募集要項 - 市民社会創造ファンド

市民ファンド推進プログラム
【助成プログラム】2016
募集要項
市民ファンド/コミュニティ財団の着実な発展を目指して
応募期間:2016年9月 15 日(木)~9月 30 日(金)必着
助成プログラムの趣旨
社会のニーズや課題が複雑化し、一元的なサービスや制度による対応に限界が生じつつある昨今、多様な価値観
に基づく様々なサービスを提供する市民活動や、市民の社会参加は欠かせないものとなっています。
1990 年代以降、新しい市民社会を創造し、社会課題の解決を促進するため、市民から寄付を集め、社会課題に
取り組む市民活動に助成し、市民が主体となって運営する市民ファンド/コミュニティ財団が全国各地で誕生しました。
しかしながら、その多くは特に運営面で様々な課題を抱えており、自立的かつ持続的な発展モデルの確立には、今なお
至っていない現状があります。
そのような背景を踏まえ、本助成プログラムでは、市民ファンド/コミュニティ財団の事業の要となる助成活動をより良い
ものとするための取り組みを通じ、運営基盤の強化を応援します。
全国各地の市民ファンド/コミュニティ財団は、テーマ性や地域性など個々に特徴があり、実施している助成活動も含
めて非常に強い個別性を持っています。その個別性に基づく様々な取り組みを通して、市民ファンド/コミュニティ財団の
多様な発展モデルが確立されることを期待し、皆様からの意欲的かつ独創的な企画提案をお待ちしています。
―市民ファンド推進プログラムとは―
市民ファンド/コミュニティ財団の着実な発展をめざし、事業の要となる助成活動の強化を
応援する【助成プログラム】と、運営の中核を担う人材の強化を応援する【研修プログラム】
を両輪とし、運営基盤の強化を応援します。これらの取り組みを通じ、全国各地の市民ファン
ド/コミュニティ財団がより活発に活動できる社会の実現をめざします。
※
本プログラムは、2015 年 4 月から 2017 年 3 月までの 2 ヶ年にわたり、公益財団法人トヨタ財団の助成を
受けて、市民ファンド推進連絡会の協力のもとに、特定非営利活動法人市民社会創造ファンドが企画・運
営しています。今後、他の財団や企業からも幅広く資金を集めながら、自立的な運営をめざします。
※
本募集要項は 2016 年に募集を行う【助成プログラム】の応募に関するものです。【研修プログラム】の
詳細は別途、ご案内いたします。
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助成の対象となる団体〔注 1〕
下記のすべてに該当する市民ファンド/コミュニティ財団を対象とします。
 独立した組織として設立、または、既存の民間組織に設置されて 1 年以上を経ていること。
 社会課題に取り組む市民活動への助成事業を実施していること。
 有給常勤スタッフが 1 名以上いること(出向者、パート職員等も可)。〔注 2〕
 目的や活動内容が特定の政治・宗教に偏っておらず、反社会的勢力とは一切関わっていないこと。
※ 年間の助成金支出が 100 万~1,000 万円の市民ファンド/コミュニティ財団を想定していますが必ずしも要件ではありません。
助成の対象となる取り組み〔注 3〕
市民ファンド/コミュニティ財団の運営基盤の強化に資する、より良い助成活動の実現のための取り組みを応援します。
なお、ここで言う助成活動とは、市民活動への助成事業そのものだけではなく、関連する取り組みを含めた広義なものと
して捉えています。以下はその一例です。
 新しい市民社会を創造し、社会や地域課題の解決を促進する助成活動の企画と運営
 効果的な助成活動と運営を支えるための資金の調達と管理
 助成活動の充実を図るための地域内における新たな資金循環の促進や拡大につながる活動
※ 上記 3 項目以外にも、市民ファンド/コミュニティ財団の運営基盤の強化に資する先駆的・独創的な取り組みを応援します。
助成金額・助成金の使途・助成期間
 助成金額は 1 件あたり上限 200 万円(2016 年度の助成総額は 600 万円を予定)
 助成金の使途は市民ファンド/コミュニティ財団の着実な発展のために必要な費用(人件費等の事務局経
費を含む)〔注 4〕
 助成期間は 2017 年 1 月 1 日~2017 年 12 月 31 日までの 1 年間
選考方法
選考は、以下の選考基準により、有識者等により構成された選考委員会にて行います。なお、必要に応じて事務局に
よるヒアリング等を行います。
<選考基準>〔注 5〕
1.応募団体が以下の要件を満たしているか。
①「助成の対象となる団体」の要件を満たしているか。
②資金仲介を担う団体として適切に資金管理を行っているか。
2.応募事業が以下の点で高く評価できるか。
③応募事業に取り組む背景や実績、課題、ビジョンが明確か。
④応募事業の目的・目標の達成に向けて、実施内容や手法が適切で効果的か。
⑤応募事業の実施体制・スケジュール・予算が十分に計画的で実現性が期待できるか。
⑥応募事業を通じて応募団体のミッション・ビジョンの実現や自立的かつ持続的な成長・発展につながるか。
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選考結果
 選考結果は、12 月 9 日(金)までに応募者宛に書面で通知します。
 助成対象となった市民ファンド/コミュニティ財団については、団体名、代表者名、所在地(都道府県名)、
助成金額、助成対象事業の概要等を、応募者全員にお知らせするとともに、市民社会創造ファンドのウェブ
サイトにおいて公表致します。
応募方法
以下の応募期間内に、提出書類一式を、事務局宛(本要項末尾を参照)に、簡易書留や宅配便など配達記録
が残る方法で送付してください。
 持参、電子メール、FAX による応募は、受け付けません。
 ご提出いただいた書類は、返却致しませんので、応募の際にはコピーをとって団体で保管ください。
 応募の際にご提供いただいた個人情報は、本プログラムの選考・運営の目的以外には使用しません。
<応募期間>
2016 年 9 月 15 日(木)~9 月 30 日(金)【必着】
<提出書類>〔注 6〕
(1)応募企画書(所定の応募用紙に、必要事項を記入して作成ください)
:2 部
(2)定款または規約
:1 部
(3)役員名簿
:1 部
(4)昨年度の「事業報告書」および「収支決算書」
:1 部
(5)本年度の「事業計画書」および「収支予算書」
:1 部
<応募用紙の入手方法>
市民社会創造ファンドのウェブサイト(http://www.civilfund.org)からダウンロードしてご利用ください。
助成にあたって(留意点)
 助成対象となった場合は、市民社会創造ファンドと覚書を取り交わし、所定の手続きを経た上で助成を開始
します。助成金は、手続き終了後 1 ヶ月以内に、団体指定の銀行口座へ支払います。
 助成開始後、2017 年 7 月末までに中間報告書、2018 年 1 月末までに完了報告書を提出いただきます。
また、関連する研修会や報告会へご参加いただき、取り組みについてご報告いただく場合があります。
 助成対象となった市民ファンド/コミュニティ財団による独自の情報発信も期待します。また、必要に応じて、
活動成果の共有や波及を目的とした発信にも、ご協力をお願いする場合があります。
応募先・問い合わせ先
〒103-0012 東京都中央区日本橋堀留町 1-4-3 日本橋 MI ビル 1 階
特定非営利活動法人市民社会創造ファンド 市民ファンド推進プログラム事務局(担当:武藤・山田・鷲澤)
TEL:03-5623-5055(祝祭日を除く月曜日~金曜日 10:00~17:00)/Email:rmutoh@civilfund.org
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記載項目に関する注記(注 1~6 について)
□注 1 について
・「助成の対象となる団体」には、昨年度に助成を受けた団体であっても、現在実施している助成対象事業を踏ま
えて、次のステップとしての運営基盤の強化を目的とした応募の場合は対象に含むものとします。
・上記に該当する団体が応募する場合は、応募企画書(所定の応募用紙に、必要事項を記入して作成したもの)
の別紙として、「本プログラムでの助成による運営基盤強化の実績」をご提出ください。作成要領は以下のとおり
です。
≪別紙の作成要領≫
1.書式は任意としますが、A4・1 枚以内にまとめてください。
2.以下の 3 項目(A~C)を必ず記載してください。
A:昨年度の助成対象事業での具体的な取り組み、B:成果(見通しを含む)、C:積み残された課題
□注 2 について
・「有給常勤スタッフが 1 名以上いること(出向者、パート職員等も可)」とは、「応募団体に直接雇用されているこ
と」の他に、「(既存の民間組織内に設置・運営している市民ファンドの場合には)設置・運営母体の民間組織
で雇用され、市民ファンドの業務を定常的に担当しているスタッフも含む」ものとします。
□注 3 について
・「助成の対象となる取り組み」は、市民ファンド/コミュニティ財団の多様な成長・発展のモデルにつながる取り組み
であれば、記載事例の内容に関連している必要はありません。応募団体の助成活動におけるテーマ性や地域性、
これまでの実績などを踏まえて、民間ならではの発想で自団体の組織基盤強化につながる魅力的な取り組み内
容をご検討ください。
□注 4 について
・「助成金の使途は市民ファンド/コミュニティ財団の着実な発展のために必要な費用(人件費等の事務局経費を
含む)」とは、「『助成プログラムの概要』(P1)、『助成の対象となる取り組み』(P2 および上記)に合致した
取り組みに必要な経費全てを対象」とし、「各費目の上限金額や費目ごとの比率、自己負担額の比率は特に定
めない」ものとします。
□注 5 について
・「選考基準」には、上記「注 1」に従い、昨年度に助成を受けた団体からの応募については、選考基準の①~⑥に
加えて、「⑦昨年度の助成対象事業の取り組みが問題なく実施されているか」、「⑧昨年度の助成対象事業の
取り組みにより、運営基盤の強化への成果・効果が見られるか」の 2 項目を基準として設けるものとします。
□注 6 について
・<提出書類>の(2)定款または規約、(3)役員名簿、(4)昨年度の「事業報告書」および「収支決算
書」、(5)本年度の「事業計画書」および「収支予算書」については、既存の民間組織内に設置・運営してい
る市民ファンドの場合は「設置母体で作成している該当資料」をご用意いただき、不足する資料が有る場合のみ
任意の書式でご作成をお願いします。(例:役員名簿に準じる運営委員名簿など)
以上
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