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厚生労働省の人口動態統計によると平均初産年齢は平成24年には30.3歳で年々上昇傾向にあります。
女性の社会進出や晩婚傾向、経済的理由など、出産のタイミングは先延ばしになりがちな現代ですが、
女性の出産のタイムリミットは変わっていません。
★女性は年齢とともに妊娠する力が低下します
卵子のもとになる卵母細胞はお母さんのお腹にいるときに造られ、出生後に新しく作られることはありま
せん。
排卵する卵子は実年齢とほぼ同じだけ老化し、卵母細胞の数は37歳頃を過ぎると急速に減ります。
つまり、卵子は年齢とともに質も量も低下していくのです。
「卵子の質」を正確に表す指標は現在のところありませんが、血液中のホルモン値を測定したり、超音
波検査を用いて卵巣の状態を確認することにより卵巣の予備能(どれくらいの卵胞が残っているか)を
推定することができます。
★女性は年齢とともにさまざまな婦人科疾患のリスクが増えます
による卵管炎は、炎症のため卵管狭窄や閉塞、癒着をおこし、子宮外妊娠
や不妊の原因になります。
は3-4人に1人が持っているポピュラーな疾患ですが、年齢とともに増大し、場所や大きさ
により胚の着床を妨げる原因になります。また、妊娠しても流産や早産など様々な妊娠合併症の原
因にもなります。
も炎症や癒着などの骨盤内環境の悪化のため、不妊の原因となります。
また、内膜症の存在により、卵巣機能が比較的早期に低下するといわれています。
その他にも年齢とともに流産やダウン症をはじめとする染色体異常、様々な妊娠合併症を併発
するリスクが増えることが知られています。
将来、妊娠を考えている女性で、
月経不順や過多月経、月経痛など、症状のある
方は放置せず、婦人科医と相談しながら将来の
妊娠・出産プランを考えてみて下さい。