2280Sシリーズ・プレシジョン・プログラマブルDC電源

アプリケーションの概要:
低電⼒デバイスのスリープ/待機電流のモニタ
⺠⽣機器(携帯電話、タブレット、ラップトップ)、⼯業製品(無線トランスミッタ、本質安全機器)、インプラント医療デバイス(ペースメーカ、
除細動器、神経刺激装置)などの低電⼒、ポータブル・デバイスのスリープ・モード、待機モードの電流測定は、消費電⼒の仕様を確認する上
で⽋かせません。このテストには、マイクロアンペア・レベルの正確な低電流測定が必要であり、優れた測定テクニックだけでなく、⾮常に⼩さな負
荷電流を測定するための特殊な機能をもった⾼感度計測器が必要になります。しかし、特殊な機能を持った⾼感度の計測器は⾼価であり、テ
スト回路が複雑になることがあります。電圧印加と電流測定を同時に⾏うリードバック電源は⼀つのソリューションですが、最も⼀般的なプログラマ
ブル電源の多くは、優れたものでもミリアンペアの測定分解能しかないため、低電流測定には使⽤できません。
従来の電源とは違い、ケースレーの2280Sシリーズ・プレシジョン・プログラマブルDC電源は、6.5桁によるデジタル・マルチメータ(DMM)品質の
測定が⾏えます。フィルタを使⽤したり、電源ライン・サイクル数を制御して、アンペア・レベルから100nAまでの負荷電流を測定できます。10A、
1A、100mA、10mAの4種類の負荷電流測定レンジで分解能が最適化されているため、全負荷電流だけでなく、待機モード電流やスリープ・
モード電流なども正確に測定できます。最⾼6.5桁で測定するため、負荷電流の⾮常に⼩さな変動であっても確実に検出します。
10nA分解能
電源サイクル数を制御した測定、フィルタの使⽤などの優れた柔軟性
により、2280Sシリーズは100nAまでの低電流を測定できる
1
© 2013 Keithley Instruments, Inc.
アプリケーションの概要:
短いパルス状の電流がデバイスを流れた場合の消費電⼒を知る
バッテリ寿命を最⼤にするため、設計エンジニアは回路のトータル消費電⼒を最⼩にする必要があり、そのためにはデバイスのすべての動作状態における電流消費
をモニタする必要があります。しかし、⾃動⾞のキーレス・エントリ・デバイス、産業プロセス⽤のリモート無線トランスミッタ、ポータブル/インプラント医療⽤デバイス、
ポータブル⺠⽣家電機器など、多くの電⼦デバイスはほんどの時間を待機モードで動作し、フルに動作するのは短い時間間隔でしかありません。アクティブな状態
における電流負荷はパルス形状になります。
短時間アクティブになる負荷電流を測定するテスト機器は、広い電流測定レンジと、⾮常に狭いパルス状のダイナミック負荷電流を測定する機能が必要です。従
来の電源は電源サイクルの積分回数でしか測定できません。しかし、パルス状の負荷電流の時間間隔はわずか数百μsでしかないため、デジタル・マルチメータ(
DMM)やデータ・ロガー機器を電源に直列に接続する必要があります。電圧測定のために計測器を追加するためには、センス抵抗を回路に追加しなければなり
ません。この⽅法ではコストがかかり、テスト構成がより複雑になり、さらなる誤差の原因にもなります。
従来の電源とは違い、ケースレーの2280Sシリーズ・プレシジョン・プログラマブルDC電源は、機器を追加することなく幅の狭いパルス状の負荷電流を測定できま
す。100nAから6Aまでの広い電流測定レンジがあり、⾼速測定機能により140μs以上の短い時間間隔の負荷変動を取込むことができます。ポータブル/バッ
テリ駆動デバイスの設計/製造エンジニアは、2280Sシリーズを使⽤することにより、デバイスのすべての動作モードにおける負荷電流が簡単にモニタでき、トータ
ルの消費電⼒を知ることができます。
遅延
トリガ
測定
遅延
測定
トリガ
2280Sシリーズ電源は、急激に変化する負荷、パルス状の負荷の時間的に重要な
測定が可能。外部トリガで取込みを開始する。プログラム可能な遅延、測定時間に
より、ピークが安定した後など、負荷電流パルスの特定の時間間隔で測定できる。
2
© 2013 Keithley Instruments, Inc.
2280Sシリーズによる、デバイス電源投⼊時のスタートアップ
負荷電流の測定例。外部トリガにより、280Sシリーズに測定
開始を知らせる。測定を完了すると2280Sシリーズは信号を
出⼒するため、デバイスは次のステートに進むことができる。
2280Sシリーズ・プレシジョン・プログラマブルDC電源
単なる低電源ノイズ電源ではありません
機 能
2280S-32-6型
最⼤電圧
32V
60V
最⼤電流
6A
3.2A
最⼤出⼒
192W
192W
± (0.02% + 3 mV)
± (0.02% + 6 mV)
1 mV
1 mV
± (0.02% + 2 mV)
± (0.02% + 4 mV)
0.1 mV
0.1 mV
1mVRMS 未満
2mVRMS未満
±(0.05% + 5 mA)
±(0.05% + 5 mA)
0.1 mA
0.1 mA
±(0.05% + 10 μA)
±(0.05% + 10 μA)
±(0.05% + 250 μA)
±(0.05% + 250 μA)
±(0.05% + 10 μA)
±(0.05% + 10 μA)
±(0.05% + 250 μA)
±(0.05% + 250 μA)
140μs
140μs
電圧設定確度
電圧設定分解能
電圧測定確度
ケースレーの2280Sシリーズは、安定した低ノイズ電圧が印加
できるだけでなく、アンペア・レベルから100nAまでの広いダイナ
ミック・レンジの負荷電流をモニタすることができます。2280S32-6型は最⼤32V、6Aが、2280S-60-3型は最⼤60V、
3.2Aが出⼒できます。
⾼解像度カラー・ディスプレイ、ソフトキー・ボタン、ナビゲーショ
ン・ホイールを組み合せることにより、優れたユーザ・インタフェー
スを実現しており、機器のセットアップや操作が簡単に⾏えます
。内蔵のプロット機能により、ドリフトなどのトレンドをモニタする
こともできます。作業ベンチでも、⾃動試験システムでも柔軟に
使⽤でき、リスト・モード、トリガ、その他速度機能により、⾃動
試験などのアプリケーションにおいてもテスト時間が短縮できま
す。
電圧測定分解能
出⼒リップル/ノイズ
(周波数帯域:20Hz〜20MHz)
電流リミット設定確度
電流リミット設定分解能
電流測定
レンジ
分解能
10 mA
100 mA
1A
10 A
10 nA
100 nA
1 μA
10 μA
負荷電流測定最⼩パルス幅
(1A、10Aレンジ)
インタフェース
前⾯/後部パネルの出⼒接続
デジタル I/O
3
2280S-60-3型
© 2013 Keithley Instruments, Inc.
GPIB、USB、LAN LXI
前⾯パネル - 2線、後部パネル – 4線
⼊出⼒:6 ピン