0 小児科専攻医 平成 29 年度 募集要項 さいたま市立病院 SAITAMA CITY HOSPITAL 小児科専門研修プログラム PEDIATRICS 1 はじめに さいたま市立病院は、人口 126 万人、小児人口 17 万人の政令指定都市さい たま市の唯一の公的医療機関であり、小児科医 17 名と小児外科医 3 名で 47 床の小児病棟および NICU12 床・GCU18 床の周産期母子医療センターを運用し ています。1次から 2 次、時には CPA 患者までの救急患者を受け入れる体制 も有しているため、小児科医として欠くことのできない救急疾患の対応、急 性疾患の管理を十分に研修できる施設です。埼玉県の小児人口当たりの医師 数は 47 都道府県で 46 番目ですが、その分、救急疾患対応や慢性疾患の初期 対応をすべての領域にわたり十分に経験でき、埼玉県総合医局機構による後 期研修医(専攻医)支援制度も利用できます。本プログラム終了後の Subspecialty 領域研修も含めたキャリアアップ、スキルアップは、埼玉県内 の小児科基幹施設群で、都内を希望する場合には連携・関連施設でも円滑に 継続できます。 本プログラムの目標は、小児科専門医資格、すなわち、日本小児科学会発 行の小児科専門研修手帳に挙げられている小児科総合臨床医として基礎とな る知識・技術および臨床医のバックボーンとなる思考過程を習得することで す。加えて、患者、患者家族、指導医との交流から、小児科医としてのモチ ベーションの基盤である“忙しいが楽しい”を実感し体得することです。 後期研修医は宝物です。難しい症例を前にして、後期研修医は、経験が少 ないので教科書を丹念に読む。指導医は、教科書を離れて今迄の経験、蓄積 された知識で対応しようとし、時には教科書に一行で記載してある仔細であ るが重要なポイントを見逃し、診断から遠ざかることがあります。後期研修 医と指導医の切磋琢磨の関係がここにあり、後期研修医は医療の質を担保す る病院の宝物です。 2016 年 6 月 22 日 さいたま市立病院 佐藤清二 小児科部長 周産期母子医療センター長 2 さいたま市立病院小児科専門研修プログラム 1.概要 1 年次:当院小児科と新生児内科で基本的知識および手技を習得する。 2 年次:9 か月は 3 か月を1単位とする選択期間であり希望する連携施設で、 3 か月は新生児で研修する。 3 年次:当院小児科で研修する。 4月 1 年次 2 年次 3 年次 10 月 1月 小児科1 新生児1 連携・協力施設研修(選択期間)・新生児2 小児科3 *小児科1:指導医とペアを組み、小児科外来、救急外来、小児病棟(西2F) で研修開始。診察した外来症例は診療後にカルテカンファレンスを実施。病 棟症例は週 2 回(火、金)の回診で詳細に検討。副当直として小児科当直に 参加。当直の独立。 *新生児1,2 :当院周産期母子医療センター新生児内科で新生児周産期医 療研修。 *連携・協力施設研修:連携施設である国立病院機構埼玉病院(和光市) 、慶 應義塾大学病院(東京新宿区)、協力施設である地域振興小児科(秩父市立病 院、熊谷総合病院、行田総合病院での地域総合医療)、光の家療育センター(重 症心身障碍児医療) 、独協越谷病院心の健康センター(児童精神保健)での選 択研修も可。施設、期間については個別に検討。 *小児科3:後期研修の総括。後期研修終了後の subspecialty の選択、進路 の相談・決定。小児科専門医受験準備。 **地方会での発表、小児科学会・分科会での発表、学術雑誌への投稿が必 須である。 3 2.特徴 小児病棟(47 床)および新生児病棟(NICU12 床、GCU18 床)での研修が中 心になる。研修教育の中心となる小児科専門医は小児病棟に 7 名、新生児病 棟に7名(新生児専門医4名)と多く、多様な領域の専門医がおり、小児科 総合医としての研修のみならず、各専門領域の診療知識・技術を学ぶ機会も 多い。救急受診者数も年間約 2300 件あり、小児医療の一つの柱である救急医 療も充分に研修できる。小児外科医も3名おり、年間手術数も 400 例を超え ており、小児外科疾患を学ぶ機会にも事欠かない。 外来も、週 3 コマは担当する。午前の 2 コマで急性疾患の、午後の 1 コマ で慢性疾患の加療、経過観察を行う。常に 2~3 名の上級医が外来におり、気 軽に質問できる環境にある。また、経験した外来症例のカンファレンスを毎 週金曜日の午後に行っている。 3.待遇 病院から支給される給与は、年収として凡そ 1300 万円である(時間外、当 直料、住宅手当含) 。希望があれば、埼玉県の研修資金(月額 20 万)も受給 できる。研修資金の返済は、後期研修医終了後に受給期間の 1.5 倍の期間を 埼玉県内で勤務すれば免除される。 4.Subspecialty 研修(小児科研修終了後) 当院小児科では、アレルギー専門医と新生児専門医の研修が可能である。 その他の subspecialty 研修を希望する場合は、県内および県外の施設を紹介 する。 因みに、小児科関連の全ての subspecialty 研修が埼玉県で可能である。 5.募集 募集人員:3 名。 応募期間:2016 年 8 月 15 日から 9 月 30 日 選考日時:10 月 1 日から 15 日の間に行う。詳細は後日に発表する。 選考方法:書類審査・面接で行う。 4 ご質問・見学のお申し込み さいたま市立病院庶務課 田島正信 〒336-8522 さいたま市緑区三室 2460 TEL: 048-873-4217(直通) 048-873-4111(病院代表)(内線 3235) E-mail: [email protected] *正式の応募に先立って、一度連絡をいただき、見学に来られることを強く お勧めいたします。 さいたま市立病院 は都心から 1 時間 圏内で、自然が一杯 です。
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