2016 年度第1 四半期決算説明 ネットカンファレンス質疑応答

2016 年度第 1 四半期決算説明 ネットカンファレンス質疑応答要旨
日時
2016 年8月2日
16:30〜17:30
説明者
コーポレートコミュニケーション部 IR グループリーダー 吉田 修
説明資料
2016 年度第 1 四半期決算の概要 及び 2016 年度業績予想の概要
Q&A
■モビリティセグメント
Q1.第 1 四半期営業利益について、前年同期⽐での数量差及び交易条件の増減を説明してほしい。
A1.数量⾯では、エラストマー、機能性コンパウンド、機能性ポリマー及び海外ポリプロピレン・コンパウンドの主要製品にお
いて、万遍なく伸⻑しています。交易条件については、円⾼影響を中⼼に悪化となっています。
Q2.フル⽣産フル販売の製品が増えているにも関わらず、前年同期⽐で数量差の増益を実現できている理由は販売
構成の改善によるものか。
A2.販売構成の改善に加え、機能性ポリマーを始めとした供給余⼒のある製品群が数量成⻑に貢献しています。
■ヘルスケアセグメント
Q3.中国において、紙おむつの並⾏輸⼊による過剰在庫が問題視されている。三井化学の不織布事業において、⾜
下での変化は⾒られるか。
A3.インバウンド需要は落ち着きを⾒せているものの、足下で大きな変調はなく、引き続き需要は堅調に推移しています。
■基盤素材セグメント
Q4.基盤素材セグメントの第 1 四半期営業利益について、前年同期⽐及び前四半期⽐の増減を説明してほしい。
A4.原燃料価格が安定推移する中、需要は堅調、また主要メーカーの定修等もあり、設備稼働は⾼水準で推移しまし
た。構造改⾰効果の発現もあり、前年同期⽐及び前四半期⽐で、営業利益は改善しました。
Q5.基盤素材セグメントにおける前回予想からの稼働率改善は、主にフェノール等に拠るものか。
A5.フェノールだけではなく、ナフサクラッカー等についても改善しています。
Q6.主要製品の第 1 及び第 2 四半期の稼働率を教えてほしい。
A6.
クラッカー
1Q:フル稼働
2Q:定期修繕を除き概ねフル稼働
ポリオレフィン
1Q:概ねフル稼働
2Q:概ねフル稼働
フェノール
1Q:90%程度
2Q:90%程度
PTA
1Q:80%弱
2Q:80%弱
TDI
1Q:定期修繕があり低稼働
2Q:定期修繕明けからフル稼働へ
Q7.主要製品の第 1 及び第 2 四半期のスプレッドを教えてほしい。
A7.第 1 四半期のフェノール、PTA 及び TDI 市況は、主要メーカーの定期修繕やトラブル影響等もあり、前四半期よりも
改善しました。第 2 四半期は、足下並みか、やや弱含む⾒通しです。
Q8.TDI 市況が改善している背景を説明してほしい。また、フェノール市況についてはどうか。
A8.TDI 市況の改善は、供給要因です。当社を含む生産規模縮小に加え、定期修繕シーズンの中でのトラブルや、新設
プラントの⽴ち上げ遅れ等により、公称生産能⼒の 80%程度の供給水準に留まったことが、市況改善の背景にありま
す。フェノール市況についても、アジア圏での定期修繕による供給要因を主因に、低水準ながらも緩やかに改善していま
す。
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Q9.第 2 四半期以降、シンガポールにおける原料調達ネックは解消する⾒通しか。
A9.該社はフォースマジュール宣言を継続しており、その動向を⾒守りたいと思います。
Q10.国内ポリプロピレン・コンパウンドの需要動向を説明してほしい。
A10.震災等を起因とする一過性の変動はみられるものの、従前の想定どおりの需要動向が継続しています。
Q11.16 年度は、エボリューのシンガポール新プラントの営業運転開始が控えているが、今後の⾒通しを説明してほし
い。
A11.エボリューの需要は旺盛なため、新プラントの早期営業運転開始と安定稼働に向けて準備中です。
Q12.基盤素材セグメントの固定費差のうち、ポリウレタン材料の構造改⾰効果はどれくらいか。
A12.年間 50〜60 億円の固定費削減効果を⾒込み、その四半期相当額が第 1 四半期で発現しています。
Q13.前四半期⽐で持分法投資損益が改善となっているのは、中国フェノール持分法適用会社を中心とした改善、と
考えて良いか。
A13.その認識で良いです。
■全社関係
Q14.第 1 四半期から第 2 四半期にかけて減益となる理由を説明してほしい。
A14.第 2 四半期における定期修繕の実施、円⾼の進展、需要の季節差等を理由に、減益を⾒込んでいます。
Q15.円⾼進⾏による国産品需要への影響について、現時点でどのような認識を持っているか。
A15.円⾼は進⾏しているものの、国産品の引き合いは堅調です。アジア原料市況が、⾼止まっていることが一因として考
えられます。
Q16.今後、様々な能⼒増強が計画されているが、能増する各製品のプレマーケティング状況について説明してほし
い。
A16.需要が旺盛な製品に対しての、あるいは、顧客需要に合わせての能⼒増強を進めているため、早期の実需化が期
待できます。
以
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