Weekly Market Research Report 2016年7月19日号 今週の POINT 国内株式市場 理想は「ポケモノミクス」から「アベノミクス」へのシフト 今週の分析銘柄 - FISCO Selection 8 - ディジタルメディアプロフェッショナル【 マザーズ 3652 】ほか テーマ別分析 ARポケモンゲーム「Pokémon Go」が社会生活をも変える 話題のレポート 7月19日にマザーズ指数先物が上場 スクリーニング分析 全般リバウンドの中での出遅れ銘柄に短期注目 来週からの個別物色本格化を控えて全般水準訂正の流れが継続 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 目次 週刊相場観測誌 Market 1 展望 今週の市場見通し Vol. 176 Weekly 2016 07 19 国内株式市場 マーケット概観 3 新興市場 4 米国株式市場 2 3 マーケットを読む 今週の分析銘柄 為替市場 米ドル/円予想レンジ 6 債券市場 債券先物・長期国債利回り予想レンジ 6 今週のポイント 7 日経平均株価 8 FISCO Selection 読者の気になる銘柄 テクニカル妙味銘柄 4 5 カテゴリー考察 5 カカクコム〈2371〉東証 1 部 9 ディップ〈2379〉東証 1 部 10 日本マクドナルドホールディングス〈2702〉JASDAQ 11 あいホールディングス〈3076〉東証 1 部 12 ディジタルメディアプロフェッショナル〈3652〉マザーズ 13 ウェザーニューズ〈4825〉東証 1 部 14 ツガミ〈6101〉東証 1 部 15 メガチップス〈6875〉東証 1 部 16 ファーストリテイリング〈9983〉東証 1 部 17 LINE〈3938〉東証 1 部 17 デンソー〈6902〉東証 1 部 18 トヨタ自動車〈7203〉東証 1 部 18 テーマ別分析 19 スクリーニング分析 20 先週の話題レポート 21 信用需給動向 22 連載コラム 2 23 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 国内株式市場 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 176 Weekly 2016 07 19 今週の市場見通し 国内株式市場 マーケット概観 理想は「ポケモノミクス」から「アベノミクス」へのシフト ■「ポケモノミクス」相場の様相 か、金融政策等による押し上げが必要なほか、金融セクターや 先週の日経平均は大幅に上昇。週間では最大で一時 1500 円 輸出関連等のリバウンド持続が不可欠であろう。 任天堂につい を超える上昇となった。米雇用統計のサプライズを受けた米国 ては過熱警戒感もあるが、TOPIX インパクトが意識される時価 株高のほか、参議院選挙での政権与党圧勝が材料視され、大幅 総額水準でもあり、パフォーマンスの観点から組み込まざるを に反発して始まった。その後も、政府による経済対策として大 得ない状況である。日本のコンテンツビジネスへの評価は高ま 型財政出動への期待感が高まったほか、英国の後任の首相が決 り、少なからずも先週の LINE<3938>にインパクトを与えた感 まったことで、英国の EU 離脱に対する世界的なリスク回避の はある。外部環境が落ち着きをみせ、日経平均の一段の上昇を 流れも和らいだ。これにより、米国市場では NY ダウ、S&P500 想定するならば、いったんは「ポケモノミクス」から「アベノ 指数が最高値を更新。日本株市場も順調なリバウンドをみせて ミクス」へのシフトは必要であろう。 いる。 さらに、市場のセンチメントを明るくさせたのが任天堂 <7974>である。米国、オーストラリアとニュージーランドで 6 ■日本株への見直しに期待 需給面では、英国の EU 離脱による世界的なリスク回避ムー 日に配信を開始した AR(拡張現実)ゲーム「ポケモン GO」は、 ドが後退するなか、引き続き相対的に売り込まれていた日本株 リリースからわずか 1 日でいずれの国でもランキングの首位 への海外投資家の見直しが期待されるところ。特にアベノミク に躍り出る爆発的なヒットとなった。関連として AR やポケモ スへの失望から日本株への売りが加速した面もあり、今回の参 ングッズなどを手掛ける企業へと物色が広がるなか、市場は 議院選でのアベノミクス信任による政権の安定化を受け、 低下 「ポケモノミクス」相場の様相に。任天堂は連日大幅な上昇と させていた日本株比率の引き上げ等も次第に意識されてくる なり、さらに売買代金も連日でトップとなるなど、週を通じて 可能性はある。また、為替市場ではリスク回避の姿勢が和らい 好パフォーマンスをみせた。 で円売りが進んでおり、1 ドル 106 円台に乗せる場面もみられ た。円相場が落ち着きをみせてくるようだと、輸出関連への業 ■シグナル好転が意識されるが地政学が重石 績懸念も後退するだろう。 今週はさらにトレンドが強まるかが注目されるところであ るが、地政学リスクの高まりが重石になりそうである。フラン ■マザーズ先物上場で中小型株への関心高まる ス・ニースでのトラック暴走テロでは、テロ対策の難しさが露 そのほか、イベントとしては、19 日に東証マザーズ指数を 呈した。また、週末にはトルコで、軍の一部が主要都市で部隊 対象とした先物取引がスタートする。そーせい<4565>、ミクシ を展開させるなどクーデターを試みる動きをみせたと伝えら ィ<2121>、サイバーダイン<7779>等の時価総額の大きい銘柄の れている。その後、クーデターは失敗と伝えられているが、こ 動向が注目されよう。仕掛け的な値動きに振らされやすく、短 の影響を見極める必要がありそうだ。 期筋にとっては値幅取り狙いの対象になるだろう。その他、初 日経平均は先週、 一時 16600 円を回復している。 16600-16800 期段階では時価総額が小さく、 品薄の銘柄等はイレギュラー的 円は価格帯別出来高で商いの膨れている水準である。いったん な価格が形成される可能性がある。短期筋の需給要因にも振ら 上値を抑えられやすいところだろうが、テクニカル面では反対 されやすくなるため、バリュエーション面での評価は見送る必 にトレンドが出やすい期間でもある。一目均衡表では雲がねじ 要がありそうだ。 れを起こし、雲下限は 16542 円辺りから週末には 16218 円辺り 経済指標では 19 日に 7 月の独 ZEW 景況感指数、6 月の米住 まで切り下がる。そのため、雲を突破してくる可能性が高く、 宅着工件数、20 日に 7 月のユーロ圏消費者信頼感、21 日に 6 シグナルが好転してくる。 月の米中古住宅販売件数が発表される。また、23、24 日に G20 財務相・中央銀行総裁会議が中国・成都で開催される。国内で ■理想は「ポケモノミクス」から「アベノミクス」へのシフト もっとも、これを一気に捉えるには外部環境の落ち着きのほ は相当関心は低下しているようだが、20 日に 6 月の訪日外国 人客数が発表される。 3 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 新興市場 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 176 Weekly 2016 07 19 今週の市場見通し 国内株式市場 新興市場 マザーズ先物上場も本格反転にはなお時間、デュアルタップなど IPO ■19日にマザーズ指数先物の取引開始 マザーズ指数 今週の新興市場は、7月19日に予定されるマザーズ指数先 物の取引開始への思惑から反発を見せる場面もあるだろう。 ただ、任天堂<7974>の活況が続くうえ、4-6月期決算発表シ ーズンが控えていることもあり、本格的なリバウンドに転じ るには時間を要しそうだ。現物市場の流動性が低いだけに、 マザーズ指数先物は大きなかく乱要因となる可能性もある。 今週は7月21日にBEENOS<3328>、22日にモバイルファクト リー<3912>などが決算発表を予定している。位置情報ゲーム を手掛けるモバイルファクトリーは「Pokemon GO」からの連 想買いが向かっているが、業績面でも「ステーションメモリ ーズ!」の好調で直近まで好決算が続いている。また、 「Pokemon GO」関連物色が活発となるなか、サン電子<6736> やショーケース・ティービー<3909>といったAR(拡張現実) 関連、位置情報を活用したO2Oツールを手掛けるアイリッジ <3917>などの動向も注視したい。 BEENOS<3328> ■21日にデュアルタップとインソースが上場 IPO関連では、7月21日にデュアルタップ<3469>がジャスダ ックへ、インソース<6200>がマザーズへそれぞれ新規上場す る。デュアルタップは公開規模5.6億円の小型案件で、IPO人 気の高まりづらい不動産関連ながら日本銀行の追加金融緩 和への思惑などから投資家の関心が向かっているようだ。た だ、足元の中小型株の軟調はやや気になるところ。また、 LINE<3938>のセカンダリーでの株価推移がIPO人気に影響を 与える可能性もあるので注視したい。 円 モバイルファクトリー<3912> 円 4 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 米国株式市場 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 176 Weekly 2016 07 19 今週の市場見通し 米国株式市場 4-6 月期決算がピークを迎える ソフトウェアのマイクロソフト(19 日) 、半導体のインテル ■先週の動き (20 日)やクアルコム(20 日) 、通信大手の AT&T(21 日) 週初は、前週の雇用統計が引き続き好感されたほか、日本 などの決算発表が予定されている。IBM はハードウェア事業 の参院選で与党が勝利したことで景気刺激策への期待が高 部門の不振や為替変動の影響から、16 四半期連続で前年同期 まり、アジア・欧州株が全面高となった流れを受け、米国株 比減収となっている。クラウドサービスや人工知能によるデ にも買いが広がった。週半ばに入り、英国の次期首相が決定 ータ分析など利益率の高い事業への転換が進むかが焦点と したことや、非鉄金属のアルコアの好決算を受け、米企業業 なるだろう。 績への期待が高まり、上げ幅を拡大。また、週間新規失業保 ハイテク以外では、大手行のバンク・オブ・アメリカ(18 険申請件数が予想より減少したほか、生産者物価指数(PPI) 日) 、ゴールドマン・サックス(19 日) 、モルガン・スタンレ が堅調な内容となったことも好感された。大手行などの良好 ー(20 日) 、クレジットカードのアメリカン・エキスプレス な決算や原油高も支援材料となったものの、週末にかけてフ (20 日) 、ファストフードのチポトレ・メキシカン・グリル ランスのテロ事件でやや上値の重い展開となった。結局、週 (21 日) 、コーヒーチェーンのスターバックス(21 日) 、自 を通じて主要株価は上昇し、ダウ及び S&P500 種指数が過去 動車大手の GM(21 日)、複合企業のゼネラル・エレクトリッ 最高値を更新した。ナスダック総合指数も節目となる 5000 ク(22 日)などの決算発表が予定されている。スターバック ポイントを上回った。 スは前四半期に米州地域の既存店売上高が予想を下振れた。 決算では、来店動機を高めるロイヤルティプログラムの充実 や新商品投入が米州地域の業績押し上げに寄与するかに注 ■今週の見通し 雇用統計や生産者物価指数、小売売上高などの堅調な経済 目が集まるだろう。 指標や好調な企業決算を受けて、FF 金利の先物取引から算出 経済指標では 7 月 NAHB 住宅市場指数(18 日) 、6 月住宅着 される利上げ確率は 9 月まで 21%、12 月まで 42%、16 年 3 月 工・建設許可件数(19 日) 、6 月中古住宅販売件数(21 日) 、 までは 50%(15 日時点)と、一時後退していた利上げ予想が 7 月マークイット米国製造業景況指数(22 日)などの発表が 回復しつつある。今週は、ピークを迎える 4-6 月期決算や複 予定されている。住宅建設業者の景況感を示す NAHB 住宅市 数の住宅関連指標の結果に素直に反応する展開となりそう 場指数は 6 月発表値が 5 ヵ月ぶりの高水準となったほか、今 だ。 後 6 ヶ月の販売見通しも 8 か月ぶりの高水準となった。7 月 ハイテクでは、IT サービスの IBM(18 日) 、検索サイトの ヤフー(18 日) 、配信サービスのネットフリックス(18 日) 、 も予想を上回る内容となれば、16 年下期の住宅市場に楽観的 な見方が広がるだろう。 5 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 為替/債権市場 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 176 Weekly 2016 07 19 今週の為替/債券市場見通し 為替/債券市場 為替市場 米ドル・円 予想レンジ 今週のドル・円は主要国の株価にらみの展開となりそうだ が、株高基調は維持されるとの見方が多く、ドル・円は底堅い 動きが続くとみられる。菅官房長官は 12 日の会見で「バーナ ンキ氏から財政政策で名目 GDP を上げるとともに、それと協調 して金融政策はやるべきで、日銀には金融を緩和するための手 段はまだいろいろ存在するという指摘があった」と語った。 市場関係者の間では、金融緩和の推進と積極財政の実施は 「ヘリ・マネ政策」に類似するとの見方が多い。株式市場は株 高につながる要因になると期待しており、リスク選好的な円売 りは継続する可能性がある。日本株だけではなく、欧米やアジ ア諸国の株高が続けば 6 月 24 日の高値 106 円 84 銭を超えて 108 円レベルを目指す展開もあり得る。 ただ、ドル・円は短期間で大幅に上昇したことから、一部で 過熱感が指摘されている。トルコで発生したクーデターの今後 の展開や金融市場に及ぼす影響などを見極める必要があるこ とから、リスク選好的な円売り・米ドル買いはやや抑制される 可能性がある。また、今週から本格化する米企業決算発表(4-6 月期)で市場予想を下回るケースが相次いだ場合や、ドル高に 批判的なドナルド・トランプ氏が共和党の大統領候補に正式指 名された場合、ポジション調整的なドル売りが増える可能性が ある。 債券市場 103.00 ~ 107.00 円 【米共和党大会】 (18-21 日開催予定) 米共和党は全国大会を開催し、トランプ氏を同党の大統領候 補として正式に指名する見込み。トランプ氏はドル高には批判 的であるとみられており、正式指名は円高要因になるとの見方 が少なくない。 【米企業 4-6 月期決算】 バンク・オブ・アメリカ(18 日) 、ゴールドマン・サックス (19 日)など、米大手企業の 4-6 月期決算が発表される。決 算数字が市場予想を下回った場合はドル売り材料になるとの 見方がある。 【20 カ国財務相・中央銀行総裁会議】 (23-24 日開催予定) 20 カ国財務相・中央銀行総裁会議(G20)が中国・成都で開 催される。従来通り通貨安競争の阻止などをテーマに議論され る見通し。為替動向に関する日米間の認識などが注目される。 債券先物予想レンジ 長期国債利回り予想レンジ ■先週の動き 債券相場は反落。政府・日銀が「ヘリコプターマネー政策(ヘ リ・マネ政策) 」について前向きに検討するとの思惑が広がり、 為替相場が円安方向に振れたことが要因。バーナンキ前米連邦 準備制度理事会(FRB)議長が 12 日、安倍首相、日本銀行の黒 田総裁と面会した。このときは、 「ヘリ・マネ政策」について 議論しなかったと報じられたが、一部通信社が 14 日、安倍首 相ブレーンである本田氏が 4 月にバーナンキ氏と永久国債に ついて議論したと報じたことで円安が急速に進行し、15 日の 債券市場では長期債などの売りが優勢となり、債券先物は一時 153 円を下回った。 債券先物 9 月限は 13 日に 153 円 75 銭まで買われたが、15 日の取引で一時 152 円 99 銭まで下落し、153 円 10 銭でこの週 の取引を終えた。 円 152.60 円 ~ 154.00 円 -0.28 % ~ -0.18 % ■今週の見通し 20 日に行われる 20 年国債入札の結果と為替相場の動向を見 極める展開となる。 「ヘリ・マネ政策」に対する債券市場の警 戒感は残されており、20 年国債入札はやや低調な結果となる 可能性がある。 安倍首相や日本銀行の黒田総裁が「ヘリ・マネ政策」につい て明確に否定すれば、円安は一服し、超長期債市場における需 給悪化の懸念は大きく後退するものとみられる。20 年国債入 札が大きな問題なく終了すれば、10 年債や 5 年債の利回りは やや低下し、債券先物は 153 円台での取引が続く見込み。しか しながら、円安が継続し、債券市場が「ヘリ・マネ政策」に対 する警戒感を解かない場合、債券先物は 152 円台後半まで売ら れる可能性がある。 6 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 今週のポイント 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 176 Weekly 2016 07 19 マーケットを読む 今週のポイント 本格化する海外企業の決算発表が焦点、政策期待も引き続き高まる公算 先週の日経平均は週を通して反発基調を強める展開になっ た。週間での上昇幅は1390円、およそ19年ぶりの大幅高となっ た。雇用統計を受けて米国景気には楽観的な見方が強まった ほか、参院選後の政策期待の高まりも背景となって、為替市場 ではドル高円安が進行、週間での円の下落幅は17年5ヶ月ぶり の大きさとなった。海外投資家の資金流入観測など、需給思惑 の強まりなども相場を押し上げた。 業種別では、株式市場の大幅高を受けて金融関連株の上昇 が目立った。銀行株には、JP モルガンなど海外銀行株の好決 算発表も支援となった。為替の円安で自動車関連株なども大幅 高に。一方、全般的にディフェンシブセクターが騰落率の下位 となっている。個別では、任天堂の活況が目立った。「ポケモン GO」の大ヒットを受けて、想定以上の業績寄与が期待されるとい った見方が強まった。サノヤス、イマジカロボ、京都銀行など、 「ポケモン」、「任天堂」関連が幅広く買われる状況にもなった。 一方、ユーザーシフトへの懸念から他のゲーム関連株は総じて さえない動きに。週末はファストリの急騰が日経平均続伸に大き く寄与した。第 3 四半期決算が想定以上に底堅く、見直しの動き が強まる形になった。決算では、竹内製、サイゼリヤ、旭硝子な どもポジティブに捉えられた。ヤマハ発は日経平均新規採用で 買われる。週末に LINE が新規上場、公開規模の大きさがネック とされたが、想定以上に好調な滑り出しとなっている。 今週の日経平均は前週に大幅高した反動から上値も重くなる 公算が大きい。先週末は米国市場も一服、為替も円高反転の動 きとなっている。先週の大幅上昇を受けて、過度な政策期待な ども後退していく可能性があろう。ただ、翌週に日銀決定会合を 控える中では、過度に下値を叩きにいく動きも限定的だろう。む しろ、押し目買いのニーズなどは強まりやすいと考える。 注目イベントは引き続き豊富である。経済対策に関するニュー スフローは今後も折に触れて株価の期待材料につながる公算 が大きい。そのほか、連休明けからはマザーズ指数先物が上場 する。影響は想定しにくいものの、基本的にはヘッジ手段が登 場したことで、マザーズ個別銘柄の選別物色の動きが強まること になると考える。さらに、米国主要企業の決算発表が本格化す る。18日にはバンカメ、ヤフー、IBM、ネットフリックス、19日には J&J、マイクロソフト、ゴールドマン、20 日にはモルガン、インテ ル、クアルコム、21 日には AT&T、AMD、GM、22 日には GE な どが発表を予定。国内金融関連株やハイテク株への影響度が 高まるとみられる。国内では 20 日に安川電機、22 日に日本電 産、東京製鐵が決算発表予定。 インテル決算や BB レシオの発表などから、輸出関連では半 導体製造装置メーカーの動向が注目される。また、全般的に は、決算発表が接近することで、内需好業績銘柄の押し目買い などに関心が向かいやすいタイミングでもあろう。 先週動いた銘柄・セクター(東証1部・個別銘柄は他市場が優先市場のものを除く) 上昇率上 位銘柄 コード 銘柄 7022 サノヤ スHD 7974 任天堂 6879 イマジ カ・ロボッ ト HD 8369 京都銀 行 6432 竹内製 作所 7608 エスケ イジャパン 7280 8140 下落率 上位銘柄 終値(円) 騰 落 率 ( %) コード 銘柄 業種別騰落 率 終値(円) 騰 落 率 ( %) 上位セクター 騰 落 率 ( %) 437.0 171.43 7599 ID OM 565.0 -27.84 その他製品 26.84 27,780.0 70.74 3632 グリ ー 495.0 -14.06 証券業 18.19 753.0 63.70 3169 ミサ ワ 438.0 -12.75 保険業 17.78 814.0 40.34 8940 イン テリックス 744.0 -11.85 銀行業 17.74 1,414.0 37.15 4680 ラウ ンドワン 734.0 -11.67 鉄鋼 15.74 327.0 33.47 4668 明光 ネットワー ク 1,116.0 -11.50 その他 ミツバ 1,258.0 29.29 2735 ワッ ツ 輸送用機器 リョー サン 3,045.0 29.19 4587 ペプ チドリーム 7818 トラン ザクション 1,335.0 28.74 3656 KL ab 7730 マニー 2,104.0 28.53 4577 ダイ ト 3366 一六堂 9983 ファー ストリテイ リング 8309 金 融業 14.70 977.0 -10.86 4,955.0 -10.72 14.29 691.0 -9.91 食料品 -0.19 2,595.0 -9.68 医薬品 1.53 下位セクター 騰 落 率 ( %) 406.0 28.48 3319 ゴル フダイジェ スト 892.0 -9.53 水産・農林 業 2.27 32,660.0 28.36 6058 ベク トル 2,745.0 -8.38 陸運業 2.95 三井住 友トラスト ・HD 362.5 25.09 3654 ヒト ・コミュニ 1,648.0 -8.29 パルプ・紙 3.77 6471 日本精 工 877.0 24.93 3194 キリ ン堂HD 828.0 -7.69 情報・通信 業 3.81 6844 新電元 工業 380.0 24.59 2815 アリ アケジャパ ン 5,560.0 -7.49 電力・ガス 業 4.25 7 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 テクニカル分析 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 176 Weekly 2016 07 19 マーケットを読む 日経平均株価 地政学リスクの高まりが懸念されて上値重い ■政策期待で 1390 円の大幅高に ンとして意識されていた 26 週移動平均線を、今年初めて終値ベ 1 年ほど続いた中期的な下落トレンドが転換す 前週の日経平均株価は週間ベースで 1390.87 円上昇。米雇用 ースで上抜いた。 統計通過後の欧米株上昇のほか、参議院選挙で政権与党が勝利 るかどうかは、今後 3 兆円前後の売買代金がコンスタントにで したことから、経済政策への期待感が高まり買い優勢でスター きるかにかかっている。一目均衡表でも転換線、基準線を上抜 トした。マドを伴う上昇後は、バーナンキ前 FRB 議長が安倍首 いていることから今後の展開には要注目となる。 ただ、トルコで軍事クーデターと思われる事態が発生したこ 相と会談すると伝わると、 「ヘリコプター・マネー」実施への思 惑が円買いポジションの反対売買を誘い円安が加速。ファース とから、連休明けは売り優勢の地合いとなる可能性がある。為 トリテの強い動きも加わり 5 日続伸となった。東証一部の売買 替市場では、ドル・円は 104 円 80 銭台、ユーロ・円は 115 円 70 代金は、 週末 3.1 兆円と 6 月 24 日以来の 3 兆円乗せとなったが、 銭台まで円高が進行。円建て CME 先物は、一時 15 日の日中終値 任天堂が 4700 億円の大商いとなったことや、公募価格を大きく 比 175 円安の 16385 円まで下落している。短期的な上昇に対す る過熱感が意識されるなか、地政学リスクの高まりが嫌気され 超える初値形成となった LINE なども影響した。 日足チャートでは、25 日移動平均線をギャップ・アップで上 て円買いが加速すれば、大きな売り圧力となる。トルコで事業 抜いた後、75 日移動平均線もクリアしている。6 月末の英国 EU 展開している銘柄以外にも売りが波及すると、ようやく高まり 離脱ショック前の水準を回復し、 6 月中旬の三角もち合い下放れ つつあった投資家心理が再び冷え込む可能性もある。日本が三 6 月 24 日の英 EU 離脱ショックのようなパニック的 手前の 16500 円レベルまで戻している。一目均衡表では、雲に 連休のため、 到達。遅行スパンが実線を上抜ける公算が大きいほか、転換線 な売りが東京市場を直撃することは避けられるが、さすがに上 が基準線を上抜いていることで上へのバイアスが強まる可能性 げ一服となりそうな雰囲気だ。今週は 16000 円から 16800 円を もある。一方、週足チャートでは、昨年夏以降、上値抵抗ライ 想定する。 一目均衡表(日経平均) ■ 基準線 ■ 転換線 ■ 遅行スパン ■ 先行スパンスプレッド(雲) 円 8 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 今週の分析銘柄 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 176 Weekly 2016 07 19 今週の分析銘柄 -1- カカクコム〈2371〉東証 1 部 『Pokémon GO』の波及効果で外食産業関連に注目 ■年齢・形態を問わない外出機会の増加期待 価格比較サイト「価格.com」や飲食店情報サイト「食べログ」な どを展開。現在話題となっている『Pokémon GO』は、町を歩き隠 れているポケモンを探すアプリだ。同アプリの日本でのリリース、 また今後開発されるであろう同種アプリのリリースなどで、年齢・ 形態を問わず、外出機会の増加が見込まれる。任天堂や関連銘 柄に過熱感が出始めているなか、外出機会の増加が追い風とな る外食産業関連銘柄に資金が向かうことも期待されよう。 ■公式LINEアカウント開設でアプリの利用機会増加 足元の業績では、16 年 3 月期は 2 桁増収増益を達成。『食べ ログ』アプリの機能追加や操作性の向上、加えて飲食店向け予 約台帳アプリ『ヨヤクノート』の提供を開始した。その結果、有料 サービスを利用するレストラン、個人会員の獲得が進み事業は 好調推移、今期についても2 桁増益を計画。また 12日には LINE 売買単位 100 株 7/15 終値 2065 円 目標株価 2250 円 業種 サービス アプリに、公式アカウントを開設した。アカウントを利用した『食べ ログ』の会員登録、レストランのネット予約などに対応するなど、 同社アプリが利用される場面の拡大が期待されよう。また同社は 10 月の日経平均構成銘柄入れ替えの候補にも。目標株価は現 在値から約 9%上昇した水準の 2250 円とする。 ★リスク要因 ポケモン GO に対する規制等。 2371:日足 上値抵抗線となっている 200 日線突 破に期待。 (百万円) 会計期 売上高 前期比 営業利益 経常利益 前期比 当期利益 1株益(円) 2013/3連 23,276 15.9% 11,616 11,611 28.8% 7,090 124.52 2014/3連 29,814 28.1% 14,680 14,774 27.2% 9,066 40.46 2015/3連 35,787 20.0% 16,808 17,167 16.2% 10,890 49.19 2016/3連 41,275 15.3% 19,534 19,580 14.1% 13,100 59.59 2017/3連予 48,000 16.3% 23,000 23,000 17.5% 15,900 72.76 9 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 176 Weekly 2016 07 19 今週の分析銘柄 -2- ディップ〈2379〉東証 1 部 足元の好業績や政策期待など株価上昇へのカタリスト多い ■実質的には想定以上の好決算 12 日に発表した第 1 四半期決算では、営業利益は 22 億円で 前年同期比22.5%増益と順調な推移となっている。ただ、通期予 想は 85 億円で前期比 18.7%増益であり、伸び率を比較する限り はほぼ想定線と受け止められ、好業績銘柄としての位置づけも 高いことから、短期的な出尽し感が強まる場面も見られた。しか し、第 1 四半期は積極的な広告宣伝を行ったことで、販売管理費 が前年同期の 39.7 億円に対して、54.2 億円と大幅に増加してい る。これを吸収する形で、通期計画を上回る増益率となっている とことは、表面上の数値以上にポジティブなサプライズと捉えら れよう。主力のメディア事業の売上拡大が業績の牽引役となって おり、業績成長には陰りが見られない。6-8 月期が営業減益前提 となっている上半期業績は、今後大きく上方修正されていこう。 売買単位 100 株 7/15 終値 2908 円 目標株価 3218 円 業種 サービス 社員の給与水準引き上げなどで、今後も人材の流動化が進むと 考えられ、同社などには引き続きビジネスチャンスの拡大が期待 されるところ。2015 年7 月の高値水準となる 3218 円を目標株価と したい。 ★リスク要因 株価の長期上昇銘柄には利食い売り圧力も。 ■人材サービス会社には政策期待高い 働き方改革は、今回の経済対策の目玉にもなっている。非正規 2379:日足 需給妙味も強く、6月高値再接近場面 で買戻しなども期待。 (百万円) 会計期 売上高 前期比 営業利益 経常利益 前期比 当期利益 1株益(円) 2013/2単 9,142 -20.0% 248 233 -69.5% 61 5.56 2014/2単 13,050 42.7% 1,714 1,702 630.5% 940 85.06 2015/2単 19,530 49.7% 4,806 4,817 183.0% 2,856 257.97 2016/2単 26,798 37.2% 7,162 7,170 48.8% 4,675 84.44 2017/2単予 32,000 19.4% 8,500 8,502 18.6% 5,640 101.87 10 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 176 Weekly 2016 07 19 今週の分析銘柄 -3- 日本マクドナルドホールディングス〈2702〉JASDAQ ポケモンGO効果による集客増に期待先行へ ■既存店売上高は7ヶ月連続増加 ファストフードチェーン大手。6 月既存店売上高が前年同月比 18.5%増と、7 ヶ月連続で増加するなど、業績が回復傾向にあ る。裏メニューなどの効果もあり、客単価も上昇している。今後、 夏休みシーズンに入るほか、猛暑効果等もあり、売上の回復が 続くことが期待される。株価は先週の上昇で年初来高値を更新し ており、昨年 12 月高値 3070 円が射程に入っている。ダブルトッ プ形成で達成感も意識されそうだが、信用倍率は 1 倍を下回る 売り長の需給状況が慢性化していることから、売り方の買戻しが 強まる展開も期待される。 ■「スポンサー・ロケーション」への思惑 また、海外での「ポケモン GO」の記録的なヒットを背景に日本 での配信が待たれるが、マクドナルドの店舗が、「スポンサー・ロ ケーション」として追加されるのではとの思惑が高まっている。ゲ 売買単位 100 株 7/15 終値 3040 円 目標株価 3300 円 業種 小売 ーム内で重要な役割を果たす場所となった場合には、大幅な集 客増が見込める可能性への期待が高まりやすいだろう。思惑先 行になりやすいだろうが、「ポケモノミクス銘柄」として押し目買い 意欲につながることになりそうだ。2002年高値水準である3300円 を中期的な目標とする。 ★リスク要因 米社による保有株売却に伴う混乱。 2702:日足 直近ダブルトップ水準を上放れ。 (百万円) 会計期 売上高 前期比 営業利益 経常利益 前期比 当期利益 1株益(円) 2012/12連 294,710 -2.5% 24,780 23,770 -13.9% 12,870 96.80 2013/12連 260,441 -11.6% 11,524 10,236 -56.9% 5,138 38.64 2014/12連 222,319 -14.6% -6,714 -7,974 - -21,843 - 2015/12連 189,473 -14.8% -23,440 -25,898 - -34,951 - 2016/12連予 220,000 16.1% 3,300 2,200 - 1,000 11 7.52 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 176 Weekly 2016 07 19 今週の分析銘柄 -4- あいホールディングス〈3076〉東証 1 部 業績好調な監視カメラ関連株として注目 ■相次ぐテロやクーデターで監視カメラに関心 マンション向け監視カメラや米国での情報機器が収益柱。環境 試験装置や設計事業なども展開する。さまざまに展開する各事 業で業界トップクラスとなっていくことで増収増益を続けている。 先週末にはフランスのトラックテロやトルコのクーデターといった 事件が伝わっており、外部環境の不透明感がさらに増してきて いる。これら報道を受けて、監視カメラの必要性が改めて高まっ ていく可能性があるとみて、関連株の一角である同社に注目した い。 ■3Qまでの進捗率は75%超と堅調に推移 2016 年 6 月期の業績は、会社予想ベースで前期比 25.8%増 収、同 16.6%営業増益の増収増益が見込まれている。第 3 四半 期までの営業利益進捗率は 75.5%と順調に推移しているほか、 民泊サービスの進展を背景に監視カメラの需要は今後も拡大す 売買単位 100 株 7/15 終値 2430 円 目標株価 2800 円 業種 卸売り るとみられる。外部環境に不透明感が増すなかで業績安心感は 相対的に高いと想定したい。株価は足元で上昇する 5 日線をサ ポートにしっかりした推移。5 日線と 25 日線のゴールデンクロス 示現も目前に迫っている。目標株価は 75 日線が位置する 2800 円に設定する。 ★リスク要因 足元の円高に対する過度な警戒感の台頭。 3076:日足 上昇する 5 日線がサポートラインとし て意識される。ゴールデンクロス示現 は目前。 (百万円) 会計期 売上高 前期比 営業利益 経常利益 前期比 当期利益 1株益(円) 2012/6連 28,156 8.3% 3,542 3,970 14.7% 2,406 44.74 2013/6連 32,389 15.0% 4,974 5,080 28.0% 2,974 62.79 2014/6連 36,976 14.2% 6,399 6,553 29.0% 4,043 85.38 2015/6連 41,333 11.8% 7,118 8,422 28.5% 5,566 117.53 2016/6連予 52,000 25.8% 8,300 8,600 2.1% 5,700 120.35 12 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 176 Weekly 2016 07 19 今週の分析銘柄 -5- ディジタルメディアプロフェッショナル〈3652〉マザーズ 「Pokemon GO Plus」控え任天堂・ウェアラブル関連として ■GPU手掛け任天堂ゲーム機にも採用 スマートフォンゲームアプリ「Pokemon GO」の好調で任天堂 <7974>が連日活況となっている。新興市場でも関連銘柄物色は 活発で、AppBank<6177>やモバイルファクトリー<3912>といった 銘柄が急伸している。日本でのPokemon GOリリースや専用デバ イス「Pokemon GO Plus」を控え、「ポケモノミクス」相場はまだまだ 続きそうだ。ディジタルメディアプロフェッショナル(DMP)はグラ フィックスプロセッサ(GPU)の開発・販売を手掛け、任天堂ゲー ム機にも採用されている。 ■Pokemon GO Plusでウェアラブル普及加速とも 任天堂が小型ファミコン「Nintendo Classic Mini」を発表したこと もあって、DMP へ思惑買いが向かう場面がありそうだ。また、 Pokemon GO Plus の発売を前にウェアラブル関連としても DMP に注目しておきたい。Pokemon GO Plus がウェアラブル普及の起 売買単位 100 株 7/15 終値 3130 円 目標株価 4000 円 業種 情報・通信 爆剤になるとの見方も出始めており、関連銘柄の物色が活発化 する可能性がある。なお、17 年 3 月期は赤字継続の見通しで、8 月5日の第1四半期決算発表までの短中期トレードを想定してい る。当面の目標株価は節目の 4000 円に設定する。 ★リスク要因 業績に対する警戒感の高まり。 3652:日足 6月24日安値2288円から緩やかにリ バウンドし 25 日線を突破。ただ 3500 円水準が上値抵抗となっている。 (百万円) 会計期 売上高 前期比 営業利益 経常利益 前期比 当期利益 1株益(円) 2013/3単 714 -31.6% -129 -36 - -115 - 2014/3単 355 -50.3% -569 -365 - -366 - 2015/3単 464 30.7% -462 -265 - -311 - 2016/3単 733 58.0% -176 -193 - -64 - 2017/3単予 1,000 36.4% -161 -161 - -161 - 13 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 176 Weekly 2016 07 19 今週の分析銘柄 -6- ウェザーニューズ〈4825〉東証 1 部 5 年連続夏場に買われた銘柄として注目 ■各地で集中豪雨を記録 先週、九州地域や関東各所で、1 時間に 80 ミリや 100 ミリの猛 烈な豪雨が記録された。一方、北関東では雨が全く降っておら ず、ダムの貯水率が低下していることから節水という言葉も聞か れ始めている。また、早くも猛暑の兆しが見られていることから同 社に注目したい。同社は世界最大規模の気象情報会社で、個人 や法人を対象に気象情報を提供している。足元、主力の船舶向 けサービスが、海運市況の低迷を受けて逆風に。ただ、為替の 円高推移が一服していることはプラス材料となるほか、5 年連続 で 7 月から 8 月にかけて買われていることからも今後の上昇が期 待できよう。 売買単位 100 株 7/15 終値 3290 円 目標株価 3500 円 業種 情報・通信 は、8 日に年初来安値 3150 円をつけて以降、反発が見られる。 陰線が多く商いがさほど膨らんでいないことから、反発基調は弱 いかもしれないが、いったんは 25 日移動平均線を意識した動き も期待できよう。節目の 3500 円をターゲットとする。 ■25日移動平均線を意識した反発へ 足元の株価は昨年 12 月に上場来高値 4580 円をつけたあと は、中期的な調整トレンドが続いている。ただ、日足チャートで ★リスク要因 円安基調の一服。 4825:日足 年初来安値からの反発で 5 日移動平 均線をクリアしている。 (百万円) 会計期 売上高 前期比 営業利益 経常利益 前期比 当期利益 1株益(円) 2013/5連 13,007 0.7% 2,696 2,760 -1.0% 1,724 159.16 2014/5連 13,306 2.3% 3,268 3,293 19.3% 1,873 172.56 2015/5連 14,064 5.7% 3,304 3,504 6.4% 2,252 207.19 2016/5連 14,511 3.2% 3,387 3,208 -8.4% 2,195 201.57 2017/5連予 15,000 3.4% 3,400 3,300 2.9% 2,300 211.11 14 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 176 Weekly 2016 07 19 今週の分析銘柄 -7- ツガミ〈6101〉東証 1 部 工作機械受注のモメンタムが急速に好転 ■6月の工作機械受注が急回復 12 日に日本工作機械工業会が発表した 6 月の工作機械受注 は、前年同月比 19.9%減であった。依然として伸び悩み傾向は 続く状況だが、同社は同 10.3%増とプラスに転じる状況となって いる。中国で自動車向けが好調だったほか、現地メーカー向け スマホ関連での受注も獲得したもようだ。国内は同 11.0%減と低 調であったが、輸出が同 19.1%増と急回復している。年初から主 要メーカーの中でも受注低迷が目立っていただけに、ポジティ ブなモメンタムの改善といえる。ちなみに、5 月は同 29.4%減、4 月は同 33.6%減であった。業績底打ち期待が徐々に高まってい くことになりそうだ。 売買単位 1000 株 7/15 終値 451 円 目標株価 500 円 業種 機械 ■継続した自社株買いも評価ポイント か、貸借倍率は 0.3 倍台と需給妙味も状況と考えられる。また、継 続した自己株式の取得実施を行っていることも評価。4 月15 日に 発表の自社株買いは上限150 万株を取得して5 月27 日に終了、 現在は 6 月 22 日から 9 月 9 日を取得期間に上限 200 万株の自 社株買いを行っている。節目の 500 円を目標株価とする。 景気敏感株見直しの動きにも乗って、株価は足元で反発基調 に転じているが、PBR は依然として 1 倍を割り込む水準にあるほ ★リスク要因 工作機械メーカー内では割安感目立たず。 6101:日足 6 月に上値抵抗となった 25 日線、75 日線を大きく突破へ。 (百万円) 会計期 売上高 前期比 営業利益 経常利益 前期比 当期利益 1株益(円) 2013/3連 52,812 47.8% 8,447 6,800 75.5% 4,207 57.16 2014/3連 32,225 -39.0% 1,184 1,932 -71.6% 344 4.72 2015/3連 54,132 68.0% 7,253 7,745 300.9% 5,297 74.37 2016/3連 40,132 -25.9% 2,125 1,095 -85.9% 877 13.04 2017/3連予 43,000 7.1% 3,500 3,200 192.2% 2,300 35.51 15 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 176 Weekly 2016 07 19 今週の分析銘柄 -8- メガチップス〈6875〉東証 1 部 「ポケモン GO プラス」で電子部品企業に関心 ■「ポケモノミクス」銘柄として物色の広がりに期待 デジタル・モバイルなど幅広い分野で製品開発を支援する研 究開発型ファブレスメーカー。IoT 時代の機器開発に不可欠なキ ーとなる LSI を ASSP(特定用途向け LSI)として提供する。ゲーム 機向け LSI では、Wii U・ニンテンドー3DS 等に LSI を提供してい る。そのため、足元で急動意をみせている「ポケモンGO」の爆発 的ヒットを背景とした任天堂関連、「ポケモノミクス」銘柄として、物 色の広がりに期待したい。既に前週は 5 日続伸とリバウンド基調 が強まっているが、3 月高値を意識したトレンド形成が期待されよ う。 ■「ポケモンGOプラス」に思惑も また、ポケモン GO 専用デバイス「ポケモン GO プラス」が注目 される。発売は 7 月下旬とみられているが、ポケモンを感知する とランプやバイブで通知し、ワンタッチで捕まえられる製品であ 売買単位 100 株 7/15 終値 1270 円 目標株価 1450 円 業種 電気機器 る。歩きスマホ防止にもなり、こちらの普及も加速しよう。任天堂 向け LSI を手掛けている同社に対しては、より思惑が高まりやす い。目標株価は 3 月高値を通過点とし、月足の雲上限が位置す る 1450 円処とする。 ★リスク要因 ポケモン GO に対する規制等。 6875:日足 5 日線が 75 日線を上抜く強い動き。 (百万円) 会計期 売上高 前期比 営業利益 経常利益 前期比 当期利益 1株益(円) 2013/3連 53,623 51.6% 3,962 4,120 26.3% 4,044 170.23 2014/3連 58,469 9.0% 4,173 4,277 3.8% 4,725 202.40 2015/3連 64,237 9.9% 4,895 3,400 -20.5% 1,251 55.64 2016/3連 55,662 -13.3% -335 313 -90.8% -782 2017/3連予 57,000 2.4% 1,200 1,000 219.5% 200 16 9.33 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 読者の気になる 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 176 Weekly 2016 07 19 読者の気になる銘柄 ファーストリテイリング 東証 1 部〈9983〉/日本株の先高期待反映の余地も残る 先週末は急騰でストップ高まで。 14 日に発表した第 3 四半期決算がポ ジティブなインパクトへとつながっ た。第 3 四半期累計営業利益は 1458 億円で前年同期比 23%減益、通期予 想は経常利益以下を下方修正してい る。 ただ、 3-5 月期の営業利益実績 465 億円は市場予想を 150 億円程度上回 っており、 想定以上の収益改善と捉え られる。過度な業績懸念の後退で、見 直しの動きが強まった。 野村證券では 投資判断を「バイ」に格上げ、目標株 価も 35500 円に引き上げている。 国内ユニクロ事業が 4 四半期ぶり の増益に転じており、 今後は既存店売 上の好調などが素直に反映されやす くもなろう。また、指数寄与度の高い 銘柄であるため、 短期的な反動は想定 されるものの、 日本株の先高期待が高 まる状況下では、 一段のリバウンド余 地も残ると考えたい。 円 (株) LINE 東証 1 部〈3938〉/想定以上の好スタートの反動で目先は調整基調にも 先週末に東証 1 部へ新規上場、初値 は公開価格を 48.5%上回る 4900 円と なった。 初値形成時の出来高は579 万 7200 株だった。公開規模の大きさな どから公開価格近辺での初値形成を 見込む声も聞かれたが、ブックビルデ ィングにおける高い人気などが反映 される格好に。先行して上場した米国 市場での終値(円換算で 4382 円)を 大きく上回る水準まで一時は上昇。 ただ、5000 円の節目を高値に伸び 悩み、終値は初値を 11.3%下回る 4345 円、米国市場の終値水準で取引 を終えている。今後の株価動向につい ては、初値が想定以上に伸長した反動 で調整基調となる可能性があろう。上 値の重さが意識されることで、短期投 資家も積極的に手掛けづらいとみら れる。当面はバリュエーションに対す る不安感も手控え要因に。先週末の米 国での株価水準は、円換算で 4150 円 レベルとなっている。 円 (株) 17 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 今週のテクニカ 週刊相場観測誌 Market デンソー 展望 Vol. 176 Weekly 2016 07 19 今週のテクニカル妙味銘柄 東証 1 部 〈6902〉 6 月 24 日の英国 EU 離脱ショック発生 前の水準をようやく回復している。日足 の一目均衡表では、三役逆転の売りサイ ンが点灯中だが、遅行スパンは実線を上 抜ける可能性がある(点線・四角A)ほ か、転換線も基準線をクリアする公算が 大きい(点線・丸B) 。今週は切り下が る雲への突入を試す展開に期待。商い増 加となれば雲上放れの可能性もある。 基準線 転換線 先行スパン A 先行スパン B 遅行スパン A B トヨタ自動車 東証 1 部 〈7203〉 6 月 28 日の 5000 円割れからの反発で 6 月 23 日の水準を回復。6 月戻り高値 5844 円の更新を試す展開となっている。 日足の一目均衡表では、マドを伴う上昇 で雲上限をクリア(点線・四角A) 。遅 行スパンも実線を上抜けていること(点 線・丸B)から、上へのバイアスが強ま る可能性もある。4 月 25 日以来となる 6000 円台回復を意識へ。 基準線 転換線 先行スパン A 先行スパン B 遅行スパン A B 18 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 テーマ別分析 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 176 Weekly 2016 07 19 カテゴリー考察 テーマ別分析 AR ポケモンゲーム「Pokémon Go」が社会生活をも変える ■多くのユーザーが外に出てゲームをする AR ポケモンゲーム「Pokémon Go」の爆発的なヒットを背景に、任天堂<7974>の先週 1 週間の上昇率は 70%を超えた。 「ポケモノ ミクス相場」の様相が強まるなか、多くの関連銘柄が動意付いたが、さすがに急ピッチの上昇に対する過熱警戒感から、反動安も 意識されてくるだろう。しかし、南仏ニースでのテロやトルコのクーデター未遂など、地政学リスクが高まっていることから、主 力銘柄は手掛けにくい。そのため、 「ポケモノミクス」関連など資金回転が利きやすい銘柄に引き続き資金が向かいやすいだろう。 また、ポケモン GO 専用デバイス「Pokémon GO Plus」の発売を控えていることもあり、対象銘柄に変化がみられる可能性がある。 さらに、これまで家に篭ってゲームをしていた多くのユーザーが外に出てゲームをするといった、社会生活をも変えてくる可能性 がある。外出用のスマホ関連製品のほか、コンビニ、ファミレスなどの外食産業、歩きスマホ防止でのウエアラブルへの波及など、 ポケモノミクスの第 2 弾として物色対象が広がる展開を想定したい。 ■「Pokémon Go」の派生が期待される銘柄群 ポイント 7/15株価 (円) 前週末 終値比率 (%) 時価総額 (億円) 7974 任天堂 ARポケモンゲーム「Pokémon Go」 27,780.0 70.74 39,356 7581 サイゼリヤ 低価格のイタリアファミレス 2,269.0 23.98 1,186 6767 ミツミ電機 ゲーム機のコントローラーの製造や組み立て 464.0 21.78 406 6804 ホシデン コネクタ・スイッチ、ゲーム機の組み立てなど 698.0 21.39 487 6875 メガチップス Wii U・ニンテンドー3DS等にLSIを提供 1,270.0 18.80 293 6594 日本電産 ウェアラブル端末の駆動に欠かせない小型精密モータ 8,395.0 17.72 25,029 6724 セイコーエプソン 歩きスマホ防止でメガネ型のウェアラブル端末 1,803.0 16.39 7,205 3134 Hamee Eコマースサイト運営 2,106.0 16.28 165 6762 TDK Bluetoothモジュール 6,060.0 15.42 7,853 6752 パナソニック 超小型リチウムイオン電池の需要増 6810 日立マクセル ウエアラブル向け小型角型リチウムイオン電池 4027 テイカ 日焼け止め用微粒子酸化チタン 3382 セブン&アイ・ホールディングス コード 銘柄 986.3 14.28 24,194 1,500.0 13.37 800 495.0 11.48 255 コンビニエンスストア 4,500.0 10.34 39,890 2702 日本マクドナルドホールディングス ファストフード、ロケーションへの期待 3,040.0 5.29 4,042 3197 すかいらーく ファミレス大手 1,357.0 3.58 2,641 3652 ディジタルメディアプロフェッショナル ウエアラブル端末向け部品 3,130.0 3.30 85 2371 カカクコム 「食べログ」、外出機会の増加が追い風 2,065.0 2.88 4,534 6750 エレコム モバイルバッテリー 2,262.0 2.53 901 9861 吉野家ホールディングス 牛丼チェーン 1,423.0 2.15 927 3352 バッファロー モバイルバッテリー 770.0 0.65 16 4578 大塚ホールディングス 水分補給飲料の「ポカリスエット」 4,859.0 0.49 27,105 9943 ココスジャパン ファミレス 1,878.0 0.42 324 7550 ゼンショーホールディングス 牛丼「すき家」 1,534.0 -0.58 2,295 4998 フマキラー 携帯用虫よけ 625.0 -0.95 206 2651 ローソン コンビニエンスストア 7,860.0 -2.23 7,884 3543 コメダホールディングス 喫茶店チェーン 1,867.0 -4.01 818 出所:フィスコ作成 19 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 スクリーニング 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 176 Weekly 2016 07 19 カテゴリー考察 スクリーニング分析 全般リバウンドの中での出遅れ銘柄に短期注目 ■来週からの個別物色本格化を控えて全般水準訂正の流れが継続 来週からは国内でも決算発表が本格化してくる。これに伴い、来週以降は個別物色の流れが強まっていくと考えるが、今週まで は全般的な水準訂正の動きが継続すると考えたい。一方、先週 1 週間の日経平均は記録的な上昇となったことで、株価上昇を主導 してきたような銘柄には短期的な過熱感も意識されるところ。株価リバウンドの流れにこれまで乗り切れていない、出遅れ銘柄の リバウンドに注目したいところだ。とりわけ、足元のリバウンドは為替の円安反転も加わっていることで、輸出関連セクターが妙 味といえる。また、マザーズ指数先物上場の影響が読み切れない新興市場よりも、時価総額が相対的に大きい銘柄のリバウンドに 注目。 スクリーニング要件としては、1.2/1 終値から 7/8 終値までの下落率が 40%以上、2.7/8 終値から 7/15 終値までの上昇率が 20% 未満、3、時価総額が 500 億円以上、4.輸出関連セクター(化学、ゴム製品、輸送用機器、電気機器、精密機器、機械、非鉄金属、 鉄鋼)としている。 ■短期出遅れの景気敏感株 コード 銘柄 2/1株価 (円) 7/8株価 (円) 2/1-7/8 騰落率 (%) 7/15株価 (円) 7/8-7/15 騰落率 (%) 時価総額 (億円) 4996 クミアイ化学工業 1,351 563 -58.3 642 14.0 558 5105 東洋ゴム工業 2,505 1,048 -58.2 1,223 16.7 1555 974 442 -54.6 501 13.3 4928 2,966 1,360 -54.1 1,614 18.7 1521 7211 三菱自動車工業 6995 東海理化 8050 セイコーHD 568 292 -48.6 336 15.1 696 6976 太陽誘電 1,514 781 -48.4 920 17.8 1108 6796 クラリオン 430 222 -48.4 256 15.3 724 4246 ダイキョーニシカワ 2,096 1,126 -46.3 1,292 14.7 955 6486 イーグル工業 2,066 1,110 -46.3 1,282 15.5 638 4202 ダイセル 1,783 983 -44.9 1,137 15.7 3979 7287 日本精機 2,665 1,474 -44.7 1,680 14.0 1023 6773 パイオニア 295 164 -44.4 186 13.4 692 4118 カネカ 1,173 654 -44.2 763 16.7 2671 6463 TPR 3,210 1,800 -43.9 2,130 18.3 767 5949 ユニプレス 2,597 1,478 -43.1 1,726 16.8 824 6592 マブチモーター 6,700 3,820 -43.0 4,325 13.2 3024 6952 カシオ計算機 2,465 1,422 -42.3 1,581 11.2 4253 6651 日東工業 2,090 1,219 -41.7 1,349 10.7 580 799 468 -41.4 545 16.5 737 6961 エンプラス 4,275 2,512 -41.2 2,892 15.1 527 5727 東邦チタニウム 6967 新光電気工業 1,062 629 -40.8 723 14.9 515 4041 日本曹達 645 385 -40.3 451 17.1 702 6508 明電舎 522 313 -40.0 345 10.2 785 出所:フィスコアプリなどより作成 20 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 先週の話題レポート 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 176 Weekly 2016 07 19 カテゴリー考察 先週の話題レポート 7 月 19 日にマザーズ指数先物が上場 ■マザーズ銘柄へ幅広い投資の可能性、ヘッジ手段の増加がメリット 7 月 19 日に、東証マザーズ指数先物が大阪取引所に上場する。野村證券では、東証マザーズ市場の現状を踏まえた上で、先物上 場による市場への影響を考察している。また、テクニカルアナリストによる、東証マザーズ指数の見通しを併せて示している。 マザーズ先物の登場により、個別には流動性が薄い銘柄も多いマザーズ上場銘柄に対して、市場全体に網羅的に投資する手段が 出来る点はメリット。また、マザーズ銘柄の保有者にとっては、ヘッジ手段が増えることも先物導入のメリットとして挙げている。 一方、マザーズ先物の取引を行う上で留意しておきたい点として、(1)時価総額上位の企業のウエイトが高く、これらの企業の 株価変動が指数に強く影響する、(2)業種構成の偏り、が挙げられるとしている。また、マザーズ先物上場の 7 月 19 日時点では、 16 年度第 1 四半期決算の発表や日米の金融政策決定会合の開催を控えて、日本株全体に影響するカタリストを見出しにくい。新規 性もあって、マザーズ先物上場直後は活発な取引が予想されるとみている。 ■東証マザーズ指数の構成ウエイト上位銘柄(16 年 6 月末) コード 銘柄 指数 構成比 (%) 4565 そーせいグループ 17.1 7779 CYBERDYNE 13.5 6月の平均 売買代金 (百万円/日) 備考 44,733 創薬ベンチャー 4,863 介護、医療用ロボットスーツ開発 2121 ミクシィ 8.7 4571 ナノキャリア 2.0 3,952 SNS運営、収益の柱はスマホゲーム 974 創薬ベンチャー 4564 オンコセラピー・サイエンス 1.7 315 創薬ベンチャー 2489 アドウェイズ 1.5 2160 ジーエヌアイグループ 1.4 236 創薬ベンチャー 4563 アンジェスMG 1.4 1,211 創薬ベンチャー 4592 サンバイオ 1.4 2,077 バイオベンチャー 4593 ヘリオス 1.4 1,597 バイオベンチャー 3653 モルフォ 1.3 3,006 スマホ向け画像処理等 8789 フィンテックグローバル 1.1 753 事業再生、成長企業への金融支援 2497 ユナイテッド 0.9 620 スマホ向け広告、アプリ 4813 ACCESS 0.9 247 従来型携帯向け閲覧ソフト 2158 FRONTEO 0.9 6094 フリークアウト 0.9 8922 日本アセットマーケティング 0.8 3665 エニグモ 0.8 4594 グリーンペプタイド 0.8 4,044 アフィリエイト広告で国内首位 563 電子データ収集・分析 1,927 ネット広告枠のリアルタイム取引サービス 45 ビル賃貸、不動産管理 867 服飾中心のソーシャル通販サイト運営 8,414 創薬ベンチャー 出所:野村證券 21 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 信用需給動向 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 176 Weekly 2016 07 19 カテゴリー考察-信用需給動向 Market Data 「ポケモノミクス初動」 信用残高 金額ベース 単位:百万円 8 日申し込み時点の 2 市場信用残高は、買い残高が 345 億円増の 2 兆 3217 億円、売り残高が 207 億円減の 5739 億円だった。買い残高は 4 週ぶりに増加、売り残高が 2 週ぶりに減少した。買い方の信用評価損益率は-15.84% から-18.10%に悪化。売り方の評価損益率は+5.99%から +7.16%に上昇している。信用倍率(買い残高÷売り残高) は前週の 3.85 倍から 4.05 倍に上昇した。 この週(4-8 日)の日経平均株価は前週末比 575.50 円 安の 15106.98 円だった。英国の EU 離脱によって、他の 欧州諸国への打撃がより直接的かつ深刻なものになりか ねないとの見方が再燃し、イタリアの銀行に対する危機 感が高まったほか、スペインへも信用不安が拡散する格 信用倍率(倍) 好となった。これにより日本株市場も利益確定の売りが 先行し、さらに為替市場での円高が重石になり、調整が 強まった。 個別では任天堂<7974>の信用倍率が 3.30 倍から 1.88 倍へと取り組みに厚みが増している。AR ポケモンゲーム 「ポケモン Go」が米国で 6 日にローンチされ、アプリス トアで売上ランキング首位と伝えられた。これを受けて 株価が急動意をみせるなか、反動を狙った新規売りが積 み上がっている。先週(11-15 日)の任天堂は出来高を伴 っての急騰となったが、売り買いともに相当積み上がっ ている可能性がありそうだ。 取組みが改善した銘柄 コード 市場 銘柄 7/15終値 (円) 信用買残 (7/8:株) 信用売残 (7/8:株) 信用倍率 (7/8:倍) 信用買残 (7/1:株) 信用売残 (7/1:株) 信用倍率 (7/1:倍) 2914 東証1部 J T 4,270.0 654,900 533,100 1.23 845,500 221,800 3.81 9064 東証1部 ヤマトHD 2,478.0 71,100 910,800 0.08 107,200 676,200 0.16 9432 東証1部 NTT 7974 東証1部 任天堂 6098 4911 2395 東証1部 新日科学 9437 東証1部 NTTドコモ 6301 東証1部 コマツ 3258 東証1部 ユニゾHD 9433 7545 4,874.0 415,400 384,400 1.08 659,900 343,000 1.92 27,780.0 416,600 221,500 1.88 406,200 123,100 3.30 東証1部 リクルートHD 3,910.0 100,700 522,800 0.19 145,700 494,000 0.29 東証1部 資生堂 2,885.0 117,300 536,600 0.22 136,100 417,400 0.33 714.0 3,378,000 1,960,800 1.72 3,260,900 1,339,200 2.43 2,848.0 644,200 838,500 0.77 749,900 692,000 1.08 1,995.0 1,020,500 831,200 1.23 1,033,400 618,300 1.67 3,635.0 384,700 595,700 0.65 511,300 603,800 0.85 東証1部 KDDI 3,146.0 390,500 666,000 0.59 544,600 709,600 0.77 東証1部 西松屋チェ 1,462.0 81,500 712,700 0.11 107,000 777,700 0.14 7616 東証1部 コロワイド 1,881.0 147,300 551,700 0.27 173,700 515,400 0.34 4922 東証1部 コーセー 9,000.0 118,900 184,100 0.65 124,400 156,000 0.80 2379 東証1部 ディップ 2,908.0 263,100 387,600 0.68 277,600 333,900 0.83 22 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 連載コラム 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 176 Weekly 2016 07 19 連載コラム 東京都知事選は政局含み 7 月 10 日に投開票された第 24 回参院選は、自民・公明の圧 実施された自民党総裁選に初の女性候補として出馬。麻生太 勝に終わりました。民進、共産、社民、生活などによる野党共 郎現財務相に敗れはしたものの、3 位の与謝野馨氏に大差を 闘が注目され、1 人区では一定の成果を挙げたものの、与党 つけ健闘しました。閣僚としては環境相や防衛相などを歴任 に打撃を与えることはできませんでした。2018 年までの今後2 するなどキャリアを構築しています。 年間は国政選挙が予定されていないので、安倍晋三首相の 政権運営は当面安泰とみられています。しかし、敵対勢力は どの候補者が勝つかは今後のキャンペーン次第でしょう。た 野党だけとは限りません。今月末の東京都知事選をきっかけ だ、2012 年12 月に第2 次安倍政権が発足してから 3 年半、安 に自民党内の権力争いに発展する可能性もあります。 倍首相サイドによる政権内の締め付けに不満がうっ積してい ることは確かなようです。昨年 9 月、自民党総裁選で有力候補 英国の欧州連合(EU)離脱の先行き不透明感から市場セン だった野田聖子元郵政相が出馬を取りやめるに至ったエピソ チメントはかなり悪化していましたが、参院選翌日以降の金融 ードは象徴的です。今回の都知事選を起点に、安倍首相の 市場では、与党圧勝と安倍政権による 10 兆円規模の経済対 「親衛隊」への不満が一気に噴出し、党内の反安倍勢力が小 策に国内外の市場参加者から期待が高まり、日経平均株価は 池氏の支援に回れば大接戦になる可能性もあります。 大幅続伸。また、ドル・円は、米雇用統計発表後に一時 99 円 99銭まで下落したにもかかわらず、6円(6%)近くも急騰しまし 都知事選告示の 7 月 14 日、東京・池袋駅西口で行われた小 た。英国をはじめ米国やオーストラリアなど、最近の選挙戦で 池氏の街頭演説に、自民党の若狭勝衆院議員(比例東京ブロ 現職のリーダーに異を唱えるような状況とは対照的に、日本 ック)が応援に駆けつけるシーンがみられました。自民党の東 は安倍政権を圧倒的に支持するという民意から、今後の政策 京都連は党が推薦していない候補者を応援した場合、親族も 運営がスムーズに展開する、と市場では受け止められていま 含めて除名処分などの対象としているようです。自民党都連 す。 の所属議員の姿は他にみられなかったものの、党の推薦を 受けられずに無所属で出馬した小池氏や、処分覚悟の若狭氏 しかし、市場がそう判断するのは時期尚早ではないでしょう による捨て身の行動に、「政権内で冷遇されている反安倍勢 か。7月31日投開票の東京都知事選やその後の自民党人事、 力の闘争心を掻き立て、勢いづかせる」(自民党関係者)とい 内閣改造の内容によっては政局が一気に流動化する可能性 った声が聞かれます。 があるからです。都知事選は 7 月14 日に告示され、21 人が立 候補しました。自民党は、第 1 次安倍内閣時代に総務相を務 東京都知事選は地方の首長を決める選挙であり国政とは無 めた元総務相の増田寛也氏を擁立。一方、民進など野党 4 党 関係かもしれません。しかし、この都知事選の結果を判断した は、最終的にジャーナリストの鳥越俊太郎氏の擁立を決めま うえで、安倍首相は 8 月の党人事と内閣改造に踏み切る意向 した。 のようです。この人事では、自民党幹事長が焦点となりそうで す。2020 年の東京オリンピックまで安倍政権をさらに盤石なも 筆者は、自民党内の権力争いという観点から元防衛相の小 のにするため、党内の引き締めをさらに強化する役割が求め 池百合子氏に注目しています。小池氏は、もともと地盤が兵庫 られるためです。役割とは、例えば、自民党総裁任期の延長 県の選挙区でしたが、2005年8月の「郵政選挙」で当時の小泉 です。都知事選を通じて台頭した反対勢力を政権内に取り込 純一郎首相が郵政民営化に賛同しない候補者の選挙区に「刺 むか、あるいは遠ざけるか、パワーバランスに微妙に影響を 与えるでしょう。 客」として送り込んだ経緯から、その後は東京 10 区を地元とし ています。また、2008 年 9 月には福田康夫首相の辞任に伴い 23 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 今週のマーケットデータ 週刊相場観測誌 Market 1 2 3 展望 Vol. 176 Weekly 2016 07 19 スケジュール レーティング 投資主体別売買動向 資料編 今週のMarket Data 経済カレンダー 2-4 決算カレンダー 5 格上げ・買い推奨 6 格下げ・売り推奨 7 総括コメント 8 市場別データ 9 10 4 新規上場銘柄 結果とスケジュール 5 一目均衡表雲抜け銘柄 雲上抜け銘柄(東証 1 部) 11-12 雲下抜け銘柄(東証 1 部) 13 1 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 176 Weekly 2016 07 19 経済カレンダー - 1 Market Data 7 月 18 日~7 月 23 日 ※全て日本時間で表示 日付 曜日 7月18日 月 時間 内容 10:30 中・不動産価格指数(6月) 20:25 ブ・週次景気動向調査 23:00 米・NAHB住宅市場指数(7月) 株式市場は祝日のため休場(海の日) 米・決算発表 バンク・オブ・アメリカ、IBM、ヤフー、ネットフリックス、ヴイエムウェア 欧・欧外相理事会 英・イングランド銀行(英中央銀行)のウィール政策委員が欧離脱の影響について講演 7月19日 火 05:00 米・対米証券投資収支(5月) 17:30 英・消費者物価コア指数(6月) 17:30 英・生産者物価産出コア指数(6月) 18:00 独・ZEW期待調査(7月) 18:00 欧・ZEW期待調査(7月) 20:00 トルコ・中央銀行が政策金利発表 21:30 米・住宅着工件数(6月) 21:30 米・住宅建設許可件数(6月) 東証マザーズ指数先物取引開始 米・IMF世界経済見通し改訂版発表 米・決算発表 ゴールドマン、ロッキード・マーチン、ジョンソン・エンド・ジョンソン、マイクロソフト 欧・決算発表 ボルボ、ノバルティス 7月20日 水 08:50 主要銀行貸出動向アンケート調査(7月) 10:00 銅電線出荷統計(6月) 14:30 百貨店売上高(全国・東京地区6月) 15:00 独・生産者物価指数(6月) 16:00 コンビニエンスストア売上高(6月) 16:00 訪日外国人客数(6月) 17:00 南ア・消費者物価指数(6月) 17:00 欧・経常収支(5月) 17:30 英・失業率(6月) 17:30 英・ILO失業率(3カ月)(5月) 20:00 米・MBA住宅ローン申請指数(先週) 23:00 欧・ユーロ圏消費者信頼感速報値(7月) 決算発表 安川電 ブ・ブラジル中央銀行が政策金利(SELICレート)発表(21日までに) 米・決算発表 モルガン・スタンレー、アメリカン・エキスプレス、インテル、eベイ、クアルコム 欧・決算発表 ASML 2 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 176 Weekly 2016 07 19 経済カレンダー - 2 Market Data 7 月 18 日~7 月 23 日 ※全て日本時間で表示 日付 曜日 7月21日 木 時間 内容 08:50 対外対内証券売買(先週) 13:30 全産業活動指数(5月) 14:00 全国スーパー売上高(6月) 15:00 スイス・貿易収支(6月) 17:30 英・小売売上高(6月) 20:45 欧・欧州中央銀行(ECB)が政策金利発表、ドラギ総裁が記者会見 21:00 ブ・拡大消費者物価指数(IPCA-15)(7月) 21:30 米・新規失業保険申請件数(先週) 21:30 米・フィラデルフィア連銀製造業景況指数(7月) 22:00 米・FHFA住宅価格指数(5月) 22:45 米・消費者信頼感指数(先週) 22:45 米・経済期待指数(7月) 23:00 米・中古住宅販売件数(6月) 23:00 米・景気先行指数(6月) インソースが東証マザーズに新規上場(公開価格:520円) デュアルタップが東証ジャスダックに新規上場(公開価格:1110円) 決算発表 中外薬、サイバーA 南ア・南アフリカ準備銀行(中央銀行)が政策金利発表 米・決算発表 ブラックストーン、AT&T、AMD、スターバックス、ビザ、GM 欧・決算発表 ダイムラー、ロシュ、ユニリーバ 亜・インドネシア中央銀行が政策金利発表 7月22日 金 10:45 中・MNI企業景況感指数(7月) 16:30 独・製造業PMI(7月) 16:30 独・サービス業PMI(7月) 16:30 独・総合PMI(7月) 17:00 日本銀行が保有する国債の銘柄別残高 17:00 日本銀行による国庫短期証券の銘柄別買入額 17:00 欧・ユーロ圏製造業PMI速報値(7月) 17:00 欧・ユーロ圏サービス業PMI速報値(7月) 17:00 欧・ユーロ圏総合PMI速報値(7月) 21:30 加・小売売上高(5月) 21:30 加・消費者物価指数(6月) 22:45 米・製造業PMI速報値(7月) 決算発表 日電産 米・決算発表 GE 欧・欧州中央銀行(ECB)専門家予測調査 7月23日 土 中・G20財務相・中央銀行総裁会議(成都、24日まで) 3 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 176 Weekly 2016 07 19 スケジュール 日米主要経済指標のポイント ■(米)6 月住宅着工件数 19 日(火)午後 9 時 30 分発表予定 (予想は 117 万戸) 参考となる 5 月実績は 116.4 万戸だった。着工件数は市場予想をやや上回ったが、この水準からさらなる 増加は期待できない状況。着工件数の先行指標となる 5 月住宅建設許可件数は 113.6 万戸。4 月実績を若干上回っているものの、 今後数カ月は着工件数が大幅に増える余地はないとみられている。 -------------------------------------------------------------------■(米)6 月建設許可件数 19 日(火)午後 9 時 30 分発表予定 (予想は 115 万戸) 参考となる 5 月実績は 113.6 万戸だった。米国経済は緩やかに拡大しており、雇用情勢は悪化していない が、住宅市況の大幅な改善は期待できない。中古住宅販売は順調だが、住宅建設許可件数が継続的に増える状況ではないとみら れる。 -------------------------------------------------------------------■(欧)欧州中央銀行が金融政策発表 21 日(木)午後 8 時 45 分発表予定 (予想は、金融政策の現状維持) 前回 6 月 2 日の理事会では、 「英国が欧州連合(EU)から離脱を決めた場合、ユーロ圏に著 しいマイナスの影響が及び、成長見通しを悪化させる」との懸念が共有された。現時点では、金融不安や信用収縮が拡大する懸 念はないことから、今回の理事会では金融政策の現状維持が決定される見込み。ただし、ユーロ圏のインフレ見通しが大幅に改 善される見込みはないだけに、将来的な追加緩和への思惑は後退しないとみられる。 -------------------------------------------------------------------■(米)6 月中古住宅販売件数 21 日(木)午後 11 時発表予定 (予想は 547 万戸) 参考となる 5 月実績は、553 万戸。前月比+1.8%で販売件数は 2007 年 2 月以来の高い水準となった。販 売件数は増加しており、市場予想とほぼ一致した。販売価格の中央値は前年同月比+4.7%(23.97 万ドル)で過去最高となった。 6 月については 5 月実績をやや下回る見込みだが、中古住宅市況は好調であり、販売件数は高い水準を維持する見込み。 -------------------------------------------------------------------- 4 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 決算カレンダー 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 176 Weekly 2016 07 19 決算カレンダー Market Data ※括弧内は決算説明会の予定日。なお、下記のカレンダーはあくまでも予定で企業の都合により変更される可能性があります。 日付 7月20日 7月20日 7月20日 7月20日 7月20日 7月20日 7月21日 7月21日 7月21日 7月21日 7月21日 7月21日 7月21日 7月21日 7月22日 7月22日 7月22日 7月22日 7月22日 7月22日 7月22日 7月22日 7月22日 7月22日 7月22日 7月22日 7月22日 7月22日 7月22日 コード 5609 5933 6506 6961 7949 8617 2268 2397 3328 4519 4751 6641 7466 9914 2656 3250 3688 3912 4291 4765 4929 4973 5204 5423 6594 6755 7422 8566 8595 銘柄 日鋳造 アルインコ 安川電 エンプラス 小松ウオル 光世証 サーティワン DNAチップ BEENOS 中外薬(07/25) サイバエージ(07/21) 日新電 SPK 植松商 ベクター ADワークス VOYAGE モバファク JIEC モーニングスタ アジュバン 高純度化 石塚硝 東製鉄 日電産(07/22) 富通ゼネ 東邦レマック リコーリース ジャフコ 上場部名 東証2部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 ジャスダックS 東証2部 マザーズ 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 ジャスダックS ジャスダックS 東証1部 東証1部 マザーズ 東証2部 ジャスダックS 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 ジャスダックS 東証1部 東証1部 時刻 15:00 15:00 16:00 15:00 15:00 14:00 15:00 16:00 15:00 15:30 15:00 15:00 15:00 15:00 15:00 日付 コード 銘柄 上場部名 時刻 15:00 12:00 15:00 15:00 15:00 13:00 15:00 15:15 16:00 15:00 13:00 15:00 5 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 176 Weekly 2016 07 19 レーティング 格上げ・買い推奨 格上げ・買い推奨 ※下記のレーティングや目標株価は証券各社が発表したもののうち、フィスコが把握したものを集計しています。 日付 7月11日 証券会社 CS 7月14日 7月15日 レーティング 目標株価(円) コンコルディア NEUTRAL→OUTPERFORM格上げ 540→500 8369 京都銀 NEUTRAL→OUTPERFORM格上げ 890→830 8958 グロバルRE 2→1格上げ 485000 8976 大和オフィス 2→1格上げ 760000 8952 JRE UNDERPERFORM→中立格上げ 595000→635000 8953 日本リテール 中立→買い格上げ 260000→290000 岩井コスモ 3382 7&I-HD B+→A格上げ 5400 東海東京 5191 住友理工 OUTPERFORM新規 1500 8771 Eギャランティ OUTPERFORM新規 4060 みずほ 7月13日 社名 7186 SMBC日興 7月12日 コード 9997 ベルーナ OUTPERFORM新規 ゴールドマン 7269 スズキ 買い→強い買い格上げ 815 シティ 6701 NEC 2→1格上げ 大和 9739 NSW 2新規 1250 CS 4751 サイバエージ OUTPERFORM新規 8000 1600 3100→3300 310→350 9449 GMO OUTPERFORM新規 SMBC日興 4593 ヘリオス 1新規 ゴールドマン 2802 味の素 中立→買い格上げ 2800→2900 シティ 3116 トヨタ紡織 2→1格上げ 2350→2320 CS 2432 DeNA OUTPERFORM新規 4000 3300 3659 ネクソン OUTPERFORM新規 1900 SMBC日興 4565 そーせい 1新規 23000 いちよし 7581 サイゼリヤ B→A格上げ 岩井コスモ 4919 ミルボン B→A格上げ 岡三 8194 ライフコーポ 中立→強気格上げ 3400 三菱 4507 塩野義 OVERWEIGHT新規 7000 JPモルガン 9513 Jパワー NEUTRAL→OVERWEIGHT格上げ - 三菱 8331 千葉銀 NEUTRAL→OVERWEIGHT格上げ 940→560 東海東京 8951 日本ビルF OUTPERFORM新規 野村 9983 ファーストリテイ NEUTRAL→BUY格上げ 6 - 733000 31500→35500 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 176 Weekly 2016 07 19 レーティング 格下げ・売り推奨 格下げ・売り推奨 ※下記のレーティングや目標株価は証券各社が発表したもののうち、フィスコが把握したものを集計しています。 日付 7月11日 証券会社 SMBC日興 コード 社名 レーティング 目標株価(円) 3227 MidCity 1→2格下げ 405000 3234 森ヒルズ 1→2格下げ 192000→175000 3282 コンフォリア 1→2格下げ 256000 3295 ヒューリックRE 1→2格下げ 215000 いちよし 4819 Dガレージ A→B格下げ モルガン 8604 野村HD OVERWEIGHT→EQUALWEIGHT格下げ 岩井コスモ 3398 クスリのアオキ B+→B格下げ 6700→5400 940→460 600→410 4188 三菱ケミHD A→B格下げ 7月12日 岡三 8028 Fマート 強気→中立格下げ 7月13日 ゴールドマン 2587 サントリーBF 強い買い→中立格下げ 5850→5250 7956 ピジョン 中立→売り格下げ 2750→2250 9064 ヤマトHD 買い→中立格下げ 2600→2700 シティ 6444 サンデンHD 1→3格下げ 東海東京 4298 プロトコーポ OUTPERFORM→NEUTRAL格下げ CS 3632 グリー UNDERPERFORM新規 岩井コスモ 4902 コニカミノルタ A→B+格下げ - 7974 任天堂 A→B+格下げ - 大和 4980 デクセリアルス 2→3格下げ 1670→770 CS 4912 ライオン OUTPERFORM→NEUTRAL格下げ 1450→1800 岩井コスモ 7599 ガリバー A→B+格下げ みずほ 8960 ユナイテッドU 買い→中立格下げ 7月14日 7月15日 7 6300 360→210 2150→1250 510 204000 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 -600 8 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 2016/7/4 2016/6/27 2016/6/20 2016/6/13 事業法人 2016/6/6 2016/7/4 2016/6/27 2016/6/20 2016/6/13 2016/6/6 信託銀 2016/5/30 2016/5/23 2016/7/4 2016/6/27 2016/6/20 2016/6/13 2016/6/6 2016/5/30 2016/5/23 2016/5/16 2016/5/9 2016/5/2 2016/4/25 2016/4/18 2016/4/11 2016/4/4 2016/3/28 2016/3/22 2016/3/14 2016/3/7 2016/2/29 外国人 2016/5/30 2016/5/23 2016/5/16 2016/5/9 2016/5/2 2016/4/25 2016/4/18 2016/4/11 2016/4/4 2016/3/28 2016/3/22 2016/3/14 2016/3/7 2016/2/22 2016/2/15 2016/2/8 2016/2/1 Vol. 176 Weekly 2016 07 19 2016/5/16 2016/5/9 2016/5/2 1000 2016/4/25 0 2016/4/18 1500 200 2016/4/11 2000 400 2016/4/4 2500 600 2016/3/28 800 2016/3/22 1000 2016/3/14 単位:億円 2016/3/7 -700 2016/2/29 -600 2016/2/22 -300 2016/2/29 -200 2016/2/22 -100 2016/2/15 単位:億円 2016/2/8 200 2016/2/15 -5000 2016/1/25 -3000 2016/2/1 -2000 2016/2/8 -1000 2016/1/18 0 2016/1/25 1000 2016/1/18 2000 2016/2/1 2016/7/4 2016/6/27 2016/6/20 単位:億円 2016/1/25 2016/6/6 2016/5/9 2016/5/16 2016/5/23 2016/5/30 2016/6/6 2016/6/13 2016/6/20 2016/6/27 2016/7/4 3000 2016/1/18 2016/7/4 2016/6/27 2016/6/20 投信 2016/6/13 生・損保 2016/6/13 2016/5/30 2016/5/23 2016/5/16 2016/5/9 2016/5/2 2016/4/25 2016/4/18 2016/1/18 2016/1/25 2016/2/1 2016/2/8 2016/2/15 2016/2/22 2016/2/29 2016/3/7 2016/3/14 2016/3/22 2016/3/28 2016/4/4 2016/4/11 2016/4/18 2016/4/25 2016/5/2 個人 2016/6/6 2016/5/30 2016/5/16 2016/5/23 2016/5/9 2016/5/2 2016/4/25 2016/4/18 2016/4/11 2016/4/4 2016/3/28 2016/3/22 2016/3/14 2016/3/7 2016/2/29 2016/2/22 2016/2/15 2016/2/8 2016/2/1 2016/1/25 2016/1/18 展望 2016/4/11 2016/4/4 2016/3/28 2016/3/22 2016/3/14 2016/3/7 2016/2/22 2016/2/29 2016/2/15 2016/2/8 2016/2/1 2016/1/25 2016/1/18 週刊相場観測誌 Market 投資主体別売買動向 - 1 総括コメント 外国人投資家は総合で売り越し継続 に転じた。また、個人投資家は 2142 億円と買い越しに転じた。 7 月第 1 週の投資主体別売買動向によると、外国人投資家は総合で 2019 億円と売り越し継続となった。現物については売り越し その他、事法は 476 億円と買い越しに転じた。生・損保は 317 億円と売り越し継続となった。投信は 2295 億円、都地銀は 486 億円、信託は 143 億円と売り越しに転じた。自己は TOPIX 先物、225 先物買いの、現物売りで 1804 億円と買い越しに転じた。この 週の裁定残は、ネットベースで 1340 億円減少の 2701 億円となった。なお、週間の騰落率は日経平均で 3.67%の下落へ。 8000 単位:億円 6000 4000 2000 -2000 0 -4000 -6000 -4000 -10000 -8000 -12000 -14000 6000 単位:億円 100 0 5000 4000 3000 -400 2000 -500 1000 0 -1000 4000 単位:億円 1400 1200 3500 3000 -200 500 -400 -500 0 株式会社フィスコ 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 176 Weekly 2016 07 19 投資主体別売買動向 - 2 市場別データ 単位:億円 日付 現 物 自己 個人 外国人 投信 事業法人 生・損保 都地銀 信託銀 16/03/28 ▲493 1,107 ▲79 287 9 ▲443 ▲65 ▲581 16/04/04 ▲2,683 111 327 414 376 ▲40 ▲147 1,542 16/04/11 ▲1,646 ▲3,466 3,849 1,075 88 ▲208 ▲230 891 16/04/18 1,032 ▲4,606 5,321 ▲156 ▲103 ▲143 ▲116 ▲698 16/04/25 84 1,013 ▲892 ▲151 368 ▲233 ▲90 ▲313 16/05/02 ▲890 2,617 ▲3,143 ▲113 322 117 79 578 16/05/09 ▲1,866 ▲137 568 289 648 ▲138 262 237 16/05/16 ▲47 ▲1,301 22 ▲265 1,308 148 ▲122 179 16/05/23 1,229 ▲1,104 ▲705 ▲293 802 ▲118 ▲87 158 16/05/30 ▲116 349 ▲1,462 ▲250 1,150 ▲172 ▲94 512 16/06/06 ▲4,946 295 2,236 ▲205 871 78 ▲9 1,489 16/06/13 ▲1,965 1,934 ▲2,208 563 3,533 15 50 213 16/06/20 ▲1,397 355 ▲1,301 238 261 15 27 1,251 16/06/27 ▲2,536 ▲119 105 606 20 ▲605 ▲167 2,283 16/07/04 ▲1,908 1,692 ▲1,749 ▲372 442 ▲297 ▲76 1,526 単位:億円 日付 T O P I X 先 物 自己 個人 外国人 投信 事業法人 生・損保 都地銀 信託銀 16/03/28 ▲385 ▲105 ▲3,598 452 ▲25 ▲284 0 16/04/04 1,448 ▲169 ▲869 3 ▲115 ▲72 ▲9 4,012 ▲21 16/04/11 752 150 35 ▲595 22 ▲132 ▲44 ▲210 16/04/18 ▲1,026 73 1,333 ▲423 ▲3 29 ▲20 ▲58 16/04/25 439 ▲57 18 ▲292 4 66 72 ▲216 16/05/02 991 ▲64 ▲922 ▲28 ▲0 188 20 ▲175 16/05/09 1,307 108 ▲1,118 ▲189 0 7 ▲37 ▲143 16/05/16 ▲488 ▲8 605 ▲55 3 ▲110 18 52 16/05/23 ▲259 ▲3 65 198 3 48 1 ▲161 16/05/30 690 ▲1 480 ▲370 ▲6 ▲115 ▲19 ▲706 16/06/06 3,789 11 ▲2,728 367 25 ▲560 15 ▲942 16/06/13 2,610 6 ▲1,874 ▲261 ▲0 ▲288 17 ▲300 16/06/20 1,002 24 ▲588 88 77 62 5 ▲601 16/06/27 1,319 87 ▲1,448 ▲174 50 372 11 ▲400 16/07/04 2,480 ▲57 ▲88 ▲922 ▲0 ▲20 ▲25 ▲1,373 単位:億円 日付 日 経 平 均 先 物 自己 個人 外国人 投信 事業法人 生・損保 都地銀 信託銀 16/03/28 268 ▲44 1,033 ▲1,589 13 ▲142 138 208 16/04/04 442 ▲110 ▲902 1,193 99 0 ▲399 ▲519 16/04/11 89 ▲328 2,006 ▲710 ▲35 ▲210 ▲144 ▲124 16/04/18 ▲49 186 1,442 ▲1,615 ▲4 9 216 47 16/04/25 ▲147 106 2,860 ▲2,588 8 ▲39 ▲106 ▲333 16/05/02 585 116 ▲1,621 819 1 0 89 49 16/05/09 1,546 ▲135 ▲2,478 1,244 7 ▲101 ▲218 130 16/05/16 ▲231 11 ▲208 616 ▲16 ▲20 127 ▲285 16/05/23 ▲802 ▲20 1,238 ▲436 ▲19 ▲10 151 ▲44 ▲18 16/05/30 689 24 ▲433 ▲224 30 ▲10 ▲69 16/06/06 1,640 ▲61 ▲1,752 ▲189 ▲17 206 ▲19 232 16/06/13 925 257 ▲1,531 487 11 0 ▲30 ▲163 16/06/20 10 7 2,497 ▲1,583 ▲91 2 ▲214 ▲386 16/06/27 516 ▲447 ▲964 732 ▲74 ▲112 410 141 16/07/04 1,232 507 ▲182 ▲1,001 34 0 ▲385 ▲296 9 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market ※ 展望 Vol. 176 Weekly 2016 07 19 新規上場銘柄 結果とスケジュール データは直近の新規上場銘柄の結果とスケジュールを全て掲載しています。 証券会社によって取り扱いが異なりますので、お取引の際は各証券会社にご確認ください。 銘柄名 LINE 事業内容: デュアルタップ コード 市場 上場日 仮条件 (円) 3938 東1 7/15 2,900~3,300 公募株数 (株) 35,000,000 売出株数 (株) 5,250,000 公募価格 (円) 初値 (円) 3,300 4,900 主幹事 7/15終値 (円) 野村 4,345 モバイルメッセージャー・アプリケーション「LINE」によるコミュニケーション、コンテンツ、広告等のサービスを提供する LINE ビジネス・ポータル事 業 3469 JQ S 7/21 1,010~1,110 200,000 306,000 1,110 - SBI - 事業内容: 不動産販売事業、不動産賃貸管理・仲介事業及び海外不動産事業 インソース 6200 東M 7/21 450~520 700,000 1,542,500 520 - みずほ - 1,500~1,700 90,000 74,800 - - 大和 - 事業内容: 研修をはじめとする社会人向け教育サービス リファインバース 6531 事業内容: 東M 7/28 廃棄物に再資源化処理を行うことで合成樹脂を製造し販売する再生樹脂製造販売事業、産業廃棄物の収集運搬・中間処理を行う産業廃棄物処 理事業 10 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 176 Weekly 2016 07 19 一目均衡表雲抜け銘柄 雲上抜け銘柄(東証1 部) 雲上抜け銘柄(東証1部) 終値 (円) 先行スパンA 先行スパンB (円) (円) コード 銘柄 終値 (円) 先行スパンA 先行スパンB (円) (円) コード 銘柄 1414 ショーボンド 5120 4490 4677.5 1720 東急建設 969 896.5 872.5 1721 コムシスHD 1714 1656 1645 1762 高松G 2480 2387 2441.5 1768 ソネック 600 579.25 531.5 1802 大林組 1093 1059.5 957 1814 大末建 930 893.75 873 1824 前田建 899 780.5 821 1893 五洋建 583 492.5 520 1924 パナホーム 872 849.25 824.5 1926 ライト工 1129 1062.75 1055 1951 協エクシオ 1337 1255.25 1319.5 1952 新日空調 1065 1004.25 1033.5 1982 日比設 1679 1518 1523 2004 昭和産 477 464 470.5 2131 アコーディア 1203 1137.75 1177.5 2175 SMS 2289 2233 1850.5 2181 テンプHD 1773 1769 1624 2207 名糖産 1318 1310.75 1301 2211 不二家 199 195 195 2215 第一パン 122 111.5 117.5 2395 新日科学 714 478 647 2768 双日 260 252.75 240.5 2904 一正蒲鉾 1077 1019.5 1062.5 3079 DVx 1270 1154 1235 3104 富士紡HD 271 217.5 264.5 3159 丸善CHI 379 347.25 368 3191 ジョイフル本田 2448 2371.25 2356.5 3387 クリレスHD 1075 986.5 823.5 3421 稲葉製作 1370 1291.25 1357 3580 小松精 694 656.5 650.5 3708 特種東海 377 355.75 342.5 3950 ザ・パック 2858 2820.5 2733.5 4045 東亜合成 1044 968.75 982.5 4046 大阪ソーダ 430 429.5 428 4095 日パーカライ 1251 1135.75 1231.5 4097 高圧ガス 654 630.5 628 4212 積水樹脂 1677 1557.5 1564.5 4220 リケンテクノス 440 415.25 438.5 4368 扶桑化学 1630 1604.25 1523 4452 花王 5968 5903.5 5763 4613 関ペイント 2114 1850 1959.5 4619 日特塗 1071 1025 972 4620 藤倉化 592 531.5 540.5 4633 サカタインクス 1301 1119 1085.5 4709 ID 960 914 945 4716 日本オラクル 5910 5560 5470 4722 フューチャー 805 738.5 744.5 4745 東京個別 650 635.75 579 4776 CYBOZU 376 318.25 368.5 4801 セントラルSP 2345 2312.75 2306.5 4809 パラカ 1545 1488.5 1377 4917 マンダム 4860 4730 4702.5 4928 ノエビアHD 3225 3175.75 2897.5 5015 BPカストロール 1209 1184.5 1207 5195 バンドー化 5332 TOTO 4335 3888.75 3606 5451 淀川鋼 5707 東邦鉛 373 284.75 357.5 5801 5821 平河ヒューテ 887 812 746 6087 アビスト 2097 2085.25 1918.5 6098 リクルートHD 3910 3618.75 6222 島精機 1990 6381 アネスト岩田 976 520 491 483.5 2611 2381.75 2475.5 古河電工 257 247 233.5 5929 三和HD 980 923.5 946 6089 ウィルグループ 979 887.25 875 3797.5 6099 エラン 1425 1402.5 1354 1821.25 1903.5 6367 ダイキン 9067 7929 8157.5 937.25 880 6383 ダイフク 1967 1886 1707.5 11 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market コード 展望 Vol. 176 Weekly 2016 07 19 終値 (円) 銘柄 一目均衡表雲抜け銘柄 雲上抜け銘柄(東証1 部) 先行スパンA 先行スパンB (円) (円) コード 銘柄 終値 (円) 先行スパンA 先行スパンB (円) (円) 6419 マース 2127 2030 2076 6459 大和冷 947 896.25 861.5 6490 日ピラ工 1035 990.5 995 6586 マキタ 6760 6717.5 6290 6617 東光高岳 1684 1481 1606 6676 メルコ 2363 2083.75 2168 6728 アルバック 3100 2847.5 2539 6742 京三製 361 347 352.5 6744 能美防災 1441 1428 1428 6756 日立国際 1643 1587.5 1605 6791 コロムビア 457 455.25 444 6845 アズビル 3100 2928.5 3061 6856 堀場製 4635 4393.75 4575 6869 シスメックス 7400 7297.5 6845 6879 イマジカロボッ 753 454.75 616.5 6914 オプテックス 2908 2790.25 2539.5 6916 アイオデータ 624 552.75 614.5 7022 サノヤスHD 437 248.25 291 7148 FPG 1110 860.25 1039 7241 フタバ 7244 市光工 278 235 263 7245 大同メタル 7276 小糸製 4915 4545 4295 7416 7481 尾家産業 908 882.5 887.5 7482 7554 幸楽苑HD 1546 1513 1515.5 7613 シークス 3590 3402.75 3125 7840 フラベッドH 944 938.5 7974 任天堂 27780 8056 日ユニシス 1294 8086 ニプロ 1271 8218 コメリ 2669 8530 中京銀 8923 トーセイ 9001 509 498 508.5 1132 1041.5 1127.5 はるやま 748 743.5 745 シモジマ 1101 1069 1069 7570 橋本総業HD 1592 1447 1422 7821 前田工繊 1084 1029 988 929.5 7951 ヤマハ 2918 2861 2458 18608.75 18595 8032 紙パル商 352 330.25 334 1283.25 1203.5 8081 カナデン 942 919.25 922 1256.75 1260 8194 ライフコーポ 3135 3015.5 2857.5 2552.5 2652.5 8244 近鉄百 338 314.25 319.5 243 225 227 8686 AFLAC 7750 7265 7265 820 730.75 797 8928 穴吹興産 251 240.25 245 東武 571 557.25 555.5 9007 小田急 1238 1191.75 1190 9042 阪急阪神 775 751 730.5 9058 トランコム 6740 6540 6227.5 9308 乾汽船 956 891.25 913 9470 学研HD 263 258.25 255.5 9514 FESCO 705 543.5 667.5 9551 メタウォーター 3025 2920.5 2852.5 9601 松竹 1147 1062.75 1053.5 9715 トランスコスモス 2945 2934.5 2672.5 9717 ジャステック 1062 998.25 1021 9739 NSW 1125 933 1013 9749 富士ソフト 2502 2492.25 2375 9759 NSD 1667 1617.25 1606 12 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 176 Weekly 2016 07 19 一目均衡表雲抜け銘柄 雲下抜け銘柄(東証1 部) 雲下抜け銘柄(東証1部) コード 終値 (円) 銘柄 先行スパンA 先行スパンB (円) (円) コード 銘柄 終値 (円) 先行スパンA 先行スパンB (円) (円) 3050 DCM 904 909.5 987.5 3173 大阪工機 788 831.5 790 4577 ダイト 2595 2955 2754.5 4668 明光ネット 1116 1230.25 1265 8940 インテリックス 744 821 778 9428 クロップス 500 513.75 508 13 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 【ご投資にあたって】 本レポート記載の内容に従ってお取引される場合、店舗における国内の金融商品取引所に上場する株式(売買単位未満を除 く)の場合は約定代金に対して最大1.134%(税込み)(ただし、約定代金の1.134%に相当する額が2,700円(税込み)に満たない 場合は2,700円(税込み))の委託手数料をご負担いただきます。 また、株式相場、金利水準、為替相場、不動産相場、商品相場等の価格の変動等および有価証券の発行者の信用状況(財 務・経営状況含む)の悪化等、それらに関する外部評価の変化等により損失が生じる恐れ(元本欠損リスク)があります。 なお、信用取引などを行う場合は、対象となる株式等または指標等の価格変動により損失の額がお客様の差し入れた委託保 証金などの額を上回るおそれ(元本超過損リスク)があります。なお、商品毎に手数料等およびリスクは異なりますので、当該商 品等の契約締結前交付書面やお客様向け資料をよくお読みください。 【免責事項】 ■ 本資料は株式会社フィスコ(以下「フィスコ社」という)独自の調査・判断に基づくものであり、ひろぎんウツミ屋証券株式会社によ る投資情報ではありません。そのためひろぎんウツミ屋証券は本資料の正確性、完全性について一切の責任を負うものではな く、また、本資料の情報に基づいて被ったいかなる損害についても一切の責任を負いません。 ■ フィスコ社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものであり、投資その他の行動を勧誘するものではありませ ん。また、掲載される情報はフィスコ社が信頼できると判断した情報源をもとに作成したものですが、その内容及び情報の正確 性、完全性または適時性について、フィスコ社は保証を行なっておらず、また、いかなる責任を持つものでもありません。 ■ 本文、データなどに関しましては、著作権法などの法律、規制により知的所有権が保護されており、個人の方の本来目的以外で の使用や他人への譲渡、販売コピーは認められていません(法律による例外規定は除く)。 ■ 金融商品(投資信託・外貨預金・公共債等)は、価格の変動等により損失が生じるおそれがあります。 ■ 商品毎に手数料等およびリスクは異なりますので、金融商品をお申込の際は、当該商品等の契約締結前交付書面もしくは投資 信託説明書(交付目論見書)の内容をよくお読みください。 私たちはお役に立つ情報提供を常に考え、行動しています。 商 号 等:ひろぎんウツミ屋証券株式会社 金融商品取引業者 中国財務局長(金商)第20号 加入協会:日本証券業協会 本社 〒730-0032 広島市中区立町2-30 電話:082-245-5000(代) htt p://www.hirogin-utsumiya.co.jp 本 店営 業部 〒730-0032 広島市中区立町2-30 ゆめタウン 広島市南区皆実町2-8-17 〒734-0007 広 島出 張所 ゆめタウン広島内 法 人営 業部 〒730-0032 広島市中区立町2-30 ℡:082-245-5000 三 次 支 店 〒728-0013 三次市十日市東1-2-48 ℡:0824-62-3121 ℡:082-252-8415 可 部 支 店 〒731-0221 広島市安佐北区可部5-13-12 ℡:082-815-2600 ℡:082-245-5035 五日市支店 〒731-5127 広島市佐伯区五日市7-4-33 ℡:082-922-0161 福 山 支 店 〒720-0808 福山市昭和町1-1 ℡:084-922-1321 東広島支店 〒739-0014 東広島市西条昭和町3-21 ℡:082-422-3621 ℡:086-222-1561 廿日市支店 〒738-0024 廿日市市新宮1-9-34 ℡:0829-31-6611 ℡:0847-45-8500 岩 国 支 店 〒740-0017 岩国市今津町1-9-26 ℡:0827-22-3161 投 資 相 談 岡山市北区磨屋町1-3 〒700-0826 ブース岡山 広島銀行 岡山支店内 府 中 支 店 〒726-0004 府中市府川町337-1 尾 道 支 店 〒722-0035 尾道市土堂1-11-17 ℡:0848-23-8121 徳 山 支 店 〒745-0015 周南市平和通2-33 ℡:0834-31-5350 因 島 支 店 〒722-2323 尾道市因島土生町塩浜1894-10 ℡:0845-22-2291 防 府 支 店 〒747-0801 防府市駅南町4-1 ℡:0835-22-2871 竹 原 支 店 〒725-0026 竹原市中央1-5-3 ℡:0846-22-2295 宇 部 支 店 〒755-0043 宇部市相生町3-15 ℡:0836-31-1105 三 原 支 店 〒723-0014 三原市城町1-5-12 ℡:0848-67-6681 萩 〒758-0027 萩市吉田町64-2 ℡:0838-25-2121 呉 ℡:0823-21-6401 浜 田 支 店 〒697-0024 浜田市黒川町4185 ℡:0855-22-1515 別 府 支 店 〒874-0935 別府市駅前町12-11 ℡:0977-21-3111 東 京 支 店 〒103-0025 中央区日本橋茅場町1-12-4 ℡:03-3668-7551 支 店 〒737-0046 呉市中通2-4-13 支 店 ネットセンター(インターネット取引) http://www.hirogin-utsumiya.co.jp コールセンター(コール取引) フリーコール:0120-506-084 資料作成:株式会社フィスコ ■本レポートに関するお問合せ■ 株式会社フィスコ 営業開発部 電話:03-5774-2463 E-mail:[email protected] 〒107-0062
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