【公開資料】 ≪審査№2/伝統芸能を未来に伝える会≫(継続3年目) (6) 練習の成果を多くの人に見てもらうよう、発表できる機会 を積極的に利用する。 主な発表予定 地区敬老会(7月) 、南信州獅子舞フェステ ィバル(10月) 、高森主催ふるさと祭り(11月) 、新田 諏訪神社春季大祭(平成24年4月) ●グループ概要 結成年月 H20.4.5 構成員数 20名 50 歳以上 20名 ● 代表者 池上文人(いけがみ ふみと) ● 住 所 下伊那郡高森町 【事業名】 ●子ども狐踊り・子ども虎舞創作 (まちづくり・地域文化伝承活動) 【グループの活動内容】 地区に伝わる伝統芸能「虎舞」 「狐踊り」を子供達にも分かりや すく体験してもらうために「子虎舞」 「子狐踊り」を創作した。そ れを我々中高年グループが主体的に指導することにより、子供達が 伝統芸能に親しみをもち、身近に感じてもらえるように活動してい る。そして、機会を捉えて練習の成果を発表し、広く活動を知って もらうことに心掛けている。 併せて、子供達も多くの大人達と接する機会が増えることによ り、地域における自分たちの存在意義を見出し、将来、伝統芸能の 担い手となってくれることを期待して活動している。 【事業の目的】 (1) 当会と「虎舞保存会」が共同で地区の将来を担う子供達に「虎 舞」 「狐踊り」を教えることによって伝統芸能の良さ・楽しさを 体感させる。 (2) 伝統芸能を通して、子供達と中高年を含む大人とのふれあいの 機会を大切にして、地区の一員としての自覚を育てる。 (3) 虎舞保存会との連携を深め、後継者育成の足掛かりとする。 【事業の内容(今年度計画) 】 (1) 新規加入希望者を募り、既加入者を含めて年齢や習熟度等、各 段階に応じた指導を行う。 (2) 「虎舞保存会」との連携を密にして、保存会員の講師による指 導で演技技術を高める。さらに、演技以外に楽器演奏の指導も行 う。 (3) 前年度に引き続き役員会、練習を定例化する。 (4) 保護者との連絡を密にし、情報を共有して、協力体制を強化す る。 (5) 子狐踊りの衣装、化粧を変更する。 従来の衣装は赤い布地であることと、顔の一部に化粧をすること により、子狐踊りへの男子の参加者が少なくなってしまった。そ の対策として、男子にも好まれる色を使った祭り袢纏にして、従 前の袖なし袢纏と共に使用する。また、化粧をする部分を少なく し、狐の面を頭に被るように変更する。 -2- 【事業により地域に及ぼす効果】 (1) 中高年者が自ら培った知恵や知識を地域社会に生かすこ とによって、生きがいがもてる。 (2) 地区内の子供達が伝統芸能を体験することにより理解を 深め、ひいては後継者育成の基盤となる。 (3) 子供達が生き生きと伝統芸能に取組む姿を見て、地区住民 が地元の良さを再認識することができる。 (4) 子供達を地区全体で見守り育てるという意識が生まれる。 (5) 中高年者と、子供やその保護者等との交流により、年代を 越えて地域の交流の場が広がり、地域活性化の重要な要素に なる。 【将来計画】 (1) 補助金交付対象の3年経過後は、事業主体を「虎舞保存会」 に移管する。それにより経済的基盤が現在より安定し、活動 の継続性が強まる。また、当会との協力体制は継続し、引き 続き地域の中高年の活動の場を作ってゆく。 (2)より多くの人達に活動を理解してもらうよう発表の場を積 極的にとらえて参加し、併せて伝統芸能への理解も深めても らう。 (3) 発表の場や練習時に見学会を行うなどして、地区内の子供 の入会希望者募集を継続し、後継者育成の基盤とする。 (4) 助成金を利用し作った衣装等は、今後入会する子供達に順 番に回して体の大きさに合わせて有効に使用する。
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