Symantec AntiVirus Solution

Symantec AntiVirus Solution
導入事例 文京区 様
ネットワーク全体にわたり
シマンテック製品で総合的なウイルス対策を実施
個人情報保護の強化に取り組んでいる東京都文京区では、2003(平成15)年度にセキュリティポリシーを
策定、2005(平成17)年4月には同区の個人情報保護条例を改正し、職員や受託者に対する罰則規定を盛
文京区
文京区は東京都23区の中心部に位置し、古
くからの史跡・文化財、由緒ある公園、植物
り込む予定だ。同区では情報共有レベルを高めるため、2004(平成16)年度にPC1人1台体制を整備、グ
園等を多く擁する。また、森鴎外、夏目漱
ループウェアとしてLotus Notes / Dominoを導入し、全職員にメールアドレスを割り当てた。それに伴
あり、緑豊かな文化の香り高いまちとして発
い、Symantec Mail Security for Domino、Symantec Web Security、Symantec AntiVirus Corporate
展してきた。文京区では、行政の効率化、ス
Editionの3製品を導入、ネットワーク全体にわたりセキュリティレベルを高めている。
に活用し、新たな区民ニーズに応える区政
石、樋口一葉など多くの文人ゆかりの地でも
リム化を進め、限られた財源を最大限有効
の展開を目指している。
PC1人1台体制に合わせ、セキュリティ対策を見直す
文京区役所で一般事務用に使用しているPCは、庁内ネットワークにある内
部情報系システムに接続している。このネットワークはインターネットに接続
しているため、電子メールのセキュリティ確保を含めて様々な対策を講じてき
た。
「ファイアウォールを設置、公開サーバ用にはDMZ(非武装セグメント)を
設け、さらにコンテンツフィルタリングを実施するほか、各PCにはアンチウイ
ルスソフトを導入してきました。一方、PCで作成したファイルはすべてサーバ
に保存して共有する形にし、PCにはデータを置かないようにしてきました」と
文京区役所企画政策部情報政策課長の野田康夫氏は語る。
文京区役所
企画政策部
情報政策課長
同区役所ではより高いレベルの情報共有を目指して、2004(平成16)年度に、 野田 康夫 氏
PC1人1台体制を整備し、それまで管理職と各組織単位で配布していたメールアドレスを職員1人ひと
りに割り振った。
「全職員がメールアドレスを持ち、自由にメールのやり取りができるようになった半面、外部にも自
由にアクセスでき、セキュリティに対する脅威も高まります。そこで、クライアントPCへの対策が極め
て重要だと考え、2004年11月のグループウェアの導入に合わせてセキュリティ対策を見直しました」
と同区役所企画政策部情報政策課主査の上條厚彦氏は説明する。
各レイヤーでの抜けのないウイルス対策を実施
グループウェアにLotus Notes/Dominoを選んだ同区は、グループウェア環
境用のセキュリティソフトの導入とともに、既存のセキュリティ対策の見直しに
着手した。その結果、まず国際的な評価が高かったSymantec Mail Security
for Dominoを導入するとともに、それまで使用していた他社のウイルス対策ソ
フトや、インターネットプロバイダのコンテンツフィルタリングサービスに替え
て、Symantec AntiVirus Corporate EditionとSymantec Web Securityを導入し
文京区役所
企画政策部
情報政策課主査
上條 厚彦 氏
た。つまりゲートウェイ、グループウェア、クライアント全体にわたりシマンテ
ックのウイルス対策製品で統一することになった。
Symantec Mail Security for Domino
>メールやフォーラムが格納されている
Domino のデータベースをダイレク
ト に 監 視 す ることによって、 Lotus
Domino/Notes 環境をウイルスの脅
威から保護。さらに、スパムメール対策
やコンテンツフィルタリングの機能を
統合し、包括的なメールセキュリティを
実現します。
設定の容易さ、運用の柔軟さ、そしてパフォーマンスに納得
11月のグループウェア利用開始と同時にシマンテックの各製品は稼働し始め、現在まで極めて順調
に機能し、また設定が容易なことなど使い勝手の面でも高い評価を得ている。
Symantec Mail Security for Dominoは、Lotus Domino / Notes 環境対応の統合メールセキュリテ
ィソフト。ウイルス対策、スパムメール対策、コンテンツフィルタリングの機能を統合している。Lotus
Domino / Notes データベースをダイレクトに監視し、ウイルスやワームの脅威からデータベースを保
護する。例えば、Notesメール本文や添付ファイルに潜むウイルスやワームを駆除するほか、サイズや
Symantec Web Security
>Webアクセスによるウイルスの侵入を
ブロックし、悪意のあるコンテンツから
クライアントを保護。また、高度なフィ
ルタリング機能により、ポリシーに違反
するWebアクセスを制限し、不適切な
Webアクセスやコンテンツの閲覧を管
理します。
ファイル名から判断して不信なメールや不適切なコンテンツをブロックする。またウイルス定義ファイ
ル更新や設定も容易だ。
また、Symantec Web Securityは、Webアクセスを経由して侵入するウイルスからネットワークを
保護し、またポリシーに基づいたWebアクセスを柔軟に実現する高度なフィルタリング機能を統合す
る。従来同区が利用していたインターネットプロバイダのコンテンツフィルタリングサービスと異なり、区
役所側で一括管理できるため、細かな設定が可能だ。
「通常区役所内では、競馬などのギャンブル関連
サイトは閲覧できないようにアクセス制御を行っていますが、公営競馬団体が関連組織として存在する
Symantec AntiVirus Corporate Edition
>高いウイルス検出機能、自動更新機能、
未知のウイルスを検出する機能、そして
優れた管理機能を備え、企業の情報資産
を最新のウイルスから保護します。各機
能の設定やログの監視、アップデート作
業は、高機能コンソールを使用して一元
的に集中管理できます。
導入事例 文京区様
Symantec
Mail Security
for Domino
インターネット
ウイルス
ファイア
ウォール
庁内ネットワーク
Lotus Domino
サーバー
Symantec AntiVirus
Corporate Edition
メールウイルス
チェック
PC
ワーム
コンテンツフィルタリング
Webアクセス制御
アクセスに問題の
あるコンテンツ
Symantec Web Security
図.各レイヤーで、
シマンテックのウイルス対策製品が固い防御、抜けのないウイルス対策を実現
ため、競馬サイトを業務として見なければならない部署もあります。そうした部
署では閲覧できるように設定するなど、柔軟なアクセス管理を行っています」と
同区役所企画政策部情報政策課の大塚仁雄氏は語る。
一方、Symantec AntiVirus Corporate Editionは、ウイルス対策ソフトとして
の機能の高さはもちろんだが、システムリソースに対する消費が少なく、ユーザー
はウイルスのスキャンや定義ファイルの更新にも気が付かないことで評価が高い。
将来にわたってウイルス対策コストを適正化
ネットワーク全体にわたりウイルス対策製品をシマンテックに統一したことは、
コストメリットも大きかった。文京区役所全庁でPCは1,200台に及ぶため、選択す
文京区役所
企画政策部
情報政策課
大塚 仁雄 氏
る製品が個々で違うと必要なコストの差が1台あたりではさほどでなくても全体となると大きくなる。同区
役所企画政策部情報政策課の加藤勝氏は「今までシマンテック製品は利用していませんでした。しかし、
Symantec Mail Security for DominoとSymantec Web Security、Symantec AntiVirus Corporate
Editionの3つをセットで導入した場合に、将来的な予算も含めて検討した結果、他のベンダーに比べて
大幅なコスト削減を実現できることがわかりました」と語る。
そうしたコスト削減が可能となるポイントの一つは、シマンテック製品のライセンス数がノード数を
ベースとしていることだ。PCをリースアップして新たなPCを導入してもライセンスを再取得する必要が
ない。つまりPCの利用台数が増えた分だけを追加すればよいため、将来にわたってウイルス対策コス
トを適正化することが期待できるというわけだ。
電子自治体向けの施策展開に伴いセキュリティを一層強化
同区ではグループウェア導入に合わせて、地方公共団体をあらわすドメインの
「lg.jp」に切り替えた。現在、社会的に大きな問題になっているスパムメールは旧ド
メインに集中している事から、大きな問題になっていない。しかし、これから1∼2年
のうちに職員が本格的にメールを活用するようになれば、スパムメールの被害に
遭う可能性も高くなる。そのため、Symantec Mail Security for SMTPの次期バー
ジョンを活用し、スパムメール対策を強化していく考えだ。
文京区役所
企画政策部
情報政策課
加藤 勝 氏
文京区では基幹システムで稼働している財務会計システムを2006(平成18)
年度には再構築し、1台1台のPCで利用できるようにする方針だ。
「今後、電子決
済の仕組みの整備など電子自治体に向けた様々な施策が展開されていく中で、
セキュリティを一層高めていかなければなりません。シマンテックには今まで以上に、統合ソリューショ
ンとしてメリットが大きい製品を提供して欲しいと思います」
(野田氏)
。文京区にとって、シマンテックが
提供するウイルス対策ソリューションは、欠かせなくなってきている。
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