第 5９回繊維応用技術研究会開催の御案内 会員各位 会長 上甲恭平 会員各位におかれましては日頃より当研究会活動へのご協力を頂きありがとうございます。 つきましては、下記の通り、第 5９回研究会を開催しますのでご多用のところとは存じますが、 ご参加くださいますようお願い申し上げます。 記 開催日： 平成 2８年７月２８日（木） 時 間： 10:00～17:30 会 場： ホテルアウィーナ大阪 3F 生駒の間（大阪市天王寺区） プログラム 10:00～10:05 開会挨拶 10:05～10:30 平成 2８年度 繊維応用技術研究会総会 （各講師の敬称略） 「前年度の研究会総括ならびに今年度事業案等について」 ① 10:30～11:35 大阪成蹊短期大学 澤田和也 演題：再生医療用材料としての動物毛由来タンパク質 概要：細胞移植により組織再生を促すことで疾病・損傷組織の治癒を目指す、という再生医療 の観点において、細胞が増殖するための足場（スキャフォールド）が果たす役割は大きい。既 に、スキャフォールドに応用するための素材研究は多くなされているが、近年動物毛由来のケ ラチンタンパク質を応用化する試みが急激に増えている。本講演では、そのような目的のため の材料として、ケラチンタンパク質の可能性について、他の素材と比較しながら紹介する。 11:35～12:45 昼食休憩 ② 12:45～13:50 大阪府立産業技術総合研究所 平井 学 演題：静電気について（基礎編） 概要：静電気は、日常的に体験しているものなのに、その現象の原理や、対象物の状態につい て捉えにくい印象を持たれている方は多くないでしょうか？静電気について、我が国では義務 教育や高等教育を通じて学んでいますが、静電気トラブルを実際目の当たりにしたとき、その 発生原因を究明することや適切な対策・対処法を導くことができず、多くはそれを得意とする 企業や専門家に頼っています。欧米においてもコンサルティング業もあるくらい専門家は欠か せない存在になっています。本セミナーでは、身近に起こる静電気現象の理解に必要な知識を 紹介し、我が国の教育現場で不十分になっているポイントにも触れます。今回は基礎編として の講義となりますが、静電気に関して毛髪の例なども取り上げます。本セミナーが、皆様の遭 遇する静電気トラブルへの気づき（ヒント）の 1 つとなることを期待します。 ③ 13:50～14:55 花王株式会社 伊藤 隆司 演題：X 線による毛髪や羊毛の構造解析 概要：「X 線の散乱現象を利用した解析により、物質を構成する原子や分子の空間配置状態を 知ることができる。X 線を用いた解析は、インタクトな状態での試料の内部構造を解析できる という強みをもっており、羊毛や毛髪の X 線解析は古くから行われてきた。本講演ではその 概要を簡単に解説し、近年、筆者らが行ってきた放射光 X 線マイクロビームを用いたくせ毛・ 加齢毛の解析を中心に述べる。 14:55～15:15 休憩 ④ 15:15～16:20 ホーユー株式会社 名和 哲兵 演題：走査型プローブ顕微鏡による毛髪・羊毛の観察について 概要：小さな探針を試料表面に近付けて走査し、針と試料との間の相互作用を検出する顕微鏡 を走査型プローブ顕微鏡（scanning probe microscopy, SPM）と呼ぶ。SPM の中でもと りわけ原子間力顕微鏡（atomic force microscopy, AFM）は毛髪・羊毛のナノレベルでの 表面分析において非常に有用なツールとなっている。本講演ではこの AFM の原理から最近の 実例までを紹介する。 ⑤ 16:20～17:25 椙山女学園大学 上甲 恭平 演題：羊毛繊維の実用染色における染色温度と酸の作用 概要：前回まで，羊毛繊維の酸性染料染色における酸性染料の染着領域および初期染着挙動に ついて，羊毛繊維の固有の階層構造および階層構造を形成する組織成分との関係から解説して きた．しかし，解説した内容は実際に行われている実用染色での染色挙動をすべて説明するこ とはできない．そのため，我々は分子量の異なる酸性染料を用い，染色温度を 40℃～100℃ まで変化させ，種々の酸や塩および均染剤を添加した染色系による染色挙動いついて検討して きた．今回からはそれらの結果に基づいて，実用染色での染色挙動について解説する．本講演 では，染色温度の作用や酸や塩の作用を取り上げる． 17:25～17:30 閉会の辞 17:30～19:30 懇親会 【懇 親 会】※ 17:30～19:30 ※懇親会参加費：\4,000/一名様。 講師の先生方をお招きしての懇親会を開催します。できるだけ多くの皆様にご参加をいただき、 意見交換ならびに交流を深めていただきたいと考えております。お時間が取れます方は、是非 ご参加くださいますようお願いします。 以上 （連絡担当者） 陰地威史 tel.0725-51-2693 e-mail; [email protected] 大阪府立産業技術総合研究所 繊維・高分子科 〒594-1157 和泉市あゆみ野 2-7-1 ＊月曜、火曜以外は出張で不在にしております。 できるだけメールでのご連絡をお願い致します。 《 会場への交通案内図 》 MIZUHO り そ な 銀行 地下鉄： 谷町線 三井 大阪市天王寺区石ヶ 辻町19- 12 t el . 06- 6772- 1441（ 代） 要ターミナルからの所要時間は，下記 HP でご確認下さい。 http://www.awina-osaka.com/access/index.html 主 ～～～ 参加申込方法 ～～～ 研究会 Web サイトよりお申込みください。 アドレスはこちら＞＞ http://tri-osaka.jp/dantai/Seni-ouyou/index.html 申し込みフォームが利用できない場合、件名を「第５９回研究会参加申込」として、 申込者名・所属・出席者名（研究会および懇親会の出欠）を [email protected] まで メールにて送信ください。 もしくは、このページの出欠票ご記入し、ファックスで下記にお送りください。 －－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－ 出欠票 繊維応用技術研究会 会長 上甲 恭平 殿 宛先：（大阪府立産業技術総合研究所） fax.0725-51-2699 陰地威史 ・貴社名 （ ・御名前 （ ・連絡先 電話 e-mail ） ） ） ） （ （ 〇第 5９回繊維応用技術研究会（H2８年７月２８日（木）） 出席・欠席．（どちらかを○で囲んで下さい） 出席者名 １.研究会 ２.懇親会※ 出席・欠席 出席・欠席 出席・欠席 出席・欠席 出席・欠席 出席・欠席 ※懇親会 ※）懇親会参加費はお一人につき\4,000 です。講師ならびに会員相互の交流を深めていた だきたいと考えております。お時間が取れます方は、是非ご参加くださいますようお願いし ます。 出欠につきましては７月１５日（金）までにご連絡くださいますようお願いいたしま す。なお、ご都合が付かなくなりご欠席となりました場合は、お手数ですが早めにご連絡下 さいますよう、お願いします。
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