8月1日号を掲載しました。

JA全厚連情報
(毎月 1日
発行)
№1046 2016 年 8 月 1 日
目
□
次
厚生連の経営診断について協議.......................................
1
事業企画委員会を開催
□
医療用医薬品の流通改善等について研修 ...............................
2
医薬品セミナーを開催
□
財務諸表を読み取る技術等について研修...............................
3
厚生連経営管理職層育成研修会(第1クール)を開催
□
経営管理委員4名を補欠選任.........................................
4
第 68 回通常総会を開催
通信員だより
医療安全研修会の開催(北秋田市民病院)
第6回闘魂外来開催(茨城西南医療センター病院)
優良看護職員茨城県看護協会長賞を茨城県厚生連看護師ら受賞(JA茨城県厚生連)
ロビーコンサート開催(総合病院土浦協同病院)
総合消防訓練を実施(県北医療センター高萩協同病院)
こどもの健康をささえるには 土浦協同病院なめがた地域医療センター
健康教室を開催(土浦協同病院なめがた地域医療センター)
ダイナミックフェアにて健康相談を実施(JA茨城県厚生連)
七夕コンサートを開催(伊勢原協同病院)
院内コンサート開催(JA静岡厚生連遠州病院)
介護教室「家族会」開催(介護老人保健施設きよみの里)
防災訓練 大規模災害への対処を考える(JA静岡厚生連リハビリテーション中伊豆温泉病院)
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お知らせ
◇会議日程
全国厚生農業協同組合連合会
JA全厚連
〒100-6827 東京都千代田区大手町 1-3-1 JAビル
TEL(03)3212-8000 FAX(03)3212-8008
E-Mail: [email protected]
(経営支援グループ)
http://www.ja-zenkouren.or.jp
編集責任者 瀧 幹男
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№1046 2016 年 8 月 1 日
厚生連の経営診断について協議
事業企画委員会を開催
本会は7月6日、東京・大手町のJAビル「全厚連会議室」において事業企画
委員会を開催した。
協議事項では、(1)厚生連の経営診断、(2)効果的な医師確保策の研究、(3)病
院長研修―について協議を行った。
(1)では、現在、本会では「厚生連の経営改善のための指針」にもとづき、債務
超過または2年連続赤字、健全性指標(固定長期適合率、キャッシュフロー比率)
未達の厚生連を要改善厚生連として抽出し、重点的に経営改善支援を行っている
が、これとは別に、より経営の健全性を高めるための内部的な基準を設けること
等について協議した。委員からは「経営を行う上で、付加価値労働分配率、償却
前利益率等の指標を重視している」等の意見が出された。
(3)では、新任の病院長を対象に、病院経営にかかるマネジメントの向上や、研
修参加者相互の情報交換を図ることを目的としたセミナーを開催することについ
て協議した。
報告事項では、(1)厚生連の平成 28 年 5 月末経営収支状況、(2)新専門医制度
への対応、(3)その他(厚生連のコスト削減)―について報告を行った。
(1)では、医療事業厚生連の事業損益が前年同期から 16 億 230 万円悪化し、当
期損益ベースでは 13 厚生連が減益、20 厚生連が赤字となったことを報告した。
また、健康管理厚生連については、事業損益が前年同期から 2,645 万円悪化し、
当期損益ベースでは 6 厚生連が減益、8 厚生連が赤字となった。
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№1046 2016 年 8 月 1 日
医療用医薬品の流通改善等について研修
医薬品セミナーを開催
本会は7月8日、東京・大手町のJAビル「全厚連会議室」において医薬品
セミナーを開催し、11 厚生連から 22 名が参加した。
本セミナーは、薬剤師等の資質向上を目的に開催され、当日は「医療用医薬
品の流通改善について」
(天野裕司・厚生労働省医政局経済課流通指導官)と、
「地域包括ケアシステムと 2016 年度診療報酬改定~地域連携から地域統合の
時代に向けて~」
(濱中洋平・日本経営Gr.メディキャスト株式会社企画営業部
統括マネージャー)の2講演が行われた。
天野氏の講演では、①流通改善の
取組状況、②バーコード表示の推進
について、③ジェネリック(後発医
薬品)について、④社会保障制度改
革のスケジュール、⑤医薬品産業の
総合的な強化に向けて、⑥医薬品産
業強化総合戦略、⑦医療用医薬品の
流通改善の促進について(提言)―
セミナーの様子
の7点について説明がなされ、特に
①、⑦では、「未妥結の状態が長く続くと市場薬価調査自体の精度が落ちる。
薬価を決める際、市場薬価調査を基礎資料としており、医療保険制度の根幹に
かかわるので、未妥結・仮納入の改善に協力いただきたい」と述べた。
濱中氏の講演では、2016 年度診療報酬改定の概要と 2018 年度の同時改定に
向けて、病院側がどう動くべきか等について説明がなされた。これからの医療
を取り巻く環境変化として「地域医療連携推進法人が、早ければ来年の4月1
日よりスタートする。そのことにより医薬品の共同購入が、地域単位で進んで
いく可能性がある。一人一票の合議制で意思決定がなされるので、病院の建替
えや薬の共同購入などを行う際に、意思決定がうまくいかない問題がある。一
方で参画しなければ、情報や患者がまわってこない可能性が考えられる」と述
べた。
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財務諸表を読み取る技術等について研修
厚生連経営管理職層育成研修会(第1クール)を開催
本会は7月 21 日、22 日の両日、東京・有楽町の「有楽町電気ビル」におい
て厚生連経営管理職層育成研修会(第1クール)を開催し、20 厚生連から 45
名が参加した。
本研修会は、厚生連の保健・医療施設
等の運営および管理を担う経営管理職層
を育成するため、経営管理に必要な財務
知識の習得とマネジメント能力の向上を
図るとともに、研修参加者相互の情報交
換・ネットワーク作りを目的として、平
成 23 年度より開催しており、1クール
(2日間)を年3回開催している。研修
の形式は、講義・演習・グループディスカッションで構成されており、参加者
は少人数のグループに分かれて研修を行う。
第1クールの研修項目は、①財務諸表を読み取る技術、②簿記の基礎、③キ
ャッシュフロー計算書を読み取る技術、④リース会計の基礎―としており、研
修初日は、財務諸表を読み取る技術および簿記の基礎に重点を置き、貸借対照
表と損益計算書の相互関係や、簿記の概念等について学習するとともに、仕訳
処理や損益計算書・貸借対照表の作成演習を行った。また、キャッシュフロー
計算書を読み取る技術として、黒字倒産の実例をもとに、損益計算書だけでは
企業の健全性は判断できないこと、キャッシュフロー計算書の各表示区分の持
つ意味等について講義を受けたほか、間接法によるキャッシュフロー計算書の
作成演習を行った。
2日目は、前日に引き続き、キャッシュフロー計算書について学習するとと
もに、個別論点としてリース会計の基礎を重点的に学習した。
リース会計については、リースとレンタルの違いやリース取引のメリット、
ファイナンス・リース取引の判定基準等について講義を受け、演習では、ファ
イナンス・リース取引の判定、リース会計の仕訳処理を行った。
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№1046 2016 年 8 月 1 日
経営管理委員4名を補欠選任
第 68 回通常総会を開催
本会は7月27日、東京・大手町の「KKRホテル東京」において第68回通常
総会を開催し、平成27年度(第68年度)の事業報告や経営管理委員の補欠選任
等を行った。
総会の開会にあたり
委員会会長が挨拶に立ち、「都道府県ごとに策
定されている『地域医療構想』への対応は、将
来の厚生事業に大きく影響を与えることから、
厚生連が行う将来像の検討に対し、分析・助言
等の支援を行っていく。また、医師の専門医資
格取得制度については、日本専門医機構の社員
総会で平成30年度開始とされ、その動向を注視
していく」と述べた。
また、来賓として、自民党議員連盟「農民の健康を創る会」の会長を務める
宮腰光寛・衆議院議員と奥野長衛・JA全中会長のご臨席を賜り、祝辞を頂い
た。
議事では、第1号議案「平成27年度(第68年度)貸借対照表、損益計算書、
剰余金処分案、注記表および事業報告の承認に関する件」、第2号議案「定款
の一部変更に関する件」、第3号議案「定款附属書役員選任規程の一部変更に
関する件」、第4号議案「規約の一部変更に関する件」、第5号議案「役員退
任給与金引当規程の一部変更に関する件」、第6号議案「経営管理委員の補欠
選任に関する件」、第7号議案「退任役員に対する役員退職慰労金の支出に関
する件」―について上程し、全議案とも提案どおり決定された。
なお、新たに選任された経営管理委員は次のとおり。
せきもととくを
経営管理委員 關本得郎(山梨県厚生農業協同組合連合会・代表理事会長)
経営管理委員
あめみや
雨宮
たさか
経営管理委員 田坂
経営管理委員
ひさおか
久岡
いさむ
勇 (長野県厚生農業協同組合連合会・経営管理委員会会長)
みのる
實(愛媛県厚生農業協同組合連合会・代表理事会長)
たかし
隆 (高知県厚生農業協同組合連合会・経営管理委員会会長)
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№1046 2016 年 8 月 1 日
医療安全研修会の開催
(北秋田市民病院)
JA秋田厚生連・北秋田市民病院(神谷彰病院長)では、6月3日、院内全
職員を対象に医療安全研修会を開催いたしました。今回の講師はWMcommons
(Wマコト)中山真氏と中原誠氏に依頼し、
「笑いの現場から学ぶ!最強医療コ
ミュニケーション!なんでやねん力」というテーマで行っていただきました。
研修会は著名な芸人を例に出し、そ
の芸人の特徴や仕草からコミュニケー
ションの取り方を学ぶという内容で行
われました。隣の人と手を叩いて大声
で笑い合うことや褒め合うこと、講師
の質問に会場の全員で一緒に答えたり
するなど、例として挙げられた芸人の
コミュニケーションの取り方を会場の職員で実践しました。その中で「笑顔で
接する・相槌を打つ・相手を承認する」ことがコミュニケーションを取る上で
重要であり、これらを行うことで患者
さんや職場の方々との関係性が良く
なることを学びました。より良い関係
性を患者さんとの間、職場内で築くこ
とが出来れば、患者さんの些細な変化
を見落とす事や職場内での誤った情
報の伝達を減らし、インシデントや医
療ミスを未然に防ぐ事につながります。
患者サービスの向上を目的に開催された今回の研修会は、笑いも交えた内容
で、会場は終始雰囲気が良く笑顔の絶えない研修会となりました。今回の研修
会で学んだ内容を接遇や医療安全、患者サービスなど日々の業務に活かし、地
域に愛される病院を目指していきます。
(川上紗綾通信員)
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№1046 2016 年 8 月 1 日
第6回闘魂外来開催
(茨城西南医療センター病院)
JA茨城県厚生連(高橋惠一・代表理事理事長)が運営する茨城西南医療セ
ンター病院(亀﨑髙夫病院長)において、6月 18 日、実践型臨床実習である「闘
魂外来」を開催しました。NPO法
人医桜(東京都北区)が主催し、筑
波大学や自治医科大学など全国から
応募した医学生5人が参加しました。
あらゆる患者の病気にも即座に対応
できる「総合診療医」を育てる事を
目的としています。
指導医の下、診察を行う医学生
「闘魂外来」と銘打たれた同実習
は、徳田安春医師が医学生の臨床能力を磨くためにスタートさせた取り組みで
す。医学生が実際に診察を行う実践型で、全国各地で開かれています。同病院
で開かれるのは6回目で、医学生に地方の中核病院で豊富な症例に触れ、本県
の医療水準の高さや若手医師支援策を知ってもらい、医師確保につなげる狙い
もあります。
まず医学生らは指導医の監修の下、
アドバイスを受けながら診察を行い
ました。その後、患者の訴えた症状
から病名を診断するまでの問診や診
察方法、治療法について医師や他の
医学生と討論する
「闘魂祭」
を行い、
闘魂祭で診察方法について考える参加者ら
己の知識と思考力を養いました。
(日賀野裕季通信員)
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№1046 2016 年 8 月 1 日
優良看護職員茨城県看護協会長賞を
茨城県厚生連看護師ら受賞
(JA茨城県厚生連)
6月 24 日に茨城県立県民文化センターにて、茨城県看護協会の平成 28 年度
通常総会・職能集会が開催されました。プログラムの中で優良看護職員茨城県
看護協会長賞の授賞式があり、JA茨城県厚生連(高橋惠一・代表理事理事長)
の看護職員では7名が受賞しました。長期に渡り、茨城県において看護業務に
献身的に従事して功績を上げた者、また公益社団法人茨城県看護協会の発展向
上のために貢献した者に対して授与されます。
受賞したJAとりで
総合医療センター(新
谷周三病院長)板倉紀
子看護部長は、
「これま
で看護職として 34 年
間働かせて頂きました
が、これからも地域や
病院、そして厚生連の
ためにも、頑張って仕
事を続けていきたいと
受賞した厚生連看護師ら(7名のうちの5名)
思っています。また、看護職は定年を迎えても仕事を続けることができる職種
なので、なんらかの形で末永く貢献していけたらと思っております。
」と述べま
した。
また土浦協同病院附属看護専門学校(藤原秀臣学校長)皆川佳代子専任教員
は、
「教員になる前は、看護職としてずっと臨床の現場におりましたが、今は看
護専門学校という教育の場で働かせて頂いております。今年度から1学年定員
が 80 名から 120 名に増えました。この賞を頂いた事で、より一層、学生を優秀
な看護師に育てていきたいと思いました。
」と述べました。
(日賀野裕季通信員)
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№1046 2016 年 8 月 1 日
ロビーコンサート開催
(総合病院土浦協同病院)
JA茨城県厚生連(高橋惠一・代表理事理事長)が運営する総合病院土浦協
同病院(家坂義人病院長)において、6月 28 日、茨城県出身2名のアーティス
トを招いてコンサートを開きました。同病院のロビーにて開催し、受診患者を
はじめ、約 250 人が訪れ、美しいピアノの音色と歌声に酔いしれました。
今回のロビーコンサ
ートは、
「ふるさとで奏
でる初夏の調べ」と題
し、土浦市出身の小松
崎純さんとかすみがう
ら市出身のオニツカサ
リーさんを迎え、総合
病院土浦協同病院が新
築・移転してから初め
て開催しました。
「ハナミズキ」をはじ
ピアノと歌唱のハーモニーに浸る観覧者ら
めとした有名な 11 曲
を、小松崎さんのピアノ演奏にのせてオニツカサリーさんが歌いました。最後
の曲では歌詞カードが会場で配られ、観覧者も演奏に合わせて歌い、温かい素
敵な時間を過ごしました。
観覧者らは、「病院でコンサートを聴くことが出来て、とても感動しました。
入院していても楽しいひと時が過ごせてよかったです。
」
「霞ヶ浦をイメージし
たロビーに響き渡る音楽は本当に感動的でした。またこのようなコンサートに
参加したいです。」と感想を述べました。
(日賀野裕季通信員)
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№1046 2016 年 8 月 1 日
総合消防訓練を実施
(県北医療センター高萩協同病院)
JA茨城県厚生連(高橋惠一・代表理事理事長)が運営する県北医療センタ
ー高萩協同病院(高橋良延病院長)において、6月 29 日、同病院の防災マニュ
アルに基づき、地震や火災時の災害に対する通報・初動対応の確認、そして人
命の安全並びに被害の極限防止を図る事を目的として、大規模災害を想定した
総合消防訓練を実施しました。
訓練は、茨城県沖を震源とする
震度6強の地震が発生し、3階東
病棟より火災が発生したと想定し
て行いました。火災報知機のボタ
ンを押して消火器で初期消火を行
うとともに、庶務課と中央監視室
に火災が起きたことを報告し、中
央監視室から消防署へ通報しまし
火元を確認し初期消火を行う参加者ら
た。同時に災害対策本部を設置して各部署の状況を把握し、避難誘導を開始す
るなど、それぞれに指示を出しました。
また、近隣住民が受診・避難目的に
多数来院することを想定し、傷病者に
対していち早く適切な治療を行なう訓
練をしました。その中で、怪我の程度
を判断して治療の優先順位などを決め
るトリアージ訓練を今年も実施しまし
た。その他、火災時の煙体験や消火器
の使用訓練をしました。参加者らは緊
迫した空気の中、非常時に最善の行動
が出来るように、真摯に訓練と向かい
独歩不可患者の担架を使った避難誘導
合いました。
(日賀野裕季通信員)
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№1046 2016 年 8 月 1 日
こどもの健康をささえるには
土浦協同病院なめがた地域医療センター 健康教室を開催
(土浦協同病院なめがた地域医療センター)
JA茨城県厚生連(高橋惠一・代表理事理事長)が運営する土浦協同病院な
めがた地域医療センター(清水純一病院長)において 14 日、小児科医師による
健康教室が開催されました。こどもの病気や予防法などについて広く周知し、
地域の育児を支え、こどもの健康を守ることを目的としています。
同病院は年間5回、それぞれ異なるテーマで健康教室を開催しています。今
回は、自分の体調の変化を上手く訴えることが難しいこどもに対して、周囲の
大人が異変に気づき、早急に対応しなければならないとした上で、こどもがか
かりやすい病気の症状や、
その治療方法について、小
児科の太田医師が実際に経
験した事例を基に講演をし
ました。その中で、鼻水・
鼻づまりなどの風邪症状や
嘔吐などをした際に、家庭
で出来る具体的な処置につ
いて力説しました。そのほ
こどもの健康について力説する太田医師
か、ワクチン接種の重要性
や補助サービス、アレルギーの症例について詳しく説明しました。こどもを連
れた母親をはじめとして、参加者らは終始真剣に耳を傾けていました。
参加者の一人は、
「説明がわかりやすく、こどもがかかりやすい病気の症状や
その対処法について学ぶことができて良かったです。またこのような機会があ
れば参加したいと思います。」と述べました。講演をした太田医師は、
「病院に
は皆さんのお役にたてることがたくさんあるので、気軽に利用・相談をしてほ
しいです。」と述べました。
(日賀野裕季通信員)
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№1046 2016 年 8 月 1 日
ダイナミックフェアにて健康相談を実施
(JA茨城県厚生連)
JA茨城県厚生連(高橋惠一・代表理事理事長)は、7月 16 日から 18 日に
かけて開催された農機・生産資材大展示会ダイナミックフェア 2016 にて、健康
相談コーナーを設けました。農業関係者の健康増進を目的として、毎年実施し
ています。合計 634 人が訪れ、血圧や血管年齢を測定し、日頃気になっている
「健康」について相談をしました。
厚生連病院から
看護師らを派遣し、
持参した血圧測定
器と、指先を置く
だけで測れる血管
年齢測定器を用い
てそれぞれ測定し
ました。訪れた人
は測定結果と併せ
て、健康について
血圧・血管年齢測定と健康相談をする参加者ら
疑問・不安に思っ
ている事を相談しました。看護師らは親身になって応じ、症状に対する対処・
予防法など具体的なアドバイスをしました。また、実年齢より血管年齢の測定
値が若い方に対して健康の秘訣を聞くなど、農業関係者の健康活動状況も探り
ました。そのほか、医学の専門的知識や病気の治療法などを分かりやすく解説
した「やさしい医学解説」や、各病気についてまとめられたパンフレットなど
を配布しました。
訪れた人は、
「このように気軽に相談できる機会があるのはとても助かります。
健診の大切さを教わったので、これからも健康に気をつけていきたいと思いま
す。
」と述べた。
(日賀野裕季通信員)
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№1046 2016 年 8 月 1 日
七夕コンサートを開催
(伊勢原協同病院)
JA神奈川県厚生連・伊勢原協同病院(井上元保病院長)では、7月2日、
院内 1 階ロビーで七夕コンサートを開催しました。大きな竹には、患者さん・
ご家族、そして職員の願い事の短冊がたくさん飾られました。
このコンサートでは、昭和薬科大学 ジャズ研究部の皆さんと、伊勢原混声合
唱団の皆さんが、素敵な音楽と歌を届けてくれました。
昭和薬科大学 ジャズ研究部の皆さんは、
「Moon River」など 3 曲演奏して
いただき、伊勢原混声合唱団の皆さんは、
「たなばたさま」を参加者全員で歌う
など、会場に爽やかな歌声が響き渡りました。
(栗原賢紀通信員)
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JA全厚連情報
№1046 2016 年 8 月 1 日
院内コンサート開催
(JA静岡厚生連遠州病院)
浜松市中区にあるJA静岡厚生連遠州病院(水上泰延病院長)では7月8日、
遠州病院でボランティアをするグループ「菜の花」
(植田睦子会長)が主催する
七夕コンサートが開かれました。
ボランティア菜の花は、毎年この七
夕の時期に遠州病院でコンサートを企
画、開催しています。
今回は、篠原ハーモニカサークルの
皆さんによる演奏会が行われました。
「七夕さま」や「上を向いて歩こう」
などの名曲をハーモニカの合奏で披露
し、参加者は口ずさみながら聴き入っ
ていました。途中、リクエスト曲を演
奏するなどして参加者を楽しませまし
た。
院内に楽しげなハーモニカの音と参
加者の歌声が響き、晴れやかなひとと
きを過ごしました。
(中西彩乃通信員)
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JA全厚連情報
№1046 2016 年 8 月 1 日
介護教室「家族会」開催
(介護老人保健施設きよみの里)
静岡市清水区にある介護老人保健施設きよみの里(奥川恭一朗施設長)では
7月 11 日、利用者の家族、地域住民を対象とした介護教室「家族会」を開催し
22 名が参加しました。
家族会は利用者の家族にも健康になってもらう、地域の方にも介護予防の大
切さを知ってもらうという目的で年3回、毎年行われています。
今回は静岡県歯科衛生士会から赤堀安世歯科衛生士を講師として「口の中の
汚れは万病のもと!」という題で講義が行われました。口が行っている機能の
大切さを紹介し、口腔ケアの仕方を口の体操の実践などを交えながら説明しま
した。参加者はメモを取りながら、熱心に聞き入っていました。他にもきよみ
の里で利用者に対して行っている口腔ケアの取り組みの紹介や実際に介護する
時のアドバイス、利用者家族同士の相談や情報交換をする座談会の場も設けら
れ、参加者からは「わかりやすく為になった。
」と好評でした。
講義の様子
(中西彩乃通信員)
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JA全厚連情報
№1046 2016 年 8 月 1 日
防災訓練 大規模災害への対処を考える
(JA静岡厚生連リハビリテーション中伊豆温泉病院)
伊豆市のJA静岡厚生連リハビリテーション中伊豆温泉病院(安田勝彦病院
長)では、7月 16 日災害訓練を行い、約 200 人が参加しました。
今回の訓練では、南海トラフ大地震が発生し、伊豆市で震度6弱が観測され
建物が損壊したという想定で行われました。病棟機能が維持できなくなった場
合の、
患者の安全な場所への避難誘導、
ライフラインの確保を重点としました。
訓練は災害が起きた場合の情報収集、避難場所確保や体制整備などを行い、
参加者は真剣に取り組んでいました。
今回の訓練防災対策
のアドバイザーとして
参加いただいた静岡大
学防災総合センター岩
田孝仁教授は「今回は
防災対策マニュアルを
見直し、今までと違っ
た訓練内容になったと
思うが、指示に従い良
い流れで訓練ができた
防災訓練の様子
のではないか。医療業務の中で、防災対策も想像しておけば、実際の災害時に
対応が違ってくる。引き続き意識していただきたい。
」と講評しました。
同病院の安田勝彦病院長は「今回の訓練は皆さんの協力により本当によくで
きたと思う。実際の災害時はこのようにうまくいくとは限らない。日頃からの
準備が重要になってくる。」と話し、万が一の災害時にも地域の病院として何が
できるかを再確認する機会となりました。
(中西彩乃通信員)
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JA全厚連情報
№1046 2016 年 8 月 1 日
□会議日程
平成28年
8月25日(木)
健診取組情報連絡会 14時から(山梨・甲府市・山梨県厚生連健康管理センター「会議室」)
~26日(金)
9月 1日(木) 厚生連病院事務長研修会 10時30分から(東京・御茶ノ水・東京ガーデンパレス2階「天空」)
~ 2日(金)
9月14日(水) 理事会 15時30分から(東京・大手町・JAビル27階「全厚連会議室」)
9月15日(木) 厚生連経営管理職員層育成研修会(場所未定)
~ 16日(金)
9月29日(木) 厚生連常勤役員・参事会議 13時から(東京・隼町・グランドアーク半蔵門3階「光の間」)
10月13日(木) 理事会 15時30分から(東京・大手町・JAビル27階「全厚連会議室」)
10月21日(金) 経営管理委員会 10時30分から(東京・大手町・JAビル27階「全厚連会議室」)
11月16日(水) 理事会 15時30分から(東京・大手町・JAビル27階「全厚連会議室」)
12月1日(木) 理事会 15時30分から(東京・大手町・JAビル27階「全厚連会議室」)
12月6日(火) 経営管理委員会 15時30分から(東京・大手町・JAビル27階「全厚連会議室」)
平成29年
1月17日(火) 理事会 15時30分から(東京・大手町・JAビル27階「全厚連会議室」)
1月25日(水) 厚生連常勤役員・参事会議 13時から(場所未定)
2月 8日(水) 厚生連会長会議 13時から(場所未定)
2月16日(木) 理事会 15時30分から(東京・大手町・JAビル27階「全厚連会議室」)
2月21日(火) 経営管理委員会 10時30分から(東京・大手町・JAビル27階「全厚連会議室」)
3月 8日(水) 臨時総会 11時から(場所未定)
3月15日(水) 理事会 15時30分から(東京・大手町・JAビル27階「全厚連会議室」)
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