2016年7月19日号 - ひろぎんウツミ屋証券

Weekly Market Research Report
2016年7月19日号
今週の
POINT
国内株式市場
理想は「ポケモノミクス」から「アベノミクス」へのシフト
今週の分析銘柄 - FISCO Selection 8 -
ディジタルメディアプロフェッショナル【 マザーズ 3652 】ほか
テーマ別分析
ARポケモンゲーム「Pokémon Go」が社会生活をも変える
話題のレポート
7月19日にマザーズ指数先物が上場
スクリーニング分析
全般リバウンドの中での出遅れ銘柄に短期注目
来週からの個別物色本格化を控えて全般水準訂正の流れが継続
株式会社フィスコ
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目次
週刊相場観測誌
Market
1
展望
今週の市場見通し
Vol. 176 Weekly
2016 07 19
国内株式市場
マーケット概観
3
新興市場
4
米国株式市場
2
3
マーケットを読む
今週の分析銘柄
為替市場
米ドル/円予想レンジ
6
債券市場
債券先物・長期国債利回り予想レンジ
6
今週のポイント
7
日経平均株価
8
FISCO Selection
読者の気になる銘柄
テクニカル妙味銘柄
4
5
カテゴリー考察
5
カカクコム〈2371〉東証 1 部
9
ディップ〈2379〉東証 1 部
10
日本マクドナルドホールディングス〈2702〉JASDAQ
11
あいホールディングス〈3076〉東証 1 部
12
ディジタルメディアプロフェッショナル〈3652〉マザーズ
13
ウェザーニューズ〈4825〉東証 1 部
14
ツガミ〈6101〉東証 1 部
15
メガチップス〈6875〉東証 1 部
16
ファーストリテイリング〈9983〉東証 1 部
17
LINE〈3938〉東証 1 部
17
デンソー〈6902〉東証 1 部
18
トヨタ自動車〈7203〉東証 1 部
18
テーマ別分析
19
スクリーニング分析
20
先週の話題レポート
21
信用需給動向
22
連載コラム
2
23
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国内株式市場
週刊相場観測誌
Market
展望
Vol. 176 Weekly
2016 07 19
今週の市場見通し
国内株式市場 マーケット概観
理想は「ポケモノミクス」から「アベノミクス」へのシフト
■「ポケモノミクス」相場の様相
か、金融政策等による押し上げが必要なほか、金融セクターや
先週の日経平均は大幅に上昇。週間では最大で一時 1500 円
輸出関連等のリバウンド持続が不可欠であろう。
任天堂につい
を超える上昇となった。米雇用統計のサプライズを受けた米国
ては過熱警戒感もあるが、TOPIX インパクトが意識される時価
株高のほか、参議院選挙での政権与党圧勝が材料視され、大幅
総額水準でもあり、パフォーマンスの観点から組み込まざるを
に反発して始まった。その後も、政府による経済対策として大
得ない状況である。日本のコンテンツビジネスへの評価は高ま
型財政出動への期待感が高まったほか、英国の後任の首相が決
り、少なからずも先週の LINE<3938>にインパクトを与えた感
まったことで、英国の EU 離脱に対する世界的なリスク回避の
はある。外部環境が落ち着きをみせ、日経平均の一段の上昇を
流れも和らいだ。これにより、米国市場では NY ダウ、S&P500
想定するならば、いったんは「ポケモノミクス」から「アベノ
指数が最高値を更新。日本株市場も順調なリバウンドをみせて
ミクス」へのシフトは必要であろう。
いる。
さらに、市場のセンチメントを明るくさせたのが任天堂
<7974>である。米国、オーストラリアとニュージーランドで 6
■日本株への見直しに期待
需給面では、英国の EU 離脱による世界的なリスク回避ムー
日に配信を開始した AR(拡張現実)ゲーム「ポケモン GO」は、
ドが後退するなか、引き続き相対的に売り込まれていた日本株
リリースからわずか 1 日でいずれの国でもランキングの首位
への海外投資家の見直しが期待されるところ。特にアベノミク
に躍り出る爆発的なヒットとなった。関連として AR やポケモ
スへの失望から日本株への売りが加速した面もあり、今回の参
ングッズなどを手掛ける企業へと物色が広がるなか、市場は
議院選でのアベノミクス信任による政権の安定化を受け、
低下
「ポケモノミクス」相場の様相に。任天堂は連日大幅な上昇と
させていた日本株比率の引き上げ等も次第に意識されてくる
なり、さらに売買代金も連日でトップとなるなど、週を通じて
可能性はある。また、為替市場ではリスク回避の姿勢が和らい
好パフォーマンスをみせた。
で円売りが進んでおり、1 ドル 106 円台に乗せる場面もみられ
た。円相場が落ち着きをみせてくるようだと、輸出関連への業
■シグナル好転が意識されるが地政学が重石
績懸念も後退するだろう。
今週はさらにトレンドが強まるかが注目されるところであ
るが、地政学リスクの高まりが重石になりそうである。フラン
■マザーズ先物上場で中小型株への関心高まる
ス・ニースでのトラック暴走テロでは、テロ対策の難しさが露
そのほか、イベントとしては、19 日に東証マザーズ指数を
呈した。また、週末にはトルコで、軍の一部が主要都市で部隊
対象とした先物取引がスタートする。そーせい<4565>、ミクシ
を展開させるなどクーデターを試みる動きをみせたと伝えら
ィ<2121>、サイバーダイン<7779>等の時価総額の大きい銘柄の
れている。その後、クーデターは失敗と伝えられているが、こ
動向が注目されよう。仕掛け的な値動きに振らされやすく、短
の影響を見極める必要がありそうだ。
期筋にとっては値幅取り狙いの対象になるだろう。その他、初
日経平均は先週、
一時 16600 円を回復している。
16600-16800
期段階では時価総額が小さく、
品薄の銘柄等はイレギュラー的
円は価格帯別出来高で商いの膨れている水準である。いったん
な価格が形成される可能性がある。短期筋の需給要因にも振ら
上値を抑えられやすいところだろうが、テクニカル面では反対
されやすくなるため、バリュエーション面での評価は見送る必
にトレンドが出やすい期間でもある。一目均衡表では雲がねじ
要がありそうだ。
れを起こし、雲下限は 16542 円辺りから週末には 16218 円辺り
経済指標では 19 日に 7 月の独 ZEW 景況感指数、6 月の米住
まで切り下がる。そのため、雲を突破してくる可能性が高く、
宅着工件数、20 日に 7 月のユーロ圏消費者信頼感、21 日に 6
シグナルが好転してくる。
月の米中古住宅販売件数が発表される。また、23、24 日に G20
財務相・中央銀行総裁会議が中国・成都で開催される。国内で
■理想は「ポケモノミクス」から「アベノミクス」へのシフト
もっとも、これを一気に捉えるには外部環境の落ち着きのほ
は相当関心は低下しているようだが、20 日に 6 月の訪日外国
人客数が発表される。
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新興市場
週刊相場観測誌
Market
展望
Vol. 176 Weekly
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今週の市場見通し
国内株式市場 新興市場
マザーズ先物上場も本格反転にはなお時間、デュアルタップなど IPO
■19日にマザーズ指数先物の取引開始
マザーズ指数
今週の新興市場は、7月19日に予定されるマザーズ指数先
物の取引開始への思惑から反発を見せる場面もあるだろう。
ただ、任天堂<7974>の活況が続くうえ、4-6月期決算発表シ
ーズンが控えていることもあり、本格的なリバウンドに転じ
るには時間を要しそうだ。現物市場の流動性が低いだけに、
マザーズ指数先物は大きなかく乱要因となる可能性もある。
今週は7月21日にBEENOS<3328>、22日にモバイルファクト
リー<3912>などが決算発表を予定している。位置情報ゲーム
を手掛けるモバイルファクトリーは「Pokemon GO」からの連
想買いが向かっているが、業績面でも「ステーションメモリ
ーズ!」の好調で直近まで好決算が続いている。また、
「Pokemon GO」関連物色が活発となるなか、サン電子<6736>
やショーケース・ティービー<3909>といったAR(拡張現実)
関連、位置情報を活用したO2Oツールを手掛けるアイリッジ
<3917>などの動向も注視したい。
BEENOS<3328>
■21日にデュアルタップとインソースが上場
IPO関連では、7月21日にデュアルタップ<3469>がジャスダ
ックへ、インソース<6200>がマザーズへそれぞれ新規上場す
る。デュアルタップは公開規模5.6億円の小型案件で、IPO人
気の高まりづらい不動産関連ながら日本銀行の追加金融緩
和への思惑などから投資家の関心が向かっているようだ。た
だ、足元の中小型株の軟調はやや気になるところ。また、
LINE<3938>のセカンダリーでの株価推移がIPO人気に影響を
与える可能性もあるので注視したい。
円
モバイルファクトリー<3912>
円
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米国株式市場
週刊相場観測誌
Market
展望
Vol. 176 Weekly
2016 07 19
今週の市場見通し
米国株式市場
4-6 月期決算がピークを迎える
ソフトウェアのマイクロソフト(19 日)
、半導体のインテル
■先週の動き
(20 日)やクアルコム(20 日)
、通信大手の AT&T(21 日)
週初は、前週の雇用統計が引き続き好感されたほか、日本
などの決算発表が予定されている。IBM はハードウェア事業
の参院選で与党が勝利したことで景気刺激策への期待が高
部門の不振や為替変動の影響から、16 四半期連続で前年同期
まり、アジア・欧州株が全面高となった流れを受け、米国株
比減収となっている。クラウドサービスや人工知能によるデ
にも買いが広がった。週半ばに入り、英国の次期首相が決定
ータ分析など利益率の高い事業への転換が進むかが焦点と
したことや、非鉄金属のアルコアの好決算を受け、米企業業
なるだろう。
績への期待が高まり、上げ幅を拡大。また、週間新規失業保
ハイテク以外では、大手行のバンク・オブ・アメリカ(18
険申請件数が予想より減少したほか、生産者物価指数(PPI)
日)
、ゴールドマン・サックス(19 日)
、モルガン・スタンレ
が堅調な内容となったことも好感された。大手行などの良好
ー(20 日)
、クレジットカードのアメリカン・エキスプレス
な決算や原油高も支援材料となったものの、週末にかけてフ
(20 日)
、ファストフードのチポトレ・メキシカン・グリル
ランスのテロ事件でやや上値の重い展開となった。結局、週
(21 日)
、コーヒーチェーンのスターバックス(21 日)
、自
を通じて主要株価は上昇し、ダウ及び S&P500 種指数が過去
動車大手の GM(21 日)、複合企業のゼネラル・エレクトリッ
最高値を更新した。ナスダック総合指数も節目となる 5000
ク(22 日)などの決算発表が予定されている。スターバック
ポイントを上回った。
スは前四半期に米州地域の既存店売上高が予想を下振れた。
決算では、来店動機を高めるロイヤルティプログラムの充実
や新商品投入が米州地域の業績押し上げに寄与するかに注
■今週の見通し
雇用統計や生産者物価指数、小売売上高などの堅調な経済
目が集まるだろう。
指標や好調な企業決算を受けて、FF 金利の先物取引から算出
経済指標では 7 月 NAHB 住宅市場指数(18 日)
、6 月住宅着
される利上げ確率は 9 月まで 21%、12 月まで 42%、16 年 3 月
工・建設許可件数(19 日)
、6 月中古住宅販売件数(21 日)
、
までは 50%(15 日時点)と、一時後退していた利上げ予想が
7 月マークイット米国製造業景況指数(22 日)などの発表が
回復しつつある。今週は、ピークを迎える 4-6 月期決算や複
予定されている。住宅建設業者の景況感を示す NAHB 住宅市
数の住宅関連指標の結果に素直に反応する展開となりそう
場指数は 6 月発表値が 5 ヵ月ぶりの高水準となったほか、今
だ。
後 6 ヶ月の販売見通しも 8 か月ぶりの高水準となった。7 月
ハイテクでは、IT サービスの IBM(18 日)
、検索サイトの
ヤフー(18 日)
、配信サービスのネットフリックス(18 日)
、
も予想を上回る内容となれば、16 年下期の住宅市場に楽観的
な見方が広がるだろう。
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為替/債権市場
週刊相場観測誌
Market
展望
Vol. 176 Weekly
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今週の為替/債券市場見通し
為替/債券市場
為替市場
米ドル・円 予想レンジ
今週のドル・円は主要国の株価にらみの展開となりそうだ
が、株高基調は維持されるとの見方が多く、ドル・円は底堅い
動きが続くとみられる。菅官房長官は 12 日の会見で「バーナ
ンキ氏から財政政策で名目 GDP を上げるとともに、それと協調
して金融政策はやるべきで、日銀には金融を緩和するための手
段はまだいろいろ存在するという指摘があった」と語った。
市場関係者の間では、金融緩和の推進と積極財政の実施は
「ヘリ・マネ政策」に類似するとの見方が多い。株式市場は株
高につながる要因になると期待しており、リスク選好的な円売
りは継続する可能性がある。日本株だけではなく、欧米やアジ
ア諸国の株高が続けば 6 月 24 日の高値 106 円 84 銭を超えて
108 円レベルを目指す展開もあり得る。
ただ、ドル・円は短期間で大幅に上昇したことから、一部で
過熱感が指摘されている。トルコで発生したクーデターの今後
の展開や金融市場に及ぼす影響などを見極める必要があるこ
とから、リスク選好的な円売り・米ドル買いはやや抑制される
可能性がある。また、今週から本格化する米企業決算発表(4-6
月期)で市場予想を下回るケースが相次いだ場合や、ドル高に
批判的なドナルド・トランプ氏が共和党の大統領候補に正式指
名された場合、ポジション調整的なドル売りが増える可能性が
ある。
債券市場
103.00
~
107.00
円
【米共和党大会】
(18-21 日開催予定)
米共和党は全国大会を開催し、トランプ氏を同党の大統領候
補として正式に指名する見込み。トランプ氏はドル高には批判
的であるとみられており、正式指名は円高要因になるとの見方
が少なくない。
【米企業 4-6 月期決算】
バンク・オブ・アメリカ(18 日)
、ゴールドマン・サックス
(19 日)など、米大手企業の 4-6 月期決算が発表される。決
算数字が市場予想を下回った場合はドル売り材料になるとの
見方がある。
【20 カ国財務相・中央銀行総裁会議】
(23-24 日開催予定)
20 カ国財務相・中央銀行総裁会議(G20)が中国・成都で開
催される。従来通り通貨安競争の阻止などをテーマに議論され
る見通し。為替動向に関する日米間の認識などが注目される。
債券先物予想レンジ
長期国債利回り予想レンジ
■先週の動き
債券相場は反落。政府・日銀が「ヘリコプターマネー政策(ヘ
リ・マネ政策)
」について前向きに検討するとの思惑が広がり、
為替相場が円安方向に振れたことが要因。バーナンキ前米連邦
準備制度理事会(FRB)議長が 12 日、安倍首相、日本銀行の黒
田総裁と面会した。このときは、
「ヘリ・マネ政策」について
議論しなかったと報じられたが、一部通信社が 14 日、安倍首
相ブレーンである本田氏が 4 月にバーナンキ氏と永久国債に
ついて議論したと報じたことで円安が急速に進行し、15 日の
債券市場では長期債などの売りが優勢となり、債券先物は一時
153 円を下回った。
債券先物 9 月限は 13 日に 153 円 75 銭まで買われたが、15
日の取引で一時 152 円 99 銭まで下落し、153 円 10 銭でこの週
の取引を終えた。
円
152.60
円
~
154.00
円
-0.28
%
~
-0.18
%
■今週の見通し
20 日に行われる 20 年国債入札の結果と為替相場の動向を見
極める展開となる。
「ヘリ・マネ政策」に対する債券市場の警
戒感は残されており、20 年国債入札はやや低調な結果となる
可能性がある。
安倍首相や日本銀行の黒田総裁が「ヘリ・マネ政策」につい
て明確に否定すれば、円安は一服し、超長期債市場における需
給悪化の懸念は大きく後退するものとみられる。20 年国債入
札が大きな問題なく終了すれば、10 年債や 5 年債の利回りは
やや低下し、債券先物は 153 円台での取引が続く見込み。しか
しながら、円安が継続し、債券市場が「ヘリ・マネ政策」に対
する警戒感を解かない場合、債券先物は 152 円台後半まで売ら
れる可能性がある。
6
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今週のポイント
週刊相場観測誌
Market
展望
Vol. 176 Weekly
2016 07 19
マーケットを読む
今週のポイント
本格化する海外企業の決算発表が焦点、政策期待も引き続き高まる公算
先週の日経平均は週を通して反発基調を強める展開になっ
た。週間での上昇幅は1390円、およそ19年ぶりの大幅高となっ
た。雇用統計を受けて米国景気には楽観的な見方が強まった
ほか、参院選後の政策期待の高まりも背景となって、為替市場
ではドル高円安が進行、週間での円の下落幅は17年5ヶ月ぶり
の大きさとなった。海外投資家の資金流入観測など、需給思惑
の強まりなども相場を押し上げた。
業種別では、株式市場の大幅高を受けて金融関連株の上昇
が目立った。銀行株には、JP モルガンなど海外銀行株の好決
算発表も支援となった。為替の円安で自動車関連株なども大幅
高に。一方、全般的にディフェンシブセクターが騰落率の下位
となっている。個別では、任天堂の活況が目立った。「ポケモン
GO」の大ヒットを受けて、想定以上の業績寄与が期待されるとい
った見方が強まった。サノヤス、イマジカロボ、京都銀行など、
「ポケモン」、「任天堂」関連が幅広く買われる状況にもなった。
一方、ユーザーシフトへの懸念から他のゲーム関連株は総じて
さえない動きに。週末はファストリの急騰が日経平均続伸に大き
く寄与した。第 3 四半期決算が想定以上に底堅く、見直しの動き
が強まる形になった。決算では、竹内製、サイゼリヤ、旭硝子な
どもポジティブに捉えられた。ヤマハ発は日経平均新規採用で
買われる。週末に LINE が新規上場、公開規模の大きさがネック
とされたが、想定以上に好調な滑り出しとなっている。
今週の日経平均は前週に大幅高した反動から上値も重くなる
公算が大きい。先週末は米国市場も一服、為替も円高反転の動
きとなっている。先週の大幅上昇を受けて、過度な政策期待な
ども後退していく可能性があろう。ただ、翌週に日銀決定会合を
控える中では、過度に下値を叩きにいく動きも限定的だろう。む
しろ、押し目買いのニーズなどは強まりやすいと考える。
注目イベントは引き続き豊富である。経済対策に関するニュー
スフローは今後も折に触れて株価の期待材料につながる公算
が大きい。そのほか、連休明けからはマザーズ指数先物が上場
する。影響は想定しにくいものの、基本的にはヘッジ手段が登
場したことで、マザーズ個別銘柄の選別物色の動きが強まること
になると考える。さらに、米国主要企業の決算発表が本格化す
る。18日にはバンカメ、ヤフー、IBM、ネットフリックス、19日には
J&J、マイクロソフト、ゴールドマン、20 日にはモルガン、インテ
ル、クアルコム、21 日には AT&T、AMD、GM、22 日には GE な
どが発表を予定。国内金融関連株やハイテク株への影響度が
高まるとみられる。国内では 20 日に安川電機、22 日に日本電
産、東京製鐵が決算発表予定。
インテル決算や BB レシオの発表などから、輸出関連では半
導体製造装置メーカーの動向が注目される。また、全般的に
は、決算発表が接近することで、内需好業績銘柄の押し目買い
などに関心が向かいやすいタイミングでもあろう。
先週動いた銘柄・セクター(東証1部・個別銘柄は他市場が優先市場のものを除く)
上昇率上 位銘柄
コード
銘柄
7022
サノヤ スHD
7974
任天堂
6879
イマジ カ・ロボッ ト HD
8369
京都銀 行
6432
竹内製 作所
7608
エスケ イジャパン
7280
8140
下落率 上位銘柄
終値(円)
騰 落 率 ( %)
コード
銘柄
業種別騰落 率
終値(円)
騰 落 率 ( %)
上位セクター
騰 落 率 ( %)
437.0
171.43
7599
ID OM
565.0
-27.84
その他製品
26.84
27,780.0
70.74
3632
グリ ー
495.0
-14.06
証券業
18.19
753.0
63.70
3169
ミサ ワ
438.0
-12.75
保険業
17.78
814.0
40.34
8940
イン テリックス
744.0
-11.85
銀行業
17.74
1,414.0
37.15
4680
ラウ ンドワン
734.0
-11.67
鉄鋼
15.74
327.0
33.47
4668
明光 ネットワー ク
1,116.0
-11.50
その他
ミツバ
1,258.0
29.29
2735
ワッ ツ
輸送用機器
リョー サン
3,045.0
29.19
4587
ペプ チドリーム
7818
トラン ザクション
1,335.0
28.74
3656
KL ab
7730
マニー
2,104.0
28.53
4577
ダイ ト
3366
一六堂
9983
ファー ストリテイ リング
8309
金 融業
14.70
977.0
-10.86
4,955.0
-10.72
14.29
691.0
-9.91
食料品
-0.19
2,595.0
-9.68
医薬品
1.53
下位セクター
騰 落 率 ( %)
406.0
28.48
3319
ゴル フダイジェ スト
892.0
-9.53
水産・農林 業
2.27
32,660.0
28.36
6058
ベク トル
2,745.0
-8.38
陸運業
2.95
三井住 友トラスト ・HD
362.5
25.09
3654
ヒト ・コミュニ
1,648.0
-8.29
パルプ・紙
3.77
6471
日本精 工
877.0
24.93
3194
キリ ン堂HD
828.0
-7.69
情報・通信 業
3.81
6844
新電元 工業
380.0
24.59
2815
アリ アケジャパ ン
5,560.0
-7.49
電力・ガス 業
4.25
7
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テクニカル分析
週刊相場観測誌
Market
展望
Vol. 176 Weekly
2016 07 19
マーケットを読む
日経平均株価
地政学リスクの高まりが懸念されて上値重い
■政策期待で 1390 円の大幅高に
ンとして意識されていた 26 週移動平均線を、今年初めて終値ベ
1 年ほど続いた中期的な下落トレンドが転換す
前週の日経平均株価は週間ベースで 1390.87 円上昇。米雇用 ースで上抜いた。
統計通過後の欧米株上昇のほか、参議院選挙で政権与党が勝利 るかどうかは、今後 3 兆円前後の売買代金がコンスタントにで
したことから、経済政策への期待感が高まり買い優勢でスター きるかにかかっている。一目均衡表でも転換線、基準線を上抜
トした。マドを伴う上昇後は、バーナンキ前 FRB 議長が安倍首 いていることから今後の展開には要注目となる。
ただ、トルコで軍事クーデターと思われる事態が発生したこ
相と会談すると伝わると、
「ヘリコプター・マネー」実施への思
惑が円買いポジションの反対売買を誘い円安が加速。ファース とから、連休明けは売り優勢の地合いとなる可能性がある。為
トリテの強い動きも加わり 5 日続伸となった。東証一部の売買 替市場では、ドル・円は 104 円 80 銭台、ユーロ・円は 115 円 70
代金は、
週末 3.1 兆円と 6 月 24 日以来の 3 兆円乗せとなったが、 銭台まで円高が進行。円建て CME 先物は、一時 15 日の日中終値
任天堂が 4700 億円の大商いとなったことや、公募価格を大きく 比 175 円安の 16385 円まで下落している。短期的な上昇に対す
る過熱感が意識されるなか、地政学リスクの高まりが嫌気され
超える初値形成となった LINE なども影響した。
日足チャートでは、25 日移動平均線をギャップ・アップで上 て円買いが加速すれば、大きな売り圧力となる。トルコで事業
抜いた後、75 日移動平均線もクリアしている。6 月末の英国 EU 展開している銘柄以外にも売りが波及すると、ようやく高まり
離脱ショック前の水準を回復し、
6 月中旬の三角もち合い下放れ つつあった投資家心理が再び冷え込む可能性もある。日本が三
6 月 24 日の英 EU 離脱ショックのようなパニック的
手前の 16500 円レベルまで戻している。一目均衡表では、雲に 連休のため、
到達。遅行スパンが実線を上抜ける公算が大きいほか、転換線 な売りが東京市場を直撃することは避けられるが、さすがに上
が基準線を上抜いていることで上へのバイアスが強まる可能性 げ一服となりそうな雰囲気だ。今週は 16000 円から 16800 円を
もある。一方、週足チャートでは、昨年夏以降、上値抵抗ライ 想定する。
一目均衡表(日経平均)
■ 基準線 ■ 転換線 ■ 遅行スパン ■ 先行スパンスプレッド(雲)
円
8
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今週の分析銘柄
週刊相場観測誌
Market
展望
Vol. 176 Weekly
2016 07 19
今週の分析銘柄 -1-
カカクコム〈2371〉東証 1 部
『Pokémon GO』の波及効果で外食産業関連に注目
■年齢・形態を問わない外出機会の増加期待
価格比較サイト「価格.com」や飲食店情報サイト「食べログ」な
どを展開。現在話題となっている『Pokémon GO』は、町を歩き隠
れているポケモンを探すアプリだ。同アプリの日本でのリリース、
また今後開発されるであろう同種アプリのリリースなどで、年齢・
形態を問わず、外出機会の増加が見込まれる。任天堂や関連銘
柄に過熱感が出始めているなか、外出機会の増加が追い風とな
る外食産業関連銘柄に資金が向かうことも期待されよう。
■公式LINEアカウント開設でアプリの利用機会増加
足元の業績では、16 年 3 月期は 2 桁増収増益を達成。『食べ
ログ』アプリの機能追加や操作性の向上、加えて飲食店向け予
約台帳アプリ『ヨヤクノート』の提供を開始した。その結果、有料
サービスを利用するレストラン、個人会員の獲得が進み事業は
好調推移、今期についても2 桁増益を計画。また 12日には LINE
売買単位
100
株
7/15 終値
2065
円
目標株価
2250
円
業種
サービス
アプリに、公式アカウントを開設した。アカウントを利用した『食べ
ログ』の会員登録、レストランのネット予約などに対応するなど、
同社アプリが利用される場面の拡大が期待されよう。また同社は
10 月の日経平均構成銘柄入れ替えの候補にも。目標株価は現
在値から約 9%上昇した水準の 2250 円とする。
★リスク要因
ポケモン GO に対する規制等。
2371:日足
上値抵抗線となっている 200 日線突
破に期待。
(百万円)
会計期
売上高
前期比
営業利益
経常利益
前期比
当期利益
1株益(円)
2013/3連
23,276
15.9%
11,616
11,611
28.8%
7,090
124.52
2014/3連
29,814
28.1%
14,680
14,774
27.2%
9,066
40.46
2015/3連
35,787
20.0%
16,808
17,167
16.2%
10,890
49.19
2016/3連
41,275
15.3%
19,534
19,580
14.1%
13,100
59.59
2017/3連予
48,000
16.3%
23,000
23,000
17.5%
15,900
72.76
9
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Vol. 176 Weekly
2016 07 19
今週の分析銘柄 -2-
ディップ〈2379〉東証 1 部
足元の好業績や政策期待など株価上昇へのカタリスト多い
■実質的には想定以上の好決算
12 日に発表した第 1 四半期決算では、営業利益は 22 億円で
前年同期比22.5%増益と順調な推移となっている。ただ、通期予
想は 85 億円で前期比 18.7%増益であり、伸び率を比較する限り
はほぼ想定線と受け止められ、好業績銘柄としての位置づけも
高いことから、短期的な出尽し感が強まる場面も見られた。しか
し、第 1 四半期は積極的な広告宣伝を行ったことで、販売管理費
が前年同期の 39.7 億円に対して、54.2 億円と大幅に増加してい
る。これを吸収する形で、通期計画を上回る増益率となっている
とことは、表面上の数値以上にポジティブなサプライズと捉えら
れよう。主力のメディア事業の売上拡大が業績の牽引役となって
おり、業績成長には陰りが見られない。6-8 月期が営業減益前提
となっている上半期業績は、今後大きく上方修正されていこう。
売買単位
100
株
7/15 終値
2908
円
目標株価
3218
円
業種
サービス
社員の給与水準引き上げなどで、今後も人材の流動化が進むと
考えられ、同社などには引き続きビジネスチャンスの拡大が期待
されるところ。2015 年7 月の高値水準となる 3218 円を目標株価と
したい。
★リスク要因
株価の長期上昇銘柄には利食い売り圧力も。
■人材サービス会社には政策期待高い
働き方改革は、今回の経済対策の目玉にもなっている。非正規
2379:日足
需給妙味も強く、6月高値再接近場面
で買戻しなども期待。
(百万円)
会計期
売上高
前期比
営業利益
経常利益
前期比
当期利益
1株益(円)
2013/2単
9,142
-20.0%
248
233
-69.5%
61
5.56
2014/2単
13,050
42.7%
1,714
1,702
630.5%
940
85.06
2015/2単
19,530
49.7%
4,806
4,817
183.0%
2,856
257.97
2016/2単
26,798
37.2%
7,162
7,170
48.8%
4,675
84.44
2017/2単予
32,000
19.4%
8,500
8,502
18.6%
5,640
101.87
10
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Vol. 176 Weekly
2016 07 19
今週の分析銘柄 -3-
日本マクドナルドホールディングス〈2702〉JASDAQ
ポケモンGO効果による集客増に期待先行へ
■既存店売上高は7ヶ月連続増加
ファストフードチェーン大手。6 月既存店売上高が前年同月比
18.5%増と、7 ヶ月連続で増加するなど、業績が回復傾向にあ
る。裏メニューなどの効果もあり、客単価も上昇している。今後、
夏休みシーズンに入るほか、猛暑効果等もあり、売上の回復が
続くことが期待される。株価は先週の上昇で年初来高値を更新し
ており、昨年 12 月高値 3070 円が射程に入っている。ダブルトッ
プ形成で達成感も意識されそうだが、信用倍率は 1 倍を下回る
売り長の需給状況が慢性化していることから、売り方の買戻しが
強まる展開も期待される。
■「スポンサー・ロケーション」への思惑
また、海外での「ポケモン GO」の記録的なヒットを背景に日本
での配信が待たれるが、マクドナルドの店舗が、「スポンサー・ロ
ケーション」として追加されるのではとの思惑が高まっている。ゲ
売買単位
100
株
7/15 終値
3040
円
目標株価
3300
円
業種
小売
ーム内で重要な役割を果たす場所となった場合には、大幅な集
客増が見込める可能性への期待が高まりやすいだろう。思惑先
行になりやすいだろうが、「ポケモノミクス銘柄」として押し目買い
意欲につながることになりそうだ。2002年高値水準である3300円
を中期的な目標とする。
★リスク要因
米社による保有株売却に伴う混乱。
2702:日足
直近ダブルトップ水準を上放れ。
(百万円)
会計期
売上高
前期比
営業利益
経常利益
前期比
当期利益
1株益(円)
2012/12連
294,710
-2.5%
24,780
23,770
-13.9%
12,870
96.80
2013/12連
260,441
-11.6%
11,524
10,236
-56.9%
5,138
38.64
2014/12連
222,319
-14.6%
-6,714
-7,974
-
-21,843
-
2015/12連
189,473
-14.8%
-23,440
-25,898
-
-34,951
-
2016/12連予
220,000
16.1%
3,300
2,200
-
1,000
11
7.52
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2016 07 19
今週の分析銘柄 -4-
あいホールディングス〈3076〉東証 1 部
業績好調な監視カメラ関連株として注目
■相次ぐテロやクーデターで監視カメラに関心
マンション向け監視カメラや米国での情報機器が収益柱。環境
試験装置や設計事業なども展開する。さまざまに展開する各事
業で業界トップクラスとなっていくことで増収増益を続けている。
先週末にはフランスのトラックテロやトルコのクーデターといった
事件が伝わっており、外部環境の不透明感がさらに増してきて
いる。これら報道を受けて、監視カメラの必要性が改めて高まっ
ていく可能性があるとみて、関連株の一角である同社に注目した
い。
■3Qまでの進捗率は75%超と堅調に推移
2016 年 6 月期の業績は、会社予想ベースで前期比 25.8%増
収、同 16.6%営業増益の増収増益が見込まれている。第 3 四半
期までの営業利益進捗率は 75.5%と順調に推移しているほか、
民泊サービスの進展を背景に監視カメラの需要は今後も拡大す
売買単位
100
株
7/15 終値
2430
円
目標株価
2800
円
業種
卸売り
るとみられる。外部環境に不透明感が増すなかで業績安心感は
相対的に高いと想定したい。株価は足元で上昇する 5 日線をサ
ポートにしっかりした推移。5 日線と 25 日線のゴールデンクロス
示現も目前に迫っている。目標株価は 75 日線が位置する 2800
円に設定する。
★リスク要因
足元の円高に対する過度な警戒感の台頭。
3076:日足
上昇する 5 日線がサポートラインとし
て意識される。ゴールデンクロス示現
は目前。
(百万円)
会計期
売上高
前期比
営業利益
経常利益
前期比
当期利益
1株益(円)
2012/6連
28,156
8.3%
3,542
3,970
14.7%
2,406
44.74
2013/6連
32,389
15.0%
4,974
5,080
28.0%
2,974
62.79
2014/6連
36,976
14.2%
6,399
6,553
29.0%
4,043
85.38
2015/6連
41,333
11.8%
7,118
8,422
28.5%
5,566
117.53
2016/6連予
52,000
25.8%
8,300
8,600
2.1%
5,700
120.35
12
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2016 07 19
今週の分析銘柄 -5-
ディジタルメディアプロフェッショナル〈3652〉マザーズ
「Pokemon GO Plus」控え任天堂・ウェアラブル関連として
■GPU手掛け任天堂ゲーム機にも採用
スマートフォンゲームアプリ「Pokemon GO」の好調で任天堂
<7974>が連日活況となっている。新興市場でも関連銘柄物色は
活発で、AppBank<6177>やモバイルファクトリー<3912>といった
銘柄が急伸している。日本でのPokemon GOリリースや専用デバ
イス「Pokemon GO Plus」を控え、「ポケモノミクス」相場はまだまだ
続きそうだ。ディジタルメディアプロフェッショナル(DMP)はグラ
フィックスプロセッサ(GPU)の開発・販売を手掛け、任天堂ゲー
ム機にも採用されている。
■Pokemon GO Plusでウェアラブル普及加速とも
任天堂が小型ファミコン「Nintendo Classic Mini」を発表したこと
もあって、DMP へ思惑買いが向かう場面がありそうだ。また、
Pokemon GO Plus の発売を前にウェアラブル関連としても DMP
に注目しておきたい。Pokemon GO Plus がウェアラブル普及の起
売買単位
100
株
7/15 終値
3130
円
目標株価
4000
円
業種
情報・通信
爆剤になるとの見方も出始めており、関連銘柄の物色が活発化
する可能性がある。なお、17 年 3 月期は赤字継続の見通しで、8
月5日の第1四半期決算発表までの短中期トレードを想定してい
る。当面の目標株価は節目の 4000 円に設定する。
★リスク要因
業績に対する警戒感の高まり。
3652:日足
6月24日安値2288円から緩やかにリ
バウンドし 25 日線を突破。ただ 3500
円水準が上値抵抗となっている。
(百万円)
会計期
売上高
前期比
営業利益
経常利益
前期比
当期利益
1株益(円)
2013/3単
714
-31.6%
-129
-36
-
-115
-
2014/3単
355
-50.3%
-569
-365
-
-366
-
2015/3単
464
30.7%
-462
-265
-
-311
-
2016/3単
733
58.0%
-176
-193
-
-64
-
2017/3単予
1,000
36.4%
-161
-161
-
-161
-
13
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2016 07 19
今週の分析銘柄 -6-
ウェザーニューズ〈4825〉東証 1 部
5 年連続夏場に買われた銘柄として注目
■各地で集中豪雨を記録
先週、九州地域や関東各所で、1 時間に 80 ミリや 100 ミリの猛
烈な豪雨が記録された。一方、北関東では雨が全く降っておら
ず、ダムの貯水率が低下していることから節水という言葉も聞か
れ始めている。また、早くも猛暑の兆しが見られていることから同
社に注目したい。同社は世界最大規模の気象情報会社で、個人
や法人を対象に気象情報を提供している。足元、主力の船舶向
けサービスが、海運市況の低迷を受けて逆風に。ただ、為替の
円高推移が一服していることはプラス材料となるほか、5 年連続
で 7 月から 8 月にかけて買われていることからも今後の上昇が期
待できよう。
売買単位
100
株
7/15 終値
3290
円
目標株価
3500
円
業種
情報・通信
は、8 日に年初来安値 3150 円をつけて以降、反発が見られる。
陰線が多く商いがさほど膨らんでいないことから、反発基調は弱
いかもしれないが、いったんは 25 日移動平均線を意識した動き
も期待できよう。節目の 3500 円をターゲットとする。
■25日移動平均線を意識した反発へ
足元の株価は昨年 12 月に上場来高値 4580 円をつけたあと
は、中期的な調整トレンドが続いている。ただ、日足チャートで
★リスク要因
円安基調の一服。
4825:日足
年初来安値からの反発で 5 日移動平
均線をクリアしている。
(百万円)
会計期
売上高
前期比
営業利益
経常利益
前期比
当期利益
1株益(円)
2013/5連
13,007
0.7%
2,696
2,760
-1.0%
1,724
159.16
2014/5連
13,306
2.3%
3,268
3,293
19.3%
1,873
172.56
2015/5連
14,064
5.7%
3,304
3,504
6.4%
2,252
207.19
2016/5連
14,511
3.2%
3,387
3,208
-8.4%
2,195
201.57
2017/5連予
15,000
3.4%
3,400
3,300
2.9%
2,300
211.11
14
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2016 07 19
今週の分析銘柄 -7-
ツガミ〈6101〉東証 1 部
工作機械受注のモメンタムが急速に好転
■6月の工作機械受注が急回復
12 日に日本工作機械工業会が発表した 6 月の工作機械受注
は、前年同月比 19.9%減であった。依然として伸び悩み傾向は
続く状況だが、同社は同 10.3%増とプラスに転じる状況となって
いる。中国で自動車向けが好調だったほか、現地メーカー向け
スマホ関連での受注も獲得したもようだ。国内は同 11.0%減と低
調であったが、輸出が同 19.1%増と急回復している。年初から主
要メーカーの中でも受注低迷が目立っていただけに、ポジティ
ブなモメンタムの改善といえる。ちなみに、5 月は同 29.4%減、4
月は同 33.6%減であった。業績底打ち期待が徐々に高まってい
くことになりそうだ。
売買単位
1000
株
7/15 終値
451
円
目標株価
500
円
業種
機械
■継続した自社株買いも評価ポイント
か、貸借倍率は 0.3 倍台と需給妙味も状況と考えられる。また、継
続した自己株式の取得実施を行っていることも評価。4 月15 日に
発表の自社株買いは上限150 万株を取得して5 月27 日に終了、
現在は 6 月 22 日から 9 月 9 日を取得期間に上限 200 万株の自
社株買いを行っている。節目の 500 円を目標株価とする。
景気敏感株見直しの動きにも乗って、株価は足元で反発基調
に転じているが、PBR は依然として 1 倍を割り込む水準にあるほ
★リスク要因
工作機械メーカー内では割安感目立たず。
6101:日足
6 月に上値抵抗となった 25 日線、75
日線を大きく突破へ。
(百万円)
会計期
売上高
前期比
営業利益
経常利益
前期比
当期利益
1株益(円)
2013/3連
52,812
47.8%
8,447
6,800
75.5%
4,207
57.16
2014/3連
32,225
-39.0%
1,184
1,932
-71.6%
344
4.72
2015/3連
54,132
68.0%
7,253
7,745
300.9%
5,297
74.37
2016/3連
40,132
-25.9%
2,125
1,095
-85.9%
877
13.04
2017/3連予
43,000
7.1%
3,500
3,200
192.2%
2,300
35.51
15
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今週の分析銘柄 -8-
メガチップス〈6875〉東証 1 部
「ポケモン GO プラス」で電子部品企業に関心
■「ポケモノミクス」銘柄として物色の広がりに期待
デジタル・モバイルなど幅広い分野で製品開発を支援する研
究開発型ファブレスメーカー。IoT 時代の機器開発に不可欠なキ
ーとなる LSI を ASSP(特定用途向け LSI)として提供する。ゲーム
機向け LSI では、Wii U・ニンテンドー3DS 等に LSI を提供してい
る。そのため、足元で急動意をみせている「ポケモンGO」の爆発
的ヒットを背景とした任天堂関連、「ポケモノミクス」銘柄として、物
色の広がりに期待したい。既に前週は 5 日続伸とリバウンド基調
が強まっているが、3 月高値を意識したトレンド形成が期待されよ
う。
■「ポケモンGOプラス」に思惑も
また、ポケモン GO 専用デバイス「ポケモン GO プラス」が注目
される。発売は 7 月下旬とみられているが、ポケモンを感知する
とランプやバイブで通知し、ワンタッチで捕まえられる製品であ
売買単位
100
株
7/15 終値
1270
円
目標株価
1450
円
業種
電気機器
る。歩きスマホ防止にもなり、こちらの普及も加速しよう。任天堂
向け LSI を手掛けている同社に対しては、より思惑が高まりやす
い。目標株価は 3 月高値を通過点とし、月足の雲上限が位置す
る 1450 円処とする。
★リスク要因
ポケモン GO に対する規制等。
6875:日足
5 日線が 75 日線を上抜く強い動き。
(百万円)
会計期
売上高
前期比
営業利益
経常利益
前期比
当期利益
1株益(円)
2013/3連
53,623
51.6%
3,962
4,120
26.3%
4,044
170.23
2014/3連
58,469
9.0%
4,173
4,277
3.8%
4,725
202.40
2015/3連
64,237
9.9%
4,895
3,400
-20.5%
1,251
55.64
2016/3連
55,662
-13.3%
-335
313
-90.8%
-782
2017/3連予
57,000
2.4%
1,200
1,000
219.5%
200
16
9.33
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2016 07 19
読者の気になる銘柄
ファーストリテイリング 東証 1 部〈9983〉/日本株の先高期待反映の余地も残る
先週末は急騰でストップ高まで。
14 日に発表した第 3 四半期決算がポ
ジティブなインパクトへとつながっ
た。第 3 四半期累計営業利益は 1458
億円で前年同期比 23%減益、通期予
想は経常利益以下を下方修正してい
る。
ただ、
3-5 月期の営業利益実績 465
億円は市場予想を 150 億円程度上回
っており、
想定以上の収益改善と捉え
られる。過度な業績懸念の後退で、見
直しの動きが強まった。
野村證券では
投資判断を「バイ」に格上げ、目標株
価も 35500 円に引き上げている。
国内ユニクロ事業が 4 四半期ぶり
の増益に転じており、
今後は既存店売
上の好調などが素直に反映されやす
くもなろう。また、指数寄与度の高い
銘柄であるため、
短期的な反動は想定
されるものの、
日本株の先高期待が高
まる状況下では、
一段のリバウンド余
地も残ると考えたい。
円
(株)
LINE 東証 1 部〈3938〉/想定以上の好スタートの反動で目先は調整基調にも
先週末に東証 1 部へ新規上場、初値
は公開価格を 48.5%上回る 4900 円と
なった。
初値形成時の出来高は579 万
7200 株だった。公開規模の大きさな
どから公開価格近辺での初値形成を
見込む声も聞かれたが、ブックビルデ
ィングにおける高い人気などが反映
される格好に。先行して上場した米国
市場での終値(円換算で 4382 円)を
大きく上回る水準まで一時は上昇。
ただ、5000 円の節目を高値に伸び
悩み、終値は初値を 11.3%下回る
4345 円、米国市場の終値水準で取引
を終えている。今後の株価動向につい
ては、初値が想定以上に伸長した反動
で調整基調となる可能性があろう。上
値の重さが意識されることで、短期投
資家も積極的に手掛けづらいとみら
れる。当面はバリュエーションに対す
る不安感も手控え要因に。先週末の米
国での株価水準は、円換算で 4150 円
レベルとなっている。
円
(株)
17
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今週のテクニカ
週刊相場観測誌
Market
デンソー
展望
Vol. 176 Weekly
2016 07 19
今週のテクニカル妙味銘柄
東証 1 部 〈6902〉
6 月 24 日の英国 EU 離脱ショック発生
前の水準をようやく回復している。日足
の一目均衡表では、三役逆転の売りサイ
ンが点灯中だが、遅行スパンは実線を上
抜ける可能性がある(点線・四角A)ほ
か、転換線も基準線をクリアする公算が
大きい(点線・丸B)
。今週は切り下が
る雲への突入を試す展開に期待。商い増
加となれば雲上放れの可能性もある。
基準線 転換線 先行スパン A 先行スパン B 遅行スパン
A
B
トヨタ自動車
東証 1 部 〈7203〉
6 月 28 日の 5000 円割れからの反発で
6 月 23 日の水準を回復。6 月戻り高値
5844 円の更新を試す展開となっている。
日足の一目均衡表では、マドを伴う上昇
で雲上限をクリア(点線・四角A)
。遅
行スパンも実線を上抜けていること(点
線・丸B)から、上へのバイアスが強ま
る可能性もある。4 月 25 日以来となる
6000 円台回復を意識へ。
基準線 転換線 先行スパン A 先行スパン B 遅行スパン
A
B
18
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テーマ別分析
週刊相場観測誌
Market
展望
Vol. 176 Weekly
2016 07 19
カテゴリー考察
テーマ別分析
AR ポケモンゲーム「Pokémon Go」が社会生活をも変える
■多くのユーザーが外に出てゲームをする
AR ポケモンゲーム「Pokémon Go」の爆発的なヒットを背景に、任天堂<7974>の先週 1 週間の上昇率は 70%を超えた。
「ポケモノ
ミクス相場」の様相が強まるなか、多くの関連銘柄が動意付いたが、さすがに急ピッチの上昇に対する過熱警戒感から、反動安も
意識されてくるだろう。しかし、南仏ニースでのテロやトルコのクーデター未遂など、地政学リスクが高まっていることから、主
力銘柄は手掛けにくい。そのため、
「ポケモノミクス」関連など資金回転が利きやすい銘柄に引き続き資金が向かいやすいだろう。
また、ポケモン GO 専用デバイス「Pokémon GO Plus」の発売を控えていることもあり、対象銘柄に変化がみられる可能性がある。
さらに、これまで家に篭ってゲームをしていた多くのユーザーが外に出てゲームをするといった、社会生活をも変えてくる可能性
がある。外出用のスマホ関連製品のほか、コンビニ、ファミレスなどの外食産業、歩きスマホ防止でのウエアラブルへの波及など、
ポケモノミクスの第 2 弾として物色対象が広がる展開を想定したい。
■「Pokémon Go」の派生が期待される銘柄群
ポイント
7/15株価
(円)
前週末
終値比率
(%)
時価総額
(億円)
7974 任天堂
ARポケモンゲーム「Pokémon Go」
27,780.0
70.74
39,356
7581 サイゼリヤ
低価格のイタリアファミレス
2,269.0
23.98
1,186
6767 ミツミ電機
ゲーム機のコントローラーの製造や組み立て
464.0
21.78
406
6804 ホシデン
コネクタ・スイッチ、ゲーム機の組み立てなど
698.0
21.39
487
6875 メガチップス
Wii U・ニンテンドー3DS等にLSIを提供
1,270.0
18.80
293
6594 日本電産
ウェアラブル端末の駆動に欠かせない小型精密モータ
8,395.0
17.72
25,029
6724 セイコーエプソン
歩きスマホ防止でメガネ型のウェアラブル端末
1,803.0
16.39
7,205
3134 Hamee
Eコマースサイト運営
2,106.0
16.28
165
6762 TDK
Bluetoothモジュール
6,060.0
15.42
7,853
6752 パナソニック
超小型リチウムイオン電池の需要増
6810 日立マクセル
ウエアラブル向け小型角型リチウムイオン電池
4027 テイカ
日焼け止め用微粒子酸化チタン
3382 セブン&アイ・ホールディングス
コード
銘柄
986.3
14.28
24,194
1,500.0
13.37
800
495.0
11.48
255
コンビニエンスストア
4,500.0
10.34
39,890
2702 日本マクドナルドホールディングス
ファストフード、ロケーションへの期待
3,040.0
5.29
4,042
3197 すかいらーく
ファミレス大手
1,357.0
3.58
2,641
3652 ディジタルメディアプロフェッショナル
ウエアラブル端末向け部品
3,130.0
3.30
85
2371 カカクコム
「食べログ」、外出機会の増加が追い風
2,065.0
2.88
4,534
6750 エレコム
モバイルバッテリー
2,262.0
2.53
901
9861 吉野家ホールディングス
牛丼チェーン
1,423.0
2.15
927
3352 バッファロー
モバイルバッテリー
770.0
0.65
16
4578 大塚ホールディングス
水分補給飲料の「ポカリスエット」
4,859.0
0.49
27,105
9943 ココスジャパン
ファミレス
1,878.0
0.42
324
7550 ゼンショーホールディングス
牛丼「すき家」
1,534.0
-0.58
2,295
4998 フマキラー
携帯用虫よけ
625.0
-0.95
206
2651 ローソン
コンビニエンスストア
7,860.0
-2.23
7,884
3543 コメダホールディングス
喫茶店チェーン
1,867.0
-4.01
818
出所:フィスコ作成
19
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スクリーニング
週刊相場観測誌
Market
展望
Vol. 176 Weekly
2016 07 19
カテゴリー考察
スクリーニング分析
全般リバウンドの中での出遅れ銘柄に短期注目
■来週からの個別物色本格化を控えて全般水準訂正の流れが継続
来週からは国内でも決算発表が本格化してくる。これに伴い、来週以降は個別物色の流れが強まっていくと考えるが、今週まで
は全般的な水準訂正の動きが継続すると考えたい。一方、先週 1 週間の日経平均は記録的な上昇となったことで、株価上昇を主導
してきたような銘柄には短期的な過熱感も意識されるところ。株価リバウンドの流れにこれまで乗り切れていない、出遅れ銘柄の
リバウンドに注目したいところだ。とりわけ、足元のリバウンドは為替の円安反転も加わっていることで、輸出関連セクターが妙
味といえる。また、マザーズ指数先物上場の影響が読み切れない新興市場よりも、時価総額が相対的に大きい銘柄のリバウンドに
注目。
スクリーニング要件としては、1.2/1 終値から 7/8 終値までの下落率が 40%以上、2.7/8 終値から 7/15 終値までの上昇率が 20%
未満、3、時価総額が 500 億円以上、4.輸出関連セクター(化学、ゴム製品、輸送用機器、電気機器、精密機器、機械、非鉄金属、
鉄鋼)としている。
■短期出遅れの景気敏感株
コード
銘柄
2/1株価
(円)
7/8株価
(円)
2/1-7/8
騰落率
(%)
7/15株価
(円)
7/8-7/15
騰落率
(%)
時価総額
(億円)
4996 クミアイ化学工業
1,351
563
-58.3
642
14.0
558
5105 東洋ゴム工業
2,505
1,048
-58.2
1,223
16.7
1555
974
442
-54.6
501
13.3
4928
2,966
1,360
-54.1
1,614
18.7
1521
7211 三菱自動車工業
6995 東海理化
8050 セイコーHD
568
292
-48.6
336
15.1
696
6976 太陽誘電
1,514
781
-48.4
920
17.8
1108
6796 クラリオン
430
222
-48.4
256
15.3
724
4246 ダイキョーニシカワ
2,096
1,126
-46.3
1,292
14.7
955
6486 イーグル工業
2,066
1,110
-46.3
1,282
15.5
638
4202 ダイセル
1,783
983
-44.9
1,137
15.7
3979
7287 日本精機
2,665
1,474
-44.7
1,680
14.0
1023
6773 パイオニア
295
164
-44.4
186
13.4
692
4118 カネカ
1,173
654
-44.2
763
16.7
2671
6463 TPR
3,210
1,800
-43.9
2,130
18.3
767
5949 ユニプレス
2,597
1,478
-43.1
1,726
16.8
824
6592 マブチモーター
6,700
3,820
-43.0
4,325
13.2
3024
6952 カシオ計算機
2,465
1,422
-42.3
1,581
11.2
4253
6651 日東工業
2,090
1,219
-41.7
1,349
10.7
580
799
468
-41.4
545
16.5
737
6961 エンプラス
4,275
2,512
-41.2
2,892
15.1
527
5727 東邦チタニウム
6967 新光電気工業
1,062
629
-40.8
723
14.9
515
4041 日本曹達
645
385
-40.3
451
17.1
702
6508 明電舎
522
313
-40.0
345
10.2
785
出所:フィスコアプリなどより作成
20
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先週の話題レポート
週刊相場観測誌
Market
展望
Vol. 176 Weekly
2016 07 19
カテゴリー考察
先週の話題レポート
7 月 19 日にマザーズ指数先物が上場
■マザーズ銘柄へ幅広い投資の可能性、ヘッジ手段の増加がメリット
7 月 19 日に、東証マザーズ指数先物が大阪取引所に上場する。野村證券では、東証マザーズ市場の現状を踏まえた上で、先物上
場による市場への影響を考察している。また、テクニカルアナリストによる、東証マザーズ指数の見通しを併せて示している。
マザーズ先物の登場により、個別には流動性が薄い銘柄も多いマザーズ上場銘柄に対して、市場全体に網羅的に投資する手段が
出来る点はメリット。また、マザーズ銘柄の保有者にとっては、ヘッジ手段が増えることも先物導入のメリットとして挙げている。
一方、マザーズ先物の取引を行う上で留意しておきたい点として、(1)時価総額上位の企業のウエイトが高く、これらの企業の
株価変動が指数に強く影響する、(2)業種構成の偏り、が挙げられるとしている。また、マザーズ先物上場の 7 月 19 日時点では、
16 年度第 1 四半期決算の発表や日米の金融政策決定会合の開催を控えて、日本株全体に影響するカタリストを見出しにくい。新規
性もあって、マザーズ先物上場直後は活発な取引が予想されるとみている。
■東証マザーズ指数の構成ウエイト上位銘柄(16 年 6 月末)
コード
銘柄
指数
構成比
(%)
4565 そーせいグループ
17.1
7779 CYBERDYNE
13.5
6月の平均
売買代金
(百万円/日)
備考
44,733 創薬ベンチャー
4,863 介護、医療用ロボットスーツ開発
2121 ミクシィ
8.7
4571 ナノキャリア
2.0
3,952 SNS運営、収益の柱はスマホゲーム
974 創薬ベンチャー
4564 オンコセラピー・サイエンス
1.7
315 創薬ベンチャー
2489 アドウェイズ
1.5
2160 ジーエヌアイグループ
1.4
236 創薬ベンチャー
4563 アンジェスMG
1.4
1,211 創薬ベンチャー
4592 サンバイオ
1.4
2,077 バイオベンチャー
4593 ヘリオス
1.4
1,597 バイオベンチャー
3653 モルフォ
1.3
3,006 スマホ向け画像処理等
8789 フィンテックグローバル
1.1
753 事業再生、成長企業への金融支援
2497 ユナイテッド
0.9
620 スマホ向け広告、アプリ
4813 ACCESS
0.9
247 従来型携帯向け閲覧ソフト
2158 FRONTEO
0.9
6094 フリークアウト
0.9
8922 日本アセットマーケティング
0.8
3665 エニグモ
0.8
4594 グリーンペプタイド
0.8
4,044 アフィリエイト広告で国内首位
563 電子データ収集・分析
1,927 ネット広告枠のリアルタイム取引サービス
45 ビル賃貸、不動産管理
867 服飾中心のソーシャル通販サイト運営
8,414 創薬ベンチャー
出所:野村證券
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信用需給動向
週刊相場観測誌
Market
展望
Vol. 176 Weekly
2016 07 19
カテゴリー考察-信用需給動向
Market Data
「ポケモノミクス初動」
信用残高 金額ベース 単位:百万円
8 日申し込み時点の 2 市場信用残高は、買い残高が 345
億円増の 2 兆 3217 億円、売り残高が 207 億円減の 5739
億円だった。買い残高は 4 週ぶりに増加、売り残高が 2
週ぶりに減少した。買い方の信用評価損益率は-15.84%
から-18.10%に悪化。売り方の評価損益率は+5.99%から
+7.16%に上昇している。信用倍率(買い残高÷売り残高)
は前週の 3.85 倍から 4.05 倍に上昇した。
この週(4-8 日)の日経平均株価は前週末比 575.50 円
安の 15106.98 円だった。英国の EU 離脱によって、他の
欧州諸国への打撃がより直接的かつ深刻なものになりか
ねないとの見方が再燃し、イタリアの銀行に対する危機
感が高まったほか、スペインへも信用不安が拡散する格
信用倍率(倍)
好となった。これにより日本株市場も利益確定の売りが
先行し、さらに為替市場での円高が重石になり、調整が
強まった。
個別では任天堂<7974>の信用倍率が 3.30 倍から 1.88
倍へと取り組みに厚みが増している。AR ポケモンゲーム
「ポケモン Go」が米国で 6 日にローンチされ、アプリス
トアで売上ランキング首位と伝えられた。これを受けて
株価が急動意をみせるなか、反動を狙った新規売りが積
み上がっている。先週(11-15 日)の任天堂は出来高を伴
っての急騰となったが、売り買いともに相当積み上がっ
ている可能性がありそうだ。
取組みが改善した銘柄
コード
市場
銘柄
7/15終値
(円)
信用買残
(7/8:株)
信用売残
(7/8:株)
信用倍率
(7/8:倍)
信用買残
(7/1:株)
信用売残
(7/1:株)
信用倍率
(7/1:倍)
2914
東証1部 J T
4,270.0
654,900
533,100
1.23
845,500
221,800
3.81
9064
東証1部 ヤマトHD
2,478.0
71,100
910,800
0.08
107,200
676,200
0.16
9432
東証1部 NTT
7974
東証1部 任天堂
6098
4911
2395
東証1部 新日科学
9437
東証1部 NTTドコモ
6301
東証1部 コマツ
3258
東証1部 ユニゾHD
9433
7545
4,874.0
415,400
384,400
1.08
659,900
343,000
1.92
27,780.0
416,600
221,500
1.88
406,200
123,100
3.30
東証1部 リクルートHD
3,910.0
100,700
522,800
0.19
145,700
494,000
0.29
東証1部 資生堂
2,885.0
117,300
536,600
0.22
136,100
417,400
0.33
714.0
3,378,000
1,960,800
1.72
3,260,900
1,339,200
2.43
2,848.0
644,200
838,500
0.77
749,900
692,000
1.08
1,995.0
1,020,500
831,200
1.23
1,033,400
618,300
1.67
3,635.0
384,700
595,700
0.65
511,300
603,800
0.85
東証1部 KDDI
3,146.0
390,500
666,000
0.59
544,600
709,600
0.77
東証1部 西松屋チェ
1,462.0
81,500
712,700
0.11
107,000
777,700
0.14
7616
東証1部 コロワイド
1,881.0
147,300
551,700
0.27
173,700
515,400
0.34
4922
東証1部 コーセー
9,000.0
118,900
184,100
0.65
124,400
156,000
0.80
2379
東証1部 ディップ
2,908.0
263,100
387,600
0.68
277,600
333,900
0.83
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連載コラム
週刊相場観測誌
Market
展望
Vol. 176 Weekly
2016 07 19
連載コラム
東京都知事選は政局含み
7 月 10 日に投開票された第 24 回参院選は、自民・公明の圧
実施された自民党総裁選に初の女性候補として出馬。麻生太
勝に終わりました。民進、共産、社民、生活などによる野党共
郎現財務相に敗れはしたものの、3 位の与謝野馨氏に大差を
闘が注目され、1 人区では一定の成果を挙げたものの、与党
つけ健闘しました。閣僚としては環境相や防衛相などを歴任
に打撃を与えることはできませんでした。2018 年までの今後2
するなどキャリアを構築しています。
年間は国政選挙が予定されていないので、安倍晋三首相の
政権運営は当面安泰とみられています。しかし、敵対勢力は
どの候補者が勝つかは今後のキャンペーン次第でしょう。た
野党だけとは限りません。今月末の東京都知事選をきっかけ
だ、2012 年12 月に第2 次安倍政権が発足してから 3 年半、安
に自民党内の権力争いに発展する可能性もあります。
倍首相サイドによる政権内の締め付けに不満がうっ積してい
ることは確かなようです。昨年 9 月、自民党総裁選で有力候補
英国の欧州連合(EU)離脱の先行き不透明感から市場セン
だった野田聖子元郵政相が出馬を取りやめるに至ったエピソ
チメントはかなり悪化していましたが、参院選翌日以降の金融
ードは象徴的です。今回の都知事選を起点に、安倍首相の
市場では、与党圧勝と安倍政権による 10 兆円規模の経済対
「親衛隊」への不満が一気に噴出し、党内の反安倍勢力が小
策に国内外の市場参加者から期待が高まり、日経平均株価は
池氏の支援に回れば大接戦になる可能性もあります。
大幅続伸。また、ドル・円は、米雇用統計発表後に一時 99 円
99銭まで下落したにもかかわらず、6円(6%)近くも急騰しまし
都知事選告示の 7 月 14 日、東京・池袋駅西口で行われた小
た。英国をはじめ米国やオーストラリアなど、最近の選挙戦で
池氏の街頭演説に、自民党の若狭勝衆院議員(比例東京ブロ
現職のリーダーに異を唱えるような状況とは対照的に、日本
ック)が応援に駆けつけるシーンがみられました。自民党の東
は安倍政権を圧倒的に支持するという民意から、今後の政策
京都連は党が推薦していない候補者を応援した場合、親族も
運営がスムーズに展開する、と市場では受け止められていま
含めて除名処分などの対象としているようです。自民党都連
す。
の所属議員の姿は他にみられなかったものの、党の推薦を
受けられずに無所属で出馬した小池氏や、処分覚悟の若狭氏
しかし、市場がそう判断するのは時期尚早ではないでしょう
による捨て身の行動に、「政権内で冷遇されている反安倍勢
か。7月31日投開票の東京都知事選やその後の自民党人事、
力の闘争心を掻き立て、勢いづかせる」(自民党関係者)とい
内閣改造の内容によっては政局が一気に流動化する可能性
った声が聞かれます。
があるからです。都知事選は 7 月14 日に告示され、21 人が立
候補しました。自民党は、第 1 次安倍内閣時代に総務相を務
東京都知事選は地方の首長を決める選挙であり国政とは無
めた元総務相の増田寛也氏を擁立。一方、民進など野党 4 党
関係かもしれません。しかし、この都知事選の結果を判断した
は、最終的にジャーナリストの鳥越俊太郎氏の擁立を決めま
うえで、安倍首相は 8 月の党人事と内閣改造に踏み切る意向
した。
のようです。この人事では、自民党幹事長が焦点となりそうで
す。2020 年の東京オリンピックまで安倍政権をさらに盤石なも
筆者は、自民党内の権力争いという観点から元防衛相の小
のにするため、党内の引き締めをさらに強化する役割が求め
池百合子氏に注目しています。小池氏は、もともと地盤が兵庫
られるためです。役割とは、例えば、自民党総裁任期の延長
県の選挙区でしたが、2005年8月の「郵政選挙」で当時の小泉
です。都知事選を通じて台頭した反対勢力を政権内に取り込
純一郎首相が郵政民営化に賛同しない候補者の選挙区に「刺
むか、あるいは遠ざけるか、パワーバランスに微妙に影響を
与えるでしょう。
客」として送り込んだ経緯から、その後は東京 10 区を地元とし
ています。また、2008 年 9 月には福田康夫首相の辞任に伴い
23
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今週のマーケットデータ
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Market
1
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展望
Vol. 176 Weekly
2016 07 19
スケジュール
レーティング
投資主体別売買動向
資料編
今週のMarket Data
経済カレンダー
2-4
決算カレンダー
5
格上げ・買い推奨
6
格下げ・売り推奨
7
総括コメント
8
市場別データ
9
10
4
新規上場銘柄
結果とスケジュール
5
一目均衡表雲抜け銘柄
雲上抜け銘柄(東証 1 部)
11-12
雲下抜け銘柄(東証 1 部)
13
1
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展望
Vol. 176 Weekly
2016 07 19
経済カレンダー - 1
Market Data
7 月 18 日~7 月 23 日 ※全て日本時間で表示
日付
曜日
7月18日
月
時間
内容
10:30 中・不動産価格指数(6月)
20:25 ブ・週次景気動向調査
23:00 米・NAHB住宅市場指数(7月)
株式市場は祝日のため休場(海の日)
米・決算発表 バンク・オブ・アメリカ、IBM、ヤフー、ネットフリックス、ヴイエムウェア
欧・欧外相理事会
英・イングランド銀行(英中央銀行)のウィール政策委員が欧離脱の影響について講演
7月19日
火
05:00 米・対米証券投資収支(5月)
17:30 英・消費者物価コア指数(6月)
17:30 英・生産者物価産出コア指数(6月)
18:00 独・ZEW期待調査(7月)
18:00 欧・ZEW期待調査(7月)
20:00 トルコ・中央銀行が政策金利発表
21:30 米・住宅着工件数(6月)
21:30 米・住宅建設許可件数(6月)
東証マザーズ指数先物取引開始
米・IMF世界経済見通し改訂版発表
米・決算発表 ゴールドマン、ロッキード・マーチン、ジョンソン・エンド・ジョンソン、マイクロソフト
欧・決算発表 ボルボ、ノバルティス
7月20日
水
08:50 主要銀行貸出動向アンケート調査(7月)
10:00 銅電線出荷統計(6月)
14:30 百貨店売上高(全国・東京地区6月)
15:00 独・生産者物価指数(6月)
16:00 コンビニエンスストア売上高(6月)
16:00 訪日外国人客数(6月)
17:00 南ア・消費者物価指数(6月)
17:00 欧・経常収支(5月)
17:30 英・失業率(6月)
17:30 英・ILO失業率(3カ月)(5月)
20:00 米・MBA住宅ローン申請指数(先週)
23:00 欧・ユーロ圏消費者信頼感速報値(7月)
決算発表 安川電
ブ・ブラジル中央銀行が政策金利(SELICレート)発表(21日までに)
米・決算発表 モルガン・スタンレー、アメリカン・エキスプレス、インテル、eベイ、クアルコム
欧・決算発表 ASML
2
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Vol. 176 Weekly
2016 07 19
経済カレンダー - 2
Market Data
7 月 18 日~7 月 23 日 ※全て日本時間で表示
日付
曜日
7月21日
木
時間
内容
08:50 対外対内証券売買(先週)
13:30 全産業活動指数(5月)
14:00 全国スーパー売上高(6月)
15:00 スイス・貿易収支(6月)
17:30 英・小売売上高(6月)
20:45 欧・欧州中央銀行(ECB)が政策金利発表、ドラギ総裁が記者会見
21:00 ブ・拡大消費者物価指数(IPCA-15)(7月)
21:30 米・新規失業保険申請件数(先週)
21:30 米・フィラデルフィア連銀製造業景況指数(7月)
22:00 米・FHFA住宅価格指数(5月)
22:45 米・消費者信頼感指数(先週)
22:45 米・経済期待指数(7月)
23:00 米・中古住宅販売件数(6月)
23:00 米・景気先行指数(6月)
インソースが東証マザーズに新規上場(公開価格:520円)
デュアルタップが東証ジャスダックに新規上場(公開価格:1110円)
決算発表 中外薬、サイバーA
南ア・南アフリカ準備銀行(中央銀行)が政策金利発表
米・決算発表 ブラックストーン、AT&T、AMD、スターバックス、ビザ、GM
欧・決算発表 ダイムラー、ロシュ、ユニリーバ
亜・インドネシア中央銀行が政策金利発表
7月22日
金
10:45 中・MNI企業景況感指数(7月)
16:30 独・製造業PMI(7月)
16:30 独・サービス業PMI(7月)
16:30 独・総合PMI(7月)
17:00 日本銀行が保有する国債の銘柄別残高
17:00 日本銀行による国庫短期証券の銘柄別買入額
17:00 欧・ユーロ圏製造業PMI速報値(7月)
17:00 欧・ユーロ圏サービス業PMI速報値(7月)
17:00 欧・ユーロ圏総合PMI速報値(7月)
21:30 加・小売売上高(5月)
21:30 加・消費者物価指数(6月)
22:45 米・製造業PMI速報値(7月)
決算発表 日電産
米・決算発表 GE
欧・欧州中央銀行(ECB)専門家予測調査
7月23日
土
中・G20財務相・中央銀行総裁会議(成都、24日まで)
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スケジュール
日米主要経済指標のポイント
■(米)6 月住宅着工件数
19 日(火)午後 9 時 30 分発表予定
(予想は 117 万戸) 参考となる 5 月実績は 116.4 万戸だった。着工件数は市場予想をやや上回ったが、この水準からさらなる
増加は期待できない状況。着工件数の先行指標となる 5 月住宅建設許可件数は 113.6 万戸。4 月実績を若干上回っているものの、
今後数カ月は着工件数が大幅に増える余地はないとみられている。
-------------------------------------------------------------------■(米)6 月建設許可件数
19 日(火)午後 9 時 30 分発表予定
(予想は 115 万戸) 参考となる 5 月実績は 113.6 万戸だった。米国経済は緩やかに拡大しており、雇用情勢は悪化していない
が、住宅市況の大幅な改善は期待できない。中古住宅販売は順調だが、住宅建設許可件数が継続的に増える状況ではないとみら
れる。
-------------------------------------------------------------------■(欧)欧州中央銀行が金融政策発表
21 日(木)午後 8 時 45 分発表予定
(予想は、金融政策の現状維持) 前回 6 月 2 日の理事会では、
「英国が欧州連合(EU)から離脱を決めた場合、ユーロ圏に著
しいマイナスの影響が及び、成長見通しを悪化させる」との懸念が共有された。現時点では、金融不安や信用収縮が拡大する懸
念はないことから、今回の理事会では金融政策の現状維持が決定される見込み。ただし、ユーロ圏のインフレ見通しが大幅に改
善される見込みはないだけに、将来的な追加緩和への思惑は後退しないとみられる。
-------------------------------------------------------------------■(米)6 月中古住宅販売件数
21 日(木)午後 11 時発表予定
(予想は 547 万戸) 参考となる 5 月実績は、553 万戸。前月比+1.8%で販売件数は 2007 年 2 月以来の高い水準となった。販
売件数は増加しており、市場予想とほぼ一致した。販売価格の中央値は前年同月比+4.7%(23.97 万ドル)で過去最高となった。
6 月については 5 月実績をやや下回る見込みだが、中古住宅市況は好調であり、販売件数は高い水準を維持する見込み。
--------------------------------------------------------------------
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決算カレンダー
Market Data
※括弧内は決算説明会の予定日。なお、下記のカレンダーはあくまでも予定で企業の都合により変更される可能性があります。
日付
7月20日
7月20日
7月20日
7月20日
7月20日
7月20日
7月21日
7月21日
7月21日
7月21日
7月21日
7月21日
7月21日
7月21日
7月22日
7月22日
7月22日
7月22日
7月22日
7月22日
7月22日
7月22日
7月22日
7月22日
7月22日
7月22日
7月22日
7月22日
7月22日
コード
5609
5933
6506
6961
7949
8617
2268
2397
3328
4519
4751
6641
7466
9914
2656
3250
3688
3912
4291
4765
4929
4973
5204
5423
6594
6755
7422
8566
8595
銘柄
日鋳造
アルインコ
安川電
エンプラス
小松ウオル
光世証
サーティワン
DNAチップ
BEENOS
中外薬(07/25)
サイバエージ(07/21)
日新電
SPK
植松商
ベクター
ADワークス
VOYAGE
モバファク
JIEC
モーニングスタ
アジュバン
高純度化
石塚硝
東製鉄
日電産(07/22)
富通ゼネ
東邦レマック
リコーリース
ジャフコ
上場部名
東証2部
東証1部
東証1部
東証1部
東証1部
東証1部
ジャスダックS
東証2部
マザーズ
東証1部
東証1部
東証1部
東証1部
ジャスダックS
ジャスダックS
東証1部
東証1部
マザーズ
東証2部
ジャスダックS
東証1部
東証1部
東証1部
東証1部
東証1部
東証1部
ジャスダックS
東証1部
東証1部
時刻
15:00
15:00
16:00
15:00
15:00
14:00
15:00
16:00
15:00
15:30
15:00
15:00
15:00
15:00
15:00
日付
コード
銘柄
上場部名
時刻
15:00
12:00
15:00
15:00
15:00
13:00
15:00
15:15
16:00
15:00
13:00
15:00
5
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2016 07 19
レーティング
格上げ・買い推奨
格上げ・買い推奨
※下記のレーティングや目標株価は証券各社が発表したもののうち、フィスコが把握したものを集計しています。
日付
7月11日
証券会社
CS
7月14日
7月15日
レーティング
目標株価(円)
コンコルディア
NEUTRAL→OUTPERFORM格上げ
540→500
8369
京都銀
NEUTRAL→OUTPERFORM格上げ
890→830
8958
グロバルRE
2→1格上げ
485000
8976
大和オフィス
2→1格上げ
760000
8952
JRE
UNDERPERFORM→中立格上げ
595000→635000
8953
日本リテール
中立→買い格上げ
260000→290000
岩井コスモ
3382
7&I-HD
B+→A格上げ
5400
東海東京
5191
住友理工
OUTPERFORM新規
1500
8771
Eギャランティ
OUTPERFORM新規
4060
みずほ
7月13日
社名
7186
SMBC日興
7月12日
コード
9997
ベルーナ
OUTPERFORM新規
ゴールドマン
7269
スズキ
買い→強い買い格上げ
815
シティ
6701
NEC
2→1格上げ
大和
9739
NSW
2新規
1250
CS
4751
サイバエージ
OUTPERFORM新規
8000
1600
3100→3300
310→350
9449
GMO
OUTPERFORM新規
SMBC日興
4593
ヘリオス
1新規
ゴールドマン
2802
味の素
中立→買い格上げ
2800→2900
シティ
3116
トヨタ紡織
2→1格上げ
2350→2320
CS
2432
DeNA
OUTPERFORM新規
4000
3300
3659
ネクソン
OUTPERFORM新規
1900
SMBC日興
4565
そーせい
1新規
23000
いちよし
7581
サイゼリヤ
B→A格上げ
岩井コスモ
4919
ミルボン
B→A格上げ
岡三
8194
ライフコーポ
中立→強気格上げ
3400
三菱
4507
塩野義
OVERWEIGHT新規
7000
JPモルガン
9513
Jパワー
NEUTRAL→OVERWEIGHT格上げ
-
三菱
8331
千葉銀
NEUTRAL→OVERWEIGHT格上げ
940→560
東海東京
8951
日本ビルF
OUTPERFORM新規
野村
9983
ファーストリテイ
NEUTRAL→BUY格上げ
6
-
733000
31500→35500
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Vol. 176 Weekly
2016 07 19
レーティング
格下げ・売り推奨
格下げ・売り推奨
※下記のレーティングや目標株価は証券各社が発表したもののうち、フィスコが把握したものを集計しています。
日付
7月11日
証券会社
SMBC日興
コード
社名
レーティング
目標株価(円)
3227
MidCity
1→2格下げ
405000
3234
森ヒルズ
1→2格下げ
192000→175000
3282
コンフォリア
1→2格下げ
256000
3295
ヒューリックRE
1→2格下げ
215000
いちよし
4819
Dガレージ
A→B格下げ
モルガン
8604
野村HD
OVERWEIGHT→EQUALWEIGHT格下げ
岩井コスモ
3398
クスリのアオキ
B+→B格下げ
6700→5400
940→460
600→410
4188
三菱ケミHD
A→B格下げ
7月12日
岡三
8028
Fマート
強気→中立格下げ
7月13日
ゴールドマン
2587
サントリーBF
強い買い→中立格下げ
5850→5250
7956
ピジョン
中立→売り格下げ
2750→2250
9064
ヤマトHD
買い→中立格下げ
2600→2700
シティ
6444
サンデンHD
1→3格下げ
東海東京
4298
プロトコーポ
OUTPERFORM→NEUTRAL格下げ
CS
3632
グリー
UNDERPERFORM新規
岩井コスモ
4902
コニカミノルタ
A→B+格下げ
-
7974
任天堂
A→B+格下げ
-
大和
4980
デクセリアルス
2→3格下げ
1670→770
CS
4912
ライオン
OUTPERFORM→NEUTRAL格下げ
1450→1800
岩井コスモ
7599
ガリバー
A→B+格下げ
みずほ
8960
ユナイテッドU
買い→中立格下げ
7月14日
7月15日
7
6300
360→210
2150→1250
510
204000
株式会社フィスコ
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-600
8
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2016/7/4
2016/6/27
2016/6/20
2016/6/13
事業法人
2016/6/6
2016/7/4
2016/6/27
2016/6/20
2016/6/13
2016/6/6
信託銀
2016/5/30
2016/5/23
2016/7/4
2016/6/27
2016/6/20
2016/6/13
2016/6/6
2016/5/30
2016/5/23
2016/5/16
2016/5/9
2016/5/2
2016/4/25
2016/4/18
2016/4/11
2016/4/4
2016/3/28
2016/3/22
2016/3/14
2016/3/7
2016/2/29
外国人
2016/5/30
2016/5/23
2016/5/16
2016/5/9
2016/5/2
2016/4/25
2016/4/18
2016/4/11
2016/4/4
2016/3/28
2016/3/22
2016/3/14
2016/3/7
2016/2/22
2016/2/15
2016/2/8
2016/2/1
Vol. 176 Weekly
2016 07 19
2016/5/16
2016/5/9
2016/5/2
1000
2016/4/25
0
2016/4/18
1500
200
2016/4/11
2000
400
2016/4/4
2500
600
2016/3/28
800
2016/3/22
1000
2016/3/14
単位:億円
2016/3/7
-700
2016/2/29
-600
2016/2/22
-300
2016/2/29
-200
2016/2/22
-100
2016/2/15
単位:億円
2016/2/8
200
2016/2/15
-5000
2016/1/25
-3000
2016/2/1
-2000
2016/2/8
-1000
2016/1/18
0
2016/1/25
1000
2016/1/18
2000
2016/2/1
2016/7/4
2016/6/27
2016/6/20
単位:億円
2016/1/25
2016/6/6
2016/5/9
2016/5/16
2016/5/23
2016/5/30
2016/6/6
2016/6/13
2016/6/20
2016/6/27
2016/7/4
3000
2016/1/18
2016/7/4
2016/6/27
2016/6/20
投信
2016/6/13
生・損保
2016/6/13
2016/5/30
2016/5/23
2016/5/16
2016/5/9
2016/5/2
2016/4/25
2016/4/18
2016/1/18
2016/1/25
2016/2/1
2016/2/8
2016/2/15
2016/2/22
2016/2/29
2016/3/7
2016/3/14
2016/3/22
2016/3/28
2016/4/4
2016/4/11
2016/4/18
2016/4/25
2016/5/2
個人
2016/6/6
2016/5/30
2016/5/16
2016/5/23
2016/5/9
2016/5/2
2016/4/25
2016/4/18
2016/4/11
2016/4/4
2016/3/28
2016/3/22
2016/3/14
2016/3/7
2016/2/29
2016/2/22
2016/2/15
2016/2/8
2016/2/1
2016/1/25
2016/1/18
展望
2016/4/11
2016/4/4
2016/3/28
2016/3/22
2016/3/14
2016/3/7
2016/2/22
2016/2/29
2016/2/15
2016/2/8
2016/2/1
2016/1/25
2016/1/18
週刊相場観測誌
Market
投資主体別売買動向 - 1
総括コメント
外国人投資家は総合で売り越し継続
に転じた。また、個人投資家は 2142 億円と買い越しに転じた。
7 月第 1 週の投資主体別売買動向によると、外国人投資家は総合で 2019 億円と売り越し継続となった。現物については売り越し
その他、事法は 476 億円と買い越しに転じた。生・損保は 317 億円と売り越し継続となった。投信は 2295 億円、都地銀は 486
億円、信託は 143 億円と売り越しに転じた。自己は TOPIX 先物、225 先物買いの、現物売りで 1804 億円と買い越しに転じた。この
週の裁定残は、ネットベースで 1340 億円減少の 2701 億円となった。なお、週間の騰落率は日経平均で 3.67%の下落へ。
8000
単位:億円
6000
4000
2000
-2000
0
-4000
-6000
-4000
-10000
-8000
-12000
-14000
6000
単位:億円
100
0
5000
4000
3000
-400
2000
-500
1000
0
-1000
4000
単位:億円
1400
1200
3500
3000
-200
500
-400
-500
0
株式会社フィスコ
週刊相場観測誌
Market
展望
Vol. 176 Weekly
2016 07 19
投資主体別売買動向 - 2
市場別データ
単位:億円
日付
現
物
自己
個人
外国人
投信
事業法人
生・損保
都地銀
信託銀
16/03/28
▲493
1,107
▲79
287
9
▲443
▲65
▲581
16/04/04
▲2,683
111
327
414
376
▲40
▲147
1,542
16/04/11
▲1,646
▲3,466
3,849
1,075
88
▲208
▲230
891
16/04/18
1,032
▲4,606
5,321
▲156
▲103
▲143
▲116
▲698
16/04/25
84
1,013
▲892
▲151
368
▲233
▲90
▲313
16/05/02
▲890
2,617
▲3,143
▲113
322
117
79
578
16/05/09
▲1,866
▲137
568
289
648
▲138
262
237
16/05/16
▲47
▲1,301
22
▲265
1,308
148
▲122
179
16/05/23
1,229
▲1,104
▲705
▲293
802
▲118
▲87
158
16/05/30
▲116
349
▲1,462
▲250
1,150
▲172
▲94
512
16/06/06
▲4,946
295
2,236
▲205
871
78
▲9
1,489
16/06/13
▲1,965
1,934
▲2,208
563
3,533
15
50
213
16/06/20
▲1,397
355
▲1,301
238
261
15
27
1,251
16/06/27
▲2,536
▲119
105
606
20
▲605
▲167
2,283
16/07/04
▲1,908
1,692
▲1,749
▲372
442
▲297
▲76
1,526
単位:億円
日付
T
O
P
I
X
先
物
自己
個人
外国人
投信
事業法人
生・損保
都地銀
信託銀
16/03/28
▲385
▲105
▲3,598
452
▲25
▲284
0
16/04/04
1,448
▲169
▲869
3
▲115
▲72
▲9
4,012
▲21
16/04/11
752
150
35
▲595
22
▲132
▲44
▲210
16/04/18
▲1,026
73
1,333
▲423
▲3
29
▲20
▲58
16/04/25
439
▲57
18
▲292
4
66
72
▲216
16/05/02
991
▲64
▲922
▲28
▲0
188
20
▲175
16/05/09
1,307
108
▲1,118
▲189
0
7
▲37
▲143
16/05/16
▲488
▲8
605
▲55
3
▲110
18
52
16/05/23
▲259
▲3
65
198
3
48
1
▲161
16/05/30
690
▲1
480
▲370
▲6
▲115
▲19
▲706
16/06/06
3,789
11
▲2,728
367
25
▲560
15
▲942
16/06/13
2,610
6
▲1,874
▲261
▲0
▲288
17
▲300
16/06/20
1,002
24
▲588
88
77
62
5
▲601
16/06/27
1,319
87
▲1,448
▲174
50
372
11
▲400
16/07/04
2,480
▲57
▲88
▲922
▲0
▲20
▲25
▲1,373
単位:億円
日付
日
経
平
均
先
物
自己
個人
外国人
投信
事業法人
生・損保
都地銀
信託銀
16/03/28
268
▲44
1,033
▲1,589
13
▲142
138
208
16/04/04
442
▲110
▲902
1,193
99
0
▲399
▲519
16/04/11
89
▲328
2,006
▲710
▲35
▲210
▲144
▲124
16/04/18
▲49
186
1,442
▲1,615
▲4
9
216
47
16/04/25
▲147
106
2,860
▲2,588
8
▲39
▲106
▲333
16/05/02
585
116
▲1,621
819
1
0
89
49
16/05/09
1,546
▲135
▲2,478
1,244
7
▲101
▲218
130
16/05/16
▲231
11
▲208
616
▲16
▲20
127
▲285
16/05/23
▲802
▲20
1,238
▲436
▲19
▲10
151
▲44
▲18
16/05/30
689
24
▲433
▲224
30
▲10
▲69
16/06/06
1,640
▲61
▲1,752
▲189
▲17
206
▲19
232
16/06/13
925
257
▲1,531
487
11
0
▲30
▲163
16/06/20
10
7
2,497
▲1,583
▲91
2
▲214
▲386
16/06/27
516
▲447
▲964
732
▲74
▲112
410
141
16/07/04
1,232
507
▲182
▲1,001
34
0
▲385
▲296
9
株式会社フィスコ
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週刊相場観測誌
Market
※
展望
Vol. 176 Weekly
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新規上場銘柄
結果とスケジュール
データは直近の新規上場銘柄の結果とスケジュールを全て掲載しています。
証券会社によって取り扱いが異なりますので、お取引の際は各証券会社にご確認ください。
銘柄名
LINE
事業内容:
デュアルタップ
コード
市場
上場日
仮条件
(円)
3938
東1
7/15
2,900~3,300
公募株数
(株)
35,000,000
売出株数
(株)
5,250,000
公募価格
(円)
初値
(円)
3,300
4,900
主幹事
7/15終値
(円)
野村
4,345
モバイルメッセージャー・アプリケーション「LINE」によるコミュニケーション、コンテンツ、広告等のサービスを提供する LINE ビジネス・ポータル事
業
3469
JQ S
7/21
1,010~1,110
200,000
306,000
1,110
-
SBI
-
事業内容: 不動産販売事業、不動産賃貸管理・仲介事業及び海外不動産事業
インソース
6200
東M
7/21
450~520
700,000
1,542,500
520
-
みずほ
-
1,500~1,700
90,000
74,800
-
-
大和
-
事業内容: 研修をはじめとする社会人向け教育サービス
リファインバース
6531
事業内容:
東M
7/28
廃棄物に再資源化処理を行うことで合成樹脂を製造し販売する再生樹脂製造販売事業、産業廃棄物の収集運搬・中間処理を行う産業廃棄物処
理事業
10
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展望
Vol. 176 Weekly
2016 07 19
一目均衡表雲抜け銘柄
雲上抜け銘柄(東証1 部)
雲上抜け銘柄(東証1部)
終値
(円)
先行スパンA 先行スパンB
(円)
(円)
コード
銘柄
終値
(円)
先行スパンA 先行スパンB
(円)
(円)
コード
銘柄
1414
ショーボンド
5120
4490
4677.5
1720
東急建設
969
896.5
872.5
1721
コムシスHD
1714
1656
1645
1762
高松G
2480
2387
2441.5
1768
ソネック
600
579.25
531.5
1802
大林組
1093
1059.5
957
1814
大末建
930
893.75
873
1824
前田建
899
780.5
821
1893
五洋建
583
492.5
520
1924
パナホーム
872
849.25
824.5
1926
ライト工
1129
1062.75
1055
1951
協エクシオ
1337
1255.25
1319.5
1952
新日空調
1065
1004.25
1033.5
1982
日比設
1679
1518
1523
2004
昭和産
477
464
470.5
2131
アコーディア
1203
1137.75
1177.5
2175
SMS
2289
2233
1850.5
2181
テンプHD
1773
1769
1624
2207
名糖産
1318
1310.75
1301
2211
不二家
199
195
195
2215
第一パン
122
111.5
117.5
2395
新日科学
714
478
647
2768
双日
260
252.75
240.5
2904
一正蒲鉾
1077
1019.5
1062.5
3079
DVx
1270
1154
1235
3104
富士紡HD
271
217.5
264.5
3159
丸善CHI
379
347.25
368
3191
ジョイフル本田
2448
2371.25
2356.5
3387
クリレスHD
1075
986.5
823.5
3421
稲葉製作
1370
1291.25
1357
3580
小松精
694
656.5
650.5
3708
特種東海
377
355.75
342.5
3950
ザ・パック
2858
2820.5
2733.5
4045
東亜合成
1044
968.75
982.5
4046
大阪ソーダ
430
429.5
428
4095
日パーカライ
1251
1135.75
1231.5
4097
高圧ガス
654
630.5
628
4212
積水樹脂
1677
1557.5
1564.5
4220
リケンテクノス
440
415.25
438.5
4368
扶桑化学
1630
1604.25
1523
4452
花王
5968
5903.5
5763
4613
関ペイント
2114
1850
1959.5
4619
日特塗
1071
1025
972
4620
藤倉化
592
531.5
540.5
4633
サカタインクス
1301
1119
1085.5
4709
ID
960
914
945
4716
日本オラクル
5910
5560
5470
4722
フューチャー
805
738.5
744.5
4745
東京個別
650
635.75
579
4776
CYBOZU
376
318.25
368.5
4801
セントラルSP
2345
2312.75
2306.5
4809
パラカ
1545
1488.5
1377
4917
マンダム
4860
4730
4702.5
4928
ノエビアHD
3225
3175.75
2897.5
5015
BPカストロール
1209
1184.5
1207
5195
バンドー化
5332
TOTO
4335
3888.75
3606
5451
淀川鋼
5707
東邦鉛
373
284.75
357.5
5801
5821
平河ヒューテ
887
812
746
6087
アビスト
2097
2085.25
1918.5
6098
リクルートHD
3910
3618.75
6222
島精機
1990
6381
アネスト岩田
976
520
491
483.5
2611
2381.75
2475.5
古河電工
257
247
233.5
5929
三和HD
980
923.5
946
6089
ウィルグループ
979
887.25
875
3797.5
6099
エラン
1425
1402.5
1354
1821.25
1903.5
6367
ダイキン
9067
7929
8157.5
937.25
880
6383
ダイフク
1967
1886
1707.5
11
株式会社フィスコ
本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。
週刊相場観測誌
Market
コード
展望
Vol. 176 Weekly
2016 07 19
終値
(円)
銘柄
一目均衡表雲抜け銘柄
雲上抜け銘柄(東証1 部)
先行スパンA 先行スパンB
(円)
(円)
コード
銘柄
終値
(円)
先行スパンA 先行スパンB
(円)
(円)
6419
マース
2127
2030
2076
6459
大和冷
947
896.25
861.5
6490
日ピラ工
1035
990.5
995
6586
マキタ
6760
6717.5
6290
6617
東光高岳
1684
1481
1606
6676
メルコ
2363
2083.75
2168
6728
アルバック
3100
2847.5
2539
6742
京三製
361
347
352.5
6744
能美防災
1441
1428
1428
6756
日立国際
1643
1587.5
1605
6791
コロムビア
457
455.25
444
6845
アズビル
3100
2928.5
3061
6856
堀場製
4635
4393.75
4575
6869
シスメックス
7400
7297.5
6845
6879
イマジカロボッ
753
454.75
616.5
6914
オプテックス
2908
2790.25
2539.5
6916
アイオデータ
624
552.75
614.5
7022
サノヤスHD
437
248.25
291
7148
FPG
1110
860.25
1039
7241
フタバ
7244
市光工
278
235
263
7245
大同メタル
7276
小糸製
4915
4545
4295
7416
7481
尾家産業
908
882.5
887.5
7482
7554
幸楽苑HD
1546
1513
1515.5
7613
シークス
3590
3402.75
3125
7840
フラベッドH
944
938.5
7974
任天堂
27780
8056
日ユニシス
1294
8086
ニプロ
1271
8218
コメリ
2669
8530
中京銀
8923
トーセイ
9001
509
498
508.5
1132
1041.5
1127.5
はるやま
748
743.5
745
シモジマ
1101
1069
1069
7570
橋本総業HD
1592
1447
1422
7821
前田工繊
1084
1029
988
929.5
7951
ヤマハ
2918
2861
2458
18608.75
18595
8032
紙パル商
352
330.25
334
1283.25
1203.5
8081
カナデン
942
919.25
922
1256.75
1260
8194
ライフコーポ
3135
3015.5
2857.5
2552.5
2652.5
8244
近鉄百
338
314.25
319.5
243
225
227
8686
AFLAC
7750
7265
7265
820
730.75
797
8928
穴吹興産
251
240.25
245
東武
571
557.25
555.5
9007
小田急
1238
1191.75
1190
9042
阪急阪神
775
751
730.5
9058
トランコム
6740
6540
6227.5
9308
乾汽船
956
891.25
913
9470
学研HD
263
258.25
255.5
9514
FESCO
705
543.5
667.5
9551
メタウォーター
3025
2920.5
2852.5
9601
松竹
1147
1062.75
1053.5
9715
トランスコスモス
2945
2934.5
2672.5
9717
ジャステック
1062
998.25
1021
9739
NSW
1125
933
1013
9749
富士ソフト
2502
2492.25
2375
9759
NSD
1667
1617.25
1606
12
株式会社フィスコ
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週刊相場観測誌
Market
展望
Vol. 176 Weekly
2016 07 19
一目均衡表雲抜け銘柄
雲下抜け銘柄(東証1 部)
雲下抜け銘柄(東証1部)
コード
終値
(円)
銘柄
先行スパンA 先行スパンB
(円)
(円)
コード
銘柄
終値
(円)
先行スパンA 先行スパンB
(円)
(円)
3050
DCM
904
909.5
987.5
3173
大阪工機
788
831.5
790
4577
ダイト
2595
2955
2754.5
4668
明光ネット
1116
1230.25
1265
8940
インテリックス
744
821
778
9428
クロップス
500
513.75
508
13
株式会社フィスコ
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本レポート記載の内容に従ってお取引される場合、店舗における国内の金融商品取引所に上場する株式(売買単位未満を除
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場合は2,700円(税込み))の委託手数料をご負担いただきます。
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務・経営状況含む)の悪化等、それらに関する外部評価の変化等により損失が生じる恐れ(元本欠損リスク)があります。
なお、信用取引などを行う場合は、対象となる株式等または指標等の価格変動により損失の額がお客様の差し入れた委託保
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