全員協議会 資料１ 平成 28 年 7 月 22 日（金） 茅ヶ崎市民文化会館耐震補強・改修工事修正設計について １ 概要 茅ヶ崎市民文化会館については、耐震性及び設備の老朽化等に課題があることから「公共施設 整備・再編計画」において耐震補強・改修工事を実施すると位置づけておりますが、平成 22 年 度に終了している市民文化会館耐震補強・改修工事実施設計についての修正設計を実施し、その 方向性が定まったためご報告いたします。 ２ これまでの経過 時期 平成21 年度 ～平成22 年度 内容 茅ヶ崎市民文化会館耐震補強及び改修工事基本設計・実施設計の実施、完了 全員協議会 平成 22 年 12 月 17 日 茅ヶ崎市民文化会館耐震補強及び改修工事に伴う基本設計・実施設計における耐 震評価の結果について御報告いたしました。 定例行政報告会 平成2 3 年 5 月2 7 日 市民文化会館耐震補強及び改修工事基本設計実施設計について御報告いたしま した。 自治会連絡協議会 定例会 平成 23 年 6 月 8 日 市民文化会館耐震補強及び改修工事基本設計実施設計について御報告いたしま した。 平成 27 年 6 月 8 日 茅ヶ崎市議会議員の皆様にポスティングにて、 茅ヶ崎市民文化会館耐震補強及び 改修工事概要について御報告いたしました。 平成 27 年 6 月 10 日 自治会連絡協議会 茅ヶ崎市民文化会館耐震補強及び改修工事概要について御報告いたしました。 広報９月１日号 改修工事の実施についてお知らせいたしました。 茅ヶ崎市議会議員の皆様にポスティングにて、 ２７年１２月以降の市民周知につ 平成 27 年 11 月 13 日 いて御報告いたしました。 平成 27 年 9 月 1 日 平成 27 年 12 月 1 日 広報１２月１日号 平成２８年３月からの予約中止についてお知らせいたしました。 平成 27 年 12 月 4 日 文化会館利用者へ、２８年３月から予約中止の通知を発送いたしました。 平成 27 年 12 月 10 日 他市町村の文化施設の所管課へ改修工事の実施についての通知を発送いたしま した。 平成 28 年 1 月～ 茅ヶ崎市民文化会館耐震補強・改修工事修正設計の実施 ※ その他、各種審議会への報告を実施しました。また、市民文化会館を利用される皆様との意見 交換会等も随時実施しています。 ３ 修正設計について （１）平成２２年度に作成した実施設計内容から見直した点 修正設計については、平成２１年度から２２年度に行った基本設計・実施設計の完了から 年数が経過していることから、単価等の見直しするとともに、①法改正等対応 ②経年劣化 ③技術進歩・機能性能の向上 ④関係各課・団体等の調整の 4 点から見直しを実施いたしま した。 修正事項 項目 ①法改正等 特定天井改修 対応による 修正 空調外気温対応 内容 吊天井を撤去し天井部材と構造躯体を一体化 設計用屋外条件外気温度変更 ②経年劣化 外壁改修（平タイル全面張替） 全体のタイルをはがし標準平タイルに張替 に伴う修正 電話交換機の入替 部品欠品、故障修理不可のため入替 調光器盤の入替 部品欠品、故障修理不可のため入替 （※20 年以上経過） ③ 技 術 進 照明ＬＥＤ化 地球温暖化対策、省エネ、合理化のため 歩・機能性能 の向上に伴 照明制御・集中管理システム導 省エネ、合理化のため 入 う修正 変圧器の変更 高効率変圧器の採用（トップランナー） 音響反射板ＬＥＤ化 熱をきらうオーケストラ楽器への対応 ④ 関 係 各 緑化対応 課・団体等の 調整に伴う バリアフリー、防災対策 修正 （現在）まちづくり条例規制値なし 6.6％→10.08％ バリアフリー基本構想、各種団体の要望に対応 非常用発電設備の稼働時間の対応 （２）工事費削減のために見直した点 見直した項目 内容 内装等の仕上げ仕様の見直し 天井材、壁材等を標準仕様に変更 地下蓄熱層を利用した中水利用 中水利用を取りやめ、400t/ha 以上の雨水貯留槽と して活用 太陽光発電 屋根構造への負担を軽減させるため取りやめ ※ 工事費については、 「東日本大震災の復興事業や東京オリンピックの開催に向けた建設需要の増 加や建設物価の上昇」 、 「平成２２年時点から消費税が５％から８％へ引き上げ」 、 「公共工事設計 労務単価の大幅な引き上げ（平成２５～２８年度） 」等により工事費が上昇しています。 全員協議会 資料２ 平成 28 年 7 月 22 日（金） 茅ヶ崎市民文化会館耐震補強・改修工事について １ 経過等 （１）位置付けについて 市民文化会館は、 「公共施設整備・再編計画」 （平成２０年３月策定）の中で、 「施設の特 性、耐用年数、現施設の存在意義等を総合的に考慮し、施設の安全性の確保と施設機能の 維持、利便性の向上を図るため、耐震改修及び大規模リニューアルを行う」と位置づけ、 再整備にあたっては、 「バリアフリー対応を行うとともに、本施設の特性である音響機能の 低下を防ぐような整備手法を取り入れる」としました。 （２）市民文化会館再整備の見直しについて 平成２０年後半からの経済状況の悪化による本市の財政状況への影響や総合計画事業と の調整を考慮に入れ、平成２３年２月に「公共施設整備・再編計画」の整備プログラムの 見直しを行い、市民文化会館の耐震補強工事等を平成２８年度以降といたしました。 また、平成２５年３月に「公共施設整備・再編計画」を改訂し、市民文化会館の再整備 については、平成２８年度に修正設計、平成２９年度、３０年度に工事実施として時期を 延伸することとしました。 （３）市民文化会館再整備基本設計・実施設計の実施について 平成２１年度に着手した耐震補強及び大規模改修の基本設計・実施設計は、 「市民文化会 館再整備検討協議会」※（構成員についてはページ下脚注参照）を設置し、施設の改修内 容について継続的な意見交換を行ったうえで設計をとりまとめ、平成２２年度に完了しま した。 ２ 改修工事の概要について （１）施設整備の現状と課題 ア．耐震性の不足（Is 値 0.44） イ．施設各所からの雨漏りの発生（4 階練習室、女子トイレ、2 階ロビー、駐車場上部等） ウ．内外壁タイルの浮き エ．施設各所に段差がある オ．トイレの数の不足及びブーススペースの狭小 カ．各諸室の設備等が、時代ニーズに対応していない キ．開館後３６年経過による空調設備、衛生設備、電気設備の著しい老朽化 ※ 協議会の構成員 茅ヶ崎市自治会連絡協議会・茅ヶ崎市社会福祉協議会・茅ヶ崎地区小学校長会・茅ヶ崎地区中学 校長会・茅ヶ崎市身体障害者福祉協会・茅ヶ崎市文化団体協議会・茅ヶ崎交響楽団・乃羽バレエ スクール・茅ヶ崎市楽友協会・湘南吹奏楽連盟・茅ヶ崎市文化振興財団職員・相鉄企業株式会社 1 （２）施設整備の具体的な考え方 ア．誰もが利用しやすい安全・安心な施設づくり イ．緑化の推進と環境負荷の低減を実現した施設づくり ウ．市民の文化・芸術活動の創造・発表・鑑賞の中心の場となる施設づくり （３）耐震補強計画 本市の地域防災計画では、市民文化会館を災害時の広域応援活動拠点として位置づけて おり、一定以上の耐震性能を確保します。補強計画は、改修計画を踏まえた施設の利用上 支障をきたさない工法として、耐震壁の新設、増し打ち、鉄骨ブレースの新設による補強 をします。 【主な補強】 ア．耐震壁の新設 イ．耐震壁の増し打ち エ．耐震スリットの設置 （４） オ．杭の増設 ウ．鉄骨ブレースの新設 カ．特定天井の改修 建築改修計画 【１】 主な外部改修 外壁改修、防水改修 【２】 （ １ 階 主な内部改修 ） ・エントランスロビーを新設 ・現在２階にある事務室を１階エントランス近くに配置 （ ２ 階 ） （大小ホール） ・市民ロビーのバリアフリー化 ・大ホールホワイエにエレベーターの新設 ・小ホール階段部分にエスカレーターの新設 ・ホール座席の居住性の向上（座席幅の改善） ・各所に多機能トイレや授乳室を増設 （練 習 室） ・練習室とミニホールを兼ねた室の増設 （展 示 室） ・多様な展示方法に対応した展示スペースに改修 （５） 設備改修計画 【主な改修】 〔電気設備〕 ・電話交換機交換、照明 LED 化、照明制御・集中管理システム導入 〔空気調和設備〕 ・最新の省エネルギーシステムに取り替え 〔給排水衛生設備〕 ・衛生器具の更新（便器の節水化、洋式化） （６） 舞台設備改修工事 【主な改修】 〔舞台機構設備〕 ・音響反射板の仕上の改修（大小ホール）、脇花道の撤去（大小ホー ル）、照明バトンの電動化（大小ホール） 〔舞台照明設備〕 ・調光室を客席後方へ移動（大ホール）、調光器盤の取替（大ホール） 、 2 音響反射板 LED 化（大小ホール） 〔舞台音響設備〕 ・操作卓のデジタル化（大小ホール）、調整室を客席後方へ移動（大 ホール） ※音響性能の向上について 大ホール・・・現状の良好な音響を維持しつつ、天井周辺のスリットを塞ぐ等の対策を 行い遮音性の向上を図ります。 小ホール・・・舞台反射板の形状・材質の工夫などを行い残響時間を延伸させ、大ホー ルに近い音響に向上させます。 → 大小ホールともに一般のオペラハウスレベルの残響時間を確保できる設計とします。 オペラハウスの音響については、音の広がりが豊かで長めの残響時間が求められるコ ンサートホールと、明瞭で短めの響きが求められる講堂の中間程度に位置します。 3 全員協議会 資料３ 平成２８年７月２２日(金) 茅ヶ崎市民文化会館耐震補強・改修工事 概要 目次 経過・方針について …Ｐ1 敷地概要・建物概要 …Ｐ2 1 耐震補強について …Ｐ3 2 建築改修について …Ｐ6 3 バリアフリー改修について …Ｐ12 4 景観・緑化への配慮について …Ｐ16 5 設備改修について …Ｐ17 6 舞台設備改修について …Ｐ18 市民に愛され親しまれてきた茅ヶ崎市民文化会館を、さらに使いやすく、人とまちを元気にする新茅ヶ崎市民文化会館へ 経過・方針について 茅ヶ崎市民文化会館は、1980年（昭和55年）に開館してから36年が経過しておりますが、平成16年 に行った耐震診断及び設備配管配線調査の結果では、耐震性の不足、施設機能の低下や著しい老朽化が指 摘されました。 本施設を安全安心に利用していくために、「公共施設整備・再編計画」に位置づけ、耐震性の確保と快 適性の向上、法規制への適法化対応、意匠計画、バリアフリー計画、景観緑化計画、設備計画、環境計画 等を行い、大規模な改修を行うこととなりました。 平成21年度から22年度の基本設計及び実施設計では、利用者団体の代表者である市民、行政、アドバ イザーを交えた協議会を開催し、プロポーザル提案をもとに改修内容について議論を重ねるとともに、現 況調査と現状把握、幅広い視点からの分析、検証、評価を行い、市民の要望意見を取り入れたものとしま した。 茅ヶ崎市民文化会館の再整備については、「公共施設整備・再編計画」の見直しにより、平成28年度以 降に実施することとなりました。基本設計及び実施設計から5年が経過したことにより、修正設計を行いま した。 修正設計では、平成23年以降に改正された法令への対応や経年劣化、技術進歩等への対応を行います。 主な対応は、東日本大震災を受け天井の落下対策を規定した法整備がされたことから、天井については新 たな改修計画（特定天井の改修）を加え、施設照明計画にあってはLED照明を積極的に採用します。 また、バリアフリー対応においても、平成27年9月に策定された「茅ヶ崎市バリアフリー基本構想」に 沿った改修とします。 P1 市民に愛され親しまれてきた茅ヶ崎市民文化会館を、さらに使いやすく、日常的なにぎわいをつくり出す新茅ヶ崎市民文化会館へ 敷地概要 建物概要 地名地番 神奈川県茅ヶ崎市茅ヶ崎一丁目11番1号 建物名称 茅ヶ崎市民文化会館 敷地面積 9,757.90㎡ 主要用途 集会場 用途地域 商業地域 建築面積 （既存建物）5,907.25㎡ （改修後） 5,870.99㎡ 防火地域 防火地域 建ぺい率 日影規制 なし （既存建物）60.54％ （改修後） 60.17％ その他指定 茅ヶ崎一丁目地区地区計画 茅ヶ崎駅北口周辺特別景観まちづくり地区 延床面積 （既存建物）10,770.31㎡ （改修後） 10,686.49㎡ 前面道路 （北側）市道5004号線/19ｍ 容積対象床面積（既存建物）8,795.23㎡ （改修後） 9,883.63㎡ （東側）県道丸子・中山茅ヶ崎線/22ｍ 容積率 （既存建物） 90.13％ （改修後） 101.29％ （南側）市道5563号線/10ｍ 許容建ぺい率 80％ 最高高さ 25.45m 許容容積率 400％ 規模 地上4階、地下なし、塔屋1階 構造 RC造、SRC造、一部S造 駐車台数 駐輪台数 来館者用41台 （車いす使用者用3台含む） 82台 P2 市民に愛され親しまれてきた茅ヶ崎市民文化会館を、さらに使いやすく、日常的なにぎわいをつくり出す新茅ヶ崎市民文化会館へ 1 耐震補強について 耐震診断を行なった結果、Is値が基準の数値を下回ったため、所要の耐震性を 確保して、災害時の応急対策活動の拠点（Is値 0.75以上の確保を要する施設） として機能するよう補強を行います。 改修前 最低ls値 0.44 ⇒ 改修後 主な補強箇所 ls値 0.75以上 ※ ls値とは、構造耐震指標のことをいい、地震力に対 する建物の強度、靱性（じんせい：変形能力、粘り 強さ）を考慮し、建築物の階ごとに算出します。 ①耐震壁の新設（59ヶ所） 建物の耐力不足を補うためにRC壁にて耐震壁を新設します。 開口部がない面に用います。 ②耐震壁の増し打ち（26ヶ所） 建物の耐力不足を補うためにRC壁に増し打ちします。 既存の耐震壁がある部分に用います。 ③鉄骨ブレースの新設（13ヶ所） 建物の耐力不足を補うために鉄骨にてX形やM形のブレース 補強を行います。開口部などがある面に用います。 ④耐震スリットの設置（35ヶ所） 構造バランスを整え、短柱の解消などを行うために設置します。 粘り強い建物とすることができます。 ⑤杭の増設（96ヶ所） 補強部材の追加により既存建物の杭負担が増えるため、それを 補うために杭を追加します。 ⑥特定天井の改修 吊天井を取り止め特定天井に該当しない方法で天井を改修します。 （大ホール、小ホール、市民ロビーの天井） P3 市民に愛され親しまれてきた茅ヶ崎市民文化会館を、さらに使いやすく、日常的なにぎわいをつくり出す新茅ヶ崎市民文化会館へ 59ヶ所 26ヶ所 開口閉塞 新設ＲＣ壁 ＲＣ壁増打ち スパイラル筋 無収縮 モルタル 後施工アンカー コッター筋 ※ｺｯﾀｰ筋とは、既存の壁と新しく増し打ちす る壁がずれないよう補う鉄筋のことをいう。 増厚壁の配筋詳細図 増厚壁の配筋詳細図 配筋及び型枠を施工しｺﾝｸﾘｰﾄを打設します。上部20㎝程度は密実なｺﾝｸ ﾘｰﾄの打設が難しいため、ｺﾝｸﾘｰﾄ打設後に無収縮ﾓﾙﾀﾙを充填します。 ｺﾝｸﾘｰﾄ打設は、新設壁と同様に、ｺｯﾀｰ筋にて既存壁との一体化をはかり ます。 13ヶ所 35ヶ所 96ヶ所 杭接合部 鉄骨ブレース工法(在来工法) ｽﾘｯﾄ欠込み ｼｰﾘﾝｸﾞ材の充填 杭接合部 梁 在来工法 無収縮 モルタル 鉄骨ﾌﾞﾚｰｽや鉄骨ﾊﾟﾈﾙ 開口 梁 スリット 完全スリット を設ける 柱 耐火 材 壁 ｼｰﾘﾝｸﾞ材 ：補強部 杭太さ：216φ（mm） 施工杭長さ：7ｍ程度 先端羽根付き鋼管杭の 回転埋設工法 施工方法として、1本2m程度 の長さの杭を繋げながら打ち 込んでいく工法です。 鉄骨ﾌﾞﾚｰｽと既存躯体の接合は、あと施工ｱﾝｶｰと頭付きｽﾀｯ ｺﾝｸﾘｰﾄ壁にｶｯﾀｰで切込みをいれてｽﾘｯﾄを作ります。ｽﾘｯﾄ部分に 小型の施工機械で建物内に入り、鋼管杭を回転しながら地盤 は、水が入らないようにﾊﾞｯｸｱｯﾌﾟ材を詰めてｺｰｷﾝｸﾞ材を充填し に圧入して施工します。杭を施工できる長さに分割し、圧入 ﾄﾞを配した接合部に無収縮ﾓﾙﾀﾙを充填します。 ます。 と継手部接合を繰り返して必要な長さの杭を施工します。 P4 市民に愛され親しまれてきた茅ヶ崎市民文化会館を、さらに使いやすく、日常的なにぎわいをつくり出す新茅ヶ崎市民文化会館へ ⑥ 特定天井の改修 東日本大震災を受けて、建築基準法の改正により天井の水平投影面積が200㎡を越えるもので、天 井の高さ6mを超え、かつ、天井面構成部材等の１m2当たりの平均質量が2kg/m2を超える吊天井 （特定天井）に対して、構造方法が定められました。 特に単位面積質量が20kg/㎡を超えるものは補強又は改修が求められます。 （平成25年 国土交通省告示第７７１号） ＜市民文化会館＞ 大ホール （水平投影面積：776.05㎡）平均天井高さ 14.62ｍ 小ホール （水平投影面積：256.81㎡）平均天井高さ 7.40ｍ 市民ロビー（水平投影面積：305.04㎡）平均天井高さ 9.60ｍ 本改修では吊天井を撤去し、天井部材と構造躯体を一体化して安全性を確保します。 P5 市民に愛され親しまれてきた茅ヶ崎市民文化会館を、さらに使いやすく、日常的なにぎわいをつくり出す新茅ヶ崎市民文化会館へ ① １階エントランスの増設 建築改修について 本計画では、誰もが利用しやすい安全安心な施設づくりを検討し、1階にサブエント ランスを設け、会館事務所も2階から1階に移設しました。 これにより、ホール来館者と展示室、練習室の利用者動線が分離され、より利用しや すい施設へと改修されます。 1階へのアクセス 2階へのアクセス EV EV 駐車場 出口 前室1 倉庫 練習室4 倉 庫 前室 控室 練習室1 前室 倉庫 事務室 階段 会議室 練習室 3 階段 厨房 トイレ 市民ロビー 展示室 大ホールへ のアプローチ 中庭 市道5563号 市道5563号 駐車場 スロープ ﾛｯｶｰ室 控室 控室 トイレ レストラン エントランスロビー スロープ エントランス 空調機械室 大ホール ホワイエ 控室 倉庫 エスカレーター ホール 練習室2 中庭 駐輪場 階段 前室 上部 練習室上部 交流ロビー スロープ 駐車場 消防自動車 活動空地 階段 ホール1 倉庫 小ホールへの アプローチ 市民プラザ 荷捌室 スロープ 消防自動車 活動空地 スロープ スロープ 駐車場 駐車場 電気室 駐輪場 スロープ ふれあい橋 1Fへのアプローチ 2 駐車場 入口 子・ 中 県道 丸 ヶ 崎線 山・茅 アプ 2Fへの ローチ 子 ・中 県 道丸 ヶ 崎線 山 ・茅 スロープ P6 茅ヶ崎市民の芸術活動の拠点として、機能性と快適性の向上を図り、より高品質なホールへの改修 ② 大ホールの改修 2階客席 1階客席 花道撤去により座席増設 車いす用客席 車いす用客席 車いす用客席 花道撤去により座席増設 既存客席 改修後客席 大ホール イメージ図 座席 ： 幅490 前後幅930 座席 ： 幅520 前後幅930 1階客席 ： 1,050席 (車いす用客席4席) 1階客席 ： 1,043席 (車いす用客席12席) 2階客席 ： 350席 2階客席 ： 338席 客席合計： 1,400席 客席合計： 1,381席 現在、狭さを感じる客席椅子の幅を広くし、快適性を高めます。また、車 いす用客席を1階中段に新設し、全体では12席となります。 音響については、評判が良い現在のホールの音響性能をそのままに、より 良い音響空間の創出を目指します。 音響に影響する内装形状は出来る限り現状に近いものとし、現状の響きを 維持できるよう配慮します。 P7 茅ヶ崎市民の芸術活動の拠点として、機能性と快適性の向上を図り、より高品質なホールへの改修 ③ 小ホールの改修 花道撤去により座席増設 車いす用客席 車いす用客席 既存客席 座席 ： 幅490 前後幅930 客席 ： 406席 (車いす用客席7席) 車いす用客席 改修後客席 座席 ： 幅520 前後幅930 客席 ： 384席 (車いす用客席11席) 小ホール イメージ図 大ホール客席と同様に客席椅子の幅を広くします。また、車いす用客席は 11席となります。 響きの少ない現在のホールを改修し、より良い音響空間創りを目指します。 内装の全面的な改修に伴い、客席天井を既存よりも可能な範囲で高くする と共に、周囲の隙間や音を吸収する部分を出来るだけ少なくすることで、 残響時間を延ばします。 P8 文化芸術に気軽にふれあえる場としての、茅ヶ崎市民文化会館の新たな魅力づくり ④ 練習室・リハーサル室の改修 練習室4 練習室1 兼ミニホール リハーサル室 兼大楽屋 交流ロビー 練習室3 練習室2 事務室 エントランスロビー 練習室兼ミニホールイメージ図 練習室及びリハーサル室は、交流ロビーを中心に一つの ゾーンとしてまとめ、お互いのコミュニケーションがと れる配置としています。 また、大ホールでの大規模イベント時には、練習室が楽 屋としても利用できる機能を備えています。 練習室１兼ミニホールは、独立した発表の場として利用 が想定されることから、臨場感あふれる音響を目標とし て計画しています。そのため、フラッターエコーなど音 響的に好ましくない反射音を防止するための室内形状と しています。 1400 展示室 1階平面図 ※ フラッターエコーとは 壁と壁の間を何回も音が往復し、その音が断続的に聞こえる状態のことです。 P9 文化芸術に気軽にふれあえる場としての、茅ヶ崎市民文化会館の新たな魅力づくり 凡例 ⑤ 展示室の改修 可動壁 可動壁収納 可動壁収納 展示室は１階エントランスロビーに面した市民プラザ下に 移設して改修を行います。 展示室は明るく、フレキシブルな展示空間で、利用者の ニーズに合わせて、３分割利用が可能となります。 可動壁収納 スペース C スペース B スペース B 展示室 スペース Ａ スペース Ａ 展示室 一括利用 展示室 2分割利用 面積 ： 305㎡ スペースA スペースB 面積 ：110㎡ 面積 ：135㎡ 壁長 ：55ｍ 壁長 ：55ｍ スペースA スペースB 面積 ：110㎡ 面積 ：55㎡ 壁長 ：55ｍ 壁長 ：30ｍ 共有スペース 面積 ：60㎡ 共有スペース 面積 ：60㎡ 壁長 ： 145ｍ ライティングダクト 展示壁レール 展示室 3分割利用 スペースB 面積 ：80㎡ 壁長 ：35ｍ メッシュ天井 可動展示壁 1500 2850 ベース照明 スポットライト 展示室 イメージ図 FL @3525 P10 市民に愛され親しまれてきた茅ヶ崎市民文化会館を、さらに使いやすく、日常的なにぎわいをつくり出す新茅ヶ崎市民文化会館へ ⑥ 外壁タイルの改修 本計画では、外観イメージは変えず、風合いを残したもの として改修します。外壁タイルは全て張り替えを計画して おり、タイルは剥離落下に対する安全性を考慮した薄いタ イルを使用し、色彩は現状のタイルと同様にします。 クラック・浮き率24.5％（Ｈ21調査） タイル張替（モルタル張り在来工法） 標準平タイル張替（弾性接着材張工法） 外観 イメージ図 ⑦ 防水改修 建物の一部や市民プラザ下駐車場で雨漏りが確認されてい るため、屋上及び市民プラザも含め建物全体の防水改修を 行います。 P11 老若男女、誰もが安心して使える施設づくりと、明快な動線計画による施設構成 ３ バリアフリー改修について ① 市民ロビーの床をフラット化 段差なしで エスカレーターへ エスカレーター(小ホールへ) 2FL+400 2FL±0 段差なしで大ホールへ 2FL±0 2FL+400 2FL+400 ＜既存＞ ロビー内にいくつも段差があり、車椅子利用者や高 齢者には不便な空間となっています。 ＜改修後＞ 市民ロビーの床をフラット化することで大ホールには 段差なしでアクセスすることが出来るようになり、小 ホールには、新たに設けたエスカレーターを使用し、 段差なしでアクセスできるようになります。 P12 老若男女、誰もが安心して使える施設づくりと、明快な動線計画による施設構成 EV ② 大ホールホワイエのエレベーター設置 小ホール入口にエスカレーター設置 4階へ 2階 から 9 0 ホワイエ WL-1 多層構成となる大ホールには、各階の客席へアクセスする専用の エレベーターを設置し、お年寄り、車いす利用者にも使いやすい 施設づくりを行います。 小ホールホワイエ入口には、新たにエスカレーターを設置し、段 差なしのアクセスが可能になります。なお、小ホールへの車いす 利用者の動線は、今までと同様に市民ロビーのエレベーターから ブリッジを経由します。 また各所に男女別の多機能トイレを設け、利便性を高めます。 大ホール2階 大ホール3階 客席へアクセス 2階 から 凡例 多機能トイレ EV 2階へ EV 大ホール 新設エレベーター 小ホール 3階ﾍ ES 新設エスカレーター 3階 60 00 EV 小ホール 9 0 2階 から 小ホール ES 新設エスカレーター 6m X10 m 活 動空 地 消 防自 動車 小ホール 軽 1階 から 軽 500 0 600 0 事務室 500 0 市民 ロビー 250 0 350 0 9 0 9 0 1 40 0 1 40 0 9 0 9 0 WR-3 ホワイエ WR-4 WR-4 2階 大ホール から 1400 200 3000 3階ﾍ 大ホール1階 65 0 0 WR-4 WR-4 WR-3 500 0 9 0 550 0以上 ｴﾝﾄﾗﾝｽ WR-3 道 路境 界線 ｴﾝﾄﾗﾝｽ ﾛﾋﾞｰ 500 0 市 道 5004 都 市計 画道 路 350 0 250 0 道 路境 界線 市 道 5563 軽 800 0 WR-10 TAG TAG WS-1 1 40 0 9 0 9 0 1 40 0 9 0 9 0 9 0 WR-3 21 60 1階中段客席・舞台へアクセス 道路 境界 40 00 EV 前面 山 子 ・中 線 大ホール新設 エレベーター EV 11 000 道路 (県道 丸 茅ヶ 崎線 1階ﾍ ) 1階 2階 大ホール 新設エレベーター P13 老若男女、誰もが安心して使える施設づくりと、明快な動線計画による施設構成 ③ トイレの改修 ＜多機能トイレ＞ 多機能トイレは全面的にリニューアルします。 可動手摺および自動扉を設置し照明は感知式とします。 3つのタイプ分けによりオストメイト、ベビーベッド、 ベビーチェア、フィッティングボード、ベッドを設 置する計画とします ＜一般トイレ＞ 一般トイレは男女共に便器を洋式化し、 ブースは取替とします。 ブースは一般的な寸法を確保した計画 とし、ブース内には、ベビーチェア、 手摺、フィッティングボードを設置し ます。 MWC WWC Atype Btype Ctype 下記Ａ～Ｃtypeを計画 Ａt ype ﾍﾞﾋ ﾞｰﾁｪｱ 1F 2 2 2F 1 1 3F 1 2 4F 1 Bty pe ﾌｨｯ ﾃｨﾝｸﾞ ﾎﾞｰﾄﾞ 2 Cty pe ﾍﾞﾋ ﾞｰﾁｪｱ ベビーチェア、手摺 フィッティングボード設置 便器を洋式化 可動 手摺 ｵｽﾄ ﾒｲﾄ ベビーチェア、 手摺を設置 子供用便座 （脱着式）設置 ベビーベッド ﾍﾞｯ ﾄﾞ 可動 手摺 ﾍﾞﾋ ﾞｰﾍﾞｯ ﾄﾞ 可動 手摺 ﾍﾞﾋ ﾞｰﾁｪｱ フィッティングボード ベッド P14 老若男女、誰もが安心して使える施設づくりと、明快な動線計画による施設構成 ④ 多目的室・授乳室の設置 各ホールホワイエに多目的室及び授乳室を設け、また、1階エントランスロビ ー、2階市民ロビー、4階和室に近接して授乳室を設けます。 多目的室は、イベント開催時、一時的にお子さまと一緒に過ごせるスペース として、また、体調不良の方等への一時休憩スペースとして利用できます。 多目的室及び授乳室には、間仕切りや給湯設備を設け、授乳期のお子さま連 れの方、子育て中の方についても安心して利用できる施設とします。 多目的室・授乳室 イメージ図 多目的室設置 室内にモニター スピーカー ベビーベッド 可動間仕切 ソファー 机 給湯設備 呼出しボタンの設置 多目的室 多目的室設置 （備品大ホールと同様） 授乳室設置 市民ロビー 多目的室 授乳室 授乳室 授乳室設置 授乳室 授乳室設置 大ホール ホワイエ 2階（大ホール多目的室及び授乳室） 3階（小ホール多目的室及び授乳室） 2階（市民ロビー授乳室） Ｐ15 市民に愛され親しまれてきた茅ヶ崎市民文化会館を、さらに使いやすく、日常的なにぎわいをつくり出す新茅ヶ崎市民文化会館へ ４ 景観・緑化への配慮について 本計画では、既存の樹木は出来る限り残し、県道沿いに新たに 高木を植樹することにより、中央公園からの連続性を持たせて います。 新たに設ける低木は、市の花であるさまざまなツツジを中心に、 季節によって色々な表情を作り出す植栽計画としています。 N ■凡例 既存緑地 新設又は入替緑地 既存樹木 新設街路樹 新設緑化ﾌｪﾝｽ･壁面緑化 Ｐ16 市民に愛され親しまれてきた茅ヶ崎市民文化会館を、さらに使いやすく、日常的なにぎわいをつくり出す新茅ヶ崎市民文化会館へ 5 設備改修について 開館から36年を経てほとんどの設備が計画更新年数の超過や更新時期を迎えています。これまでにも老 朽化が原因と思われる運転機能停止や漏水事故等の発生も報告されています。 このような現状を踏まえ、各設備をシステムとともに検証・評価し、最適なシステムに入れ替えます。 ① 電気設備 1 2 受電設備、発電設備等の入れ替え 照明LED化・照明制御・集中管理システムの導入 ② 空気調和設備 1 個別に使用する各諸室については、空調方式をセントラル方式から個別方式に変更 （個別化を図り省エネに寄与する） 2 熱源は、省エネ、低ランニングコストに優れたヒートポンプ式に変更 ③ 給排水衛生設備 1 2 衛生器具の更新（便器の節水化、洋式化） 給水、排水管の更新 Ｐ17 市民に愛され親しまれてきた茅ヶ崎市民文化会館を、さらに使いやすく、日常的なにぎわいをつくり出す新茅ヶ崎市民文化会館へ ６ 舞台設備改修について 舞台設備については、経年劣化及び機能劣化部の改善を主眼においた改修工事を実施します。特に舞台照 明設備については、操作場所・操作機能を見直し、これまで課題となっていた操作環境の改善をします。 また、舞台音響設備については、システムを全体的に改修します。 ① 舞台機構設備 1 2 3 音響反射板の仕上の改修（大小ホール） 脇花道の仮設化（大小ホール） 照明バトンの電動化（大小ホール） ② 舞台照明設備 1 2 調光器盤の取替（大ホール） 調光室を客席後方へ移動（大ホール） ③ 舞台音響設備 1 2 操作卓のデジタル化（大小ホール） 調整室を客席後方へ移動（大ホール） Ｐ18 茅ヶ崎市民文化会館 耐震補強・改修工事 スケジュール（予定） 2016 西 暦 年 度 月 議 会 議会 2017 27年度 1 2 4 5 6 7 8 ○ 7/22 全員協議会 審議会 2019 29年度 9 10 11 12 1 2 ● 9月補正予算 工事費等 ○ 景観審議会（諮問） 審 議 会 2018 28年度 3 全員協議会 資料４ 平成28年7月22日（金） 3 4 5 6 7 8 30年度 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 ● 3月議会 契約行為 ○みどり審議会（報告） ○ 環境審議会（報告） ○ バリアフリー関連団体説明会 自治会・市民団体 市 民 ○検討協議会推薦団体説明会 ○まちぢから協議会（報告） ○ 12/1号（休館 のお知らせ） 広報 設 計 修正設計 約施 設 予 施設予約 品引 保越 管・ 備 指定管理者事務所移 備品移転・保管 監 理 ○ 7/1号（予約再開） ○ 7/1号（リニューア ルオープン） 12ヶ月 予約再開 引越準備・ 作業 工事監理委託 委託 発注 耐震補強・改修工事 入札 契約 指定管理者事務所移転・備品移転・保管 １６ヶ月 引越作 業・準 備期間 工 事 リニューアルオープン １６ヶ月 閉館期間 H30.10.1 リニュー アルオープン 3
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