∼浸 水被 害を 早期 に軽 減す るた めに ∼ 平成１７年３月 東京都下水道局 目 第１章 １ ２ ※ 追加計画の概要 地区別計画・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 計画事業費・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 第２章 １ ２ 次 ２ ６ 新クイックプランの全体計画（平成１７年３月） 地区別計画・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 計画事業費・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ９ １２ 本文中、「新クイックプラン」及び「新プラン」とは、平成１６年９月に策定 した「新・雨水整備クイックプラン」を指す。 第１章 追加計画の概要 -1- 第1章 追加計画の概要 １．地区別計画 平成１６年１０月の台風２２号、２３号により発生した浸水被害への対応を図るため、新ク イックプランに「重点地区」を 5 地区、「小規模対応箇所」を 41 箇所追加する。 それぞれの地区ごとの選定理由と具体的な事業内容を示す。 ① 重点地区 ・平成１６年１０月の台風２２号、２３号により浸水被害が集中して発生した地区 ・平成１６年１０月の台風２２号、２３号により浸水被害が発生し、また、過去５ヵ 年に浸水被害が発生している地区（繰り返し浸水被害が発生している地区） ・建設中の幹線や主要枝線を先行整備し、貯留管として利用するなど、効果的な対策 を実施 № 地 区 名 事 業 内 容 貯留管の整備 38 世田谷区松原 第二立会川幹線の整備（暫定貯留） 追 39 品川区西中延 バイパス管の整備 加 主要枝線の先行整備（暫定貯留） 40 大田区千鳥・久が原・下丸子 主要枝線の先行整備（暫定貯留） 41 台東区竜泉・下谷 主要枝線の先行整備（暫定貯留） 42 足立区千住 ※ 追加の重点地区は、次頁以降（p.３∼５）にシミュレーションの結果を示す -2- ◇◇◇ 流出解析シミュレーションによる重点地区（新規追加地区）の事前評価 ◇◇◇ ＜流出解析シミュレーションを活用した理由＞ ○ 事業効果を流出解析シミュレーションによって事前評価し、対策前後の効果を 定量的に比較することが可能 ○ お客さまに分かりやすい計画となるよう、イメージ図で表示することが可能 （流出解析シミュレーションによる事前評価） ○ 新規追加の重点地区（５地区）について、流出解析シミュレーションにより貯留 管やバイパス管などの効果を分析 （流出解析シミュレーションの条件） ○ １時間５０㎜の計画降雨を条件にシミュレーションを行い、浸水範囲、浸水深を 対策前後で比較 （流出解析シミュレーションによる結果の表示方法） ○ 浸水深は、対策前後ともに浸水深が最大になる地点のデータを図示 （重点地区№３８） 世田谷区松原 （対策内容） 貯留管の整備 （分析結果） 浸水の解消 対策前 対策後 貯留管 羽根 木 公 園 最大浸水深（㎝） 20 ㎝未満 20 ㎝以上 50 ㎝未満 -3- 50 ㎝以上 （重点地区№３９） 品川区西中延 （対策内容） 第二立会川幹線の先行整備（暫定貯留）とバイパス管の整備 （分析結果） 浸水範囲、浸水深とも大幅に減少 対策前 対策後 バイパス管 国 道 第二立会川幹線 1 号 20 ㎝未満 最大浸水深（㎝） （重点地区№４０） 20 ㎝以上 50 ㎝未満 50 ㎝以上 大田区千鳥・久が原・下丸子 （対策内容） 主要枝線の先行整備（暫定貯留） （分析結果） 浸水範囲、浸水深とも大幅に減少 対策前 対策後 第 二 京 環 浜 八 通 り 貯留管 最大浸水深（㎝） 20 ㎝未満 20 ㎝以上 50 ㎝未満 -4- 50 ㎝以上 （重点地区№４１） 台東区竜泉・下谷 （対策内容） 主要枝線の先行整備（暫定貯留） （分析結果） 浸水範囲、浸水深ともに減少 対策前 昭 和 通 対策後 貯留管 国 際 通 り り 最大浸水深（㎝） （重点地区№４２） 20 ㎝未満 20 ㎝以上 50 ㎝未満 50 ㎝以上 足立区千住 （対策内容） 主要枝線の先行整備（暫定貯留） （分析結果） 浸水範囲、浸水深ともに減少 対策前 貯留管 対策後 貯留管 日 光 街 道 最大浸水深（㎝） 20 ㎝未満 20 ㎝以上 50 ㎝未満 -5- 50 ㎝以上 ② 小規模対応箇所 ・平成１６年１０月の台風２２号、２３号により浸水被害が発生し、区やお客さま からの要望がある箇所を選定 ・管きょのループ化や人孔の改良など、既存施設の小規模改良を実施 特 別 区 名 箇所数 千 代 田 区 １ 港 区 ３ 新 宿 区 １ 文 京 区 ５ 台 東 区 １ 墨 田 区 ２ 江 東 区 ３ 品 川 区 ３ 目 黒 区 １ 大 田 区 ２ 世 田 谷 区 １ 渋 谷 区 ３ 中 野 区 １ 豊 島 区 ２ 区 ２ 北 荒 川 区 ３ 板 橋 区 １ 足 立 区 ３ 江 戸 川 区 ３ 合 ４１ 計 主な事業内容 ＜下水道局が実施する対策＞ ・ 管きょのループ化 ・ バイパス管の設置 ・ 枝線の増径 ・ 人孔の改良 等 ＜区等が実施する対策＞ ・ 道路雨水ますの増設 ・ グレーチング蓋への取替え ・ 道路雨水ますの清掃 ２．追加事業費 約１００億円 -6- 図１−1 新・雨水整備クイックプランへの追加対策地区 足立区 板橋区 北区 42 練馬区 葛飾区 荒川区 豊島区 41 文京区 中野区 杉並区 台東区 墨田区 新宿区 江戸川区 千代田区 中央区 江東区 38 渋谷区 港区 世田谷区 目黒区 39 品川区 大田区 40 新クイックプラン 追加地区 重点地区 小規模対応箇所 -7- 第２章 新クイックプランの全体計画 -9- 第２章 新クイックプランの全体計画（平成１７年３月） １． 地区別計画 新クイックプランへの「重点地区（５地区）」、「小規模対応箇所（４１箇所）」の追加 に伴い、それぞれの地区別計画を示す。 ①重点地区（３０地区） 継続・追加 23 № 地 区 名 事 業 内 容 第二立会川幹線の整備（暫定貯留） １ 品川区二葉・中延 2 品川区西五反田・東品川 3 品川区戸越・西品川 ５ 練馬区小竹町・旭丘 6 練馬区豊玉・中村、中野区江古田・沼袋 ８ 大田区馬込・中央 9 大田区上池台 東品川幹線の整備（暫定貯留） 主要枝線の整備 貯留とネットワーク化の検討整備 雨水調整池の整備 貯留管の整備 第二妙正寺川幹線の整備（暫定貯留） 貯留管の整備 馬込幹線、馬込東二号幹線、馬込西二号幹線 継 の整備（暫定貯留） 雨水調整池の整備 続 谷端川１号幹線の整備（暫定貯留） 10 板橋区大山金井町・中丸、豊島区高松・池袋 12 新宿区西落合 15 目黒区下目黒・目黒本町 16 目黒区上目黒・五本木、世田谷区下馬・三軒茶屋 18 世田谷区千歳台 21 北区岸町 23 江東区古石場 主要枝線の整備 第二妙正寺川幹線の整備（暫定貯留） 主要枝線の整備、貯留管の整備 貯留管の整備 雨水調整池の整備 バイパス管の整備 谷川幹線の整備 主要枝線の整備 主要枝線の先行整備（暫定貯留） 永代幹線への取水施設の整備（暫定貯留） - 10 - 継続・追加 № 地 区 名 事 業 内 容 主要枝線の先行整備（暫定貯留） 25 港区南麻布・白金台 継 27 江東区千石・千田 続 29 世田谷区上馬四、五丁目 30 品川区南大井三、四丁目 31 千代田区三崎町・西神田・神保町 32 港区高輪 33 新宿区中落合 34 新宿区新宿・戸山 35 江東区木場 36 豊島区千早 ３７ 豊島区巣鴨・駒込、北区西ヶ原 38 世田谷区松原 39 品川区西中延 40 大田区千鳥・久が原・下丸子 41 台東区竜泉・下谷 42 足立区千住 主要枝線の先行整備（暫定貯留） 雨水調整池の整備 貯留管の整備 雨水調整池の整備 貯留管の整備 西神田幹線への取水施設の整備（暫定貯留） 新プラン策定時に追加した地区 主要枝線の先行整備（暫定貯留） バイパス管の整備 主要枝線の整備 主要枝線の先行整備（暫定貯留） 貯留管の整備 貯留管の整備 貯留管の整備 新たに追加した地区 第二立会川幹線の整備（暫定貯留） バイパス管の整備 主要枝線の先行整備（暫定貯留） 主要枝線の先行整備（暫定貯留） 主要枝線の先行整備（暫定貯留） （注１） については平成１５年度末までに対策が完了 （注２） 欠番の重点地区については、平成１５年度末までに対策が完了 - 11 - ②小規模対応箇所（６７箇所） 特 別 区 名 新プラン策定時 に追加した箇所 千 代 田 区 港 区 １ 新たに 追加した箇所 合 計 １ １ ３ ４ １ １ ５ ７ １ １ ２ ４ ３ ３ 新 宿 区 文 京 区 台 東 区 墨 田 区 江 東 区 品 川 区 ３ ３ ６ 目 黒 区 ２ １ ３ 大 田 区 ２ ２ 世 田 谷 区 １ １ 渋 谷 区 ３ ３ 中 野 区 １ １ ２ 杉 並 区 ３ 豊 島 区 １ ２ ３ 区 ３(1) ２ ５(１) ３ ３ １ ３ 北 ２ ２ ３ 荒 川 区 板 橋 区 ２ 練 馬 区 ２ 足 立 区 葛 飾 区 ３ 江 戸 川 区 １ ３ ２６(1) ４１ 合 計 ２ ３ ※ ３ ３ ４ ６７(１) 北区の(1)は、前クイックプランからの継続（内数） ２． 計画事業費 約６２０億円 - 12 - 図２−1 新・雨水整備クイックプランの対策地区（平成１７年３月） 足立区 板橋区 21 4 北区 練馬区 20 36 6 37 豊島区 3 11 33 12 葛飾区 14 2 新宿区 34 墨田区 台東区 13 7 5 41 3 1 杉並区 6 荒川区 文京区 中野区 4 24 22 10 5 42 9 11 8 江戸川区 31 千代田区 7 23 27 1 中央区 江東区 渋谷区 38 26 港区 32 4 18 19 10 28 35 2 25 29 16 17 世田谷区 目黒区 15 2 3 39 品川区 1 9 8 30 大田区 40 クイックプラン 対策地区 クイックプラン 完了地区 重点地区 小規模対応箇所 地下街等対策地区 ポンプ対策地区 ※ 完了地区は平成１５年度末現在 ※ 対策地区の番号は前クイックプランから継承 - 13 -
© Copyright 2024 ExpyDoc
