上肢の外科(肩肘手)、スポーツ障害 〃 上田 幸輝 ● ● ● 膝・股関節疾患 〃 冨田 哲也 ● ● ● 整形外科一般 〃 大迫 浩平 ● ● ● 整形外科一般 〃 山下 実砂 ● ● ● 整形外科一般 診療部長 江口 二朗 ※ ● ● ● 尿路結石、尿路生殖器腫瘍、排尿障害、尿路感染、男性不妊(江口) 部 長 中村 貴生 ※ ● ● ● ※の第 2・4 週(江口)第 1・3・5 週(中村)が診察を行います 医 員 湯野 努 ● ● ● 部 長 鶴地 伸宏 ● ■ ● ● 産科・周産期医療、不妊症・内分泌疾患 〃 木下秀一郎 ● ● ■ ● 腹腔鏡下手術、更年期・婦人科疾患 〃 松隈 敬太 ● ●:婦人科診療日 ■:産科診療日 医 員 末永 壮賢 ● ● ※ ■ ※の第 2・4 週(末永)第 1・3・5 週(柿添)が診察を行います 〃 柿添 絵里 ●■ ■ ※ ● 医 長 原 潤 ● ● ※ ● ※ ● ● ※ 白内障手術、緑内障手術、硝子体手術、翼状片手術、 レーザー光凝固術 ※:火・水・金曜の午後は術前検査と特殊再来(要連絡) 部 長 田浦 政彦 ● ● ● ● ● 頭頸部腫瘍、嚥下障害、耳・鼻・咽喉頭などの手術 医 員 小池 健輔 ● ● ● ● ● 部 長 野々下政昭 MRI、CT、RI、血管造影、超音波検査 ※検査・画像診断についてのお申し込み・ 医 員 梶原 寿浩 お問合せは、外来までお電話下さい。 〃 椿 史裕 部 長 深野 拓 ● ● ● 月∼金午前ペイン・緩和ケア外来 医 長 木本 文子 ● ● ● 月∼金午後は手術麻酔 非常勤医 別府 幸岐 顧 問 井関 充及 細胞診断・病理組織診断全般 部 長 窪田 泰孝 ● ※ ● ※ ● ● ※ ● ※ 歯科口腔外科、インプラント、顎顔面外傷、顎関節症、口腔腫瘍 医 員 藤永 貴大 ● ※ ● ※ ● ● ※ ● ※ 歯性感染症など(※は予約患者のみの診察になります) 研修医 濵田 雄太 ● ※ ● ※ ● ● ※ ● ※ 部 長 佐藤 浩信 ※お申し込み・お問い合わせは、健診センターまでお電話下さい。健診センター直通電話 0956-22-6155 医 長 原 敬一
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