イビデン株式会社(4062) 平成29年3月期 第1四半期決算短信 ○添付資料の目次 1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………2 (1)経営成績に関する説明 ……………………………………………………………………………2 (2)財政状態に関する説明 ……………………………………………………………………………3 (3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ………………………………………………3 2.サマリー情報(注記事項)に関する事項 ……………………………………………………………4 (1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動 …………………………………………4 (2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 …………………………………………4 (3)追加情報 ……………………………………………………………………………………………4 3.四半期連結財務諸表 …………………………………………………………………………………5 (1)四半期連結貸借対照表 ……………………………………………………………………………5 (2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ………………………………………7 四半期連結損益計算書 ……………………………………………………………………………7 四半期連結包括利益計算書 ………………………………………………………………………8 (3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………9 (継続企業の前提に関する注記) …………………………………………………………………9 (株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) …………………………………………9 (セグメント情報等) ………………………………………………………………………………9 (重要な後発事象) ………………………………………………………………………………10 ― 1 ― イビデン株式会社(4062) 平成29年3月期 第1四半期決算短信 1.当四半期決算に関する定性的情報 (1)経営成績に関する説明 当第1四半期連結累計期間における世界経済は、好調な米国経済及び堅調な欧州経済に支えられ、全体としては 緩やかな成長が続きましたが、中国、新興国経済の減速に加え、欧州における英国のEU離脱問題等により、先行き に対する不透明感が強まりました。国内経済は、個人消費や企業収益に足踏みが見られたものの、総じて緩やかな 回復基調をたどりました。 半導体・電子部品業界のスマートフォン・タブレット市場におきましては、北米及び欧州市場の減速により、市 場全体の成長が鈍化傾向にあります。また、パソコン市場におきましても、前年対比でマイナス成長が続いており、 当社の電子事業を取り巻く環境は厳しい状況が続いております。 自動車排気系部品業界におきましては、欧州及び中国の自動車市場で緩やかな成長が続いたことから、世界の自 動車販売は底堅く推移しました。 このような情勢のもと、当社グループは中期経営計画において、事業環境の変化に対応し、次の100年に向けて、 永続的に事業を継続し成長させるための企業体質づくりと、電子事業以外に、セラミック事業及びその他事業を合 わせた、3つの事業セグメントによる安定的な収益構造の実現を目指した各事業の競争力強化の活動に取り組んでお ります。 これらの結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は655億5百万円と前年同期に比べ87億70百万円(11.8%)減少 しました。営業利益は12億54百万円と前年同期に比べ25億4百万円(66.6%)減少しました。経常損失は12億76百万 円(前年同期は41億11百万円の経常利益)となりました。親会社株主に帰属する四半期純損失に関しましては15億 84百万円(前年同期は27億97百万円の親会社株主に帰属する四半期純利益)となりました。 セグメントの概況は、次のとおりであります。 電子事業 電子事業の市場におきましては、パソコン市場が引き続き低迷したことに加え、スマートフォン・タブレット市 場の成長が引き続き減速したことにより、電子事業の売上高は260億11百万円となり、前年同期に比べ22.6%減少し ました。同事業の営業損失は10億1百万円(前年同期は12億22百万円の営業利益)となりました。 セラミック事業 ディーゼル・パティキュレート・フィルター(DPF)は、商品構成の変化及び円高の影響により、前年同期に比べ 売上高は減少しました。 触媒担体保持・シール材は、自動車市場が堅調に推移したことにより受注数量は増加しましたが、円高の影響に より、売上高は前年同期並みとなりました。 NOx浄化用触媒担体(SCR)は、エネルギー関連向けの定置式用途製品が堅調に推移したことにより、前年同期 並みの売上高を確保しました。 特殊炭素製品(FGM)は、引き続き厳しい市場環境のなか、拡販に努めたことにより、前年同期並みの売上高を確 保しました。 以上により、セラミック事業の売上高は257億71百万円となり、前年同期に比べ5.5%減少しました。同事業の営業 利益は、主力であるDPFの商品構成の変化及び円高の影響等により、9億62百万円となり、前年同期に比べ28.4%減少 しました。 その他事業 化粧板関連販売部門は、引き続き住宅向けキッチン加工扉の市場回復力が乏しかったものの、トイレブース向け メラミン化粧板及び不燃化粧板の拡販に努め、売上高は前年同期並みとなりました。 住宅設備機器販売部門は、コンポーネント住宅の上棟数が増加したものの、賃貸住宅関係の販売減少により、前 年同期に比べ売上高は減少しました。 法面工事部門は、繰越工事の減少と工期の遅延により、前年同期に比べ売上高は減少しました。 造園工事部門は、工事の早期完成(工期前倒し)により、前年同期に比べ売上高は増加しました。 石油製品販売部門においては、販売数量は増加しましたが、販売価格の下落により前年同期に比べ売上高は減少 ― 2 ― イビデン株式会社(4062) 平成29年3月期 第1四半期決算短信 しました。 合成樹脂加工部門は、スマートフォン市場の停滞や熊本地震による自動車市場への影響があったものの、一部自 動車分野新車種の好調により、前年同期に比べ売上高は増加しました。 以上により、その他事業の売上高は137億21百万円となり、前年同期に比べ2.5%増加しました。同事業の営業利益 は12億92百万円となり、前年同期に比べ13.7%増加しました。 (2)財政状態に関する説明 当第1四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ402億20百万円減少しました。主に有形 固定資産が159億56百万円、受取手形及び売掛金が81億82百万円、投資有価証券が59億71百万円、現金及び預金が33 億18百万円、有価証券が31億99百万円それぞれ減少しました。 負債では主に支払手形及び買掛金が72億31百万円、賞与引当金が20億53百万円それぞれ減少しました。また純資 産は、為替換算調整勘定が減少したことなどにより、295億22百万円減少しました。 (3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 当第1四半期における業績は概ね計画どおりに推移しており、平成28年4月27日の決算発表時の業績予想に修正 はありません。 ― 3 ― イビデン株式会社(4062) 平成29年3月期 第1四半期決算短信 2.サマリー情報(注記事項)に関する事項 (1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動 該当事項はありません。 (2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 税金費用の計算・・・見積実効税率を利用して税金費用を計算する方法によっております。 (3)追加情報 (繰延税金資産の回収可能性に関する適用指針の適用) 「繰延税金資産の回収可能性に関する適用指針」(企業会計基準適用指針第26号 四半期連結会計期間から適用しております。 ― 4 ― 平成28年3月28日)を当第1 イビデン株式会社(4062) 平成29年3月期 第1四半期決算短信 3.四半期連結財務諸表 (1)四半期連結貸借対照表 (単位:百万円) 前連結会計年度 (平成28年3月31日) 資産の部 流動資産 現金及び預金 受取手形及び売掛金 有価証券 商品及び製品 仕掛品 原材料及び貯蔵品 繰延税金資産 その他 貸倒引当金 流動資産合計 固定資産 有形固定資産 建物及び構築物(純額) 機械装置及び運搬具(純額) 土地 リース資産(純額) 建設仮勘定 その他(純額) 有形固定資産合計 無形固定資産 投資その他の資産 投資有価証券 長期貸付金 繰延税金資産 その他 貸倒引当金 投資その他の資産合計 固定資産合計 資産合計 ― 5 ― 当第1四半期連結会計期間 (平成28年6月30日) 104,765 57,578 3,199 12,758 9,900 14,445 2,211 9,043 △290 213,612 101,447 49,396 - 11,822 9,815 12,702 2,218 8,225 △286 195,340 87,738 86,293 19,143 146 16,825 5,780 215,928 5,168 81,305 77,581 18,947 125 16,641 5,372 199,972 4,457 39,060 39 679 1,935 △313 41,401 262,498 476,110 33,088 47 1,482 1,817 △317 36,119 240,549 435,890 イビデン株式会社(4062) 平成29年3月期 第1四半期決算短信 (単位:百万円) 前連結会計年度 (平成28年3月31日) 負債の部 流動負債 支払手形及び買掛金 短期借入金 1年内償還予定の社債 未払金 未払法人税等 繰延税金負債 賞与引当金 役員賞与引当金 設備関係支払手形 その他 流動負債合計 固定負債 社債 長期借入金 リース債務 再評価に係る繰延税金負債 退職給付に係る負債 繰延税金負債 その他 固定負債合計 負債合計 純資産の部 株主資本 資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計 その他の包括利益累計額 その他有価証券評価差額金 繰延ヘッジ損益 土地再評価差額金 為替換算調整勘定 その他の包括利益累計額合計 非支配株主持分 純資産合計 負債純資産合計 ― 6 ― 当第1四半期連結会計期間 (平成28年6月30日) 34,668 30,065 15,000 15,405 1,715 1 3,507 69 1,560 11,750 113,743 27,437 30,065 15,000 14,081 758 85 1,454 - 2,332 12,982 104,198 25,000 62 101 68 464 3,683 1,465 30,845 144,589 25,000 46 85 68 389 2,668 1,435 29,693 133,891 64,152 64,579 188,598 △18,302 299,028 64,152 64,579 184,352 △18,302 294,781 12,477 197 160 15,469 28,304 4,187 331,520 476,110 8,190 - 160 △5,365 2,984 4,232 301,998 435,890 イビデン株式会社(4062) 平成29年3月期 第1四半期決算短信 (2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 四半期連結損益計算書 第1四半期連結累計期間 売上高 売上原価 売上総利益 販売費及び一般管理費 営業利益 営業外収益 受取利息 受取配当金 為替差益 その他 営業外収益合計 営業外費用 支払利息 為替差損 休止固定資産減価償却費 その他 営業外費用合計 経常利益又は経常損失(△) 特別利益 固定資産売却益 投資有価証券売却益 その他 特別利益合計 特別損失 固定資産除却損 関係会社整理損 その他 特別損失合計 税金等調整前四半期純利益又は税金等調整前 四半期純損失(△) 法人税等 四半期純利益又は四半期純損失(△) 非支配株主に帰属する四半期純利益 親会社株主に帰属する四半期純利益又は親会 社株主に帰属する四半期純損失(△) 前第1四半期連結累計期間 (自 平成27年4月1日 至 平成27年6月30日) 74,276 56,586 17,689 13,930 3,758 (単位:百万円) 当第1四半期連結累計期間 (自 平成28年4月1日 至 平成28年6月30日) 65,505 51,722 13,783 12,529 1,254 77 479 843 166 1,567 70 708 312 1,092 79 906 228 1,214 4,111 56 1,187 2,124 254 3,622 △1,276 2 2,136 1 2,140 157 157 636 6 11 653 111 12 124 5,598 △1,242 2,753 2,844 47 275 △1,518 66 2,797 △1,584 ― 7 ― イビデン株式会社(4062) 平成29年3月期 第1四半期決算短信 四半期連結包括利益計算書 第1四半期連結累計期間 四半期純利益又は四半期純損失(△) その他の包括利益 その他有価証券評価差額金 繰延ヘッジ損益 為替換算調整勘定 その他の包括利益合計 四半期包括利益 (内訳) 親会社株主に係る四半期包括利益 非支配株主に係る四半期包括利益 前第1四半期連結累計期間 (自 平成27年4月1日 至 平成27年6月30日) 2,844 (単位:百万円) 当第1四半期連結累計期間 (自 平成28年4月1日 至 平成28年6月30日) △1,518 139 32 6,438 6,609 9,454 △4,293 △197 △20,835 △25,326 △26,844 9,406 48 △26,904 60 ― 8 ― イビデン株式会社(4062) 平成29年3月期 第1四半期決算短信 (3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 (継続企業の前提に関する注記) 該当事項はありません。 (株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) 該当事項はありません。 (セグメント情報等) 【セグメント情報】 前第1四半期連結累計期間(自 1 平成27年4月1日 至 平成27年6月30日) 報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報 (単位:百万円) 報告セグメント 電子 その他 セラミック (注)1 計 合計 調整額 (注)2 四半期連結 損益計算書 計上額 売上高 外部顧客への売上高 33,620 27,268 60,888 13,387 74,276 ― 74,276 セグメント間の内部 売上高又は振替高 7 19 26 1,147 1,173 △1,173 ― 33,627 27,287 60,915 14,534 75,449 △1,173 74,276 1,222 1,344 2,566 1,136 3,703 55 3,758 計 セグメント利益 (注) 1「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、建材、建設、合成樹脂加工業、農畜 水産物加工業、石油製品販売業、情報サービス等の各種サービス業等を含んでおります。 2 セグメント利益の調整額55百万円は、セグメント間取引消去であります。 2 3 セグメント利益は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。 報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報 特記すべき事項はありません。 ― 9 ― イビデン株式会社(4062) 平成29年3月期 第1四半期決算短信 当第1四半期連結累計期間(自 1 平成28年4月1日 至 平成28年6月30日) 報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報 (単位:百万円) 報告セグメント 電子 その他 セラミック (注)1 計 合計 四半期連結 損益計算書 計上額 調整額 (注)2 売上高 外部顧客への売上高 26,011 25,771 51,783 13,721 65,505 - 65,505 セグメント間の内部 売上高又は振替高 - 33 33 1,295 1,329 △1,329 - 26,011 25,804 51,816 15,017 66,834 △1,329 65,505 △1,001 962 △39 1,292 1,253 0 1,254 計 セグメント利益又は損失(△) (注) 1「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、建材、建設、合成樹脂加工業、農畜 水産物加工業、石油製品販売業、情報サービス等の各種サービス業等を含んでおります。 2 セグメント利益又は損失の調整額0百万円は、セグメント間取引消去であります。 2 3 セグメント利益又は損失の合計額は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。 報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報 特記すべき事項はありません。 (重要な後発事象) 特記すべき事項はありません。 ― 10 ― (参考資料) 平成28年8月1日 イビデン株式会社 平成29年3月期 第1四半期 決算概要(連結) 1. 業績 (単位:百万円、%) 前 第 1 四 半 期 当 第 1 四 半 期 増減額 (H27.4~H27.6) (H28.4~H28.6) 売 上 高 営 業 利 益 経 常 利 益 親会社株主に帰属する四半期純 利又は四半期純損失(△) 1株当たり四半期純利益 増減率 (%) 通 期 予 想 (H28.4~H29.3) 74,276 (100.0) 65,505 △8,770 3,758 1,254 △2,504 (1.9) 4,111 (△1.9) △ 1,276 △5,388 △11.8 △66.6 - (100.0) 2,797 (△2.4) △ 1,584 △4,381 △11円90銭 20円26銭 - (100.0) (5.1) (5.5) (3.8) 総 資 産 (前期末) 476,110 純 資 産 (前期末) 331,520 自 己 資 本 比 率 (前期末) 68.8% 119円 為替レート(US$) 130円 為替レート(ユーロ) 設 備 投 資 合 計 額 10,004 4,739 電 子 部 門 セラミック部門 4,407 858 そ の 他 9,681 減 価 償 却 費 連 結 子 会 社 数 37社 注) ( )内は売上高比率である。 セ グ メ ン ト 435,890 △40,220 301,998 △29,522 68.3% 110円 123円 △8.4 △8.9 7,319 △2,685 3,717 △1,022 2,793 △1,614 809 △49 9,194 △487 33社 △26.8 △21.6 △36.6 △5.7 △5.0 増減率 (%) (0.5) 288,000 6,000 1,500 △8.3 △73.4 △92.8 (△1.0) △ 3,000 - (2.1) 110円 120円 30,000 15,500 8,500 6,000 42,000 2. セグメント情報 (単位:百万円、%) 前 第 1 四 半 期 (H27.4~H27.6) 売 セ グ メ ン ト 営 セ グ メ ン ト 上 電 高 子 部 門 セ ラ ミ ッ ク 部 門 そ 業 電 増減額 通 期 予 想 (H28.4~H29.3) 増減率 (%) 増減率 (%) (100.0) 74,276 (100.0) 65,505 △8,770 △11.8 (100.0) 288,000 △8.3 (45.3) 33,620 (39.7) 26,011 △7,609 △22.6 (40.8) 117,500 △20.5 (36.7) 27,268 (39.4) 25,771 △1,496 △5.5 (35.2) 101,500 △3.1 の 他 (18.0) 13,387 (20.9) 13,721 334 2.5 (24.0) 69,000 12.2 利 益 <5.1> 3,758 <1.9> 1,254 △2,504 △66.6 <2.1> 6,000 △73.4 <3.6> 1,222 <△3.8> △ 1,001 △2,223 - <△6.0> △ 7,000 - <4.9> 1,344 <3.7> 962 △382 △28.4 <5.6> 5,700 △3.6 <8.5> 1,136 <9.4> 1,292 155 13.7 <10.6> 7,300 41.6 子 部 門 セ ラ ミ ッ ク 部 門 そ 調 当 第 1 四 半 期 (H28.4~H28.6) の 整 他 額 等 55 0 注) ( )内は構成比率、< >内は各セグメントの売上高に対する利益率である。 -
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