情報提供資料 米国ハイイールド債の投資環境 2016年8月8日 7月の米国ハイイールド債市場は上昇 7月の米国ハイイールド債市場は、月前半に米国雇用統計が市場予想を上回ったことを受けてリスク回避 姿勢が後退し、対米国国債スプレッドの縮小を伴いながら上昇しました。その後も高値圏で推移しました。 エネルギーセクターについては、原油価格の下落を背景に月後半にかけて軟調に推移しました。 米国ハイイールド債の 対米国国債スプレッド*の推移 米国ハイイールド債の月間騰落率の推移 (%) 5 (%) (15年8月~16年7月・月次) (15年7月末~16年7月末・日次) 10 4 9 3 8 2 7 1 6 0 -1 5 -2 4 -3 15/8 15/10 15/12 16/2 16/4 16/6 (年/月) 5.54 3 15/7/31 15/10/31 16/1/31 16/4/30 (年/月/日) *対米国国債スプレッドはOAS(オプション・アジャステッド・ス プレッド)。繰上償還を考慮した米国国債との利回り格差のこと。 7月の米国ハイイールド債主要5業種の値動きは、通信3.70%、サービス3.01%、メディア2.66%、ヘル スケア2.05%、エネルギー0.70%と上昇しました。 米国ハイイールド債の業種別の推移 (15年7月末~16年7月末・日次) 110 100 90 80 米国ハイイールド債の業種別構成比率 その他金融 公益事業 その他 銀行・ 3.8 メディア 貯蓄金融機関 サービス 4.1 通信 ヘルスケア 電機・ エネルギー テクノロジー 5.4 3.0 60 15/10/31 16/1/31 サービス※1 11.2 生活必需品※4 6.1 (2015年7月末=100として指数化) 50 15/7/31 16/4/30 (年/月/日) * セ ク タ ー 別 の イ ン デ ッ ク ス : BofA メ リ ル リ ン チ ・ US ・ キャッシュ・ペイ・ハイイールド・インデックスのセクター 別インデックス (%) エネルギー 13.9 消費財※5 5.9 70 (16年7月末) 2.1 メディア 10.9 資本財※3 7.4 ヘルスケア 素材※2 7.7 通信 9.8 8.6 出所:BofAメリルリンチ(使用許諾済)およびブルームバーグが提供するデータを基にみずほ投信投資顧問が作成。 ※1 サービス:ホテル・カジノ・空運等、 ※2 素材:化学・鉱業・紙等、 ※3 資本財:航空宇宙・機械等、※4 生活必需品:食品・薬・タバコ等、 ※5 消費財:アパレル・自動車等 ※業種別構成比率は、小数第2位を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合があります。 ※使用した指数はP.5「本資料で使用している指数について」をご参照ください。 ※上記グラフは、将来における米国ハイイールド債の対米国国債スプレッド等を示唆、保証するものではありません。 本資料は、みずほ投信投資顧問(以下、当社といいます。)が投資家の皆さまに情報提供を行う目的で作成したものであり、投資勧誘を目的に作成さ れたものではありません。本資料は法令に基づく開示書類ではありません。本資料の作成にあたり、当社は情報の正確性等について細心の注意を払っ ておりますが、その正確性、完全性を保証するものではありません。本資料に記載した当社の見通し、予測、予想、意見等(以下、見通し等)は、本 資料の作成日現在のものであり、今後予告なしに変更されることがあります。また、本資料に記載した当社の見通し等は、将来の景気や株価等の動き を保証するものではありません。 1/5 今後の見通し 米国経済は、緩やかな拡大基調を維持するとみている一方、商品市場や株式市場の低迷に伴う リスク回避的な市場環境や企業の負債比率、エネルギーセクターを中心としたデフォルト率の 上昇などには、留意が必要であると考えます。中長期的には、相対的に高い利回りを求める投 資家需要が一定程度見込まれ、底堅く推移すると予想します。 プラス要因 ・米国景気の改善 ・相対的に高い利回り水準 マイナス要因 ・世界的な商品市場および株式市場の低迷 ・市場環境がリスク回避的となること ・企業の負債比率や債務不履行(デフォルト)率の上昇 各資産のパフォーマンスの推移と騰落率 (13年7月末~16年7月末・月次) 180 米国ハイイールド債 米国株式 160 1ヵ月 6ヵ月 1年 米国ハイ イールド債 2.5% 13.8% 4.9% 米国株式 3.7% 13.3% 5.6% 米国国債 0.4% 3.8% 6.1% 米国国債 140 137.3 120 113.7 112.6 100 (2013年7月末=100として指数化) 80 13/7 14/1 14/7 15/1 15/7 16/1 16/7 (年/月) 主な債券との利回り比較 10 (16年7月末) (%) 6.99 8 5.17 6 4 2 1.45 1.87 米国 10年国債 豪州 10年国債 2.79 0 -0.19 -2 日本 10年国債 米国 投資適格債 新興国国債 (米ドル建て) 米国 ハイイールド債 出所:ブルームバーグ、BofAメリルリンチ(使用許諾済)、JPモルガンが提供するデータを基にみずほ投信投資顧問が作成。 ※使用した指数はP.5「本資料で使用している指数について」をご参照ください。 ※上記グラフは、将来における各資産のパフォーマンスの推移と騰落率等を示唆、保証するものではありません。 本資料は、みずほ投信投資顧問(以下、当社といいます。)が投資家の皆さまに情報提供を行う目的で作成したものであり、投資勧誘を目的に作成さ れたものではありません。本資料は法令に基づく開示書類ではありません。本資料の作成にあたり、当社は情報の正確性等について細心の注意を払っ ておりますが、その正確性、完全性を保証するものではありません。本資料に記載した当社の見通し、予測、予想、意見等(以下、見通し等)は、本 資料の作成日現在のものであり、今後予告なしに変更されることがあります。また、本資料に記載した当社の見通し等は、将来の景気や株価等の動き を保証するものではありません。 2/5 米国ハイイールド債、米国10年国債利回りおよび対米国国債スプレッドの推移 12 (%) (11年7月末~16年7月末・月次) 対米国国債スプレッド 米国ハイイールド債 米国10年国債 10 8 米国ハイイールド債 (平均)7.1% 対米国国債 スプレッド(平均)5.4% 6 4 2 0 11/7 12/7 13/7 14/7 15/7 16/7 (年/月) 米国ハイイールド債のデフォルト率*の推移 5 (%) (11年7月~16年7月・月次) デフォルト率 4 4.5 平均 3 2.4 2 1 0 11/7 12/7 13/7 14/7 15/7 16/7 (年/月) *デフォルト率は過去12ヵ月間に米国ハイイールド債市場においてデフォルトした銘柄数の割合を発行体ベースで算出したもの。 米ドルの対円為替レートの推移 130 (11年7月末~16年7月末・月次) (円) 120 110 102.07 円 100 90 80 70 11/7 12/7 13/7 14/7 15/7 16/7 (年/月) 出所:ブルームバーグ、BofAメリルリンチ(使用許諾済)、JPモルガンが提供するデータを基にみずほ投信投資顧問が作成。 ※使用した指数はP.5「本資料で使用している指数について」をご参照ください。 ※上記グラフは、将来における米国ハイイールド債、米国10年国債利回りおよび対米国国債スプレッドの推移等を示唆、保証するものではありません。 本資料は、みずほ投信投資顧問(以下、当社といいます。)が投資家の皆さまに情報提供を行う目的で作成したものであり、投資勧誘を目的に作成さ れたものではありません。本資料は法令に基づく開示書類ではありません。本資料の作成にあたり、当社は情報の正確性等について細心の注意を払っ ておりますが、その正確性、完全性を保証するものではありません。本資料に記載した当社の見通し、予測、予想、意見等(以下、見通し等)は、本 資料の作成日現在のものであり、今後予告なしに変更されることがあります。また、本資料に記載した当社の見通し等は、将来の景気や株価等の動き を保証するものではありません。 3/5 米国経済 企業の生産活動および労働市場は回復基調 7月のISM製造業景況指数は、前月から0.6ポイント低下の52.6と市場予想を下回ったものの、生 産指数は前月から0.7ポイント上昇の55.4に上昇するなど、生産活動の加速を示唆する内容でした。 なお、ISM非製造業景況指数は、前月から1.0ポイント低下の55.5となりました。 7月の雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比25.5万人増と市場予想を大幅に上回る伸びとなり ましたが、失業率は前月比横ばいの4.9%でした。 米国では、雇用所得環境がおおむね良好で、個人消費や住宅市場などは順調に推移しています。ま た、海外景気安定化や在庫調整一巡を受け、製造業活動にも回復の兆しが見え始めました。一方、 原油安による鉱業部門の低迷が設備投資を中心に景気を下押ししているため、2016年は2%前後 の経済成長にとどまる見通しです。 雇用統計 ISM景況指数 (13年7月~16年7月・月次) 62 60 (%) 9 ISM非製造業 56 (前月比、 千人) 500 失業率(左軸) 8 58 (13年7月~16年7月・月次) 400 7 300 6 200 54 52 50 100 5 ISM製造業 48 46 13/7 非農業部門雇用者数変化(右軸) 4 14/7 15/7 16/7 (年/月) 13/7 14/7 15/7 0 16/7 (年/月) 出所:ブルームバーグが提供するデータを基にみずほ投信投資顧問が作成。 ※上記グラフは、将来におけるISM景況指数および雇用統計の推移を示唆、保証するものではありません。 米国の主な経済指標・イベント 経済指標・イベント 8/12(金) 小売売上高 経済指標・イベント 8/30(火) S&P/ケース・シラー住宅価格指数 12(金) ミシガン大学消費者信頼感指数 16(火) 住宅着工許可件数 16(火) 消費者物価指数 1(木) 自動車販売台数 16(火) 鉱工業生産 2(金) 貿易収支 23(火) 新築住宅販売件数 2(金) 雇用統計 24(水) 中古住宅販売件数 6(火) ISM非製造業景況指数 25(木) 耐久財受注 7(水) 地区連銀経済報告(ベージュブック) 26(金) 4-6月期GDP改訂値 30(火) 9/1(木) コンファレンスボード消費者信頼感指数 ISM製造業景況指数 出所:各種資料を基にみずほ投信投資顧問が作成。 ※上記表は作成日時点のものであり、予告なく変更されることがあります。 本資料は、みずほ投信投資顧問(以下、当社といいます。)が投資家の皆さまに情報提供を行う目的で作成したものであり、投資勧誘を目的に作成さ れたものではありません。本資料は法令に基づく開示書類ではありません。本資料の作成にあたり、当社は情報の正確性等について細心の注意を払っ ておりますが、その正確性、完全性を保証するものではありません。本資料に記載した当社の見通し、予測、予想、意見等(以下、見通し等)は、本 資料の作成日現在のものであり、今後予告なしに変更されることがあります。また、本資料に記載した当社の見通し等は、将来の景気や株価等の動き を保証するものではありません。 4/5 本資料で使用している指数について ■米国ハイイールド債:BofAメリルリンチ・US・キャッシュ・ペイ・ハイイールド・インデックス ■米国株式:S&P500指数(配当込み) ■米国国債:BofAメリルリンチ・US・トレジャリー・インデックス ■米国投資適格債:BofAメリルリンチ・US・コーポレート・インデックス ■新興国国債(米ドル建て):JPモルガン・エマージング・マーケット・ボンド・インデックス・グローバル・ダイバーシファイド ※BofAメリルリンチは同社の配信するインデックスデータを現状有姿のものとして提供し、関連データを含めて、その適合性、 品質、正確性、適時性、完全性を保証せず、またその使用においていかなる責任も負いません。またみずほ投信投資顧問㈱およ びそのサービスや商品について、推奨、後援、保証するものではありません。 ※JPモルガン・エマージング・マーケット・ボンド・インデックス・グローバル・ダイバーシファイドは、JPモルガン社が公表してい る指数です。同指数に対する著作権、知的所有権その他一切の権利はJPモルガン社に帰属します。またJPモルガン社は、同 指数の内容を変更する権利および公表を停止する権利を有しています。 [投資信託のお申込みに際しての一般的な留意事項] ●投資信託に係るリスクについて 投資信託は、主として国内外の株式、公社債および不動産投資信託証券(リート)などの値動きのある証券等(外貨 建資産に投資する場合には為替変動リスクもあります。)に投資しますので、ファンドの基準価額は変動します。し たがって、投資者の皆さまの投資元金は保証されているものではなく、基準価額の下落により、損失を被り、投資元 金を大きく割り込むことがあります。ファンドの運用による損益はすべて投資者の皆さまに帰属します。また、投資 信託は預貯金と異なります。 投資信託は、個別の投資信託ごとに投資対象資産の種類や投資制限、取引市場、投資対象国等が異なることから、リ スクの内容や性質が異なりますので、お申込みの際は投資信託説明書(交付目論見書)を必ずお読みください。 ●投資信託に係る費用について みずほ投信投資顧問株式会社が運用する投資信託については、ご投資いただくお客さまに以下の費用をご負担いただ きます。 ■直接ご負担いただく費用 購入時手数料 : 上限3.78%(税抜3.50%) 換金時手数料 : 換金の価額の水準等により変動する場合があるため、あらかじめ上限の料率等を示すこと ができません。 信託財産留保額 : 上限0.5% ■投資信託の保有期間中に間接的にご負担いただく費用 運用管理費用(信託報酬)※ :上限 年2.16%(税抜2.00%) ※上記は基本的な料率の状況を示したものであり、成功報酬制を採用するファンドについては、成功報酬額の 加算によってご負担いただく費用が上記の上限を超過する場合があります。成功報酬額は基準価額の水準等 により変動するため、あらかじめ上限の額等を示すことができません。 ■その他の費用 上記以外に保有期間等に応じてご負担いただく費用があります。投資信託説明書(交付目論見書)等でご確認 ください。 ●投資信託は、預金商品、保険商品ではなく、預金保険、保険契約者保護機構の保護の対象ではありません。登録金融 機関が取り扱う投資信託は、投資者保護基金の対象ではありません。投資信託の設定・運用は、投資信託委託会社が 行います。 《ご注意》 上記に記載しているリスクや費用の項目につきましては、一般的な投資信託を想定しております。費用の料率につき ましては、みずほ投信投資顧問株式会社が運用するすべての公募投資信託のうち、ご負担いただくそれぞれの費用に おける最高の料率を記載しております。 投資信託をお申込みの際は、販売会社から投資信託説明書(交付目論見書)をあらかじめ、または同時にお渡しいた しますので、必ずお受け取りになり、投資信託説明書(交付目論見書)の内容をよくお読みいただきご確認のうえ、 お客さまご自身が投資に関してご判断ください。 商 号 等/ みずほ投信投資顧問株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第398号 加入協会/ 一般社団法人投資信託協会、一般社団法人日本投資顧問業協会 本資料は、みずほ投信投資顧問(以下、当社といいます。)が投資家の皆さまに情報提供を行う目的で作成したものであり、投資勧誘を目的に作成さ れたものではありません。本資料は法令に基づく開示書類ではありません。本資料の作成にあたり、当社は情報の正確性等について細心の注意を払っ ておりますが、その正確性、完全性を保証するものではありません。本資料に記載した当社の見通し、予測、予想、意見等(以下、見通し等)は、本 資料の作成日現在のものであり、今後予告なしに変更されることがあります。また、本資料に記載した当社の見通し等は、将来の景気や株価等の動き を保証するものではありません。 5/5
© Copyright 2025 ExpyDoc