氷見市「定住・なりわいづくり支援センター(仮称)」 を経営する起業家

平成28年度
氷見市移住定住促進事業費
仕様書
氷見市「定住・なりわいづくり支援センター(仮称)」
を経営する起業家・事業者を募集します!
① 事業体制の提案から募集します:事業受託・起業創業・支店設置・SIB組成など
② 3階建ての予算を活用できます:総額1186万円(上限・税込み)
(1)基盤構築費(人件費・事務所費等):
528万円(H28年度(6ヶ月))※
(2)事業費(暮らしツアー・小さな仕事づくり塾等):556万円(H28年度(6ヶ月))※
(3)成果報酬(空き家登録・移住者等):
(例)102万円(H28年度(6ヶ月))※
※ (1)と(2)の配分は任意に設定できます。
評価委員会の審査を経て、H29年度以降も継続的に事業を実施できます。
(議会での予算成立が前提となります。通年(12ヶ月分)の予算として計上する予定です)
③ 各種の支援体制を用意しています
・市の職員(1名)が連携して活動し、市役所が全面的に支援します。
・移住を促進する各種の補助金を用意しています。
・総合ディレクター(津屋崎ブランチ:山口覚 氏)がともに活動します。
・地方創生アドバイザー(高野誠鮮 氏)や地域おこし協力隊(15名)等が支援します。
④ 氷見市の関係団体等との連携を期待します
(氷見市の個人・団体等の応募も期待します)
氷見市 市長政策・都市経営戦略部
商工業・しごとづくり・IJUターン応援課
氷見市移住定住促進事業
<ねらい>
氷見市において「定住・なりわいづくり支援センター(仮称) 」を経営する意欲を
持つ起業家・事業者等と、本事業に賛同する市民や関係団体、氷見市役所等が
連携しながら、氷見市を訪れる「きっかけづくり」から、氷見市での「暮らし」
「なりわいづくり」「移住支援」「定着支援」などを一貫して行うことで、
氷見市への移住定住の促進を図ります。
<事業期間>
契約締結日から平成29年3月31日まで
※ 評価委員会の審査を経て、H29年度以降も継続的に事業を実施できます。
(議会での予算成立が前提となります)
<事業内容>
次の各号(①~⑩)について、企画・準備・調整の上、運営・実施することを
委託します。詳細は、企画提案をもとに、市と受託者が協議をして決定をします。
※企画に際して、「氷見市まち・ひと・しごと創生総合戦略」の内容を踏まえた提案を行うこと。
◇氷見市まち・ひと・しごと創生総合戦略のホームページ
http://www.city.himi.toyama.jp/hp/shisei/node_163/node_26439
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<事業内容(つづき)>
(1) 基盤構築
① 事業体制の構築
・成果を出すために効果的な事業体制を構築して下さい。
・複数の事業者等が連携して事業に取り組むことも可能です。
・氷見市内に事務所を設置すること、本業務の実施に従事する方を3名以上配置すること
が必要です。
※ 提案書にて、事業体制、現状や準備状況、事業推進に関わる組織図と役割分担等を明記すること。
業務担当者が資格を持っている場合はその旨を提案書に記載すること。
② 氷見市における関係団体等との連携
・本事業に賛同する市民や氷見市観光協会、氷見商工会議所、空き家活用推進協議会等、
関係する団体と連携した活動を行って下さい。
※ 氷見市の個人・団体等による応募や、団体等との連携体制を構築することも可能です。
(2) 事業実施
③ 訪問や移住・定住を誘発する情報発信
・氷見市に移住する可能性がある方(特に20~40代)を念頭に、氷見市での「暮らし」
「なりわいづくり」「子育て」「移住支援」「定着支援」等の魅力をアピールし、
氷見市への訪問や移住・定住を促すきっかけとなる情報発信を行って下さい。
・例えば、移住定住の専用サイトにて、コンテンツの作成と変更を高頻度で行うことで、
日常的な魅力が伝わりやすくすることや、移住定住者向けのチラシ等を作成し、
魅力的な情報発信を行うことで、氷見市への訪問や移住をするキッカケとなること
を期待しています。
※ 提案書にて、具体的な取組みや手法、サイト等の更新頻度、コンテンツ構成や例、配布方法など
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を記載すること。
④ 首都圏等における、氷見市への訪問・移住のきっかけづくり
・氷見市への移住を考える首都圏等在住者(特に20~40代)を対象に、氷見市の様々な
魅力をアピールし、氷見市への訪問や移住・定住を促すことを実施して下さい。
※ 提案書にて、具体的な取組みや手法、実施内容や例示などを記載すること。
⑤ 「暮らし体感ツアー(仮称)」の企画・実施
・主に、移住希望者を対象に、氷見市の魅力を感じながら、氷見市での暮らしや仕事の
イメージを持ってもらう「暮らし体感ツアー(仮称)」を企画・実施して下さい。
・ツアーは1泊2日以上として、期間中に3回以上開催し、年間60人以上の参加者を目標
に開催して下さい。開催日は土日などの、多くの方が参加しやすい日程として下さい。
また、食事や宿泊場所等は、氷見市の魅力を感じられるように工夫をして下さい。
・企画ごとに、参加者へのアンケート調査等を実施して、適宜、改善をして下さい。
※ アンケートの内容は事前に市と協議し、その結果も共有するようにして下さい。
・必要に応じて、参加者から参加料を徴収してもかまいません。
・ツアーを実施する前には、適宜、氷見市に相談の上、氷見市観光協会や富山県高岡厚生
センター氷見支所等と協議することを想定しています。
※ 提案書にて、想定される実施内容や手法、頻度などを記載すること。
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⑥「空き家情報バンク」のWebサイト企画提案、コンテンツ作成、移住支援
・定住希望者にとって魅力的な「空き家情報バンク」のWebサイトを提案して下さい。
(新たなシステム構築などが必要な場合は、別途協議をすることとします)
・「空き家情報バンク」に登録する物件を調査し、想定されるライフスタイル等を念頭に、
移住希望者にとって魅力的なコンテンツを作成し、適宜更新をしながら、Webサイト等
にて情報発信をして下さい。
・空き家の所有者に対して、空き家を利活用する働きかけをすることや、空き家の改修等
に関する情報提供を行うこと、空き家活用推進協議会等と連携した空き家診断を実施
することなどを通じて、「空き家情報バンク」への登録を促進して下さい。
・移住希望者の問い合わせに対応することや、移住希望者を不動産会社に繋ぐことなどを
通じて、総合的に移住を支援して下さい。
※ 提案書にて、「空き家情報バンク」のWebサイトの提案、空き家情報のコンテンツ例、空き家情報
バンクへの登録促進方法、移住希望者への総合的な支援体制などを記載すること。
⑦ なりわいづくり支援
・移住にあたり重要な条件である「働く場の確保」について、氷見市の雇用受入状況や
求人情報等を収集し、移住希望者への情報提供を行って下さい。
・地方で起業や事業を行いたいと考えている方に、氷見市での可能性を紹介することを
行って下さい。
・津屋崎(福岡県福津市)の「プチ起業塾(1コース3回開講)」をモデルに「氷見市
小さな仕事づくり塾(仮称)」を開催して下さい。また、受講生が企画した内容の実施
サポートを行って下さい。
※ 提案書にて、想定される実施内容や手法、頻度などを記載すること。
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⑧ 移住者の定着支援
・移住者が定着しやすくなるよう、移住後の不安を解消する各種支援を行って下さい.。
(例:地域のコミュニティとの調整)
⑨ 氷見市への移住・定住に関連する情報の調査
・氷見市への訪問・移住・定住に資する情報を調査し、関係団体や市に提供して下さい。
⑩ 事業提案
・氷見市での移住定住の促進に効果のある事業等の提案があれば、提案して下さい。
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<経費の考え方(H28年度(6ヶ月))>
総
額
1
1
8
6
万
円
(
上
限
)
(3)成果報酬※1
102万円※2
成果の報告に対して支出
(2)事業費
556万円
訪問・移住・定住を促進する事業費
(1)基盤構築費
人件費・事務所費等
528万円
・移住者
・空き家の登録
・空き家の成約
・暮らし体感ツアー実施
・情報発信
・提案事業
など
・人件費3人分
・事務所家賃
・光熱水費
など
上記は税込み。(1)と(2)の配分は任意に設定できます。
評価委員会の審査を経て、H29年度以降も継続的に事業を実施できます。
(議会での予算成立が前提となります。通年(12ヶ月分)の予算として計上する予定です)
※1 ・移住者数(1人につき)
移住したとき 5万円(税別)
移住1年後 20万円(税別)
・空き家情報バンクへの登録物件
1件につき
2万円(税別)
・空き家情報バンクからの成約件数 1件につき
5万円(税別)
(* 移住の効果額-経費をもとに積算したものを根拠としています。)
※2
移住者10人・空き家登録10棟・成約5棟の場合
(* 初年度のため「移住1年後」は計上していません)
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<求める成果(平成28年度)>
・移住者:年間10人以上
※ 本事業を通じて移住した方のみを対象とします。
(所定の提出書類をもとに評価委員会が審査をします。例えば、転勤等であらかじめ移住が
決まっている方はカウントしません)
※ 提案書にて、ターゲットとして想定する移住者像などを記載すること。
・空き家情報バンクの物件登録数:年間10棟以上
※ 本事業を通じて、魅力的なコンテンツ作成や登録支援等を行った物件を対象とします。
(所定の提出書類をもとに評価委員会が審査をします)
・空き家情報バンクからの成約数:年間5棟以上
※ 本事業を通じて、総合的に支援し、成約された物件対象とします。
(所定の提出書類をもとに評価委員会が審査をします)
※
平成29年度以降は「移住者の1年後の定着状況」の報告も求めます。
(所定の提出書類をもとに評価委員会が審査をします)
<成果品>
毎月末:
(1)事業内容に関する実施報告書
事業完了時:(3)実績報告書 (4)事業完了届
随時:
(5)提案書
(2)翌月以降の事業計画書
※ 記載内容やフォーマット等は、適宜、指定します。
(1)(2)は毎月開催される評価委員会で検証します。
何らかの提案等がある場合は、適宜、(5)の提案書を提出して下さい。
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<その他>
・契約に関わる詳細等については、別紙の契約書約款を確認して下さい。
・業務履行にあたり疑義が生じた事項やこの仕様書に定めのない事項については、
氷見市と受託者で協議の上決定するものとします。
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(参考)事業推進のイメージ
氷見市
まちづくりバンク
委託
・支援
観光業
地方創生アドバイザー
地域おこし協力隊
総合
ディレクター
事業者
代表者
不動産業
協力・連携
助言
商工業
事務局スタッフ
評価委員会
毎月開催
進捗度を評価
自治会・
地域住民
※氷見市内に事務所を設置。
本業務に従事する方は3名以上。
その他
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(参考)訪問・移住・定住を支援する好循環
移住者による
魅力発信・移住定着支援
交流による
IJターンの
きっかけづくり
イメージ戦略、
暮らしの体感ツアー
↓
夢や希望の実感
IJターン希望者への
IJターン後の
移住支援
定着支援
空き家提供、
なりわいづくり
↓
夢が叶う
定住
不安解消
定着支援
↓
積極的な市民として活動
小さな観光 小さな不動産業 新しいなりわいづくり
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(参考)住まい・移住等に関する補助制度
氷見市では平成28年度より、住まい・移住に関する補助制度を拡充いたしました。新婚世帯・子育て世帯・新しく氷見
で医療介護人材として働く人・移住前から氷見市内の事業所で働いている人などへの補助が手厚くなりました。
住宅を新築又は取得された方
(定住マイホーム取得支援補助金)
転入者
市内に住む
40歳未満の方
・基本補助
60万円
30万円
・子育て世帯
・新婚世帯
20万円
20万円
・20歳代
・転入前から氷見市で就業
・医療看護人材
20万円
─
100万円
50万円
要件
最大
さら
に
三世代同居・近居奨励補助
金(※1)に該当した場合…
医療介護人材 転入者であって、転入後に看護師または介護職として市内の事業所に従事するこ
とになった人がいる世帯
新築住宅取得の場合は、取得費用の1/10以内
中古住宅取得の場合は、取得費用の1/2以内
計 最大130万円《80万円》
その他の補助金
(定住促進賃貸住宅家賃補助金)
市外からの転入者
要件
子育て世帯 中学生以下の子どもと同居している世帯
新婚世帯 婚姻した日から1年以内の夫婦がいる世帯
最高30万円
住宅を賃貸される方
□対象者
転入者 市内に転入した日以後1年を経過していないものであって、当該転入した日直前1年間に
市内に居住していなかった方
補助額(2年間)
①
・氷見市空き家情報バンクを利用し、住宅を
賃貸する方
2万円/月
②
・子育て世帯
1万円/月
③
・20歳代
・転入前から氷見市で就業
・医療介護人材
1万円/月
最大4万円/月
・月額家賃の支払い額を補助額の限度とします。
・要件の定義は、上記「定住マイホーム取得支援補助金」をご覧ください。
□三世代同居・近居奨励補助金(※1)
三世代での同居・近居のために住宅の取得またはリフォームを
した者に補助金を交付します。
・取得(同居)30万円 (近居)10万円 リフォーム(最大50万円)
□住宅リフォーム支援補助金
「空き家情報バンク」の物件を購入し、リフォームした者に補助
金を交付します。 (最大50万円)
□移住世帯生活応援金
子育て世帯などの一定の条件を満たす転入者に、1世帯あたり
10万円を交付します。